説明

画像処理装置及び該装置における会議用資料の管理方法並びに管理プログラム

【課題】会議参加者であるユーザが印刷した会議用資料と印刷後に更新された会議用資料との差分を会議中に容易に把握できる画像処理装置等を提供する。
【解決手段】差分資料作成手段209により、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が抽出され、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料が作成される。作成された差分抽出資料は、会議場所に設置された資料表示用の表示装置に送信され、表示装置により表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の機能を有する多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals) 等に適用され、会議用資料を管理するのに用いられる画像処理装置及び該装置における会議用資料の管理方法並びに管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、会社やオフィス等においては、会議を行う際に、会議室に設置されているプロジェクタ等の表示装置により会議用資料を表示して会議を行うことが多くなってきているが、会議の参加者によっては、印刷した紙の資料を手元で見ながら会議を行いたいという要求も少なくない。
【0003】
しかし、事前に連絡された会議用資料を印刷した後、その会議用資料が更新された場合、更新前の紙の会議用資料を見て会議を進める参加者にとっては、その会議用資料が更新されたことに気がつかない場合もある。また、会議用資料が更新されたことを会議の前に知らされた場合には、再度、更新された会議用資料を印刷して紙の資料にしなければならず、面倒である。
【0004】
このため、従来、会議用資料のバージョンとユーザの印刷履歴を管理し、会議用資料が更新された際、ユーザが更新前の会議用資料を印刷していた場合、そのユーザに対して会議用資料が更新されたことを通知するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−207049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記公報に記載のものは、会議用資料を印刷済のユーザに対して、その会議用資料が更新されたことを知らせるだけであり、そのユーザは、印刷済の会議用資料について、更新された箇所がなかなか分からないという問題がある。
【0007】
この発明は、会議参加者であるユーザが印刷した会議用資料と印刷後に更新された会議用資料との差分を会議中に容易に把握できる画像処理装置及び該装置における会議用資料の管理方法を提供し、さらには前記管理方法を画像処理装置のコンピュータに実行させるための管理プログラムを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)会議用資料を保存する記憶手段と、前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷手段と、前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理手段と、前記管理手段によって管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成手段と、会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記差分資料作成手段により作成された差分抽出資料を送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
(2)前記管理手段は、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けて管理し、前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得手段を備え、前記差分資料作成手段は、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料を作成し、前記送信手段は、前記情報取得手段により取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料を送信する前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成手段で作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択手段を備え、前記送信手段は、前記選択手段により選択された資料を表示装置に送信する前項1または2に記載の画像処理装置。
(4)前記差分資料作成手段は、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する前項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷ステップと、前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理ステップと、前記管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成ステップと、会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記作成された差分抽出資料を送信する送信ステップと、を備えていることを特徴とする画像処理装置における会議用資料の管理方法。
(6)前記管理ステップでは、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けて管理し、前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得ステップを備え、前記差分資料作成ステップでは、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料を作成し、前記送信ステップでは、前記情報取得ステップにおいて取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料を送信する前項5に記載の会議用資料の管理方法。
(7)前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成ステップにおいて作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択ステップを備え、前記送信ステップでは、前記選択ステップにおいて選択された資料を表示装置に送信する前項5または6に記載の会議用資料の管理方法。
(8)前記差分資料作成ステップでは、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する前項5〜8のいずれかに記載の会議用資料の管理方法。
(9)前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷ステップと、前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理ステップと、前記管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成ステップと、会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記作成された差分抽出資料を送信する送信ステップと、を画像処理装置のコンピュータに実行させるための会議用資料の管理プログラム。
(10)前記管理ステップでは、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けてコンピュータに管理させ、前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得ステップをコンピュータに実行させ、前記差分資料作成ステップでは、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料をコンピュータに作成させ、前記送信ステップでは、前記情報取得ステップにおいて取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料をコンピュータに送信させる前項9に記載の会議用資料の管理プログラム。
(11)前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成ステップにおいて作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択ステップをコンピュータに実行させ、前記送信ステップでは、前記選択ステップにおいて選択された資料を表示装置に送信する処理をコンピュータに実行させる前項9または10に記載の会議用資料の管理プログラム。
(12)前記差分資料作成ステップでは、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する処理をコンピュータに実行させる前項9〜11のいずれかに記載の会議用資料の管理プログラム。
【発明の効果】
【0009】
前項(1)に記載の発明によれば、会議参加者(印刷者)が会議用資料を印刷して紙の資料を得た後に、その会議用資料が更新された状況があっても、記憶手段に記憶されていた印刷済の会議用資料と更新された会議用資料との差分が差分資料作成手段によって抽出されて差分抽出資料が作成される。そして、その差分抽出資料が送信手段によって会議場所の表示装置に送信され、表示装置により表示される。
【0010】
従って、会議参加者は、単に会議用資料の変更が通知される方法と違って、表示装置により表示された差分抽出資料の表示から会議用資料の更新箇所を直ぐに視認して把握することができる。
【0011】
前項(2)に記載の発明によれば、会議用資料の印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報が取得される。一方、複数の印刷者の印刷後にそれぞれ資料が更新された場合には、各印刷者に応じて異なる差分抽出資料が作成される。そして、作成された資料が、印刷者が出席している会議場所の表示装置に送信され表示される。従って、印刷者は自己が出席する会議場所において、会議用資料の更新箇所を的確に把握することができる。
【0012】
前項(3)に記載の発明によれば、表示装置に表示させる資料として、差分資料作成手段で作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択手段を備えているから、会議発表者、主催者等のユーザは、会議に応じた最適な資料を表示装置により表示させることができる。
【0013】
前項(4)に記載の発明によれば、印刷済の会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、印刷者に通知されるので、印刷者は再度印刷等を行うことができる。
【0014】
前項(5)に記載の発明によれば、会議用資料の印刷を行った会議参加者は、表示装置により表示された差分抽出資料の表示から会議用資料の更新箇所を直ぐに視認して把握することができる。
【0015】
前項(6)に記載の発明によれば、印刷者は自己が出席する会議場所において、会議用資料の更新箇所を的確に把握することができる。
【0016】
前項(7)に記載の発明によれば、会議発表者、主催者等のユーザは、会議に応じた最適な資料を表示装置により表示させることができる。
【0017】
前項(8)に記載の発明によれば、印刷済の会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、印刷者に通知されるので、印刷者は再度印刷等を行うことができる。
【0018】
前項(9)に記載の発明によれば、印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成し、会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記作成された差分抽出資料を送信する処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
【0019】
前項(10)に記載の発明によれば、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けてコンピュータに管理させるとともに、印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得させ、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料を作成させ、前記取得した情報に基づき、印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料をコンピュータに送信させる処理をコンピュータに実行させることができる。
【0020】
前項(11)に記載の発明によれば、表示装置に表示させる資料として、作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる処理をコンピュータに実行させることができる。
【0021】
前項(12)に記載の発明によれば、印刷された会議用資料と更新された最新の会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する処理をコンピュータに実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置が用いられた会議用資料管理システムを示す構成図である。
【図2】画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】会議用資料の印刷履歴管理テーブルを示す表である。
【図4】この発明の第1の実施形態における基本処理の流れを示す概念図である。
【図5】第1の実施形態における基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】会議用資料の印刷履歴作成処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】図5における差分抽出資料作成処理(ステップS4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】差分抽出資料の作成例の説明図である。
【図9】図5におけるプロジェクタ用データの送信処理(ステップS6)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】この発明の第2の実施形態を示すもので、異なるユーザがそれぞれ異なる旧Verの会議用資料を印刷した場合の差分抽出資料の作成例の説明図である。
【図11】この発明の第2の実施形態における基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】この発明の第3の実施形態を説明するための図である。
【図13】この発明の第4の実施形態を示すもので、図5の差分抽出資料作成処理(ステップS4)に相当するサブルーチンを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は、この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置が用いられた会議用資料管理システムの構成図である。
【0025】
図1において、この会議用資料管理システムは、画像処理装置としての前述したMFP102と、複数(例えば2つ)の会議室105,106にそれぞれ設置されている表示装置としてのプロジェクタ103,104とを備えており、これらMFP102とプロジェクタ103,104とは、ネットワーク101を介して接続されている。
【0026】
前記MFP102は、会議に使用する会議用資料を印刷する印刷機能や、前記会議資料のデータをプロジェクタによる投影データとして、ネットワーク101を介して前記プロジェクタ103,104に送信する送信機能等を有している。
【0027】
前記プロジェクタ103,104は、MFP102から送信されてきた会議資料のデータを投影して表示するものである。
【0028】
図2は、MFP1の電気的構成を示すブロック図である。
【0029】
図2において、MFP102は、CPU201と、操作パネル部202と、NIC203と、記憶部204と、印刷部205と、プロジェクタデータ作成部206と、プロジェクタデータ送信部207と、履歴管理部208と、差分資料作成部209とを備えている。
【0030】
前記CPU201は、MFP102の全体の動作を統括制御する他に、会議が開催された際に、必要な会議用資料のデータをプロジェクタデータ送信部207を介して前記プロジェクタ103(104)に送信し、該プロジェクタ103(104)に前記データを表示させる。
【0031】
前記操作パネル部202は、スタートキー等を有するキー部(図示せず)と、タッチパネル式の液晶表示装置等からなる表示部(図示せず)とを備えており、ユーザがMFP102の操作を行ったり、あるいはMFP102の操作状況やメッセージ等を表示するものである。
【0032】
前記NIC203は、インターネット101上の外部機器、例えばユーザ端末や前記プロジェクタ103,104等のとの間の通信を制御するためのネットワーク・インターフェース・カードである。
【0033】
前記記憶部204は、例えばハードディスク装置等からなり、各種アプリケーションやデータ等が記憶されている。この実施形態では、記憶部204には記憶領域である1個または複数個のボックス(BOXとも記す)が形成されている。ボックスの種類としては、複数のユーザがアクセス可能な共有ボックスや各ユーザのみがアクセス可能な個人ボックス等がある。この実施形態では、会議毎に会議参加者がアクセス可能な会議用ボックスが設けられており、会議用ボックスには会議発表者、会議主催者等により作成された会議用資料が保存されている。
【0034】
前記印刷部205は、図示しないスキャナ部で読み取った画像データや外部から受信した画像データ等を指定された条件に従って用紙に印刷するものである。
【0035】
前記プロジェクタデータ作成部206は、前記記憶部204の会議用ボックスに保存されている会議用資料や、差分資料作成部209で作成された差分抽出資料(後述)等に基づいて、プロジェクタ103,104に送信するデータを作成するものである。
【0036】
前記プロジェクタデータ送信部207は、プロジェクタデータ作成部206で作成されたデータをプロジェクタ103,104に送信するものである。
【0037】
前記履歴管理部208は、会議用資料の更新履歴及び印刷履歴を印刷履歴管理テーブルとして管理するものである。具体的には、図3の印刷履歴管理テーブルに示すように、会議用ボックスに会議用資料が保存されると、そのファイル名と更新日時(保存日時)と会議用資料のバージョン情報とを含む更新履歴を作成するとともに、会議用資料が更新される毎に、これらのファイル名、更新日時、バージョン情報を追加する。また、ユーザが前記会議用資料を印刷した場合には印刷者であるユーザ(印刷ユーザともいう)と関連付けて印刷履歴を作成する。具体的には、ファイル名、更新日時、バージョン情報と、印刷日時及び印刷ユーザとを関連付けた印刷履歴を作成する。
【0038】
さらに履歴管理部208は、印刷ユーザが会議へ参加しているかどうか、及び参加する会議場所をも管理している。なお、会議へ参加しているかどうか、及び参加する会議場所の管理は、例えば会議参加者がMFP102の操作パネル部202を操作して会議場所を入力し、これに基づいてMFP102が参加者及び会議場所を特定する等の方法により行うことができる。
【0039】
前記差分資料作成部209は、印刷ユーザが会議用資料を印刷した後、その会議用資料が更新された際に、印刷された会議用資料と更新後の会議用資料の差分を抽出して、抽出された差分を会議参加者が認識可能な形式で差分抽出資料を作成するものである。
【0040】
なお、前記プロジェクタデータ作成部206、履歴管理部208、差分資料作成部209は、CPU201の機能の一部として構成されても良い。
【0041】
図4は、この発明の第1の実施形態における基本処理の流れを示す概念図である。
【0042】
図4において、まず、会議発表者等は、MFP102の会議用ボックスに会議用資料を保存する(丸数字1)。この際、MFP102は、保存された会議用資料をバージョン(以下、「Ver」ともいう)1として管理する。
【0043】
次に、会議参加者である印刷ユーザ(例えばユーザ名「ozawa」)が、会議用資料(Ver1)をMFP102を使って印刷する(丸数字2)。
【0044】
MFP102は、印刷された会議用資料のVerを、前述したように図4に示す印刷履歴管理テーブルにより管理している(丸数字3)。
【0045】
ここで、会議発表者が資料を更新したとする(丸数字4)。つまり、会議発表者が、MFP102の会議用ボックスに、会議用資料を上書き保存して更新したとする(丸数字4)。MFP102は、更新された会議用資料をVer2として管理する。
【0046】
MFP102は、印刷された会議用資料Ver1と更新された会議用資料Ver2との差分を抽出する(丸数字5)。そして、抽出した差分を会議参加者が認識可能な形式で差分抽出資料を作成する(丸数字6)。
【0047】
抽出した差分を会議参加者が認識可能な形式の例としては、差分がある単語を例えば赤枠で囲むとか単語そのものの色を変えるとか太字で示すとかがあるが、限定されることはない。
【0048】
会議が開始されると、MFP102は、予め指定された会議室105(106)に、前記生成した差分抽出資料を送信する(丸数字7)。プロジェクタ103(104)は、送信されてきた差分抽出資料を投影し、表示する。
【0049】
図5は、第1の実施形態における基本処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
なお、図5以降のフローチャートで示される処理は、MFP102のCPU201が、図示しないROMや記憶部205に記憶されたプログラムに従って動作することにより実行される。
【0051】
図5において、ステップS1では、会議用資料が保存されたか否かを判断し、会議用資料が保存されていれば(ステップS1でYES)、ステップS2に進み、会議用資料が保存されていなければ(ステップS1でNO)、ステップS1に留まり保存されるのを待つ。
【0052】
ステップS2では、会議用資料が更新されたか否かを判断し、会議用資料が更新されていれば(ステップS2でYES)、ステップS3に進み、会議用資料が更新されていなければ(ステップS2でNO)、ステップS5に進む。
【0053】
ステップS3では、更新前の会議用資料に印刷履歴があるか否かを判断し、更新前の会議用資料に印刷履歴があれば(ステップS3でYES)、ステップS4で、印刷履歴がある更新前の会議用資料と、更新された会議用資料との差分を抽出し、その抽出差分を会議参加者が認識できる差分抽出資料を作成したのち、ステップS5に進む。
【0054】
ステップS5で、会議が開始された否かを判断する。会議の開始は、会議主催者が操作パネル部202の所定のボタンを押下したのを検出することにより、あるいは予め設定された会議開始時刻等から判断する。
【0055】
会議が開始されていれば(ステップS5でYES)、ステップS6では、MFP102からプロジェクタ103(104)にステップS4で作成された前記差分抽出資料のデータを送信したのち、処理を終了する。会議が開始されていなければ(ステップS5でNO)、ステップS2に戻る。
【0056】
図6は、会議用資料の印刷履歴管理の処理の流れを示すフローチャートである。
【0057】
図6において、ステップS11では、会議用資料が印刷されたか否かを判断する。
【0058】
会議用資料が印刷されていれば(ステップS11でYES)、ステップS12では、印刷された会議用資料のバージョン(Ver)を、ファイル名、更新日時、印刷日時、印刷ユーザと共に図3に示した印刷履歴管理テーブルに記憶する。
【0059】
ステップS13では、前記差分抽出資料の作成のために、印刷された会議用資料を別途記憶部204に保存したのち、終了する。会議用資料が印刷されていなければ(ステップS11でNO)、ステップS11に留まり、会議用資料が印刷されるのを待つ。
【0060】
図7は、図5における差分抽出資料作成処理(ステップS4)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0061】
図7において、ステップS41では、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との違いがあるか否かを判断し、両者で違いがなければ(ステップS41でNO)、そのままリターンする。
【0062】
両者で違いがあれば(ステップS41でYES)、ステップS42では、印刷された会議用資料と更新された会議用資料とを比較して、その差分を特定する。一例を図8に示す。図8に示す例では、印刷されたVer1の会議用資料と更新されたVer2の会議用資料とが比較され、C社の値段について500円から300円への変更部分が差分として特定される。
【0063】
次に、ステップS43で、領域判別により差分の領域を確定したのち、ステップS44で、特定した差分領域に対して画像処理を行い、差分抽出資料を作成してから、リターンする。図8に示す例では、C社の値段300円に例えば赤枠Rが付けられた差分抽出資料が作成される。
【0064】
図9は、図5におけるプロジェクタ用データの送信処理(ステップS6)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0065】
図9において、ステップS61で差分抽出資料があるか否かを判断し、差分抽出資料があれば(ステップS61でYES)、ステップS62で、該差分抽出資料をプロジェクタ103(104)による投影用画像データとしたのち、ステップS63に進む。差分抽出資料がなければ(ステップS61でNO)、ステップS66で、最新の会議用資料を投影用画像データとしたのち、ステップS63に進む。
【0066】
ステップS63では、投影用画像データ(.ppt、.doc等)をRGBデータに変換したのち、ステップS64で、プロジェクタ105(106)の状態を取得する。そして、ステップS65で、プロジェクタ105(106)からデータ受信待ちOK信号を取得したか否かを判断し、データ受信待ちOK信号を取得すると(ステップS65でYES)、ステップS66で、RGBデータ信号をプロジェクタ103(104)に送信したのち、リターンする。データ受信待ちOK信号を取得しなければ(ステップS65でNO)、ステップS64に戻って取得するのを待つ。
【0067】
次に、この発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態では、旧Verの会議用資料を印刷したユーザが出席している会議場所のプロジェクタ103(104)に、データを送信し表示させるものとなされている。
【0068】
まず、会議発表者等は、MFP102の会議用ボックスに会議用資料を保存する。この際、MFP102は、保存された会議用資料をVer1として管理する。
【0069】
つぎに、会議参加者(例えばユーザ名「ozawa」)が、会議用資料(Ver1)をMFP102を使って印刷したとする。
【0070】
MFP102は図3に示したように、印刷された会議用資料のVerと印刷ユーザとを関連付けて管理している。
【0071】
ここで、会議発表者が、MFP102の会議用ボックスに会議用資料を上書き保存して、資料を更新したとする。すると、MFP102は、更新された会議用資料をVer2として管理する。
【0072】
次に、MFP102は、印刷された会議用資料Ver1と更新された会議用資料Ver2との差分を抽出し、抽出した差分を会議参加者が認識できる形式の差分抽出資料を作成する。
【0073】
MFP102の履歴管理部208は、印刷ユーザが会議へ参加しているかどうか、及び参加する会議場所をも管理している。会議の際、MFP102では、ユーザ「ozawa」が、例えば会議室105での会議に参加していることを認識すると、その会議室105のプロジェクタ103に対して、前記作成された差分抽出資料を送信する。ユーザ「ozawa」が会議を欠席している場合は、最新の会議用資料Verを送信しても良い。一方、別の会議室106のプロジェクタ104には、最新の会議用資料Verを送信する。
【0074】
上記の例では、印刷ユーザが1人である場合を説明したが、会議用資料が複数回更新されており、異なるバージョンの会議用資料を異なる印刷ユーザが印刷した場合には、異なる複数の差分抽出資料を作成しても良い。
【0075】
例えば、Ver1の会議用資料を印刷ユーザ(例えば「ozawa」)が印刷した後、会議用資料がVer2として更新されたものとする。MFP102は、印刷された会議用資料Ver1と更新された会議用資料Ver2との差分を抽出し、例えば図10(a)に示すように、C社の値段300円に赤枠Rが付けられたユーザ「ozawa」用の差分抽出資料を作成する。
【0076】
その後、Ver2の会議用資料を印刷ユーザ(例えば「yamada」)が印刷した後、会議用資料がVer3として更新されたものとする。MFP102は、印刷された会議用資料Ver2と更新された会議用資料Ver3との差分を抽出し、例えば図10(b)に示すように、A社の値段180円に赤枠Rが付けられたユーザ「yamada」用の差分抽出資料を作成する。
【0077】
そして、会議の際に、MFP102はユーザ「ozawa」が例えば会議室105の会議に参加し、ユーザ「yamada」が会議室106の会議に参加することの情報を履歴管理部208により管理される会議参加状況から取得すると、会議室105のプロジェクタ103に対して、ユーザ「ozawa」用の差分抽出資料を送信し、会議室106のプロジェクタ104には、ユーザ「yamada」用の差分抽出資料を送信する。それ以外の会議室には、最新の会議用資料Verを送信する。
【0078】
図11は、この発明の上述した第2の実施形態における基本処理の流れを示すフローチャートである。
【0079】
図10において、ステップS71では、会議用資料が保存されたか否かを判断し、会議用資料が保存されていれば(ステップS71でYES)、ステップS72に進み、会議用資料が保存されていなければ(ステップS71でNO)、ステップS71に留まり保存されるのを待つ。
【0080】
ステップS72では、会議用資料が更新されたか否かを判断し、会議用資料が更新されていれば(ステップS72でYES)、ステップS73に進み、会議用資料が更新されていなければ(ステップS72でNO)、ステップS75に進む。
【0081】
ステップS73では、更新前の会議用資料に印刷履歴があるか否かを判断し、更新前の会議用資料に印刷履歴があれば(ステップS73でYES)、ステップS74で、印刷履歴がある更新前の会議用資料と、更新された会議用資料との差分を抽出し、その抽出差分を会議参加者が認識できる差分抽出資料を作成したのち、ステップS75に進む。
【0082】
ステップS75で、会議が開始された否かを判断する。会議が開始されていなければ(ステップS75でNO)、ステップS72に戻り、ステップS72〜S75が繰り返される。従って、異なる印刷ユーザがそれぞれ異なる旧Verの会議用資料を印刷した場合、複数の差分抽出資料が作成される。
【0083】
会議が開始されると(ステップS75でYES)、ステップS76では、印刷ユーザの出席している会議室(プロジェクタ)を特定する。
【0084】
次いでステップS77では、各プロジェクタに送信するデータを特定し、ステップS78で、各プロジェクタに対してデータを送信する。
【0085】
このように、作成された差分抽出資料が、印刷ユーザの出席している会議場所のプロジェクタに送信され表示されるから、印刷ユーザは自己が出席する会議場所において、会議用資料の更新箇所を的確に把握することができる。
【0086】
次に、この発明の第3の実施形態を説明する。この実施形態では、プロジェクタに表示させる資料として、前記MFP102で作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させ、MFP102は選択された資料をプロジェクタに送信するものとなされている。
【0087】
まず、会議発表者等は、MFP102の会議用ボックスに会議用資料を保存する。この際、MFP102は、保存された会議用資料をVer1として管理する。
【0088】
会議参加者である印刷ユーザは、会議用資料(Ver1)をMFP102を使って印刷する。MFP102は、印刷された会議用資料のVerと、印刷ユーザの印刷履歴を関連付けて管理する。
【0089】
その後、会議発表者が資料を更新したとすると、MFP102は、更新された会議用資料をVer2として管理する。また、MFP102は、印刷された会議用資料Ver1と更新された会議用資料Ver2との差分を抽出し、第1の差分抽出資料を作成する。
【0090】
会議参加者である他の印刷ユーザが、会議用資料(Ver2)をMFP102を使って印刷したのち、再度会議用資料が更新されると、MFP102は、更新された会議用資料をVer3として管理する。また、MFP102は、印刷された会議用資料Ver2と更新された会議用資料Ver3の差分を抽出し、第2の差分抽出資料を作成する。
【0091】
会議の際、MFP102は、例えば図12に示すように、最新の会議用資料(図12のNo1)、第1の差分抽出資料(図12のNo2)、第2の差分抽出資料(図12のNo3)の選択画面を、MFP102の操作パネル部202に表示し、会議発表者等に選択させる。選択は、例えば選択対象の資料をタッチするとか、資料Noをテンキーで入力すること等により行うことができる。MFP102は、選択された会議用資料をプロジクタ103(104)に送信する。
【0092】
このように、この実施形態では、プロジェクタ103(104)に表示させる資料として、作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させるから、会議発表者等は、会議に応じた最適な資料をプロジェクタ103(104)により表示させることができる。
【0093】
図13は、この発明の第4の実施形態を示すものである。この実施形態では、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する構成となされている。
【0094】
図13のフローチャートは、図5の差分抽出資料作成処理(S4)のサブルーチンとして実行される。
【0095】
ステップS81では、印刷された会議用資料のVerと更新された会議用資料のVerとの違いがあるか否かを判断し、両者で違いがなければ(ステップS81でNO)、そのままリターンする。
【0096】
両者で違いがあれば(ステップS81でYES)、ステップS82では、印刷された会議用資料と更新された会議用資料とを比較してその差分を特定する。
【0097】
ステップS83では、差分が小さいか否かを判断する。差分が小さいかどうかは、例えば差分の数(相違箇所の数)が一定以下か否か等により判断すればよい。差分が小さければ(ステップS83でYES)ステップS84では、領域判別により、差分の領域を特定する。ステップS85では、特定した差分領域に対して画像処理を行い、差分抽出資料を作成してから、リターンする。
【0098】
差分が大きければ(ステップS83でNO)、ステップS86では、その旨を印刷ユーザに電子メール等を使って通知し、再度印刷することを勧めたのち、リターンする。
【0099】
なお、差分が大きいページも通知して、そのページを再度印刷することを勧めるようにしてもよい。
【0100】
このように、印刷済の会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、印刷者ユーザに通知されるので、印刷者は再度印刷等を行うことができる。
【符号の説明】
【0101】
102 画像処理装置(MFP)
103,104 プロジェクタ(表示装置)
105,106 会議場所
201 CPU
202 操作パネル部
204 記憶部
205 印刷部
207 プロジェクタデータ送信部
208 履歴管理部
209 差分資料作成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議用資料を保存する記憶手段と、
前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷手段と、
前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理手段と、
前記管理手段によって管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成手段と、
会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記差分資料作成手段により作成された差分抽出資料を送信する送信手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記管理手段は、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けて管理し、
前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得手段を備え、
前記差分資料作成手段は、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料を作成し、
前記送信手段は、前記情報取得手段により取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料を送信する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成手段で作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択手段を備え、
前記送信手段は、前記選択手段により選択された資料を表示装置に送信する請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記差分資料作成手段は、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷ステップと、
前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理ステップと、
前記管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成ステップと、
会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記作成された差分抽出資料を送信する送信ステップと、
を備えていることを特徴とする画像処理装置における会議用資料の管理方法。
【請求項6】
前記管理ステップでは、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けて管理し、
前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得ステップを備え、
前記差分資料作成ステップでは、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料を作成し、
前記送信ステップでは、前記情報取得ステップにおいて取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料を送信する請求項5に記載の会議用資料の管理方法。
【請求項7】
前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成ステップにおいて作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択ステップを備え、
前記送信ステップでは、前記選択ステップにおいて選択された資料を表示装置に送信する請求項5または6に記載の会議用資料の管理方法。
【請求項8】
前記差分資料作成ステップでは、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する請求項5〜8のいずれかに記載の会議用資料の管理方法。
【請求項9】
前記記憶手段に保存されている会議用資料を印刷する印刷ステップと、
前記会議用資料の印刷履歴および更新履歴を管理する管理ステップと、
前記管理される印刷履歴および更新履歴に基づいて、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分を抽出するとともに、抽出された差分を会議参加者が認識可能な差分抽出資料を作成する差分資料作成ステップと、
会議場所に設置された資料表示用の表示装置に、前記作成された差分抽出資料を送信する送信ステップと、
を画像処理装置のコンピュータに実行させるための会議用資料の管理プログラム。
【請求項10】
前記管理ステップでは、会議用資料の印刷者と印刷履歴とを関連付けてコンピュータに管理させ、
前記印刷者の会議参加状況および参加する会議場所の情報を取得する情報取得ステップをコンピュータに実行させ、
前記差分資料作成ステップでは、各印刷者の印刷履歴および資料の更新履歴に基づき、印刷者に応じて異なる差分抽出資料をコンピュータに作成させ、
前記送信ステップでは、前記情報取得ステップにおいて取得した情報に基づき、前記印刷者の出席した会議場所の表示装置へ、印刷者に対応する差分抽出資料をコンピュータに送信させる請求項9に記載の会議用資料の管理プログラム。
【請求項11】
前記表示装置に表示させる資料として、前記差分資料作成ステップにおいて作成された1個または複数個の差分抽出資料と最新の会議用資料の中から、いずれかをユーザに選択させる選択ステップをコンピュータに実行させ、
前記送信ステップでは、前記選択ステップにおいて選択された資料を表示装置に送信する処理をコンピュータに実行させる請求項9または10に記載の会議用資料の管理プログラム。
【請求項12】
前記差分資料作成ステップでは、印刷された会議用資料と更新された会議用資料との差分が大きい場合には、前記差分抽出資料の作成を行うことなく、差分が大きいことを印刷者に通知する処理をコンピュータに実行させる請求項9〜11のいずれかに記載の会議用資料の管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−61734(P2011−61734A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212368(P2009−212368)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】