説明

物品等の収容ケース

【課題】 コンパクトに包装、収納、運搬が行えると共に、家に持ち帰ってからは長大な意匠を再現して見せてその収容物を引き立てることが出来る、物品等の収容ケースを提供する。
【解決手段】 複数個のケースが連結部から折返し自在に連結されており、これ等のケースを連結部から折返した時にケースが互いに重り合って包装し易い形状に纒められるようにした。またケースを納めることが出来るスリーブの複数個が連結部から折返し自在に連結されており、これ等のスリーブを連結部から折返した時にケースを納めたスリーブが互いに重り合って包装し易い形状に纒められるようにした。また複数個のケースが互いに重り合って包装し易い形状に纒め得るように構成されており、ケースの重なり合いを解いた時に各々独立したケースを連結してこの状態を固定するための連結手段を備えたものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、長大な意匠を有するモデルを表した物品等の収容ケースでありながら、販売時にはコンパクトにして包装することが可能な新規な構造を備えている物品等の収容ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より菓子函に代表されるような物品等の収容ケースとしては直方体や立方体などの包装し易いものが多用されて来た。これに対して外観意匠に優れた紙函が各種提案されている。特開2004−314996は組み立てや分解を容易にしたハート型を呈する紙函に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−314996「組立式紙函」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
確かに特開2004−314996は外観意匠に優れてはいるが、複雑形状を呈する他の函体同様、直方体や立方体のものに比べて包装紙による包装が綺麗に出来ないと言う欠点を有する。
【0005】
一方東京タワーのような高い塔や、新幹線などの鉄道車両や東京駅の駅舎や世界を巡る豪華客船などのように縦や横に長い建造物をモデルにして、その全体を絵や写真で大きく表現した函体を作った場合には、見本として展示するのはよいとしても、この包装は技術的にも時間的にもコスト的にも困難であり、またこれを購入した人にとってはバッグへの収納や持ち運びが大変であると言う問題がある。従ってこれまでは縦や横に長過ぎる収容ケースと言うものは技術的には作れても現実的には売り場に置くことが出来なかったのである。
【0006】
そこでこの発明は、包装や収納・運搬を従来通りに行えるようにすると共に、家に持ち帰ってからは長大な意匠を有するタワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船を再現して見せて、その収容物を引き立てることが出来るような、そうした新規な構造を備えた物品等の収容ケースを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、複数個のケースが連結部から折り返し自在に連結されていると共に、これ等のケースを連結部から折り返した時に、ケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒められるように構成されていることを特徴とする、物品等の収容ケースとすることにより達成される。
【0008】
複数個のケースは連結部を有するも、折り返していない状態では縦方向や横方向に長大な状態であるから、ここに表されているタワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船などを長大なままに見せてインパクトを与えることが出来る。これに対して包装時には前記連結部から折り返すことによりケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒めることが出来る。従ってこの発明の収容ケースはコンパクトに纒められたほぼ直方体やほぼ立方体のものとなるため、包装を行ったり持ち運んだりすることが容易である。この纒められた状態が例えば台形状であっても包装には問題は殆どない。なお菓子の土産物などでは包装を行った状態で陳列展示されているが、このような陳列展示に際してもコンパクトである。なお収容ケースの収容物には土産の菓子や自動車の模型など任意であり、複数個のケースは収容ケースごとに収容物を違えるようにすることが可能である。
【0009】
また、ケースの重なり合いを解いて折り返していない状態に広げた時に、この広げた状態を安定させるための安定化手段を備えているものとしても良い。安定化手段としては、連結部から折り返されることを防ぐようなものであれば良い。例えば粘着シールによる固定や、前記連結部がない側に対しゴム紐を掛けることによって半固定を行うようにするのである。このようにしてタワーや鉄道車両や駅舍や豪華客船などを表現した収容ケースを、長大なまま安定して見せることが出来る。
【0010】
また、重なり合って一つに纒められたケースがこれを保護するスリーブに納められているものとしても良い。スリーブに納められた状態では、陳列展示や包装や持ち運びが容易であると共にスリーブが収容ケースを保護する役割を担う。
【0011】
また、重なり合って一つに纒められたケースが包装紙によって包装されて成るものとしても良い。包装された状態で陳列展示しておけば、販売時に包装紙による包装の手間を省くことが出来る。なおスリーブを用いる場合と同様であるが、展示用に折り返していない状態の長大なものを置いておけば、消費者には分かり易い。
【0012】
さて上記の課題は、複数個のケースの各々がケースを保護するスリーブに納められており、これ等のスリーブが連結部から折り返し自在に連結されていると共に、これ等のスリーブを連結部から折り返した時に、ケースを納めたスリーブが互いに重なり合って包装し易い形状に纒められるように構成されていることを特徴とする、物品等の収容ケースとすることにより達成される。
【0013】
各々のケースを納めたスリーブは、連結部から折り返していない状態では縦方向や横方向に長大である。従ってこの長大なスリーブにタワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船などを印刷するなどして長大なままに表すことが出来る。これに対して包装時には前記スリーブの連結部から折り返すことにより、ケースがスリーブごと互いに重なり合って包装し易い形状に纒まるのである。
【0014】
また、ケースを納めたスリーブの重なり合いを解いて広げた時に、この広げた状態を安定させるための安定化手段をケースまたはスリーブに備えているものとしても良い。後者では連結部から折り返されることを防ぐような安定化手段として、スリーブに対して、例えば上述した粘着シールによる固定やゴム紐を掛けることによる半固定を行うようにするのである。このようにしてタワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船などを表現した収容ケースを、長大なまま安定して見せることが出来る。
【0015】
次に上記の課題は、各々独立した複数個のケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒め得るように構成されていると共に、ケースの重なり合いを解いた時に、各々独立したケースを連結してこの状態を固定するための連結手段を備えていることを特徴とする、物品等の収容ケースとすることにより達成される。
【0016】
また上記課題は、各々独立していると共に各々がケースを保護するスリーブに納められた複数個のケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒め得るように構成されていると共に、ケースを納めたスリーブの重なり合いを解いた時に、各々独立しているスリーブを連結してこの状態を固定するための連結手段を備えていることを特徴とする、物品等の収容ケースとすることにより達成される。
【0017】
これ等は何れも上述した他の収容ケースとは異なり、折り返し自在に連結される連結部を備えてはおらず、ケースやスリーブの重なり合いを解いてから連結して固定するための連結手段を備えている。従って纒められて包装された状態では陳列展示や持ち運びなどに便利であり、包装を解いてからケース同士やスリーブ同士を連結手段で連結すれば、タワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船などを表現した収容ケースを長大なままスケール感たっぷりに、迫力いっぱいに見せることが出来るのである。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、包装や収納・運搬を従来通りに行うことが出来ると共に、家に持ち帰ってからはタワーや鉄道車両や駅舎や豪華客船のような長大な意匠を有するものをワイドに再現して見せて、その収容物を引き立てることが出来ると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】 第1実施形態の展示状態を示した斜視図である。
【図2】 同実施形態の重合状態の一部を切欠した説明図である。
【図3】 第2実施形態の重合状態を示した説明図である。
【図4】 第3実施形態の展示状態を示した説明図である。
【図5】 第4実施形態の重合状態を示した説明図である。
【図6】 第5実施形態の動作状態を示した斜視図である。
【図7】 第6実施形態の動作状態を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下ではこの発明の6種の実施形態を図面を参照しつつ説明するが、この発明はこれ等の実施形態にのみ限定されるものではなく、この発明の思想の範囲内に於いて自由に設計変更が可能である。
【0021】
第1実施形態
図1及び図2で表わしたこの実施形態の物品等の収容ケースは紙製の菓子函に関するものである。この菓子函1は中央の紙ケース11とその上下に位置させた前記紙ケース11の半分の大きさの紙ケース10,12とから成る(何れも奥行きは同一寸法である)。これ等の紙ケースはその一面側の隣合う端部で、連結部としての連結紙13によって折り返し自在に連結されている。図中で符号14は折り線を指している。図2で表すように、この連結紙13の折り線14から矢線で示す方向に折り返した時に、上下の紙ケース10,12が中央部分の紙ケース11に重なり合って都合良く包装し易い形状に纒まるように成っている。これは図1の長尺で包装し難いものとは対照的なものである。
【0022】
また上側の紙ケース10の頂部中央、及び下側の紙ケース12の底部中央には何れも挿通孔15が開孔されており、この挿通孔15,15の間にゴム紐16が架け渡されている。このゴム紐16の長さは、紙ケース10,11,12の重なり合いを解いて折り返していない状態に広げた時に、前記連結紙13による連結部がある面とは反対側の面にゴム紐16が架け渡されて、紙ケース10,11,12の重なり合いが解けずに安定する程度にテンションを掛けるのに都合が良い長さと成っている。すなわちこのゴム紐16が、広げた状態を安定させるための安定化手段である(図1を参照)。なおゴム紐16の両端部分には小さな棒状の金属製のストッパ19が、ゴム紐16とストッパ19とでT字形状を呈するように設けられている。従ってこのストッパ19を前記挿通孔15から中に挿入するようにすれば、ゴム紐16の両端部分を紙ケース10と紙ケース12とに固定することが出来る。なお紙ケース10,11,12を広げて縦長の状態で立てた時に姿勢が安定するように、紙ケース12の底部に台紙18を貼り付けるようにしても良い。
【0023】
この実施形態の紙製の菓子函は、展示する際には図1で表したように縦置きにするものであり、紙ケース10,11,12の同じ側の面が繋ってワイド表示画面17,17,17が形成される。従ってここに例えば東京タワーのような極めて長尺の建造物を全景としてワイドに印刷することが出来る。これによりこの種建造物を長大なままに見せてインパクトを与えることが出来るのである。
【0024】
第2実施形態
図3はこの実施形態の菓子函2を表したものであり、その殆どの構成を上述した第1実施形態の構成に倣うものであるが、販売時に既に包装されたものとして提供される点で異なる。すなわち中央の紙ケース21とその上下に位置させた紙ケース20,22とはその一面側の隣合う端部で、中央に折り線24のある連結紙23によって折り返し自在に連結されており、図3で表すように連結紙23の折り線24から折り返した時に、上下の紙ケース20,22が中央の紙ケース21に重なり合い都合良く包装し易い形状に纒まるように成っている。また上側となる紙ケース20と下側となる紙ケース22とに開孔された挿通孔25には前記安定化手段としてのゴム紐26が架け渡されている。
【0025】
そしてこれ等の紙ケース20,21,22を連結紙23の折り線24から折り返した状態で、この状態の紙ケース20,21,22に合致する寸法のスリーブ27を被せて、すでに包装されたものとして提供し得るようになっている。なお図3中で鎖線で表したように、この紙製のスリーブ27の上を更に包装紙28でくるむようにして提供するようにしても良い。
【0026】
第3実施形態
図4で表わしたものは紙製の菓子函3に関するものであるが、この菓子函3は同一寸法の3つの紙ケース30,31,32が横長となるように、且つ尺取虫の如くに折れるように、紙ケース30,31,32間が連結紙33で折り返し自在に連結されている。紙ケース31と紙ケース32との接続では連結紙33は図4の手前側に設けられ、また紙ケース30と紙ケース31との接続では連結紙33は図4の裏側に設けられている。この構成によって3つの紙ケース30,31,32が広げた状態では横長であり尺取虫の如くに折り畳むと互いに重なり合い、重なった時には都合良く包装し易い形状に纒まるように成るのである。なお図中符号34は折り線を指している。
【0027】
そして3つの紙ケース30,31,32を横長に広げた時の安定化手段としては、両側に位置する紙ケース30,32に付いて、中央に位置する紙ケース31に面する側の側面部に切り込みを設けて起した挿通片35,35と、これを挿通可能に設けられた紙ケース31側の両側面部の挿通口36との組み合わせを上げる。すなわち3つの紙ケース30,31,32を前記連結紙33の部位を折り線34から広げて横長にした際に、各々挿通片35,35を挿通口36に挿し通して、容易には前記連結紙33部分から折り畳めないようにすることで、紙ケース30,31,32の同じ側の面が繋ってワイド表示画面37,37,37が形成された状態を安定に保つことが可能となる。従ってここで例えば新幹線車両のような極めて長尺のものを長大なままにワイドに見せてインパクトを与えることが出来るのである。
【0028】
第4実施形態
図5で表わしたこの実施形態の物品等の収容ケースは紙製の菓子函に関するものである。この菓子函4は、中央のスリーブ41が被せられた紙ケース46と、その上下に位置させた前記紙ケース46の半分の大きさの紙ケース45(これにもスリーブ40が被せられている)と紙ケース47(同様にスリーブ42が被せられている)とから成る。この3つの紙ケース45,46,47はすなわち3つのスリーブ40,41,42は何れも奥行きが同一寸法のものである。そして、これ等のスリーブ40,41,42はその一面側の隣合う端部で、連結部としての連結紙43によって折り返し自在に連結されている。図中で符号44は折り線を指している。従って図5で表すように、この連結紙43の折り線44から矢線で示す方向とは逆の方向に折り返した時に、各々紙ケース45,47を包む上下のスリーブ40,42が、中央の紙ケース46を包むスリーブ41に重なり合って都合良く包装し易い形状に纒まるように成っている。
【0029】
また前記連結紙43の折り線44から矢線で示した方向に広げた時に、中央のスリーブ41に重なり合う側のスリーブ40,42の側壁部に剥離紙49を被せた粘着面48を形成して、この実施形態の安定化手段と為した。この粘着面48の接着力により横長の状態を安定に保つことが出来るが、このように固定してしまったとしても、紙ケース45,46,47は容易にスリーブ40,41,42から取り出すことが出来ると言う特長がある。
【0030】
第5実施形態
図6で表わしたこの実施形態の物品等の収容ケースは合成樹脂製の小物入れ5に関するものである。この小物入れ5は合成樹脂製のスリーブ50,51が連結部52にて折り返し自在に連結されている。スリーブ50内には引き出しとしての合成樹脂ケース53が、またスリーブ51内には合成樹脂ケース54が納められている。スリーブ50,51はすなわち合成樹脂ケース53,54は同一寸法のものであり、連結部52から折り返すと重なり合って都合良く包装し易い形状に纒まるように成っている。なおスリーブ50,51は更に連結数を増やすことが可能である。
【0031】
さて上述した第4実施例では、安定化手段としての剥離紙49付き粘着面48がスリーブ40,42に設けられていた。これに対してこの第5実施形態では、安定化手段としての面ファスナ55,56が合成樹脂ケース53,54の相対する側の側壁部に設けられている。この面ファスナ55,56は一方がオスであれば他方はメスであるものとする。従ってスリーブ50,51を広げた状態を安定的に保つことが出来るのである。なお面ファスナ55,56は着離自在であるから、再びスリーブ50,51を連結部52から折り返すことが可能である。
【0032】
第6実施形態
図7で表わしたこの実施形態の物品等の収容ケースは木製の小物入れ6に関するものである。この小物入れ6は同一寸法の3つの木製ケース60,61,62の組から成っている。これ等は、図7で鎖線で表したように、重ねて包装に適する形状に纒めることが出来るようになっている。
【0033】
この実施形態の小物入れ6に特徴的な構成は、3つの木製ケース60,61,62を横長に広げて繋げる際の接続手段兼安定化手段として、両側に位置する所の木製ケース60,62に付いて、中央に位置する木製ケース61に面する側の側面部に、木製ケース60には鉄薄板63が、また木製ケース62にはゴム磁石64が設けられている点であり、この各々に対応させて木製ケース61に鉄薄板63とゴム磁石64とが設けられている点にある。従って鉄薄板63にゴム磁石64を吸着させることにより、3つの木製ケース60,61,62を横長に広げて接続することが可能となり、木製ケース60,61,62の同じ側の面が繋ってワイド表示面65,65,65が形成された状態を安定に保つことが可能となる。すなわちここで例えば新幹線車両のような極めて長尺のものを長大なままにワイドに見せて、インパクトを与えることが出来るのである。なおワイド表示面65は4面あるため、4つの異なる視点や、4つの異なる建造物を表示し得るのである。なお更に16種類の組み合わせの変化を見せることも出来る。
【産業上の利用可能性】
【0034】
この発明の物品等の収容ケースは商品販売用に用いられるのみならず、宣伝用品の展示などにも利用可能である。
【符号の説明】
【0035】
1:菓子函 10〜12:紙ケース 13:連結紙 14:折り線
15:挿通孔 16:ゴム紐 17:ワイド表示面 18:台紙
19:ストッパ
2:菓子函 20〜22:紙ケース 23:連結紙 24:折り線
25:挿通孔 26:ゴム紐 27:スリーブ 28:包装紙
3:菓子函 30〜32:紙ケース 33:連結紙 34:折り線
35:挿通片 36:挿通孔 37:ワイド表示面
4:菓子函 40〜42:スリーブ 43:連結紙 44:折り線
45〜47:紙ケース 48:粘着面 49:剥離紙
5:小物入れ 50〜51:スリーブ 52:連結部折り線
53〜54:合成樹脂ケース 55〜56:面ファスナ
6:小物入れ 60〜62:木製ケース 63:薄鉄板 64:ゴム磁石
65:ワイド表示面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数個のケースが連結部から折り返し自在に連結されていると共に、これ等のケースを連結部から折り返した時に、ケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒められるように構成されていることを特徴とする、物品等の収容ケース。
【請求項2】
ケースの重なり合いを解いて広げた時に、この広げた状態を安定させるための安定化手段を備えている、請求項1に記載の物品等の収容ケース。
【請求項3】
重なり合って一つに纒められたケースが、これを保護するスリーブに納められている、請求項1に記載の物品等の収容ケース。
【請求項4】
重なり合って一つに纒められたケースが包装紙によって包装されて成る、請求項1に記載の物品等の収容ケース。
【請求項5】
複数個のケースの各々がケースを保護するスリーブに納められており、これ等のスリーブが連結部から折り返し自在に連結されていると共に、これ等のスリーブを連結部から折り返した時に、ケースを納めたスリーブが互いに重なり合って包装し易い形状に纒められるように構成されていることを特徴とする、物品等の収容ケース。
【請求項6】
ケースを納めたスリーブの重なり合いを解いて広げた時に、この広げた状態を安定させるための安定化手段をケースまたはスリーブに備えている、請求項5に記載の物品等の収容ケース。
【請求項7】
各々独立した複数個のケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒め得るように構成されていると共に、ケースの重なり合いを解いた時に、各々独立したケースを連結してこの状態を固定するための連結手段を備えていることを特徴とする、物品等の収容ケース。
【請求項8】
各々独立していると共に各々がケースを保護するスリーブに納められた複数個のケースが互いに重なり合って包装し易い形状に纒め得るように構成されていると共に、ケースを納めたスリーブの重なり合いを解いた時に、各々独立しているスリーブを連結してこの状態を固定するための連結手段を備えていることを特徴とする、物品等の収容ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−98773(P2011−98773A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269281(P2009−269281)
【出願日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【出願人】(393030774)株式会社エーモン (14)
【Fターム(参考)】