説明

生分解性の構成要素を有するペン針組立体

ペン針組立体(701)は、ハブ(731)とハブ(731)に固定して結合された金属製の針(721)を含む。カバー部材(711)が、針(721)の第一端を覆うためにハブを取り外し可能に受け入れる。シール部材(741)が、針(721)の第二端を覆う。金属製の針(721)以外の、ペン針組立体(701)の少なくとも一つの構成要素は、生分解性の高分子から製造され、それにより、薬剤投与機器(100)のための、より環境に親切なペン針組立体(701)を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2009年2月6日に出願された、米国仮出願第61/150,681号の米国特許法第119条(e)(35 U.S.C.§119(e))による利益を主張し、その全ての内容は、ここに参照として組み込まれる。
【0002】
本発明は、一般的には、薬剤投与機器のための生分解性針組立体に関する。より詳しくは、本発明は、生分解性の高分子材料から製造された構成要素を有するペン針に関する。さらに詳細には、本発明は、ポリラクチド(PLA)、ポリビニルアルコールまたはでんぷんが充填されたプリプロピレン材料から製造された構成要素を有するペン針に関し、それにより、より環境に親切な薬剤投与機器のための薬剤投与針を提供する。
【背景技術】
【0003】
インシュリンおよび他の注入可能な薬剤は、普通、薬剤投与ペンで投与され、廃棄可能なペン針が、薬物容器にアクセスするのを容易にし、容器から針を通して患者へと流体が流出するのを可能にするために取付けられる。
【0004】
より短く、より薄く、より痛みがなく、および、より有効な注射のための要望を推進する技術と競争が進展するにつれて、ペン針およびその部品の設計は、ますます、重要になっている。
【0005】
設計は、注射技術、注入深さの制御および正確性、安全に使用され廃棄装置に移送される能力、および、誤使用に対する保護を人間工学的に改良することに積極的に対応し、一方で、大量生産の規模で商業的に製造される能力を維持する必要がある。ますます、ペン針の製造および廃棄に関する環境要素が、また、考慮されねばならない。
【0006】
図1および図2に示されている例示的な薬剤投与ペン100のような薬剤投与機器は、皮下および皮内注射のために設計され得、典型的には、用量ノブ/ボタン24、外側スリーブ13およびキャップ21を含む。用量ノブ/ボタン24は、使用者が、注入される薬剤の用量をセットすることを可能にする。外側スリーブ13は、薬剤を注射するとき、使用者によって握持される。キャップ21は、シャツのポケット、ハンドバックまたは他の好適な箇所に、薬剤投与ペン100をしっかりと保持するために、使用者によって用いられ、不慮の針刺傷からの被覆/保護を提供する。
【0007】
図2は、図1の薬剤投与ペン100の分解図である。用量ノブ/ボタン24は、二重目的を有し、注入される薬剤の用量をセットすることと、下方のハウジング17を通って薬剤投与ペンに取付けられた薬剤カートリッジ12を通る、送りねじ7およびストッパー15を介して投与される薬剤を注入することの両方に使用される。標準の薬剤投与ペンにおいて、投薬および投与機構は、全て、外側スリーブ13内であることが理解され、それらは、従来技術に精通している者によって理解されるので、ここでは、今まで以上に詳しくは説明されない。薬剤カートリッジ12内のプランジャーまたはストッパー15の遠位方向の動きは、薬剤が、ハブ20のスチール製患者側針11へ押し進められることをもたらす。薬剤カートリッジ12は、ハブ20内に配置される、スチール製のセプタム貫通用針カニューラによって穿孔される、セプタム16によってシールされる。ハブ20は、好ましくは、下方のハウジング17にねじ止めされるが、カートリッジへの取り付けのような、他の取り付け手段が用いられ得る。使用者、または、ペン型投与機器100を取り扱ういかなる者をも保護するために、ハブ20に取付けられた外側カバー69がハブを被覆する。内方遮蔽体59が、外側カバー69内で患者側針11を被覆する。内方遮蔽体59は、締まり嵌め、または、スナップ嵌めのような、どんな好適な手段によっても、患者側針を覆うために、ハブ20に固定され得る。外側カバー69および内方遮蔽体59は、使用前に取り除かれる。キャップ21は、外側スリーブ13にぴったりと適合し、使用者が、薬剤投与ペン100を安全に持ち運ぶのを可能にする。
【0008】
薬剤カートリッジ12は、典型的には、セプタム16で一端をシールされ、ストッパー15で他端をシールされたガラスチューブである。セプタム16は、ハブ20内のセプタム貫通用のカニューラ18によって穿孔可能であるが、薬剤カートリッジ12に対して移動しない。ストッパー15は、薬剤カートリッジ12内で軸方向に移動可能であるが、一方で、流体の密封を維持する。
【0009】
例示的な薬剤投与ペンのペン針2の分解斜視図が、図3に示される。ペン針2は、カバー(外方遮蔽体)69、内方遮蔽体59、針カニューラ11およびハブ20を含む。針カニューラ11の近位端310は、針カニューラ11の遠位(患者側)端305の所定の長さが、延ばされた状態で残るまで、ハブ20の遠位(患者側)端405の中央開口に挿入される。針カニューラ11は、ハブの突起部420内のハブ20の遠位端405にエポキシ樹脂または接着剤によって固定される。
【0010】
刺傷から使用者を、損傷から針カニューラ11を保護するために、内方遮蔽体59が、針カニューラ11の露出部分を被覆する。内方遮蔽体59の開放近位端210は、針カニューラ11の露出部分上に配置される。カバー69の開放近位端110は、内方遮蔽体59、針カニューラ11およびハブ20を収容する。
【0011】
カバー69の遠位端105は、ペン針2の内部構成要素への汚染と損傷を防止するために、および、使用前にそれを扱う誰に対しても刺傷を防止するために、閉鎖される。ハブ20の近位端410は、典型的には、カバー69の端部110に貼着された衛生紙または箔(不図示)によって被覆される。薬剤投与ペンは、その後、使用者への出荷状態となる。使用者が、薬剤投与ペンを使用する状態にあるとき、衛生カバー(不図示)は、カバー69から除去され、ハブ20が、標準のペン(図1および図2)の下方のハウジング17にねじ込まれ、カバー69と遮蔽体59は、引張動作により、ハブ20/カニューラ11部品組立体から、分離して除去される。内方遮蔽体59の遠位端205は、不慮の針刺しから使用者を保護するため、カバー69が除去された後、針カニューラ11の遠位端305を覆うために閉鎖される。内方遮蔽体59は、その後、針カニューラ11にアクセスするために除去される。したがって、二つの分離した引張動作が、カバー69と遮蔽体59の両方を除去するために必要とされる。
【0012】
現存する薬剤投与ペンは、Marsh等の特許文献1、R.Marshの特許文献2に開示されており、これらの双方の内容は、ここに参照として組み込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】米国特許出願公開第2006/0229562号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2007/0149924号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
現存のペン針は、外側カバー、内方遮蔽体およびラベルタブの部分を含む、包装のための石油起源の高分子から製造される構成要素を含む。石油起源の高分子は、埋め立て地において分解しない。したがって、環境に親切なペン針に対する要求が存在する。
【0015】
現存するペン針のラインの律速因子は、ラベルタブ材料の供給である。注射器組み立てラインは、しばしば、ペン針のラインの二倍で走行する。したがって、また、紙製のラベルタブが消去され、それにより、製造速度を増大させる、ペン針に対する要求が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の一つの態様によれば、ペン針または他の薬剤投与針は、生分解性の構成要素を有し、それにより、環境に親切な針を提供する。
【0017】
本発明の他の態様によれば、ペン針は、生分解性の材料から製造されたキャップを含み、それにより、製造速度を向上させるとともに、環境に親切なペン針を提供する。
【0018】
本発明の他の態様によれば、ペン針の外側カバーは、より少ない材料で製造される。
【0019】
上述の目的は、ハブとハブに固定して取付けられた針を含む薬剤投与針組立体を提供することによって基本的に達成される。カバー部材が、取り外し可能に、ハブを受容する。シール部材は、カバー部材に取り外し可能に結合される。ハブ、カバー部材、および、シール部材の少なくとも一つは、生分解性材料から作られ、それにより、より環境に親切な薬剤投与針を提供する。
【0020】
本発明の目的、利点、および、際立った特徴は、添付の図面と併せて理解され、本発明の例示的具体例を開示する、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0021】
本発明の種々の具体例の上記の利点および他の長所は、本発明の例示的具体例の以下の詳細な説明および添付の図面からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】組み立てられた薬剤投与ペンの斜視図である。
【図2】図1の薬剤投与ペンの分解斜視図である。
【図3】図1の薬剤投与ペンの針の分解斜視図である。
【図4】針ハブに結合された内方遮蔽体およびキャップを含む、本発明の例示的具体例による、ペン針組立体の分解斜視図である。
【図5】針ハブに結合された内方遮蔽体およびラベルを含む、本発明の他の例示的具体例による、ペン針組立体の分解斜視図である。
【図6】針ハブに結合された外側カバーおよびキャップを含む、本発明の他の例示的具体例によるペン針組立体の分解斜視図である。
【図7】外側カバーの外壁を貫通するための、ペン針の針に関する、外側カバー材料に対するピークの貫通力のプロットである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図面を通して、同じ参照番号は、同じ部分、構成要素および構造に言及していることが理解されるであろう。
【0024】
図1〜図3に示されるように、典型的な薬剤投与ペンにおいて一般的に開示されているが、本発明の例示的具体例の以下の説明および詳細は、注射器、自己注射器および輸液用器具のような、他の注入器具と一緒に、または、それらに組み込まれて使用するための針に、より広範に適用し得る。
【0025】
本発明の例示的具体例によるペン針組立体の構成要素は、トウモロコシから製造され、ゴミ処理場で分解する、ポリラクチド(PLA)のような、生分解性高分子から製造される。PLA高分子は、ペン針の構成要素を製造するために、これまで用いられているポリプロピレンより実質的に強く、それにより、同じ厚みで、増大した貫通抵抗を提供する。したがって、PLA高分子から作られた構成要素は、減少した壁厚みで製造され、一方、ポリプロピレンの構成要素よりも、なお、増大した貫通抵抗を提供する。PLA高分子は、流体送達経路内には存在しない、ペン針ハブ、注射器キャップ(プランジャー側、患者側の両方)、針廃棄容器、ランセット本体およびキャップ、安全シリンダにおける非流体通路構成要素、標準シリンダにおける非流体通路構成要素および外部パッケージのような、しかし、これらに限定されない、薬剤投与ペンのいかなる構成要素をも製造するのに用いられ得る。ペン針の構成要素を製造するための、代わりの環境に親切な材料は、ポリビニルアルコール、水と接触して放置されるとき分解する分解性の高分子、および、減少した石油起源の高分子含有量を有する、でんぷんが充填されたポリプロピレンを含む。
【0026】
図4に示された本発明の例示的具体例において、ペン針組立体501は、内方遮蔽体511、スチール製針521、ハブ531およびキャップ541を含む。内方遮蔽体511は、ハブ531の第一端533に配置され、その結果、内方遮蔽体の一端513は、ハブの基部535に当接する。針521の患者側端523は、内方遮蔽体の突起部515によって受容される。
【0027】
キャップ541は、ハブ531の第二端537に配置され、その結果、ハブの第二端537は、キャップの内表面543に当接する。キャップ541は、針521の非患者側端を保護する。ハブ531の側壁539は、内方遮蔽体511およびキャップ541がハブに配置されたときに露出される。針521の滅菌は、ハブ531の第一端533の内方遮蔽体511とハブの第二端537のキャップ541により維持される。したがって、外部カバーも紙または箔のラベルタブも必要とされない。
【0028】
キャップ541は、ハブ531の外側を覆って配置されるか、ハブ内に配置され、それにより、キャップおよびハブ間の滅菌シールを提供する。ハブ531の第二端537は、キャップ541の内表面543に当接し、その結果、側壁539の外表面の一部が、キャップ541の内表面545に隣接して配置される。代わりに、キャップ541の外表面547が、ハブ531内に配置される。
【0029】
図4の例示的具体例において、内方遮蔽体511、ハブ531、および/または、キャップ541は、生分解性材料から製造される。
【0030】
図5に示された、本発明の他の例示的具体例において、ペン針組立体601は、内方遮蔽体611、スチール製針621、ハブ631およびラベルタブ641を含む。内方遮蔽体611は、ハブ631の第一端633に配置され、その結果、内方遮蔽体の一端613は、ハブの基部635と当接する。針621の患者側端623は、内方遮蔽体611の本体615内に受容される。フランジ617は、内方遮蔽体の操作を容易にするために、内方遮蔽体611の対向端619に配置され得る。
【0031】
ラベルタブ641は、ハブ631の第二端637に結合される。ラベルタブ641は、針621の非患者側端を保護する。ハブ631の側壁639は、内方遮蔽体611およびラベルタブ641がハブに配置されるときに露出される。針621の滅菌は、ハブ631の第一端633の内方遮蔽体611とハブの第二端637のラベルタブ641とにより維持される。上述の具体例のように、外部カバーは必要とされない。
【0032】
図5の例示的具体例において、内方遮蔽体611、および/または、ハブ631は、生分解性の材料から製造される。
【0033】
図6に示された本発明の他の例示的具体例において、ペン針組立体701は、外部カバー711、スチール製針721、ハブ731およびキャップ741を含む。ハブ731および針721は、外部カバー711およびキャップ741内に配置され、その結果、外部カバー711の一端713は、キャップの基部743に当接する。針721の患者側端723は、外部カバー711の本体715によって受容され、キャップ741は、針721の非患者側端を覆う。フランジ717が、内方遮蔽体の操作を容易にするために外部カバー711の対向端719に配置され得る。したがって、ハブ731および針721は、外部カバー711およびキャップ741内に、完全に収容される。
【0034】
キャップ741は、好ましくは、外部カバー711の外側を覆って配置される。外部カバー711の一端713は、壁747内の、キャップ741の基部743の内方部分742と当接し、その結果、外部カバー711の本体715の外表面716の少なくとも一部が、キャップ741の壁747の内表面745に近接して配置される。代わりに、キャップは、外部カバー711内に配置され得、外部カバー711は、その中に配置されるハブ731と間隔を設けるために、より長い外部カバー(および、それゆえにカバーを製造するためのより多くの材料)を必要とするだろう。外部カバー遮蔽体711の一端713は、キャップ741の基部743の外方部分748と当接し、その結果、外部カバー711の本体715の内表面の少なくとも一部が、キャップ741の壁747の外表面749に近接して配置される。
【0035】
図6の例示的具体例において、外部カバー711、ハブ731および/またはキャップ741は、生分解性材料から製造され得る。
【0036】
現存する外部カバーは、図6の例示的具体例の外部カバー711およびキャップ741のための0.85mLの樹脂に比較して、典型的には、1.17mLの樹脂を必要とする。現存する薬剤投与ペンのためのポリプロピレン製の外部カバーの典型的な壁の厚みは、ほぼ、0.127cm(0.050インチ)である。本発明の例示的具体例のPLA製の外部カバーの典型的な壁の厚みは、ほぼ、0.0635cm(0.025インチ)である。
【0037】
ペン針組立体の製造速度は、図4および図6に示されるような、キャップを用いることによって増大され得、ハブの非患者側針端をシールするために現在使用されている紙製のラベルタブを消去し得る。
【0038】
図7は、外部カバーの外壁を貫通するために、標準製品である31ゲージ×5mmのペン針に必要とされる、ピークの貫通力のプロットである。ピークの貫通力は、外部カバー材料の関数としてプロットされる。標準のポリプロピレン製外部カバーは、0.952kgf(2.1 lbf)の平均ピーク貫通力を有する。ミネソタ州ミネトンカのネイチャーワークス社(Nature Works LLC)から入手できる、3001DおよびPLA3051から製造された外部カバーは、2.359kgf(5.2 lbf)および2.449kgf(5.4 lbf)の平均ピーク貫通力を有する。したがって、図7に示されるように、PLA高分子から製造された外部カバーを貫通するために、ポリプロピレン製の外部カバーよりも、大きな力が必要とされる。したがって、PLA高分子製の外部カバーおよび他の構成要素は、減少した壁の厚さを有し得、一方、均等な、または、より大きな貫通抵抗をなおも提供する。
【0039】
上述の具体例および利点は、単に例示的であり、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明の例示的具体例の記述は、説明に役立つことを意図されており、本発明の範囲を制限することを意図されていない。種々の改良、変更、変形が、当該技術分野の当業者に明らかであり、添付した特許請求の範囲に規定された発明およびその均等物の範囲内に収まることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤投与針組立体であって、
ハブ、
上記ハブに固定して結合された針、
上記針の第一端を覆うためのカバー部材、および、
上記針の第二端を覆うためのシール部材を含み、
上記ハブ、上記カバー部材および上記シール部材の少なくとも一つが、生分解性材料で製造されていることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項2】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記生分解性材料が、生分解性の高分子を含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項3】
請求項2の薬剤投与針組立体であって、
上記生分解性高分子が、ポリラクチド、ポリビニルアルコール、および、でんぷんが充填されたポリプロピレンからなる群から選択されることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項4】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材が、上記ハブを取り外し可能に受け入れており、および、
上記ハブが上記カバー部材に受け入れられたとき、上記ハブの一部が露出されることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項5】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材が、上記ハブを取り外し可能に受け入れており、および、
上記ハブは、上記ハブが上記カバー部材に受け入れられたとき、上記カバー部材内に完全に収容されることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項6】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材は、ほぼ、0.0635cm(0.025インチ)の壁の厚みを有することを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項7】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材は、上記ハブに取り外し可能に結合されており、および、
上記シール部材は、上記ハブに取り外し可能に結合されていることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項8】
請求項7の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材および上記シール部材が上記ハブに結合されたとき、上記ハブの一部が露出されることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項9】
請求項7の薬剤投与針組立体であって、
上記シール部材がラベルを含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項10】
請求項7の薬剤投与針組立体であって、
上記シール部材がキャップを含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項11】
請求項7の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材は、ほぼ、0.0635cm(0.025インチ)の壁の厚みを有することを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項12】
請求項1の薬剤投与針組立体であって、
上記カバー部材は、上記ハブを取り外し可能に受け入れており、および、
上記シール部材は、上記カバー部材に取り外し可能に結合されていることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項13】
請求項12の薬剤投与針組立体であって、
上記ハブは、上記カバー部材および上記シール部材によって完全に取り囲まれることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項14】
請求項12の薬剤投与針組立体であって、
上記シール部材がキャップを含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項15】
請求項14の薬剤投与針組立体であって、
上記キャップが、その操作を容易にするためのフランジを有することを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項16】
請求項14の薬剤投与針組立体であって、
上記キャップは、ほぼ、0.0635cm(0.025インチ)の壁の厚みを有することを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項17】
薬剤投与針組立体であって、
金属製の針、および、
非金属製の生分解性材料から製造された少なくとも一つの付加的構成要素を有することを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項18】
請求項17の薬剤投与針組立体であって、
上記少なくとも一つの付加的構成要素が、上記薬剤投与針の流体経路に存在しないことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項19】
請求項17の薬剤投与針組立体であって、
上記非金属製の生分解性材料が、生分解性の高分子を含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項20】
請求項19の薬剤投与針組立体であって、
上記生分解性の高分子が、ポリラクチド、ポリビニルアルコール、および、でんぷんが充填されたポリプロピレンからなる群から選択されることを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項21】
請求項17の薬剤投与針組立体であって、
上記少なくとも一つの付加的構成要素が、上記金属製針を受け入れるハブを含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項22】
請求項21の薬剤投与針組立体であって、
上記少なくとも一つの付加的構成要素が、上記ハブを覆うカバー部材をさらに含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。
【請求項23】
請求項22の薬剤投与針組立体であって、
上記少なくとも一つの構成要素が、上記カバー部材をシールするためのシール部材をさらに含むことを特徴とする薬剤投与針組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−517281(P2012−517281A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549155(P2011−549155)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/000304
【国際公開番号】WO2010/090734
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(595117091)ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー (539)
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】