特定された包装ユニットを輸送するための方法と装置
種々のタイプ、サイズ、重量、材料又は形状の物品を個々の物品に指定された複数の配送位置のうちのひとつの配送位置に個別に配送するための方法と装置。その物品は1個ずつ各輸送コンテナ内に置かれ、その各物品が希望の各配送位置で、その輸送コンテナから収集又は保管用の容器、粉砕機又はさらにその物品専用のコンベヤに移され、その輸送コンテナは指定された配送位置で重力の効果により、又は、別個の制御された操作手段により物品を放出する。その各物品は輸送コンテナに置かれる前に識別される。識別は、例えば、その物品が製造された材料と関連付けされている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
添付請求項1及び17の序文に詳細に開示されているように、本発明は種々のタイプ(type)、サイズ(size)、重量、材料又は形状の物品を、各物品のために指定されている複数の配送位置のうちの1個所の配送位置に個別に輸送するための方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術としては、特許文献1〜6を参照できる。
さらに、特定後の包装ユニット(unit)を、そこで指定されている配送地点まで特定されている包装ユニットを配送するために、ゲート(gate)、可動ガイド(guide)、落下ドア(door)等を有する配送地点までコンベア・ベルト(conveyor belt)により動かすことができる解決策が既に知られている。
【0003】
そのような既知の解決策は多くの場合機械的に複雑であり、それゆえ、費用がかさむ。本発明の目的は、配送位置の必要性にすぐに適応できて、その構造が機械的に単純で、異なるタイプの部品が僅かである連続移動コンベヤ・システムに基づく解決策を示すことが本発明の目的である。それゆえ、本発明の目的は保守が容易で、信頼できる運転ができ、安価な解決策を提供できることである。
【0004】
本発明に基づくと、その方法の特徴は、物品を各輸送コンテナ(containor)内にひとつずつ置いて、各物品が希望の各配送位置で輸送コンテナから収集又は保管用の容器、粉砕機又はさらにその物品専用のコンベヤに移され、その輸送コンテナは指定された配送位置で重力の効果により、又は、別個の制御された操作手段によりコンテナから物品を放出する。その各物品は輸送コンテナ内に置かれる前に少なくとも材料のタイプに関して特定される。
【0005】
その方法の別の実施例は添付した従属請求項2−16に示されている。
【特許文献1】日本特許第JP−10−174936号明細書
【特許文献2】欧州特許第EP−B1−0212858号明細書
【特許文献3】欧州特許第EP−B1−0532028号明細書
【特許文献4】日本特許第JP−10−000434号明細書
【特許文献5】米国特許第A−4465177号明細書
【特許文献6】欧州特許第EP−A1−0593374号明細書
【発明の開示】
【0006】
本発明に基づく上記装置の特徴は、エンドレス(endless)に動くコンテナの列として循環輸送路に沿って間隔を置いて動くように配置された複数の輸送コンテナ、それぞれのコンテナが1個の物品のみを保持し、各輸送コンテナ内に包装ユニットを1個置ける位置になる前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定する手段、及び、指定された配送位置でコンテナ内の特定された物品をコンテナから取出すために各輸送コンテナと協力して、特定された物品に関連する操作位置で各配送位置に位置する操作手段、前記操作手段は非活性化状態で、操作中でなければ関連性が無い配送位置をコンテナが選択的に通過できるように適合化されている。
【0007】
装置の別の実施例は添付された従属請求項18−33に示されている。
【実施例】
【0008】
ここで、本発明にとって非限定的な例示的実施例である添付図を参照して詳細に本発明を説明する。
【0009】
本発明は特定された包装ユニット1、2を、例えば、図1に示す配送位置3、4又は5、又は、図3に示す6、7のうちのひとつのような各特定された包装ユニットに対して指定された配送位置に個々に輸送するように設計されている。2個所のコンテナ供給位置8、9のみが示されているけれども、これらの2個所より多くあるが選択肢として1個所のみにしている。
【0010】
図1−3は複数のバケット(bucket)形又はトラフ(trough)形の輸送コンテナ10を示している。コンテナ10は循環路に沿って一定間隔のエンドレスの列として動くように配置され、2個所の水平部分11、12と2個所の垂直部分13、14(図2参照)の両方を有している。
【0011】
制御手段15、16、17(図2)又は18、19(図13)がそれぞれ一般的に示された配送位置3、4、5又は6、7に配置されている。これらの配送位置は、例えば、専用の収集又は保管用の容器、粉砕機又は別のコンベヤから成っている。
【0012】
包装ユニットの場合例えばボトル1又は飲料缶2がコンベヤ21の上の空缶回収機20に挿入される。包装ユニットは検出装置22により検出される。そして、検出装置22が信号処理装置23と通信を行う。検出装置22は公知のタイプで良く、例えば、1以上の以下のパラメーターを検出するように設計されている:包装ユニットの材料、例えば、分光計の使用:色、形状;特性の読取り、例えば、光学的、磁気的、高周波技術の使用等;重量;金属のタイプ又は金属の存在。図1を参照すると、装置23は各信号線15’、16’、17’を介して制御手段15−17のひとつを選択的に活性化する。それで、詳細に説明するように、コンテナ10の回転により希望の放出位置でコンテナ10から包装ユニット1、2の放出を行なえる。装置23は駆動モーター24とも通信をして、駆動車輪25、26を動かすように手配する(図1参照)。検出器27は装置23に接続して駆動車輪25、26の回転を検出して、それにより、駆動車輪の回転位置についての情報を、それで、通路内のコンテナ10の各位置についても供給する。装置23も空瓶回収機の運転・表示装置28とも通信できるように手配されている。
【0013】
輸送コンテナ10は一般的に参照番号29、30と示されているチェーン又はライン(chain and line)を用いて通路に沿って動くように手配されている。コンテナはその各切妻形部分上に支持ピン(pin)を有していて、このピンのペア(pair)が軸方向に位置合わせをして、かつ、各チェーン又はライン上のホルダー32内で回転するように保持されている。チェーン又はライン29、30は一般的に駆動車輪25、26のみにより駆動される。 駆動車輪25、26はモーター24により制御される。ホルダー32は追加の位置ホルダー33と共に駆動車輪上の凹部25’、26’と連続的に係合を形成し、駆動車輪の回転と共にコンテナ10の推進を制御する。チェーン又はライン上の前記ホルダー32、33は、少なくとも3対の案内車輪ないし逆方向車輪34、35;36、37;38、39の上の対応する凹部34’、35’;36’、37’;38’、39’と連続的に協調するように手配されている。ホルダー33’(図10参照)はホルダー33と同じ機能を持つ。しかし、ここでは、接続部品を形成するホルダーとして示されている。
【0014】
信号処理装置23は、検出され、特定された包装ユニット1、2に応答して、関連制御手段15−17、18、19を活性化位置に動かす。それゆえ、関連する配送位置はコンテナ10内に置かれた特定された包装ユニットと関連付けされる。
【0015】
図5では、コンテナ10がどのようにして選別手段を通過できるかを示している。この図では、例えば、手段16が活性化されないとき、そして、これが歯付き係合要素40により活性化されずに通過できるとき、即ち、コンテナはコンテナの両方の切妻形部分の上に見いだされるガイドピン41により向きを変えることが許されず、通路の両側の要素40の下側に沿って置かれたままになる。図1及び8に示すようにガイド・ストリップ42が、ホルダー32が通路の水平部分をスライド(slide)するように配置されているが、単純化のために図6、7,9−11には含めていない。ホルダー32、33及び駆動用のチェーン又はラインも図5−7に含めていない。
【0016】
図6及び、特に図7にも、その中に置かれた包装ユニットを放出するためにコンテナを反転させるように手段16を活性化させたときに何が生じるかを示している。手段16はコンテナ10の切妻形部分上に取付けられた係合手段の一部であるガイドピン41と協調するように配置されたガイドフラップ(guide flap)から成っている。ガイド・フラップ16は好ましくは小型モーター16’により制御可能になっている。同時にコンテナ10が駆動車輪25、26により通路内を前進させるように駆動される。ピン41がフラップ16と協調して、次ぎに要素40の下流に位置するスロット43と協調する。それにより、コンテナ10の方向転換は既に行われている。コンテナ10への係合手段の一部である追加のガイドピン44−47は係合要素40と連続的に係合する。第一にピン40が傾斜面48に沿って滑り降りる。そして凹部49と係合する。次ぎに、ピン45が凹部50に入り、ピン46が凹部51に入る。その一方で、ピン44、45が既にそれぞれの凹部から出て行く過程にある。その後、ピン47が凹部52と係合し、その時点でピン41が最終的に要素40上のスロット53を通過する。それゆえ、コンテナ10の360°回転の強制的制御が行われる。
【0017】
この方法で、指定された配送位置で重力効果によりコンテナからコンテナ内にある特定された包装ユニット1;2を傾斜するようにして、コンテナの反転を制御可能に行なえる。
【0018】
図14の拡大図に示すように、コンテナ10が垂直に移動するとき、ホルダー32内の支持ピン31を経由して支持点がコンテナの重心より上になるので、そのコンテナの回転を防げる。
【0019】
コンテナはとりわけホルダー32の間の間隔を通路全体に沿って同じになるように一定間隔に保持した前記のチェーン又はラインに支持されていることが示されている。しかしながら、例えば、反転しているとき、又は、通路の垂直部分を移動するとき、コンテナの間隔は僅かに変動する。
【0020】
図1−14に示す解決策で、輸送コンテナ10が部分的に開いたコンテナ、例えばバケット形又はトラフ形になっていて、指定された配送点3、4、5、6又は7で順番になっていて、重力の効果で物品1;2を放出するように反転できる。
【0021】
図15は、コンテナの2部分60’、60”が離れるように輸送コンテナの底を開かせるように操作手段61が動くとき、輸送コンテナ60から重力により物品が輸送コンテナから放出される解決策を示している。輸送コンテナ60はサスペンション取付台座64、65を介して一対のライン又はチェーン62、63から吊り下げられる。2部分60’、60”が、ピボット・ポイント66、66’及び67、67’で取付部64,65に回転可能に取付けられる。2部分60’、60”は歯付き部分68、68’;69、69’の助けを受けて回転可能な相互作用をしている。操作手段61は、部分60’上の操作ピン70とスライド可能に係合する場所61’に向って下方に動く。そのピンを操作手段61に乗せることにより、ピンは手段61に沿って徐々に上方に、次ぎに静止ピン・スライド71の上側に沿って動く。スライド71の下流側端部71’で、ピン70が再び下の方に動き、それにより、2部分60’、60”がお互いの方に動く。同様に、コンテナ60の反対側端部の部分60”に、操作ピン72があり、スライド71の下流側に位置する静止ピン・スライド(図示せず)の上に乗るように設計されている。この図示しないスライドとの関連で、手段61のような操作手段を有する必要がない。部分60’の回転も歯付き部分68、68’及び69、69’を介して部分60”の強制回転を生じるからである。
【0022】
図16及び17はコンテナ74を示しているが、サスペンション75、76を介して一対の輸送用ライン又はチェーン77、78に締結される。コンテナは横方向に回転できる底部分79を有し、その底部分79はエンド部品79’、79”を介して前記サスペンション75、76に好ましく支持される。エンド部品のひとつ、例えば79’が操作ラグ(lug)81と係合するように配置された係合ピン80を設けていて、操作ラグ81は図17に示すように、不活性位置81’から活性位置81”に動ける。コンテナが矢印の方向に動くとき、そしてラグ81を活性位置に置くとき、ピン80がラグ81に突き当たり、そして、底部分79がコンテナ74の長さ方向に対する側面方向に押される。それにより、コンテナ内の物品が重力効果で落下する。コンテナが矢印方向に十分に動いたとき、ピン80が最終的にラグ81の上をスライドする。そこで、図16の左側にあるコンテナで示しているように底部分79は通常の位置に戻る。
【0023】
図18及び19は別の解決策を示していて、コンテナ82は両端に開口部82’、82”を有している。コンテナはサスペンション83、84を介して、ライン又はチェーン85、86から吊り下げられている。指定された位置で物品87を取出すことが望ましいとき、例えば、コンテナ82からのボトルである。取出し機構はコンテナから物品を押出すのに使用できる。そのような押出し機構は、例えば、プッシャー88付きの急速動作形電気式(例えば、電磁石式)又は空圧式の動作をする装置としうる。図20は空圧式取出し機構を圧力源89、制御弁90、及び、関連するばね付きピストン92を付けた空圧シリンダー91と共に示す。図21に示した別の解決策では、強力な高圧空気流93を用いると想定している。この空気流は制御弁95を介して圧力源94とノズル96から来る。
【0024】
図22に示す解決策では、設けられているコンテナ97の一端98が閉じていて、他端99が開いている。コンテナ97がヒンジ101を介してコンテナの開放端98でコンテナ支持枠100に揺動可能に取付けられている。支持枠100はサスペンション102、103を介して一対のライン又はチェーン104、105に締結される。端部の切妻形部材から成っているコンテナの端部98の外側に固定されているのが突出し係合ピン106である。電気式又は空圧式の高速作動操作手段107が作動すると、手段107はプッシャー108を有し、ピン106上のプッシャーを上方に鋭く「キック(kick)」すると、コンテナ97をヒンジ101の回りで傾斜させ、それにより、物品例えばボトル109が希望の放出位置で開口部99を経由してコンテナ97から滑り出る。
【0025】
図3で、例えば、以下の機能のひとつを確認するために、どのようにして、少なくとも1台のカメラ110;110’;110”を移動路の上方に取付けて、物品認識手段と協力させるかを示している。1個のみの物品が専用の輸送コンテナ内にあること、希望の物品配送位置で輸送コンテナを空にすること、物品が未知の物品で無いこと、一体とした状態であること。さらに、輸送コンテナ内にある間に、例えば、材料のタイプに関して、そのようなカメラが物品を特定できること、図4は信号処理装置に接続する方法を示している。
【0026】
上記の説明から、又、図面から、制御可能な方法で輸送コンテナを一時的に作動させて、その中に位置している物品が放出されることが明らかである。輸送コンテナはコンテナがエンドレスで移動するコンテナの列として隣接するコンテナに好ましく一定距離の間隔を設けた循環移動路内を一定速度で動くことが好ましい。そのような循環通路は水平及び垂直の両方の部分を有する。
【0027】
本発明はいくつかのタイプの物品の輸送と放出のために用いられること想定することは基本的に可能であるけれども、本発明の好ましい使用に基づく物品は空の包装ユニット例えば金属又はプラスチックの缶又はプラスチック又はガラスのボトルである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に基づく装置の最新の好ましい実施例の基本構造の透視図である。
【図2】装置の他の角度からの透視図である。
【図3】図1及び2に見られる装置の変形を拡大した側面図である。
【図4】本発明に基づく装置の信号構成のブロック線図である。
【図5】非活性状態の制御手段に接続している装置の詳細を示す。
【図6】活性状態の制御手段に接続した装置の詳細を示す。
【図7】輸送コンテナの反転を制御するために歯付き係合要素と接続している別の詳細を示す。
【図8−11】輸送コンテナの反転に関連した別の詳細を示す。
【図12】歯付き係合要素の透視図である。
【図13】輸送コンテナのベアリングとガイドピンの詳細を示す透視図である。
【図14】輸送コンテナの水平移動から垂直移動への移行に関連する装置の断面図である。
【図15】本発明に基づく装置の第二の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【図16】本発明に基づく装置の第三の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【図17】図16の実施例の詳細を示す。
【図18−19】それぞれ、装置の第四の実施例に基づくコンテナの部分的透視図と側面図である。
【図20−21】図18及び19に示すコンテナから物品を取出すための代替的解決策2例を示す。
【図22】装置の第五の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【技術分野】
【0001】
添付請求項1及び17の序文に詳細に開示されているように、本発明は種々のタイプ(type)、サイズ(size)、重量、材料又は形状の物品を、各物品のために指定されている複数の配送位置のうちの1個所の配送位置に個別に輸送するための方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術としては、特許文献1〜6を参照できる。
さらに、特定後の包装ユニット(unit)を、そこで指定されている配送地点まで特定されている包装ユニットを配送するために、ゲート(gate)、可動ガイド(guide)、落下ドア(door)等を有する配送地点までコンベア・ベルト(conveyor belt)により動かすことができる解決策が既に知られている。
【0003】
そのような既知の解決策は多くの場合機械的に複雑であり、それゆえ、費用がかさむ。本発明の目的は、配送位置の必要性にすぐに適応できて、その構造が機械的に単純で、異なるタイプの部品が僅かである連続移動コンベヤ・システムに基づく解決策を示すことが本発明の目的である。それゆえ、本発明の目的は保守が容易で、信頼できる運転ができ、安価な解決策を提供できることである。
【0004】
本発明に基づくと、その方法の特徴は、物品を各輸送コンテナ(containor)内にひとつずつ置いて、各物品が希望の各配送位置で輸送コンテナから収集又は保管用の容器、粉砕機又はさらにその物品専用のコンベヤに移され、その輸送コンテナは指定された配送位置で重力の効果により、又は、別個の制御された操作手段によりコンテナから物品を放出する。その各物品は輸送コンテナ内に置かれる前に少なくとも材料のタイプに関して特定される。
【0005】
その方法の別の実施例は添付した従属請求項2−16に示されている。
【特許文献1】日本特許第JP−10−174936号明細書
【特許文献2】欧州特許第EP−B1−0212858号明細書
【特許文献3】欧州特許第EP−B1−0532028号明細書
【特許文献4】日本特許第JP−10−000434号明細書
【特許文献5】米国特許第A−4465177号明細書
【特許文献6】欧州特許第EP−A1−0593374号明細書
【発明の開示】
【0006】
本発明に基づく上記装置の特徴は、エンドレス(endless)に動くコンテナの列として循環輸送路に沿って間隔を置いて動くように配置された複数の輸送コンテナ、それぞれのコンテナが1個の物品のみを保持し、各輸送コンテナ内に包装ユニットを1個置ける位置になる前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定する手段、及び、指定された配送位置でコンテナ内の特定された物品をコンテナから取出すために各輸送コンテナと協力して、特定された物品に関連する操作位置で各配送位置に位置する操作手段、前記操作手段は非活性化状態で、操作中でなければ関連性が無い配送位置をコンテナが選択的に通過できるように適合化されている。
【0007】
装置の別の実施例は添付された従属請求項18−33に示されている。
【実施例】
【0008】
ここで、本発明にとって非限定的な例示的実施例である添付図を参照して詳細に本発明を説明する。
【0009】
本発明は特定された包装ユニット1、2を、例えば、図1に示す配送位置3、4又は5、又は、図3に示す6、7のうちのひとつのような各特定された包装ユニットに対して指定された配送位置に個々に輸送するように設計されている。2個所のコンテナ供給位置8、9のみが示されているけれども、これらの2個所より多くあるが選択肢として1個所のみにしている。
【0010】
図1−3は複数のバケット(bucket)形又はトラフ(trough)形の輸送コンテナ10を示している。コンテナ10は循環路に沿って一定間隔のエンドレスの列として動くように配置され、2個所の水平部分11、12と2個所の垂直部分13、14(図2参照)の両方を有している。
【0011】
制御手段15、16、17(図2)又は18、19(図13)がそれぞれ一般的に示された配送位置3、4、5又は6、7に配置されている。これらの配送位置は、例えば、専用の収集又は保管用の容器、粉砕機又は別のコンベヤから成っている。
【0012】
包装ユニットの場合例えばボトル1又は飲料缶2がコンベヤ21の上の空缶回収機20に挿入される。包装ユニットは検出装置22により検出される。そして、検出装置22が信号処理装置23と通信を行う。検出装置22は公知のタイプで良く、例えば、1以上の以下のパラメーターを検出するように設計されている:包装ユニットの材料、例えば、分光計の使用:色、形状;特性の読取り、例えば、光学的、磁気的、高周波技術の使用等;重量;金属のタイプ又は金属の存在。図1を参照すると、装置23は各信号線15’、16’、17’を介して制御手段15−17のひとつを選択的に活性化する。それで、詳細に説明するように、コンテナ10の回転により希望の放出位置でコンテナ10から包装ユニット1、2の放出を行なえる。装置23は駆動モーター24とも通信をして、駆動車輪25、26を動かすように手配する(図1参照)。検出器27は装置23に接続して駆動車輪25、26の回転を検出して、それにより、駆動車輪の回転位置についての情報を、それで、通路内のコンテナ10の各位置についても供給する。装置23も空瓶回収機の運転・表示装置28とも通信できるように手配されている。
【0013】
輸送コンテナ10は一般的に参照番号29、30と示されているチェーン又はライン(chain and line)を用いて通路に沿って動くように手配されている。コンテナはその各切妻形部分上に支持ピン(pin)を有していて、このピンのペア(pair)が軸方向に位置合わせをして、かつ、各チェーン又はライン上のホルダー32内で回転するように保持されている。チェーン又はライン29、30は一般的に駆動車輪25、26のみにより駆動される。 駆動車輪25、26はモーター24により制御される。ホルダー32は追加の位置ホルダー33と共に駆動車輪上の凹部25’、26’と連続的に係合を形成し、駆動車輪の回転と共にコンテナ10の推進を制御する。チェーン又はライン上の前記ホルダー32、33は、少なくとも3対の案内車輪ないし逆方向車輪34、35;36、37;38、39の上の対応する凹部34’、35’;36’、37’;38’、39’と連続的に協調するように手配されている。ホルダー33’(図10参照)はホルダー33と同じ機能を持つ。しかし、ここでは、接続部品を形成するホルダーとして示されている。
【0014】
信号処理装置23は、検出され、特定された包装ユニット1、2に応答して、関連制御手段15−17、18、19を活性化位置に動かす。それゆえ、関連する配送位置はコンテナ10内に置かれた特定された包装ユニットと関連付けされる。
【0015】
図5では、コンテナ10がどのようにして選別手段を通過できるかを示している。この図では、例えば、手段16が活性化されないとき、そして、これが歯付き係合要素40により活性化されずに通過できるとき、即ち、コンテナはコンテナの両方の切妻形部分の上に見いだされるガイドピン41により向きを変えることが許されず、通路の両側の要素40の下側に沿って置かれたままになる。図1及び8に示すようにガイド・ストリップ42が、ホルダー32が通路の水平部分をスライド(slide)するように配置されているが、単純化のために図6、7,9−11には含めていない。ホルダー32、33及び駆動用のチェーン又はラインも図5−7に含めていない。
【0016】
図6及び、特に図7にも、その中に置かれた包装ユニットを放出するためにコンテナを反転させるように手段16を活性化させたときに何が生じるかを示している。手段16はコンテナ10の切妻形部分上に取付けられた係合手段の一部であるガイドピン41と協調するように配置されたガイドフラップ(guide flap)から成っている。ガイド・フラップ16は好ましくは小型モーター16’により制御可能になっている。同時にコンテナ10が駆動車輪25、26により通路内を前進させるように駆動される。ピン41がフラップ16と協調して、次ぎに要素40の下流に位置するスロット43と協調する。それにより、コンテナ10の方向転換は既に行われている。コンテナ10への係合手段の一部である追加のガイドピン44−47は係合要素40と連続的に係合する。第一にピン40が傾斜面48に沿って滑り降りる。そして凹部49と係合する。次ぎに、ピン45が凹部50に入り、ピン46が凹部51に入る。その一方で、ピン44、45が既にそれぞれの凹部から出て行く過程にある。その後、ピン47が凹部52と係合し、その時点でピン41が最終的に要素40上のスロット53を通過する。それゆえ、コンテナ10の360°回転の強制的制御が行われる。
【0017】
この方法で、指定された配送位置で重力効果によりコンテナからコンテナ内にある特定された包装ユニット1;2を傾斜するようにして、コンテナの反転を制御可能に行なえる。
【0018】
図14の拡大図に示すように、コンテナ10が垂直に移動するとき、ホルダー32内の支持ピン31を経由して支持点がコンテナの重心より上になるので、そのコンテナの回転を防げる。
【0019】
コンテナはとりわけホルダー32の間の間隔を通路全体に沿って同じになるように一定間隔に保持した前記のチェーン又はラインに支持されていることが示されている。しかしながら、例えば、反転しているとき、又は、通路の垂直部分を移動するとき、コンテナの間隔は僅かに変動する。
【0020】
図1−14に示す解決策で、輸送コンテナ10が部分的に開いたコンテナ、例えばバケット形又はトラフ形になっていて、指定された配送点3、4、5、6又は7で順番になっていて、重力の効果で物品1;2を放出するように反転できる。
【0021】
図15は、コンテナの2部分60’、60”が離れるように輸送コンテナの底を開かせるように操作手段61が動くとき、輸送コンテナ60から重力により物品が輸送コンテナから放出される解決策を示している。輸送コンテナ60はサスペンション取付台座64、65を介して一対のライン又はチェーン62、63から吊り下げられる。2部分60’、60”が、ピボット・ポイント66、66’及び67、67’で取付部64,65に回転可能に取付けられる。2部分60’、60”は歯付き部分68、68’;69、69’の助けを受けて回転可能な相互作用をしている。操作手段61は、部分60’上の操作ピン70とスライド可能に係合する場所61’に向って下方に動く。そのピンを操作手段61に乗せることにより、ピンは手段61に沿って徐々に上方に、次ぎに静止ピン・スライド71の上側に沿って動く。スライド71の下流側端部71’で、ピン70が再び下の方に動き、それにより、2部分60’、60”がお互いの方に動く。同様に、コンテナ60の反対側端部の部分60”に、操作ピン72があり、スライド71の下流側に位置する静止ピン・スライド(図示せず)の上に乗るように設計されている。この図示しないスライドとの関連で、手段61のような操作手段を有する必要がない。部分60’の回転も歯付き部分68、68’及び69、69’を介して部分60”の強制回転を生じるからである。
【0022】
図16及び17はコンテナ74を示しているが、サスペンション75、76を介して一対の輸送用ライン又はチェーン77、78に締結される。コンテナは横方向に回転できる底部分79を有し、その底部分79はエンド部品79’、79”を介して前記サスペンション75、76に好ましく支持される。エンド部品のひとつ、例えば79’が操作ラグ(lug)81と係合するように配置された係合ピン80を設けていて、操作ラグ81は図17に示すように、不活性位置81’から活性位置81”に動ける。コンテナが矢印の方向に動くとき、そしてラグ81を活性位置に置くとき、ピン80がラグ81に突き当たり、そして、底部分79がコンテナ74の長さ方向に対する側面方向に押される。それにより、コンテナ内の物品が重力効果で落下する。コンテナが矢印方向に十分に動いたとき、ピン80が最終的にラグ81の上をスライドする。そこで、図16の左側にあるコンテナで示しているように底部分79は通常の位置に戻る。
【0023】
図18及び19は別の解決策を示していて、コンテナ82は両端に開口部82’、82”を有している。コンテナはサスペンション83、84を介して、ライン又はチェーン85、86から吊り下げられている。指定された位置で物品87を取出すことが望ましいとき、例えば、コンテナ82からのボトルである。取出し機構はコンテナから物品を押出すのに使用できる。そのような押出し機構は、例えば、プッシャー88付きの急速動作形電気式(例えば、電磁石式)又は空圧式の動作をする装置としうる。図20は空圧式取出し機構を圧力源89、制御弁90、及び、関連するばね付きピストン92を付けた空圧シリンダー91と共に示す。図21に示した別の解決策では、強力な高圧空気流93を用いると想定している。この空気流は制御弁95を介して圧力源94とノズル96から来る。
【0024】
図22に示す解決策では、設けられているコンテナ97の一端98が閉じていて、他端99が開いている。コンテナ97がヒンジ101を介してコンテナの開放端98でコンテナ支持枠100に揺動可能に取付けられている。支持枠100はサスペンション102、103を介して一対のライン又はチェーン104、105に締結される。端部の切妻形部材から成っているコンテナの端部98の外側に固定されているのが突出し係合ピン106である。電気式又は空圧式の高速作動操作手段107が作動すると、手段107はプッシャー108を有し、ピン106上のプッシャーを上方に鋭く「キック(kick)」すると、コンテナ97をヒンジ101の回りで傾斜させ、それにより、物品例えばボトル109が希望の放出位置で開口部99を経由してコンテナ97から滑り出る。
【0025】
図3で、例えば、以下の機能のひとつを確認するために、どのようにして、少なくとも1台のカメラ110;110’;110”を移動路の上方に取付けて、物品認識手段と協力させるかを示している。1個のみの物品が専用の輸送コンテナ内にあること、希望の物品配送位置で輸送コンテナを空にすること、物品が未知の物品で無いこと、一体とした状態であること。さらに、輸送コンテナ内にある間に、例えば、材料のタイプに関して、そのようなカメラが物品を特定できること、図4は信号処理装置に接続する方法を示している。
【0026】
上記の説明から、又、図面から、制御可能な方法で輸送コンテナを一時的に作動させて、その中に位置している物品が放出されることが明らかである。輸送コンテナはコンテナがエンドレスで移動するコンテナの列として隣接するコンテナに好ましく一定距離の間隔を設けた循環移動路内を一定速度で動くことが好ましい。そのような循環通路は水平及び垂直の両方の部分を有する。
【0027】
本発明はいくつかのタイプの物品の輸送と放出のために用いられること想定することは基本的に可能であるけれども、本発明の好ましい使用に基づく物品は空の包装ユニット例えば金属又はプラスチックの缶又はプラスチック又はガラスのボトルである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に基づく装置の最新の好ましい実施例の基本構造の透視図である。
【図2】装置の他の角度からの透視図である。
【図3】図1及び2に見られる装置の変形を拡大した側面図である。
【図4】本発明に基づく装置の信号構成のブロック線図である。
【図5】非活性状態の制御手段に接続している装置の詳細を示す。
【図6】活性状態の制御手段に接続した装置の詳細を示す。
【図7】輸送コンテナの反転を制御するために歯付き係合要素と接続している別の詳細を示す。
【図8−11】輸送コンテナの反転に関連した別の詳細を示す。
【図12】歯付き係合要素の透視図である。
【図13】輸送コンテナのベアリングとガイドピンの詳細を示す透視図である。
【図14】輸送コンテナの水平移動から垂直移動への移行に関連する装置の断面図である。
【図15】本発明に基づく装置の第二の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【図16】本発明に基づく装置の第三の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【図17】図16の実施例の詳細を示す。
【図18−19】それぞれ、装置の第四の実施例に基づくコンテナの部分的透視図と側面図である。
【図20−21】図18及び19に示すコンテナから物品を取出すための代替的解決策2例を示す。
【図22】装置の第五の実施例の動作状態の原理を示す部分的透視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
種々のタイプ、サイズ、重量、材料又は形状の物品を各物品に指定された複数の配送位置のうちのひとつの配送位置に個別に配送するための方法で、
−その物品をひとつずつ各輸送コンテナに置くこと、
−各物品が希望の各配送位置で、その輸送コンテナから収集又は保管用の容器、粉砕機又はさらにその物品専用のコンベヤに移されること、
−その輸送コンテナは指定された配送位置で重力の効果により、又は、別個の制御された操作手段の助けを受けて、物品が放出されること、
−輸送コンテナに置かれる前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定すること、
を特徴とする方法。
【請求項2】
−輸送コンテナは部分的に開いたコンテナで、例えば、バケット形又はトラフ形で、その中に置かれる物品に対して指定された配送位置で、重力の効果により物品を放出するために回転軸の回りを反転できるようになっていること、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項3】
−反転は360°の角度に亘って行われること、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項4】
−指定された配送位置で2個の軸方向に位置合わせをされた支持ピンの回りで輸送コンテナを回すこと、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項5】
−輸送コンテナの回転が制御可能な形で力により一時的に操作されること、
を特徴とする請求項2に基づく方法。
【請求項6】
−輸送コンテナが固定した間隔で離れた隣接するコンテナの回転軸と共に循環する移動路内を移動できること、
を特徴とする請求項1又は2に基づく方法。
【請求項7】
−輸送コンテナがエンドレスの移動するコンテナ列として循環路に沿って動けること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項8】
−循環路が水平部分と垂直部分の両方を有すること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項9】
−輸送コンテナがチェーン又はラインを用いた通路に沿って動くこと、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項10】
−輸送コンテナをチェーン又はラインのペアの同期的移動により動かすこと、
を特徴とする請求項9に基づく方法。
【請求項11】
−コンテナの支持ピンをそれぞれのチェーン又はライン上のホルダーで支持すること、
を特徴とする請求項9又は10に基づく方法。
【請求項12】
−コンテナの両側のガイドピンが回転防止用保持材を形成することにより輸送コンテナが循環路の水平部分で回転しないこと、
を特徴とする請求項7−10のひとつに基づく方法。
【請求項13】
−回転が複数のガイドピンにより制御され、少なくとも1個のガイドピンが配送地点に取付けられた移動ガイド・フラップと協調して、コンテナの最初の回転を生じ、少なくとも1個の別のガイドピンが歯付き係合要素と協調してコンテナの制御された回転を生じること、
を特徴とする請求項1又は2に基づく方法。
【請求項14】
−輸送コンテナを輸送路に沿って一定速度で動かすこと、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項15】
−物品が空の包装ユニットであること、例えば、金属又はプラスチックの缶又はプラスチック又はガラスのボトルであること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項16】
−輸送コンテナをテレビジョン・カメラにより検査し、以下の特徴の少なくともひとつを決定する:1個のみの物品が専用輸送コンテナ内にあること、輸送コンテナが物品の希望する配送位置で空になっていること、物品が未知の物品でないこと、物品が一体の状態であること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項17】
種々のタイプ、サイズ、重量、材料又は形状の物品を各物品に指定された複数の配送位置のうちのひとつの配送位置に個別に配送するための装置で、
−それぞれが1個のみの物品を保持するように設計されていて、エンドレスで移動する容器の列として循環輸送路に沿って間隔を置いて動くように配置された複数の輸送コンテナ、
−各輸送コンテナ内に1個のみの包装ユニットを置くことができる位置の前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定するための手段、
−指定された配送位置でコンテナからそのコンテナ内の特定された物品を取出すために各輸送コンテナと協調して、特定物体に関連した活性化ポジション内で整然と各配送位置に取付けられた活性化手段、活性化されていなければ関係がない配送位置をコンテナが選択的に通過できるように不活性化位置内の前記活性化手段が設計されていること、
を特徴とする装置。
【請求項18】
−輸送コンテナが部分的に開いたコンテナ、例えば、バケット形又はトラフ形であること、
−その中に置かれた物品に対して指定された配送位置で輸送コンテナが、重力効果により物品を放出するために、その回転軸の周りで輸送コンテナが反転するために配送位置で手段と協調するように配置されていること、
を特徴とする請求項17に基づく装置。
【請求項19】
−物品に指定された配送位置で、輸送コンテナが2個の軸方向に位置合わせされた支持ピンの周りを回るように配置されていること、
を特徴とする請求項17に基づく装置。
【請求項20】
−輸送コンテナの回転が制御可能な形で一時的に操作されること、
を特徴とする請求項19に基づく装置。
【請求項21】
−輸送コンテナが固定した間隔で離れて隣接するコンテナの回転軸と共に循環する移動路内を移動するように配置されていること、
を特徴とする請求項19又は20に基づく装置。
【請求項22】
−輸送コンテナがエンドレスで動く列の中で循環路に沿って動くように配置されていること、
を特徴とする前述の請求項17−21の1以上に基づく装置。
【請求項23】
−循環路が水平及び垂直の両方の位置を有すること、
を特徴とする前述の請求項17−22の1以上に基づく装置。
【請求項24】
−輸送コンテナがチェーン又はラインによる通路に沿って移動可能であること、
を特徴とする前述の請求項17、21、22、23の1以上に基づく装置。
【請求項25】
−同期して動くチェーン又はラインの助けを受けて輸送コンテナが移動可能になること、
を特徴とする請求項24に基づく装置。
【請求項26】
−コンテナの支持ピンが各チェーン又はライン上のホルダー内で支持されること、
を特徴とする請求項24に基づく装置。
【請求項27】
−輸送コンテナがコンテナの両側にガイドピンを有し、その循環路の水平部分の少なくとも一部で回転防止用保持材を形成すること、
を特徴とする請求項22−26のひとつに基づく装置。
【請求項28】
−輸送コンテナの回転を制御するための複数のガイドピン、その場合、コンテナの最初の回転を生じるように、少なくとも1個のガイドピンを配送位置に位置して動くガイド・フラップと協調するように配置され、又、その場合、輸送コンテナの回転を効果的に制御するために、少なくとも1個の追加のガイドピンが歯付き係合要素と協調するように設計されていること、
を特徴とする請求項17又は18に基づく装置。
【請求項29】
−輸送コンテナが輸送経路に沿って一定速度で移動すること、
を特徴とする前述の請求項17−28の1以上に基づく装置。
【請求項30】
−輸送コンテナが空の包装ユニットの形になっている物品を受けるように設計されていること、例えば、金属又はプラスチックの缶、又は、プラスチック又はガラスのボトルであること、
を特徴とする請求項17−29のひとつ以上に基づく装置。
【請求項31】
−以下の特徴の少なくともひとつを確認するためにテレビジョン・カメラを輸送コンテナの通路の上に置き、物品認識手段と協力すること:唯一の物品が専用の輸送コンテナ内にあること、輸送コンテナが希望の物品配送位置で空になっていること、物品が未知の物品で無いこと、物品が一体の状態になっていること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく装置。
【請求項32】
−配送位置で、専用の収集又は保管用の容器、粉砕機又は別のコンベヤが用意されていること、
を特徴とする請求項17−31のひとつ以上に基づく装置。
【請求項33】
−チェーン又はラインが2個の剛直に結合され、動力を供給された駆動車輪により駆動され、その車輪の回りをチェーン又はラインが部分的に走っていること、
−チェーン又はライン上の前記ホルダーが各ガイド車輪内の対応する凹部と連続的に協調するように設計されていること、
を特徴とする請求項24又は25に基づく装置。
【請求項1】
種々のタイプ、サイズ、重量、材料又は形状の物品を各物品に指定された複数の配送位置のうちのひとつの配送位置に個別に配送するための方法で、
−その物品をひとつずつ各輸送コンテナに置くこと、
−各物品が希望の各配送位置で、その輸送コンテナから収集又は保管用の容器、粉砕機又はさらにその物品専用のコンベヤに移されること、
−その輸送コンテナは指定された配送位置で重力の効果により、又は、別個の制御された操作手段の助けを受けて、物品が放出されること、
−輸送コンテナに置かれる前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定すること、
を特徴とする方法。
【請求項2】
−輸送コンテナは部分的に開いたコンテナで、例えば、バケット形又はトラフ形で、その中に置かれる物品に対して指定された配送位置で、重力の効果により物品を放出するために回転軸の回りを反転できるようになっていること、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項3】
−反転は360°の角度に亘って行われること、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項4】
−指定された配送位置で2個の軸方向に位置合わせをされた支持ピンの回りで輸送コンテナを回すこと、
を特徴とする請求項1に基づく方法。
【請求項5】
−輸送コンテナの回転が制御可能な形で力により一時的に操作されること、
を特徴とする請求項2に基づく方法。
【請求項6】
−輸送コンテナが固定した間隔で離れた隣接するコンテナの回転軸と共に循環する移動路内を移動できること、
を特徴とする請求項1又は2に基づく方法。
【請求項7】
−輸送コンテナがエンドレスの移動するコンテナ列として循環路に沿って動けること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項8】
−循環路が水平部分と垂直部分の両方を有すること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項9】
−輸送コンテナがチェーン又はラインを用いた通路に沿って動くこと、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項10】
−輸送コンテナをチェーン又はラインのペアの同期的移動により動かすこと、
を特徴とする請求項9に基づく方法。
【請求項11】
−コンテナの支持ピンをそれぞれのチェーン又はライン上のホルダーで支持すること、
を特徴とする請求項9又は10に基づく方法。
【請求項12】
−コンテナの両側のガイドピンが回転防止用保持材を形成することにより輸送コンテナが循環路の水平部分で回転しないこと、
を特徴とする請求項7−10のひとつに基づく方法。
【請求項13】
−回転が複数のガイドピンにより制御され、少なくとも1個のガイドピンが配送地点に取付けられた移動ガイド・フラップと協調して、コンテナの最初の回転を生じ、少なくとも1個の別のガイドピンが歯付き係合要素と協調してコンテナの制御された回転を生じること、
を特徴とする請求項1又は2に基づく方法。
【請求項14】
−輸送コンテナを輸送路に沿って一定速度で動かすこと、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項15】
−物品が空の包装ユニットであること、例えば、金属又はプラスチックの缶又はプラスチック又はガラスのボトルであること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項16】
−輸送コンテナをテレビジョン・カメラにより検査し、以下の特徴の少なくともひとつを決定する:1個のみの物品が専用輸送コンテナ内にあること、輸送コンテナが物品の希望する配送位置で空になっていること、物品が未知の物品でないこと、物品が一体の状態であること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく方法。
【請求項17】
種々のタイプ、サイズ、重量、材料又は形状の物品を各物品に指定された複数の配送位置のうちのひとつの配送位置に個別に配送するための装置で、
−それぞれが1個のみの物品を保持するように設計されていて、エンドレスで移動する容器の列として循環輸送路に沿って間隔を置いて動くように配置された複数の輸送コンテナ、
−各輸送コンテナ内に1個のみの包装ユニットを置くことができる位置の前に少なくともその材料のタイプに関して各物品を特定するための手段、
−指定された配送位置でコンテナからそのコンテナ内の特定された物品を取出すために各輸送コンテナと協調して、特定物体に関連した活性化ポジション内で整然と各配送位置に取付けられた活性化手段、活性化されていなければ関係がない配送位置をコンテナが選択的に通過できるように不活性化位置内の前記活性化手段が設計されていること、
を特徴とする装置。
【請求項18】
−輸送コンテナが部分的に開いたコンテナ、例えば、バケット形又はトラフ形であること、
−その中に置かれた物品に対して指定された配送位置で輸送コンテナが、重力効果により物品を放出するために、その回転軸の周りで輸送コンテナが反転するために配送位置で手段と協調するように配置されていること、
を特徴とする請求項17に基づく装置。
【請求項19】
−物品に指定された配送位置で、輸送コンテナが2個の軸方向に位置合わせされた支持ピンの周りを回るように配置されていること、
を特徴とする請求項17に基づく装置。
【請求項20】
−輸送コンテナの回転が制御可能な形で一時的に操作されること、
を特徴とする請求項19に基づく装置。
【請求項21】
−輸送コンテナが固定した間隔で離れて隣接するコンテナの回転軸と共に循環する移動路内を移動するように配置されていること、
を特徴とする請求項19又は20に基づく装置。
【請求項22】
−輸送コンテナがエンドレスで動く列の中で循環路に沿って動くように配置されていること、
を特徴とする前述の請求項17−21の1以上に基づく装置。
【請求項23】
−循環路が水平及び垂直の両方の位置を有すること、
を特徴とする前述の請求項17−22の1以上に基づく装置。
【請求項24】
−輸送コンテナがチェーン又はラインによる通路に沿って移動可能であること、
を特徴とする前述の請求項17、21、22、23の1以上に基づく装置。
【請求項25】
−同期して動くチェーン又はラインの助けを受けて輸送コンテナが移動可能になること、
を特徴とする請求項24に基づく装置。
【請求項26】
−コンテナの支持ピンが各チェーン又はライン上のホルダー内で支持されること、
を特徴とする請求項24に基づく装置。
【請求項27】
−輸送コンテナがコンテナの両側にガイドピンを有し、その循環路の水平部分の少なくとも一部で回転防止用保持材を形成すること、
を特徴とする請求項22−26のひとつに基づく装置。
【請求項28】
−輸送コンテナの回転を制御するための複数のガイドピン、その場合、コンテナの最初の回転を生じるように、少なくとも1個のガイドピンを配送位置に位置して動くガイド・フラップと協調するように配置され、又、その場合、輸送コンテナの回転を効果的に制御するために、少なくとも1個の追加のガイドピンが歯付き係合要素と協調するように設計されていること、
を特徴とする請求項17又は18に基づく装置。
【請求項29】
−輸送コンテナが輸送経路に沿って一定速度で移動すること、
を特徴とする前述の請求項17−28の1以上に基づく装置。
【請求項30】
−輸送コンテナが空の包装ユニットの形になっている物品を受けるように設計されていること、例えば、金属又はプラスチックの缶、又は、プラスチック又はガラスのボトルであること、
を特徴とする請求項17−29のひとつ以上に基づく装置。
【請求項31】
−以下の特徴の少なくともひとつを確認するためにテレビジョン・カメラを輸送コンテナの通路の上に置き、物品認識手段と協力すること:唯一の物品が専用の輸送コンテナ内にあること、輸送コンテナが希望の物品配送位置で空になっていること、物品が未知の物品で無いこと、物品が一体の状態になっていること、
を特徴とする前述の請求項の1以上に基づく装置。
【請求項32】
−配送位置で、専用の収集又は保管用の容器、粉砕機又は別のコンベヤが用意されていること、
を特徴とする請求項17−31のひとつ以上に基づく装置。
【請求項33】
−チェーン又はラインが2個の剛直に結合され、動力を供給された駆動車輪により駆動され、その車輪の回りをチェーン又はラインが部分的に走っていること、
−チェーン又はライン上の前記ホルダーが各ガイド車輪内の対応する凹部と連続的に協調するように設計されていること、
を特徴とする請求項24又は25に基づく装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公表番号】特表2007−535453(P2007−535453A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502746(P2007−502746)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【国際出願番号】PCT/NO2005/000083
【国際公開番号】WO2005/087629
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(500362660)トムラ・システムズ・エイ・エス・エイ (11)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【国際出願番号】PCT/NO2005/000083
【国際公開番号】WO2005/087629
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(500362660)トムラ・システムズ・エイ・エス・エイ (11)
【Fターム(参考)】
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