説明

画像印刷装置

【課題】撮影場所に関する情報を簡単に確認できる写真を印刷することができる画像印刷装置を提供する。
【解決手段】写真の撮影場所を示す場所データが付加された写真データを取得する写真データ取得部42と、写真データに基づく写真画像と、当該写真データに付加された場所データに基づく場所情報と、を印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部46と、生成した印刷データを印刷媒体に印刷する印刷部47と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルスチルカメラ等によって撮影された写真データを印刷する画像印刷装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルスチルカメラにより撮影された写真データを取り込んで写真を印刷する画像印刷装置(写真画像印刷装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像印刷装置は、写真データが記憶されたメモリーカードを挿入するカードスロットを有しており、当該カードスロットにメモリーカードが挿入されると、挿入されたメモリーカードから写真データを取り込んで液晶表示装置(タッチパネル)に写真のサムネイルを表示する。そして、ユーザーがそのサムネイルの中から所望の写真を選択することで、当該写真を印刷する構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−320987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような画像印刷装置を用いて写真画像を印刷する場合、一般的に、その写真画像と共に、写真を撮影した日付を併せて印刷することが行われている。これにより、ユーザーはいつ写真を取ったのかを簡単に認識でき、写真管理がし易いというメリットがある。しかしながら、ユーザーが写真を見返す場合、撮影時期は分かっても、その写真をどこで撮影したのかが分からない場合が多々ある。このため、ユーザーは、例えば、写真の裏に撮影場所を記入したり、あるいは、撮影場所を記したメモを写真と一緒に保管するなどして写真の管理を行う必要があり、手間のかかるものであった。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、撮影場所に関する情報を簡単に確認できる写真を印刷することができる画像印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像印刷装置は、写真の撮影場所を示す場所データが付加された写真データを取得する写真データ取得部と、写真データに基づく写真画像と、当該写真データに付加された場所データに基づく場所情報と、を印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、生成した印刷データを印刷媒体に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、写真画像と共に、写真を撮影した場所に関する情報を印刷することができる。これにより、ユーザーが写真を見返す場合、当該写真をどこで撮影したのかを容易に把握できる。このため、例えば、写真の裏に撮影場所を記入したり、あるいは、撮影場所を記したメモを写真と一緒に保管するなどの手間を省くことができ、利便性が良い。
【0008】
本発明の画像印刷装置において、場所データと場所情報とを関連付けたデータベースを参照し、取得した場所データに対応する場所情報を抽出する場所情報抽出部をさらに備えたことが好ましい。
【0009】
この構成によれば、データベースから場所情報を抽出(取得)することができる。なお、このデータベースは、画像印刷装置と接続可能な外部装置上に構築してもよいし、あるいは、画像印刷装置の内部に構築しても良い。また、画像印刷装置に装着可能な外部記憶媒体(例えば、USBメモリー等)により実現しても良い。
【0010】
本発明の画像印刷装置において、場所データは、GPS信号に基づく位置情報であることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、GPS信号に基づいた位置情報を取得することができる。一般的に広く利用されているGPS信号を用いることで、容易に、且つ正確な位置情報を取得することができる。
【0012】
本発明の画像印刷装置において、印刷データ生成部は、写真画像に場所情報を重畳して印刷するための印刷データを生成することが好ましい。
【0013】
この構成によれば、写真画像に場所情報を重畳して印刷することで、新たに場所情報を印刷する領域を確保する必要がない。このため、写真画像のレイアウトやサイズを変更することなく、容易に場所情報を印刷することができる。
【0014】
本発明の画像印刷装置において、印刷データ生成部は、場所情報の印刷対象領域における写真画像の印刷色に基づいて、場所情報を写真画像の印刷色とは異なる印刷色で印刷するための印刷データを生成することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、場所情報を、その背景となる写真画像とは異なる色で印刷することができる。これにより、写真画像がどのようなものであっても(どのような色であっても)、ユーザーは確実に場所情報を確認することができる。なお、場所情報の印刷色は、写真画像の印刷色と識別可能な色であればよいが、特に、写真画像の印刷色との色合い(色相、彩度、明度など)が近い色であることが好ましい。例えば、背景の写真画像が暗い色であれば、場所情報の印刷色は濃い灰色や紺色など、識別は可能だが、うっすら見える程度の色で印刷することが好ましい。これにより、場所情報を印刷することにより、写真のメインとなる被写体の雰囲気を壊すことがない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像印刷装置の制御ブロック図である。
【図2】画像印刷装置の機能ブロック図である。
【図3】印刷した写真の一例を示す図である。
【図4】写真を印刷する一連の処理手順について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像印刷装置について説明する。本発明の画像印刷装置は、撮影場所に関する情報を確認できる写真を印刷するものである。
【0018】
図1は、本実施形態に係る画像印刷装置1の制御構成を示す制御ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の画像印刷装置1は、外部記憶媒体としてメモリーカードM1およびUSBメモリーM2が着脱可能な装置であり、制御部11、表示部12、操作部13、画像処理部14、印刷データ生成部15、印刷部16、カードスロット17、カードインターフェイス部18、USBポート19、およびUSBインターフェイス部20を備えている。
【0019】
表示部12は、液晶ディスプレーなどにより構成され、写真データ(画像データ)を写真画像として表示したり、画像印刷装置1の設定情報、印刷処理の進行状況などを表示する。なお、写真画像の表示においては、その縮小画像であるサムネイルを表示することも可能である。また、表示部12に表示される情報は、後述の操作部13によって操作することができる。
【0020】
操作部13は、操作ボタンによって構成され、ユーザーが画像印刷装置1の操作を行うためのユーザーインターフェイスとして機能する。この操作部13によって操作される項目としては、例えば、印刷対象となる写真画像の選択や補正およびその印刷操作などが挙げられる。また、写真の印刷に際し、後述する場所情報をその写真に印刷するか否かを設定することができる(以下、この設定を「場所情報印刷設定」と称す)。なお、操作部13は、表示部12をタッチパネル付きのディスプレーとして形成することで、表示部12と一体に構成するようにしても良い。
【0021】
カードスロット17は、メモリーカードM1を着脱する挿入口である。着脱可能なメモリーカードM1の規格としては、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック、SDカード等が挙げられる。
【0022】
このメモリーカードM1は、画像記憶領域31を有しており、画像記憶領域31には写真データが記憶されている。この写真データは、図示しないデジタルスチルカメラで撮影されたものであり、Exif(Exchangeable Image File Format)と呼ばれる規格により、デジタルスチルカメラの機種、撮影条件、サムネイル、撮影日時情報、撮影位置情報(場所データ)等の各種付加情報が埋め込まれている。なお、デジタルスチルカメラにはGPS機能が搭載されており、上記撮影位置情報は、GPS機能により取得した(GPS衛星から受信した)GPS信号に基づく位置情報(緯度および経度)として記録される。このように、場所データを取得する手段として、一般的に広く利用されているGPS信号を用いることで、容易に、且つ正確な位置情報を取得することができる。
【0023】
カードインターフェイス部18は、カードスロット17に挿入されたメモリーカードM1にアクセスするものであり、制御部11は、カードインターフェイス部18を介してメモリーカードM1から写真データ(各種付加情報を含む)を取得する(読み出す)。
【0024】
USBポート19は、USBメモリーM2を接続するための接続口である。このUSBメモリーM2には、経度および緯度から成る位置情報と、当該位置情報が示す場所にある建造物の名称(例えば、公共施設の名称、神社仏閣の名称など)や当該場所の地名(以下、これらを「場所情報」と称す。)と、を関連付けたデータベース(以下、「場所情報データベース32」と称す。)が記憶されている。
【0025】
USBインターフェイス部20は、接続されたUSBメモリーM2にアクセスするためのものであり、制御部11は、USBインターフェイス部20を介してUSBメモリーM2から場所情報を抽出(取得)する。この場所情報の抽出は、メモリーカードM1から読み取った写真データの撮影位置情報に基づいて行われる。つまり、制御部11は、USBメモリーM2に記憶された場所情報データベース32を参照し、読み取った写真データの撮影位置情報に対応する場所情報を抽出する。
【0026】
画像処理部14は、メモリーカードM1から読み取った写真データに画像処理を行う。画像処理部14が行う画像処理は、例えば、デジタルスチルカメラで撮影した写真データへのフレーム付加や、操作部13によって指定された画像補正などがある。
【0027】
印刷データ生成部15は、メモリーカードM1から読み取った写真データや、画像処理部14により画像処理された写真データを印刷するための印刷データを生成する。また、写真に場所情報を印刷する場合、対象となる写真データに基づく写真画像に、USBメモリーM2から抽出した場所情報を重畳して印刷するための印刷データを生成する(詳細は後述する)。
【0028】
印刷部16は、印刷ヘッドや排紙機構などから構成され、印刷データ生成部15により生成された印刷データを印刷媒体に印刷する。なお、印刷データを印刷する媒体は、ロール紙や葉書などの紙媒体の他、CDやDVD等のディスク表面などであっても良い。
【0029】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22およびRAM(Random Access Memory)23を有している。CPU21は、各種処理を行う中央処理装置であり、バス24を介して各部との信号の入出力を行うことにより画像印刷装置1を統括制御する。RAM23は、CPU21が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。
【0030】
ROM22は、CPU21が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。この制御データとしては、場所情報の印刷対象領域の印刷色(写真画像の印刷色)と、場所情報の印刷色とを関連付けた色テーブルTを含んでいる。この色テーブルTは、場所情報の印刷色を決定する際に参照されるものであり(詳細は後述する)、印刷対象領域の印刷色と場所情報の印刷色とは、色合い(色相、彩度、明度など)の近いものが関連付けられている(例えば、黒色と紺色や、白色と黄色など)。
【0031】
次に、図2の機能ブロック図を参照して、画像印刷装置1の機能構成について説明する。画像印刷装置1は、メモリーカード検出手段41、写真データ取得手段42(写真データ取得部)、場所情報抽出手段43(場所情報抽出部)、背景色検出手段44、印刷色決定手段45、印刷データ生成手段46、および印刷手段47を有している。
【0032】
メモリーカード検出手段41は、カードスロット17にメモリーカードM1が挿入されているか否かを検出する手段である。写真データ取得手段42は、メモリーカードM1に記憶されている写真データを取得する(読み取る)手段である。
【0033】
場所情報抽出手段43は、写真の撮影場所に関する情報を抽出する手段である。具体的には、写真データに付加された撮影位置情報に基づき、場所情報データベース32から当該撮影位置情報に対応する場所情報を抽出する。つまり、緯度や経度の情報(撮影位置情報)を、その位置にある建造物の名称、若しくはその位置の地名などのユーザーがどこで写真を取ったかが容易に分かる場所情報に変換する手段である。
【0034】
背景色検出手段44は、場所情報抽出手段43により抽出した場所情報を写真画像に重ね合わせて印刷する場合の、当該場所情報の印刷対象領域の写真画像の印刷色が何色であるかを検出する手段である。つまり、場所情報の背景にあたる写真画像の色を検出する。この検出では、印刷対象領域内の所定の複数のポイント(画素)の色を取得し、取得した複数の色の平均となる色を写真画像の印刷色とする。なお、場所情報の印刷対象領域は、例えば、写真の右下部(図3参照)など、写真によらず一定の場所に印刷するように、画像印刷装置1に予め設定されているものとする。
【0035】
印刷色決定手段45は、場所情報の印刷色を決定する手段である。この印刷色の決定は、ROM22に記憶された色テーブルTを参照し、上記の背景色検出手段44で検出した写真画像の印刷色に関連付けられた色を、場所情報の印刷色として決定する。
【0036】
印刷データ生成手段46は、写真データを印刷するための印刷データを生成する。また、写真に場所情報を印刷する場合、対象となる写真データに基づく写真画像に、上述の印刷色決定手段45により決定した印刷色で場所情報を重畳して印刷するための印刷データを生成する。つまり、場所情報の印刷色を写真画像の印刷色とは異なる色で印刷する印刷データを生成する。印刷手段47は、印刷データ生成手段46により生成した印刷データに基づいて、写真を印刷する。
【0037】
ここで、図3を参照して、場所情報を印刷した写真の一例について説明する。図3は、ある「寺51」を被写体として撮影した写真Sである。図3に示すように、この写真Sには、被写体である「寺51」の写真画像と共に、その右下にこの写真を撮影した場所情報として当該寺の名称52(ここでは「○○寺」)が印刷されている。この寺の名称52は、写真データに付加された撮影位置情報に基づいて、場所情報データベース32から抽出した情報であり、その印刷対象領域の写真画像の印刷色とは異なる色で印刷される。図中では、寺の名称52を印刷する領域の背景となる写真画像が黒色であるため、寺の名称52は、紺色(図中の斜線は紺色を示す)で印刷されている。
【0038】
このように、場所情報は、その背景となる写真画像の印刷色と色合い(色相、彩度、明度など)が近い色で印刷される。つまり、写真画像の印刷色とは識別可能だが、うっすら見える程度の色で印刷される。これにより、場所情報が目立つことが無いため、場所情報を印刷したことにより、写真のメインである被写体の雰囲気を壊すことがない。また、写真画像に場所情報を重畳して印刷することで、新たに場所情報を印刷する領域を確保する必要がない。このため、写真画像のレイアウトやサイズを変更することなく、容易に場所情報を印刷することができる。なお、図3では、場所情報を写真Sの右下に印刷しているが、この印刷位置は一例であり、これに限るものではない。例えば、場所情報を写真Sの右上や左上、あるいは左下に印刷するようにしても良い。また字体も写真画像毎に選択できるようにしても良い。
【0039】
次に、図4のフローチャートを参照して、写真を印刷する一連の手順について説明する。まず、ユーザーにより、写真データが記憶されたメモリーカードM1がカードスロット17に挿入されると(S01)、画像印刷装置1は、メモリーカードM1を検出し(S02)、当該メモリーカードM1から写真データを取得する(S03)。
【0040】
続いて、画像印刷装置1は、取得した写真データに基づいて、表示部12に写真画像のサムネイルを表示する(S04)。次に、ユーザーにより、印刷対象となる写真画像が選択され(S05)、当該写真画像の印刷指示がなされると(S06)、画像印刷装置1は、場所情報印刷設定を参照し、場所情報を印刷するか否かを判別する(S07)。
【0041】
「場所情報を印刷しない」に設定されている場合(S08;No)、画像印刷装置1は、印刷対象となる写真データから印刷データを生成し(S09)、当該印刷データに基づいて写真を印刷する(S10)。つまり、場所情報を印刷しない写真が印刷される。
【0042】
一方、「場所情報を印刷する」に設定されている場合(S08;Yes)、画像印刷装置1は、場所情報データベース32を参照し、印刷対象となる写真データに付加された撮影位置情報に対応する場所情報を抽出する(S11)。続いて、画像印刷装置1は、場所情報の印刷対象領域の写真画像の印刷色を検出する(S12)。さらに、画像印刷装置1は、色テーブルTを参照し、検出した写真画像の印刷色に基づいて場所情報の印刷色を決定する(S13)。
【0043】
そして、画像印刷装置1は、写真画像に、S13で決定した印刷色で場所情報を重畳して印刷するための印刷データを生成し(S09)、当該印刷データに基づいて写真を印刷する(S10)。つまり、場所情報が印刷された写真を印刷する(例えば、図3参照)。
【0044】
以上のように、本実施形態では、写真画像と共に、写真を撮影した場所に関する情報(場所情報)を印刷することができる。これにより、ユーザーが写真を見返す場合、当該写真をどこで撮影したのかを容易に把握できる。このため、例えば、写真の裏に撮影場所を記入したり、あるいは、撮影場所を記したメモを写真と一緒に保管するなどの手間を省くことができ、利便性が良い。
【0045】
なお、本実施形態では、場所情報の印刷色を、その印刷対象領域の写真画像の印刷色と色合いの近い色で印刷するようにしているが、これに限るものではない。例えば、印刷対象領域の写真画像の印刷色とは対照的な色で印刷するようにしても良い(例えば、写真画像の印刷色が黒色であれば、場所情報を白色で印刷する)。この場合、色テーブルTにおける印刷色の対応関係を変更することで実現可能である。
【0046】
また、本実施形態では、場所情報を写真画像に重畳して印刷するようにしているが、これに限るものではない。例えば、写真画像(写真データ)にフレームを付加して印刷する場合、このフレーム部分に場所情報を印刷するようにしても良い。この場合、フレームの設定色に応じて場所情報の印刷色を決定する。
【0047】
また、本実施形態では、場所情報データベース32をUSBメモリーM2で実現しているがこれに限るものではない。例えば、画像印刷装置1本体に上記の場所情報データベース32を構築するようにしても良い。あるいは、画像印刷装置1と接続可能な外部装置(例えば、パーソナルコンピューターなど)に場所情報データベース32を構築し、画像印刷装置1が当該外部装置にアクセスするようにしても良い。
【0048】
また、上述した実施例によらず、画像印刷装置1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【符号の説明】
【0049】
1…画像印刷手段 31…画像情報記憶領域 32…場所情報データベース 42…写真データ取得手段 43…場所情報抽出手段 44…背景色検出手段 45…印刷色決定手段 46…印刷データ生成手段 47…印刷手段 T…色テーブル M1…メモリーカード M2…USBメモリー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
写真の撮影場所を示す場所データが付加された写真データを取得する写真データ取得部と、
前記写真データに基づく写真画像と、当該写真データに付加された前記場所データに基づく場所情報と、を印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成部と、
生成した前記印刷データを印刷媒体に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする画像印刷装置。
【請求項2】
前記場所データと前記場所情報とを関連付けたデータベースを参照し、取得した前記場所データに対応する前記場所情報を抽出する場所情報抽出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
【請求項3】
前記場所データは、GPS信号に基づく位置情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像印刷装置。
【請求項4】
前記印刷データ生成部は、
前記写真画像に前記場所情報を重畳して印刷するための印刷データを生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項5】
前記印刷データ生成部は、
前記場所情報の印刷対象領域における前記写真画像の印刷色に基づいて、前記場所情報を前記写真画像の印刷色とは異なる印刷色で印刷するための印刷データを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像印刷装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2010−240899(P2010−240899A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−89803(P2009−89803)
【出願日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】