説明

生ごみ処理機

【課題】生ごみ処理機において、舞い上がった乾燥ごみ等が、加熱手段に接触し、炭化する可能性があり、使用者に不安感を与える恐れがあった。
【解決手段】送風手段39に対して放射状に設けた複数のエアガイド53aの内部に加熱手段34を設け、エアガイド53a自体を熱源とし、送風手段39からの風をエアガイド53aに吹き付けて熱風を作り出す構成とすることで、熱源近傍に送風手段39で舞い上がる乾燥ごみの堆積する箇所を無くすと共に、熱源自体の温度を180℃以下とし、万が一、熱源に送風手段39で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成の生ごみ処理機を提供できるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は台所等で出る生ごみを処理する生ごみ処理機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の生ごみ処理機を、図5〜図7を用いて説明する。図5は従来の生ごみ処理機の蓋断面図、図6は同、生ごみ処理機の断面図、図7は同、生ごみ処理機の生ごみ収納部側から見た平面図を示すものである。図5〜図7において、1は生ごみ処理機本体、2は生ごみを収納する生ごみ収納部で、底面に生ごみを攪拌する攪拌羽根3を備えている。この生ごみ収納部2の上部に生ごみを加熱する加熱手段4を配してある。ここで、加熱手段4は、シーズヒータを使用している。また、加熱手段4の近傍には送風手段6を配置し、加熱手段4に送風手段6の風を直接当てることで、熱風を作り出し、その熱風を生ごみに当てて生ごみの表面を加熱乾燥する。なお送風手段6は送風用モータ7により回転駆動される。加熱手段4と送風手段6の前面には多孔を配した保護カバー9を設けている。
【0003】
また、生ごみ収納部2の上方に吸気口8が設けられており、この吸気口8は生ごみ収納部2を介して蒸気通路5を通じて脱臭手段10に接続されている。脱臭手段10は加熱されて臭気を脱臭する触媒(図示なし)と、触媒を加熱する触媒加熱ヒータ12で構成し、触媒を介して臭気を脱臭し、排気口13より外部に排出する排気手段14(排気ファン、排気モータ、冷却ファン(図示なし))から構成されている。生ごみ処理機本体1内には制御回路18、攪拌羽根3を駆動する駆動装置19を設けてある。
【0004】
また、蓋21と生ごみ処理機本体1は尾錠20により施錠され、生ごみ処理機が運転状態に入る。
【0005】
上記従来生ごみ処理機において、図5〜図7のように加熱手段4自体が生ごみを乾燥処理する生ごみ収納部内に位置する構成であると共に、蓋21が開いた状態で運転停止する制御であるため、加熱手段4の電源はオフ状態であるが、加熱手段4に直接、手が触れることが可能となっている。さらに、蓋21が開いた状態で、加熱手段4が見える状態となっている。
【特許文献1】特開2005−218929号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記のような従来の構成は、加熱手段自体が生ごみを乾燥処理する生ごみ収納部内に位置する構成であるため、加熱手段の表面温度を400℃以上として、生ごみ収納部内の温度および熱風温度を約120〜130℃にしている。運転処理中において、生ごみ収納部内の乾燥処理された乾燥ごみが送風手段により舞い上がり、保護カバー内の加熱手段近傍に徐々に堆積していく。メンテナンスや掃除がないまま、長時間使用することで、堆積した乾燥ごみが加熱手段に接触してしまう。加熱手段が表面温度400℃以上となるため、堆積した乾燥ごみが黒く炭化してしまう可能性があるという課題と、それを見た使用者が生ごみ処理機本体へ延焼し、発火、発煙するのではという不安感を持たれる恐れがあった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、加熱手段および熱源近傍に送風手段で舞い上がる乾燥ごみの堆積する箇所を無くすと共に、熱源自体の温度を180℃以下とし、万が一、熱源に送風手段で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成とした生ごみ処理機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来の問題を解決するために、生ごみを収納する生ごみ収納部を有する本体と、前記生ごみ収納部開口面を開閉する蓋と、前記蓋内で前記生ごみ収納部開口面に対向するように配置された送風手段と、前記送風手段の全体を覆い、前記送風手段に対して放射状に設けた複数のエアガイドを有する送風ケースと、前記エアガイドの内部に空間を設け、その空間に加熱手段を有し、前記加熱手段で加熱した複数の前記エアガイドを熱源とし、前記送風手段で前記生ごみ収納部側から空気を吸引して複数の前記エアガイドに吹き付けて熱風を作り出し、前記生ごみ収納部へ熱風を送り込む構成としたもので、加熱手段および熱源近傍に送風手段で舞い上がる乾燥ごみの堆積する箇所を無くすと共に、熱源自体の温度を180℃以下とし、万が一、熱源に送風手段で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成とした生ごみ処理機を提供できる。
【0009】
さらに、複数のエアガイドを送風手段に対し、放射状に配置し、なおかつ、熱源となるエアガイドの表面積が大きい構成であるため、熱源となるエアガイドの温度を180℃以下としても、生ごみ収納部内の温度および熱風温度を約120〜130℃とすることは可能となり、生ごみの乾燥に要する時間の延長がなく、放熱ロスの少ない生ごみ処理機を提供することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の生ごみ処理機によれば、万が一、熱源に送風手段で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成とした生ごみ処理機を提供できる。
【0011】
さらに、生ごみの乾燥に要する時間の延長がなく、放熱ロスの少ない生ごみ処理機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
第1の発明は、生ごみを収納する生ごみ収納部を有する本体と、前記生ごみ収納部開口面を開閉する蓋と、前記蓋内で前記生ごみ収納部開口面に対向するように配置された送風手段と、前記送風手段の全体を覆い、前記送風手段に対して放射状に設けた複数のエアガイドを有する送風ケースと、前記エアガイドの内部に空間を設け、その空間に加熱手段を有し、前記加熱手段で加熱した複数の前記エアガイドを熱源とし、前記送風手段で前記生ごみ収納部側から空気を吸引して複数の前記エアガイドに吹き付けて熱風を作り出し、前記生ごみ収納部へ熱風を送り込む構成としたもので、加熱手段および熱源近傍に送風手段で舞い上がる乾燥ごみの堆積する箇所を無くすと共に、熱源自体の温度を180℃以下とし、万が一、熱源に送風手段で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成とした生ごみ処理機を提供できる。さらに、複数のエアガイドを送風手段に対し、放射状に配置し、なおかつ、熱源となるエアガイドの表面積が大きい構成であるため、熱源となるエアガイドの温度を180℃以下としても、生ごみ収納部内の温度および熱風温度を約120〜130℃とすることは可能となり、生ごみの乾燥に要する時間の延長がなく、放熱ロスの少ない生ごみ処理機を提供することができる。
【0013】
第2の発明は、加熱手段の発熱部全面をエアガイドに接面する構成としたもので、加熱手段からの熱をすべてエアガイドに熱伝導し、エアガイド以外からの放熱を少なくする構成となり、放熱ロスの少ない、省エネルギーの生ごみ処理機を提供することができる。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0015】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態における生ごみ処理機の蓋断面図を、図2は、同、生ごみ処理機の断面図を、図3は、同、生ごみ処理機の蓋内部平面図を、図4は、同、生ごみ収納部側から見た平面図を示すものである。
【0016】
図1〜図4において、32は生ごみを収納する生ごみ収納部で、底面に生ごみを攪拌する攪拌羽根33を備えている。送風手段39は送風ケース53で覆い、送風手段39の回転軸に対して略平行に配置している。送風ケース53には、送風手段39に対して、放射状に複数のエアガイド53aを設けている。エアガイド53aの内部には空間53bを設けている。空間53bには、エアガイド53aと同じ数量の加熱手段34を配置している。加熱手段34の発熱部34aは2面有しており、2面共、エアガイド53a内面に接面している。
【0017】
本実施の形態では、送風ケース53は絞り加工で製作しており、エアガイド53aおよび空間53bの形状も絞り加工で部品形状化している。ここで、エアガイド53a自体を送風ケース53と別部品とし、溶接、接着、ねじ締め付けなどの方法で送風ケース53とエアガイド53aを固定し、空間53bを設けることも可能である。
【0018】
さらに、本実施の形態では、加熱手段34として面状のPTCヒータを使用しているが、マイカヒータ、ポリイミドヒータ、シリコンラバーヒータ、セラミックヒータなどの面状のヒータも使用可能である。
【0019】
送風ケース53は支持板54と保持している。また、耐腐食性、耐熱性、放熱性等を考慮し、送風ケース53と支持板54はステンレス板金を使用している。ここで、送風ケース53は、ステンレス以外の板金および耐熱性のある樹脂材料を使用することは可能である。
【0020】
送風ケース53は送風手段39全体を覆うよう配置し、生ごみ収納部32側から空気を吸引し、送風手段39からの風を熱源となるエアガイド53aに吹き付けることで、熱風を作り出し、その熱風を生ごみに当てて生ごみの表面を加熱乾燥する。ここで、送風手段39にターボファンを使用しているが、シロッコファンを使用しても効果は同じである。なお、送風手段39は送風モータ37により回転駆動される。送風手段39の前面には多孔を配した保護カバー68を設けている。保護カバー68は送風ケース53に設けたばね性を有した保護カバー取付具69で保持している。また、生ごみ収納部32の温度を制御するための温度センサ70(サーミスタ)を設けている。
【0021】
生ごみ収納部32の上方に吸気口38が設けられており、この吸気口38は生ごみ収納部32を介して蒸気通路部35、連結通路36を通じて脱臭装置40に接続されている。脱臭装置40は加熱されて臭気を脱臭する触媒(図示なし)と、触媒を加熱する触媒加熱ヒータ42で構成し、触媒(図示なし)を介して臭気を脱臭し、排気口43より外部に排出する排気手段44(排気ファン、排気モータ、冷却ファン(図示なし))から構成されている。本体31内には制御回路48、攪拌羽根33を駆動する駆動装置49を設けてある。
【0022】
蓋51と生ごみ処理機本体は尾錠50により施錠され、生ごみ処理機が運転状態に入る。蓋開操作部52を操作することで、尾錠50を解除し、蓋51が自動的にオープンする構成となっている。
【0023】
本実施の形態では、蓋51に、加熱手段34、送風ケース53、支持板54、送風手段39、送風モータ37を配している。送風ケース53と支持板54により、蓋51閉時に生ごみ収納部32と蓋51を密閉するゴム材料のタイト部55を送風ケース53と支持板54で挟持する形で保持している。
【0024】
また、蓋51は、尾錠50の軸56と蓋回動軸57の両方を有する蓋フレーム58、ヒンジ59、ヒンジ軸60、蒸気通路部A35、連結通路64で構成されている。ヒンジ59には蓋回動軸57に平行にバネ61、案内棒62で構成する蓋開力生成部63を取付けている。
【0025】
以上のように構成された生ごみ処理機について、以下動作、作用、効果を説明する。
【0026】
生ごみを収納する生ごみ収納部32を有する本体31と、生ごみ収納部32開口面に対して略平行に配置した送風手段39と、送風手段39の全体を覆い、送風手段39に対して放射状に設けた複数のエアガイド53aを有する送風ケース53と、エアガイド53aの内部に空間53bを設け、その空間53bに加熱手段34を有し、加熱手段34で加熱した複数のエアガイド53aを熱源とし、送風手段39で生ごみ収納部32側から空気を吸引して複数のエアガイド53aに吹き付けて熱風を作り出し、生ごみ収納部32へ熱風を送り込む構成としたもので、加熱手段34および熱源近傍に送風手段39で舞い上がる乾燥ごみの堆積する箇所を無くすと共に、熱源自体の温度を180℃以下とし、万が一、熱源に送風手段39で舞い上がる乾燥ごみが付着しても、付着したごみが炭化しない構成とした生ごみ処理機を提供できる。
【0027】
さらに、複数のエアガイド53aを送風手段39に対し、放射状に配置し、なおかつ、熱源となるエアガイド53aの表面積が大きい構成であるため、熱源となるエアガイド53aの温度を180℃以下としても、生ごみ収納部32内の温度および熱風温度を約120〜130℃とすることは可能となり、生ごみの乾燥に要する時間の延長がなく、放熱ロスの少ない生ごみ処理機を提供することができる。
【0028】
加熱手段34の発熱部34a全面をエアガイド53aに接面する構成としたもので、加熱手段34からの熱をすべてエアガイド53aに熱伝導し、エアガイド53a以外からの放熱を少なくする構成となり、放熱ロスの少ない、省エネルギーの生ごみ処理機を提供することができる。
【0029】
加熱手段34、送風手段39、送風ケース53は、本体31に対して回動自在に本体31に設けた蓋51に設ける構成としたもので、万が一、使用者が運転途中で蓋51が開いた状態でも、従来の構成では400℃以上となる加熱手段34に直接、手が触れず、安全面に優れた生ごみ処理機を提供できる。ここで、熱源となるに手が触れてしまうが、エアガイド53aの温度は最高180℃以下で、蓋51を開けて30秒程度で80℃以下となるため、従来(約5分で80℃以下)に比べ、格段に安全性が良化する。
【0030】
また、従来の構成では、送風手段39で舞い上がる生ごみ収納部32内の乾燥ごみは、加熱手段34と保護カバー68間の隙間、あるいは、加熱手段34と送風ケース53間の隙間に堆積することが多く、蓋51の開閉操作等の衝撃を加えても、加熱手段34や保護カバー68の表面抵抗で動きづらく、保護カバー68に設けた孔から生ごみ収納部32へ排出しにくい。しかし、本発明の構成では、送風手段39で舞い上がる生ごみ収納部32内の乾燥ごみの堆積するような箇所として、送風ケース53(エアガイド53a)と保護カバー68間があるが、送風ケース53(エアガイド53a)と保護カバー68間に大きな隙間を有し、かつ保護カバー68には複数の孔を設けているため、すぐに乾燥ごみは保護カバー68の孔から排出され、乾燥ごみが堆積することはない。
【0031】
送風ケース53およびエアガイド53aは、金属材料であるステンレスしたもので、ステンレスなどの板金は耐熱温度が高く、樹脂材料に比べ放熱性も高いため、熱効率の高く、安全面に問題のない生ごみ処理機を提供できる。ここで、本実施例では、送風ケース53およびエアガイド53aは、ステンレスを使用しているが、アルミニウム、マグネシウムなどの金属材料を使用することも可能である。さらに、生ごみ処理機の性能(処理時間、消費電力量、電気代など)を重要視せず、製品コストを重要視する場合、送風ケース53、エアガイド53aは耐熱性の高いPPS(ポリフェニレンスルフィド)などの樹脂材料でも使用することは可能である。
【0032】
加熱手段34は、PTCヒータ、マイカヒータ、ポリイミドヒータ、シリコンラバーヒータ、セラミックヒータなどの面状ヒータとしたもので、エアガイド53aの形状に従順する面状ヒータを使用することで、ヒータの発熱部34a全面をエアガイド53aに接面することが可能となり、加熱手段34からの熱をすべてエアガイド53aに熱伝導し、エアガイド53a以外からの放熱を少なくする構成となり、放熱ロスの少ない、省エネルギーの生ごみ処理機を提供することができる。
【0033】
さらに、エアガイド53a内部に加熱手段34を設けているため、生ごみ処理機運転中に生ごみ収納部32の生ごみから発生する腐食性ガスを含む蒸気成分に対する加熱手段34(ヒータ)の長期間に至る絶縁性、耐食性を確保する必要がなく、絶縁性および耐食性に課題を持つマイカヒータ、ポリイミドヒータなどのヒータでも本発明の構成では使用可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の生ごみ処理機は、熱源に付着したごみが炭化せず、また放熱ロスが少なく、家庭用、業務用等、幅広い用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態1における生ごみ処理機の蓋断面図
【図2】同、生ごみ処理機の断面図
【図3】同、生ごみ処理機の蓋内部平面図
【図4】同、生ごみ収納部側から見た平面図
【図5】従来の生ごみ処理機の蓋の断面図
【図6】従来の生ごみ処理機の断面図
【図7】従来の生ごみ処理機の生ごみ収納部側から見た平面図
【符号の説明】
【0036】
31 本体
32 生ごみ収納部
34 加熱手段
34a 発熱部
37 送風モータ
39 送風手段
51 蓋
53 送風ケース
53a エアガイド
53b 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ごみを収納する生ごみ収納部を有する本体と、前記生ごみ収納部開口面を開閉する蓋と、前記蓋内で前記生ごみ収納部開口面に対向するように配置された送風手段と、前記送風手段の全体を覆い、前記送風手段に対して放射状に設けた複数のエアガイドを有する送風ケースと、前記エアガイドの内部に空間を設け、その空間に加熱手段を有し、前記加熱手段で加熱した複数の前記エアガイドを熱源とし、前記送風手段で前記生ごみ収納部側から空気を吸引して複数の前記エアガイドに吹き付けて熱風を作り出し、前記生ごみ収納部へ熱風を送り込む構成とした生ごみ処理機。
【請求項2】
加熱手段の発熱部をエアガイドに接面する構成とした請求項1記載の生ごみ処理機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−137172(P2010−137172A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316373(P2008−316373)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】