説明

画像形成装置および画像形成プログラム

【課題】 受信した命令により指定されたパスと文字列に基づいて、パスに沿って文字列を印刷することを可能とする。
【解決手段】 通信インタフェース11は、パス、パスに沿って描画される文字列、文字列のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する。マネージャ22,23は、その命令に基づいて、指定されたパスに対して、モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された文字列の各文字を、指定されたフォントサイズで印刷するための描画データを生成する。印刷部12は、その描画データに従って文字列を印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および画像形成プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、印刷装置において、文字列を複雑なパスに沿って配置し印刷しようとする場合、パーソナルコンピュータなどの端末装置上で、そのような画像を作成し、印刷命令を印刷装置に送信して、印刷を行わせる(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
その他、パスに沿って文字列を表示させるものとしては、特許文献1に記載のものなどがある。
【0004】
【非特許文献1】「デザインセンターチュートリアル:パスに沿って文字を入力」,[online],[平成20年2月12日検索],インターネット<URL:http://www.adobe.com/jp/designcenter/illustrator/articles/illcs2at_typepath.html>
【特許文献1】特開2005−189004号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、文字列を複雑なパスに沿って配置し印刷することは可能であるが、PDL(Printer Description Language)などの命令セットには、文字列を複雑なパスに沿って配置させるための命令が存在しないため、そのような命令により画像形成装置にパスと文字列を指定して印刷を行わせることは困難である。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、命令により指定されたパスと文字列に基づいて、パスに沿って文字列を印刷することを可能とする画像形成装置および画像形成プログラムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
【0008】
本発明に係る画像形成装置は、パス、パスに沿って描画される文字列、文字列のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する受信手段と、命令に基づいて、指定されたパスに対して、モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された文字列の各文字を、指定されたフォントサイズで印刷するための描画データを生成する描画データ生成手段と、描画データに従って文字列を印刷する印刷手段とを備える。
【0009】
これにより、命令により指定されたパスと文字列に基づいて、パスに沿って文字列を印刷することができる。
【0010】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、描画データ生成手段は、指定された文字列を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さがパスの長さより短い場合、指定された文字列の一部または全部を繰り返して結合することにより、描画される文字列を生成し、生成した文字列についての描画データを生成する。
【0011】
これにより、文字列を繰り返して印刷したい場合には、パスを長く設定して、元となる文字列を設定するだけで、長い文字列を印刷することができる。
【0012】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、描画データ生成手段は、指定された文字列を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さがパスの長さより長い場合、指定された文字列の一部を削除することにより、描画される文字列を生成し、生成した文字列についての描画データを生成する。
【0013】
これにより、文字列を所定の範囲内で印刷したい場合には、その範囲に合わせてパスを設定することで、文字列を所定の範囲内に印刷することができる。
【0014】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、描画データ生成手段は、指定された文字列を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さがパスの長さより長い場合、指定されたフォントサイズより小さいフォントサイズで描画データを生成する。
【0015】
これにより、文字列を所定の範囲内で印刷したい場合には、その範囲に合わせてパスを設定することで、文字列を所定の範囲内に印刷することができる。
【0016】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、パスが曲線である場合に、描画データ生成手段は、文字列において隣接する2つの文字についてのバウンディングボックスが重ならないように、バウンディングボックスを配置し、文字列における文字をバウンディングボックス内にそれぞれ配置して描画データを生成する。
【0017】
これにより、パスが曲線であっても、隣接する文字が重なって印刷されずに済む。
【0018】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像形成装置に供給される命令は、PDLの構文で記述される。
【0019】
本発明に係る画像形成プログラムは、コンピュータを、パス、パスに沿って描画される文字列、文字列のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する受信手段、命令に基づいて、指定されたパスに対して、モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された文字列の各文字を、指定されたフォントサイズで印刷するための描画データを生成する描画データ生成手段、並びに描画データに従って文字列を印刷する印刷手段として機能させる。
【0020】
これにより、命令により指定されたパスと文字列に基づいて、パスに沿って文字列を印刷することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、命令により指定されたパスと文字列に基づいて、パスに沿って文字列を印刷することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、画像形成装置1は、命令をパーソナルコンピュータ2から受信し、印刷を実行する装置である。パーソナルコンピュータ(以下、PCという)2は、ドライバプログラムなどにより命令を生成し、画像形成装置1に送信する端末装置である。
【0024】
画像形成装置1は、通信インタフェース11、印刷部12およびコンピュータ13を有する。
【0025】
通信インタフェース11は、外部の装置との間でデータ通信を行うインタフェース回路である。通信インタフェース11としては、周辺機器インタフェース、ネットワークインタフェースなどが使用される。通信インタフェース11は、外部から印刷ジョブを受信する。印刷ジョブには、パスに沿って文字列を描画させる命令(以下、パス文字列描画命令という)が含まれる。パス文字列描画命令は、パス、パスに沿って描画される文字列、フォント種別、フォントサイズおよびモード情報を有する。パスは、直線の場合、例えば、始点と終点の座標により表現され、円弧などの曲線の場合、例えば、中心の座標、始点角度および終点角度により表現される。モード情報は、パスに対して、文字列を構成する文字の位置および/または角度を指定する情報である。モード情報により、予め用意されている複数の描画モードから、今回使用される描画モードが指定される。各モードでは、どのような位置および/または角度で文字列内の各文字を描画するかが予め決められている。通信インタフェース11は、パス文字列描画命令を外部から受信する受信手段の一例である。
【0026】
印刷部12は、命令から生成された描画データに基づいて、所定の媒体に、パスに沿った文字列の画像を印刷する。印刷部12には、印刷機構、およびその印刷機構を制御するための制御信号を描画データから生成する処理部が含まれる。印刷部12は、印刷手段の一例である。
【0027】
コンピュータ13は、図示せぬCPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブといった記録媒体を備える。コンピュータ13では、CPUが、ROM、記録媒体などに格納されている画像形成プログラムを実行する。これにより、各種処理部が実現される。この実施の形態では、PDL解釈部21、フォントマネージャ22およびグラフィックマネージャ23が実現される。なお、この画像形成プログラムは、CD−ROMなどの可搬性のある記録媒体に格納されていてもよい。
【0028】
PDL解釈部21は、通信インタフェース11により受信された命令を解釈する処理部である。この実施の形態では、命令は、PDLで記述されているため、PDL解釈部21は、PDLの構文に従って、命令を解釈する。ただし、以下で説明するパスに沿って文字列を描画する処理を実行する拡張的な命令が予め定義されており、PDL解釈部21は、その命令も解釈可能である。
【0029】
グラフィックマネージャ23は、PDL解釈部21により解釈された描画命令を実行する処理部である。フォントマネージャ22は、グラフィックマネージャ23が描画命令を実行する際、フォントに関する描画命令がある場合にグラフィックマネージャ23から処理を引き継ぎ、指定されたサイズおよび角度で、指定されたフォントで、文字の描画データを生成し出力する処理部である。フォントマネージャ22およびグラフィックマネージャ23は、連携して動作することにより画像全体の描画データを生成して印刷部12に出力する描画データ生成手段を構成する。
【0030】
次に、上記装置の動作について説明する。図2は、図1に示す画像形成装置1の動作を説明するフローチャートである。
【0031】
まず、PC2から印刷ジョブが画像形成装置1へ送信される。この印刷ジョブは、PDLの構文で記述されており、パス文字列描画命令などの描画命令を含む。
【0032】
通信インタフェース11は、この印刷ジョブを受信し、図示せぬRAMに格納する(ステップS1)。PDL解釈部21は、印刷ジョブを読み出して解釈する(ステップS2)。印刷ジョブに記述されている描画命令が、PDL解釈部21からグラフィックマネージャ23へ通知される。
【0033】
描画命令が通知されると、グラフィックマネージャ23は、フォントマネージャ22と連携して、描画データを生成し、印刷部12に供給する(ステップS3)。このとき、パス文字列描画命令が通知されると、グラフィックマネージャ23は、パス、文字列、フォント種別、フォントサイズおよびモード情報を特定する。次に、グラフィックマネージャ23は、パスおよびモード情報に基づき、文字列内の各文字を描画する位置、角度およびサイズを特定し、1文字ごとに、文字、フォント種別、サイズ、位置および角度を指定して、その文字をフォントマネージャ22に描画させる。フォントマネージャ22は、これらの情報に従って、1文字ずつ、文字列内の文字の描画データを出力する。これにより、文字列内の文字が、パスの始点から順番に配列される。
【0034】
ここで、モード情報により指定される描画モードについて説明する。
【0035】
モード情報により、文字列内の各文字の角度(向き)が指定される。図3は、図1に示す装置1により曲線のパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。例えば、図3(A)に示すモードでは、円弧のパス101の中心からの放射方向に、文字列102の各文字の上下方向が合わせられる。この描画モードでは、文字列102内の各文字に応じて角度が異なる。3(A)例えば、図3(B)に示すモードでは、文字列102の各文字の上下方向は、一定の方向に合わせられる。
【0036】
モード情報により、パスからの文字列の相対位置が指定される。図4は、図1に示す装置1により曲線のパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。図4(A)に示すモードでは、文字列102内の文字の下端がパス101上に位置するように、文字の位置が決定される。図4(B)に示すモードでは、文字列102内の文字の上端がパス101上に位置するように、文字の位置が決定される。図4(C)に示すモードでは、文字列102内の文字の中央がパス101上に位置するように、文字の位置が決定される。
【0037】
なお、グラフィックマネージャ23は、モード情報により指定される描画モードに応じて、所定の条件下で、命令により指定された文字列を編集して、描画すべき文字列を生成する。文字列の編集方法は、予め描画モードにて指定されている。図5は、図1に示す装置1によりパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。
【0038】
図5(A)に示すモードでは、パス111に沿って、指定された文字列112を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列112の長さがパス111の長さより短い場合でも、文字列112のみが、指定どおりに描画される。つまり、この場合、文字列は編集されない。
【0039】
図5(B)に示すモードでは、パス111に沿って、指定された文字列112を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列112の長さがパス111の長さより短い場合、指定された文字列の一部または全部を繰り返して結合することにより、描画される文字列112aが生成される。描画すべき文字列112aは、パス111の長さを超えずに、最も長い文字列となるように生成される。図5(B)では、文字列「ABCDEFGH」112の一部「ABCDEF」を文字列「ABCDEFGH」112に結合することで、描画すべき文字列「ABCDEFGHABCDEF」112aが生成される。このことにより、文字列を繰り返して印刷したい場合には、パスを長く設定して、元となる文字列を設定するだけで、長い文字列を印刷することができる。
【0040】
図5(C)に示すモードでは、パス121に沿って、指定された文字列122を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列122の長さがパス121の長さより長い場合でも、文字列122が、指定どおりに描画される。つまり、この場合、文字列は編集されない。
【0041】
図5(D)に示すモードでは、パス121に沿って、指定された文字列122を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列122の長さがパス121の長さより長い場合、指定された文字列122の一部を削除することにより、描画される文字列122aが生成される。描画すべき文字列122aは、パス121の長さを超えずに、最も長い文字列となるように生成される。図5(D)では、文字列「ABCDEFGH」122の一部の文字「GH」を削除することで、描画すべき文字列「ABCDEF」122aが生成される。このことにより、文字列を所定の範囲内で印刷したい場合には、その範囲に合わせてパスを設定することで、文字列を所定の範囲内に印刷することができる。
【0042】
図5(E)に示すモードでは、パス121に沿って、指定された文字列122を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列122の長さがパス121の長さより長い場合、指定されたフォントサイズより小さいフォントサイズで、描画データが生成される。この場合、文字列122がパス121の長さを超えない、最も大きいフォントサイズが選択される。つまり、この場合、文字列自体は編集されず、描画のフォントサイズが変更される。このことにより、文字列を所定の範囲内で印刷したい場合には、その範囲に合わせてパスを設定することで、文字列を所定の範囲内に印刷することができる。
【0043】
なお、図5では、パス111,121は直線であるが、曲線の場合も、同様に処理することが可能である。
【0044】
このようにして生成された描画データは、図示せぬVRAMに格納される。そして、印刷ジョブについての描画データの生成が完了した時点で、印刷部12は、この描画データに基づいて、印刷を実行する。これにより、所定の媒体(印刷用紙など)に、パスに沿った文字列などが印刷される(ステップS4)。
【0045】
なお、パスは、文字列の配置の指定に使用されるだけで、通常は印刷されない。ただし、別途命令を追加することにより、パスを描画するようにしてもよい。
【0046】
以上のように、上記実施の形態によれば、通信インタフェース11は、パス101,111,121、パスに沿って描画される文字列102,112,122、文字列102,112,122のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する。マネージャ22,23は、その命令に基づいて、指定された101,111,121パスに対して、モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された文字列102,112,122の各文字を、指定されたフォントサイズで印刷するための描画データを生成する。印刷部12は、その描画データに従って文字列102,112,122を印刷する。
【0047】
これにより、受信した命令により指定されたパス101,111,121と文字列102,112,122に基づいて、パス101,111,121に沿って文字列102,112,122を印刷することができる。
【0048】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0049】
例えば、上記実施の形態において、パス121に沿って、指定された文字列122を、指定されたフォントサイズで描画すると、描画される文字列122の長さがパス121の長さより長い場合、指定された文字列122の一部を削除し、更に指定されたフォントサイズより小さいフォントサイズで、描画データを生成しても良い。このことにより、文字列の削除を抑制しつつ、適度(過小でない)なフォントサイズで文字列を印刷することが出来る。
【0050】
また、上記実施の形態において、パスが曲線である場合に、グラフィックマネージャ23は、文字列において隣接する2つの文字についてのバウンディングボックスが重ならないように、バウンディングボックスを配置し、文字列における文字をバウンディングボックス内にそれぞれ配置して、フォントマネージャに描画データを生成させるようにしてもよい。図6は、図1に示す装置1によりパスに沿って配置されるバウンディングボックスの一例を示す図である。図6(A)および図6(B)に示す各描画モードにおいて、バウンディングボックス131は、下端が重ならないように配置される。このことにより、パスが曲線の場合にその曲率が大きくても、隣接する文字が重なって印刷されずに済む。
また、上記実施の形態において、パス文字列描画命令に、フォント種別およびフォントサイズが含まれないようにしてもよい。その場合、デフォルトの種別およびサイズのフォントが使用される。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、例えば、複合機に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示す装置により曲線のパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。
【図4】図1に示す装置により曲線のパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。
【図5】図1に示す装置によりパスに沿って印刷される文字列の一例を示す図である。
【図6】図1に示す装置によりパスに沿って配置されるバウンディングボックスの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
11 通信インタフェース(受信手段)
12 印刷部(印刷手段)
22 フォントマネージャ(描画データ生成手段の一部)
23 グラフィックマネージャ(描画データ生成手段の一部)
101,111,121 パス
102,112,122 文字列

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パス、パスに沿って描画される文字列、前記文字列のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する受信手段と、
前記命令に基づいて、指定された前記パスに対して、前記モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された前記文字列の各文字を、指定された前記フォントサイズで印刷するための前記描画データを生成する描画データ生成手段と、
前記描画データに従って文字列を印刷する印刷手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記描画データ生成手段は、指定された前記文字列を、指定された前記フォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さが前記パスの長さより短い場合、指定された前記文字列の一部または全部を繰り返して結合することにより、描画される文字列を生成し、生成した文字列についての前記描画データを生成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記描画データ生成手段は、指定された前記文字列を、指定された前記フォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さが前記パスの長さより長い場合、指定された前記文字列の一部を削除することにより、描画される文字列を生成し、生成した文字列についての前記描画データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記描画データ生成手段は、指定された前記文字列を、指定された前記フォントサイズで描画すると、描画される文字列の長さが前記パスの長さより長い場合、指定された前記フォントサイズより小さいフォントサイズで前記描画データを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記パスは、曲線であって、
前記描画データ生成手段は、前記文字列において隣接する2つの文字についてのバウンディングボックスが重ならないように、前記バウンディングボックスを配置し、前記文字列における文字を前記バウンディングボックス内にそれぞれ配置して前記描画データを生成すること、
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記命令は、PDLの構文で記述されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
コンピュータを、
パス、パスに沿って描画される文字列、前記文字列のフォントサイズおよびモード情報を含む命令を外部から受信する受信手段、
前記命令に基づいて、指定された前記パスに対して、前記モード情報により指定された位置および/または角度で、指定された前記文字列の各文字を、指定された前記フォントサイズで印刷するための前記描画データを生成する描画データ生成手段、並びに
前記描画データに従って文字列を印刷する印刷手段、
として機能させる画像形成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−291993(P2009−291993A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−146197(P2008−146197)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】