説明

画像形成装置及び画像形成システム

【課題】画像形成装置が備える機能の実施を適切に制限する画像形成システム及びその画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成システム300は、複合機1と端末装置200とを備える。複合機1は、時刻情報に基づく時刻が第2時刻に到達したと判断された場合に、機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、一部の機能を除く他の機能の実施を制限する第1機能制限部90eと、第2時刻から一部の機能のみが実施可能になること、又は第2時刻から一部の機能のみが実施可能であることを通知するよう情報出力部を制御する通知制御部90iと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置と、その画像形成装置との間で情報を送受信する端末装置とを備える画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成システムは、画像形成装置と、この画像形成装置との間で情報を送受信する端末装置とを備える。その画像形成装置は、画像形成機能を始めとする種々の機能を実施する複数の機能部に用いられている部品が消耗する等の理由から、一定期間毎に部品交換等のメンテナンスが行われることが一般的である。
【0003】
ところで、画像形成装置は、メンテナンスが行われている場合に、そのメンテナンスが行われている機能部に機能を実施させることができない。このため、画像形成装置には、1番目のジョブが終了した際に、2番目のジョブで使用される機能部が機能を実施することが可能か否かを判別して、2番目のジョブで使用される機能部が機能を実施することが可能である場合にその機能を実施させ、2番目のジョブで使用される機能部が機能を実施することが可能ではない場合に、2番目のジョブをスキップするものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−179788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、画像形成装置が有する機能を一時的に全て制限するものではないため、現在どの機能のメンテナンスが行われているかユーザが判別することができず、メンテナンスの状況にかかわらず機能を実行させるための要求を画像形成装置に対して出力する必要がある。
【0006】
本発明は、画像形成装置が備える機能の実施を適切に制限する画像形成システム及びその画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、複数の機能を実施する画像形成装置と、前記画像形成装置からの情報を受け付け可能であると共に、前記画像形成装置に対して情報を出力可能な1又は複数の端末装置とを備える画像形成システムであって、前記画像形成装置は、前記端末装置に対して情報を出力可能な情報出力部と、前記端末装置から出力された情報を受付可能な情報受付部と、前記端末装置から出力されて前記情報受付部によって受け付けられた、機能を実施することを要求する機能実施要求情報に対応する機能を含む複数の機能を実施する機能部と、時刻の計時を行うと共に計時した時刻を示す時刻情報を出力する計時部と、前記計時部から出力された前記時刻情報を受け付ける時刻情報受付部と、前記時刻情報受付部によって受け付けられた前記時刻情報に基づく時刻が第1時刻よりも第1時間前の第2時刻に到達したか否かを判断する第1時刻判断部と、前記第1時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第2時刻に到達したと判断された場合に、前記機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、前記一部の機能を除く他の機能の実施を制限する第1機能制限部と、を備える画像形成システムに関する。

【0008】
また、本発明は、複数の機能を実施する画像形成装置と、前記画像形成装置からの情報を受け付け可能であると共に、前記画像形成装置に対して情報を出力可能な1又は複数の端末装置とを備える画像形成システムに用いられる画像形成装置であって、前記端末装置に対して情報を出力可能な情報出力部と、前記端末装置から出力された情報を受付可能な情報受付部と、前記端末装置から出力されて前記情報受付部によって受け付けられた、機能を実施することを要求する機能実施要求情報に対応する機能を含む複数の機能を実施する機能部と、時刻の計時を行うと共に計時した時刻を示す時刻情報を出力する計時部と、前記計時部から出力された前記時刻情報を受け付ける時刻情報受付部と、前記時刻情報受付部によって受け付けられた前記時刻情報に基づく時刻が第1時刻よりも第1時間前の第2時刻に到達したか否かを判断する第1時刻判断部と、前記第1時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第2時刻に到達したと判断された場合に、前記機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、前記一部の機能を除く他の機能の実施を制限する第1機能制限部と、を備える画像形成装置に関する。
【0009】
また、画像形成装置は、前記第2時刻から前記一部の機能のみが実施可能になること、又は前記第2時刻から前記一部の機能のみが実施可能であることを通知するよう前記情報出力部を制御する通知制御部を備えることが好ましい。
【0010】
また、画像形成装置は、前記第2時刻から当該第2時刻よりも後であり且つ前記第1時刻よりも第2時間前の第3時刻までの間に前記一部の機能のうちいずれかの機能を選択するよう要求する選択要求情報を前記端末装置に出力するよう前記情報出力部を制御する出力制御部を備えることが好ましい。
【0011】
また、画像形成装置は、前記時刻情報に基づく時刻が前記第3時刻に到達したか否かを判断する第2時刻判断部と、前記第2時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第3時刻に到達したと判断された場合であって、前記第3時刻以降では、前記端末装置が受け付けた前記選択要求情報に基づいていずれかの機能が端末装置側において選択された結果を示す選択結果情報を前記情報受付部によって受け付けた場合に、前記選択結果情報を出力した端末装置について、前記一部の機能のうち選択結果情報に基づいて選択された選択機能を実施可能とし、前記一部の機能のうち前記選択機能を除く機能の実施を制限し、前記選択結果情報を出力していない端末装置について、前記一部の機能の全ての実施を制限する第2機能制限部と、を備えることが好ましい。
【0012】
また、画像形成装置は、前記機能部において機能が実施されているか否かを判断する機能実施判断部と、前記時刻情報に基づく時刻が、前記第3時刻よりも後であり且つ前記第1時刻よりも第3時間前の第4時刻に到達したか否かを判断する第3時刻判断部と、前記第3時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第4時刻に到達したと判断された場合であって、前記第4時刻において前記第2機能制限部によって実施可能とされた機能について前記機能部において当該機能の実施が継続されている場合には、当該機能の実施を継続し、前記第4時刻において前記第2機能制限部によって実施可能とされた機能について前記機能部において当該機能の実施が継続されていない場合には、前記機能部における機能の実施を制限する機能実施制御部と、を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、画像形成装置が備える機能の実施を適切に制限する画像形成システム及びその画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】画像形成システムの全体構成を説明するための図である。
【図2】画像形成装置の一実施形態に係る複合機の構成を説明するための図である。
【図3】複合機の機能構成を示すブロック図である。
【図4】画像形成システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の画像形成システム及び画像形成装置の一実施形態について説明する。図1は、画像形成システム300の全体構成を説明するための図である。図2は、画像形成装置の一実施形態に係る複合機1の構成を説明するための図である。
【0016】
図1に示すように、画像形成システム300は、画像形成装置の一例としての複合機1と、端末装置200とを備える。
端末装置200は、複合機1に種々の機能を実行させることが可能なものであり、例えば、パーソナルコンピュータ等により構成される。端末装置200は、ローカルエリアネットワークN等の通信ネットワークを介して複合機1との間で情報の送受信を行う。すなわち、端末装置200は、複合機1からの情報を受け付け可能であると共に、複合機1に対して情報を出力可能である。端末装置200は、画像を表示させることが可能な、例えば液晶ディスプレイ等の表示部201を備える。
【0017】
ここで、複合機1には、図1に示すように2台の端末装置200がローカルエリアネットワークNを介して接続されているが、この例に限定されることはない。すなわち、複合機1には、3台以上の端末装置200がローカルエリアネットワークNを介して接続されてもよく、1台の端末装置200がローカルエリアネットワークNを介して接続されてもよい。
【0018】
複合機1は、画像形成処理に関する複数の機能を実施する。ここで、複数の機能とは、例えば、プリンタ機能やコピー機能等のことである。複合機1は、図2に例示するように、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60とを備える。
原稿搬送部10は、ADF(Auto Document Feeder)であり、原稿載置部11と、第1送りローラ12と、ガイド13と、タイミングローラ対14と、原稿排出部15とを備える。第1送りローラ12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラ対14に供給する。タイミングローラ対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gを複合機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15における複合機本体2の外側には、原稿集積部16が形成される。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
【0019】
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aとを備える。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図2に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って形成され、原稿Gの画像を読み取る面となる。
【0020】
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28とを複合機本体2の内部に備える。照明部23と第1ミラー24とは、それぞれ副走査方向Xに移動する。第2ミラー25と第3ミラー26とは、図2において照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。さらに、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27とを介した第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動する。
【0021】
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、光路長を一定に保ちつつ、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
【0022】
用紙搬送部30は、第2送りローラ31と、第3送りローラ32と、レジストローラ対33と、用紙排出部34とを備える。第2送りローラ31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。第3送りローラ32は、手差しトレイ37に載置される用紙Tを転写部50に供給する。レジストローラ対33は、転写部50にトナー画像が形成されるタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラ対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tを複合機本体2の外部に排出する。
用紙排出部34における複合機本体2の外側には、排紙集積部35が形成される。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
【0023】
画像形成部40は、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラ47と、中間転写ベルト48と、対向ローラ49とを備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成するために、感光体又は像担持体として機能する。各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42と、レーザスキャナユニット43と、現像器44と、クリーニング部45とが配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザスキャナユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(図示せず)によって感光体ドラム41の表面が除電された後のその表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(図示せず)により接続されている。
【0024】
1次転写ローラ47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48における各感光体ドラム41a,41b,41c,41dとは反対側にそれぞれ配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過するベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dと各1次転写ローラ47a,47b,47c,47dとの間に挟み込まれ、各感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラ49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置され、中間転写ベルト48を図2に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラである。
【0025】
転写部50は、2次転写ローラ51を備える。2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48における対向ローラ49とは反対側に配置され、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラ49との間に挟みこむ。さらに、2次転写ローラ51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
【0026】
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62とを備える。加熱回転体61と加圧回転体62とは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで、トナーを溶融及び加圧し、そのトナーを用紙Tに定着させる。
【0027】
このような複合機1の筐体4には、開閉可能にされた蓋部4aが設けられている(図1参照)。蓋部4aが開状態になる場合には、画像形成部40や転写部50、定着部60等の内部装置が外部に露出するため、複合機1のメンテナンスを行う作業者は、画像形成部40や転写部50等のメンテナンスを行うことが可能になる。
【0028】
次に、複合機1の機能構成について説明する。図3は、複合機1の機能構成を示すブロック図である。
複合機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60によりエンジン部3が構成される。さらに、複合機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90と、インターフェース部100と、計時部110とを備える。なお、図2を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
【0029】
操作部70は、テンキー(図示せず)、タッチパネル(図示せず)及びスタートキー(図示せず)等を備える。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。タッチパネルは、種々の機能(一例として、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能(2in1等))が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネルに表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかを複合機1に実行させるために操作される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されることにより、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
【0030】
記憶部80は、例えば、複合機1のメンテナンス等を行う日時(第1時刻)を示す第1時刻情報、第1時刻よりも第1時間前の第2時刻を設定させるための第1時間を示す第1時間情報、第2時刻よりも後であり且つ第1時刻よりも第2時間前の第3時刻を設定させるための第2時間を示す第2時間情報、及び、第3時刻よりも後であり且つ第1時刻よりも第3時間前の第4時刻を設定させるための第3時間を示す第3時間情報を記憶する。また、記憶部80は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データや、インターフェース部100を介して端末装置200から供給された画像データを記憶する。また、記憶部80は、複合機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。このような記憶部80は、ハードディスク又は半導体メモリ等により構成される。
【0031】
インターフェース部(通信部)100は、ローカルエリアネットワークNを介して端末装置200と情報の送受信を行うために通信ケーブルが接続される(図1参照)。そのインターフェース部100は、情報受付部101と、情報出力部102とを備える。情報受付部101は、端末装置200から出力された情報を受付可能である。情報出力部102は、端末装置200に対して情報を出力可能である。
【0032】
計時部110は、時刻の計時を行うと共に計時した時刻を示す時刻情報を出力する。具体例としては、計時部110は、リアルタイムクロック等から構成され、時刻の計時を連続して行う。さらに、計時部110は、計時した時刻を時刻情報として時刻情報受付部91に所定間隔で連続して出力する。
【0033】
制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、エンジン部3及び操作部70等を制御する。
なお、制御部90は、エンジン部3及び記憶部80等と共に、複数の機能部のうちの1つを構成する。機能部は、端末装置200から出力されて情報受付部101によって受け付けられた、機能を実施することを要求する機能実施要求情報に対応する機能を含む複数の機能を実施する。すなわち、各機能部は、端末装置200から出力された機能実施要求情報に基づく機能、又は、複合機1内において生成された要求に基づく機能を実行する。ここで、機能実施要求情報に基づいて実施される機能は、例えば、端末装置200から出力された画像データを印刷する機能である。また、複合機1内において生成された要求に基づいて実施される機能は、例えば、原稿Gをコピーする機能である。
【0034】
また、制御部90は、時刻情報受付部90aと、第1時刻判断部90b、第2時刻判断部90cと、第3時刻判断部90dと、第1機能制限部90eと、第2機能制限部90fと、機能実施判断部90gと、機能実施制御部90hと、通知制御部90iと、出力制御部90kとを備える。
時刻情報受付部90aは、計時部110から出力された時刻情報の制御部90への入力を受け付ける。
【0035】
第1時刻判断部90bは、時刻情報受付部90aによって受け付けられた時刻情報に基づく時刻が第1時刻よりも第1時間前の第2時刻に到達したか否かを判断する。第1時刻は、例えば、複合機1のメンテナンスを開始する時刻のことである。第1時刻は、複合機1のメンテナンスを行う作業者等によって設定される。第1時間は、複合機1のメンテナンスを行う作業者等によって適宜設定される。
【0036】
第1機能制限部90eは、第1時刻判断部90bによって時刻情報に基づく時刻が第2時刻に到達したと判断された場合に、機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、一部の機能を除く他の機能の実施を制限する。
【0037】
すなわち、第1機能制限部90eは、端末装置200から出力された機能実施要求情報に基づいて実施する複数の機能のうち、一部の機能のみを実施可能にする。実施可能にされる機能は、適宜設定される。例えば、実施可能にされる機能は、時刻が第1時刻に到達するまでに機能の実施が終了する可能性があるもの(短時間で機能の実施が終了するもの)として設定されている機能であればよい。また、第1機能制限部90eは、例えば、情報受付部101によって受け付けた機能実施要求情報に基づいて機能部において実施される機能と、実施が制限されるものとして予め設定されている機能とを比較し、両者の機能が一致する場合には、機能実施要求情報を機能部に出力しないようにすることにより、機能の実施を制限する。
なお、端末装置200から出力された機能実施要求情報に基づかないで実施される機能(例えば、コピー機能等)については、第1時刻までに実施が制限される。
【0038】
通知制御部90iは、第2時刻から一部の機能のみが実施可能になること、又は第2時刻から一部の機能のみが実施可能であることを通知するよう情報出力部102を制御する。すなわち、通知制御部90iは、時刻が第2時刻に到達する前に、第2時刻になると一部の機能のみが実施可能になることについての通知を行い、又は、時刻が第2時刻に到達した後に、一部の機能のみが実施可能になったことについての通知を行う。
【0039】
出力制御部90kは、第2時刻からこの第2時刻よりも後であり且つ第1時刻よりも第2時間前の第3時刻までの間に一部の機能のうちいずれかの機能を選択するよう要求する選択要求情報を端末装置200に出力するよう情報出力部102を制御する。すなわち、出力制御部90kは、端末装置200から出力された機能実施要求情報に基づいて実施する複数の機能のうちの一部の機能の中から、1又は複数の機能を第3時刻までに端末装置200側において選択するよう要求する選択要求情報を情報出力部102によって端末装置200に出力させる。ここで、第2時間は、適宜設定される。
【0040】
第2時刻判断部90cは、時刻情報に基づく時刻が第3時刻に到達したか否かを判断する。
第2機能制限部90fは、第2時刻判断部90cによって時刻情報に基づく時刻が第3時刻に到達したと判断された場合、第3時刻以降では、次のような機能の実施の制限を行う。第2機能制限部90fは、端末装置200が受け付けた選択要求情報に基づいていずれかの機能が端末装置200側において選択された結果を示す選択結果情報を情報受付部101によって受け付けた場合に、選択結果情報を出力した端末装置200について、一部の機能のうち選択結果情報に基づいて選択された選択機能を実施可能とし、一部の機能のうち選択機能を除く機能の実施を制限する。また、第2機能制限部90fは、選択結果情報を出力していない端末装置200について、一部の機能の全ての実施を制限する。
【0041】
すなわち、第2機能制限部90fは、端末装置200から選択結果情報を受け付けている場合には、第3時刻以降では、その端末装置200側において選択要求情報に基づいて選択された選択機能を実施可能とし、選択機能を除いた機能の実施を制限する。一方、第2機能制限部90fは、端末装置200から選択結果情報を受け付けていない場合には、第3時刻以降では、その端末装置200から機能実施要求情報を情報受付部101によって受け付けたときでも、その機能実施要求情報に基づく機能を含む全ての機能の実施を制限する。第2機能制限部90fは、例えば、情報受付部101によって受け付けた機能実施要求情報に基づいて機能部において実施される機能と、実施が制限されるものとして設定されている機能とを比較し、両者の機能が一致する場合には、機能実施要求情報を機能部に出力しないようにすることにより、機能の実施を制限する。
【0042】
機能実施判断部90gは、機能部において機能が実施されているか否かを判断する。例えば、機能実施判断部90gは、所定時間の間、機能部が機能を実施しているか否かに基づいて、機能の実施について判断する。
第3時刻判断部90dは、時刻情報に基づく時刻が、第3時刻よりも後であり且つ第1時刻よりも第3時間前の第4時刻に到達したか否かを判断する。第3時間は、適宜設定される。
【0043】
機能実施制御部90hは、第3時刻判断部90dによって時刻情報に基づく時刻が第4時刻に到達したと判断された場合であって、第4時刻において第2機能制限部90fによって実施可能とされた機能について機能部において当該機能の実施が継続されている場合には、当該機能の実施を継続する。一方、機能実施制御部90hは、第4時刻において第2機能制限部90fによって実施可能とされた機能について機能部において当該機能の実施が継続されていない場合には、機能部における機能の実施を制限する。
【0044】
すなわち、機能実施制御部90hは、時刻が第4時刻に到達する前から機能部において機能が実施され、時刻が第4時刻に到達したときに機能部においてその機能が継続して実施されている場合(例えば、第3時刻以後第4時刻以前に機能の実施を開始した場合)には、第4時刻を経過した後でも機能部においてその機能を継続して実施することができるように機能部を制御する。一方、機能実施制御部90hは、時刻が第4時刻に到達したときに機能部において機能が実施されていない場合には、機能部が機能を実施することがないように機能の実施を制限する。機能実施制御部90hは、例えば、情報受付部101によって受け付けた機能実施要求情報に基づいて機能部において実施される機能と、実施が制限されるものとして設定されている機能とを比較し、両者の機能が一致する場合には、機能実施要求情報を機能部に出力しないようにすることにより、機能の実施を制限する。
【0045】
次に、画像形成システム300の動作について説明する。図4は、画像形成システム300の動作について説明するためのフローチャートである。
【0046】
ステップST1において、計時部110は、時刻を計時して、時刻を示す時刻情報を所定間隔で連続して出力する。
【0047】
ステップST2において、第1時刻判断部90bは、時刻情報受付部90aによって受け付けた時刻情報に基づく時刻が第2時刻に到達したか否かを判断する。時刻が第2時刻に到達していない場合(No)には、第1時刻判断部90bは、ステップST2の判断を再度行う。時刻が第2時刻に到達している場合(Yes)には、処理は、ステップST3に進む。
【0048】
ステップST3において、第1機能制限部90eは、機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能のみを実施可能とし、その一部の機能を除く他の機能の実施を制限する。
【0049】
ステップST4において、通知制御部90iは、第2時刻から一部の機能のみが実施可能になること、又は第2時刻から一部の機能のみが実施可能になっていることを通知する。
【0050】
ステップST5において、出力制御部90kは、端末装置200から出力された機能実施要求情報に基づいて実施する複数の機能のうちの一部の機能の中から1又は複数の機能を第3時刻までに端末装置200側において選択するよう要求する選択要求情報を情報出力部102によって端末装置200に出力させる。
【0051】
ステップST6において、第2時刻判断部90cは、時刻情報受付部90aによって受け付けた時刻情報に基づく時刻が第3時刻に到達したか否かを判断する。時刻が第3時刻に到達していない場合(No)には、第2時刻判断部90cは、ステップST6の判断を再度行う。時刻が第3時刻に到達している場合(Yes)には、処理は、ステップST7に進む。
【0052】
ステップST7において、第2機能制限部90fは、時刻情報に基づく時刻が第3時刻に到達するまでに、情報受付部101によって選択結果情報を受け付けたか否かを判断する。第3時刻までに情報受付部101が選択結果情報を受け付けていない場合(No)には、処理は、ステップST8に進む。第3時刻までに情報受付部101が選択結果情報を受け付けている場合(Yes)には、処理は、ステップST9に進む。
【0053】
ステップST8において、第2機能制限部90fは、機能部において実施される全ての機能の実施を制限する。すなわち、第2機能制限部90fは、ステップST3にて実施を制限した機能に加えて、端末装置200からの機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうちの一部の機能の実施を制限する。
【0054】
ステップST9において、第2機能制限部90fは、情報出力部102によって送信された選択要求情報に基づいて、端末装置200側において選択された選択機能を実施可能とし、選択機能を除いた機能の実施を制限する。
【0055】
ステップST10において、第3時刻判断部90dは、時刻情報受付部90aによって受け付けた時刻情報に基づく時刻が第4時刻に到達したか否かを判断する。時刻が第4時刻に到達していない場合(No)には、第3時刻判断部90dは、ステップST10の判断を再度行う。時刻が第4時刻に到達している場合(Yes)には、処理は、ステップST11に進む。
【0056】
ステップST11において、機能実施判断部90gは、第4時刻において機能部による機能の実施が継続されているか否かを判断する。すなわち、機能実施判断部90gは、第4時刻において機能部が機能を実施しているか否かを判断する。第4時刻において機能の実施が継続されていない場合(No)には、処理は、ステップST12に進む。第4時刻において機能の実施が継続されている場合(Yes)には、処理は、ステップST13に進む。
【0057】
ステップST12において、機能実施制御部90hは、ステップST9にて実施可能に設定された選択機能について実施を制限する。
【0058】
ステップST13において、機能実施制御部90hは、時刻が第4時刻に到達する前から機能部において実施され、且つ、時刻が第4時刻に到達したときにおいても機能部において継続して実施されている機能について、第4時刻を経過した後でも機能部において継続して実施するように機能部を制御する。
【0059】
ステップST13の処理が行われた後には、時刻が第1時刻に到達する前に、制御部90は、端末装置200に対して、複合機1のメンテナンスが行われるため機能部における機能の実施を取り消すように促す情報を情報出力部102によって出力させるよう制御することが可能である。上記の情報が端末装置200によって受け付けられた場合には、端末装置200は、上記の情報に基づく、機能の実施を取り消すようユーザに対して促す通知内容を表示部201に表示させる。これにより、端末装置200のユーザは、機能部において実施されている機能を取り消す操作を端末装置200に対して行う。端末装置200は、取り消し操作を受け付けた場合、機能部において実施されている機能を取り消すための機能取消情報を複合機1に対して出力する。複合機1の制御部90は、情報受付部101によって受け付けた機能取消情報に基づいて、機能の実施を取り消すよう機能部を制御する。そして、機能部が機能の実施を取り消した後には、作業者が複合機1のメンテナンスを開始することが可能になる。
【0060】
以上説明したように、本実施形態の画像形成システム300(複合機1)によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、画像形成システム300(複合機1)は、第1時刻判断部90bによって時刻情報に基づく時刻が第2時刻に到達したと判断された場合に、第1機能制限部90eによって、機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、一部の機能を除く他の機能の実施を制限するので、複合機1が実施可能な機能の数を減少させることができる。制限された機能を実施する機能部は、例えば、メンテナンスの準備が行われることが可能になる。
【0061】
また、画像形成システム300は、第2時刻から第3時刻までの間に一部の機能のうちいずれかの機能を選択するよう要求する選択要求情報を複合機1から端末装置200に出力するので、端末装置200のユーザが機能部に実施させることを希望する機能を選択させることができる。また、端末装置200のユーザは、機能部に実施させることが可能な機能が何であるのか知ることができる。
【0062】
また、画像形成システム300は、端末装置200からの選択結果情報を複合機1が受け付けた場合に、その端末装置200が出力した機能実施要求情報に基づいて選択機能を実施可能とし、選択機能を除く機能の実施を制限する一方、端末装置200から選択結果情報を複合機1が受け付けていない場合に、その端末装置200が機能実施要求情報を出力したときでも一部の機能の全ての実施を制限するので、複合機1が実施可能な機能の数を減少させることができる。制限された機能を実施する機能部は、例えば、メンテナンスの準備が行われることが可能になる。
【0063】
また、画像形成システム300は、時刻が第4時刻に到達したときに機能部において機能が実施されている場合には、第4時刻以後でもその機能の実施を継続させる一方、時刻が第4時刻に到達したときに機能部において機能が実施されていない場合には、機能部における機能の実施を制限するので、複合機1が実施可能な機能の数を減少させることができる。制限された機能を実施する機能部は、例えば、メンテナンスの準備が行われることが可能になる。
【0064】
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
すなわち、本実施形態の複合機1は、カラー複合機であるが、この形態に限定されることはなく、モノクロ複合機であってもよい。
また、本実施形態の複合機1は、中間転写ベルト48を介して用紙Tにトナー画像を転写している(間接転写方式)が、この形態に限定されることはなく、感光体ドラムに形成されたトナー画像を直接に用紙Tに転写してもよい(直接転写方式)。
また、本実施形態の複合機1は、用紙Tの片面を印刷する構成であるが、これに限定されることはなく、用紙の両面を印刷する構成であってもよい。
【0065】
また、本発明の画像形成装置によってトナー画像が定着される被画像形成媒体は用紙Tに限定されることはなく、例えば、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シート等のフィルムシートであってもよい。
【符号の説明】
【0066】
1…複合機(画像形成装置)、90a…時刻情報受付部、90b…第1時刻判断部、90c…第2時刻判断部、90d…第3時刻判断部、90e…第1機能制限部、90f…第2機能制限部、90g…機能実施判断部、90h…機能実施制御部、90i…通知制御部、90k…出力制御部、101…情報受付部、102…情報出力部、110…計時部、200…端末装置、300…画像形成システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機能を実施する画像形成装置と、前記画像形成装置からの情報を受け付け可能であると共に、前記画像形成装置に対して情報を出力可能な1又は複数の端末装置とを備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記端末装置に対して情報を出力可能な情報出力部と、
前記端末装置から出力された情報を受付可能な情報受付部と、
前記端末装置から出力されて前記情報受付部によって受け付けられた、機能を実施することを要求する機能実施要求情報に対応する機能を含む複数の機能を実施する機能部と、
時刻の計時を行うと共に計時した時刻を示す時刻情報を出力する計時部と、
前記計時部から出力された前記時刻情報を受け付ける時刻情報受付部と、
前記時刻情報受付部によって受け付けられた前記時刻情報に基づく時刻が第1時刻よりも第1時間前の第2時刻に到達したか否かを判断する第1時刻判断部と、
前記第1時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第2時刻に到達したと判断された場合に、前記機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、前記一部の機能を除く他の機能の実施を制限する第1機能制限部と、
を備える画像形成システム。
【請求項2】
複数の機能を実施する画像形成装置と、前記画像形成装置からの情報を受け付け可能であると共に、前記画像形成装置に対して情報を出力可能な1又は複数の端末装置とを備える画像形成システムに用いられる画像形成装置であって、
前記端末装置に対して情報を出力可能な情報出力部と、
前記端末装置から出力された情報を受付可能な情報受付部と、
前記端末装置から出力されて前記情報受付部によって受け付けられた、機能を実施することを要求する機能実施要求情報に対応する機能を含む複数の機能を実施する機能部と、
時刻の計時を行うと共に計時した時刻を示す時刻情報を出力する計時部と、
前記計時部から出力された前記時刻情報を受け付ける時刻情報受付部と、
前記時刻情報受付部によって受け付けられた前記時刻情報に基づく時刻が第1時刻よりも第1時間前の第2時刻に到達したか否かを判断する第1時刻判断部と、
前記第1時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第2時刻に到達したと判断された場合に、前記機能実施要求情報に基づいて実施される複数の機能のうち一部の機能を実施可能とすると共に、前記一部の機能を除く他の機能の実施を制限する第1機能制限部と、
を備える画像形成装置。
【請求項3】
前記第2時刻から前記一部の機能のみが実施可能になること、又は前記第2時刻から前記一部の機能のみが実施可能であることを通知するよう前記情報出力部を制御する通知制御部を備える
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2時刻から当該第2時刻よりも後であり且つ前記第1時刻よりも第2時間前の第3時刻までの間に前記一部の機能のうちいずれかの機能を選択するよう要求する選択要求情報を前記端末装置に出力するよう前記情報出力部を制御する出力制御部を備える
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記時刻情報に基づく時刻が前記第3時刻に到達したか否かを判断する第2時刻判断部と、
前記第2時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第3時刻に到達したと判断された場合であって、前記第3時刻以降では、
前記端末装置が受け付けた前記選択要求情報に基づいていずれかの機能が端末装置側において選択された結果を示す選択結果情報を前記情報受付部によって受け付けた場合に、前記選択結果情報を出力した端末装置について、前記一部の機能のうち選択結果情報に基づいて選択された選択機能を実施可能とし、前記一部の機能のうち前記選択機能を除く機能の実施を制限し、
前記選択結果情報を出力していない端末装置について、前記一部の機能の全ての実施を制限する第2機能制限部と、
を備える請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記機能部において機能が実施されているか否かを判断する機能実施判断部と、
前記時刻情報に基づく時刻が、前記第3時刻よりも後であり且つ前記第1時刻よりも第3時間前の第4時刻に到達したか否かを判断する第3時刻判断部と、
前記第3時刻判断部によって前記時刻情報に基づく時刻が前記第4時刻に到達したと判断された場合であって、前記第4時刻において前記第2機能制限部によって実施可能とされた機能について前記機能部において当該機能の実施が継続されている場合には、当該機能の実施を継続し、前記第4時刻において前記第2機能制限部によって実施可能とされた機能について前記機能部において当該機能の実施が継続されていない場合には、前記機能部における機能の実施を制限する機能実施制御部と、
を備える請求項5に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−32973(P2012−32973A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−171356(P2010−171356)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】