説明

画像形成装置

【課題】 フロントローディングによる高サービス性とグリッド面と像担持体間距離の高精度化を図った上でグリッド線の変形もしくは破断を防止する。
【解決手段】 コロナ帯電器が画像形成装置の前方から着脱可能な構成と、像担持体を支承して感光ドラムとコロナ帯電器との距離を規定する位置決め部を有する位置決め部材と、コロナ帯電器が位置決め部材の位置決め部に配設されて押圧して位置決め部材に突き当てられる突き当て部材を有し、その突き当て部材がグリッド面を配設する部位を有した時、着脱時にコロナ帯電器のグリッド面と位置決め部材との間にグリッド面が位置決め部材に接触しないように位置決め部材におけるコロナ帯電器の通過経路の下部を逃がした形状にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コロナ帯電器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコロナ帯電器を図8に示す。
【0003】
コロナ帯電器は、一般に帯電線aに高電圧を印加してコロナ放電を発生させる。その際、像担持体としての感光ドラムと帯電線aとの間にグリッド面bを設け、このグリッド面bにも電圧を印加して帯電線aとグリッド面bとの間の電位差を調整している。これにより、感光ドラムの面上に予め設定された電圧で一定な帯電状態を形成することができる。
【0004】
ところで、コロナ帯電器は感光ドラム近傍に配置されることから、トナー等による帯電線aの汚れに起因する性能劣化を防止すべく、定期的に帯電線清掃ブロックcによって帯電線aの清掃を行っている。しかし、帯電線aの汚れや劣化の程度はコロナ帯電器の長手方向で一様ではなく、従って、コロナ帯電器の長手方向に放電ムラが発生してしまう場合がある。
【0005】
そこで、このような帯電線aの汚れ等による放電ムラを感光ドラム面の帯電量に影響させないようにすべく、グリッド面bに印加する電圧を低くし、帯電線aに供給する電流値を大きくする対策が施されている。
【0006】
しかし、このように、グリッド面bに印加する電圧を低くし、帯電線aに供給する電流値を大きくすると、特に感光ドラム面とグリッド面bとの間の距離(間隔)の長手方向の変化により感光ドラム面の帯電量が敏感に変化する。このため、コロナ帯電器のグリッド面bと感光ドラム面との間の距離を長手方向に沿って一定にして高い精度で保証する必要がある。
【0007】
一方で、コロナ帯電器は前記帯電線aと前記グリッド面bに電圧を印加し、感光ドラムを帯電する過程で発生するオゾンや電気的エネルギーにより、樹脂の劣化や破壊、前記帯電線aと前記グリッド面bにオゾン等の付着により帯電性能の低下が発生する。そのため、以下、図9・図10を参照して説明する。コロナ帯電器に用いられている部品の交換性向上のためにコロナ帯電器のシールドケースfに設けられているスライドガイドgが設けられている。対向面側に有るシールドケース(不図示)もシールドケースfと同一形状になっている。スライドガイドgと対向面側に有るスライドガイド(不図示)が画像形成装置に設けられている2つのガイドレールr・sに沿ってコロナ帯電器が長手方向(前後方)にスライドして着脱する、所謂フロントローディング方式が用いられてきた。
【0008】
従来、グリッド面bと感光ドラム面との距離を長手方向で一定にして高い精度で保証する機能を備え、フロントローディング方式を用いたコロナ帯電器として、例えば図9及び図11に示すものがある。ここで、図10はフロントローディング方式を採用した一例のコロナ帯電器の前ブロックを抜き出して示したものである。
【0009】
1例目として図8に示すコロナ帯電器は、まず、専用の治具kを用いて感光ドラムに対するコロナ帯電器の位置決めを行う。そして、その位置決め状態でコロナ帯電器の前ブロックm及び後ブロックnに設けた位置調整手段o,pを用いて、コロナ帯電器を治具kに固定する(参考文献1参照)。この治具kにコロナ帯電器を固定させた状態で、グリッド面bの高さを調整するものである。
【0010】
一方、2例目として図11は、前ブロック1にコロナ帯電器の支持部としての支持片41、固定手段としての固定ビス41a,41b、位置調整部材43及びねじ部材44を備えている。
【0011】
コロナ帯電器の一端側に設けられている支持片41は、第1の傾斜面41cを有して前ブロック1に固定ビス41a,41bを介して取り付けられている。支持片41は、固定ビス41a,41bを締め付けることで、前ブロック1に固定される。また、支持片41は、固定ビス41a,41bを緩めることで、前ブロック1に対して上下方向(感光ドラムに対して接近離間する方向)にスライド可能とされている。
【0012】
ここで、支持片41には、画像形成装置の帯電器位置決め部材(不図示)に係合する帯電器位置決め穴41d,41eが設けられている。一方、後ブロック(不図示)にはボスが設けられ、位置決め手段として用いられる(図1の後ブロック2にあるボス9と同一構成)。従って、支持片41の帯電器位置決め穴41d,41eが画像形成装置の帯電器位置決め部材に係合した状態においては、固定ビス41a,41bを緩めることで、前ブロック1が感光ドラムに対して接近離間移動可能に支持片41に支持される。
【0013】
位置調整部材43は、図11断面図に示すように、前ブロック1内で支持片41に対向して前後方向に移動可能に配置されている。また、位置調整部材43には、支持片41の第1の傾斜面41cに係合する第2の傾斜面43aが形成されている。
【0014】
ねじ部材44は、前ブロック1の前カバー42を介して位置調整部材43に螺合されている。ねじ部材44は軸方向の移動が規制されており、調整用操作部としての頭部44aが前カバー42から露出している。ねじ部材44の頭部44aをスクリュードライバ等の工具で回転操作することにより、ねじ部材44が回転して位置調整部材43が前後方向に移動する。ここで、支持片41の第1の傾斜面41c,位置調整部材43及びねじ部材44によって本発明の移動機構の一例を構成している。
【0015】
そして、グリッド面5aと感光ドラム112表面との間の距離を調整するには、まず、一次帯電器120の前後端部をプリンタ100に固定した状態で、プリンタ100の前方から支持片41の固定ビス41a,41bをスクリュードライバ等の工具で緩める。
【0016】
この状態で、プリンタ100の前方からねじ部材44の頭部44aをスクリュードライバ等の工具で回転操作することにより、ねじ部材44が回転して位置調整部材43が前ブロック1内を前後方向に移動する。
【0017】
このとき、位置調整部材43の第2の傾斜面43aは支持片41の第1の傾斜面41cに係合しているので、カム作用により支持片41が前ブロック1に対して上下方向に相対移動する。
【0018】
ここで、上述したように、支持片41の帯電器位置決め穴41d,41eはプリンタ100の帯電器位置決め部材に係合している。従って、かかる係合状態で支持片41が前ブロック1に対して上下方向に相対移動すると、前ブロック1、即ち、一次帯電器120の前端部が感光ドラム(不図示)の表面に対して接近離間する方向に移動する。これにより、コロナ帯電器の配設位置を調整し、グリッド面と感光ドラムとの距離を精度良く調節するものである(参考文献2参照)。
【特許文献1】特開2000−122374号公報
【特許文献2】特開2007−212849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
しかしながら、従来のフロントローディング方式のコロナ帯電器は感光ドラムとコロナ帯電器との位置決めを精度良く行うためには調整が必要だった。
【0020】
更に調整レスを行うために前後ブロックに突き当て部を設け、感光ドラムとコロナ帯電器との距離を規定する位置決め部材に突き当てる構成にする。こうした場合、コロナ帯電器の着脱時に位置決め部材とコロナ帯電器のグリッド面が接触し、グリッド面の変形もしくは破断が発生してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0021】
そこで、上記課題を解決するための本発明の構成は、像担持体と、 前記像担持体を位置決めする位置決め部材と、前記像担持体を帯電するコロナ帯電器と、を有し、前記コロナ帯電器にて帯電された前記像担持体に画像を形成する画像形成装置において、前記コロナ帯電器は、前記位置決め部材に対して突き当たる突き当て部を有し、前記コロナ帯電器を装置に対して着脱する際に、前記コロナ帯電器に設けられたグリッド面と前記グリッド面と対向する前記位置決め部材との間に空間が設けられるように、前記位置決め部材のうち、前記コロナ帯電器の前記突き当て部が突き当たる領域が前記グリッド面と対向する領域よりも突出していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明のコロナ帯電器は、従来のフロントローディング方式を用いた構成で感光ドラムとコロナ帯電器のグリッド面との距離を精度良く出せる構成とすると共にコロナ帯電器の着脱時にグリッド面の変形や破断が起こらない構成にした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
(実施例)
図7を参照して画像形成装置として一般的に用いられる複写機の概略構成を簡単に説明する。図7は画像形成装置の概略断面図である。尚、この実施の形態では、コロナ帯電器として一次帯電器を例に採る。
【0024】
図7に示すように、このプリンタ100は、画像が形成されるための記録材(シート)を積載する上段カセット104及び下段カセット102を備えている。上段カセット104内のシートは分離爪(図示せず)と給紙ローラ101とによって1枚ずつ分離されてレジストローラ106に給紙される。下段カセット102内のシートは分離爪(図示せず)と給紙ローラ103とによって1枚ずつ分離されてレジストローラ106に給紙される。そして、レジストローラ106に給紙されたシートの表面に画像形成部によって画像が形成される。
【0025】
画像形成部は、レーザスキャナ等のレーザ変調111、像担持体としての感光ドラム112、画像書き込み光学系113、一次帯電器であるコロナ帯電器120、現像器114、転写帯電器115、及び分離帯電器116を有している。一次帯電器120は、画像書き込み前に予め感光ドラム112をコロナ放電により帯電させる。画像形成部によって画像が形成されたシートは搬送ベルト117によって定着装置118まで搬送され、該定着装置118で熱定着された後、排出ローラ119によってソータ300に排出される。
【0026】
また、図7において符号200はスキャナであり、前記スキャナ200は、走査光学系光源201、プラテンガラス202、開閉可能な原稿圧板203、レンズ204、光電変換素子としての受光素子205、及び画像処理部206を有している。走査光学系光源201で読み取られた原稿像は画像処理部206で処理され、電気信号207に変換されて画像形成部のレーザ変調111に伝送される。
【0027】
次に、図1〜図3を参照して、本発明の実施形態の一例である一次帯電器について説明する。
【0028】
本発明の実施形態の一例である一次帯電器120は、感光ドラム112の周方向の上側位置で感光ドラム112の軸線に沿ってプリンタ100の前後方向に延びるシールドケース3を備えている。
【0029】
シールドケース3は、図1に示すように、上面シールド板部3aと、該上面シールド板部3aの幅方向の両側部からそれぞれ下方に延びる側面シールド板部3b,3cとを有して、下方が開口する断面コ字状をなしている。側面シールド板部3b,3cは一次帯電器120をプリンタ100に装着する際に前記プリンタ100に配備されているレール(不図示)に沿って挿入するためのガイド部3ba,3caを有する。更にガイド部3ba,3caには夫々突起部3bb(図2参照),3cb(不図示)を備える。また、シールドケース3の開口側の前後端部にはそれぞれ端部シールド板8a,8bが取り付けられ、シールドケース3の前後端部にはそれぞれ前ブロック1及び後ブロック2が図示しないビスを介して固定されている。
【0030】
前ブロック1及び後ブロック2には、それぞれ帯電線高さ調整コマ6が図示しないモールドビスを介して取り付けられている。前ブロック1及び後ブロック2の各帯電線高さ調整コマ6には、シールドケース3内で前後方向に延びる帯電線4の両端部が掛け渡されている。帯電線4の後ブロック2側の端部は、帯電線バネ7を介してバネ支板11に取り付けられている。また、前ブロック1のダボ1a及び後ブロック2のダボ2aには、図1(b)に示すように、グリッド線5がシールドケース3の幅方向に一定の間隔で交互に掛け渡されて、グリッド面5aを形成している。なお、このグリッド面5aは平面でも、感光ドラム112の曲面に応じた曲面でもよい。
【0031】
また、前ブロック1には、グリッド面5aのグリッド線5が弛まないように、グリッド線5に張力を付与するための張力調整ビス12が設けられている。シールドケース3aに前ブロック1を固定するビス(図示せず)を緩めて張力調整ビス12でシールドケース3を押すことで、前ブロック1が図1の二点鎖線までシールドケース3から離間移動し、この移動範囲内でグリッド線5の張力調整を行うことができる。張力調整後は、緩めたビスを締め付けて前ブロック1をシールドケース3に固定する。
【0032】
シールドケース3の上方には、スクリュー軸20がシールドケース3の前後方向に沿って配設されている。スクリュー軸20には帯電線清掃ブロック21が螺合され、また、スクリュー軸20の前ブロック1側の端部には、該スクリュー軸20に回転力を付与する駆動モータ22が配置されている。スクリュー軸20の後ブロック2の端部には緊締部材23を取り付けて、前ブロック1内に配置されている駆動モータ22やギヤ(図示せず)等の交換時にスクリュー軸20が軸受から抜け落ちるのを防止している。駆動モータ22は、図示しない制御装置によって帯電線4の清掃タイミングに駆動されるように制御される。駆動モータ22の駆動によりスクリュー軸20が回転して帯電線清掃ブロック21が該スクリュー軸20の軸方向に沿って移動し、これにより、帯電線4の清掃が行われる。
【0033】
前ブロック1に備わっている1m・1n、後ブロックに備わっている2m・2nは外部突き当て部である。これは、感光ドラム112と帯電器120との距離を規定する位置決め部材(不図示)に突き当てる事によって、感光ドラム112のドラム表面とグリッド面5aとの距離を精度良く出すためのものである。
【0034】
本実施例では、一次帯電器120は、画像形成装置本体正面から奥側に向けてスライドして着脱可能な構成となっている。
すなわち、本実施例のコロナ帯電器には、図9、10のように部品の交換性向上のためにコロナ帯電器のシールドケースfに設けられているスライドガイドgが設けられている。対向面側に有るシールドケース(不図示)もシールドケースfと同一形状になっている。スライドガイドgと対向面側に有るスライドガイド(不図示)が画像形成装置に設けられている2つのガイドレールr・sに沿ってコロナ帯電器が長手方向(前後方)にスライドして着脱する、所謂フロントローディング方式が用いられている。こうすることで、一次帯電器120が装置本体に対して略水平方向にスライドして着脱可能な構成であり、着脱容易な構成となっている。
【0035】
次にプリンタ100に一次帯電器120を組み込んだ際の構成について図2・図3を用いて説明する。感光ドラム112の前奥にはドラムを保持するためにドラムフランジ131・132が結合されている。符号141・142は夫々ドラムフランジ131・132と嵌合しており、一次帯電器120との距離を規定するための位置決め部材である。位置決め部材141は一次帯電器120の着脱方向に対してグリッド面5aを左右に挟んで配置される位置決め部141aと141bを有する。そして、前記位置決め部141a・141bは位置決め部141aと141bの間にある一次帯電器120が配置される位置の下に面した領域である部位141cよりも突出した面となっている。位置決め部材142も同様に位置決め部142aと142bを有する。板バネ143・144は一次帯電器120に圧をかけ、ドラムフランジ131・132に当接させるのを助けるための板バネである。
【0036】
一次帯電器120の感光ドラム112の周方向の位置決めとして、前方は前ブロック1が有する長穴1bにプリンタ100が有する図示しないボスにより周方向を規制している。そして、後方は後ブロック2が有するボス2bがプリンタ100が有する図示しない長穴により周方向を規制する。
【0037】
以下、一次帯電器120と感光ドラム112との距離の規定方法について説明する。位置決め部材141の位置決め部141aと141bは、夫々一次帯電器120の前ブロック1が有する外部突き当て部1m・1nが当接する。そして、位置決め部材142の位置決め部142aと142bは、夫々一次帯電器120の後ブロック2が有する外部突き当て部2m・2nに当接する。更に板バネ143・144により一次帯電器120に圧をかけることで夫々一次帯電器120の突き当て部1m・1nをドラムフランジ131に、突き当て部2m・2nをドラムフランジ132に十分当接させる。それにより一次帯電器120が保持され、グリッド面5aと感光ドラム112のドラム表面との距離を保証している。
【0038】
ここで、前ブロック1と後ブロック2には、前記の通りグリッド線5が張設してあるため、共にグリッド線5により帯電器120のスラスト中央に向けて引張られている。そのため、前ブロック1と後ブロック2が傾いて取り付けられる。よって、前ブロック1の突き当て部1m・1nと後ブロック2の突き当て部2m・2nはグリッド張設面に近いほど感光ドラム112のドラム表面とグリッド面5aとの距離の精度を保証できる。
【0039】
また、位置決め部材141の位置決め部141aと141bを一次帯電器120のグリッド面5aよりも外側に配置する。更に符号141cの面を位置決め部141aと141bよりもグリッド面5aから離れた位置に配置する(位置決め部141a・141bを他面よりも出っ張らせる)ことで、グリッド線5が接触して変形もしくは破断するのを防ぐ。
【0040】
図3〜図7を参照して帯電器の着脱時の動作に付いて説明する。図4はプリンタ100へ一次帯電器120を装着する直前の側面図、図5は正面図、図6は図5のA部詳細図である。図に於いて側面シールド板部3bのレール3baに有する突起部3bbがプリンタ100に備えられたガイドレール151の上に乗り上げている。この状態では、一次帯電器120と感光ドラム112との距離が帯電器120を装着したときの距離よりも大きくなっている(ドラム表面とグリッド面5aの距離が遠くなっている)。そのため、後ブロック2の位置決め部2m・2nが感光ドラム112の表面に接触する事が無い。
【0041】
一方、プリンタ100の正面側は、前ブロック1の突き当て部1m・1nが位置決め部材141の位置決め部141a・141bから脱落すると、一次帯電器120が図4のように傾く。それによって、図5のようにグリッド線5も位置決め部材141に近づくが、面141cが、位置決め部141a・141bよりも低い位置に有る。このため、一次帯電器120の着脱時に姿勢が変化してもグリッド線5と位置決め部材141との間に空間400ができ、接触する事は無い(図5・図6参照)。そのため、グリッド線5の変形や破断を未然に防ぐ事ができる。
【0042】
図4・図5の状態から更に一次帯電器120を挿入していくと図7に示すように側面シールド板部3bのレール3baに有する突起部3baがガイドレール151から落ち、一次帯電器120が板バネ144に押されて感光ドラム120の方向へ移動する。そして、後ブロック2が有する外部突き当て部2m,2nが位置決め部材142が有する位置決め部142aと142bの上に乗り、一次帯電器120の位置が固定される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明のコロナ帯電器を示す模式図である。
【図2】本発明のコロナ帯電器と感光体ドラムを示す側面図である。
【図3】本発明のコロナ帯電器と感光体ドラムを示す正面図である。
【図4】本発明のコロナ帯電器の装着途中の状態を示す側面図である。
【図5】本発明のコロナ帯電器の装着途中の状態を示す正面図である。
【図6】図5のA部詳細図である。
【図7】本発明の画像形成装置の一例を示す図である。
【図8】従来のコロナ帯電器の一例を示す側断面図である。
【図9】フロントローディング方式のコロナ帯電器の一例を示す側断面図である。
【図10】フロントローディング方式のコロナ帯電器の一例を示す側面図である。
【図11】従来のコロナ帯電器の一例を示す側面図であり、(a)が前ブロックに設けられた移動機構の縦断面図であり,(b)が画像形成装置の前方から見た図である。
【図12】本発明のコロナ帯電器の装着後の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0044】
1,m 前ブロック
2,n 後ブロック
3 シールドケース
3ba,3ca,g スライドガイド
4 帯電線
5 グリッド線
100 プリンタ
112 感光ドラム
120 コロナ帯電器
141,142 位置決め部材
151,152,i,k ガイドレール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体を位置決めする位置決め部材と、
前記像担持体を帯電するコロナ帯電器と、を有し、前記コロナ帯電器にて帯電された前記像担持体に画像を形成する画像形成装置において、
前記コロナ帯電器は、前記位置決め部材に対して突き当たる突き当て部を有し、
前記コロナ帯電器を装置に対して着脱する際に、前記コロナ帯電器に設けられたグリッド面と前記グリッド面と対向する前記位置決め部材との間に空間が設けられるように、前記位置決め部材のうち、前記コロナ帯電器の前記突き当て部が突き当たる領域が前記グリッド面と対向する領域よりも突出していることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記コロナ帯電器は、画像形成装置に対して略水平方向にスライドさせることで着脱可能な構成であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−151234(P2009−151234A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−330964(P2007−330964)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】