説明

画像処理システム

【課題】画像配信装置で画像をファイル化して配信する際に、ファイルを印刷する時のために印刷時のシート後処理方法も指定しておける画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理装置で画像データ50にタグ情報70を付加して情報付き画像ファイル13aを生成して配信する。タグ情報70には、ステイプル方法31、パンチ穴あけ方法32、Z折り方法33、製本方法34等を含むシート後処理情報30が含まれる。配信先の印刷装置では、配信された情報付き画像ファイル13aからシート後処理情報30を読み取って、その情報に従って印刷時のシート後処理を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像を読み取ってファイル化し、所望の宛先に配信する画像配信装置が公知である(例えば下記特許文献1)。また所謂ダイレクトプリンティングシステムと呼ばれる画像ファイルを直接印刷できる画像形成装置も実現されている(例えば下記特許文献2)。これらの組み合わせとして、画像配信装置から画像形成装置に画像ファイルを配信し、画像の印刷を実現するシステムも実現されている(所謂、ScanToPrintシステム)。また、画像形成装置のシート後処理機能として、ステープル機能やパンチ機能などの様々な機能が実現されている。
【0003】
例えば下記特許文献3では、受信者がデータの印刷設定を意識せずに印刷を行っても、受信者側の意図した通りの印刷を行う事ができる印刷設定自動変更装置が考案されている。また特許文献4では、画像形成装置にユーザ毎の印刷設定情報を登録できるようにして、ユーザの望む印刷ができる画像形成装置が考案されている。特許文献5では、画像ファイルの管理を容易にするために、画像ファイルを管理するための情報を画像ファイルのプライベートタグに設定するようにしている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−060499号公報
【特許文献2】特開2006−172043号公報
【特許文献3】特開2007−133494号公報
【特許文献4】特開2006−301964号公報
【特許文献5】特開2003−345636号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの背景技術の元では、「画像配信装置で画像をファイル化して配信する際に、ファイルを印刷する時のために印刷時のシート後処理方法も指定しておきたい。」といったユーザニーズが存在する。
【0006】
しかし特許文献3では、データに付随する印刷設定データと、登録した印刷設定情報を比較判断して、印刷設定を変更するものであるため、上記のようなニーズを解決するものにはならない。また特許文献4も、画像形成装置にユーザ毎の印刷設定情報を登録できるようにしたものであるため、上記のようなニーズを解決するものにはならない。特許文献5では、画像ファイルを管理するための情報を画像ファイルに設定できるようにしているが、後処理方法を指定するものではないため、上記のようなニーズを解決するものにはならない。本発明は、上記のようなユーザニーズを解決する事を目的とする。
【0007】
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、画像処理装置で画像をファイル化する際に、ファイルを印刷する時のために印刷時のシート後処理方法も指定しておける画像処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0008】
上記課題を達成するために、本発明に係る画像処理システムは、画像処理装置と、シートに印刷処理を行う印刷装置と、を備えた画像処理システムであって、前記画像処理装置は、印刷時に前記シートを後処理する方法であるシート後処理方法を設定する入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた前記シート後処理方法の情報を画像データに付加して情報付き画像ファイルを生成する生成部と、を備え、前記印刷装置は、前記生成部によって生成された前記情報付き画像ファイルに付加された前記シート後処理方法を判別する判別手段と、シート後処理を実行する後処理部と、前記生成部によって生成された前記情報付き画像ファイルに含まれる画像データを印刷する際に、前記判別手段で判別された前記シート後処理方法を前記後処理部で実行するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより本発明に係る画像処理システムでは、配信する画像ファイルの中に印刷時のシート後処理方法を設定して付加するので、例えば印刷時にシート後処理方法を指定しなくても、画像ファイルに付加された後処理方法に指定された通りのシート後処理を行う事ができる。また受け取った画像ファイルに含まれるシート後処理方法に従って、シートの後処理を行う事が出来るので、画像ファイルの送信元から、画像ファイルとは別にシート後処理方法を指示される必要もないため、システムを簡略化できるという利点がある。
【0010】
また前記情報付き画像ファイルは、前記後処理部を備えない印刷装置においては、前記情報付き画像ファイルに付加された前記シート後処理方法を実行せずに前記情報付き画像ファイルに含まれる画像データを印刷処理することが可能な画像ファイルであるとしてもよい。
【0011】
これにより画像ファイルに含まれるシート後処理方法での後処理が不可能な場合には、そのシートの後処理方法を無視するので、指定されたシート後処理方法に対応した後処理機構を有していない場合にも、画像を形成できるという利点がある。
【0012】
また前記情報付き画像ファイルのファイル形式はTIFF形式またはPDF形式であり、前記生成部は、前記印刷時のシート後処理方法の情報をTIFF形式またはPDF形式の画像ファイルのタグ情報として付加するとしてもよい。
【0013】
これにより汎用的な画像フォーマットであるTIFF形式やPDF形式で、画像を配信できるので、TIFFやPDFに対応した様々なアプリケーションプログラムで画像ファイルを閲覧する事ができるという利点がある。さらにTIFF形式やPDF形式の画像ファイルにタグ情報を付加したり、タグ情報を読み取る機構を作ることは容易であるので本発明の画像処理システムは複雑な構成とならない。また後処理機構のない印刷装置においてTIFF形式やPDF形式の画像ファイルのタグ情報を無視して印刷することも容易である。
【0014】
また前記情報付き画像ファイルを電子メール送信またはFTP送信する送信部を備えたとしてもよい。
【0015】
これにより電子メール送信、FTP送信という汎用的な送信手法で画像を配信できるので、様々なシステムとの親和性が高いという利点がある。
【0016】
また前記シート後処理方法はステイプル方法、パンチ穴あけ方法、Z折り方法及び製本方法の少なくとも一つを含むとしてもよい。
【0017】
これによりステイプル、パンチ穴あけ、Z折り及び製本を含むシート後処理機構に対応したシート後処理方法を設定できるので、様々な印刷装置、画像形成装置に対応できるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明の一実施形態における画像処理システム100の構成図である。
【0019】
図1の構成例では、画像処理システム100は画像読取装置1、クライアントコンピュータ3、画像形成装置4を備え、これらがネットワーク網2を通して接続されている。画像読取装置1は画像を読み取ってファイル化し、ネットワーク網2を通して、クライアントコンピュータ3や、画像形成装置4にファイルを配信する機能を持つ。
【0020】
画像形成装置4は、画像読取装置1や、クライアントコンピュータ3から画像ファイルを受け取って印刷する機能を持つ。また、印刷時するシートの後処理機能として、ステイプル、パンチ穴あけ、Z折り、製本などの機能を有している。
【0021】
図2は、画像読取装置1の概略構成を説明する図である。画像読取装置1は、CPU10、RAM11、ROM12、メモリ13、操作部14、スキャナ部15、表示部16、インターフェイス部17(I/F部)などにより構成されている。CPU10はROM12に格納された基本プログラムに従って、RAM12に各種パラメータやプログラム等を一時的に格納しながら後述する各種制御動作を実行する。
【0022】
メモリ13は、スキャナ部5で読み取った画像データの書込み、読み出し、および消去することができ、画像ファイル13aを記憶することができる記憶媒体である。操作部14は、ユーザが画像読取装置1を操作する操作ボタン等を備えている。たとえば、スキャナ部15に画像の読み取り開始を指示するスタートボタンなどがある。
【0023】
スキャナ部15は、絵や文字、あるいは写真等の原稿画像のイメージをラインセンサやCCD(固体撮像素子)などを用いて画素単位の電気信号に変換し、イメージデータとして取り込む。表示部16はモニタを備えて、画像読取装置1の各種動作状態を表示する。I/F部9は、ネットワーク網2への接続部である。またI/F部9は記憶媒体60との接続のためにも使用することができる。記憶媒体60としてはメモリーカードや、USB接続できるUSBメモリや外付けハードディスクでもよい。
【0024】
図3は画像形成装置4の概略構成を説明する図である。画像形成装置4は、CPU40、RAM41、ROM42、印刷部43、シート後処理機構49、インターフェイス部48(I/F部)を備える。そしてシート後処理機構49は、ステイプル機構44、パンチ穴あけ機構45、Z折り機構46、製本機構47を備える。
【0025】
CPU40はRAM41に各種パラメータやプログラム等を一時的に格納しながら後述する各種制御動作を実行する。ROM42には各種情報、特に後述するプログラム42aが格納されている。印刷部43では印刷処理を実行する。ステイプル機構44、パンチ穴あけ機構45、Z折り機構46、製本機構47は、印刷処理済みのシートに対して、それぞれステイプル処理、パンチ穴あけ処理、Z折り処理、製本処理を実行する。
【0026】
I/F部48は、ネットワーク網2への接続部であり、特にネットワーク網2を通じて配信された画像ファイル13aを受信する。またI/F部48は記憶媒体60との接続のためにも使用することができる。なお後述するようにシート後処理機構49は、ステイプル機構44、パンチ穴あけ機構45、Z折り機構46、製本機構47のうちの一部あるいは全てを備えないとしてもよい。
【0027】
本発明の画像読取装置1では、スキャナ部15を用いてユーザが例えば画像読取装置1の原稿台(図示なし)に載置された原稿から画像を読み取る。読み取りを開始する際には、読取条件に加えて、印刷時のシート後処理方法が設定できるようになっている。図4は、表示部16のタッチパネル式モニタに表示されるシート後処理方法設定画面例である。この画面で、シート後処理方法、すなわちステイプル方法、パンチ穴あけ方法、Z折り方法、製本方法が指定できるようになっている。図4のタッチパネル式モニタは表示部16と操作部14を兼ねている。
【0028】
ステイプル方法入力領域161(ステイプル方法入力手段)では、複数のステイプル方法(ステイプル位置等)が表示されて、ユーザがタッチパネルに触れる操作により、このなかから所望のステイプル方法を選択する入力を行う。パンチ穴あけ方法入力領域162(パンチ穴あけ方法入力手段)では、複数のパンチ穴あけ方法(パンチ穴の位置など)が表示されて、ユーザがタッチパネルに触れる操作により、このなかから所望のパンチ穴あけ方法を選択する入力を行う。
【0029】
Z折り方法入力領域163(Z折り方法入力手段)では、複数のZ折り方法(Z折りの向き)が表示されて、ユーザがタッチパネルに触れる操作により、このなかから所望のZ折り方法を選択する入力を行う。Z折り(外三つ折り)とは、Zの形状のように2回折る三つ折りの方法である。
【0030】
製本方法入力領域164(製本方法入力手段)では、複数の製本方法が表示されて、ユーザがタッチパネルに触れる操作により、このなかから所望の製本方法を選択する入力を行う。図4の例では、製本方法の選択において、片面印刷か両面印刷かが選択でき、さらに開き方向が左開き、右開き、上開きのいずれかから選択できる。
【0031】
さらに綴じ方では、ミニ本綴じか週刊誌綴じかが選択できる。ミニ本綴じは、個々の用紙にページ順で連続する4ページずつ印刷して2つ折りして重ねて綴じる綴じ方であり、週刊誌綴じは、個々の用紙にページ順で必ずしも連続しない4ページずつ印刷して2つ折りして重ねて中綴じすると結果的にページ順になる綴じ方である。なおシート後処理方法の選択入力は操作部14を用いて行うシステムとしてもよい。
【0032】
図5は、上述の方法でシート後処理方法を設定した際の画像ファイル13a(情報付き画像ファイル)の構成例である。本実施形態では画像ファイル13aのファイル形式はTIFF形式やPDF形式とすればよい。TIFF形式やPDF形式などの汎用の画像ファイル形式では、画像データの他にタグ情報として様々な情報を埋め込む事ができるようになっている。
【0033】
図5の画像ファイル13aでは、画像データ50にタグ情報70が埋め込まれている。タグ情報70は画像情報20とシート後処理情報30とからなる。画像情報20には、画像幅21、画像高さ22、ビット深度23、圧縮方法24等の情報が含まれている。またシート後処理情報30には、ステイプル方法31、パンチ穴あけ方法32、Z折り方法33、製本方法34などのシート後処理方法の情報が含まれている。
【0034】
画像処理システム100では、ユーザ操作によってシート後処理方法の設定された画像ファイル13aが、電子メール通信やFTP通信(FTP(ファイル転送プロトコル)に基づく通信)などの送信方法で、画像読取装置1から所望の宛先に配信される。電子メール通信の場合は電子メールに画像ファイル13aを添付する形式で送信すればよい。クライアントコンピュータ3に配信された画像ファイル13aは、クライアントコンピュータ3上のアプリケーションプログラムで閲覧されたり、保管されたりする。ユーザは、必要に応じて、画像ファイル13aを画像形成装置4に送信し、印刷を行う。また、画像読取装置1から画像ファイル13aが直接的に画像形成装置4に配信されるような使い方も存在する。また画像読取装置1で記憶媒体60に画像ファイル13aを格納し、この記憶媒体60を画像形成装置4に接続することで画像ファイル13aを画像形成装置4の側に移してもよい。
【0035】
画像形成装置4では、画像ファイル13aを受け取り、その画像をシート上に形成して印刷部43で出力(印刷)する。さらに画像ファイル13aから、タグ情報として埋め込まれているシート後処理情報30を取得する(判別する)。この取得(判別)処理はプログラム化して、例えばプログラム42aとしてROM42に格納しておき、それをCPU40が実行して行えばよい。
【0036】
そして読み取ったシート後処理情報30に基づいて、CPU40からの指令によりシートの後処理(仕上げ処理)を行う。また、シート後処理機構49を画像形成装置4が持たない場合は、そのシート後処理方法は無視されてシートが出力される。
【0037】
すなわち、画像ファイル13a内にシート後処理方法としてステイプル方法31が指定されており、画像形成装置4がステイプル機構44を備える場合、シートの出力時にステイプル方法31の情報に従ってステイプル処理を実行する。しかし画像ファイル13a内にシート後処理方法としてステイプル方法31が指定されているが、画像形成装置4にステイプル機構44が装備されてない場合は、ステイプル処理を行わずにシートが出力される。
【0038】
同様に画像ファイル13a内にシート後処理方法としてパンチ穴あけ方法32が指定されており、画像形成装置4がパンチ穴あけ機構45を備える場合、シートの出力時にパンチ穴あけ方法32の情報に従ってパンチ穴あけ処理を実行する。しかし画像ファイル13a内にシート後処理方法としてパンチ穴あけ方法32が指定されているが、画像形成装置4にパンチ穴あけ機構45が装備されてない場合は、パンチ穴あけ処理を行わずにシートが出力される。
【0039】
画像ファイル13a内にシート後処理方法としてZ折り方法33が指定されており、画像形成装置4がZ折り機構46を備える場合、シートの出力時にZ折り方法33の情報に従ってZ折り処理を実行する。しかし画像ファイル13a内にシート後処理方法としてZ折り方法33が指定されているが、画像形成装置4にZ折り機構46が装備されてない場合は、Z折り処理を行わずにシートが出力される。
【0040】
画像ファイル13a内にシート後処理方法として製本方法34が指定されており、画像形成装置4が製本機構47を備える場合、シートの出力時に製本方法34の情報に従って製本処理を実行する。しかし画像ファイル13a内にシート後処理方法として製本方法34が指定されているが、画像形成装置4に製本機構47が装備されたない場合は、製本処理を行わずにシートが出力される。
【0041】
一般に画像データに後処理方法の情報を付加して送信した先に後処理の機構がない場合に、都合よく後処理方法の情報を無視して不具合なくシートの印刷処理を実行してくれるとは限らない。しかし本発明では画像ファイルをTIFF形式あるいはPDF形式とし、後処理方法をタグ情報として付加したので、後処理の機構がない場合にも、通常行われているようにTIFF形式あるいはPDF形式の画像ファイルをタグ情報を無視して印刷すればよいのみなので不具合を生じることがない。
【0042】
上記実施例で画像読取装置1を画像読取機能のない画像処理装置に変更して、その画像処理装置で他の装置で作成された画像データを取得して、その画像データにシート後処理方法の情報を上記のように付加するとしてもよい。
【0043】
また上記実施形態で配信の機能を省いて、画像読取装置1が画像形成装置4の機能も備えるシステムとしてもよい。その際メモリ13に画像ファイル13aを保存しておけば、例えば後日別の操作者が画像ファイル13aを印刷する際に、新たにシート後処理方法を設定する必要がなく、画像ファイル13aに付加されたシート後処理情報を読み取って、それに従って後処理を行えばよいので利便性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施形態における画像処理システムの構成図。
【図2】画像読取装置の構成図。
【図3】画像形成装置の構成図。
【図4】表示部、操作部の例を示す図。
【図5】画像ファイルの構成例を示す図。
【符号の説明】
【0045】
1 画像読取装置(画像処理装置)
2 ネットワーク網
3 クライアントコンピュータ
4 画像形成装置(印刷装置)
10 CPU(生成部)
14 操作部(入力部)
15 スキャナ部(画像読取部)
17 I/F部(送信部)
40 CPU(判別手段、制御手段)
49 シート後処理機構(後処理部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置と、シートに印刷処理を行う印刷装置と、を備えた画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
印刷時に前記シートを後処理する方法であるシート後処理方法を設定する入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた前記シート後処理方法の情報を画像データに付加して情報付き画像ファイルを生成する生成部と、
を備え、
前記印刷装置は、
前記生成部によって生成された前記情報付き画像ファイルに付加された前記シート後処理方法を判別する判別手段と、
シート後処理を実行する後処理部と、
前記生成部によって生成された前記情報付き画像ファイルに含まれる画像データを印刷する際に、前記判別手段で判別された前記シート後処理方法を前記後処理部で実行するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理システム。
【請求項2】
前記情報付き画像ファイルは、前記後処理部を備えない印刷装置においては、前記情報付き画像ファイルに付加された前記シート後処理方法を実行せずに前記情報付き画像ファイルに含まれる画像データを印刷処理することが可能な画像ファイルである請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記情報付き画像ファイルのファイル形式はTIFF形式またはPDF形式であり、
前記生成部は、前記印刷時のシート後処理方法の情報をTIFF形式またはPDF形式の画像ファイルのタグ情報として付加する請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記情報付き画像ファイルを電子メール送信またはFTP送信する送信部を備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記シート後処理方法はステイプル方法、パンチ穴あけ方法、Z折り方法及び製本方法の少なくとも一つを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−152626(P2010−152626A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−329784(P2008−329784)
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(000006932)リコーエレメックス株式会社 (708)
【Fターム(参考)】