説明

画像ディスク再生表示装置および画像ディスク再生表示方法

【課題】モーター駆動時の消費電力の上昇に伴って発生するノイズを、低コストで簡便に目立たなくすることが可能な画像ディスク再生表示装置および画像ディスク再生表示方法を提供する。
【解決手段】ディスク再生部2と、モニタ3と、モニタ3の画質に係る初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段(ROM7)と、ユーザーによる任意の設定であるユーザー設定値を記憶するユーザー設定値記憶手段(CPU5)と、ディスク再生部2におけるディスクの所定の動作を検知する検知部21と、所定の動作が検知された場合に、ユーザー設定値から初期設定値に切替える画質設定値切替手段(CPU5)と、該手段よって切替えられた初期設定値をユーザー設定値に切替える所定の条件の成立を判断する切替判断手段(CPU5)と、所定の条件が成立したときに、初期設定値からユーザー設定値に切替えるユーザー設定値切替手段(CPU5)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像ディスク再生表示装置および画像ディスク再生表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、VCD(Video Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、DV(Digital Video)などの画像ディスクのディスク再生装置と表示装置とが電源を同一にする一体型である場合において、ディスクの回転開始時に、表示装置の画面上にノイズが発生する現象が見られることがあった。
【0003】
これは、ディスク挿入・回転開始時、即ち、最も負荷がかかるモーター駆動時にディスク再生装置における消費電力が上昇し、表示装置に供給される電力が一時的に低下することによる。
【0004】
このようなノイズ対策としては、従来、ディスク搬送に係る起動モーターの回転駆動によって発生する電気的なノイズを低減する方法(例えば、特許文献1参照)や、装着手段を動作させる動力源の負荷が変化した場合であっても、動力源を装着手段の機構の負荷の変化に基づくトルクで駆動することにより、動力源からの異音やノイズを抑えることが可能な再生機構(例えば、特許文献2参照)などが知られており、ノイズ発生を構造的に抑制する対策が主として採られてきた。
【特許文献1】特開2002−358708号公報
【特許文献2】特開2001−202677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に係る記録媒体搬送装置や、特許文献2に係る情報記録媒体再生装置のようなノイズ対策の場合、ノイズの発生を構造的に抑制する対策であるため、コストがかかるという問題があった。
【0006】
また、表示装置の表示部の画質設定値は、ユーザーの好みに応じて、初期設定値よりもハイスペック(高仕様)の画質設定値に変更することも可能であり、ハイスペックな画質設定値に変更している場合、上述した供給電力の低下に伴うノイズが顕著に確認されてしまうという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、モーター駆動時の消費電力の上昇に伴って発生するノイズを、低コストで簡便に目立たなくすることが可能な画像ディスク再生表示装置および画像ディスク再生表示方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、ユーザーによって任意に設定された、前記表示手段に表示される画像の画質に関するユーザー設定値を記憶するユーザー設定値記憶手段と、前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザー設定値から、前記初期設定値記憶手段に記憶された初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、前記画質設定値切替手段によって切替えられた画質設定値をユーザー設定値に切替える所定の条件が成立したか否かを判断する切替判断手段と、前記切替判断手段により、所定の条件が成立したと判断された場合に、画質設定値を初期設定値から、前記ユーザー設定値記憶手段に記憶されたユーザー設定値に切替えるユーザー設定値切替手段と、を備えること
を特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザーによって任意に設定されたユーザー設定値から初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値から前記閾値に切替える画質設定値切替手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項2、3又は4に記載の画像ディスク再生表示装置において、前記ユーザー設定値を記憶するユーザー設定値記憶手段と、前記画質設定値切替手段によって切替えられた画質設定値をユーザー設定値に切替える所定の条件が成立したか否かを判断する切替判断手段と、前記切替判断手段により、所定の条件が成立したと判断された場合に、画質設定値を初期設定値から、前記ユーザー設定値記憶手段に記憶されたユーザー設定値に切替えるユーザー設定値切替手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、前記画像再生工程は、ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザー設定値から初期設定値に切替える画質設定値切替工程と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、前記画像再生工程は、ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を初期設定値に切替える画質設定値切替工程と、を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、前記画像再生工程は、ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を閾値に切替える画質設定値切替工程と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によると、表示手段の画質設定値が、ユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、ディスクの回転が開始することとなる。
【0017】
これにより、ディスクの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生する画像再生手段での消費電力の上昇によって表示手段に供給される電力が低下し、表示手段にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0018】
また、表示手段の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0019】
さらに、初期設定値に切替えられた表示手段の画質設定値が、所定の条件が成立した後に、再びユーザー設定値に切替えられるので、ユーザーにとって快適な使用環境を損なうことなくノイズを目立たなくすることができる。
【0020】
請求項2又は6に記載の発明によると、表示手段の画質設定値が、ユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、ディスクの回転が開始することとなる。
【0021】
これにより、ディスクの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生する画像再生手段での消費電力の上昇によって表示手段に供給される電力が低下し、表示手段にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0022】
また、表示手段の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0023】
請求項3又は7に記載の発明によると、表示手段の画質設定値が、予め設定された閾値から外れたユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、ディスクの回転が開始することとなる。
【0024】
これにより、ディスクの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生する画像再生手段での消費電力の上昇によって表示手段に供給される電力が低下し、表示手段にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0025】
また、表示手段の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0026】
請求項4又は8に記載の発明によると、表示手段の画質設定値が、予め設定された閾値から外れたユーザー設定値から、閾値に切替えられた後に、ディスクの回転が開始することとなる。
【0027】
これにより、ディスクの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生する画像再生手段での消費電力の上昇によって表示手段に供給される電力が低下し、表示手段にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0028】
また、表示手段の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0029】
さらに、ユーザー設定値から閾値における設定に切替えることに止まるため、画質設定値の切替えによる画質の変化を最小限に抑えることができ、ユーザーに与える違和感を低減させることができる。
【0030】
請求項5に記載の発明によると、表示手段の画質設定値が、所定の条件が成立した後に
、再びユーザー設定値に切替えられることとなる。
【0031】
これにより、請求項2〜4に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、表示手段の画質設定値が、ユーザーの所望の画質設定値に再び切替えられることとなり、ユーザーにとって快適な使用環境を損なうことなく実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
<実施形態1>
以下に、本発明の実施形態1を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。
【0033】
図1は本発明を適用した好適な実施の形態として例示する画像ディスク再生表示装置としての、モニタ付きDVDプレイヤ(以下、「DVDプレイヤ」という。)の要部構成を示すブロック図である。
【0034】
本実施の形態のDVDプレイヤ1は、図1に示すように、画像再生手段としてのディスク再生部2と、画像を表示する表示手段としてのモニタ3、音声を出力するスピーカー4、CPU(Central Processing Unit)5、RAM(Random Access Memory)6、R
OM(Read Only Memory)7、等を備えている。
【0035】
ディスク再生部2は、DVD(ディスク)に記憶された画像データを再生して出力する。即ち、エンコードされたデジタル画像データおよび音声データをデコードして画像信号および音声信号を生成し、画像信号をモニタ3に出力し、音声信号をスピーカー4に出力する。
【0036】
また、ディスク再生部2は、ディスク再生部2への挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段としての検知部21、ディスクを搬入するためのトレイ22、トレイ22の動作指示を入力するための操作部23が設けられている。
【0037】
検知部21は、所定の動作として、例えば、トレイ22のクローズ動作の終了を検知する。具体的には、以下のように検知を行う。
【0038】
ユーザーが、操作部23を介してトレイ22のオープン動作を指示すると、トレイ22はオープン動作を開始し、ディスク再生部2より外部方向に延出する。該トレイ22にDVDを載置し、再び操作部23を介してクローズ動作を指示すると、トレイ22はディスク再生部2内部に引き戻り、トレイ22のクローズ動作が終了する。
【0039】
クローズ動作の終了は、ディスク再生部2内部に収まったトレイ22に設けられたアナログスイッチが押下されることによって、クローズラインがLow(L)からHigh(H)に
変わることにより認識される。即ち、検知部21は、クローズラインのLからHへの変化を検知することによって、検知情報を取得する。取得された検知情報はCPU5に出力される。
【0040】
モニタ3は、表示手段として、ディスク再生部2からの画像信号に基づく画像を表示するものであり、スピーカー4はディスク再生部2からの音声信号に基づく音声を出力するものである。
【0041】
CPU5は、当該DVDプレイヤ1を構成する各部を統括して制御するものであり、ROM7に格納されている所定のプログラムを読み出してRAM6の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。具体的には、CPU5は、所定の制御プログラムを実行してディスク再生部2を介して入力された検知情報に基づいて、モニタの画質設定値の切替えを実行する。
【0042】
RAM6は、CPU5により実行される各処理において、プログラムやデータなどを一時的に記憶する記憶領域61、プログラムを実行するための作業領域62などを形成する。記憶領域61には、モニタ3の画質設定値に係るユーザー設定値(後述する)を記憶し、ユーザー設定値記憶手段として機能する。
【0043】
ROM7は、本発明の動作の実行に必要な各種アプリケーションソフト、プログラムなどを格納しており、具体的には、例えば、図1に示すように、ユーザー設定値記憶プログラム71、画質設定値切替プログラム72、切替判断プログラム73、ユーザー設定値切替プログラム74、初期設定値データテーブル75、などを格納する。
【0044】
ユーザー設定値記憶プログラム71は、ユーザーによって任意に設定された、モニタ3に表示される画像の画質に関するユーザー設定値を記憶するためのプログラムであって、CPU5は、該ユーザー設定値記憶プログラム71を実行することによってユーザー設定値記憶手段の一部として機能する。
【0045】
ここで、ユーザー設定値について説明する。モニタ3に表示される画像の画質設定値は、初期設定値から、ユーザー好みの任意の設定に変更(調整)することができる。変更可能な画質設定値の項目としては、例えば、明るさ(BRT)、映像(CNT)、色(COL)、色合い(TINT)、鮮鋭性(SHARPNESS)などが挙げられ、これらの項目の設定値を変更することによって、ユーザーの所望の画質を実現することができる。
【0046】
このように、ユーザーの好みによって任意に設定されたユーザー設定値は、CPU5によって、CPU5と共にユーザー設定値記憶手段として機能するRAM6に記憶される。
【0047】
一方、初期設定値は、モニタ3の画像に関して予め設定された画質設定値であって、BRT、CNT、COL、TINT、SHARPNESSなどがいずれもデフォルトされていない状態の、最も標準的な設定である。初期設定値は、初期設定値記憶手段としてのROM7の初期設定値データテーブル75に格納されてなる。
【0048】
画質設定値切替プログラム72は、検知部21によってディスクのクローズ動作終了が検知された場合に、モニタ3に表示される画像の画質設定値を、ユーザーによって任意に設定されたユーザー設定値から、初期設定値データテーブル75の初期設定値に切替えるためのプログラムであって、CPU5は、該画質設定値切替プログラム72を実行することによって、画質設定値切替手段として機能する。
【0049】
具体的には、ディスク再生部2が備えるトレイ22のクローズラインがHに変わることによって、検知部21がクローズ動作終了を検知し、取得された検知情報がCPU5に出力された場合に、CPU5が画像設定値切替プログラム72を実行することによって、画質設定値の切替を実行する。
【0050】
切替判断プログラム73は、画質設定値切替手段としてのCPU5によって、初期設定値に切替られた画質設定値を、ユーザー設定値に切替える所定の条件が成立したか否かを判断するためのプログラムであって、CPU5は、該切替判断プログラム73を実行することによって、切替判断手段として機能する。
【0051】
ここで、「所定の条件」としては、例えば、検知部21によってCPU5に検知情報が入力されてから、所定の時間が経過していることを意味し、本実施の形態においては、検知情報がCPU5に入力されてから5秒が経過することを所定の条件とした。
【0052】
ユーザー設定値切替プログラム74は、切替判断手段としてのCPU5によって、前述した検知情報がCPU5に入力されてから5秒経過したと判断された場合に、モニタ3における画質設定値を、初期設定値から、RAM6に記憶されたユーザー設定値に切替えるためのプログラムであって、CPU5は、該ユーザー設定値切替プログラム74を実行することによって、ユーザー設定値切替手段として機能する。
【0053】
DVDプレイヤ1は上述のように構成されており、ディスク再生部2、モニタ3、スピーカー4、CPU5、RAM6、ROM7に供給される電力は、同一の電源(図示省略)から供給されてなる。
【0054】
次いで、図2に示すフローチャートを用いてDVDプレイヤ1における画質設定値切替処理について説明する。
【0055】
まず、DVDプレイヤ1の電源を入れ、立ち上げる(ステップS1)。すると、CPU5は、検知情報の有無を判断する(ステップS2)。トレイ22を介してディスク再生部2にDVDが挿入され、クローズラインの(LからHへの)変化に基づいて検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されると(ステップS2;Yes)、CPU5が、図示しない制御プログラムを実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値がユーザーによって変更されているか否かを判断する(ステップS3)。ユーザーによって画質設定値が変更されている場合、即ち、ユーザー設定値である場合(ステップS3;Yes)、CPU5はユーザー設定値記憶プログラム71を実行することによって、ユーザー設定値をRAM6に記憶する(ステップS4;ユーザー設定値記憶工程)。CPU5への検知情報の出力がない場合(ステップS2;No)、CPU5は待機状態となる。
【0056】
ユーザー設定値がRAM6に記憶されると、CPU5は、画質設定値切替プログラム72を実行することによって、初期設定値データテーブル75から初期設定値を呼び出し、モニタ3に表示される画像の画質設定値を、ユーザー設定値から初期設定値に切替える(ステップS5;画質設定値切替工程)。
【0057】
ステップS6においては、CPU5は、切替判断プログラム73を実行することによって、検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されてから5秒が経過したか否かの判断を行う(ステップS6;切替判断工程)。5秒が経過したとCPU5が判断すると(ステップS6;Yes)、CPU5はユーザー設定値切替プログラム74を実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値を、ステップS5で切替えた初期設定値から、RAM6に記憶されたユーザー設定値に切替え(ステップS7;ユーザー設定値切替工程)、画質設定値切替処理を終了する。
【0058】
ステップS6において、CPU5が、5秒経過していないと判断すると(ステップS6;No)、画質設定値の切替は行われず、再び所定の条件(検出情報のCPU5への出力後5秒間経過)の成立の有無が判断される。
【0059】
また、ステップS3において、モニタ3の画質設定値が初期設定値のままであるとCPU5が判断すると(ステップS3;No)、いずれの処理も行われることなく、画質設定値切替処理は終了する。
【0060】
以上に説明した実施形態1に係るDVDプレイヤ1によると、モニタ3の画質設定値が、ユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、DVDの回転が開始することとなる。これにより、DVDの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生するディスク再生部2での消費電力の上昇によってモニタ3に供給される電力が低下し、モニタ3にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。また、モニタ3の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0061】
さらに、初期設定値に切替えられたモニタ3の画質設定値が、検知情報の出力から5秒経過後に、再びユーザー設定値に切替えられるので、ユーザーにとって快適な使用環境を損なうことなくノイズの低減を実現することができる。
【0062】
尚、ディスクのクローズ動作の指示は、操作部23を介すことなく、例えばトレイ22を軽くディスク再生部2方向に押し込むことによって入力されてもよいし、ディスク再生部2によってトレイ22のクローズ動作終了が検知されてから一定時間経過後、自動的に入力されるものとしてもよい。同様に、ディスクのオープン動作についても、操作部23を介すことなく入力されるものとしても構わない。
【0063】
また、切替判断工程における所定の条件としては、CPU5に検知情報が出力されてから5秒経過することに限られることはなく、例えば、モーターの起動が開始した後一定時間経過を条件としてもよいし、ディスク認識部(図示省略)によって、ディスクが認識されることとしてもよく、ユーザーにとって快適な使用環境を提供可能な条件であることが好ましい。
<実施形態2>
以下に、実施形態2に係るDVDプレイヤ100について説明する。DVDプレイヤ100は、ROM107に格納されるプログラムが実施形態1に係るDVDプレイヤ1と異なる。従って、実施形態2を説明するにあたり、上記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
【0064】
図3に示すように、実施形態2であるDVDプレイヤ100におけるROM107には、実施形態1に係るROM7における画質設定値切替プログラム72に代えて、画質設定値切替プログラム172が格納されてなる。またその他に、閾値データテーブル176が格納されてなる。
【0065】
画質設定値切替プログラム172は、検知部21によってトレイ22のクローズ動作終了が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定されたユーザー設定値が、予め設定された閾値176から外れた場合に、ユーザー設定値を初期設定値に切替えるためのプログラムであって、CPU5は、該画質設定値切替プログラム172を実行することによって画質設定値切替手段として機能する。
【0066】
閾値データテーブル176には、画像の画質を決定する各項目と、各項目における閾値とが対応付けられている。具体的には、例えば、画質を決定する項目としてのBRT、CNT、COL、TINT、SHARPNESSなどと、該各項目の閾値とが対応付けられている。
【0067】
閾値とは、DVD挿入時にモニタに発生するノイズが目立たない画質を実現可能な画質設定値範囲における限界値を意味し、例えば、BRTを例に挙げると、ユーザー設定値のBRTレベルが、初期設定値のBRTレベルよりも30以上乖離するとノイズの発生が目立つ場合には、BRTの閾値を「30」とする。ここで、閾値としては30に限られることは無く、例えばより広範囲をとって、「40」としてもよいし、ノイズの発生が目立たない画質を好適に実現可能な範囲において、任意の設定値とすることができる。
【0068】
また、BRT以外の他の項目についても同様に、ノイズの発生が目立たない画質を実現可能な設定値範囲における限界値(閾値)が定められる。
【0069】
各項目のいずれかひとつが閾値を超えることによって画質設定値を切替えることとしてもよく、また全ての項目が閾値を超えた場合に切替えることとしてもよく、画質設定値の切替の判断基準とする特定の項目を予め限定しておくこととしても構わない。
【0070】
以下に、DVDプレイヤ100による画質設定値切替処理について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0071】
まず、DVDプレイヤ1の電源を入れ、立ち上げる(ステップS101)。すると、CPU5が、検知情報の有無を判断する(ステップS102)。トレイ22を介してディスク再生部2にDVDが挿入され、クローズラインの(LからHへの)変化に基づいて検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されると(ステップS102;Yes)、CPU5が、図示しない制御プログラムを実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値がユーザーによって変更されているか否かを判断する(ステップS103)。ユーザーによって画質設定値が変更されている場合、即ち、ユーザー設定値である場合(ステップS103;Yes)、CPU5はユーザー設定値記憶プログラム71を実行することによって、ユーザー設定値をRAM6に記憶する(ステップS104;ユーザー設定値記憶工程)。 CPU5への検知情報の出力がない場合(ステップS102;No
)、CPU5は待機状態となる。
【0072】
次いで、CPU5は、閾値データテーブル176の閾値およびRAM6に記憶されたユーザー設定値を呼び出し、画質設定値切替プログラム172を実行することによって、ユーザー設定値が、閾値から外れているか否かを判断する(ステップS105;画質設定値切替工程)。CPU5は、ユーザー設定値が閾値から外れていると判断すると(ステップS105;Yes)、実施形態1と同様に、モニタ3の画質設定値を、ユーザー設定値から初期設定値に切替える(ステップS106;画質設定値切替工程)。
【0073】
ステップS107においては、CPU5は、切替判断プログラム73を実行することによって、検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されてから5秒が経過したか否かの判断を行う(ステップS107;切替判断工程)。5秒が経過したとCPU5が判断すると(ステップS107;Yes)、CPU5はユーザー設定値切替プログラム74を実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値を、ステップS106で切替えた初期設定値から、RAM6に記憶されたユーザー設定値に切替え(ステップS108;ユーザー設定値切替工程)、画質設定値切替処理を終了する。
【0074】
CPU5が、5秒経過していないと判断すると(ステップS107;No)、画質設定値の切替は行われず、再び所定の条件(検知情報のCPU5への出力後5秒間経過)の成立の有無が判断される。
【0075】
また、モニタ3の画質設定値がユーザー設定値でない場合(ステップS103;No)およびユーザー設定値の値が、閾値から外れていない場合(ステップS105;No)には、その時点で画質設定値切替処理は終了する。
【0076】
以上に説明した実施形態2におけるDVDプレイヤ100によると、モニタ3の画質設定値が、予め設定された閾値176から外れる値を備えるユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、DVDの回転が開始することとなる。
【0077】
これにより、DVDの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生するディスク再生部2での消費電力の上昇によってモニタ3に供給される電力が低下し、モニタ3にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0078】
また、モニタ3の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0079】
さらに、初期設定値に切替えられたモニタ3の画質設定値が、検知情報がCPU5に入力されてから5秒経過後に、再びユーザー設定値に切替えられることとなり、ユーザーにとって快適な使用環境を損なうことなくノイズの低減を実現することができる。
<実施形態3>
以下に、実施形態3に係るDVDプレイヤ200について説明する。DVDプレイヤ200は、ROM207に格納されるプログラムが実施形態1に係るDVDプレイヤ1と異なる。従って、実施形態3を説明するにあたり、上記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
【0080】
図5に示すように、実施形態3であるDVDプレイヤ200におけるROM207には、実施形態1に係るROM7における画質設定値切替プログラム72に代えて、画質設定値切替プログラム272が格納され、ユーザー設定値切替プログラム74に代えて、ユーザー設定値切替プログラム274が格納されてなる。また、ROM7における初期設定値データテーブル75は格納されておらず、一方、実施形態2に係るROM107に格納される閾値データテーブル176が格納されてなる。
【0081】
画質設定値切替プログラム272は、検知部21によってクローズ動作終了が検知された場合であって、且つ、ユーザー設定値が予め設定された閾値から外れた場合に、ユーザー設定値から閾値に切替えるためのプログラムであって、CPU5は、該画質設定値切替
プログラム272を実行することによって画質設定値切替手段として機能する。また、ユーザー設定値切替プログラム274は、CPU5によって、検知情報がCPU5へ出力されてから5秒が経過したと判断された場合に、モニタ3における画質設定値を、閾値からユーザー設定値に切替えるためのプログラムであって、CPU5は該ユーザー設定値切替プログラム274を実行することによってユーザー設定値切替手段として機能する。
【0082】
以下に、DVDプレイヤ200による画質設定値切替処理について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0083】
まず、DVDプレイヤ1の電源を入れ、立ち上げる(ステップS201)。すると、CPU5が、検知情報の入力の有無を判断する(ステップS202)。トレイ22を介してディスク再生部2にDVDが挿入され、クローズラインの(LからHへの)変化に基づいて検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されると(ステップS202;Yes)CPU5が、図示しない起動プログラムを実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値がユーザーによって変更されているか否かを判断する(ステップS203)。ユーザー設定値である場合(ステップS203;Yes)、CPU5はユーザー設定値記憶プログラム71を実行することによって、ユーザー設定値をRAM6に記憶する(ステップS204;ユーザー設定値記憶工程)。CPU5への検知情報の入力がない場合(ステップS202;No)、CPU5は待機状態となる。
【0084】
次いで、CPU5は、閾値データテーブル176およびRAM6に記憶したユーザー設定値を呼び出し、画質設定値切替プログラム272を実行することによって、ユーザー設定値の値が、閾値から外れているか否かを判断する(ステップS205;画質設定値切替工程)。CPU5は、閾値から外れていると判断すると(ステップS205;Yes)、モニタ3の画質設定値を、ユーザー設定値から閾値に切替える(ステップS206;画質設定値切替工程)。
【0085】
ステップS207においては、CPU5は、切替判断プログラム73を実行することによって、検知部21が検知した検知情報がCPU5に出力されてから5秒が経過したか否かの判断を行う(ステップS207;切替判断工程)。5秒が経過したとCPU5が判断すると(ステップS207;Yes)、CPU5はユーザー設定値切替プログラム274を実行することによって、モニタ3に表示される画像の画質設定値を、ステップS206で切替えた閾値から、RAM6に記憶されたユーザー設定値に切替え(ステップS208;ユーザー設定値切替工程)、画質設定値切替処理を終了する。
【0086】
CPU5が、5秒経過していないと判断すると(ステップS207;No)、画質設定値の切替は行われず、再び所定の条件(検知情報のCPU5への出力後5秒間経過)の成立の有無が判断される。
【0087】
また、モニタ3の画質設定値がユーザー設定値でない場合(ステップS203;No)およびユーザー設定値の値が、閾値から外れていない場合(ステップS205;No)には、その時点で画質設定値切替処理は終了する。
【0088】
以上に説明した実施形態3におけるDVDプレイヤ200によると、モニタ3の画質設
定値が、予め設定された閾値176から外れる値を備えるユーザー設定値から、初期設定値に切替えられた後に、DVDの回転が開始することとなる。
【0089】
これにより、DVDの回転開始時、即ちモーター駆動時に発生するディスク再生部2での消費電力の上昇によってモニタ3に供給される電力が低下し、モニタ3にノイズが発生しても、該ノイズを、簡便に目立たなくすることができる。
【0090】
また、モニタ3の画質設定値を切替えることのみによって実現されるため、コストをかけずにノイズを目立たなくすることができる。
【0091】
さらに、閾値設定に切替えられたモニタ3の画質設定値が、所定の条件が成立した後に
、再びユーザー設定値に切替えられることとなる。
【0092】
これにより、モニタ3の画質設定値が、ユーザーの所望の画質設定値に再び切替えられることとなり、ユーザーにとって快適な使用環境を損なうことなくノイズの低減を実現することができる。
【0093】
そして、ユーザー設定値から閾値における設定に切替えることに止まるため、画質設定値の切替えによる画質の変化を最小限に抑えることができ、ユーザーに与える違和感を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明の実施形態1におけるDVDプレイヤ1の概略構成を示すブロック図である。
【図2】DVDプレイヤ1が行う画質設定値切替処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態2におけるDVDプレイヤ100の概略構成を示すブロック図である。
【図4】DVDプレイヤ100が行う画質設定値切替処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態3におけるDVDプレイヤ200の概略構成を示すブロック図である。
【図6】DVDプレイヤ200が行う画質設定値切替処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0095】
1、100、200 DVDプレイヤ
2 ディスク再生部
21 検出部
3 モニタ
4 スピーカー
5 CPU(ユーザー設定値記憶手段、画質設定値切替手段、切替判断手段、ユーザー設定値切替手段)
6 RAM
7 ROM
71 ユーザー設定値記憶プログラム
72、172、272 画質設定値切替プログラム
73 切替判断プログラム
74、274 ユーザー設定値切替プログラム
75 初期設定値データテーブル
176 閾値データテーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、
ユーザーによって任意に設定された、前記表示手段に表示される画像の画質に関するユーザー設定値を記憶するユーザー設定値記憶手段と、
前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザー設定値から、前記初期設定値記憶手段に記憶された初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、
前記画質設定値切替手段によって切替えられた画質設定値をユーザー設定値に切替える所定の条件が成立したか否かを判断する切替判断手段と、
前記切替判断手段により、所定の条件が成立したと判断された場合に、画質設定値を初期設定値から、前記ユーザー設定値記憶手段に記憶されたユーザー設定値に切替えるユーザー設定値切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示装置。
【請求項2】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、
前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザーによって任意に設定されたユーザー設定値から初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示装置。
【請求項3】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、
前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を初期設定値に切替える画質設定値切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示装置。
【請求項4】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段からの画像信号に基づく画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される画像の画質に関する初期設定値を記憶する初期設定値記憶手段と、
前記画像再生手段へのディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによ
って任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値から前記閾値に切替える画質設定値切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示装置。
【請求項5】
請求項2、3又は4に記載の画像ディスク再生表示装置において、
前記ユーザー設定値を記憶するユーザー設定値記憶手段と、
前記画質設定値切替手段によって切替えられた画質設定値をユーザー設定値に切替える所定の条件が成立したか否かを判断する切替判断手段と、
前記切替判断手段により、所定の条件が成立したと判断された場合に、画質設定値を初期設定値から、前記ユーザー設定値記憶手段に記憶されたユーザー設定値に切替えるユーザー設定値切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示装置。
【請求項6】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、
前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、
前記画像再生工程は、
ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、
前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合に、前記画像の画質設定値を、ユーザー設定値から初期設定値に切替える画質設定値切替工程と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示方法。
【請求項7】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、
前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、
前記画像再生工程は、
ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、
前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を初期設定値に切替える画質設定値切替工程と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示方法。
【請求項8】
ディスクに記憶された画像データを再生する画像再生工程と、
前記画像再生工程により再生された画像信号に基づく画像を表示手段に表示する表示工程と、を備える画像ディスク再生表示方法において、
前記画像再生工程は、
ディスクの挿入開始から終了までの所定の動作を検知する検知工程と、
前記検知工程によって前記所定の動作が検知された場合であって、且つ、ユーザーによって任意に設定された前記画像の画質設定値に関するユーザー設定値が、予め設定された閾値から外れた場合に、前記ユーザー設定値を閾値に切替える画質設定値切替工程と、
を備えることを特徴とする画像ディスク再生表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−13947(P2006−13947A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−188681(P2004−188681)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】