説明

現金振込手続方法およびシステム

【課題】振込扱者側にて金融機関窓口にて振込手続を行なった際、金融機関側での振込手続が完了する前に、振込手続準備状況を振込扱者側へ電子メールにより知らせることができるようにして、振込扱者側にて振込手続の状況が確認できるようにする現金振込手続方法およびシステムを提供すること。
【解決手段】現金振込手続システム10は、振込扱者p側から提出される振込用紙20および振込現金mに基き、振込手続入力データanを入力し、振込手続入力データ信号aを生成する金融機関11側の窓口端末15と、振込手続入力データ信号aを受信して振込手続準備完了情報データ信号bを生成すると共に、振込扱者p側の通信端末13へ送信する管理コンピュータ16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金融機関を通じて現金振込する現金振込手続方法およびシステムに係るもので、特に金融機関側にて現金振込手続きをする際に、振込扱者側に対し振込手続に有用な情報を提供し得る現金振込手続方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の現金振込手続システムは、料金等の現金を現金振込手続により受取る振込受取者が、振込仲介者の現金収納端末を利用し、この振込仲介者を介して振込まれた現金を受取るまでの一連の手続きを、簡略化させるために、通常その手続きに用いられる請求書,領収書および現金を直接取り扱わないで、ネットワークを介して行なおうとする現金振込手続システムがある。
【0003】
このような現金振込手続システムとして、特開2003−58800号公報(特許文献1参照)に開示されたものがある。
【0004】
この現金振込手続システムよれば、図4に示すように、ネットワーク1を介して情報データ信号のやり取りを行い、振込手続を完了させる現金振込手続システム2である。
【0005】
この現金振込手続システム2は、現金振込を行う振込扱者側へネットワーク1を介して現金振込請求することができるように、振込受取者側に備える通信端末3と、この振込受取者側の通信端末3からネットワーク1を介して接続される振込扱者側の携帯端末4と、この携帯端末4を操作することにより、ネットワーク1を介して振込手続がとれるように設けられた振込仲介者側の現金収納端末5とから構成されている。
【0006】
振込受取者側の通信端末3は、「現金請求データ信号」(請求額)と、領収書となる「現金収納データ信号」(請求書)とによる振込要求情報データ信号xを振込扱者側の携帯端末4から送信するものである。
【0007】
振込扱者側の携帯端末4は、ネットワーク1を介して振込処理が可能なように、通信振込処理機能を備えており、上記「現金請求データ信号」および「現金収納データ信号」に基き、振込仲介者側の現金収納端末5へ振込金額に領収書の「現金収納データ信号」(請求書)を添付した振込手続情報データ信号yが送信されるように成っている。
【0008】
振込仲介者側の現金収納端末5は、振込扱者側の携帯端末4から振込手続があった場合に、この振込額をネットワーク1を介して振込受取者の通信端末3側へ振込手続完了情報データ信号zが送信されるようになっている。
【0009】
このように、従来の現金振込手続システム2によれば、振込扱者側の携帯端末4から振込仲介者側の現金収納端末5を介して現金振込を可能にしている。
【0010】
従って、振込受取者側によれば、現金回収業務を、低コストで、手間を掛けずに行なうことができるようになっている。
【特許文献1】特開2003−58800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来の現金振込手続システム2の構成によれば、振込受取者(請求元)が振込扱者側から振込まれる振込金額を受取るにあたって、振込仲介者側の現金収納端末5を介して行なっているので、この現金収納端末5から請求元の振込受取者側へ実際に支払われたどうかの確認がとれないまま振込手続きがとられていた。
【0012】
従って、振込扱者側において、振込手続が完了したか否かの確認手段がなく、振込受取者側から領収書等の振込完了通知が届くまで振込手続の完了を認知することができなかった。
【0013】
また、振込扱者側への振込通知が遅れた場合や、遅れて通知される場合には、払込手続完了後に振込受取者側から未払い通知や振込催促通知が送付されてくることが想定される等の不都合があった。
【0014】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、振込扱者側にて金融機関窓口にて振込手続を行なった際、金融機関側での振込手続が完了する前に、振り込みの手続準備状況を振込扱者側へ電子メールにより知らせることができるようにすることにより、振込扱者側にて振込手続の段階から認知し得るようにする現金振込手続方法および現金振込手続システムを提供することを主な目的とする。
【0015】
また、本発明の他の目的は、振込扱者側にて金融機関窓口にて最初に振込手続を行なった際には、金融機関側で次回以降に電子メールアドレス入力をすることなく自動的に振込扱者側へ振込手続状況を報知することができる現金振込手続方法およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために、本発明によれば、振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、を具備することを特徴とする現金振込手続方法を提供する。
【0017】
上記目的を達成するために、本発明によれば、振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、金融機関側のコンピュータにて上記振込手続が完了したとき、当該コンピュータから上記振込扱者側の通信端末へ振込手続完了情報データ信号を送信するステップと、を具備することを特徴とする現金振込手続方法を提供する。
【0018】
上記目的を達成するために、本発明によれば、振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、上記金融機関側のコンピュータにて、上記振込扱者側の通信端末から払戻手続入力データ信号を受信することにより、上記金融機関側のコンピュータにて振込手続きを中止するステップと、を具備することを特徴とする現金振込手続方法を提供する。
【0019】
上記目的を達成するために、本発明によれば、振込扱者側から提出される振込用紙および振込現金に基き、振込手続入力データを入力し、振込手続入力データ信号を生成する金融機関側の窓口端末と、上記振込手続入力データ信号を受信して振込手続準備完了情報データ信号を生成すると共に、振込扱者側の通信端末へ送信する管理コンピュータとを具備したことを特徴とする現金振込手続システムを提供する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、振込扱者側にて金融機関窓口にて振込手続を行なった際、金融機関側での振込手続の準備状況を振込扱者側へ電子メールにより知らせることができるようにしたので、振込扱者側にとって振込手続の状況を知ることができ、払込扱者側にとって都合のよい現金振込手続方法およびシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明に係る現金振込手続システムの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の現金振込手続システム10の実施形態を示す概要図である。
【0023】
この現金振込手続システム10は、現金振込を行う振込申込者(以下、振込扱者という。)pが振込手続に利用する金融機関11と、この金融機関11とインターネット等の通信ネットワーク12を介して通信接続される振込扱者p側の通信端末としての携帯端末13と、振込扱者側の振込手続により金融機関11側から送信される振込手続入力データ信号aを受信する振込受取者q側のデータ信号受信端末14とから構成される。
【0024】
金融機関11は、振込扱者pが、図1に示すように、金融機関11側へ振込現金mと、図2に示す振込手続入力データ信号an(a1〜a6)が記入された振込用紙20とを持参して窓口(図示せず)へ提出することにより、振込手続を受付ける。
【0025】
この金融機関11は、窓口用コンピュータとして用いられる窓口端末15および振込処理コンピュータとして用いられる管理コンピュータ16を備えている。
【0026】
窓口端末15には、振込扱者p側から窓口にて提出された振込用紙20に記入された振込手続入力データが入力されようになっている。
【0027】
この窓口端末15に入力されたデータが振込手続入力データ信号aとして窓口端末15のメモリ(図示せず)に保存されると共に、管理コンピュータ16側へ送信されるようになっている。
【0028】
振込手続入力データ信号aは、図2に示すように、振込扱者pが金融機関11の窓口にて提出する振込用紙20に記入される事項を含むデータ信号である。
【0029】
振込用紙20には、振込扱者番号欄a1,振込受取者番号欄a2,振込金額欄a3,振込状況通知サービス欄a4,電子メールアドレス欄a5および備考欄a6がそれぞれ設けられ、この各欄に所要事項が記入される。
【0030】
金融機関11は、これらの各欄に、所要事項が記入された振込用紙20を窓口にて受取るようになっている。
【0031】
一方、金融機関11側の管理コンピュータ16は、データ信号処理ユニット18および電子メール通信ユニット19とを備えている。
【0032】
このデータ信号処理ユニット18は、窓口端末15側から振込手続入力データ信号aを受信すると共に、このデータ信号aの振込金額欄a3に示された振込現金mの振込手続の準備が完了したことを示す振込手続準備完了情報データ信号bを生成し、電子メール通信ユニット19側へ送信するようになっている。
【0033】
この電子メール通信ユニット19は、データ信号処理ユニット18側から振込手続準備完了情報データ信号bを受信し、通信ネットワーク12を介して振込扱者p側の携帯端末13へ送信できるように設けられる。
【0034】
なお、振込扱者p側の携帯端末13へ送信される振込手続準備完了情報データ信号bには、振込手続入力データ信号aと同様のデータ信号であってもよく、更には振込手続完了時刻を示すデータ信号が含まれてもよい。
【0035】
なお、振込扱者p側の携帯端末13は、振込手続完了時刻が示される場合や、振込手続準備完了から振込手続が完了するまでの間の時間が短い場合等には、振込扱者pにとって振込手続を管理する上で極めて便利である。
【0036】
また、この振込手続準備完了情報データ信号bを受信した振込扱者p側の携帯端末13は、振込手続準備完了情報データ信号bの受信記録が表示されるようになされ、振込者側Pにおいて、再チェックを行い、金額や振込受取者名に間違いないか否かの確認および振込手続きそのものの是非を確認することができる。
【0037】
そして、上記振込手続を都合によりキャンセルしたい場合には、振込手続準備完了情報データ信号bの通信メールにキャンセルする旨のメッセージを携帯端末13を用いて、図3に示す「払込通知書」のフォーマットを用いて、払込手続入力データcnを書込むか、金融機関11側で払戻手続入力データcnが既に書き込まれた払戻通知書21にサインすればよい等の方法がある。
【0038】
また、別の通知手段として、例えば設置型の通信端末、更にはFAXや電話等の通信手段(図示せず)によりメッセージを送信することにより払戻通知書21の提出の代替とすることもできる。
【0039】
この振込扱者p側からの電子メールを金融機関11側にて受信すると共に、電子メール通信ユニット19は、払戻手続入力データ信号cを受信し、振込手続のキャンセル処置が取られる。
【0040】
このキャンセル処置は、管理コンピュータ16のデータ信号処理ユニット18によりなされると共に、払戻通知書21が自動的に発行(紙面)されて、振込扱者p側へ郵送等の手段で送付されるようになっている。
【0041】
この管理コンピュータ16側にて発行される。
【0042】
この発行された払戻通知書21には、図3に示すように、振込扱者番号欄c1,振込金額欄c2,払戻手数料欄c3,払戻金額欄c4,払戻口座番号欄c5および備考欄c6がそれぞれ設けられ、この各欄に所要事項が記入される。
【0043】
振込扱者pは、この各欄に記入された払戻通知書21を金融機関11の窓口へ提出することにより、払戻しが受けられる。
【0044】
一方、振込扱者p側により、これらの確認により振込手続に間違いがなければ、所要の時間経過後に、金融機関11側において正規の振込手続(振込手続の完了)がなされる。
【0045】
なお、金融機関11は、振込手続が完了すると同時に、データ信号処理ユニット18側から電子メール通信ユニット19にて振込手続完了情報データ信号dが生成され、通信ネットワーク12を介して振込扱者p側の携帯端末13へ送信されるようになっている。
【0046】
なお、金融機関11のデータ信号処理ユニット18は、振込手続が完了した時点で、必要に応じて振込手続入力データ信号aに含まれる振込現金額および振込扱者pに関わる情報データを振込受取者q側のデータ受信端末14へ送信して振込予告をすることができるようになっている。
【0047】
次に、現金振込手続システム10の作用について図1〜3を参照して説明する。
【0048】
金融機関11側の窓口にて、振込扱者pが持参した振込現金(振込手数料を含む)mと記入欄に振込手続入力データが記入された振込用紙を受取ると、窓口端末15にて振込手続入力データanが入力される。
【0049】
この振込手続入力データanが窓口端末15へ入力されると、窓口端末15の図示しないメモリにデータが保存されると共に、振込手続入力データ信号a(a1〜a6)が生成され管理コンピュータ16側へ送信される。
【0050】
振込手続入力データ信号aを受信した管理コンピュータ16は、データ信号処理ユニット18にて振込手続準備完了情報データ信号bを生成し、電子メール通信ユニット19側へ送信する。
【0051】
振込手続準備完了情報データ信号bを受信した電子メール通信ユニット19は、直ちに振込手続準備完了情報データ信号bを振込扱者pの携帯端末13側へ転送する。
【0052】
振込手続準備完了情報データ信号bを受信した携帯端末13側から払戻手続が取られた場合には、金融機関11側の電子メール通信ユニット19へキャンセルの旨の返信メールが送信される。
【0053】
すなわち、振込扱者p側の携帯端末13から、払戻手続入力データ信号cが通信ネットワーク12を介して管理コンピュータ16側に送信されると、払戻手続入力データ信号cを受信した管理コンピュータ16側の電子メール通信ユニット19は、払戻通知書21を作成し、振込扱者p宛てに郵送等の手段で送付される。
【0054】
払戻通知書21が届けられた振込扱者pは、図3に示すように、その払戻出力データcnの内容を確認し、金融機関11側へ払戻金額を支払う。
【0055】
一方、振込扱者p側の携帯端末13は、振込手続準備完了情報データ信号bを受信した状態のままで返信のメールをしないことでキャンセルとみなされる。
【0056】
また、所定時間内に、返信のメールをしなかった場合には、金融機関11側の電子メール通信ユニット19は、振込用紙20の振込手続入力データanの全部あるいはその一部、例えば振込扱者番号および振込金額のデータ信号を通信ネットワーク12を介して振込受取者qのデータ信号受信端末14側へ送信する。
【0057】
従って、金融機関11側にて、例えば、振込扱者p側にて前以て了承があった場合には、振込受取者qに対して振込扱者p側から所定金額の振込みがあったことを報知することができる。
【0058】
また、金融機関11側から振込扱者pの携帯端末13側へ振込手続準備完了情報データ信号bを送信するにあたって、携帯端末13側の電子メールアドレスデータ信号が、金融機関11を最初に使用したときに窓口端末15側にて保存されてあり、同一振込扱者pによる次回からの振込手続にあたっては、振込扱者p側から提出される振込用紙20の電子メールアドレス欄a5については、空欄のままでよい。
【0059】
また、現金振込手続きシステム10によれば、金融機関11側から振込扱者p側へ送付される払戻通知書21は、例えば紙面に印刷してら振込扱者p側へ送付する方法を採用したが、金融機関11側の管理コンピュータ16の電子メール通信ユニット19と振込扱者p側の携帯端末13間の通信ネットワーク12を利用した電子メール送信方法による送付手段を採用することも可能である。
【0060】
この送付手段を採用する場合には、振込扱者p側への送付時間の短縮とペーパレス化が図れ、金融機関11側および振込扱者p側にとっても甚だ好都合となる。
【0061】
更に、現金振込手続きシステム10によれば、金融機関11側にて生成される振込手続入力データ信号aは、必ずしも窓口端末15側にて生成する必要はなく、窓口端末15側から管理コンピュータ16側へ元データを送信するようにして、管理コンピュータ16側にて生成するようにしても差し支えない。
【0062】
更には、窓口端末15は、管理コンピュータ16側と一体化した構成のものであってもよい。
【0063】
すなわち、窓口には、例えば管理コンピュータ16側の入力操作部のみを設置した構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の現金振込手続システムの概要図。
【図2】本発明の現金振込手続システムに用いられる払込用紙のフォーマット例を示す図。
【図3】本発明の現金振込手続システムに用いられる払戻通知書のフォーマット例を示す図。
【図4】従来の現金振込手続システムの概要図。
【符号の説明】
【0065】
10 現金振込手続システム
11 金融機関
12 通信ネットワーク
13 携帯端末(通信端末)
14 データ信号受信端末
15 窓口端末(窓口コンピュータ)
16 管理コンピュータ
18 データ信号処理ユニット
19 電子メール通信ユニット
20 振込用紙
21 払戻通知書
a 振込手続入力データ信号
an 振込手続入力データ
b 振込手続準備完了情報データ信号
c 払戻手続入力データ信号
cn 払戻手続入力データ
d 振込手続完了情報データ信号
p 振込扱者
q 振込受取者
m 振込現金

【特許請求の範囲】
【請求項1】
振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、
この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、
この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、
上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、
を具備することを特徴とする現金振込手続方法。
【請求項2】
振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、
この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、
この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、
上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、
金融機関側のコンピュータにて上記振込手続が完了したとき、当該コンピュータから上記振込扱者側の通信端末へ振込手続完了情報データ信号を送信するステップと、
を具備することを特徴とする現金振込手続方法。
【請求項3】
振込扱者側が金融機関側の窓口にて提出する振込現金および振込用紙に記入した振込手続入力データに基き、金融機関側のコンピュータにて入力し、振込手続入力データ信号を生成するステップと、
この振込手続入力データ信号に基き、上記コンピュータにて振込手続の準備をするステップと、
この振込手続の準備の完了に伴ない、上記コンピュータにて振込扱者側の電子メールアドレスを含む振込手続準備完了情報データ信号を生成するステップと、
上記金融機関側のコンピュータにて生成された振込手続準備完了情報データ信号を、上記金融機関側のコンピュータ側から上記振込扱者側の通信端末へ送信するステップと、
上記金融機関側のコンピュータにて、上記振込扱者側の通信端末から払戻手続入力データ信号を受信することにより、上記金融機関側のコンピュータにて振込手続きを中止するステップと、
を具備することを特徴とする現金振込手続方法。
【請求項4】
上記金融機関側のコンピュータにて受信する払戻手続入力データ信号を、当該コンピュータから振込扱者側の通信端末へ送信された振込手続準備完了情報データ信号の返信メールをすることにより、上記コンピュータにて振込手続きを中止するステップを含むことを特徴とする請求項3記載の現金振込手続方法。
【請求項5】
上記金融機関側のコンピュータが受信する払戻手続入力データ信号を振込扱者側の携帯端末から受信することを特徴とする請求項3記載の現金振込手続方法。
【請求項6】
振込扱者側から提出される振込用紙および振込現金に基き、振込手続入力データを入力し、振込手続入力データ信号を生成する金融機関側の窓口端末と、
上記振込手続入力データ信号を受信して振込手続準備完了情報データ信号を
生成すると共に、振込扱者側の通信端末へ送信する管理コンピュータとを具備したことを特徴とする現金振込手続システム。
【請求項7】
上記管理コンピュータは、振込手続準備完了情報データ信号を生成するデータ信号処理ユニットおよび上記振込手続準備完了情報データ信号を振込扱者側の携帯端末へ送信する電子メール通信ユニットとを備えたことを特徴とする請求項6記載の現金振込手続システム。
【請求項8】
上記振込扱者側の通信端末は、携帯端末であることを特徴とする請求項6記載の現金振込手続システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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