説明

生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造

【課題】本発明は人や車両が多く出入する大規模な空間1を特に夏場に冷房し、その空間1の内部温度が効率よく維持され、卸売市場の野菜、果実類の生鮮食料品の温度上昇による劣化を防止して、生鮮食料品の品質や鮮度維持に対応する環境改善が可能になると共に省エネルギー化できる生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造を提供することを目的とする。
【解決手段】大規模な空間1の少なくとも出入口に、外部遮断するためのビニールアコーディオンカーテン2を取付けると共にカーテン収納ボックス4を配備し、且つ空間1には、吸込タグトと冷房器とスイングノズル5aとを少なくとも有した空調機5が多数配置され、スイングノズル5aに熱感知器を取付けると共に該熱感知器を、スイングノズル5aのスイング位置を制御するスイング制御部に接続させる構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人及びトラックやフォークリフトなどが多く出入する大規模な卸売市場などの空間を冷房し、その空間の室温が殆ど変化しないように工夫されて設けた生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生鮮食料品の卸売市場では、人や車両などが多く出入し、且つ産地からのトラックの荷降ろし作業、セリ準備、セリ、仕入仲卸業者のトラック等への積込みの順で行われている。その際にはフォークリフト等が卸売市場内に行き交い、例えば冷蔵倉庫のような防熱パネル等で内部売場を囲うようなことは作業の効率上採用されていないのが現実であり、内部売場の周囲は解放されたままで何もない状態が一般的であった。このため、卸売市場では生鮮食料品の低温管理ができず、卸売市場内では産地から保冷車などで輸送し冷却された青果物などの生鮮食料品が入荷されても、セリまでの数時間〜12時間に渡り常温下に置かれることになる。この結果、夏場では外気温度が30℃を超え、野菜類、果実類などの温度が上昇し、それらが高温度にさらされて劣化が著しくなる。特にレタス、キャベツなどの葉物は急激な温度上昇により短時間で鮮度が損なわれてしまう。更に冷蔵車や冷蔵庫以外からの持ち込み野菜が、屋根下に置かれて日光で暖まり、その野菜が内部に運び込まれる場合もあるため、品質管理面で問題があった。
【0003】
尚、工場などの大空間を空調するシステムとしては、特開平10−288392号がある。これは吸込口と熱交換器と送風機とを有する空調機と、空調機に接続された首振り手段によるノズルから吹き出す風の方向を可変できる吹出口と、を備え、ノズルは2m〜4m程度の高さに配置し、ノズルからの風を略水平方向で且つ広範囲に渡って吹き出すことにより、省エネルギー化を実現させる大空間空調システムである。
【0004】
しかしながら、特開平10−288392号は工場内の人に対して、室温を余り下げずに快適性を良好にすると共に空調エネルギーを低減できるが、本発明のように人やトラック及びフォークリフトなどが多く出入する生鮮食料品の卸売市場の大規模な空間に於いて、生鮮食料品の品質管理が充分に行えるものではなく、且つ卸売市場の大空間空調システムとしてそのまま設置出来るものではなかった。従って、特開平10−288392号には、生鮮食料品の卸売市場の低温保持と外気遮断の設備構造に成す発想はなかった。
【特許文献1】特開平10−288392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は人及びトラックやフォークリフトなどが多く出入する大規模な卸売市場などの空間を特に夏場に冷房し、その空間の内部温度が効率よく維持され、卸売市場の野菜、果実類の生鮮食料品の温度上昇による劣化を防止して、生鮮食料品の品質や鮮度維持に対応する環境改善が可能になると共に省エネルギー化できる生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、つまり、人や車両の出入が多い大規模な空間の少なくとも出入口に、外部遮断するためのビニールアコーディオンカーテンを取付けると共にカーテン収納ボックスを配備し、且つ空間には、吸込タグトと冷房器とスイングノズルとを少なくとも有した空調機が多数配置され、スイングノズルに熱感知器を取付けると共に該熱感知器を、スイングノズルのスイング位置を制御するスイング制御部に接続させる構造とする。またビニールアコーディオンカーテンと併設してビニールスリットカーテンを取付け、空調機のスイングノズルを2〜4m程度の高さに配置させると良い。更に熱感知器として可視光レーザーによる2点投光のサーモパイルを用い、且つ熱感知器によって感知した位置が、スイングノズルのスイング角度の中心位置に来るように設定させる機能と所定時間間隔で熱感知器が作動される機能を空調機のスイング制御部に備えるものを用いるのが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
請求項1のように大規模な空間(1)の少なくとも出入口に、外部遮断するためのビニールアコーディオンカーテン(2)を取付けると共にカーテン収納ボックス(4)を配備することにより、外部との遮断が可能となるため、従来困難であった卸売市場に於ける生鮮食料品の低温管理が可能となり、夏場の外気温度が30℃を超えても、野菜類、果実類などの温度上昇が防止でき、特にレタス、キャベツなどの葉物の鮮度を損なわず品質管理ができるものとなる。又、空間(1)に、吸込タグト(51)と冷房器(52)とスイングノズル(5a)とを少なくとも有した空調機(5)が多数配置され、且つスイングノズル(5a)に熱感知器(6)を取付けると共に該熱感知器(6)を、スイングノズル(5a)のスイング位置を制御するスイング制御部に接続することにより、スイング角度の中心が自動的に熱感知器(6)の感知位置に変更されて集中冷却を可能とするため、夏場の空調機(5)による冷房時に、冷蔵車や冷蔵庫以外からの持ち込み野菜、特に屋根下に置かれたまま日光で暖まった野菜が運び込まれると、その暖まった野菜を中心にしてスイングノズル(5a)が所定範囲の首振りを行い、直接に風を当てることにより、保管された周囲の野菜類と同じ温度により早く近付けることが可能となると共に、野菜の品質保持が室温を余り下げる必要がなく、効果的に冷気を指し向けて省エネルギー化が可能となる。
【0008】
請求項2のようにビニールアコーディオンカーテン(2)と併設してビニールスリットカーテン(3)を取付けることにより、流通センターや卸売市場などの大規模な空間が密閉されて外気と遮断出来る構造となるため、人及びトラックやフォークリフトなどの車両の出入が多くても、外気の侵入を最小限に押えることができ、且つ空間の内部温度を殆ど変化させない状態が保持されることにより、従来困難であった生鮮食料品の低温管理が可能となり、生鮮食料品の品質保持、安全と安心確保のための品質管理の徹底が可能となる。又、卸売市場などでの売場環境改善に対応することも可能な設備構造となるのである。
【0009】
請求項3に示すようにカーテン収納ボックス(4)内部に、ビニールアコーディオンカーテン(2)を引き込むための引込レール(41)が配置されることにより、夏場に冷房する以外の期間に於いて、ビニールアコーディオンカーテン(2)は、従来では柱などに巻き付けていたが、本発明ではカーテン収納ボックス(4)内部にビニールアコーディオンカーテン(2)が収納されて外部から見えなくなるため、見た目がスッキリとし、且つ収納中は外部から塵や埃が付着せずにビニールアコーディオンカーテン(2)を保管することができ、その出し入れが簡単となる。
【0010】
請求項4に示すように空調機(5)のスイングノズル(5a)を2〜4m程度の高さに配置させることにより、運び込まれた積荷に向けて冷風が直接に当てられると共に図3に示すような冷風成層ゾーンが形成されるため、大規模な空間(1)の必要な部分が冷気に包まれ、その内部温度が効率良く維持でき、且つスイングノズル(5a)から効果的に冷気を吹き降ろすことが可能となることにより、最小限の空調機(5)で済むものとなるため、省エネルギー化が可能となると共に設備費も少なくて済むものとなる。
【0011】
請求項5のように熱感知器(6)が非接触式温度センサーであり、可視光レーザーによる2点投光のサーモパイルを用いることにより、所定温度以上の暖まった野菜などの積荷を確実に感知し、そこへ直接に冷気が吹き降ろされ、より効率の良い冷房が可能となると共により省エネルギー化が可能となる。
【0012】
請求項6のように熱感知器(6)によって感知した位置が、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心位置に来るようにセットさせる機能と所定時間間隔で熱感知器(6)を作動させる機能が空調機(5)のスイング制御部に備えられたことにより、周囲より高い温度箇所を集中にしてスイングすることが可能となるため、所定温度以上の暖まった積荷へ直接に冷気が吹き降ろされることが可能となり、保管された周囲の野菜類と同じ温度により早く近付けることが可能となると共に満遍なく積荷の温度が所定温度以下に管理され、夏場の外気温度が30℃を超えても、野菜類、果実類などの温度上昇が防止でき、特にレタス、キャベツなどの葉物の鮮度を損なわずより良い品質管理ができるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は本発明の実施形態を示す図であり、これについて説明する。(1)は生鮮食料品が保管されたり、セリが行われたり、売場が確保される大規模な空間であり、この広さとしては、例えば図1に於いて、柱間が16mで、横58m、縦28mである。(2)は空間(1)の出入口に、外部遮断するために取付けた透明なビニールアコーディオンカーテンであり、該ビニールアコーディオンカーテン(2)としては手動開閉式或いは自動開閉式のものを用い、人の出入が容易になるように幅約1メートルのビニールシートを連結させたものを使用すると良い。(3)はビニールアコーディオンカーテン(2)と併設して内側に取付けられた透明なビニールスリットカーテンであり、特にフォークリフトなどの通路部に設ける。尚、前記空間(1)は通気性のないビニールアコーディオンカーテン(2)とビニールスリットカーテン(3)及び防熱パネルや既存壁などによって囲まれ、外部遮断している。(4)はビニールアコーディオンカーテン(2)を収納するために柱付近に配備されたカーテン収納ボックスであり、該カーテン収納ボックス(4)の内部には、ビニールアコーディオンカーテン(2)を引き込むための引込レール(41)が配置されている(図2参照)。
【0014】
(5)は空間(1)に運び込まれた積荷を冷却するための多数配置した空調機であり、該空調機(5)には、吸込タグト(51)と、冷房器(52)と、チャンバ(53)と、吸込フィルター(54)と、スイングノズル(5a)とが少なくともある(図3、図4参照)。前記スイングノズル(5a)の高さは2〜4m程度の高さに配置するのが好ましく、このスイングノズル(5a)は空調機(5)の図示しないスイング制御部と接続されている。又、このスイングノズル(5a)の動作(機能)としては、図5(a)に示すように上下方向のスイング角度(α)は80度であり、図5(b)に示すように左右方向のスイング角度(β)は、最大120度であるが、スイング角度の中心を変更することにより360度回転方向を変えることが出来る。またスイング角度(β)は30度,60度,90度,120度の4段階に切換え可能であり、リモートコントローラー(以下、リモコンと言う)で設定可能である。このリモコンには、首振り(スイング)運転切・入スイッチ,中心位置左スイッチ,中心位置右スイッチ,首振り速度(低,中,高の3段階)設定スイッチ,追加ファクションスイッチ,首振り角度設定スイッチなどのスイッチなどが設けられている。その他の機能として、後述する熱感知器(6)が感知した位置が、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心位置に来るように設定させる機能と、所定時間間隔で前記熱感知器(6)を作動させる機能は、前記空調機(5)のスイング制御部と接続させ、それらの機能を得る。尚、前記熱感知器(6)が感知した位置が、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心位置に来る機能は、リモコン操作で現在使用されているスイング角度の中心の変更機能部分との接続で簡単に機能するものとなる。またスイング角度の中心は所定時間、例えば30分毎に切換可能になるように熱感知器(6)の温度測定を行い、一度感知した後は30分間はOFF状態にし、30分後に熱感知器(6)がON状態になるようにタイマー機能と接続させておくと良い。
【0015】
(6)は図3、図4に示すようにスイングノズル(5a)の上部に取付けた熱感知器であり、該熱感知器(6)として非接触式温度センサーで、且つ、可視光レーザーによる2点投光で検出子がサーモパイルのものを用いるのが好ましく、例えば、デジタル放射温度センサーを使用し、特に長距離タイプのものを用いることが良い。
【0016】
次に本発明で使用する空調機(5)を取付ける場合について説明する。建屋天井下に防熱パネルを用いて図3に示すような天井を新設する。この新設天井の高さは、スイングノズル(5a)の高さが2〜4m程度の高さに配置出来るように考慮して決定する。この時、吸込フィルター(54)は、吸込タグト(51)の吸込口、つまり、図3に於いては吸込タグト(51)の下方側面に取付け、図4に於いては吸込タグト(51)の下端面に取付ける。またスイングノズル(5a)のみを新設天井の下に出して設置させ、他の部材は新設天井に乗せて見えなく設置させても良い。その後、本発明で使用する空調機(5)を作動する前に予めリモコンによって、先ずスイングノズル(5a)の上下方向のスイング角度(α)を80度に、左右方向のスイング角度(β)を120度にセットする。また室内温度が20℃〜25℃になるように温度設定をすると共に熱感知器(6)の感知温度を30℃にセットしておく。尚、熱感知器(6)の作動時間は間欠操作するが、その間隔としては5〜60分間隔が良いが、好ましくは30分間隔にセットしておく。又、熱感知器(6)の感知位置がスイング角度の中心に変更する機能を空調機(5)のスイング制御部に予め設定しておく。
【0017】
次に本発明の作用について説明する。先ず始めに出入口に配備したビニールアコーディオンカーテン(2)とビニールスリットカーテン(3)を閉めて、大規模な空間(1)を外部と遮断する。この時、外気の影響をなるべく受けない空間(1)となる。その後、各空調機(5)の電源を入れると、各スイングノズル(5a)が左右方向にスイングしながら冷風が斜め下に向って吹き出され、図3に示すような冷風成層ゾーンが、建屋天井下方に新設した天井よりも更に下方で形成される。このため本発明は、空間(1)全体を冷房する場合と比べれば、空間(1)に運び込まれた積荷を遥かに効果的に冷房でき、省エネルギー化を実現させる大規模な空間(1)の空調システムとなるのである。
【0018】
本発明によって冷房された空間(1)に、30度以上の積荷が運び込まれた場合について説明する。先ず、保冷車が故障した時の積荷、或いは屋外に置かれて暖まった荷物が空間(1)に運び込まれると、スイングノズル(5a)が左右方向にスイングしながら冷風を斜め下に向って吹き出すと共に、スイングノズル(5a)の上に取付けた熱感知器(6)も一緒に左右方向にスイングしながら可視光レーザーを、図3や図5の図中の点線矢印のように放射し、温度測定が行われ、30℃以上の箇所があればそれを感知し、熱感知器(6)から感知信号を出力し、空調機(5)のスイング制御部へ送信する。該スイング制御部から指令を出して、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心が熱感知器(6)の感知位置へ自動的に変更される。すると、スイングノズル(5a)からの冷風は、30℃以上の箇所を中心にして左右方向から当てられる。この時、熱感知器(6)が一旦出力すると、温度測定は中断され、その後、30分経過すると、熱感知器(6)は温度測定を再開する。温度測定を再開した時に、前記積荷の温度が30℃以下になっていなければ、また熱感知器(6)によって感知され、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心はそのままとなる。一方、温度測定を再開した時に、前記積荷の温度が30℃以下になっていれば、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心は上記同様にそのままとなるが、熱感知器(6)が新たに30℃以上の箇所を感知することにより、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心はその新たな箇所に変更になるのである。
【0019】
このように本発明は熱感知器(6)によって30℃以上の箇所を感知し、その箇所にスイングノズル(5a)の冷風を的確に集中して当て、夏場の野菜鮮度が保持出来るものとなる。特に本発明はレタス、キャベツなどの葉物の鮮度を損なわず品質管理ができるものとなる。尚、人の出入りが多い箇所或いは人が多く集まる箇所では30℃以上になるため、積荷だけでなく人に対しても対応できるものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
生鮮食料品の流通センターや卸売市場以外に人や車の出入りの多い冷蔵倉庫,温室,恒温室などに本発明を利用することが可能となる。又、本発明は冬場に於いては、空調機(5)を暖房に切換えることにより、寒冷地の生鮮食料品の凍結や冷温障害などを防止するために利用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の外気遮断された空間の要部を示す平面図である。
【図2】本実施形態の出入口の要部を示す平面図である。
【図3】本実施形態の要部を示す説明図である。
【図4】本実施形態の空調機の要部を示す説明図である。
【図5】本実施形態の空調機のスイング状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 空間
2 ビニールアコーディオンカーテン
3 ビニールスリットカーテン
4 カーテン収納ボックス
41 引込レール
5 空調機
5a スイングノズル
51 吸込タグト
52 冷房器
6 熱感知器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生鮮食料品が保管されたり、セリが行われたり、売場が確保される大規模な空間(1)の少なくとも出入口に、外部遮断するためのビニールアコーディオンカーテン(2)を取付けると共にカーテン収納ボックス(4)を配備し、且つ前記空間(1)には、吸込タグト(51)と冷房器(52)とスイングノズル(5a)とを少なくとも有した空調機(5)が多数配置され、前記スイングノズル(5a)に熱感知器(6)を取付けると共に該熱感知器(6)を、前記スイングノズル(5a)のスイング位置を制御するスイング制御部に接続したことを特徴とする生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。
【請求項2】
前記ビニールアコーディオンカーテン(2)と併設してビニールスリットカーテン(3)が取付けられた請求項1記載の生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。
【請求項3】
前記カーテン収納ボックス(4)内部に、前記ビニールアコーディオンカーテン(2)を引き込むための引込レール(41)が配置された請求項1記載の生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。
【請求項4】
前記空調機(5)のスイングノズル(5a)が2〜4m程度の高さに配置された請求項1記載の生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。
【請求項5】
前記熱感知器(6)が非接触式温度センサーであり、可視光レーザーによる2点投光のサーモパイルを用いた請求項1記載の生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。
【請求項6】
前記熱感知器(6)によって感知した位置が、スイングノズル(5a)のスイング角度の中心位置に来るようにセットさせる機能と所定時間間隔で前記熱感知器(6)を作動させる機能が前記空調機(5)のスイング制御部に備えられた請求項1記載の生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−85571(P2007−85571A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−271522(P2005−271522)
【出願日】平成17年9月20日(2005.9.20)
【出願人】(300032721)ドーワテック株式会社 (1)
【Fターム(参考)】