説明

燃料電池

【課題】 触媒の有効利用率を向上させることができる燃料電池の提供。
【解決手段】 (1) セパレータのリブ34の縁35からのセル面内方向の距離に応じて連続的または段階的に触媒量を変化させた触媒層12、15を有する燃料電池。
(2) リブ34の縁35から離れるにつれ触媒量が減少する燃料電池。
(3) リブ34の縁35から離れるにつれ触媒量が増大する燃料電池。
(4) 電解質11と、リブとリブ間に形成されたガス流路を有するセパレータ18と、電解質に塗布された、触媒を含む触媒層12、15と、を有する燃料電池10であって、触媒は、セパレータのリブの縁からリブ内側に第1の距離隔たった位置とリブ外側に第2の距離隔たった位置との間の第1の領域R1 にある触媒量が、該第1の領域以外の第2の領域R2 にある触媒量よりも大とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池に関し、とくに燃料電池の触媒層に関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池はMEA(膜−電極接合体)をセパレータで挟んだものから形成される。MEAは電解質の表面に触媒層を設けたものを含む。MEAとセパレータの間にはガス拡散層が設けられる。セパレータにはMEAにガスを供給するガス流路が形成されている。ガス流路はセパレータのリブの間に形成される。
触媒層は、通常、セル発電領域にある電解質部分の全域に均一に触媒が塗布される。あるいは、特開2003−173785号公報に開示されているように、セパレータのガス流路に対向する電解質部分に触媒が塗布され、セパレータリブに対向する部位には触媒が塗布されずに、オン・オフ的塗布となっている。
【特許文献1】特開2003−173785号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の触媒が均一に塗布されるか、あるいは、触媒がオン・オフ的に塗布される燃料電池は、触媒塗布量分布がセル面内での発電特性を十分に考慮したものではないという課題があった。その結果、実際には発電に寄与しない触媒が多く存在し、触媒の有効利用率が低下していた。
本発明の目的は、触媒の有効利用率を向上させることができる燃料電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決する、そして上記目的を達成する、本発明はつぎのとおりである。
(1) セパレータのリブの縁からのセル面内方向の距離に応じて連続的または段階的に触媒量を変化させた触媒層を有する燃料電池。
(2) 前記リブの縁から離れるにつれ触媒量が減少する(1)記載の燃料電池。
(3) 前記リブの縁から離れるにつれ触媒量が増大する(1)記載の燃料電池。
(4) 電解質と、
リブとリブ間に形成されたガス流路を有するセパレータと、
前記電解質に塗布された、触媒を含む触媒層と、
を有する燃料電池であって、
前記触媒は、セパレータのリブの縁からリブ内側に第1の距離隔たった位置とリブ外側に第2の距離隔たった位置との間の第1の領域にある触媒量が、該第1の領域以外の第2の領域にある触媒量よりも大とされている(1)記載の燃料電池。
(5) 前記第1の領域には触媒が含まれ、前記第2の領域には触媒が含まれない(4)記載の燃料電池。
(6) 前記触媒層は、面内発電量分布にほぼ比例した量の触媒を含む(4)記載の燃料電池。
【発明の効果】
【0005】
発電領域において電解質膜の表面に触媒を均一に含む触媒層を塗布、形成した燃料電池を用いて、セル面内方向の発電量分布を測定したところ、図4に示す結果を得た。すなわち、発電量はセパレータのリブの縁に対応する触媒層部位で最大となり、リブの縁からセル面内方向にリブ外側およびリブ内側に離れるに従って下がる。このような発電量分布を示す理由は、リブの中央で、生成水の排出が阻害されて生成水によるガスの触媒への供給が阻害されて発電量が下がり、ガス流路の中央で、面圧が小さくなって電子の伝導が速やかに行われなくなって発電量が下がるからであると考えられる。
【0006】
上記(1)の燃料電池によれば、触媒量をセパレータのリブの縁からのセル面内方向の距離に応じて変化させたので、また発電量分布はリブの縁で最大でリブの縁から離れるに従って低下するので(図4)、セルの発電量分布と触媒量の変化とを対応させることができる。
上記(2)の燃料電池によれば、リブの縁から離れるにつれ触媒量が減少するので、発電量が大の部位で触媒量を多くし、発電量が小の部位で触媒量を少なくしたので、実際には発電に寄与しない触媒が少なくなり、触媒の有効利用率を向上させることができる。
上記(3)の燃料電池によれば、リブの縁から離れるにつれ触媒量が増大するので、発電量が小の部位で触媒量を多くしたので、発電量が小の部位での発電量の低下が抑制され、発電量がセル面内で均一化される。
上記(4)の燃料電池によれば、リブの縁を含む第1の領域の触媒量を、第1の領域以外の(リブの縁を含まない)第2の領域の触媒量より大としたので、実際には発電に寄与しない触媒が少なくなり、触媒の有効利用率を向上させることができる。
上記(5)の燃料電池によれば、第1の領域には触媒が含まれ、第2の領域には触媒が含まれないので、第2の領域をマスキングして第1の領域に触媒を塗布するなどの塗布方法を採用でき、触媒を第1の領域にのみ容易に塗布することができる。
上記(6)の燃料電池によれば、触媒層が、面内発電量分布にほぼ比例した量の触媒を含むので、触媒量分布を面内発電量分布に比例させることができ、触媒の有効利用率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、本発明の燃料電池を図1−図6を参照して説明する。
本発明が適用される燃料電池(セルともいう)は、たとえば固体高分子電解質型燃料電池10である。ただし、固体高分子電解質型燃料電池以外の燃料であってもよい。燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
【0008】
図2、図5、図6に示すように、固体高分子電解質型燃料電池10は、膜−電極接合体(MEA:Membrane-Electrode Assembly )19とセパレータ18とを重ね合わせて構成される。
膜−電極接合体19は、イオン交換膜からなる電解質11(膜状に構成されているので、以下、電解質膜ともいう)とこの電解質膜11の一面に配置された触媒層12からなる電極14(アノード、燃料極)および電解質膜11の他面に配置された触媒層15からなる電極17(カソード、空気極ともいう)とからなる。膜−電極接合体19とセパレータ18との間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層(ガス拡散層ともいう)13、16が設けられる。
膜−電極接合体19とセパレータ18を重ねてセル10を構成し、セル10を積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、エンドプレート22をセル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)に、ボルト・ナット25にて固定し、セル積層体にセル積層方向の締結荷重を付与して、燃料電池スタック23を構成する。
【0009】
セパレータ18には、発電領域51において、アノード14に燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路27が形成され、カソード17に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、セパレータ18にはガス流路27、28と反対側の面に冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26も形成されている。セパレータ18には、非発電領域52において、燃料ガスマニホールド30、酸化ガスマニホールド31、冷媒マニホールド29が形成されている。燃料ガスマニホールド30は燃料ガス流路27と連通しており、酸化ガスマニホールド31は酸化ガス流路28と連通しており、冷媒マニホールド29は冷媒流路26と連通している。
ガス流路27、28はセパレータ18のリブ(セパレータ18の凹凸面の凸部の部分)34間に形成されている。リブ34の頂面は拡散層13、16を押圧し、セパレータ18と電極14、17間の電流通路となる。リブ34は、図示例では、格子縞を形成するリブの場合を示したが、リブは格子縞を形成するリブに限るものではなく、ストレート流路やサーペンタイン流路を形成するリブでもよく、更には、直線状または曲線状に延びるリブを任意の長さで切断したリブでもよい。これらの何れのリブにも本発明を適用できる。
セパレータ18は、カーボンセパレータ、またはメタルセパレータ(メタルセパレータと樹脂フレームとの組み合わせである場合を含む)、または導電性樹脂セパレータからなる。
【0010】
各セル10の、アノード14では、水素を水素イオン(プロトン)と電子に変換する電離反応が行われ、水素イオンは電解質膜11中をカソード17側に移動し、カソード17では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層方向一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通して他端のセルのカソードにくる)から水が生成され、次式にしたがって発電が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
【0011】
各種流体(燃料ガス、酸化ガス、冷媒)は、互いに、かつ外部から、それぞれシールされる。各セル10のMEA19を挟む2つのセパレータ18間は、第1のシール部材32によってシールされており、隣接するセル10同士の間は、第2のシール部材33によってシールされている。
第1のシール部材32は、たとえば接着剤シール(シール接着剤)からなり、第2のシール部材33は、たとえば、ゴムガスケットからなる。ただし、第1のシール部材32、第2のシール部材33とも、接着剤シール剤、またはゴムガスケットから構成されてもよい。
【0012】
発電領域51において、電解質膜11の表面には触媒層12、15が形成され、触媒層12、15は触媒を含む。
触媒層12、15は、触媒、カーボン、電解質を含む。
触媒は、Ptをはじめとする貴金属(一元系触媒)、その貴金属とCoやFe等との合金(二元系、三元系等を含む多元系)を用いる。ただし、貴金属以外の金属やその合金を使用してもよい。
発電領域51における電解質膜11の表面に触媒を含む触媒層材料を塗布して触媒層12、15を形成する時、触媒層材料は、触媒を担持したカーボンの粉末状態、触媒を担持したカーボンの粉末を電解質樹脂に混合したコロイド状態、触媒を担持したカーボンの粉末を電解質樹脂とアルコール等の溶液に混合したインク状態、の何れかの状態にある。
狙った部位への触媒層材料の塗布方法には、触媒塗布不要部位をマスキングしてアプリケータやダイヘッドによる塗工、スプレー法などがある。また、静電塗工でもよい。
拡散層13、16は、触媒層12、15と一体に形成されてもよいし、あるいは、触媒層12、15とは別体に形成されてもよい。
【0013】
発電領域51において、電解質膜11に、触媒を均一に含む触媒層12、15を塗布、形成した燃料電池を用いて、セル面内方向の発電量分布を測定したところ、図4に示す結果を得た。すなわち、発電領域51において、触媒を均一に含む触媒層12、15を有する燃料電池では、発電量は、セパレータ18のリブ34の縁35に対応する触媒層部位で最大となり、リブ34の縁35から、セル面内方向に、リブ内側に向かって(A方向)、またはリブ外側に向かって(B方向)、離れるに従って低下する。このような発電量分布を示す理由は、リブ34の中央に対応する部位で、拡散層13、16および触媒層12、15からの生成水の排出が阻害されて、生成水によりガスの触媒への供給が阻害されて発電量が下がり、ガス流路27、28の中央で、セパレータ18と電極14、17間の面圧が小さくなって、セパレータ18と電極14、17間の接触部で、電子の伝導が速やかに行われなくなって発電量が下がるからであると考えられる。
【0014】
本発明では、セルの発電領域の発電特性の分布を考慮に入れて触媒が塗布される。触媒を塗布する領域、部位、量は、面内発電量分布、および/または、セパレータのガス流路パターン、および/または、発電条件(ガス流量、ガス加湿量など)により、異なる。
本発明では、触媒層12、15中の触媒量が、セパレータ18のリブ34の縁35からのセル面内方向(リブ内側に向かうA方向、および/または、リブ外側に向かうB方向)の距離に応じて、連続的または段階的に変化されている。
【0015】
触媒の塗布量の変化は、セパレータ18のリブ34の縁35からのセル面内方向(リブ内側に向かうA方向、および/または、リブ外側に向かうB方向)の距離に応じて、触媒量を連続的または段階的に減少させた場合と、触媒塗布量を連続的または段階的に増大させた場合の、何れであってもよい。
【0016】
図1〜図3の例では、本発明の燃料電池10は、リブ34間にガス流路27、28を形成したセパレータ18と、電解質面に塗布、形成された、触媒を含む触媒層12、15と、を有する。触媒は、セパレータ18のリブ34の縁35からリブ内側に第1の距離L1 隔たった位置とリブ外側に第2の距離L2 隔たった位置との間の第1の領域R1 にある触媒量が、該第1の領域R1 以外の第2の領域R2 にある触媒量よりも大とされている。
【0017】
たとえば、触媒層12、15の触媒は、セパレータ18のリブ34の縁35からリブ内側に向かって(A方向に)リブ幅Wの半分(W/2)以下の第1の距離L1 隔たった位置とリブ外側に向かって(B方向に)リブ外側にある流路27、28の幅Dの半分(D/2)以下の第2の距離L2 隔たった位置との間の領域である第1の領域R1 に、第1の領域R1 以外の領域である第2の領域R2 よりも多量に塗布されている。
【0018】
第1の領域R1 は、セパレータ18のリブ34の縁35からリブ内側に向かう領域部分とセパレータ18のリブ34の縁35からリブ外側に向かう領域部分との両方を含む。
第2の領域R2 は、触媒量が0であってもよい。
触媒量が0である領域では、触媒層として触媒を担持しないカーボン担体を塗布してもよいし、あるいは、触媒層がなく電解質膜11と拡散層13、16のみとしてもよい。
【0019】
触媒の塗布は、つぎの態様をとることができる。
(イ)段階的変化を伴う塗布
第1の領域R1 には触媒が多く含まれ、第2の領域R2 には触媒が第1の領域R1 より少なく含まれるか、または含まれない(触媒量が0)。
(ロ)連続的変化を伴う塗布
第1の領域R1 における触媒の塗布量は、面内発電量分布(たとえば、図4に示す分布)にほぼ比例して連続的に変化される。第2の領域R2 における触媒の塗布量は、0か、または面内発電量分布にほぼ比例して連続的に変化される。第2の領域R2 における触媒量は第1の領域R1 の触媒量より小である。
【0020】
触媒量をセパレータ18のリブ34の縁35からのセル面内方向の距離に応じて変化させた触媒層は、カソード17のみであってもよいし(その場合は、アノード14は従来通り触媒量一定)、アノード14のみであってもよいし(その場合は、カソード17は従来通り触媒量一定)、あるいはカソード17とアノード14の両方であってもよい。
【0021】
つぎに、本発明の作用、効果を説明する。
本発明では、触媒量をセパレータ18のリブ34の縁35からのセル面内方向の距離に応じた量としたので、また発電量分布がリブ34の縁35で最大でリブ34の縁35から離れるに従って低下するので(図4)、セルの発電量分布と触媒量とを対応させることができる。その結果、セルの発電量分布が大の部位で触媒量を多くし、効率よく発電を行うことができ、セルの発電量分布が小の部位で触媒量を少なくして、触媒の有効利用率を向上させ、低コスト化を可能とする。
【0022】
リブ34の縁35から離れるにつれ触媒量を減少させた場合は、発電量が大の部位で触媒量を多くし、発電量が小の部位で触媒量を少なくしたので、実際には発電に寄与しない触媒が少なくなり、触媒の有効利用率を向上させることができる。
【0023】
リブ34の縁35から離れるにつれ触媒量を増大させた場合は、発電量が小の部位で触媒量を多くしたので、発電量が小の部位での発電量の低下が抑制され、発電量がセル面内で均一化される。
【0024】
リブ34の縁35を含む第1の領域R1 の触媒量が、第1の領域R1 以外の第2の領域R2 の触媒量より大であるので、実際には発電に寄与しない触媒が少なくなり、触媒の有効利用率を向上させることができる。
第1の領域R1 には触媒が含まれ、第2の領域R2 には触媒が含まれない場合は、第2の領域R2 をマスキングして第1の領域R1 に触媒層材料を塗布するなどの塗装方法を採用でき、触媒層材料を第1の領域R1 にのみ容易に塗布することができる。
第1の領域R1 と第2の領域R2 に、面内発電量分布にほぼ比例して触媒が含まれる場合は、触媒量を面内発電量分布に比例させて最適化でき、触媒の有効利用率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の燃料電池のセパレータの正面図である。
【図2】本発明の燃料電池の、触媒層塗布、形成領域とリブとの関係を示す、MEAの正面図である。
【図3】図2のMEAを含むセルの断面図である。
【図4】触媒を均一に含むセルとその発電量分布図である。
【図5】本発明の燃料電池を含む燃料電池スタックの側面図である。
【図6】図5の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0026】
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質(電解質膜)
12、15 触媒層
13、16 拡散層
14 アノード
17 カソード
18 セパレータ
19 MEA
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 燃料電池スタック
24 締結部材(テンションプレート)
25 ボルト
26 冷媒流路(冷却水流路)
27 燃料ガス流路
28 酸化ガス流路
29 冷媒マニホールド
30 燃料ガスマニホールド
31 酸化ガスマニホールド
32 第1のシール部材
33 第2のシール部材
34 リブ
35 リブの縁
51 発電領域
52 非発電領域
1 第1の領域
2 第2の領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セパレータのリブの縁からのセル面内方向の距離に応じて連続的または段階的に触媒量を変化させた触媒層を有する燃料電池。
【請求項2】
前記リブの縁から離れるにつれ触媒量が減少する請求項1記載の燃料電池。
【請求項3】
前記リブの縁から離れるにつれ触媒量が増大する請求項1記載の燃料電池。
【請求項4】
電解質と、
リブとリブ間に形成されたガス流路を有するセパレータと、
前記電解質に塗布された、触媒を含む触媒層と、
を有する燃料電池であって、
前記触媒は、セパレータのリブの縁からリブ内側に第1の距離隔たった位置とリブ外側に第2の距離隔たった位置との間の第1の領域にある触媒量が、該第1の領域以外の第2の領域にある触媒量よりも大とされている請求項1記載の燃料電池。
【請求項5】
前記第1の領域には触媒が含まれ、前記第2の領域には触媒が含まれない請求項4記載の燃料電池。
【請求項6】
前記触媒層は、面内発電量分布にほぼ比例した量の触媒を含む請求項4記載の燃料電池。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−242415(P2007−242415A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−63163(P2006−63163)
【出願日】平成18年3月8日(2006.3.8)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】