説明

画像形成制御部、画像形成装置、表示装置および表示プログラム

【課題】機能設定画面が表示された操作表示部にヘルプ画面を表示した際に、機能設定の内容を容易に把握できるようにする。
【解決手段】表示操作部140を備える画像形成装置を制御する画像形成制御部であって、設定項目部が表示される機能設定画面1420、設定に関する事項を示すヘルプ画面1430を前記表示操作部140に表示可能であって、前記機能設定画面1420上で前記設定項目部(とじ方法設定部1421、開き方向設定部1422、カバー紙トレイ設定部1423)の表示領域以外に前記ヘルプ画面1430を表示する制御を行うことで、機能をユーザーが確認しながらヘルプを参照でき、ユーザーの欲しい情報が画面と連結できるので階層的な構造を取る必要がなく、ユーザーにとって最も有効なヘルプを提供でき、さらにはユーザーに装置の重要な情報を伝えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置などの操作表示部に関する表示の制御を行う画像形成制御部、画像形成装置、表示装置および表示プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現状、画像形成装置などの機器では、機器自体にヘルプ機能を持たせ、ヘルプボタンが押下された時点で、ユーザーの要求にあったヘルプ情報を操作ディスプレイに表示している(例えば特許文献1参照)。該表示においては、画像形成装置などの機械構成上の制約から操作ディスプレイの大きさには限度があり、ヘルプ画面を設定画面から遷移させて表示しており、ユーザーに必要な情報が多岐に渡る場合は、ヘルプの画面形式も階層的な構造をとっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−102365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のようにヘルプ表示を行う際には、別の画面が呼び出されて設定画面などを遷移させて表示する形式であるため、ヘルプ画面を表示すると設定情報は全く見えずディスプレイを占有する。このため、ユーザー自身がどの設定を行ったのかを自身で覚えておきながらヘルプを参照する必要があり、操作性が悪いという問題がある。
また、装置は常に状態が変化し、ユーザーに伝えなくてはならない情報があるが、ヘルプ画面が表示されていると、その情報が直ちに得られないという問題もある。
【0005】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、ヘルプ画面を設定画面などの情報とリンク可能にすることで、ユーザーが設定する内容に沿ったヘルプを的確に提示し、また、装置の状態に応じた対応(ヘルプを閉じたり)を行うことでユーザーの使い勝手を大幅に向上させることを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明の画像形成制御部は、操作表示部を備える画像形成装置を制御する画像形成制御部であって、設定項目部が表示される機能設定画面、設定に関する事項を示すヘルプ画面を前記操作表示部に表示可能であって、前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、本発明の画像形成制御部と、表示及び操作が可能な操作表示部と、画像形成を行う画像形成部とを備えることを特徴とする。
本発明の表示装置は、表示及び操作が可能な操作表示部と、該操作表示部の制御を行う画面制御部とを備え、前記画面制御部は、設定項目部が表示される機能設定画面、設定に関する事項を示すヘルプ画面を前記操作表示部に表示可能であって、前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示する制御を行うことを特徴とする。
本発明の表示プログラムは、表示及び操作が可能な操作表示部を制御する表示プログラムであって、
前記操作表示部に設定項目部が有する機能設定画面を表示する手順と、前記操作表示部に設定に関する事項を示すヘルプ画面を表示する手順とを含み、
前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、機能設定画面が表示されている操作表示部にヘルプ画面が表示される際に、機能設定画面上で設定項目部の表示領域以外にヘルプ画面を表示することができるので、設定項目部の表示部分や操作入力が受け付けられる部分がヘルプ画面で隠れてユーザーが設定項目部の表示を確認できなかったり、操作入力を行えなくなったりすることなく、ヘルプ画面を表示することができる。
【0008】
本発明に係わる操作表示部は、複写機、プリンター等の画像形成装置などの機能設定、実行条件などを設定する表示を行う手段である。ただし、本発明としては、操作表示部を備える装置が画像形成装置に限定されるものではなく、各種機器における表示装置に備えるものであっても良い。該操作表示部としては、CRT、液晶、EL等の表示パネル部と表示パネルのボタン位置に対応した座標位置の検出を行うタッチパネルやマウス等の入力装置部を含むものが例示される。操作表示部は、表示部と操作部とが個別に設けられているものであってもよく、操作部の操作状態が表示部に反映されるものであればよい。
【0009】
機能設定画面は、画像形成装置や各種機器、表示装置そのものの機能などを設定する画面であり、一または二以上の設定項目部が設けられている。設定項目部は、設定画面上で部分的に割り当てられた領域であり、罫線などで区切りを有するものの他、格別に区切りを有さないものであっても良い。設定項目部では、タッチパネルによる押釦やマウスなどの入力装置などによって操作がなされることで、該項目に応じた設定操作を行うことができる。設定項目部は、全ての領域で上記操作入力が可能となっているものであってもよく、また、一部の領域で上記操作入力が可能になっており、その他の領域で設定項目に関する表示などがなされているものであってもよい。
【0010】
ヘルプ画面は、設定に関する事項を示す画面であり、ユーザーの操作によって表示することができる。設定に関する事項としては、設定の概要、設定内容の説明や設定方法の説明、設定の変更、設定の解除方法などが例示される。
ヘルプ画面は、設定項目毎に用意されるものであってもよく、また、機能設定画面毎に用意されるものであってもよい。この場合、設定項目や機能設定画面の全てに対応してヘルプ画面が用意されていないものであってもよい。
機能設定画面、ヘルプ画面に係るデータは、制御部に備える記憶部などに格納しておき、適宜読み出して操作表示部への表示に用いられる。
【0011】
ヘルプ画面は、機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に表示されるものであればよく、本発明としてはその表示の大きさや位置は特に限定されるものではないが、設定項目や機能設定画面に関連付けて表示の大きさや位置が特定されているものであってもよい。該表示の大きさや位置に関するデータは設定項目や機能設定画面に関連付けて、制御部に備える記憶部に記憶させておき、ヘルプ画面を表示する際に参照して、該データに基づいてヘルプ画面を表示することができる。なお、ヘルプ画面は、設定項目部の領域以外に表示する他、設定項目部の領域のうち、表示領域でない領域に表示するようにしてもよい。
【0012】
また、ヘルプ画面で表示されるヘルプ内容は、設定項目や機能設定画面毎に関連付けておき、該データを制御部に備える記憶部に記憶させておくことができる。ヘルプ画面を表示する際に参照して、該データに基づいてヘルプ画面を表示することができる。
【0013】
ヘルプ画面は、通常は、ユーザーの要求により表示されるものであり、該表示のオンオフを直接的に行うためのヘルプ表示オンオフ部を前記機能設定画面に表示するのが望ましい。該表示は常時行ってもよく、ヘルプ画面の表示が可能な画面において表示するようにしてもよい。なお、ヘルプ表示オンオフ部を設けずに、設定項目部のメニューとしてヘルプ画面のオンオフを行えるようにしてもよい。
ヘルプ表示オンオフ部は、ユーザーが目視によって認識できるものであればよく、該ヘルプ表示オンオフ部においてタッチパネルやマウスなどの操作入力によってオフ時には表示オン動作を選択し、表示オン時には表示オフ動作を選択することができる。ヘルプ表示オンオフ部は、オン部とオフ部とをそれぞれ設けてもよいが、ヘルプ画面が表示されている際にはオフ部のみを表示し、ヘルプ画面が表示されていない際にはオン部のみを表示するようにしてもよい。
また、機能設定画面では、ユーザーがヘルプの表示可否を直ちに認識できるヘルプ表示可否表示部を表示するのが望ましい。これによりユーザーは、当該機能設定画面でヘルプを表示できるか否かを直感的に把握することができる。該ヘルプ表示可否表示部は、ユーザーが目視によって認識できるものであればよく、例えば色、形で表現することができる。
【0014】
また、機能設定画面では、ユーザーの操作や装置の作動状態によって画面情報が変化するように構成されているものがある。この情報変化によって前記ヘルプ画面が表示されている領域に各種の情報が表示される場合、該情報がヘルプ画面で隠れてユーザーが視認することが困難になるため、該ヘルプ画面の一部を消去して機能設定に係わる情報を表示している部分とヘルプ画面とが重ならないようにしたり、薄く表示して機能設定に係わる情報をヘルプ画面を通して見ることができるようにしたり、ヘルプ画面自体を閉じて前記情報を見ることができるようにしてもよい。
【0015】
また、画面情報の変化がユーザーによる設定項目の選択による場合、設定項目とヘルプ画面とが関連付けられていれば、画像情報の変化に伴ってヘルプ画面を変更するようにしてもよい。これによりヘルプ画面の大きさや位置を設定項目に応じて適切なものにすることができる。
また、機能設定画面がユーザーによる操作や装置の状態の変化などによって該機能設定画面以外の画面に遷移する場合、表示されているヘルプ画面は関連性が失われるため、これを表示したままにせず、閉じることで無駄な画面表示を自動的に排除することができる。遷移した画面でヘルプ画面が必要になれば、ユーザーの要求によって新たなヘルプ画面が表示されるようにすればよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、機能をユーザーが確認しながらヘルプを参照できる。また、この構成をとることによりユーザーの欲しい情報が機能設定画面と連結できるので階層的な構造を取る必要がなく、ユーザーにとって最も有効なヘルプを提供でき、さらにはユーザーに装置の重要な情報を伝えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の機械構成を示す断面図である。
【図2】同じく、機能ブロック図である。
【図3】同じく、機能設定画面の例を示す図である。
【図4】同じく、ヘルプ画面が表示された機能設定画面を示す図である。
【図5】同じく、ヘルプ画面が表示された機能設定画面の他例を示す図である。
【図6】同じく、ヘルプ表示可否表示部の例を示す図である。
【図7】同じく、機能設定画面上のヘルプ画面の変化を示す図である。
【図8】同じく、ヘルプ画面の表示要求を可能にする手順を示すフローチャートである。
【図9】同じく、ヘルプ画面の表示を制御する手順を示すフローチャートである。
【図10】従来のヘルプ画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の画像形成装置1の機械的構成を示す図であり、その一部は表示装置としての機能を有しており、画像形成装置1には画像形成制御部を備えている。以下に、詳細な説明を行う。
【0019】
画像形成装置1は、プリンター、スキャナー、コピア機能を有するデジタル複合機であり、該複合機の各機構を筺体に収納および付設した画像形成装置本体1aの上部側に、スキャナー部130、自動原稿搬送装置(ADF)135が設けられている。その近傍には、情報の表示が可能となり、さらに各種操作入力が可能になった操作部140が設けられている。
また、画像形成装置本体1aの下部側には、用紙を収納して給紙する複数段の給紙トレイ(1−3)160を備えており、さらに画像形成装置本体1aの外部側に大容量給紙トレイ161が備えられている。画像形成装置本体1aにおける各構成と大容量給紙トレイ161とによって画像形成装置1が構成されている。
【0020】
また、画像形成装置本体1a内に備えるプリンター部150は、給紙トレイ(1−3)160、大容量給紙トレイ161、搬送部162および画像形成部を主構成としている。
画像形成部は、LD(レーザダイオード)152、感光体153、現像部154、転写部155、定着器156、クリーニング部157、帯電部158などを備えている。また、プリンター部150の下流側に画像形成を行った用紙を搬送する前記搬送部162が伸長している。搬送部162の下流側では、後処理装置(FNS)180が接続されている。画像形成装置1と後処理装置(FNS)180とによって画像形成システムが構成される。
【0021】
プリンター部150では、帯電部158によって感光体153の表面に一様に帯電を行った後に、LD152のレーザビームによって、画像情報に基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像部154により反転現像して感光体153の表面にトナー像を形成する。
給紙トレイ160または大容量給紙トレイ161から給紙された用紙は、搬送部162によって転写位置へと送られる。この際に、所定のタイミングで画像形成(転写)位置に用紙が送り出される。該転写位置において転写部155によりトナー像が転写される。その後、画像形成がされた用紙は、搬送部162により搬送され、定着器156により加熱定着され、後処理装置(FNS)180へと搬送される。
感光体153は、転写後、クリーニング部157により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
【0022】
画像形成がなされた用紙が搬送される後処理装置(FNS)180は、用紙にパンチを施したり、用紙にステイプルを行ったりする機能を備えており、さらに、後処理済みまたは後処理を行わなかった用紙を排紙する排紙トレイ181を有している。
画像形成制御部110は、画像形成装置全体を制御するものであり、CPUやこれを動作させるプログラムなどを格納したROM、動作パラメータや操作部140に表示する画面に関するデータなどを格納する不揮発メモリ、ワークエリアや画像情報を格納するRAM、画像情報などを格納するHDDなどを備えている。上記ROM、不揮発メモリ、RAM、HDDなどによって記憶部が構成される。なお、画像形成制御部110の詳細を以下に説明する。
【0023】
図2は、画像形成装置における制御ブロック図を示すものであり、以下に説明する。
画像形成装置1は、主要な構成として、画像形成制御部110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有するコピア本体と、LAN50を通して外部装置(例えば端末2)との間で入出力される画像データを処理する画像処理手段(プリント&スキャナーコントローラ)170とを備えている。
【0024】
画像形成制御部110はPCIバス112を有しており、PCIバス112は画像形成制御部110内でDRAM制御IC111に接続されている。また、画像形成制御部110には、画像制御CPU113を備えており、該画像制御CPU113に前記DRAM制御IC111が接続されている。また、画像制御CPU113には、ROM114、不揮発メモリ115が接続されている。該ROM114には上記画像制御CPU113を動作させるためのプログラムなどが格納され、不揮発メモリ115には、画像形成装置1の設定データ、プロセス制御パラメータ、機能設定画面やヘルプ画面などの画面情報等のデータが格納されている。ROM114に格納されたプログラムには、本発明の表示プログラムが含まれる。
【0025】
前記スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、前記画像制御CPU113とシリアル通信可能に接続されており、画像制御CPU113による制御を受ける。なお、スキャナー制御部132は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。前記CCD131で読み取った画像データは、読取り処理部116でデータ処理がなされる。読取り処理部116には、画像データを圧縮する圧縮IC118が接続されており、該圧縮IC118は、前記したDRAM制御IC111に接続されている。
【0026】
DRAM制御IC111は、圧縮メモリ120とページメモリ121とからなる画像メモリに接続されている。該画像メモリには、前記スキャナー部130で取得した画像データやLAN50を通して取得した画像データが格納される。上記のように画像メモリは、画像データの記憶領域であり、印刷するジョブの画像データを格納する。また、上記DRAM制御IC111によって複数のジョブに関する画像データを画像メモリに記憶させることができる。また、PCIバス112には、HDD127が接続されており、画像データなどが不揮発に記憶される。
【0027】
さらにDRAM制御IC111には、圧縮された画像データを伸長する伸長IC125が接続されており、該伸長IC125には書込み処理部126が接続されている。該書込み処理部126は、プリンター部150のLD152に接続され、該LD152の動作に用いられるデータの処理を行う。また、プリンター部150は、プリンター部150の全体を制御するプリンター制御部151を備えており、該プリンター制御部151は、前記した画像制御CPU113に接続されて制御を受ける。すなわち、画像制御IC113から与えられるパラメータに従い、プリント動作の開始/停止を行う。プリンター部150には、前記した画像形成部、搬送部162などが含まれており、画像制御CPU113によってその動作の制御がなされる。
【0028】
また、プリンター制御部151には、後処理装置(FNS部)180に備える後処理制御部(FNS制御部)181が接続されている。これにより、後処理装置180の制御を、プリンター制御部151、後処理制御部(FNS制御部)181を通して画像制御CPU13により行うことができる。なお、プリンター制御部151、後処理制御部181は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
【0029】
また、前記DRAM制御IC111に接続された前記PCIバス112には、前記した画像処理手段(プリント&スキャナーコントローラ)170のDRAM制御IC171が接続されている。画像処理手段(プリント&スキャナーコントローラ)170では、DRAM制御IC171に画像メモリ172が接続されている。また、画像処理手段(プリント&スキャナーコントローラ)170では、前記DRAM制御IC171にコントローラー制御CPU173、HDD174が接続されており、DRAM制御IC171にLANインターフェース175が接続されている。LANインターフェース175は、前記LAN50に接続されている。
【0030】
前記操作部140は、タッチパネル式のLCD141と、操作部制御部142とを備えており、上記LCD141と操作部制御部142とが接続され、該操作部制御部142と前記画像制御CPU113とがシリアル通信可能に接続されている。該構成によって操作部140の制御が画像形成制御部110、すなわち画像制御CPU113によって行われる。なお、操作部制御部142は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。操作部140では、画像形成装置における設定や動作指令などの動作制御条件の入力が可能となっており、さらに設定内容、機械状態、情報の表示等が可能になっており、上記画像制御CPU113により制御される。すなわち、操作部140は、本発明の操作表示部に相当する。
したがって、画像形成制御部110と操作部140とは、本発明の表示装置を構成する。この場合、画像形成制御部110は、表示装置における表示制御部に相当する。また、画像形成制御部110において操作部140を制御するプログラムは、本発明の表示プログラムに相当し、前記したようにROM114に格納される。
【0031】
操作部140に表示する画面情報は、画像形成制御部110において不揮発メモリ115やHDD127から読み出され、該操作部140に画面として表示される。操作部140では、画像形成装置における機能設定や動作指令などの動作制御条件の入力が可能となっており、さらに設定内容、機械状態、情報の表示、ヘルプ表示等が可能になっている。
すなわち、操作部140では、機能設定画面を表示してユーザーによる操作入力によって機能設定を行うことができる。機能設定としてはスキャナー部における読み込み条件や後述するプリンター部150での出力条件、装置の機械的な機能に関する種々の設定、集約機能、カバーシート、インターシートなどの応用機能などが挙げられる。また、複合機としてファクシミリの機能を有する場合、ファクシミリとしての機能設定を行う画面が用意される。
【0032】
各機能設定に応じて、装置には通常は複数の機能設定画面が用意され、各機能設定画面において一または複数の設定項目部が表示される。また、各機能設定画面や各設定項目に応じてヘルプ画面が用意される。上記機能設定画面の表示やヘルプ画面は前記操作部140に表示され、該表示は画像形成制御部110によって制御される。
なお、表示装置が画像形成装置以外の装置を対象として使用されるものでは、対象となる装置の各種機能の設定を行うことができ、また、表示装置自身の各種機能を設定する画面として機能設定画面が用意されるものであってもよい。また、表示装置が対象となる装置用として用いられず、単独の装置として用いられるものであってもよい。
【0033】
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
スキャナ−部130で原稿の画像を読み取り画像データを生成する場合、スキャナー部130において原稿からCCD131により原稿画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU113から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作が制御される。CCD131で読み取られた画像は、読取り処理部116でデータ処理され、データ処理された画像データは、圧縮IC118において所定の方法で圧縮され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120やHDD127に格納される。圧縮メモリ120やHDD127に格納された画像データは、画像制御CPU113によってジョブとして管理する。
【0034】
画像データを画像形成装置外部から取得する場合、例えば、端末2からLAN50を通して送信される画像データは、LANインターフェース175を介してDRAM制御IC171により画像メモリ172やHDD174に格納される。画像メモリ172、HDD174のデータは、DRAM制御IC171、PCIバス112、DRAM制御IC111を介してページメモリ121に一旦格納される。ページメモリ121に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120やHDD127に格納され、上記と同様に画像制御CPU113による管理がなされる。
【0035】
画像形成装置1で複写機やプリンターなどとして画像出力を行う場合、圧縮メモリ120、HDD127に格納された画像データをDRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出してデータを伸長し、伸長したデータを書込み処理部126に送出し、LD152において感光体153の書き込みを行う。
また、プリンター部150では、画像制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部151によって各部の制御が行われる。画像形成部では感光体153に書き込まれたトナー像が搬送部162によって供給される用紙に転写され、定着器156で定着がなされる。
また、感光体153では、トナー像が転写された後、クリーニング部157によって残留トナーが除去される。画像形成がなされた用紙は搬送部162を経て後処理装置(FNS)180へと搬送され、後処理の指定がある場合には後処理がなされ、後処理が不要の場合、そのまま排紙トレイ181に排紙される。
【0036】
なお、画像出力に際しては、操作部140において機能設定としての設定項目に基づいて出力条件の設定を行うことができる。出力条件としては、プリントモード、トレイ、排紙先、後処理条件などの情報からなり、具体的には、出力画像の画素数、カラー・モノクロの別、色調調整、用紙サイズ、用紙の向き、用紙の種類(紙種、斤量、用紙の色など)、給紙トレイの選択、とじ位置、とじしろ、後処理の有無、後処理条件などが例示される。
【0037】
次に、上記操作部140における表示制御について説明する。
図3は、該操作部140に表示された機能設定画面1420を示すものであり、画面上端部に動作別の選択釦として、機械状態釦1401、ジョブリスト釦1402、読出し釦1403、コピー釦1404、スキャン釦1405が操作可能に表示されている。機能設定画面1420は、コピー釦1404が選択された場合に表示可能となる。
上記動作別の選択釦の下方には、設定部数の表示や動作状態などを示す通知欄1408が表示されている。該通知欄1408の下方に、応用設定の選択を行う応用設定タブ1410と小冊子機能の設定を行う小冊子設定タブ1411とが操作入力可能に表示されている。図3の機能設定画面1420は、小冊子設定タブ1411が選択された場合に表示される。該機能設定画面1420では、画面上端部にヘルプ表示オンオフ部として、「?」が表示されたヘルプ表示オン釦1406が操作入力可能に表示されている。
【0038】
機能設定画面1420には、設定項目部として、とじ方法設定部1421、開き方向設定部1422、カバー紙トレイ設定部1423が操作入力可能に表示されており、各設定部にさらに複数の下位の設定項目部が操作入力可能に表示されている。例えば、とじ方法設定部1421では、カバー紙なし、カバー紙あり(コピー)、カバー紙あり(白紙)を操作入力により選択することができ、開き方向設定部1422では左開き、右開きを操作入力により選択することができる。カバー紙トレイ設定部1423は、トレイ毎にカバー紙の用紙情報を操作入力により設定することができる。ユーザーは該当する設定項目部を押釦などの操作を行って選択、入力を行うことができる。
【0039】
図10は、従来、機能設定画面上でヘルプ表示が要求された場合の、小冊子機能に関するヘルプ画面1500を示すものである。このヘルプ画面1500は、機能設定画面に対する階層画面に割り当てられており、機能設定画面でヘルプ釦1510が押釦されてヘルプ表示が要求されると、機能設定画面全体がヘルプ画面1500に切り替わる。機能設定に関する設定項目などの確認を行う場合は、ヘルプ画面1500に操作入力可能に表示された終了釦1520を押釦すると、ヘルプ画面1500に代わって機能選択画面に切り替わる。このように従来は、機能選択画面とヘルプ画面とが交互に切り替わった形でしか表示できないため、相互の画面において他方の画面の確認が困難になってしまう。
【0040】
前記した機能設定画面1420が表示されている際に、ユーザーが機能設定に関しヘルプ情報を必要とする場合、ヘルプ表示オン釦1406を押釦すると、図4に示すように、上記設定項目部の表示領域以外である通知欄1408上に、選択されている機能設定、すなわち小冊子設定に関するヘルプ画面1430が表示される。なお、この例では対応していないが、各設定項目部に応じたヘルプ画面が用意されるものであってもよい。上記ヘルプ画面1430が表示されると、機能設定画面1420の上部側には、ヘルプ表示オン釦1406に代わってヘルプ表示オンオフ部としてヘルプ表示オフ釦1407が操作入力可能に表示される。該ヘルプ表示オフ釦1407を押釦すると、ヘルプ画面1430が閉じられて機能設定画面1420上のヘルプ画面1430が通知欄1408の表示に戻る。
【0041】
図5は他の例であり、機能設定画面1420が表示されている際に、ヘルプ表示オン釦1406の押釦によってヘルプ画面1440が表示されている画面を示すものである。該ヘルプ画面1440は、設定項目部である開き方向設定部1422、カバー紙トレイ設定部1423の表示領域下方側の領域に位置して表示されている。これにより、ヘルプ画面1440は設定項目部の表示領域とは重なっておらず、ユーザーは設定項目部の表示領域を直接見ることができ、また、操作入力も支障なく行うことができる。ヘルプ画面1440を閉じる場合は、前記と同様に機能設定画面1420に操作入力可能に表示されたヘルプ表示オフ釦1407を押釦する。
【0042】
なお、機能設定画面1420では、ヘルプ表示可否表示を行うのが望ましい。
図3ではヘルプ表示オン釦1406が通常の状態で表示されることによりヘルプ表示が可能であることを示すヘルプ表示可否表示部として機能する。この状態を図6(a)に示す。
一方、機能設定画面によっては、または設定項目によっては、ヘルプ画面が用意されていない場合、図6(b)に示すように、ヘルプ表示オン釦1406aを薄く表示したり、色の表示を変えたりしてヘルプ表示が不可であることを示し、ヘルプ表示可否表示部として機能させることができる。この場合、ヘルプ表示オン釦1406aでは操作入力を受け付けない。また、ヘルプ画面が存在し、現にヘルプ画面が表示されている場合、図6(c)に示すように、ヘルプ表示オフ釦1407が表示される。このヘルプ表示オフ釦1407も、ヘルプ画面表示が可能であることを示すヘルプ表示可否表示部として機能する。
【0043】
また、上記ヘルプ画面1430、1440は、機能設定画面1420が、他の機能設定画面などに遷移する場合、画像形成制御部110の制御によって自動的に閉じるのが望ましい。例えば、図4、図5の画面で、応用設定タブ1410が選択されると、応用設定に応じた機能設定画面に遷移するとともに、機能設定画面1420でヘルプ画面1430またはヘルプ画面1440が表示されていた場合には、これを自動的に閉じる。遷移した機能設定画面では、応用設定に応じたヘルプ画面が用意され、ユーザーによってヘルプ表示が要求されると、応用設定に応じたヘルプ画面を表示することができる。このヘルプ画面は、上記と同様に設定項目部の表示領域以外の領域に表示される。
【0044】
また、機能設定画面1420でトナーがなくなるなどの機械状態の通知などの表示が必要になった場合には、画像情報が変化して前記した通知欄1408に必要な情報が表示される。但し、上記したように通知欄1408にヘルプ画面1430が表示されていると、通知欄1408に表示された内容がヘルプ画面1430の下層に隠れてユーザーが確認することができない。
【0045】
図7(a)は、機能設定画面1420の通知欄1408にヘルプ画面1430が表示されている状態を示すものであり、通知欄1408にそのままでは必要な情報を表示してもユーザーが見ることができない。この場合、画像形成制御部110によって、ヘルプ画面1430の消去(一部消去を含む)、ヘルプ画面1430を薄く表示、ヘルプ画面を閉じる、などの制御を行うことができる。
【0046】
図7(b)は、通知欄1408にトナーがなくなったことを通知する表示を行う場合、該表示を行うとともに表示されているヘルプ画面1430を薄く表示するように制御したものである。これにより通知欄1408の通知内容をユーザーが直ちに確認することができる。この画面ではヘルプ表示オン釦1406aが表示され、押釦することが不可になっている。機能設定画面にヘルプ表示オン釦1406を表示して、ユーザーがこれを押釦することで薄く表示されたヘルプ画面1430を通常の濃度で表示するようにしてもよい。
【0047】
図7(c)は、通知欄1408に通知表示が必要になった場合に、ヘルプ画面1430を閉じて通知欄1408に必要な通知表示を行った機能設定画面1420を示している。これによりユーザーは通知欄1408の内容を直ちに見て確認することができる。ヘルプ画面の表示が必要な場合には、機能設定画面1420に操作入力可能に表示したヘルプ表示オン釦1406を押釦することで、通知欄1408に優先してヘルプ画面1430が表示され、ユーザーはヘルプ内容を直ちに見ることができる。ヘルプ画面1430を閉じる場合には、図7(a)に示されているように、機能設定画面1420に表示されているヘルプ表示オフ釦1407を押釦することで、通知欄1408に表示されている通知内容を見ることができる。
【0048】
次に、画像形成制御部110による表示制御の手順について説明する。該手順は、画像形成制御部110のROM114に格納されている表示プログラムによって実行される。ただし、この表示制御の手順は、画像形成装置以外の表示装置においても同様に行うことができ、該表示プログラムは画像形成装置用に限定されるものではない。
先ず、操作部140に機能設定画面が表示される場合、ヘルプ表示オン釦1406、ヘルプ表示オン釦1406a、ヘルプ表示オフ釦1407が表示される手順について、図8に基づいて説明する。
【0049】
何らかの機能設定画面が表示されると、機能設定画面上でヘルプ画面が表示される機能を有するか否かの判定がなされる(ステップs1)。該表示の実行有無の設定項目を有する場合、表示実行の設定がなされているか否かが判定される。また、実行有無の設定項目を有しない場合でも、機能設定画面上で表示するヘルプ画面が用意されているか否かの判定がなされる。両判定によってヘルプ画面が表示される機能を有しないと判定される場合(ステップs1、NO)、機能設定画面上にヘルプ表示オン釦1406aを操作不可に表示し、またはヘルプ表示オン釦を表示しない(ステップs2)で処理を終了する。なお、ステップs2で、階層的なヘルプ画面が用意されるものであってもよい。
【0050】
一方、ステップs1で機能設定画面上でヘルプ画面が表示される機能を有すると判定される場合(ステップs1、YES)、機能設定画面毎にヘルプ画面が用意されているか否かの判定がなされる(ステップs3)。機能設定画面に拘わらずヘルプ画面が用意されている場合(ステップs3、NO)、ステップs5に移行し、機能設定画面にヘルプ表示オン釦1406を操作入力可能に表示し処理を終了する。ステップs5で、ヘルプ画面が表示されている場合は、ヘルプ表示オフ釦1407を表示する。機能設定画面毎にヘルプ画面が用意されている場合(ステップs3、YES)、現表示の機能設定画面用のヘルプ画面が用意されているか否かの判定がなされる(ステップs4)。現表示の機能設定画面用のヘルプ画面が用意されていない場合(ステップs4、NO)、機能設定画面上にヘルプ表示オン釦を操作不可に表示し(ステップs2)、処理を終了する。現表示の機能設定画面用のヘルプ画面が用意されている場合(ステップs4、YES)、ヘルプ画面が表示されているか否かの判定がなされる(ステップs5)。ヘルプ画面の表示がなされていなければ(ステップs5、NO)、機能設定画面にヘルプ表示オン釦1406を操作入力可能に表示し(ステップs6)、処理を終了し、ヘルプ画面の表示がなされていれば(ステップs5、YES)、機能設定画面にヘルプ表示オフ釦1407を操作入力可能に表示し(ステップs7)、処理を終了する。
【0051】
次に、機能設定画面上で操作入力可能に表示されたヘルプ表示オン釦が押釦されるなどしてヘルプ表示要求された場合の手順について図9のフローチャートに基づいて説明する。
ヘルプ表示要求にともなって手順がスタートし、機能設定画面およびヘルプ画面の画面情報、機能設定以外の領域情報、設定項目の情報を取得し、ヘルプ画面を表示する領域を決定する(ステップs10)。該決定に伴って機能設定画面上で設定項目の表示領域以外の領域にヘルプ画面を表示する(ステップs11)。ヘルプ画面を表示した状態で機械状態などの変化によってヘルプ画面の下層に情報表示がある状態であるか否かの判定がなされる(ステップs12)。ヘルプ画面の下層に情報表示はないと判定されると(ステップs12、NO)、ヘルプ画面を濃く表示し(ステップs13)、ヘルプ画面の下層に情報表示があると判定されると(ステップs12、YES)、ヘルプ画面を薄く表示する(ステップs14)。
【0052】
ステップs13、s14の後、機能設定が変更されたか否かの判定がなされる(ステップs15)。機能設定の変更がなされるとヘルプ画面が閉じられ(ステップs15、YES)、ステップs10に戻って変更された機能設定に応じて画面情報の取得等がなされ、変更された機能設定に応じたヘルプ画面があれば、その画面情報を取得し表示される(ステップs11以降)。変更された機能設定に応じたヘルプ画面がなければ、元のヘルプ画面情報が用いられるが、機能設定変更に伴って設定項目部の表示領域が変化すれば、必要に応じてヘルプ画面の表示領域(大きさや位置)を変更する。
【0053】
ステップs15で機能設定の変更がない場合(ステップs15、NO)、ヘルプ画面はそのまま表示され、閉じる釦が押された否かの判定がなされる(ステップs16)。閉じる釦が押されると(ステップs16、YES)、処理を終了する。閉じる釦が押されなければ(ステップs16、NO)、機能設定画面が他の機能設定画面などに遷移したは否かの判定がされ(ステップs17)、画面が遷移していれば(ステップs17、YES)、ヘルプ画面を閉じて処理を終了する。画面が遷移していなければ(ステップs17、NO)、ステップs15に戻って処理が繰り返される。
【0054】
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の説明に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
また、上記では画像形成装置における表示の制御等について説明したが、本発明は画像形成装置以外の種々の表示装置に適用が可能である。
【符号の説明】
【0055】
1 画像形成装置
110 画像形成制御部
113 画像制御CPU
114 ROM
115 不揮発メモリ
130 スキャナ−部
140 操作部
150 プリンター部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作表示部を備える画像形成装置を制御する画像形成制御部であって、設定項目部が表示される機能設定画面、設定に関する事項を示すヘルプ画面を前記操作表示部に表示可能であって、前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示する制御を行うことを特徴とする画像形成制御部。
【請求項2】
前記ヘルプ画面を表示する領域は、設定項目および/または機能設定画面毎に異なることを特徴とする1項記載の画像形成制御部。
【請求項3】
前記ヘルプ画面で表示されるヘルプ内容は、設定項目および/または機能設定画面毎に異なることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成制御部。
【請求項4】
前記ヘルプ画面の表示のオンオフを行うヘルプ表示オンオフ部を前記機能設定画面上に表示し、該ヘルプ表示オンオフ部に対するユーザーの操作をトリガーに前記機能設定画面上に前記ヘルプ画面を表示し、または前記機能設定画面上の前記ヘルプ画面を閉じることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成制御部。
【請求項5】
前記機能設定画面上に、前記ヘルプ画面の表示可否を示すヘルプ表示可否表示部を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成制御部。
【請求項6】
前記ヘルプ表示可否表示は、前記機能設定画面上で色、形のいずれかまたは両方で表現することを特徴とする請求項5記載の画像形成制御部。
【請求項7】
前記機能設定画面の画面情報が変化し、前記ヘルプ画面が表示された領域に情報が表示される場合、前記ヘルプ画面を一部消去し、薄く表示し、閉じる、のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成制御部。
【請求項8】
前記機能設定画面の画面情報がユーザーによる設定項目の操作によって変化する場合、前記ヘルプ画面を前記設定項目に応じたヘルプ画面に変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成制御部。
【請求項9】
前記ヘルプ画面が表示された前記機能設定画面が遷移する場合、前記ヘルプ画面を閉じることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成制御部。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成制御部と、表示及び操作が可能な操作表示部と、画像形成を行う画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
表示及び操作が可能な操作表示部と、該操作表示部の制御を行う画面制御部とを備え、前記画面制御部は、設定項目部が表示される機能設定画面、設定に関する事項を示すヘルプ画面を前記操作表示部に表示可能であって、前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示する制御を行うことを特徴とする表示装置。
【請求項12】
前記画面制御部は、前記機能設定画面の画面情報が変化し、前記ヘルプ画面が表示された領域に情報が表示される場合、前記ヘルプ画面を一部消去し、薄く表示し、閉じる、のいずれかを行うことを特徴とする請求項11記載の表示装置。
【請求項13】
前記画面制御部は、前記ヘルプ画面が表示された前記機能設定画面が遷移する場合、前記ヘルプ画面を閉じることを特徴とする請求項11または12に記載の表示装置。
【請求項14】
表示及び操作が可能な操作表示部を制御する表示プログラムであって、
前記操作表示部に設定項目部が有する機能設定画面を表示する手順と、前記操作表示部に設定に関する事項を示すヘルプ画面を表示する手順とを含み、
前記機能設定画面上で前記設定項目部の表示領域以外に前記ヘルプ画面を表示することを特徴とする表示プログラム。
【請求項15】
前記機能設定画面の画面情報を変化させる手順を含み、該画面情報の変化によって前記ヘルプ画面の領域に情報が表示される場合、前記ヘルプ画面を消去し、薄く表示し、閉じる、のいずれかを行うことを特徴とする請求項14記載の表示プログラム。
【請求項16】
前記ヘルプ画面が表示された前記機能設定画面を別の画面に遷移させる手順を含み、該画面の遷移に伴って前記ヘルプ画面を閉じることを特徴とする請求項14または15に記載の表示プログラム。
【請求項17】
前記操作表示部が画像形成装置に備えるものであり、前記機能設定画面が画像形成装置に関する機能設定を行う画面であることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−221928(P2011−221928A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−92637(P2010−92637)
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】