説明

画像データおよびメタデータを管理するための方法および装置

【課題】画像データおよびメタデータを管理する。
【解決手段】画像データが提供され、画像データに関連するメタデータが提供される。ネットワークおよび宛先の機能について判定される。画像データおよびメタデータは、判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、変換形式でカプセル化される。カプセル化した画像データおよびメタデータは、ネットワークを通して宛先に送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、コンピュータおよびコンピュータに関連する技術に関する。より詳細には、本発明は、画像データおよびメタデータを管理するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータおよび通信技術は、急速なペースで進歩し続けている。実際、コンピュータおよび通信技術は、個人の生活に多くの点で関与している。例えば、消費者が今日使用している多くの装置内には小型コンピュータが組み込まれている。これら小型コンピュータは、サイズおよび複雑さの程度が種々異なる。これら小型コンピュータは、1つのマイクロコントローラからフル機能の完全コンピュータシステムまで、複雑さが異なっている。例えば、小型コンピュータは、マイクロコントローラのようなワンチップコンピュータ、コントローラのようなワンボードタイプのコンピュータ、IBM−PCコンパチのような代表的なデスクトップコンピュータなどである。
【0003】
文字、ドキュメント、写真などを含む種々のアイテムをプリントするために、コンピュータと共にプリンタが使用されている。多数の異なる種類のプリンタが市販されている。コンピュータユーザの間ではインクジェットプリンタおよびレーザプリンタが非常に一般的である。インクジェットプリンタは、インクの粒子を直接紙に噴射している。レーザプリンタは、レーザビームを使用してプリントを行っている。
【0004】
プリンタは、一種の画像処理装置である。画像処理装置には、物理的プリンタ、複合機、プリンタプール、プリンタクラスタ、ファックス装置、プロッタ、スキャナ、論理装置、電子ホワイトボード、タブレットPC、コンピュータモニタ、ファイルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0005】
異なる種類のコンピュータソフトウェアは、画像処理装置の使用を容易にしている。資料をプリントするのに使用されるコンピュータまたはコンピューティング装置は、一般的に、必要な情報をプリンタに送って資料のプリントを可能にするコンピュータで作動するソフトウェアの1つ以上の部分を有する。コンピュータネットワーク上にコンピュータまたはコンピューティング装置がある場合、プリントを容易にするコンピュータネットワーク上の1以上のコンピュータで作動する1つ以上のソフトウェア部分が存在し得る。
【0006】
特許文献1には、転送元装置と転送先装置とに介在する別装置を必要とすることなく送信依頼された文書データの確実な転送を実現することができるネットワーク通信端末装置が開示されている。このネットワーク通信端末装置において、前記転送元装置は、転送先装置に機器情報取得要求をして、取得した転送先の機器情報と送信依頼の文書データに付随する送信文書属性情報とに少なくとも基づいて前記転送先装置に前記宛先装置への前記送信依頼文書データの送信を依頼するか否かを決定し、依頼すると決定した場合は、送信元装置から受信した前記送信依頼文書データを前記送信文書属性情報と共に所定形式で前記転送先装置に転送するようにしている。
【特許文献1】特開2004−252542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像処理装置は、画像に関する情報を含む画像データを提供する。さらに、画像データに関する情報であるメタデータを提供する。画像データおよびメタデータは、他の画像処理装置に送信される。受信する画像処理装置は、画像データおよびメタデータが送信される形式をサポートしていない場合もある。従って、画像データおよびメタデータを管理するための方法および装置を提供することによって、利点が得られる。とりわけ、画像データおよびメタデータの送信形式を管理するための方法および装置を提供することによって、利点が得られる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、画像データおよびメタデータを管理するための方法であって、画像データを提供し、前記画像データに関連するメタデータを提供し、ネットワークおよび宛先の機能を判定し、前記判定した機能がカプセル化をサポートしている場合、前記画像データおよび前記メタデータ変換形式でカプセル化し、前記カプセル化した画像データおよびメタデータをネットワークを通して前記宛先に送信することを特徴としたものである。
【0009】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データ内のメタデータをコード化することをさらに特徴としたものである。
【0010】
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像データおよびメタデータは、拡張可能なマークアップ言語(XML)のメッセージ形式でカプセル化されることを特徴としたものである。
【0011】
第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記メタデータは、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴としたものである。
【0012】
第5の技術手段は、第2の技術手段において、前記メタデータに対するユニフォームリソースロケータ(URL)は、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴としたものである。
【0013】
第6の技術手段は、第2の技術手段において、前記コード化したメタデータは、公衆電話回線網(PSTN)を介して送信されることを特徴としたものである。
【0014】
第7の技術手段は、第2の技術手段において、前記コード化したメタデータは、ファイル転送プロトコル(FTP)を介して送信されることを特徴としたものである。
【0015】
第8の技術手段は、第1の技術手段において、前記宛先へ問合せを行って前記宛先の機能を判定することをさらに特徴としたものである。
【0016】
第9の技術手段は、第1の技術手段において、前記ネットワークおよび宛先の機能は、手動で入力されることを特徴としたものである。
【0017】
第10の技術手段は、第1の技術手段において、前記ネットワークおよび宛先の機能は、予め定められた知識であることを特徴としたものである。
【0018】
第11の技術手段は、第2の技術手段において、前記コード化したメタデータをカプセル化した変換形式に変換することをさらに特徴としたものである。
【0019】
第12の技術手段は、画像データおよびメタデータを管理するよう構成されたコンピューティング装置であって、プロセッサと、前記プロセッサと電子通信するメモリと、前記メモリに格納される、画像データの提供、前記画像データに関連するメタデータの提供、ネットワークおよび宛先の機能の判定、前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データおよびメタデータのカプセル化、前記カプセル化した画像データおよびメタデータの、前記ネットワークを介した前記宛先への送信が実行可能な命令とを備えることを特徴としたものである。
【0020】
第13の技術手段は、第12の技術手段において、前記命令は、前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、さらに前記画像データ内のメタデータのコード化を実行することが可能であることを特徴としたものである。
【0021】
第14の技術手段は、第12の技術手段において、前記画像データおよびメタデータは、拡張可能なマークアップ言語(XML)のメッセージ形式でカプセル化されることを特徴としたものである。
【0022】
第15の技術手段は、第13の技術手段において、前記メタデータは、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴としたものである。
【0023】
第16の技術手段は、第13の技術手段において、前記メタデータに対するユニフォームリソースロケータ(URL)は、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴としたものである。
【0024】
第17の技術手段は、第13の技術手段において、前記コード化したメタデータは、公衆電話回線網(PSTN)を介して送信されることを特徴としたものである。
【0025】
第18の技術手段は、第13の技術手段において、前記コード化したメタデータは、ファイル転送プロトコル(FTP)を介して送信されることを特徴としたものである。
【0026】
第19の技術手段は、コンピュータ読取り可能な媒体であって、画像データを提供し、前記画像データに関連するメタデータを提供し、ネットワークおよび宛先の機能を判定し、前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データおよびメタデータをカプセル化し、前記カプセル化した画像データおよびメタデータを、前記ネットワークを介して前記宛先へ送信するための実行可能な命令を備えることを特徴としたものである。
【0027】
第20の技術手段は、メッセージをコード化形式からカプセル化形式に変換するための方法であって、スキーマ識別子の位置を定め、前記スキーマ識別子に基づき画像データからコード化したメタデータを抽出し、前記画像データおよびメタデータをカプセル化した変換形式に再パッケージ化することを特徴としたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
添付図面を参照し、以下の説明および特許請求項を読めば、本発明の実施例がより完全に明らかとなろう。これらの図は、単に実施例を示すにすぎないため、発明の範囲を制限すると見なすべきでないと理解した上で、添付図面を用いて、本発明の実施例について更に詳細に説明する。
【0029】
画像データおよびメタデータを管理するための方法について説明する。画像データが提供され、画像データに関連するメタデータが提供される。ネットワークおよび宛先の機能が判定される。判定した機能がカプセル化をサポートしている場合、画像データおよびメタデータは変換形式でカプセル化される。カプセル化した画像データおよびメタデータは、ネットワークを通して宛先に送信される。
【0030】
一実施例では、判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、メタデータは画像データ内でコード化される。画像データおよびメタデータは、拡張可能なマークアップ言語(XML)のメッセージ形式でカプセル化することができる。別の実施例では、メタデータは、画像データ内でプロプライエタリ(proprietary)データとしてコード化される。メタデータに対するユニバーサルリソースロケータ(URL)は、画像データ内でプロプライエタリデータとしてコード化することができる。
【0031】
一実施例では、公衆電話回線網(PSTN)を介してコード化したメタデータを送信する。また、コード化したメタデータは、ファイル転送プロトコル(FTP)を介して送信することができる。
【0032】
宛先の機能を判定するために、宛先への問合せが行われる。ネットワークおよび宛先の機能は手動で入力することができる。ネットワークおよび宛先の機能は、予め定められた知識である。コード化したメタデータは、カプセル化した変換形式に変換することができる。
【0033】
さらに、画像データおよびメタデータを管理するよう構成されるコンピューティング装置について説明する。コンピューティング装置は、プロセッサと、このプロセッサと電子通信するメモリとを備える。メモリには命令が記憶される。画像データが提供され、この画像データに関連するメタデータが提供される。ネットワークおよび宛先の機能が判定される。判定した機能がカプセル化をサポートしている場合、画像データおよびメタデータを変換形式でカプセル化する。カプセル化した画像データおよびメタデータは、ネットワークを通して宛先に送信される。
【0034】
さらに、コンピュータ読み取り可能な媒体について説明する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、実行可能な命令を含む。画像データが提供され、画像データに関連するメタデータが提供される。ネットワークおよび宛先の機能が判定される。判定した機能がカプセル化をサポートしている場合、画像データおよびメタデータを変換形式でカプセル化する。カプセル化した画像データおよびメタデータは、ネットワークを通して宛先に送信される。
【0035】
さらに、メッセージをコード化形式からカプセル化形式に変換する方法について説明する。スキーマ識別子の位置を定める。スキーマ識別子に基づき、画像データからコード化したメタデータを抽出する。画像データおよびメタデータは、カプセル化した変換形式に再パッケージ化する。
【0036】
次に、図面を参照し、本発明の種々の実施例について説明するが、同じ参照番号は同一または機能的に類似する要素を示す。本明細書に全般的に説明され、図面に示されているような本発明の実施例は、広範な種々の異なる構成にアレンジおよび設計することができる。従って、図面に示されるように、本発明の実施例に関する以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に記載した発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の実施例を示すものである。
【0037】
本明細書では、「例」なる用語は専ら、「1つの例、場合または説明」を意味するように使用する。「例」として本明細書に説明する実施例は、必ずしも他の実施例よりも好ましい、または、有利であると見なすべきではない。
【0038】
本明細書に開示する実施例の多くの機能は、コンピュータソフトウェア、電子ハードウェア、またはこれら双方の組み合わせとして実現することができる。ハードウェアとソフトウェアのこのような互換性を明瞭に説明するために、これらの機能に関して種々のコンポーネントを一般的に説明する。かかる機能をハードウェアとして実現するか、あるいは、ソフトウェアとして実現するかどうかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計上の制限に応じて決定される。当業者であれば、特定の用途それぞれに対し、説明した機能を種々の方法で実現することができるが、このような実現の決定が、本発明の範囲から逸脱する原因となるものと解釈してはならない。
【0039】
本明細書に説明する機能をコンピュータソフトウェアとして実現する場合、かかるソフトウェアは、メモリ装置内に存在し、および/または、システムバスまたはネットワークを通して電子信号として送信される任意の種類のコンピュータの命令またはコンピュータで実行可能なコードを含むことができる。本明細書に説明するコンポーネントに関連する機能を実施するソフトウェアは、単一の命令または多くの命令を含むことができ、異なるプログラムの間で、さらに、いくつかのメモリ装置にわたるいくつかのの異なるコードセグメントとして分散することができる。
【0040】
本明細書で使用するように「1つの実施例」、「実施例」、「複数の実施例」、「この実施例」、「これら実施例」、「1つ以上の実施例」、「一部の実施例」、「所定の実施例」、「ある実施例」、「別の実施例」などは、特に明記しない限り、開示した発明の1つ以上(必ずしもすべてではない)の実施例を意味するものである。
【0041】
「判定する」(およびその文法上の変形例)なる用語は、極めて広範な意味で使用する。「判定する」なる用語は、広範な種々の動作を含むため、「判定する」は、計算、コンピューティング、処理、誘導、調査、ルックアップ(例えばテーブル、データベースまたは別のデータ構造におけるルックアップ)、確認などを含むことができる。また、「判定する」は、受信(例えば情報の受信)、アクセス(例えばメモリ内のデータへのアクセス)なども含むことができる。さらに、「判定する」は、解決、選出、選択、確立なども含むことができる。
【0042】
「〜に基づく」なるフレーズは、特に明記しない限り、「〜だけに基づく」ことを意味するものではない。換言すれば、「〜に基づく」なるフレーズは、「〜だけに基づく」および「少なくとも〜に基づく」の双方を記述するものである。
【0043】
現代のますます多くの画像処理装置が、ある種の拡張可能なマークアップ言語(XML)のカプセル化を使用した画像データの変換をサポートしているため、XMLはメタデータを含む。メタデータは、画像データに対するある動作(例えば、後処理の光学文字認識(OCR))または意味(例えば、所有者、ソースの位置など)を記述する場合もある。
【0044】
画像データの変換に使用されるXML形式のほとんどは、プロプライエタリ形式である。ウェブサービスの中には、これらの変換を規格化しようと試みるものも存在する。しかしながら、ファイル転送プロトコル(FTP)、公衆電話回線網(PSTN)ファックス、およびレガシーデバイス(例えばファックス、プリンタ、スキャナなど)などの古い従来の送信手段の多くは、XMLのカプセル化した画像、および/または、XMLのカプセル化したメタデータをサポートしていない場合がある。
【0045】
そのため、サポートの程度に関わらず、エンドポイントおよび送信媒体にわたって、XMLのカプセル化した画像/メタデータを透過的に移動させることが望まれる。また、媒体にわたって送信、またはXMLのカプセル化画像/メタデータをサポートするエンドポイントに到達した場合、XMLのカプセル化した画像/メタデータの形式および/または意味を保持することが望まれる。
【0046】
本発明のシステムおよび方法では、エンドポイントおよび送信媒体にわたって、透過的にXML形式に埋め込まれた画像およびメタデータを移動するための効果的な方法を記述する。一実施例では、画像およびメタデータが媒体、またはXMLのカプセル化した画像/メタデータをサポートしていないエンドポイントに送信される場合、画像/メタデータは透過的に画像データに埋め込まれたメタデータとのみいっしょに画像形式で記憶される。別の実施例では、画像およびメタデータが媒体、またはXMLのカプセル化した画像/メタデータをサポートしていないエンドポイントに送信される場合、画像/メタデータは、XMLのカプセル化した画像/メタデータ形式で記憶される。
【0047】
一実施例では、1つ以上のソース(source)画像処理装置が画像データを生成するため、画像データは、PSTN、電子メール、FTP、およびインターネットなど、さまざまな媒体を通して送信される。また、ユーザ(または他の手段)は、画像処理装置でメタデータの入力を行うことができる場合もある。メタデータは、生成された画像データと関連付けることができる。
【0048】
図1は、画像データ114および画像データ114に関連するメタデータ116の双方を提供するコンピューティング装置102の一実施例を示すブロック図100である。画像データ114の一部の例としては、ネットワークスキャンやファクシミリ送信などを挙げることができる。コンピューティング装置102は、画像データ114およびメタデータ116(総称して画像/メタデータ118と言う)を送信するためのデュアルモードを含むことができる。画像/メタデータ118を送信するためのモードの1つには、画像データ114内で透過的にコード化されているメタデータ116を含むことができる(例えば、タグイメージファイルフォーマット(TIFF)のプロプライエタリフィールド)。エンコーダ104は、画像データ114内でメタデータ116をコード化できる。
【0049】
画像/メタデータ118を送信するための別のモードは、スキーマに基づき、ダイレクトインターネットメッセージカプセル化(DIME)形式などのXMLメッセージ内でカプセル化している画像/メタデータ118を含む。カプセル化部106は、XMLメッセージ内で画像/メタデータ118をカプセル化することができる。エンコーダ104が画像データ114内でメタデータ116をコード化すると、コード化の一部には、画像/メタデータ118をXMLのカプセル化メッセージに再構築するためのスキーマに関する情報を含めることができる。
【0050】
一実施例では、コンピューティング装置102は、送信媒体120および/またはエンドポイント(図示せず)について何を判定できるかによって、画像/メタデータ118を送信する形式の判定を行う。コンピューティング装置102は、送信媒体120および/またはエンドポイントがXMLのカプセル化形式をサポートする機能を有するかを判定する機能判定部110を含むことができる。送信媒体120またはエンドポイントのいずれかがXMLのカプセル化形式をサポートしていない場合、例えば、インターネットを介しPSTNまたは未知の送信機構を用いて画像データ114を送信する場合などには、メタデータ116は画像データ114内でコード化される。そうでない場合、画像/メタデータ118は、XMLのカプセル化形式でコード化される。
【0051】
画像/メタデータ118がXMLのカプセル化形式をサポートするエンドポイントまたは中間ポイントに到達すると、エンドポイントまたは中間ポイントは画像/メタデータ118の形式を判定する。すなわち、エンドポイントまたは中間ポイントは、画像/メタデータ118の形式がXMLのカプセル化形式であるか、コード化したメタデータが埋め込まれた画像形式であるかを判定する。形式が、コード化されたメタデータを有する画像形式であると判定された場合、プロプライエタリフィールドからスキーマを抽出する。スキーマは、残りのメタデータ116を抽出し、メッセージをXMLのカプセル化メッセージとして再構築するために使用される。一実施例では、再構築されたXMLのカプセル化メッセージは、そのネイティブ(native)フォーマット(例えば、ウェブサービス)内で解釈または送信することができる。
【0052】
図2は、画像/メタデータ118を送信するための形式を判定する方法200を示すフローチャートの一実施例である。一実施例において、方法200はコンピューティング装置102によって実施される。画像データが提供され(202)、さらに、画像データに関連するメタデータが提供され(204)、送信媒体またはエンドポイントがXMLのカプセル化形式などの変換形式をサポートするか否かの判定が行われる(206)。送信媒体およびエンドポイントが変換形式をサポートしている場合、画像データおよびメタデータ(画像/メタデータ118)を変換形式にカプセル化する(210)。すなわち、画像/メタデータ118をXMLのカプセル化形式でカプセル化する。しかしながら、送信媒体またはエンドポイントのいずれかが変換形式をサポートしていない場合、メタデータは画像データ内でコード化する(208)。
【0053】
図3は、本発明のシステムおよび方法の環境300の一実施例である。環境300は、ネットワークを通して、画像データの生成および画像データのエクスポートをすることができるネットワークに接続された装置を1つ以上備える。ネットワークは、PSTNまたはインターネット310を含む。図示されるように、ネットワークに接続された装置の例として、ファックス送信可能な装置304が挙げられる。装置304の他の例として、ドキュメントスキャナ、電子ホワイトボード、ファイリング装置、デジタルスチルまたはビデオカメラ、ビデオ携帯電話、バーコードスキャナ、X線装置、磁気共鳴画像(MRI)装置、コンピュータ軸断層(CAT)スキャン装置などが挙げられる。装置304は、ファックス入力などの入力302を受信する。また、装置304は、画像データに関連するメタデータのエントリ306をサポートすることができる。メタデータは、画像データに関する情報(例えば、所有者、コンピューティング装置など)、および/または後処理の命令(例えば、OCR)など、あらゆる目的に使用することができる。画像データの形式の例としては、TIFF、TIFF−FX(ファクシミリ)、ジョイントフォトグラフィックエキスパートグループ(JPEG)、JPEGファイルフォーマット(JFIF)、JPEG 2000、ポータブルネットワークグラフィックス(PNG)、グラフィックスインターチェンジフォーマット(GIF)、Windows(登録商標)ビットマップ(BMP)、Windows(登録商標)ハイデフィニションビットマップ(HD)、エクスチェンジャブルイメージファイルフォーマット(EXIF)、ラスタイメージなどが挙げられる。画像データおよびメタデータ(画像/メタデータ)は、電子メール、FTP、ハイパーテキスト転送プロコトル(HTTP)、DIME、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)、XML、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)を通した専用プロトコル、Apple Talk、PSTN、ケーブルなどを含む通信チャンネルなどの、任意の手段で宛先(図示せず)に送信することができる。図示した実施例では、画像/メタデータは、メタデータのコード化したファックス308として送信する。ファックス308は、PSTN/インターネット310を通して送信する。
【0054】
図4は、画像データ408およびメタデータ410を提供する画像対応装置404を示すブロック図400である。一実施例において、画像対応装置404に入力402が提供される。画像対応装置404から、画像データ408を生成することができる。別の実施例では、画像データ408は画像対応装置404から検索される。また、装置404は、メタデータ410を提供することができる。メタデータ410は、装置404に提供されるメタデータのエントリ406の一部であることができる。一実施例において、ユーザは、メタデータのエントリ406を入力する(または取り出す)。メタデータのエントリ406は、メタデータ410として画像データ408と関連づけることができる。
【0055】
図5は、画像データと共にメタデータをパッケージ化する方法500を判定するための方法を示すフローチャートである。一実施例において、画像対応装置404は方法500を実施する。装置404は、メタデータが画像データ内でプロプライエタリデータとしてコード化されているかを判定することができる。さらに、メタデータに対するユニフォームリソースロケータ(URL)を画像データ内でプロプライエタリデータとしてコード化することができる。あるいは、装置404は、スキーマに基づき、XMLメッセージ内でメタデータおよび画像データをカプセル化することができる。
【0056】
図示されるように、宛先(例えば、エンドポイント)がXMLカプセル化をサポート可能かについて判定する(502)。宛先がXMLカプセル化をサポートすることができる場合、メタデータおよび画像データをメッセージ内でカプセル化する(504)。XMLカプセル化したメッセージ508は、ローカルエリアネットワーク(LAN)512を通して送信することができる。しかしながら、宛先がXMLのカプセルをサポートすることができないと判定された場合(502)、メタデータは画像データ内でコード化される(506)。メタデータを有するコード化画像データ510(画像/メタデータ)は、インターネットまたはPSTN514を通して送信することができる。
【0057】
一実施例では、画像対応装置は、送信機構およびエンドポイントの機能に関する知識に基づいて、宛先502を作成する。例えば、画像/メタデ−タがPSTNを通して送信される、またはインターネットを介して未知の通信経路を通って送信され、エンドまたは中間処理ポイントがXMLカプセル化した画像/メタデータ形式をサポートしていない場合、あるいはFTPが実施される場合、画像装置は、透過的に送信することができるように、画像データ内でメタデータをコード化することができる。画像装置は、エンド/中間ポイントへの問合せ、エンド/中間ポイントに関する所定の知識、またはエンド/中間ポイントの機能について手動で入力された情報など、任意の手段によって、エンドまたは中間ポイントでXMLメッセージ化をサポートする機能について判定することができる(502)。
【0058】
図6は、画像データ内でコード化されたメタデータをXMLカプセル化した画像/メタデータのメッセージに変換する方法600の一実施例を示すフローチャートである。インターネットまたはPSTN602は、画像データ内でコード化されたメタデータ604を送信することができる。コード化されたメタデータ604は、イントラネットのアクセスポイント606に送信することができる。コード化されたメタデータがイントラネットのアクセスポイント606で受信されると、イントラネットのアクセスポイント606の動作はアクセスポイント606の機能に依存する。例えば、イントラネットのアクセスポイント606は、ネットワークプリントサーバなどのイントラネットまたは管理装置へのインターネットのアクセスサーバであってもよい。
【0059】
イントラネットのアクセスポイント606がXMLカプセル化した画像/メタデータ形式をサポートすることができない場合、コード化したメタデータ604は変更されないままである。そうでない場合、イントラネットのアクセスポイント606(例えば、ファックス対応複合機(MFP))は、コード化したメタデータ606をXMLカプセル化した画像/メタデータ形式608に変換する。コード化したメタデータ606を変換するために、アクセスポイント606は、スキーマ識別子の位置を、もしあれば、定めることができる。スキーマの位置は、予め定められる、またはキーワードによって特定することができる。スキーマがない場合、アクセスポイント606は、ベストゲス(best guess)などのデフォルト方法を使用することができる。コード化したメタデータは、スキーマに基づいて画像データから抽出される。画像データおよびメタデータは、SOAP/XML、HTTP/DIMEなどのXMLのカプセル化形式に再パッケージ化することができる。XMLのカプセル化した画像データ608は、LAN610を通してそのままの形で(natively)処理/管理することができる。
【0060】
一部の実施例は、画像データにおいてコード化されたメタデータを有するが、別の実施例では、メタデータは発信源に常駐することができ、記憶した位置に対するURLは画像データにコード化される。URLは、XMLカプセル化した画像/メタデータに変換すると抽出することができ、URL(例えば、HTTP get、FTP)を用いてメタデータを取り出す。
【0061】
図7は、本明細書で実施例と共に一般的に使用される主なハードウェアコンポーネントを示すブロック図である。本明細書に開示したシステムおよび方法は、コンピューティング装置702およびプリント装置720と共に使用できる。一般に、コンピューティング装置702において使用される主なハードウェアコンポーネントを図7に示す。コンピューティング装置702は、一般に、入力コンポーネントまたは装置704、および/または出力コンポーネントまたは装置706と電子通信するプロセッサ703を含む。このプロセッサ703は、このプロセッサ703と電子通信可能な入力装置704および/または出力装置706、すなわち、電気信号の形態で入力および/または出力可能な装置に、作動的に接続される。コンピューティング装置702の実施例は、同じ物理構造または別の筐体または構造体内に複数の入力装置704、出力装置706およびプロセッサ703を含む。
【0062】
コンピューティング装置702は、メモリ708も含むことができる。メモリ708は、プロセッサ703とは別のコンポーネントでもよく、またはプロセッサ703と同一の部品内に含まれるオンボードメモリ708でもよい。例えば、マイクロコントローラは所定量のオンボードメモリを含むことが多い。
【0063】
プロセッサ703は、通信インターフェース710とも電子通信する。この通信インターフェース710は、他の装置702、プリント装置720、サーバなどとの通信に使用することができる。従って、種々の装置702の通信インターフェース710は、コンピューティング装置702間で信号またはメッセージを送るために互いに通信するように設計することができる。
【0064】
コンピューティング装置702は、他の通信ポート712も含むことができる。さらに、別のコンポーネント714を電子装置702に含むこともできる。
【0065】
本明細書における実施例と共に多数の種類の異なる装置を使用することができる。コンピューティング装置702は、マイクロコントローラなどのワンチップコンピュータ、コントローラなどのワンボードタイプのコンピュータ、IBM−PCコンパチコンピュータなどの代表的なデスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、UNIX(登録商標)に基づくワークステーションなどであってもよい。従って、図7のブロック図は、コンピューティング装置702の代表的なコンポーネントを示すにすぎず、本明細書に開示した実施例の範囲を制限するものではない。
【0066】
コンピューティング装置702は、プリント装置720と電子通信する。プリント装置720は、複合機(MFP)またはコンピューティング装置などの、画像処理ジョブを送受信する装置である。プリント装置は、物理的プリンタ、複合機、プリンタプール、プリンタクラスター、ファックス装置、プロッタ、スキャナ、コピー機、論理装置、コンピュータモニタ、ファイル、電子ホワイトボード、ドキュメントサーバなどを含むが、これらに限定されるものではない。物理的プリンタ、ファックス装置、スキャナ、複合機またはコピー機などの代表的なプリント装置は、一種のコンピューティング装置である。このため、プリント装置は、図7に関連して説明されるように、プロセッサ、メモリ、通信インターフェースなども含む。プリント装置は、2つ以上の装置の単一または複数のグループ(例えば、プールまたはクラスター)でもよい。
【0067】
図8は、本発明のシステムおよび方法を実現できる1つの可能な環境を示すネットワークのブロック図である。本発明のシステムおよび方法は、スタンドアローンコンピュータシステムでも実施することができる。図8は、複数のコンピューティング装置802、1つのプリント装置820、およびプリントサーバ824を備えたコンピュータネットワーク801を示す。
【0068】
情報および信号は、種々の異なる技術のいずれかを使用して表示できる。例えば、上記記載にわたって参照可能なデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または粒子、光フィールドまたは粒子、または、それらの任意の組み合わせによって表示することができる。
【0069】
本明細書に開示した実施例に関連して説明される、種々の説明のための論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または双方の組み合わせによって実現することができる。ハードウェアおよびソフトウェアのこの相互の互換性を明確に示すために、それらの機能に関して、種々の説明のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップについては一般的に説明してきた。そのような機能をハードウェアとして実現するか、あるいは、ソフトウェアとして実現するかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計条件に応じて決定される。当業者は、それぞれの特定の用途に対し、種々の方法で説明した機能を実施することができるが、そのような実施の決定は、本発明の範囲から逸脱するものと解すべきではない。
【0070】
本明細書で開示した実施例に関連して説明した種々の説明のための論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)、または他のプログラマブルロジック装置、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に説明した機能を実行するよう設計されるこれらの任意の組み合わせで実現することができる。汎用プロセッサをマイクロプロセッサとすることができるが、その代わりに、このプロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたはステートマシンであってもよい。プロセッサは、コンピューティング装置、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または、そのような他の任意の構成としても実施することができる。
【0071】
本明細書に開示した実施例関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または双方の組み合わせで具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または本技術分野で知られている他の任意の形態の記憶媒体に記憶することができる。一例としての記憶メディアは、プロセッサが記憶メディアとの間で情報の書き込みおよび読み出しできるようにプロセッサに結合される。別の実施例では、記憶媒体はプロセッサと一体化することができる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に記憶することができる。ASICは、ユーザターミナル内に常駐することができる。別の実施例では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザターミナル内のディスクリートコンポーネントとして記憶させることができる。
【0072】
本明細書に開示した方法は、説明した方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を含む。本発明の範囲から逸脱せずに、方法のステップおよび/または動作は、互いに変換することができる。すなわち、実施例の適切な作動のために特定の順序のステップまたは動作が必要でない限り、本発明の範囲から逸脱することなく、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用を変更してもよい。
【0073】
本発明の特定の実施例および応用例について図示および説明したが、本発明は本明細書に開示したのと同じ構成およびコンポーネントだけに限定されるものではないと理解すべきである。本発明の要旨から逸脱することなく、これまで本明細書に開示した本発明の方法およびシステムの配置、作動および細部について、当業者に明らかとなる種々の変形および変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】画像データおよび画像データに関連するメタデータの両方を提供するコンピューティング装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】画像/メタデータを送信する形式を判定するための方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明のシステムおよび方法の環境の一実施例を説明するための図である。
【図4】画像データおよびメタデータを提供する画像対応装置を示すブロック図である。
【図5】画像データと共にメタデータをパッケージ化する方法を判定するための方法を示すフローチャートである。
【図6】画像データ内のコード化されたメタデータを、XMLのカプセル化した画像/メタデータのメッセージに変換する方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】本明細書で実施例と共に一般に使用される主なハードウェアコンポーネントを示すブロック図である。
【図8】本発明のシステムおよび方法を実施できる1つの可能な環境を示すネットワークのブロック図である。
【符号の説明】
【0075】
102…コンピューティング装置、104…エンコーダ、106…カプセル化部、108…画像データ生成部、110…機能判定部、112…メタデータ生成部、114…画像データ、116…メタデータ、118…画像/メタデータ、120…送信媒体、702…コンピューティング装置、703…プロセッサ、704…入力装置、706…出力装置、708…メモリ、710…インターフェース、712…通信ポート、720…プリント装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データおよびメタデータを管理するための方法であって、
画像データを提供し、
前記画像データに関連するメタデータを提供し、
ネットワークおよび宛先の機能を判定し、
前記判定した機能がカプセル化をサポートしている場合、前記画像データおよび前記メタデータ変換形式でカプセル化し、
前記カプセル化した画像データおよびメタデータをネットワークを通して前記宛先に送信することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データ内のメタデータをコード化することをさらに特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記画像データおよびメタデータは、拡張可能なマークアップ言語(XML)のメッセージ形式でカプセル化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メタデータは、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記メタデータに対するユニフォームリソースロケータ(URL)は、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記コード化したメタデータは、公衆電話回線網(PSTN)を介して送信されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記コード化したメタデータは、ファイル転送プロトコル(FTP)を介して送信されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記宛先へ問合せを行って前記宛先の機能を判定することをさらに特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ネットワークおよび宛先の機能は、手動で入力されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークおよび宛先の機能は、予め定められた知識であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記コード化したメタデータをカプセル化した変換形式に変換することをさらに特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項12】
画像データおよびメタデータを管理するよう構成されたコンピューティング装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに格納される、
画像データの提供、
前記画像データに関連するメタデータの提供、
ネットワークおよび宛先の機能の判定、
前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データおよびメタデータのカプセル化、
前記カプセル化した画像データおよびメタデータの、前記ネットワークを介した前記宛先への送信が実行可能な命令とを備えることを特徴とするコンピューティング装置。
【請求項13】
前記命令は、前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、さらに前記画像データ内のメタデータのコード化を実行することが可能である請求項12に記載のコンピューティング装置。
【請求項14】
前記画像データおよびメタデータは、拡張可能なマークアップ言語(XML)のメッセージ形式でカプセル化されることを特徴とする請求項12に記載のコンピューティング装置。
【請求項15】
前記メタデータは、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴とする請求項13に記載のコンピューティング装置。
【請求項16】
前記メタデータに対するユニフォームリソースロケータ(URL)は、前記画像データ内のプロプライエタリデータとしてコード化されることを特徴とする請求項13に記載のコンピューティング装置。
【請求項17】
前記コード化したメタデータは、公衆電話回線網(PSTN)を介して送信されることを特徴とする請求項13に記載のコンピューティング装置。
【請求項18】
前記コード化したメタデータは、ファイル転送プロトコル(FTP)を介して送信されることを特徴とする請求項13に記載のコンピューティング装置。
【請求項19】
コンピュータ読取り可能な媒体であって、
画像データを提供し、
前記画像データに関連するメタデータを提供し、
ネットワークおよび宛先の機能を判定し、
前記判定した機能がカプセル化をサポートしていない場合、前記画像データおよびメタデータをカプセル化し、
前記カプセル化した画像データおよびメタデータを、前記ネットワークを介して前記宛先へ送信するための実行可能な命令を備えることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項20】
メッセージをコード化形式からカプセル化形式に変換するための方法であって、
スキーマ識別子の位置を定め、
前記スキーマ識別子に基づき画像データからコード化したメタデータを抽出し、
前記画像データおよびメタデータをカプセル化した変換形式に再パッケージ化することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−278475(P2008−278475A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−77250(P2008−77250)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】