説明

画像形成装置

【課題】個人情報等、特定の情報が不要に多量印刷されることを防ぐことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】コピー機3は、スキャナ31が取り込んだ画像が、出力部数が制限されている画像かどうかを、この画像と記憶部8内の基本画像情報と基本画像情報とを比較することによって判定することのできる画像判定部72と、設定されている出力部数が制限値を超えるかどうかを判定する部数判定部74と、画像判定部72および部数判定部74の判定結果から、出力部数が制限されている画像情報が制限値を超える場合には使用者に警告画面を表示することができる表示部62を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、特に、原稿内容によって印刷部数を制限することのできるコピー機等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の情報網の発達により、情報の管理の重要性、特に情報の漏洩の防止の重要性がますます高まっている。そこで、情報を厳密に管理するために、情報の機密度に応じて、原稿の複写、FAX送信等の処理を制限する機構が考案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、原稿に、セキュリティレベルを表す識別情報を記録したバーコードまたはRFIDを付すと共に、セキュリティレベルに応じて、ドキュメントに対して許可される操作(複写、印刷、ファックス送信等のオペレーション)を規定する技術が記載されている。特許文献1に記載の画像形成装置は、この識別情報を認識し、管理責任者の許可を得る等の要件を満たしていないときには、この原稿についてのデータ処理を行うことができないことを通知する。
【特許文献1】特開2004−152260号公報(2004年5月27日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、次のような問題があった。
【0005】
個人情報等の機密情報は、通常、多量に印刷されることはない。しかし、上記従来の画像形成装置では、印刷部数を多量(例えば100枚)に設定して1つ目の原稿を印刷した後で、設定部数を変えずに2つ目の原稿を印刷してしまうことがある。また、このように前回のJOB設定が残っていた場合だけでなく、部数設定時に誤った数値を入力してしまうこともある。このように、部数設定を誤った結果、不要な印刷物が多量に生じてしまうことあった。
【0006】
また、機密情報を含む不要な印刷物が、このように多量に生じてしまった場合、情報漏洩を防ぐためには、シュレッダーにかけるなどして破棄しなければならず、手間がかかってしまう。
【0007】
本発明は、上記従来の問題に鑑みたものであり、その目的は、個人情報等、特定の情報が不要に多量印刷されることを防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像情報を画像として記録媒体上に出力する画像形成部と、上記画像形成部に、一つの画像情報を出力する回数を指示する出力回数指示部と、上記出力回数指示部が指示する出力回数が、制限値を超えるか否かを判定する出力回数判定部と、上記画像情報に基準画像情報が含まれるか否かを判定する画像判定部と、上記画像判定部が上記画像情報に上記基準画像情報が含まれると判定し、かつ、上記出力回数判定部が、上記出力回数が制限値を超えると判定したとき、警告を表示する表示部と、を備える。
【0009】
上記構成によると、基準画像情報を含む画像情報の出力回数が、予め設定されている制限値を超えるときに、使用者に注意を促すことができる。こうして、上記画像形成装置は、出力する画像情報に対する出力回数の適否を使用者に確認させることができる。それゆえ、本発明の画像形成装置によると、誤って画像情報を不要な回数出力してしまうことが起こりにくくなる。
【0010】
また、請求項2の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、画像情報の出力を実行するようにとの実行指示を使用者から受け付ける受付部と、上記画像形成部が上記画像情報の出力を実行するか否かを制御する画像形成制御部と、を備え、上記画像形成制御部は、上記画像判定部が上記画像情報に上記基準画像情報が含まれると判定し、かつ、上記出力回数判定部が上記回数が制限値を超えると判定した後、上記受付部が上記実行指示を受け付けるまでは上記画像形成部に出力を実行させず、上記受付部が上記実行指示を受け付けたときに上記画像形成部に出力を実行させる。
【0011】
上記構成によると、上記受付部が使用者からの実行指示を受け付けるまで、画像形成が実行されない。それゆえ、誤って画像情報を不要な回数出力してしまうことが、さらに起こりにくくなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の画像形成装置は、画像形成部と、上記画像形成部に、一つの画像情報を出力する回数を指示する出力回数指示部と、上記出力回数指示部が指示する出力回数が、制限値を超えるか否かを判定する出力回数判定部と、上記画像情報に基準画像情報が含まれるか否かを判定する画像判定部と、上記画像判定部が上記画像情報に上記基準画像情報が含まれると判定し、かつ、上記出力回数判定部が上記出力回数が制限値を超えると判定したとき、警告を表示する表示部と、を備える。
【0013】
それゆえ、基準画像情報を含む画像情報の出力回数が予め設定されている制限値を超えるときに、使用者に注意を促し、出力する画像情報に対する出力回数の適否を使用者に確認させることができる。それゆえ、本発明の画像形成装置によると、誤って画像情報を不要な回数出力してしまうことが起こりにくくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の画像形成装置の実施の一形態として、以下にコピー機を例に説明する。
【0015】
まず、本実施形態のコピー機の概要について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のコピー機1の斜視図である。図1に示すように、コピー機1は、載置台2、画像処理装置3、給紙部4、排紙部5、およびパネル6を備える。なお、コピー機1は、ネットワークを介してPC等に通信可能に接続されている。
【0016】
載置台2は、コピーする原稿を載置するための部材である。画像処理装置3は、この載置台2上の原稿に記録された画像情報を読み取ると共に、読み取った画像情報に基づいて、給紙部4内に収容された用紙(記録媒体)上にこの画像を印刷することで、原稿を複写する。画像が印刷された用紙は、排紙部5に排出される。なお、本実施形態において、画像情報は文字を含んでもよい。
【0017】
パネル6は、図示しないキー群および液晶パネルを備えている。キー群は、スタートキーおよびテンキー等を備えている。液晶パネルは、画像形成および通信に関する種々の情報を表示することができる。また、液晶パネルは、操作画面を表示することができるタッチパネル式の液晶パネルである。この操作画面には、必要に応じて、複数の入力ボタンおよびタグ等が表示される。使用者は、この操作画面に触れることで入力操作を行うことができる。
【0018】
次に、図2を参照して、コピー機1についてより詳細に説明する。
【0019】
画像処理装置3は、スキャナ31、画像形成部32、通信部33、および制御部7を備える。
【0020】
また、以下では、パネル6内で、キー群、および液晶パネル中に表示される入力ボタン等、使用者からの指示を受け付けることのできる部分を受付部61、液晶パネル中で、使用者に向けて種々の情報を表示する部分を表示部62と称する。
【0021】
スキャナ31は、図示しない光学系によって上記載置台2上の原稿を読み取ることで、画像情報を取得する。この画像情報(読取画像情報と称する)は、制御部7に送られる。スキャナ31と制御部7との間には、スキャナ31が取得した画像情報を一旦保存する保存部(図示せず)が設けられていてもよい。
【0022】
画像形成部32は、スキャナ31が取得した読取画像情報を制御部7を介して受け取り、この読取画像情報を用紙上に印刷する。画像形成部32には、従来の画像形成装置の構成を適用することができる。具体的は、画像形成部32は、感光体ドラム、レーザ光源、帯電装置、現像装置、転写装置、および定着装置を備える。画像形成時には、帯電装置が感光体ドラム上を一様に帯電させると共に、レーザ光源が感光体ドラム上にレーザ光を照射することで、読取画像情報に基づいた静電潜像が形成される。次いで、現像装置が感光体ドラム上の静電潜像をトナーによって現像する。転写装置は現像された画像を感光体ドラムから用紙上に転写し、定着装置が転写された画像を用紙上に定着させる。こうして、用紙上への画像情報の出力は完了する。
【0023】
通信部33は、コピー機1に接続されたPCとの間で各種情報の送受信を行うものである。
【0024】
制御部7は、スキャナ31、通信部33、パネル6、画像形成部32に接続されており、コピー機1の各部材の動作を制御する。制御部7は、画像形成制御部71、画像判定部72、部数記憶部73、部数判定部74、表示制御部75を備える。
【0025】
画像形成制御部71は、画像形成部32に、スキャナ31からの読取画像情報および部数記憶部73からの部数情報に基づく画像形成動作を実行させる。
【0026】
画像判定部72は、画像認識およびOCR等を備えており、コピー機1外のPC等の記憶部8に記憶された基準画像情報を、通信部33を介して受け取る。そして、この基準画像情報とスキャナ31からの読取画像情報とを比較し、読取画像情報に基準画像情報が含まれるか否かを判定する。
【0027】
基準画像情報とは、任意に設定可能な情報であり、特に限定されるものではない。基準画像情報としては、例えば、多量に印刷されることが望ましくない情報を含む画像、すなわち、機密情報または個人情報等を含む画像を、他の画像と区別することができる文字列および図面等が挙げられる。基準画像情報は、スキャナ等で読み込んだものであってもよい。
【0028】
例えば、基準画像情報として、運転免許証等の資格免許証、パスポート、保険証等、個人を特定する情報が記載されたいわゆる身分証明書、および診察カルテ等の書類のフォーム、これらの身分証明書および書類等に含まれる文字列、並びに、氏名および住所等の文字列などが挙げられる。
【0029】
具体的は、運転免許証を始めとして、公的機関が発行する身分証明書は、記載される単語、文字の配置、写真の位置、写真の大きさ等、形式が定められている。そのため、これらの形式についての情報を、基準画像情報として記憶部8に格納しておけばよい。また、企業内においては、顧客名または顧客住所等、頻繁に使用するものの、通常では多量の印刷は必要ない文字列等を基準画像情報とされる場合もある。もちろん、使用者が任意に設定した文字列等の画像情報を基準情報とすることもできる。
【0030】
部数記憶部73は、受付部61が受け付けた印刷部数(出力回数)についての情報、すなわち部数情報を、上述の画像形成制御部71に出力する。こうして、部数記憶部73は、受付部61が受け付けた部数を画像形成部32に印刷させる。部数記憶部73は、部数情報を保存することができ、一旦受付部61から部数情報が入力されると、この部数情報をクリアして初期設定値に戻すか、新たな部数情報が受付部61から入力されるまで、同一の部数を画像形成部32に印刷させることができる。
【0031】
部数判定部74は、部数記憶部73に入力された部数情報が、予め設定された制限部数(制限値)を超えるか否かを判定する。
【0032】
なお、制限部数とは、特に限定されるものではなく、上述の基準画像情報の機密性の高さ、印刷頻度、通常必要とされる印刷部数等に応じて、任意に設定することができる。例えば、機密性が高く、印刷頻度が低く、通常の印刷部数が少ないほど、制限部数を小さくすることが好ましい。
【0033】
また、制限部数は、基準画像情報と同じく記憶部8に格納されていてもよい。この場合、制限部数は、記憶部8から通信部33を介して部数判定部74に送られる。
【0034】
また、制限部数を超えるか否かを判定するとは、前回の画像形成時に設定された部数がクリアされ、設定部数が初期設定値に戻っているか否かを判定することであってもよい。この場合、部数判定部74は、設定部数が初期設定値に戻っていれば、出力部数が制限部数以下であるとみなし、初期設定値と異なっていれば出力部数が制限部数を超えるとみなす。
【0035】
表示制御部75は、画像判定部72および部数判定部74の判定結果に基づいて、表示部62に種々の情報を表示させることができる。
【0036】
次に、図3を参照して、上記コピー機1が原稿をコピーする一連の処理について説明する。
【0037】
載置台2上に原稿が載置されることで、一連の画像処理動作が開始される。まず、スキャナが原稿上の画像を読み取り、読取画像情報を取得する(S1)。
【0038】
そして、部数判定部74が、部数記憶部73に保存されている部数が制限部数を超えるか否かを判定する(S2)。部数判定部74がこの部数が制限部数以下であると判定すると(S2でNo)、画像形成制御部71が、部数判定部74の判定結果、および読取画像情報に基づいて、画像形成部32に画像形成を実行させる(S3)。なお、本実施形態では、基準画像情報によらず制限部数は一定であるとする。
【0039】
一方、部数判定部74が、上記部数が制限部数を超えると判定すると(S2でYes)、画像判定部72が、読取画像情報が基準画像情報を含むか否かを判定する(S4)。
【0040】
画像判定部72が、読取画像情報に基準画像情報が含まれるか否かを判定した場合(S4でYes)、その判定結果を受けた表示制御部75が、表示部62に使用者の注意を促す警告画面を表示する(S5)。また本実施の形態では、警告と共に、部数設定画面を表示する。
【0041】
ステップS5で表示部62が表示する警告として、画像判定部72が読取画像情報に個人情報が含まれると判断した場合は、“個人情報が含まれていますが、このままの(現在設定されている)出力部数でよろしいですか?”等、使用者に印刷内容と部数とが適切かどうかを確認させるものであればよい。また、コピー機1は、画像として表示する以外に、警告音等で使用者に知らせる構成であってもよい。
【0042】
一方、画像判定部72が、読取画像情報に基準画像情報が含まれないと判断すると(S4でNo)、画像形成制御部71が、画像形成部32に画像形成を実行させる(S3)。
【0043】
次に、受付部61が出力部数の変更を受け付ける(S6でYes)と、部数記憶部73の出力部数が新たに設定される(S7)。
【0044】
その後、出力実行の指示を使用者から受け付けると(S8でYes)、画像形成が実行される(S3)。
【0045】
一方、受付部61が出力部数の変更を受け付けず(S6でNo)、出力実行の指示を受け付けると(S8でYes)、そのままの部数で画像形成を実行することができる。
【0046】
また、受付部61が、出力部数の変更および出力実行のどちらの指示も受け付けず(S6およびS8でNo)、出力中止の指示を受け付けた場合(S9でYes)、画像形成は中止され、処理は終了する。
【0047】
一方、受付部61が、出力部数の変更および出力実行のどちらの指示も受け付けず(S6およびS8でNo)、出力中止の指示も受け付けない(S9でNo)と、ステップS6に戻って上述の処理を再度行う。
【0048】
このように、本実施形態のコピー機は、使用者に注意を促すことによって、個人情報等の画像を不要に多量に印刷することを防ぐことができる。また、このような画像であっても、必要に応じて印刷部数を変更することもできる。
【0049】
本実施形態のコピー機は、旅行会社、病院、および銀行等、個人情報を扱う機会の多い職場において好適に利用される。また、職務内容によって扱う情報の種類は異なるが、本実施形態のコピー機は、職務内容に合わせた基本画像情報を記憶部8内に保存可能なので、各職場で最適なデータベースを作成可能である。
【0050】
〔実施形態2〕
本発明の第二の実施形態は、画像処理において、ステップS2とステップS4とを実行する順序を入れ替えた以外は、実施形態1とほぼ同一である(図4)。また、図2の記憶部8には、複数の基準画像情報が記憶されており、それぞれに対応する制限部数が記憶されている。
【0051】
なお、本実施形態のコピー機では、図2の画像判定部72が、その判定結果によって、部数判定部74が動作するか否かを制御するようになっており、かつ、通信部33は、この判定結果に応じて、記憶部8から対応する制限部数を読み出し、部数判定部74に入力するようになっている。
【0052】
情報の種類毎に、通常許容される印刷部数が異なることがある。そのような場合、第二の実施形態によれば、例えば運転免許証および保険証等、複数種類のフォームの種類に応じて警告表示および部数確認を行う部数を異ならせることができる。
【0053】
以上に述べた実施形態1・2では、画像形成装置としてコピー機を例に説明したが、本発明の画像形成装置は、これに限らず、PCと接続され、その内部の情報を印刷するプリンタとして実施することもできる。この場合、印刷すべき画像情報は、スキャナ31で読み取られるのではなく、PC内に保存された画像または文字等の画像情報であってもよい。
【0054】
また、以上に述べた実施形態1・2では、表示部62、受付部61、および制御部7内の各部材が、コピー機内に設けられていたが、これらの部材の一部または全部がコピー機またはプリンタとは別体に設けられてもよい。例えば、制御部7はコピー機またはプリンタに接続されたPC内に設けられてもよいし、パネル6は、このPCに接続されたディスプレイおよび入力装置であってもよい。
【0055】
また、以上に述べた実施形態1・2において、画像処理装置3の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成されても、DSP、CPU、MPU等の情報処理装置を用い、ソフトウェアによって実現されてもよい。
【0056】
すなわち、画像処理装置3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行する情報処理装置、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記録媒体などを備えていてもよい。
【0057】
すなわち、本発明の目的は、ソフトウェアである制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読取り可能に記録した記録媒体によって、CPU等に供給し、CPU等がこの記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
【0058】
記録媒体としては、従来公知の磁気テープ、磁気ディスク、CD−ROM、MO、MD、DVD、CD−R等の光ディスク、ICカード等のメモリカード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等の半導体メモリなどを適用することができる。また、このプログラムは、ネットワークを介するダウンロードにより情報処理装置内にダウンロードされてもよい。
【0059】
また、記憶部8は実施形態1・2のコピー機1の外部でなく、内部に設けられてもよい。
【0060】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲で、種々の変更を加えたり、公知の技術と組み合わせたりしてえられた技術、および、異なる実施形態に記載された事項を組み合わせて得られる技術も、本発明の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施形態であるコピー機の外観を示す斜視図。
【図2】上記コピー機の要部構成を示すブロック図。
【図3】上記コピー機による画像処理の一例を示すフローチャート。
【図4】上記コピー機による画像処理の他の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0062】
1 コピー機(画像形成装置)
3 画像処理装置
31 スキャナ
32 画像形成部
33 通信部
6 パネル
61 受付部
62 表示部
7 制御部
71 画像形成制御部
72 画像判定部
73 部数記憶部(出力回数指示部)
74 部数判定部(出力回数判定部)
75 表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像情報を画像として記録媒体上に出力する画像形成部と、
上記画像形成部に、一つの画像情報を出力する回数を指示する出力回数指示部と、
上記出力回数指示部が指示する出力回数が、制限値を超えるか否かを判定する出力回数判定部と、
上記画像情報に基準画像情報が含まれるか否かを判定する画像判定部と、
上記画像判定部が上記画像情報に上記基準画像情報が含まれると判定し、かつ、上記出力回数判定部が上記出力回数が制限値を超えると判定したとき、警告を表示する表示部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
画像情報の出力を実行するようにとの実行指示を使用者から受け付ける受付部と、
上記画像形成部が上記画像情報の出力を実行するか否かを制御する画像形成制御部と、をさらに備え、
上記画像形成制御部は、上記画像判定部が上記画像情報に上記基準画像情報が含まれると判定し、かつ、上記出力回数判定部が上記回数が制限値を超えると判定した後、上記受付部が上記実行指示を受け付けるまでは上記画像形成部に出力を実行させず、上記受付部が上記実行指示を受け付けたときに上記画像形成部に出力を実行させる請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−261220(P2007−261220A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92650(P2006−92650)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】