説明

画像形成装置

【課題】課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得る。
【解決手段】ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報を予め非接触型ICカード69に格納しておく。ICカードリーダライタ67で課金情報が読み出された時点から所定時間以内に、ユーザ認証部75においてアクセスユーザが正当ユーザである旨の承認がなされたことをトリガとして、課金管理部77は、ジョブ遂行状況取得部71で取得された各種ジョブの遂行状況と、非接触型ICカード69から読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成サービスに係る課金管理機能を有する画像形成装置に係り、特に、課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コピー、ファクシミリ、スキャナ、並びにプリンタ等の諸機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が提供されている。かかるMFPは、ユーザの要求に応じた各種機能に係るジョブを遂行可能に構成されている。この際、ユーザ毎の要求に応じた機能の利用に対する課金管理を厳格に遂行すべきとの要請が生じてくる。
【0003】
かかる要請に応えるためのアプローチのひとつとして、本願出願人は、画像データに基づき用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、画像形成の態様に応じて定められた課金テーブルに基づき課金情報を生成する課金情報生成手段と、前記用紙に、前記画像形成を行うのに併せて当該画像形成を実行した対価としての前記課金情報を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置を提案している(特許文献1)。
【0004】
特許文献1に係る従来技術によれば、個々の画像形成ジョブ毎のサービス料金がいくらであったのかをユーザが容易に認識することができる。
【0005】
ところで、例えば付加価値の高い特定の文書に関しては、定常時よりも高額な課金体系を採用する等、スポット的にイレギュラーな課金体系に係る課金情報を設定したいといった要請がある。こうした場合、従来技術では、特定の文書に係る印刷ジョブの遂行に先立って、管理者等が課金情報の設定変更を手作業によって行うことになる。
【0006】
しかしながら、課金情報の変更要請が生じる度毎に、その設定変更を手作業で行うのは煩に耐えない。そこで、管理者等の手を煩わすことなく、所要の課金情報の変更を簡易に遂行可能な新規技術の開発が待望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−136278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、課金情報の変更要請が生じる度毎に、その設定変更を手作業で行うのは煩に耐えなかった点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記従来技術の課題に着目し、課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得ることを目的として、画像形成に係る各種ジョブの遂行状況を取得するジョブ遂行状況取得部と、ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報が格納された非接触型ICカードから当該課金情報を読み出すICカード読出部と、前記ジョブ遂行状況取得部で取得された前記各種ジョブの遂行状況と、前記読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う課金管理部と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
従来技術では、課金情報の変更要請が生じる度毎に、その設定変更を手作業で行う必要があり、この作業は煩に耐えなかったのに鑑みて、本発明に係る画像形成装置では、ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報を非接触型ICカードに予め格納しておきさえすれば、課金管理部は、ジョブ遂行状況取得部で取得された各種ジョブの遂行状況と、前記非接触型ICカードから読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行うことが可能となる。
【0011】
従って、課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】同画像形成装置における操作パネル部の外観図である。
【図3】同画像形成装置の動作説明に供するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得るといった目的を、ジョブ遂行状況取得部で取得された各種ジョブの遂行状況と、非接触型ICカードから読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う課金管理部によって実現した。
【実施例】
【0014】
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[画像形成装置周辺の概略構成]
図1は、本発明実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同画像形成装置における操作パネル部の外観図である。
【0015】
本装置は、例えば、コピージョブ、Fax送信ジョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。
【0016】
この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、並びにネットワークI/F(インタフェース)部65を備える。
【0017】
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
【0018】
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
【0019】
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0020】
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
【0021】
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53並びに機能キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
【0022】
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
【0023】
機能キー部55は、画像形成に関する各種機能に係る項目を選択乃至設定する際に操作される複数の機能キーを備えている。具体的には、例えば、コピー機能の実行に係る指示操作を行う際等に操作されるスタートキー57等を備えている。
【0024】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
【0025】
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDD63に記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
【0026】
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。
【0027】
ICカードリーダライタ(本発明の「ICカード読出部」に相当する。)67は、ユーザが所持している課金情報設定用ICカード69又は認証用ICカード70のアクセスを検知し、課金情報設定用ICカード69に格納されている課金情報、又は認証用ICカード70に格納されているユーザ識別情報をそれぞれ読み出して、主制御部11宛に転送する機能を備えている。なお、課金情報設定用ICカード69には、ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報が格納されている。また、1枚につき一の課金情報が格納された課金情報設定用の非接触型ICカード69は、課金情報に係るバリエーションの数に応じて各個別に用意されている。
【0028】
さて、課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得るために、主制御部11は、画像形成に係る各種ジョブの遂行状況を取得するジョブ遂行状況取得部71と、非接触型ICカード69から読み出された、ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報を記憶する課金情報記憶部73と、アクセスしてきたユーザの正当性に係る認証を行う認証部75と、ジョブ遂行状況取得部71で取得された各種ジョブの遂行状況と、非接触型ICカード69から読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う課金管理部77と、を備えて構成されている。
[本発明実施例に係る画像形成装置の動作]
次に、本発明実施例に係る画像形成装置の動作について、図3を参照して説明する。図3は、本画像形成装置の動作説明に供するフローチャート図である。
【0029】
図3に示すように、ICカードリーダライタ67は、ICカード69、70のアクセスを監視している(ステップS11)。
【0030】
このとき、画像形成装置の元にやってきたユーザが、自身の利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報が格納された課金情報設定用ICカード69を、ICカードリーダライタ67にセットすると、ICカードリーダライタ67は、ICカード69のアクセスを検知するとともに、ICカード69に記憶されている課金情報を読み出し(ステップS12)、読み出したICカード69の課金情報を、課金情報記憶部73宛に転送する。これにより、課金情報記憶部73には、ICカード69から読み出した課金情報が記憶される。
【0031】
なお、課金情報記憶部73には、定常時における課金体系に係る課金情報が予め登録されている。ただし、ICカード69の課金情報が転送されてきたとき、予め登録されている定常時における課金体系に係る課金情報よりも、ICカード69の課金情報(ユーザの利用態様に合致した課金体系に係る課金情報)が優先的に参照される。
【0032】
ここで、ユーザの利用態様に合致した課金体系のバリエーションについて具体例をあげて説明する。
【0033】
例えば、あるユーザが、自身の所属部署以外の部署で画像形成装置を利用する場合には、自身の所属部署での課金体系よりも高額となる課金体系1(図1の課金情報設定用ICカード69−1参照)を採用することができる。
【0034】
また、所定のレポート等の特定文書に係る印刷ジョブに対しては、課金対象外とする課金体系2(図1の課金情報設定用ICカード69−2参照)を採用してもよい。
【0035】
さらに、所定の枚数までは、定常時の課金体系に対して半額となる課金体系3(図1の課金情報設定用ICカード69−3参照)を採用することができる。
【0036】
また、所定の課金金額に到達した後の印刷ジョブを許可しない課金体系を採用することもできる。
【0037】
そして、ドラム交換時期等のメンテナンスの時期が近い状態には、定常時の課金体系よりも低額となる課金体系を採用してもよい。
【0038】
上述したような課金体系に係る各種の変形例が、本発明の「課金体系に係るバリエーション」に相当する。
【0039】
さて、図3に基づいて説明を続けると、ICカードリーダライタ67は、ICカード69、70のアクセスを監視している(ステップS13)。
【0040】
このとき、画像形成装置の元にやってきたユーザが、自身のユーザ識別情報が格納された認証用ICカード70を、ICカードリーダライタ67にセットすると、ICカードリーダライタ67は、ICカード70のアクセスを検知するとともに、ICカード70に記憶されているユーザ識別情報を読み出し、読み出したユーザ識別情報を、ユーザ認証部75宛に転送する。
【0041】
これを受けてユーザ認証部75は、ICカード70から読み出したユーザ識別情報と、装置に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、ICカードキー認証を介してアクセスしてきたユーザが正当ユーザか否かに係るユーザ認証を行う(ステップS14)。
【0042】
ステップS14におけるユーザ認証の結果、アクセスユーザが正当ユーザである旨の承認がなされると(ステップS15の”Yes”)、この認証成功をトリガとして、課金管理部77は、当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況と、ステップS12で読み出された課金情報と、に基づいて、当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、当該アクセスユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を実行する(ステップS16)。
【0043】
ステップS16における課金管理の実行後に、主制御部11は、次のユーザの装置利用に備えて、課金情報記憶部73における記憶内容のうちICカード69の課金情報をクリアした後、一連の処理の流れを終了させる。
[実施例の効果]
従来技術では、課金情報の変更要請が生じる度毎に、その設定変更を手作業で行う必要があり、この作業は煩に耐えなかったのに鑑みて、本発明に係る画像形成装置では、ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報を非接触型ICカード69に予め格納しておきさえすれば、課金管理部77は、ジョブ遂行状況取得部71で取得された各種ジョブの遂行状況と、非接触型ICカード69から読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行うことが可能となる。
【0044】
従って、課金情報の変更要請が生じた場合であっても、管理者等の手を煩わすことなく、その設定変更を簡易に遂行可能な画像形成装置を得ることができる。
【0045】
また、課金情報が格納された非接触型ICカード69は、課金体系に係るバリエーションの数に応じて各個別に用意されるので、仮にユーザの利用態様に合致した課金体系に係るバリエーションが増加していったとしても、ユーザの利用態様に合致した選択的な課金体系に従う課金管理を確実に実現することができる。
【0046】
さらに、ICカードリーダライタ67で課金情報が読み出された時点から所定時間(例えば5分間等の、適宜設定変更可能な時間)以内に、ユーザ認証部75においてアクセスユーザが正当ユーザである旨の承認がなされたことをトリガとして、課金管理部77は、ジョブ遂行状況取得部71で取得された当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況と、課金情報設定用ICカード69から読み出された課金情報と、に基づいて、当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、当該アクセスユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う、構成を採用した場合には、特定のユーザが遂行したジョブに対して、当該特定のユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を的確に実行することができる。
【0047】
[その他]
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
【符号の説明】
【0048】
11 主制御部
67 ICカードリーダライタ(ICカード読出部)
69 課金情報設定用ICカード(非接触型ICカード)
70 認証用ICカード(非接触型ICカード)
71 ジョブ遂行状況取得部
73 課金情報記憶部
75 ユーザ認証部
77 課金管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成に係る各種ジョブの遂行状況を取得するジョブ遂行状況取得部と、
ユーザの利用態様に合致した一の課金体系に係る課金情報が格納された非接触型ICカードから当該課金情報を読み出すICカード読出部と、
前記ジョブ遂行状況取得部で取得された前記各種ジョブの遂行状況と、前記読み出された課金情報と、に基づいて、前記各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う課金管理部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記課金情報が格納された非接触型ICカードは、前記課金体系に係るバリエーションの数に応じて各個別に用意される、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
アクセスユーザの正当性に係る認証を行うユーザ認証部を備え、
前記ICカード読出部は、複数の各ユーザに所持されて各ユーザ毎に固有のユーザ識別情報が格納された非接触型ICカードから当該ユーザ識別情報を読み出し、
前記ユーザ認証部は、前記読み出されたユーザ識別情報に基づいてアクセスユーザの正当性に係る認証を行い、
前記ユーザ認証部においてアクセスユーザが正当ユーザである旨の承認がなされたことをトリガとして、前記課金管理部は、前記ジョブ遂行状況取得部で取得された当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況と、前記読み出された課金情報と、に基づいて、当該アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、ユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記課金管理部は、前記ICカード読出部で前記課金情報が読み出された時点から所定時間以内に、前記ユーザ認証部においてアクセスユーザが正当ユーザである旨の承認がなされたことをトリガとして、前記アクセスユーザに係る各種ジョブの遂行状況に対応し、かつ、当該アクセスユーザの利用態様に合致した課金情報に従う課金管理を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−256710(P2010−256710A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−108089(P2009−108089)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】