説明

画像形成装置

【課題】筐体内の温度上昇を抑制するために給気孔や排気孔などの通気孔を筐体に設けると、筐体の剛性が低くなったり、外観上の見栄えが低下したりするという課題がある。
【解決手段】用紙Pが搬送される搬送経路18と、用紙Pの搬送方向D3と交わる移動方向D2に往復移動しながら用紙Pに文字や画像を形成する記録ヘッド27と、搬送経路18側が開口し、記録ヘッド27が往復移動する移動領域40を含み、移動方向D2における一方の側に開口部60を有し、記録ヘッド27を収容する第1の収容室20と、搬送経路18側が開口し、開口部60を介して第1の収容室20と連通し、電子基板51を収容する第2の収容室22と、を備え、電子基板51は、面方向が搬送方向D3で搬送経路18に対して鉛直方向D1に立設し、第1の収容室20側の壁部である仕切り板30との間を離して第2の収容室22に備えられる画像形成装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置としての一例であるインクジェットプリンターの筐体内には、インクジェットプリンターの動作を制御するための電子基板が備えられている。電子基板には、トランジスターやICなどの電子部品が備えられており、電子部品から発生する熱を放熱させるようにしている画像形成装置がある。
例えば、特許文献1では、縦配置した電子基板の下部と上部に対応する筐体の位置に給気孔と排気孔を設け、電子基板から発生する熱を放熱させ、筐体内の温度上昇を抑制する画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−17935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、筐体内の温度上昇を抑制するために給気孔や排気孔などの通気孔を筐体に設けると、筐体の剛性が低くなったり、外観上の見栄えが低下したりするという課題がある。また、筐体内に備えられたモーターなどの音が筐体の外部に洩れたり、筐体内のインクミストが通気孔から筐体の外部に流出するという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]記録媒体が搬送される搬送経路と、前記記録媒体の搬送方向と交わる移動方向に往復移動しながら前記記録媒体に文字や画像を形成する記録ヘッドと、前記搬送経路側が開口し、前記記録ヘッドが往復移動する移動領域を含み、前記移動方向における一方の側に開口部を有し、前記記録ヘッドを収容する第1の収容室と、前記搬送経路側が開口し前記開口部を介して前記第1の収容室と連通するとともに、面方向が前記搬送方向に対向して前記搬送経路に対して立設し、前記第1の収容室側の壁部との間を離して設置される電子基板を収容する第2の収容室と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0007】
本適用例によれば、搬送経路側が開口し、記録ヘッドが往復移動する移動領域を含み、移動方向における一方の側に開口部を有し、記録ヘッドを収容する第1の収容室と、開口部を介して第1の収容室と連通し、電子基板を収容する第2の収容室と、を備える。これにより、記録ヘッドの往復移動に伴って、第1の収容室を介して搬送経路と第2の収容室との間を流れる気流が生じたり、第1の収容室を介することなく直接に搬送経路と第2の収容室との間を流れる気流が生じる。そして、電子基板は、面方向が搬送方向で搬送経路に対して立設し、第1の収容室側の壁部との間を離して第2の収容室に備えられる。これにより、第2の収容室において、電子基板と第1の収容室側の壁部との間を気流が流れるので、電子基板の温度上昇を抑制できる。
【0008】
従って、筐体に通気孔を設けなくてもよいので、筐体における剛性の低下や、外観上の見栄えの低下を抑制できる。また、筐体内に備えられたモーターなどの音が通気孔から筐体の外部に洩れることを抑制できる。また、インクジェット式の画像形成装置においては、筐体内のインクミストが通気孔から筐体の外部に流出することを抑制できる。
【0009】
[適用例2]前記開口部は、前記移動方向から見た位置が前記記録ヘッドと一部重なるように設けられることを特徴とする上記画像形成装置。
【0010】
本適用例によれば、記録ヘッドの移動によって、第1の収容室内を流れる気流と、第2の収容室内を流れる気流を生じさせることができる。これにより、第1の収容室内の温度上昇を抑制するとともに、第2の収容室内の温度上昇を抑制することができる。
【0011】
[適用例3]前記第1の収容室と前記第2の収容室とを仕切る壁部は、板状部材によって構成されることを特徴とする上記画像形成装置。
【0012】
本適用例によれば、第1の収容室と第2の収容室とを仕切るための壁部を筐体と一体に形成しなくてもよいので製造コストの上昇を抑制できる。
【0013】
[適用例4]前記第1の収容室と前記第2の収容室とを仕切る壁部は、吸着材であることを特徴とする上記画像形成装置。
【0014】
本適用例によれば、第1の収容室や第2の収容室を浮遊するミストを吸着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】インクジェットプリンターの外観斜視図。
【図2】画像形成部を収容する筐体の内部構成を説明する斜視図。
【図3】第1の収容室、第2の収容室の配置を模式的に示す平面図。
【図4】(a)は、第1の収容室、第2の収容室の配置を模式的に示す断面図、(b)は、記録ヘッドと仕切り板と開口部を移動方向から見た模式図。
【図5】第1の収容室、第2の収容室の配置を模式的に示す断面図。
【図6】基板ユニットの斜視図。
【図7】基板ユニットの構成部品を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態の画像形成装置の一例であるインクジェットプリンター1(以降は、プリンターという)を、正面側から見た外観斜視図である。プリンター1には、筐体3に収容された画像形成部17と、画像形成部17の鉛直方向D1における上側に配置され、筐体2に収容されたスキャナー部16とが備えられる。
【0018】
プリンター1の正面側には、電源のオン・オフ操作や、印刷条件の設定操作などを行うための操作パネルユニット4が備えられる。また、操作パネルユニット4には、印刷条件の設定内容や操作内容を表示するため、液晶パネルなどによって構成された表示部10が備えられる。
【0019】
スキャナー部16には、載置台7に載置された原稿(不図示)をスキャナー部16に給紙する用紙搬送装置8が備えられる。スキャナー部16には、透明な原稿台(不図示)やイメージセンサーなどを搭載した読取部(不図示)などが備えられ、スキャナー部16は、読取部によって、原稿台上に給紙された原稿に描かれた画像を読取り、画像データを取得する。その後、用紙搬送装置8は、原稿をスタッカー9に送って排出する。
【0020】
プリンター1の正面側には、使用者によって引き出し可能な用紙カセット5が備えられ、用紙カセット5には、記録媒体としての用紙(不図示)が収納される。また、プリンター1の背面側には、用紙(不図示)を載置する用紙サポート6を含んで構成される給紙装置が備えられ、用紙サポート6に載置された用紙は、給紙装置によって画像形成部17に給紙される。
【0021】
プリンター1は、用紙カセット5に収納された用紙または用紙サポート6に載置された用紙を画像形成部17内部に給紙し、搬送経路18上を搬送する用紙に画像を形成し、筐体3に設けられた排紙用開口部12から排紙する。排紙された用紙は、トレイ13およびトレイ13から使用者によって引き出されたスタッカー14に載置される。
【0022】
使用者は、取手部15を持って、正面カバー11を矢印の方向に回動させ、インクが収容されたインクカートリッジ(不図示)を交換したり、紙ジャムなどによって搬送経路18に残った用紙を取り出したりすることができる。
【0023】
図2は、画像形成部17を収容する筐体3の内部構成を説明する斜視図である。図2は、図1のプリンター1からスキャナー部16を取り除き、さらに筐体3の上部壁部を取り除いた状態の図である。筐体3の内部には、ガイド軸28に沿って移動方向D2に往復移動する記録ヘッド27が備えられる。
【0024】
記録ヘッド27の鉛直方向D1における下側の筐体3の下部に、搬送経路18が備えられる。搬送経路18には、用紙サポート6に載置された用紙や図1の用紙カセット5に収納された用紙を筐体3内部に給紙するための給紙ローラー(不図示)、用紙を搬送方向D3に搬送するための搬送ローラー(不図示)などが備えられ、搬送経路18は、搬送方向D3に搬送される用紙を支持する。
【0025】
筐体3の搬送方向D3における上流側には給紙用開口部23が設けられ、給紙装置によって、用紙サポート6に載置された用紙が給紙用開口部23を通り、搬送経路18に給紙される。
【0026】
筐体3の内部には、移動方向D2に延設する仕切り板24、移動方向D2と交わる搬送方向D3に延設する、仕切り板30、仕切り板25が備えられる。仕切り板24、仕切り板30、仕切り板25は、搬送経路18に対して鉛直方向D1に立設する。
【0027】
第1の収容室20は、搬送方向D3下流側を正面カバー11、搬送方向D3上流側を仕切り板24、移動方向D2図面右側を仕切り板30、移動方向D2図面左側を仕切り板25、鉛直方向D1上側を筐体3の上部壁部(不図示)によって区画される。
【0028】
第2の収容室22は、外側を筐体3と正面カバー11とによって区画され、内側を仕切り板24,25,30によって区画される。
【0029】
第2の収容室22における第1の収容室20の移動方向D2図面右側には、電子基板51を備えた基板ユニット50が収容される。電子基板51は、面方向が搬送方向D3で搬送経路18に対して鉛直方向D1に立設し、仕切り板30との間を離して第2の収容室22に備えられる。
【0030】
また、第2の収容室22における第1の収容室20の移動方向D2図面左側には、インクカートリッジ(不図示)が収容されるインクカートリッジ収納領域26が設けられる。
【0031】
図3は、画像形成部17を鉛直方向D1における上側から見た図で、第1の収容室20、第2の収容室22の配置を模式的に示す平面図である。第1の収容室20は、記録ヘッド27が移動方向D2に往復移動する移動領域40を含む。
【0032】
第2の収容室22における第1の収容室20の移動方向D2図面右側には、前述したように、電子基板51を備えた基板ユニット50が設置される。また、基板ユニット50には、放熱板52が備えられる。
【0033】
図4(a)は、図3の断面B−B´の位置において矢印方向から見た図で、第1の収容室20、第2の収容室22の配置を模式的に示す断面図である。図3を参照して前述したように、第1の収容室20は、記録ヘッド27の移動領域40を含む。
【0034】
第1の収容室20における鉛直方向D1上側は、筐体3の上部壁部によって区画され、第1の収容室20における鉛直方向D1下側は、搬送経路18に向かって開口する。第1の収容室20の移動方向D2図面右側には、開口部60(矢印で開口部の範囲を示す)が設けられる。
【0035】
インクカートリッジ収納領域26は、仕切り板25、インクカートリッジを支持する支持板29、筐体3によって囲まれた領域に設けられる。
【0036】
第2の収容室22における搬送経路18側には、開口部61(矢印で開口部の範囲を示す)が設けられる。開口部60と開口部61とは連通する。
【0037】
図4(b)は、記録ヘッド27と仕切り板30と開口部60を移動方向D2から見た模式図である。斜線で示した領域Bは、記録ヘッド27と仕切り板30とが移動方向D2から見て重なる部分である。網掛けで示した領域Cは、記録ヘッド27と開口部60とが移動方向D2から見て重なる部分を示す。このように、開口部60は、移動方向D2から見た記録ヘッド27と一部重なるように設けられる。
【0038】
そのため、図4(a)に示すように、記録ヘッド27と仕切り板30とが重なる位置において、記録ヘッド27の往復移動に伴って、第1の収容室20内を流れる気流A2が発生する。また、記録ヘッド27と仕切り板30とが重ならない位置すなわち記録ヘッド27と開口部60とが重なる位置において、記録ヘッド27の往復移動に伴って、開口部60、開口部61を介して、第1の収容室20と第2の収容室22との間を流れる気流A1が発生する。
【0039】
第1の収容室20と第2の収容室22との間を流れる気流A1が発生することによって、図3の第2の収容室22内を流れる気流A3が発生する。
【0040】
図4(a)の基板ユニット50と仕切り板30との隙間G1、放熱板52と筐体3との隙間G2が設けられるように、基板ユニット50を第2の収容室22に備える。そのため、電子基板51は、仕切り板30との隙間G3が設けられて備えられる。これにより、隙間G1,G2を流れる気流や基板ユニット50内を流れる気流によって、電子基板51を放熱させることができる。
【0041】
図5は、図3の断面C−C´の位置において矢印方向から見た図で、第1の収容室20、第2の収容室22の配置を模式的に示す断面図である。第2の収容室22における鉛直方向D1下側は、搬送経路18に向かって開口し、第2の収容室22における鉛直方向D1上側は、筐体3の上部壁部によって区画される。
【0042】
図3、図4(a)を参照して前述したように、第1の収容室20は、記録ヘッド27の移動領域40を含み、第1の収容室20における鉛直方向D1下側は、搬送経路18に向かって開口し、第1の収容室20における鉛直方向D1上側は、筐体3の上部壁部によって区画される。
【0043】
第1の収容室20における鉛直方向D1下側が開口しているので、排紙用開口部12を介して、筐体3の外部と第1の収容室20との間に気流A4が発生する。また、第2の収容室22における鉛直方向D1下側が開口しているので、給紙用開口部23を介して、筐体3の外部と第2の収容室22との間に気流A5が発生する。
【0044】
図6(a)は、基板ユニット50の放熱板52側から見た斜視図であり、図6(b)は、基板ユニット50の放熱板52と反対側から見た斜視図である。図7は、基板ユニット50の構成部品を示す斜視図である。
【0045】
基板ユニット50は、図6(a)に示すように、電子基板51を鉛直方向D1に立設させ、電子基板51の面方向が搬送方向D3になるように、第2の収容室22に備えられる。
【0046】
基板ユニット50は、電子基板51、電子基板51に備えられたIC57(図7参照)などの電子部品から生じる熱を放熱させる金属製の放熱板52、電子基板51を覆って電子部品から発生する電磁波を抑制する、金属などの導電性を有するシールド板53を含んで構成される。
【0047】
図6(b)のシールド板53には、凹部56が形成されたシールド部材54が備えられる。凹部56には、記録ヘッド27が移動方向D2に往復移動するとき、記録ヘッド27の一部が挿入する。これにより、プリンター1の移動方向D2における長さを短くすることができる。
【0048】
電子基板51は、シールド板53、シールド部材54、放熱板52によって密閉されることはないので、基板ユニット50内には、第2の収容室22内を流れる気流が流入したり、基板ユニット50外に気流が流出する。
【0049】
本実施形態では、放熱板52は、アルミニウムから構成されるので、熱伝導性が高い。また、放熱板52は、電子基板51を覆って電子部品から発生する電磁波を抑制するシールド板としての機能も兼ねる。
【0050】
放熱板52は、図7の記録ヘッド27を駆動するIC57が備えられた電子基板51の面側に取り付けられる。これにより、IC57から発生する熱を効率よく放熱させることができる。
【0051】
以上、本実施形態で説明した図4(a)のプリンター1は、記録媒体としての用紙Pが搬送される搬送経路18と、用紙Pの搬送方向D3と交わる移動方向D2に往復移動しながら用紙Pに文字や画像を形成する記録ヘッド27と、搬送経路18側が開口し、記録ヘッド27が往復移動する移動領域40を含み、移動方向D2における一方の側に開口部60を有し、記録ヘッド27を収容する第1の収容室20と、搬送経路18側が開口し、開口部60を介して第1の収容室20と連通し、電子基板51を収容する第2の収容室22と、を備える。
【0052】
そして、電子基板51は、面方向が搬送方向D3で搬送経路18に対して鉛直方向D1に立設し、第1の収容室20側の壁部である仕切り板30との間を離して第2の収容室22に備えられる。
【0053】
この構成によれば、記録ヘッド27の往復移動に伴って、第1の収容室20を介して搬送経路18と第2の収容室22との間を流れる気流A1が生じたり、第1の収容室20を介さずに搬送経路18と直接に第2の収容室22との間を流れる気流A3が生じる。そして、電子基板51は、面方向が搬送方向D3で搬送経路18に対して立設し、第1の収容室20側の壁部である仕切り板30との間を離して第2の収容室22に備えられる。これにより、電子基板51と第1の収容室20との間を気流が流れるので、電子基板51の温度上昇を抑制できる。
【0054】
従って、筐体3に通気孔を設けなくてもよいので、筐体3における剛性の低下や、外観上の見栄えの低下を抑制できる。また、筐体3内に備えられたモーターなどの音が通気孔から筐体の外部に洩れることを抑制できる。また、インクジェット式の画像形成装置においては、筐体内のインクミストが通気孔から筐体の外部に流出することを抑制できる。
【0055】
また、図4(b)の開口部60は、移動方向D2から見た位置が記録ヘッド27と一部重なるように設けられる。
【0056】
この構成によれば、図4(a)に示すように、記録ヘッド27の移動によって、第1の収容室20内を流れる気流A2と、第2の収容室22内を流れる気流A1を生じさせることができる。これにより、第1の収容室20内の温度上昇を抑制するとともに、第2の収容室22内の温度上昇を抑制することができる。
【0057】
また、第1の収容室20と第2の収容室22とを仕切る壁部である仕切り板24,30,25は、板状部材によって構成される。
【0058】
この構成によれば、第1の収容室20と第2の収容室22とを仕切るための壁部を筐体3と一体に形成しなくてもよいので製造コストの上昇を抑制できる。
【0059】
また、第1の収容室20と第2の収容室22とを仕切る壁部は、繊維状の吸着材を用いてもよい。この構成によれば、第1の収容室20や第2の収容室22を浮遊するミストを吸着することができる。
【符号の説明】
【0060】
1…インクジェットプリンター、3…筐体、12…排紙用開口部、18…搬送経路、20…第1の収容室、22…第2の収容室、23…給紙用開口部、24,25,30…仕切り板、27…記録ヘッド、40…移動領域、51…電子基板、60…開口部、61…開口部、D2…移動方向、D3…搬送方向、P…用紙。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体が搬送される搬送経路と、
前記記録媒体の搬送方向と交わる移動方向に往復移動しながら前記記録媒体に文字や画像を形成する記録ヘッドと、
前記搬送経路側が開口し、前記記録ヘッドが往復移動する移動領域を含み、前記移動方向における一方の側に開口部を有し、前記記録ヘッドを収容する第1の収容室と、
前記搬送経路側が開口し前記開口部を介して前記第1の収容室と連通するとともに、面方向が前記搬送方向に対向して前記搬送経路に対して立設し前記第1の収容室側の壁部との間を離して設置される電子基板を収容する第2の収容室と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記開口部は、前記移動方向から見た位置が前記記録ヘッドと一部重なるように設けられることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記第1の収容室と前記第2の収容室とを仕切る壁部は、板状部材によって構成されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記第1の収容室と前記第2の収容室とを仕切る壁部は、吸着材であることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−10235(P2013−10235A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−143840(P2011−143840)
【出願日】平成23年6月29日(2011.6.29)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】