説明

玩具

【解決手段】 部屋の内部には、部屋の前面から目視可能な透明LCDスクリーンが壁、天井、床に接して配置され、LCDスクリーンの前部および後部には椅子等の内装体や木、塀、犬小屋等の外装体が配置され、LCDスクリーンには、女の子のキャラクタや動物キャラクタが表示されるようになっており、ユーザは、LCDスクリーンのキャラクタや内装体および外装体を見ながらゲームを楽しむことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームプログラムに従って画面に表示されたキャラクタと遊ぶことができる玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲームプログラムに従ってゲームを進行させるように構成された玩具として、例えば、人形遊びができるハウス玩具が知られている(特許文献1参照)。このハウス玩具は、本体に、机、ベッド、ピアノなどの家具部品、電話機、レンジ、電灯等の電気部品が設けられているとともに、各電気部品に対応した音、音声、光等の信号発生手段が設けられており、各電気部品内またはその近傍には、信号発生手段をオンまたはオフするスイッチが設けられている。そして、ゲームプログラムに従ってゲームが進行する過程で、信号発生手段によって遊戯者に指示が与えられ、スイッチのオンまたはオフを検知することによって、遊戯者が指示に従ったか否かを判定できるようになっている。このハウス玩具は、ゲームプログラムに従ってゲームを進行させるようにしているので、一つのハウス玩具本体で、いろいろな場面を設定することができるとともに、各場面に応じた遊びを遊戯者に提供することができる。
【0003】
しかし、このハウス玩具は、遊戯者が人形体を直接把持して遊ばなければならず、人形体を直接把持することなく、画面を見ながらキャラクタと遊ぶことができるものとして、仮想生命体の育成シミュレーション装置が提案されている(特許文献2参照)。この仮想生命体の育成シミュレーション装置によれば、仮想生命体をキャラクタとして画面上に表示し、画面内の仮想生命体からの呼びかけや要求に対して遊戯者が応答して対応することで、仮想生命体をしつけつつ、トレーニングしながら仮想生命体を成長させることができるようになっている。
【特許文献1】特許3285827号公報(第2頁から第4頁、図1)
【特許文献2】特開平10−232595号公報(第5頁から第7頁、第10頁から第11頁、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
仮想生命体の育成シミュレーション装置においては、仮想生命体をキャラクタとして画面上に表示し、画面内の仮想生命体からの呼びかけや要求に対して遊戯者が応答することで、遊戯者は、画面を見ながら仮想生命体と遊ぶことができる。
【0005】
しかし、仮想生命体が画面上に表示されても、仮想生命体の動きなどにリアリティを持たせるには十分ではない。
【0006】
本発明は、キャラクタの動きなどにリアリティを持たせることができる玩具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、奥行きがあり前面が開いた物理的空間を構成する構造体と、前記前面近傍あるいは空間内部であって前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、前記LCDスクリーンの前面および後部の空間に物理的に配置された家具、家屋構造およびインテリア等の物理的物体と、前記LCDスクリーンには女の子や動物等のキャラクタの画像が表示され、当該キャラクタの画像が前記物理的物体と仮想的に関連付けて動くようにプログラムされた表示手段と、を備えてなる玩具を構成したものである。
【0008】
前記玩具を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
(1)前記構造体はミニチュアの家であり、前記空間は家の部屋であり、前記物体は、前記部屋内に配置されたミニチュアのテーブルや椅子等の内装体であり、前記キャラクタの画像は前記LCDスクリーン上で前記内装体の後部あるいは前部を仮想的に動くようにプログラムされている。(2)前記構造体は玩具の家であり、前記空間は前記家の部屋であり、前記物体は、前記部屋内に配置されたテーブルや椅子等の内装体あるいは家の前部に物理的に配置されたミニチュアの木、塀、犬小屋等の外装体であり、前記キャラクタは前記外装体の後部および前記内装体の前部を仮想的に動くようにプログラムされている。
【0009】
また、本発明は、玩具の家であって、前記家は、前面が開いた部屋空間を構成しており、前記部屋の左右の壁、天井及び床に接して設けられ、前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、前記LCDスクリーンの前部および後部の両側に配置された内装体と、前記LCDスクリーンにはキャラクタが表示され、当該キャラクタが前記内装体と仮想的に関連付けて動くようにプログラムされた表示手段と、を備えた玩具の家を構成したものである。
【0010】
前記玩具の家を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
(1)前記内装体は前記LCDスクリーンの後部に配置された屋外または屋内の階段であり、前記表示手段は前記キャラクタが前記屋内の階段を仮想的に上り降りする動きを行うようにプログラムされている。
(2)前記内装体は前記LCDスクリーンの前部に配置されたテーブルであり、前記表示手段は前記キャラクタが前記テーブルの前に座る動きを行うようにプログラムされている。
(3)前記内装体は前記LCDスクリーンを挟んで配置されたテーブルと椅子であり、前記表示手段は前記キャラクタが前記テーブルの前で前記椅子に座る動きを行うようにプログラムされている。
【0011】
また、本発明は、玩具の家であって、前記家は、前面が開いた部屋空間を構成しており、前記部屋の左右の壁、天井及び床に接して設けられ、前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、前記LCDスクリーンの前部に配置された木、塀、犬小屋等の外装体と前記LCDスクリーンの後部に配置された内装体と、前記LCDスクリーンにはキャラクタが表示され、当該キャラクタが前記外装体あるいは内装体と仮想的に関連付けて動くようにプログラムされた表示手段と、を備えた玩具の家を構成したものである。
【0012】
さらに、玩具の家であって、前記家の内部空間に配置されたLCDスクリーンと、前記LCDスクリーンに動くキャラクタを表示する表示手段と、を備え、前記玩具の家は、当該家の隣に他の家が接続可能に構成されており、前記表示手段は、前記他の家が並んで接続されたとき、前記動くキャラクタが一方の家から他方の家に仮想的に移動するようにプログラムされている玩具の家を構成したものである。
【0013】
前記した手段によれば、玩具の家となる構造体の内部に透明LCDスクリーンが配置され、LCDスクリーンの前部や後部には内装体や外装体が配置され、LCDスクリーンにキャラクタが表示されるので、キャラクタの動きなどにリアリティを持たせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、キャラクタの動きなどにリアリティを持たせることができ、遊戯者により質の高い遊びを提供することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1aは、本発明の一実施例を示す玩具の正面説明図である。図1aにおいて、玩具10は、奥行きがあり、前面が開いた空間を構成する構造体としての家(ドールハウス)12を備えている。家12は、二階建ての建物で、一階には広い空間を構成する部屋14が設けられており、部屋14の奥には窓16が設けられ、窓16の右上には液晶時計18が配置され、部屋14の右隅にはドア20が設けられ、部屋14の左隅には二階に通じる階段22が設けられている。部屋14の内部には、部屋14の前面から目視可能な透明LCD(液晶表示)スクリーン24が配置されており、部屋14の背面側にスピーカやコンピュータシステムなどが配置されている。透明LCDスクリーン24は略長方形形状に形成されて、左右の壁、天井、床にそれぞれ接して設けられており、透明LCDスクリーン24の前部および後部には各種の物体が配置されている。例えば、部屋14の内部にはLCDスクリーン24を挟んでテーブルと椅子等の内装体26が配置されており(LCDスクリーン後部に椅子、LCDスクリーンの前部にテーブルがある)、家12の前部には、木、塀、犬小屋等の外装体28が配置されている。この透明LCDスクリーン24は、それぞれが一画素と、女の子のキャラクタ30や動物キャラクタ32等の各種キャラクタを構成する、複数個の液晶セルを備えている。図2に、透明LCDスクリーンに表示される各種の動物キャラクタ32〜45のサンプルを示す。
図1bは、玩具の家12の斜視図である。図1bには玩具の家がより詳細に描かれている。LCDスクリーン24は部屋14の中央に配置され、このLCDスクリーンの端部がそれぞれ左右の壁、天井、床に接して固定される。ミニチュアのテーブル26は、LCDスクリーンの前部に接して配置される。階段下部22−2はLCDスクリーンの前部に沿って配置され、階段上部22−1はLCDスクリーンの後部に配置される。スクリーン24上には、例として、女の子のキャラクタ30と、図2に示す動物キャラクタとは異なる別の動物キャラクタ45が表示されている。家の前部には、例えばフェンス28等の外装体28を置くことができる。時計18がLCDスクリーン上に設置されている。
支え部材19は二つのコネクタ25を有し、それぞれ支え部材19の左右に一つずつ設置される(図示せず)。図4に描かれる他の実施形態で詳細に説明するように、これらのコネクタは通信回線を提供する。
【0016】
各種のキャラクタ30〜45の画像は、表示手段によって部屋14に配置された各種物理的物体と関連づけて仮想的にLCDスクリーン上を動くようになっている。表示手段は、コンピュータシステムの一要素として、例えば、図3に示すように、CPU46、メモリ48、入出力インターフェース50、液晶駆動回路52などを備えたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する。)54で構成されている。キャラクタの画像を表示しその動作を制御するコンピュータプログラムと画像データを記憶するためのメモリ48としては、例えば、ROM、SRAM、EEPROM等の記憶媒体が用いることができる。CPU46はさらに、メモリ48に記憶されたプログラム(ゲームプログラム)に従ってゲームを進行させるための演算処理を実行し、演算結果に従って透明LCDスクリーン24に各キャラクタ30〜44などを表示させるようになっている。
【0017】
マイコン54は、表示手段として、例えば、キャラクタ30〜44と各種物体等が仮想的に関連づけて動くようにプログラムされている。具体的には、マイコン54は、キャラクタ30〜44が内装体26の前部あるいは後部を仮想的に動くようにプログラムされているとともに、外装体28の後部を仮想的に動くようにプログラムされている。また、マイコン54は、内装体26と外装体28が仮想的に関連づけて動くようにプログラムされているとともに、透明LCDスクリーン24の後部に配置された屋内の階段(内装体)22(図1bに描かれる実施形態では、階段下部22−2がLCDスクリーンの前部に配置され、階段上部22−1がLCDスクリーンの後部に配置されている)をキャラクタ30〜45が仮想的に上り降りする動きを行うようにプログラムされ、さらに、キャラクタ30〜45がテーブルの前に座る動きを行ったり、キャラクタ30〜45がテーブルの前で椅子に座る動きを行ったりするようにプログラムされている。また、マイコン54は、家12が、隣接する他の家に通信回線を介して接続されたときには、キャラクタ30〜45が家12から他の家に仮想的に移動するようにプログラムされている。
【0018】
キャラクタ30は、主人公の女の子として設定されており、動物キャラクタ32〜44は、主人公のキャラクタ30の友人として、二足歩行が可能で、人間と同じような生活ができるように設定されている。動物キャラクタ32〜45のうち3種類が一つの家12に用意され、そのうちの一匹がランダムに主人公のキャラクタ30と同居するように設定(プログラム)されている。この他、キャラクタ30等には各種の機能がプログラムされるようになっている。
【0019】
例えば、ユーザ(遊戯者)が、家12の前のスイッチを操作することで、主人公のキャラクタ30にご飯をあげることができ、テレビを付けてちょっとした悪戯ができるようになっている。また、ユーザが家12の屋根をたたいたとき(ノックしたとき)には、縦32ドット×横64ドットの液晶時計18の時間に合わせて、窓16の外が光るとともに、通常(昼間)は自動で動いているキャラクタ30が階段22を上がって、二階のトイレに行ったり、お風呂に入ったりし、時間によっては、寝室のベッドで寝るようになっている。キャラクタ30が二階のトイレに入ったときには、「ザー」という音がスピーカから発せられるようになっている。
【0020】
ユーザが家12の屋根をたたいたときに、繰り広げられるパターンとしては、この他に、昼間のパターンとして、「朝の挨拶」、「朝ご飯」、「外出」、「掃除」、「洗濯」、「テレビ」、「昼ご飯」、「宅配便」が挙がられ、夕刻からのパターンとして、「夕飯」、「洗い物」、「お風呂」、「トイレ」、「歯磨き」、「団欒」、「寝支度」、「お休みの挨拶」が挙げられる。
【0021】
また、ユーザが液晶時計18をリセットして時間を設定すると、設定された時間が表示されるとともに、設定された時間を基に主人公のキャラクタ30が現れ、その後、家12のドア20が開き、動物キャラクタ32〜45のいずれか一匹がランダムに現れてルームメイトとして同居するようになっている(なお、動物キャラクタ32〜45が現れない場合もある。)。
【0022】
また、主人公のキャラクタ30と動物キャラクタ32〜45との生活は日々変化し、たまには二人でダンスを踊ることもあるが、主人公のキャラクタ30の接し方によっては、動物キャラクタ32〜45が家12を飛び出したり、病気になったりするようになっている。また、何事も無くても、時間の経過に伴って、やがて両者の円満な別れが訪れ、代わりに、新たな動物キャラクタ32〜45が現れるようになっている。さらに、家12は、隣接する他の家と2〜3軒まで通信回線を介して接続可能であり、家12が隣接する他の家と通信回線で接続されたときには、家12に他の家の動物キャラクタが来て、しばらく遊んでいくようになっている。また家12と他の家とが通信回線で接続されている間は、動物キャラクタが双方を行ったり来たり、動物キャラクタ同士がダンスを踊ったりし、楽しいイベントが開始されるようになっている。
【0023】
イベントとしては、例えば、「相手の動物キャラクタがプレゼントとしてご飯をくれる。」、「相手の動物キャラクタと一緒にダンスを踊る。」、「自分の動物キャラクタがさらわれる。」、「動物キャラクタ同士で喧嘩が始まる。」、「動物キャラクタ同士が意気投合して二人で家出をする。」等が挙げられる。
【0024】
家12と他の家とを通信回線を介して接続するに際して、各家には、図4に示すように、通信手段として、通信ポートA、Bが設けられている。各通信ポートには、シリアル通信受信ポートA1、B1とシリアル通信送信ポートA2、B2が設けられている。
【0025】
ここで、家12の通信ポートBと他の家56の通信ポートAとを通信回線を介して接続すると、家12の通信ポートAには通信回線が接続されていないので、家12の通信ポートBをマスターデバイス(最上位アドレス)とし、一方、他の家56は、通信ポートBに通信回線が接続されていないので、スレーブデバイス(最下位アドレス)とする。各家12、56の通信ポートのアドレスが決まれば、どのアドレスのデバイスにデータを送るかを決められるので、相互通信が可能になる。すなわち、家12から通信ポートB(通信ポートB1、B2)を使って、他の家56の通信ポートAに家12のアドレスを送信することで、その後、相互で通信を行うことができる。この場合、動物キャラクタ32〜45の移動に関する情報等が相互で通信されることになる。
【0026】
上記のように構成された玩具10をユーザが使用するに際して、家12のスイッチがユーザによって投入されると、マイコン54が起動し、プログラムに従ってゲームが展開される。例えば、ユーザが液晶時計18をリセットして時間を設定すると、設定された時間が表示されるとともに、設定された時間を基に主人公のキャラクタ30が現れ、その後、家12のドア20が開き、動物キャラクタ32〜45のいずれか一匹がランダムに現れてルームメイトとして同居する。主人公のキャラクタ30と動物キャラクタ32〜45のいずれか一匹との生活は日々変化し、たまには二人でダンスを踊ることもあるが、主人公のキャラクタ30の接し方によっては、動物キャラクタ32〜44が家12を飛び出したり、病気になったりする。また、何事も無くても、時間の経過に伴って、やがて両者の円満な別れが訪れ、代わりに、新たな動物キャラクタが現れる。
【0027】
一方、ユーザが家12の屋根をたたく(ノックする)と、液晶時計18の時間に合わせて、窓16の外が光るとともに、キャラクタ30が階段22を上がって、二階のトイレに行ったり、お風呂に入ったりする。キャラクタ30が二階のトイレに入ったときには、「ザー」という音がする。
【0028】
ゲームもしくは予め設定されたシナリオのストーリーが展開する過程では、家12の部屋14に配置されたLCDスクリーン24にキャラクタ30などが表示されるため、ユーザは、LCDスクリーン24のキャラクタ30や内装体26および外装体28を見ながらゲームもしくは予め設定されたシナリオのストーリーを楽しむことができ、キャラクタ30の動きなどにリアリティを持たせることができ、ユーザにより質の高い遊びを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1a…本発明の一実施例を示す玩具の正面図、図1b…本発明の一実施例を示す玩具の斜視図。
【図2】各種キャラクタの正面図。
【図3】マイコンの構成図。
【図4】2軒の家を通信回線で接続するときの構成説明図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
奥行きがあり前面が開いた物理的空間を構成する構造体と、
前記前面近傍あるいは空間内部であって前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、
前記LCDスクリーンの前部および後部に物理的に配置された物体と、
前記LCDスクリーンにはキャラクタの画像が表示され、当該キャラクタが前記物体と仮想的に関連付けてLCDスクリーン上を動くようにプログラムされた表示手段と、を備えてなる玩具。
【請求項2】
前記構造体は玩具の家であり、前記空間は前記家の部屋であり、前記物体は、前記部屋内に配置される家具および内部構造のうち少なくとも一つであり、前記キャラクタは前記LCDスクリーン上で前記物理的物体の後部あるいは前部を仮想的に動くようにプログラムされている請求項1記載の玩具。
【請求項3】
前記家の外側かつ前部に配置された物体をさらに備え、前記キャラクタは前記LCDスクリーン上で前記外部に配置された物体の後部を仮想的に動くようにプログラムされている請求項2に記載の玩具。
【請求項4】
玩具の家であって、
前記家は、前面が開いた部屋空間を構成しており、
前記部屋の左右の壁、天井及び床に接して設けられ、前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、
前記LCDスクリーンの前部および後部の両側に配置された内装体と、
前記LCDスクリーンにはキャラクタが表示され、当該キャラクタが前記内装体と仮想的に関連付けて動くようにプログラムされた表示手段と、を備えた玩具の家。
【請求項5】
前記内装体は前記LCDスクリーンの後部に配置された階段であり、前記表示手段は前記キャラクタが前記階段を仮想的に上り降りする動きを行うようにプログラムされている請求項4記載の玩具の家。
【請求項6】
前記内装体は前記LCDスクリーンの前部に配置されたテーブルであり、前記表示手段は前記キャラクタが前記テーブルの前に座る動きを行うようにプログラムされている請求項4記載の玩具の家。
【請求項7】
前記内装体は前記LCDスクリーンを挟んで配置されたテーブルと椅子であり、前記表示手段は前記キャラクタが前記テーブルの前で前記椅子に座る動きを行うようにプログラムされている請求項4記載の玩具の家。
【請求項8】
玩具の家であって、
前記家は、前面が開いた部屋空間を構成しており、
前記部屋の左右の壁、天井及び床に接して設けられ、前記前面から目視可能な位置に配置された透明LCDスクリーンと、
前記部屋の外側でかつ前記LCDスクリーンの前面に配置された外装体と前記LCDスクリーンの後部に配置された内装体と、
前記LCDスクリーンにはキャラクタが表示され、当該キャラクタが前記外装体あるいは内装体と仮想的に関連付けて動くようにプログラムされた表示手段と、を備えた玩具の家。
【請求項9】
玩具の家であって、
前記家の内部空間に配置されたLCDスクリーンと、
前記LCDスクリーンに動くキャラクタを表示する表示手段と、を備え、
前記玩具の家は、当該家の隣に他の家が接続可能に構成されており、
前記表示手段は、前記他の家が並んで接続されたとき、前記動くキャラクタが一方の家から他方の家に仮想的に移動するようにプログラムされている玩具の家。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−218293(P2006−218293A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−5490(P2006−5490)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【出願人】(599064214)株式会社セガ トイズ (32)
【出願人】(502413337)有限会社イング21 (2)
【Fターム(参考)】