説明

画像表示装置及びプリント作成装置

【課題】画像を確認しやすい表示装置、及びプリント指定しやすいプリント作成装置を提供する。
【解決手段】メモリカードMCを装填可能なスロット12と、メモリカードMCがスロット12に装填されたことを検知する検出装置103と、検知結果に応じて、メモリカードMCに記憶されている画像データ及びカラーマネジメント情報を読み出す読出装置102と、読み出した画像データに対して、カラーマネジメント情報に基づく画像処理を施すプリンタCPU101と、画像処理の施された画像データに基づき、プリントを行うプリント装置104と、を有するので、デジタルスチルカメラDCの機種毎に異なる色変換テーブルなどを含むカラーマネジメント情報に基づいて、より高画質な画像をプリントすることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント作成装置及び画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術の向上に伴い、撮像した画像をデジタルデータに変換して記憶するデジタルスチルカメラが開発され、既に市販されている。ユーザーは、デジタルスチルカメラにより撮像した画像を、たとえば自分のパソコンのディスプレイに表示でき、またプリンタを介してプリントできるため、その応用範囲は広いものとなっている。
【0003】また、通常デジタルスチルカメラには、液晶ディスプレイが備え付けられており、かかる液晶ディスプレイに表示された画像を見ることによって、ユーザーは撮像した画像を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルスチルカメラは、例えば旅行先でスナップ的に被写体を撮像したりするのに便利なように、一般的にはコンパクトなボディを有している。デジタルスチルカメラのボディがコンパクトになると、その外面に配置された液晶ディスプレイも小型化せざるを得なくなる。ところが、液晶ディスプレイが小型化すれば、そこに表示される画像も小さくなり、画像を確認しにくくなるという問題がある。
【0005】又、プリントに必要な情報として、色変換テーブルなどを含むカラーマネジメント情報などがあるが、これはデジタルスチルカメラの機種毎に固有のデータであるため、画像をプリントする際に、何らかの形でプリンタに入力する必要がある。
【0006】更に、デジタルスチルカメラを、パソコンを介さずに直接プリンタに接続し、デジタルスチルカメラからプリンタへと画像データを送信してプリントすることも考えられる。ところが、汎用のプリンタは、比較的その構成及び操作が複雑であることから、より低廉で操作が簡単なプリンタが望まれている。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、画像を確認しやすい表示装置、及び取り扱いやすいプリント作成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく、本発明のプリント作成装置は、記憶手段を装填可能なスロットと、記憶手段が前記スロットに装填されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている画像データ及びカラーマネジメント情報を読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して、前記カラーマネジメント情報に基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを行うプリント手段と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明のプリント作成装置は、第1の記憶手段より画像データを読み出す第1のスロットと、第2の記憶手段より画像処理に用いる処理条件データを読み出すための第2のスロットと、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データ及び処理条件データを読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して前記処理条件データに基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを作成するプリント手段と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明の画像表示装置は、記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、を有することを特徴とする。
【0011】本発明の画像表示プリント装置は、記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、プリント手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、前記一覧表示に基づいて、前記プリント手段でプリントする画像を指定する指定手段と、を有することを特徴とする。
【0012】本発明のプリント作成装置は、プリントを作成するために必要な情報を入力するための表示画面と、装着されたプリント作成用媒体を検出する検出手段と、入力されたプリント作成のための情報と、前記検出手段の検出結果とに基づいて、プリントが作成可能かを判断する判断手段と、該判断手段により作成不能と判断された場合、警告を行う警告手段とを有することを特徴とする。
【0013】本発明のプリント作成装置は、画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶したコンビュータ読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段でプリントを作成することを特徴とする。
【0014】本発明のプリント作成装置は、画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶した読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で少なくとも前記画像データに対応したプリント作成情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段で前記画像データに対応したプリント作成情報のプリントを作成することを特徴とする。
【0015】本発明のプリント作成装置は、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0016】本発明のプリント作成装置は、情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から、情報を読み取る専用読取手段と、情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から情報を読み取ると共に、前記記憶媒体に情報を書き込む読取・書き込み手段と、該読取手段が読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有することを特徴とする。
【0017】本発明のプリント作成装置は、ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段は2つあり、該2つの読取手段が配置された前記ボディの面が異なっていることを特徴とする。
【0018】本発明のプリント作成装置は、ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に装填された記憶媒体が排出される前記ボディの面と、前記プリント作成手段で作成されたプリントが排出されるボディの面とが異なることを特徴とする。
【0019】本発明のプリント作成装置は、記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して他方の記憶媒体または装置に書きこむことを特徴とする。
【0020】本発明の画像表示装置は、コンピュータ読み取り及び/又は書き込み可能な記録媒体から情報を読み取り及び/又はそれへ情報を書き込む読取及び/又は書込手段と、 該読取及び/又は書込手段で読み取った情報に基づいて、画像の表示を行う表示手段と、を有する画像表示装置であって、前記読取及び/又は書込手段は少なくとも2つ有り、このうち一つは読み取り専用であることを特徴とする。
【0021】本発明の画像表示装置は、記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した第1の記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して第2の記憶媒体または装置に書きこむことを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明のプリント作成装置によれば、記憶手段を装填可能なスロットと、記憶手段が前記スロットに装填されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている画像データ及びカラーマネジメント情報を読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して、前記カラーマネジメント情報に基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを行うプリント手段と、を有するので、デジタルスチルカメラの機種毎に異なる色変換テーブルなどを含むカラーマネジメント情報に基づいて、より高画質な画像をプリントすることができる。
【0023】更に、前記記憶手段に記憶されたデータが、認識可能な画像データか否かの検知を行う手段を設けることにより、例えば画像データのファイル形式(JPEG等)が、前記プリント作成装置が読み込み可能な形式でない場合には、かかる画像データの読み込みを中止するなどの措置をとることができ、それによりプリントのエラーを防止することができる。
【0024】又、前記記憶手段に認識可能な画像データが存在しない時は、警告を行う警告手段を設けることにより、例えばユーザーに前記記憶手段の交換を促すことができる。
【0025】又、前記画像データと前記カラーマネジメント情報の対応を確認する手段を設ければ、例えば単一の記憶手段中において、複数のデジタルスチルカメラからの画像データが含まれているような場合に、一のデジタルスチルカメラの撮像によって得られた画像データに対応するカラーマネジメント情報と、他のデジタルスチルカメラの撮像によって得られた画像データに対応するカラーマネジメント情報との間に混同が生じることを防止して、作成されるプリントにおける画質を高く維持することができる。
【0026】尚、例えばタグ情報としてカメラの機種名などを記憶することによって、前記確認手段が、前記画像データのタグ情報としてのカメラ機種名と、前記カラーマネジメント情報に付けられた名称に基づいて対応を確認することができる。
【0027】更に、前記カラーマネジメント情報は、ひとつ又は複数の情報の中の1つを選択して用いることもでき、かかる場合、例えば最新のカラーマネジメント情報を用いれば、より高画質な画像をプリントすることができる。
【0028】又、前記画像データは撮影されたカメラ情報を含み、該カメラ情報に基づいて前記複数のカラーマネジメント情報のうちの少なくとも1つ、例えば最新の情報を選択することもできる。
【0029】更に、前記プリント作成装置が、カラーマネジメント初期情報を記憶する記憶手段と、前記読み出したカラーマネジメント情報と、前記カラーマネジメント初期情報のバージョンを比較し、古いカラーマネジメント情報を最新バージョンのカラーマネジメント情報に書き換える手段とを設ければ、適宜最新バージョンのカラーマネジメント情報を用いてプリント作成を行うことができるので、より高画質な画像を形成することができる。
【0030】本発明のプリント作成装置によれば、第1の記憶手段より画像データを読み出す第1のスロットと、第2の記憶手段より画像処理に用いる処理条件データを読み出すための第2のスロットと、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データ及び処理条件データを読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して前記処理条件データに基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを作成するプリント手段と、を有するので、単一のスロットを用いて、画像データ及び処理条件データを読み出す場合に比し、より迅速にデータ処理が可能となる。
【0031】更に、前記処理条件データがカラーマネジメント情報であれば、かかるカラーマネジメント情報に基づいて、より高画質な画像をプリントすることができる。
【0032】又、前記第1のスロットに、画像データ以外の情報を記憶した記憶手段が挿入された際に、警告を行う警告手段を設ければ、かかる警告により、例えば第2のスロットに挿入すべき記憶手段を誤って第1のスロットに挿入したことを、ユーザーに知らせることができる。
【0033】更に、前記第2のスロットに、処理条件データ以外の情報を記憶した記憶手段が挿入された際に、警告を行う警告手段を設ければ、かかる警告により、例えば第1のスロットに挿入すべき記憶手段を誤って第2のスロットに挿入したことを、ユーザーに知らせることができる。
【0034】又、前記第1のスロットに、処理条件データを記憶した記憶手段が挿入され、かつ前記第2のスロットに、画像データを記憶した記憶手段が挿入された場合に、前記第1のスロットに挿入された記憶手段から処理条件データを読み取ると共に、前記第2のスロットに挿入された記憶手段から画像データを読み取るようにすれば、誤ってデータを読み取ることが防止でき便利である。
【0035】更に、前記処理条件データがプリントされるようになっていれば、かかるプリントに基づいて、ユーザーは例えばカラーマネジメント情報が最新バージョンであるか等を確認できる。
【0036】尚、前記処理条件データが、対応する画像と共にプリントされれば、より明確に画像との対応関係が判り便利である。
【0037】更に、前記処理条件データを表示する表示手段を設ければ、かかる表示に基づいて、ユーザーは例えばカラーマネジメント情報が最新バージョンであるか等を確認できる。
【0038】尚、前記処理条件データが、対応する画像と共に表示されれば、より明確に画像との対応関係が判り便利である。
【0039】本発明の画像表示装置は、記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、を有するので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、記憶手段をスロット内に挿入することに応動して、自動的に画像が一覧表示されるため、画像の確認を容易に行うことができる。
【0040】更に、前記画像表示手段上に表示する画像枚数を選択する手段を設ければ、少ない数の画像を表示することもでき、それにより各画像を大きく表示させることができるため、画像の確認をより容易に行うことができる。
【0041】また、画像を指定する前記指定手段が、前記一覧表示の際、1枚目の画像を指定するようになっていれば、その画像が1枚目の画像か一目でわかり便利である。
【0042】尚、前記1枚目の画像を、最新の撮影日付のものとしたり、最も新しい画像を1枚目とすることができ、あるいは前記1枚目の画像を、最も古い撮影日付のものとしたりできれば便利である。
【0043】本発明の画像表示プリント装置は、記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、プリント手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、前記一覧表示に基づいて、前記プリント手段でプリントする画像を指定する指定手段と、を有するので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、記憶手段をスロット内に挿入することに応動して、自動的に画像が一覧表示されるため、プリント前における画像の確認を容易に行うことができる。
【0044】更に、前記指定に、プリント枚数を含ませることによって、所望の枚数のプリント行うことが可能となる。
【0045】また、前記画像表示手段が、画像を表示する複数の画面を有していれば、サムネールを表示する画面と、本画像を表示する画面とを、別々の画面に表示したり、1枚のパノラマ画像を2枚の画面にわたって表示させたりすることができる。
【0046】本発明のプリント作成装置は、プリントを作成するために必要な情報を入力するための表示画面と、装着されたプリント作成用媒体を検出する検出手段と、入力されたプリント作成のための情報と、前記検出手段の検出結果とに基づいて、プリントが作成可能かを判断する判断手段と、該判断手段により作成不能と判断された場合、警告を行う警告手段とを有するので、例えば所望するプリントに対し、不適切なプリント作成媒体が装着されているような場合には、前記判断手段がプリント作成不能と判断するため、それに応じて前記警告手段が警告を行うので、かかる警告により操作者は、適切なプリント作成媒体などをセットする等の措置をとることができる。
【0047】尚、前記検出手段が、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体のサイズを検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントのサイズを含んでいれば、前記判断手段は装着されたプリント作成用媒体のサイズが適切か否か判断できる。
【0048】更に、プリントサイズの縦横比が、プリントされる画像の縦横比に対して不適切であると前記判断手段が判断した場合に、画像を縮小して1枚のプリントとして出力するか、画像を縮小せず複数枚のプリントとして細切れ状態で出力するか、いずれかの出力形態を選択する選択手段を設ければ、操作者の所望の形態でプリントを行うことができる。
【0049】又、前記検出手段が、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体の材質を検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントの材質を含んでいれば、前記判断手段は装着されたプリント作成用媒体の材質が適切か否か判断できる。
【0050】一方、前記検出手段が、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体の表面処理を検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントの表面処理を含んでいれば、前記判断手段は装着されたプリント作成用媒体の表面処理が適切か否か判断できる。
【0051】更に、前記警告手段が、前記表示画面における表示形態を変更することによって警告を行うようになっていれば、例えば判断手段が特定の画像につきプリント作成不能と判断した場合には、前記警告手段により、かかる画像の色を例えばカラーから白黒に変更することによって、操作者は一目でプリント作成が不能である画像を認識することができる。
【0052】又、前記警告手段が、音又は音声によって警告を行えば、操作者の聴覚を介して、プリント作成が可能か否か判断でき便利である。
【0053】本発明のプリント作成装置は、画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶した読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段でプリントを作成するので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、読取手段に記憶媒体が装填されると、自動的にプリントが行われるため、プリントの作成を容易に行うことができる。
【0054】本発明のプリント作成装置は、画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶した読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で少なくとも前記画像データに対応したプリント作成情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段で前記画像データに対応したプリント作成情報のプリントを作成するので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、読取手段に記憶媒体が装填されると、自動的にプリント作成情報のプリントが行われるため、プリント作成情報を容易に確認することができる。
【0055】更に、前記読取手段で読取ったプリント作成情報が特定のファイル構造を有しない場合、前記前記プリント作成手段でのプリントを行わないようにすれば、プリントエラーなどの発生を防止できる。
【0056】本発明のプリント作成装置は、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を記憶手段に記憶するので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、読取手段に記憶媒体が装填されると、自動的に情報の記憶が行われるため、例えば情報がプリントの作成情報である場合に、プリントに備えてかかる作成情報の記憶を容易に行うことができる。
【0057】更に、情報を基にして表示を行う表示手段を設けて、かかる表示手段を介してプリントの作成情報を提示すれば、操作者は提示されたプリントの作成情報を確認することができる。尚、ここで提示とは、例えば液晶画面にサムネール画像や文字などを表示することの他、音声で告知したり、あるいは接続されたデジタルスチルカメラに信号を送信して、デジタルスチルカメラの液晶画面に表示することも含む。
【0058】本発明のプリント作成装置は、情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から、情報を読み取る専用読取手段と、情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から情報を読み取ると共に、前記記憶媒体に情報を書き込む読取・書き込み手段と、該読取手段が読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するので、例えば消去したくない情報を記憶した記憶媒体に関しては、専用読取手段を用いて情報を読み取ることによって、誤ってかかる情報を消去してしまうなどの不具合を防止できる。
【0059】本発明のプリント作成装置は、ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段は2つあり、該2つの読取手段が配置された前記ボディの面が異なっているので、例えば消去したくない情報を記憶した記憶媒体に関しては、特定の面に配置された読取手段で読み取ることによって、誤ってかかる情報を消去してしまうなどの不具合を防止できる。
【0060】本発明のプリント作成装置は、ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に装填された記憶媒体が排出される前記ボディの面と、前記プリント作成手段で作成されたプリントが排出されるボディの面とが異なるので、プリント排出と記憶媒体の出し入れとを同時に行うような場合でも、プリントと記憶媒体との干渉などを抑止でき、それによりエラーの発生を防止できる。
【0061】尚、前記プリント作成装置自体が、小型軽量であり、例えばその重量が200グラム以下であれば好ましい。
【0062】本発明のプリント作成装置は、記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した第1の記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して第2の記憶媒体または装置に書きこむので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、データの複写を容易に行うことができる。尚、通信可能なインターフェイスとは、外部のサーバーなどと通信可能なモデムカードやLANカードや、赤外線通信装置などを意味する。
【0063】更に、書きこまれるデータは、書きこまれる記憶媒体において、読み出し専用の媒体ごとに仕分けされれば、データの整理を容易に行うことができる。
【0064】また、第1の記憶媒体から読み取られたデータを、第2の記憶媒体に書き込む場合、データを書き込もうとする前記第2の記憶媒体のデータを読み出して、前記第1の記憶媒体における書き込むべきデータと比較し、同一の場合は、書き込みを禁止すれば、例えばデータが書き込まれた第1の記憶媒体を誤って何度も専用読取手段に読み取らせた場合でも、第2の記憶媒体に書き込まれるデータは最初に読み取ったものだけとなり、それにより他の記憶媒体の記憶残量が低下することを防止できる。
【0065】更に、データの読み取り又は書き込み中は、前記記憶媒体の脱着を機械的に阻止する機構を備えることにより、データの損壊を防止することができる。
【0066】本発明の画像表示装置は、コンピュータ読み取り及び/又は書き込み可能な記録媒体から情報を読み取り及び/又はそれへ情報を書き込む読取及び/又は書込手段と、該読取及び/又は書込手段で読み取った情報に基づいて、画像の表示を行う表示手段と、を有する画像表示装置であって、前記読取及び/又は書込手段は少なくとも2つ有り、このうち一つは読み取り専用であるので、例えば消去したくない情報を記憶した記憶媒体に関しては、専用の読取手段を用いて情報を読み取ることによって、誤ってかかる情報を消去してしまうなどの不具合を防止できる。
【0067】本発明の画像表示装置は、記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した第1の記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して第2の記憶媒体または装置に書きこむようになっているので、何ら特殊な操作を必要とすることなく、データの複写を容易に行うことができる。尚、通信可能なインターフェイスとは、上述したように、外部のサーバーなどと通信可能なモデムカードやLANカードや、赤外線通信装置などを意味する。
【0068】更に、書きこまれるデータは、書きこまれる記憶媒体において、読み出し専用の媒体ごとに仕分けされれば、データの整理を容易に行うことができる。
【0069】また、第1の記憶媒体から読み取られたデータを、第2の記憶媒体に書き込む場合、データを書き込もうとする前記他の記憶媒体のデータを読み出して、前記第1の記憶媒体における書き込むべきデータと比較し、同一の場合は、書き込みを禁止すれば、例えばデータが書き込まれた第1の記憶媒体を誤って何度も専用読取手段に読み取らせた場合でも、第2の記憶媒体に書き込まれるデータは最初に読み取ったものだけとなり、それにより他の記憶媒体の記憶残量が低下することを防止できる。
【0070】更に、データの読み取り又は書き込み中は、記憶媒体の脱着を機械的に阻止する機構を備えることにより、データの損壊を防止することができる。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるプリント作成装置を示す斜視図である。図2は、本実施の形態にかかるプリント作成装置のブロック図である。図1において、プリント作成装置10は、前面にデジタルスチルカメラDCとの接続ケーブルを受ける端子11と、デジタルスチルカメラDCの撮像により得られた画像データを記憶したメモリカードMCの受け入れスロット12を有する。
【0072】又、プリント作成装置10は、左方面にデータ書き込み用の記憶媒体Wの受け入れスロット13を有し、右方面にプリント排出口14を有している。一方、プリント10は、その上面にピン型雌コネクタ15を形成している。
【0073】ノート型パソコンの液晶表示部程度の大きさを有するビュワ20は、下面にピン型雌コネクタ21を有し、両コネクタ15、21をつなぎ合わせることによって、ビュワ20はプリント作成装置10に対して、信号授受可能に取り付けられるようになっている。
【0074】更に、ビュワ20は、上面に2つの液晶画面(タッチパネル式である)22a、22bを配置し、前面にデジタルスチルカメラDCの撮像により得られた画像データを記憶したメモリカードMCの受け入れスロット23aを有すると共に、後面に書き込み可能な記憶媒体Wの受け入れスロット23bを有する。
【0075】図2において、プリント作成装置10のプリンタCPU101は、コネクタ15,21を介して、ビュワ201と接続された状態で示されているが、更に、受け入れスロット12内に設けられた読取装置102と、メモリカードMCの検出装置103と、読取・書込装置104と、プリント装置105と、インタフェース106と、警告装置107とに接続され、これらを制御可能となっている。
【0076】一方、ビュワCPU201は、受け入れスロット23内に設けられた読取装置201と、メモリカードMCの検出装置203と、LDドライバ204と、読み取り・書き込み装置206と、補助記憶装置207とに接続され、これらを制御するようになっている。
【0077】次に、本実施の形態に動作について説明する。まず、ビュワ20は、プリンタ作成装置10から切り離すことができ、内蔵電池により屋外でも使用可能となっている。例えば、デジタルスチルカメラDCにより撮像した画像を確認する場合、デジタルスチルカメラDCに備え付けの液晶画面は小さいため、その確認は容易ではない。これに対し、本実施の形態によれば、より大きな表示画面22a、22bを有するビュワ20を用いて、より容易に画像の確認を行うことができる。
【0078】より具体的には、ビュワ20の受け入れスロット23aに、メモリカードMCを挿入し、読み取り可能位置まで押し込むと、検出装置203がこれを検出して、ビュワCPU201に検出信号を送信する。かかる場合、ビュワCPU201は、読取装置202を駆動して、メモリカードMCに記憶された画像データを読み出して、LDドライバ204を介して、液晶画面22a、22bに画像を表示するようになっている。かかる場合、操作者は特に表示のための操作を行わずとも、メモリカードMCをスロット23に挿入するだけで、記憶された画像データ全てに対応する画像が自動的に一覧表示されるようになっているため、画像の確認を容易に行うことができる。また、例えば1枚のパノラマ画像を、2枚の液晶画面22a、22bにわたって表示することもできる。
【0079】尚、画像枚数選択ボタン205を設けて、これを押圧する毎に、一度に表示される画像の枚数を変更できるようにしても良い。また、操作者がタッチパネル式の液晶画面22a(又は22b)を押圧して、特定の画像を指定できるようにしても良い。かかる場合、液晶画面22aで、サムネール画像による一覧表示を行い、液晶画面22bで、指定された画像を拡大表示すると好ましい。また、ビュワCPU201は、LDドライバ204を駆動して、指定された画像の枠Frの色を変換したり、場合によっては文字を付すようにしても良い。
【0080】一方、操作者の操作に関係なく、ビュワCPU201は、LDドライバ204を駆動して、1枚目の画像として最新の撮影日付の画像や、最も旧い撮影日付の画像の枠Frの色を変換したり、文字を付すようにすることもできる。こうすることによって、操作者が画像を確認する際に、並べられた画像の最初もしくは最後が一目でわかり便利である。尚、ビュワ20を用いて、画像データのダビングも可能である。かかる場合、ビュワCPU201の制御下で、受け入れスロット23aに挿入されたメモリカードMCの画像データを読取装置202によって読み取って、読み取り・書き込み装置206を介して、受け入れスロット23bに挿入された記憶媒体Wに、読み取られた画像データが書き込まれる。また、記憶媒体Wに記憶されたデータも、読み取り・書き込み装置206を介して読み取ることができる。補助記憶装置207は、ビュワCPU201の制御下で、データの一時ストックやカラーマネジメント情報の保存のために用いられる。
【0081】プリント作成装置10を用いてプリントを行う場合、受け入れスロット12に、メモリカードMCを挿入し、読み取り可能位置まで押し込むと、検出装置103がこれを検出して、プリンタCPU101に検出信号を送信する。かかる場合、プリンタCPU101は、読取装置102を駆動して、メモリカードMCに記憶された画像データを読み出して、プリント装置105により画像をプリントして、プリント排出口14から出力するようになっている。かかる場合、操作者は特にプリント作成のための操作を行わずとも、メモリカードMCをスロット12に挿入するだけで、記憶された画像データ全てに対応する画像がプリントされるようになっているため、画像のプリント作成を容易に行うことができる。
【0082】ここで、ビュワ20が、プリント作成装置10に接続されて一体化していれば、メモリカードMCから読み出された画像データに基づき、ビュワ20により画像が一覧表示されると共に、一覧表示された画像が、プリント作成装置10により自動的にプリントされることとなる。なお、タッチパネル式の液晶画面22a、22bに表示された画像を押圧することによって、特定の画像について、押圧した数に一致する枚数のプリントを行うようにしても良い。その場合、対応する画像上に、プリント枚数が表示されればより好ましい。
【0083】ところで、デジタルスチルカメラの機種毎に、色などの画像特性が微妙に異なるため、最適な画質で画像をプリントするためには、カメラの機種毎に異なるカラーマネジメント情報(例えば色変換テーブルなどの処理条件データ)に基づいて、画像データを補正する必要がある。
【0084】そこで、本実施の形態においては、デジタルスチルカメラDCからカラーマネジメント情報を取り込んで、これに基づき画像データを補正(画像処理)することによって、より高画質な画像を形成できるようにしている。より具体的には、メモリカードMC内にタグ情報として、デジタルスチルカメラの機種名が記憶されているので、読取装置102がこれを読み取って、プリンタCPU101に記憶されているルックアップテーブル(ファイル)と照らし合わせ、対応する補正情報に基づいて、画像データを補正するようになっている。
【0085】又、1枚のメモリカードMCを、複数のデジタルスチルカメラ間で使い回すことも考えられる。かかる場合、1枚のメモリカードMC内には、カラーマネジメント情報が異なる画像データが混在することとなる。そこで、かかる場合には、各画像データ毎に、カラーマネジメント情報を対応づけて記憶すると共に、読取装置102によって読み取る際に、個々の画像データに対して最適なカラーマネジメント情報を対応させ、それにより高画質な画像をプリントすることができる。
【0086】尚、同一のカラーマネジメント情報が複数存在する場合には、そのバージョン情報や、ファイル作成日から、最新の情報を用いることにより、より適切なプリント作成を行うことができる。あるいは、同一のカラーマネジメント情報が複数存在しないように、旧い情報は消去して、常に最新のカラーマネジメント情報のみを記憶することも考えられる。
【0087】さらに、カラーマネジメント情報は、プリントCPU101に予め記憶することなく、記憶媒体Wに記憶しておくことによって、これを受け入れスロット13に挿入し、読取・書込装置104で読み取ることにより、適宜利用することもできる。このようにすることにより、随時最新のカラーマネジメント情報も利用できるので便利である。
【0088】操作者の利用に供すべく、カラーマネジメント情報自体もプリント(あるいはビュワ20を介して表示)できると好ましい。かかる場合、対応する画像と共にカラーマネジメント情報がプリント(又は表示)されれば、その対応関係が明白となり、より好ましい。
【0089】一方、プリンタCPU101は、転送されてきたデータから、スロット12に記憶媒体Wが挿入されたと判断したときや、スロット12に挿入されたメモリカードMC内の画像データのフォーマット形式が、例えばBMP形式であって、プリンタ作成装置10が取り扱うことのできるJPEG形式でないと判断したときは、警告装置107を介して所定の警告(例えば「データが異なるので、プリント作成ができません」という音声、ブザー音あるいは液晶表示など)を行うことができる。それにより、操作者は、誤ったメモリカードをスロット12に差し込んだことが判る。
【0090】プリンタCPU101は、転送されてきたデータから、スロット13にメモリカードMCが挿入されたと判断したときや、スロット13に挿入された記憶媒体W内が空である場合、同様に所定の警告を行うことができる。
【0091】尚、プリンタCPU101は、転送されてきたデータから、スロット12に記憶媒体Wが挿入され、かつスロット13にメモリカードMCが挿入されたと判断したときは、これらのデータを相互に入れ替えて利用することができる。
【0092】ところで、ビュワ20におけるタッチパネル式の液晶画面22a、22bを用いて、例えば寸法、材質や表面処理など指定するプリント作成情報を入力することも考えられる。かかる場合、プリント作成装置10に装填された紙などのプリント作成媒体が、入力されたプリント作成情報に対応しないものである場合には、プリントが不適切なものとなる。
【0093】そこで、本実施の形態においては、媒体センサ108が、プリント作成媒体の寸法(ハイビジョンパノラマサイズなど)、材質(紙、シール付きプリントなど)、表面処理(光沢、絹目など)などを検出して、プリンタCPU101に送信し、これが、入力されたプリント作成情報に合致しない場合には、警告装置107を介して所定の警告(「対応する媒体が装填されていません」等の音声、音、ビュワ20の画像表示形態)を行って、操作者にプリントが適切に行われない旨を告知することができる。
【0094】尚、例えば、装填されたプリント紙に対して、パノラマ画像のように縦横比が大きく異なる画像に関しては、操作者の選択により、1枚のプリント紙に全画像が形成された状態(従って上下は下地)、もしくは複数枚のプリント紙に画像が分割された状態のいずれかのプリントを選択できるようにしても良い。又、プリント作成装置20に装填されるプリント作成媒体はロール状であっても良い。
【0095】一方、プリント作成情報は、ビュワ20から入力するのではなく、たとえばデジタルスチルカメラ側で作成し、予めメモリカードMCもしくは記憶媒体Wに記憶させておくことも考えられる。その場合、メモリカードMCもしくは記憶媒体Wを差し込ことに応動し、プリンタCPU101は、画像データとプリント作成情報に基づいて自動的に画像のプリントを行える。また、操作者の確認のため、プリンタCPU101は、自動的にプリント作成情報をプリントしても良い。
【0096】更に、読み取られたプリント作成情報が所定のフォーマットとなっていない場合には、エラーを防止すべく、プリンタCPU101は、かかるプリント作成情報に基づくプリントを禁止することができる。
【0097】加えて、プリンタCPU101は、読み取ったプリント作成情報を、自動的に内蔵するメモリに記憶することもでき、また、このプリント作成情報を所定の形態で提示(「プリントは、・・・という形で行われます」等の音声、音、ビュワ20のサムネール画像及び文字のオートリプレイなど)を行って、操作者に内容を知らせることもできる。尚、プリント作成装置10にデジタルスチルカメラDCが接続されていれば、プリンタCPU101は、デジタルスチルカメラDCの液晶画面を利用して、かかる提示を行わせても良い。
【0098】ところで、デジタルスチルカメラDCの撮像によって得られた画像データを、コピーしたい場合がある。かかる場合、本実施の形態によれば、メモリカードMCをスロット12に差し込んで、記憶媒体Wをスロット13に差し込むことによって、プリンタCPU101の制御下で、読取装置102がメモリカードMC内のデータを読み取ると共に、読取・書込装置104が、自動的に記憶媒体Wに、そのデータを書き込むようにすることが考えられる。
【0099】かかる場合、読取装置102を読み取り専用とし、メモリカードMCを必ずスロット12に挿入するようにすれば、メモリカードMC内の画像データなどを誤って消去する恐れがない。
【0100】尚、ビュワ20においても、記憶媒体Wをスロット23a、23bに差し込むことによって、ビュワCPU201の制御下で、読取装置202がスロット23aに差し込まれた記憶媒体W内のデータを読み取ると共に、読取・書込装置206が、自動的にスロット23bに差し込まれた記憶媒体Wに、そのデータを書き込むようにすることが考えられる。
【0101】かかる場合、読取装置202を読み取り専用とし、データを消去したくない記憶媒体Wを必ずスロット23aに挿入するようにすれば、記憶された画像データなどを誤って消去する恐れがない。
【0102】又、プリント作成装置10において、本実施の形態のように、スロット12とスロット13と2つのスロットが設けられていれば、読み取りと書き込みとを同時に迅速に行うことができると共に、またその配置面が異なっていれば、メモリカードMCを誤ってスロット13側に装填するようなミスも低減させることができる。
【0103】更に、両スロット12、13を、プリント排出口14と異なる面に設けているので、メモリカードMCや記憶媒体Wを、誤ってプリント排出口に挿入するようなミスを極力低減することもできる。又、プリント排出中に、メモリカードMCや記憶媒体Wの抜き差しも容易に行うことができる。プリント作成装置は、形態可能な程度に小型化され軽量であると良く、重量が200g以下であれば好ましい。
【0104】尚、プリント作成装置10及びビュワ20において、データの混同を防止するため、読み出されたデータを書き込む際には、例えばメモリカード毎に、又はデジタルスチルカメラの機種毎にディレクトリなどによって仕分けされると好ましい。
【0105】更に、同じメモリカードMCを何度も抜き差ししたような場合に、同じデータが繰り返し記憶されることを避けるため、最初の挿入により読み出されたデータが、後の挿入により読み出されたデータと一致した場合、プリンタCPU101(又はビュワCPU201)は、後のデータの書き込みを禁止することも考えられる。
【0106】また、プリント作成装置10及びビュワ20において、コピーが行われている間、メモリカードMC又は記憶媒体Wの抜きだしを禁止するロック手段(図示していないが、例えばイジェクトボタンを押せなくするなどの機構)を設けると望ましい。
【0107】ところで、記憶媒体Wの記憶容量は、ハードディスクなどと比較すれば、比較的小さいため、高画素の画像データを数多く記憶すると、空データ残量がたちまち減少する恐れがある。そこで、スロット13には、記憶媒体Wの代わりに、自動的にメールを発信する機能や、特定のサイトにアクセスする機能、又は特定の電話番号をかける機能を有するモデムカードやLANカードを差し込むことも考えられる。かかる場合、プリント作成装置10は、モデムカード等から、ネットワークや、公衆回線、インターネットなどを介して、大容量のサーバーなどに通信可能にアクセスできるため、記憶すべきデータを全てサーバーなどに保存することができる。同様に、ビュワ20のスロット23bにモデムカードやLANカードを差し込んで、モデムカード等から、ネットワークや、公衆回線、インターネットなどを介して、大容量のサーバーなどに通信可能にアクセスできるようにしても良い。
【0108】図3は、第2の実施の形態を示す斜視図である。図3において、プリント作成装置30は、第1の実施の形態におけるプリント作成装置10とビュワ20とを合体させた構成を有する。すなわち、プリント作成装置30は、前面にデジタルスチルカメラDCとの接続ケーブルを受ける端子31と、デジタルスチルカメラDCの撮像により得られた画像データを記憶したメモリカードMCの受け入れスロット32を有する。
【0109】又、プリント作成装置30は、左方面にデータ書き込み用の記憶媒体Wの受け入れスロット33を有し、右方面にプリント排出口34を有している。一方、プリント作成装置30は、その上面に液晶画面(タッチパネル式であると好ましい)35を配置している。
【0110】第2の実施の形態は、ビュワとプリント作成装置とを合体させた構成を有し、従ってその動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0111】図4は、第3の実施の形態を示す斜視図である。図3において、プリント作成装置40は、第2の実施の形態と異なる、比較的高価な液晶画面を有していないため、よりコストが低減されたものとなっている。ただし、単純な警告やエラー番号などを表示できるよう、反射型の液晶パネル45が上面に配置されている。
【0112】プリント作成装置40は、自身に操作パネルや表示画面を有しない代わりに、端子41を介してケーブルにより接続されたデジタルスチルカメラDCから、画像プリント指示や、警告の表示などを行うことができるようになっている。すなわち、プリントを所望する場合、操作者は、デジタルスチルカメラDC側の操作ボタンを用いて、プリント枚数などを指定すると、プリント作成装置40は、確認のためプリントする画像と枚数などのデータを返信する。
【0113】かかるデータに基づいて、デジタルスチルカメラDCの液晶画面(不図示)に、プリントする画像と枚数などが表示されるので、操作者がデジタルスチルカメラDC側の確認ボタン(不図示)を押すことによって、プリントが開始されることとなる。尚、各種の警告は、プリント作成装置40の液晶画面45によって表示されるが、より詳細なデータはデジタルスチルカメラDC側に送信されるので、操作者は、それにより警告の内容を知ることができる。
【0114】以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。たとえばデジタルスチルカメラとプリント作成装置との通信は、ケーブルに限らず、IrDAなどの無線通信手段を介して、あるいはプリント作成装置にデジタルスチルカメラを直接装着することによって行われても良い。
【0115】
【発明の効果】本発明のプリント作成装置によれば、より容易にプリントの作成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるプリント作成装置を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態にかかるプリント作成装置のブロック図である。
【図3】第2の実施の形態にかかるプリント作成装置を示す斜視図である。
【図4】第3の実施の形態にかかるプリント作成装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,30,40 プリント作成装置
20 ビュワ
101 プリンタCPU
102 読取装置
103 検出装置
104 読取・書込装置
105 プリント装置
106 インタフェース
107 警告装置
108 媒体センサ
201 ビュワCPU
202 読取装置
203 検出装置
204 LDドライバ
DC デジタルスチルカメラ
MC メモリカード
W 記憶媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】 記憶手段を装填可能なスロットと、記憶手段が前記スロットに装填されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶されている画像データ及びカラーマネジメント情報を読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して、前記カラーマネジメント情報に基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを行うプリント手段と、を有することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項2】 前記記憶手段に記憶されたデータが、認識可能な画像データか否かの検知を行う手段を有することを特徴とする請求項1に記載のプリント作成装置。
【請求項3】 前記記憶手段に認識可能な画像データが存在しない時は、警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項2記載のプリント作成装置。
【請求項4】 前記画像データと前記カラーマネジメント情報の対応を確認する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項5】 前記確認手段は、前記画像データのタグ情報と前記カラーマネジメント情報に付けられた名称に基づいて対応を確認することを特徴とする請求項4に記載のプリント作成装置。
【請求項6】 前記カラーマネジメント情報は、ひとつ又は複数の情報の中の1つを選択して用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項7】 前記カラーマネジメント情報の選択は、最新のカラーマネジメント情報を用いることを特徴とする請求項6に記載のプリント作成装置。
【請求項8】 前記画像データは撮影されたカメラ情報を含み、該カメラ情報に基づいて前記複数のカラーマネジメント情報のうちの少なくとも1つを選択することを特徴とする請求項6に記載のプリント作成装置。
【請求項9】 前記プリント作成装置は、カラーマネジメント初期情報を記憶する記憶手段と、前記読み出したカラーマネジメント情報と、前記カラーマネジメント初期情報のバージョンを比較し、古いカラーマネジメント情報を最新バージョンのカラーマネジメント情報に書き換える手段と、を有することを特徴とする請求項6記載のプリント作成装置。
【請求項10】 第1の記憶手段より画像データを読み出す第1のスロットと、第2の記憶手段より画像処理に用いる処理条件データを読み出すための第2のスロットと、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データ及び処理条件データを読み出す読出手段と、該読み出した画像データに対して前記処理条件データに基づく画像処理を施す手段と、前記画像処理の施された画像データに基づき、プリントを作成するプリント手段と、を有することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項11】 前記処理条件データがカラーマネジメント情報であることを特徴とする請求項10に記載のプリント作成装置。
【請求項12】 前記第1のスロットに、画像データ以外の情報を記憶した記憶手段が挿入された際に、警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項10に記載のプリント作成装置。
【請求項13】 前記第2のスロットに、処理条件データ以外の情報を記憶した記憶手段が挿入された際に、警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項10に記載のプリント作成装置。
【請求項14】 前記第1のスロットに、処理条件データを記憶した記憶手段が挿入され、かつ前記第2のスロットに、画像データを記憶した記憶手段が挿入された場合に、前記第1のスロットに挿入された記憶手段から処理条件データを読み取ると共に、前記第2のスロットに挿入された記憶手段から画像データを読み取ることを特徴とする請求項10に記載のプリント作成装置。
【請求項15】 前記処理条件データがプリントされることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項16】 前記処理条件データは、対応する画像と共にプリントされることを特徴とする請求項15に記載のプリント作成装置。
【請求項17】 前記処理条件データを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項18】 前記処理条件データは、対応する画像と共に表示されることを特徴とする請求項17に記載のプリント作成装置。
【請求項19】 記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、を有することを特徴とする画像表示装置。
【請求項20】 前記画像表示手段上に表示する画像枚数を選択する手段を有することを特徴とする請求項19に記載の画像表示装置。
【請求項21】 画像を指定する指定手段を有し、前記指定手段は、前記一覧表示の際、1枚目の画像を指定することを特徴とする請求項19又は20に記載の画像表示装置。
【請求項22】 前記1枚目の画像は、最新の撮影日付のものであることを特徴とする請求項21に記載の画像表示装置。
【請求項23】 前記1枚目の画像は、最も古い撮影日付のものであることを特徴とする請求項21に記載の画像表示装置。
【請求項24】 記憶手段を着脱可能なスロットと、画像表示手段と、プリント手段と、前記記憶手段が前記スロットに挿入されたことを検知する検知手段と、前記検知結果に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを読み出すと共に、該読み出した画像データに基づく画像を前記画像表示手段上に一覧表示する手段と、前記一覧表示に基づいて、前記プリント手段でプリントする画像を指定する指定手段と、を有することを特徴とする画像表示プリント装置。
【請求項25】 前記指定は、プリント枚数を含むことを特徴とする請求項24に記載の画像表示プリント装置。
【請求項26】 前記画像表示手段は、画像を表示する複数の画面を有することを特徴とする請求項24又は25に記載の画像表示プリント装置。
【請求項27】 プリントを作成するために必要な情報を入力するための表示画面と、装着されたプリント作成用媒体を検出する検出手段と、入力されたプリント作成のための情報と、前記検出手段の検出結果とに基づいて、プリントが作成可能かを判断する判断手段と、該判断手段により作成不能と判断された場合、警告を行う警告手段とを有することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項28】 前記検出手段は、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体のサイズを検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントのサイズを含むことを特徴とする請求項27のプリント作成装置。
【請求項29】 プリントサイズの縦横比が、プリントされる画像の縦横比に対して不適切であると前記判断手段が判断した場合に、画像を縮小して1枚のプリントとして出力するか、画像を縮小せず複数枚のプリントとして細切れ状態で出力するか、いずれかの出力形態を選択する選択手段を有することを特徴とする請求項28に記載のプリント作成装置。
【請求項30】 前記検出手段は、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体の材質を検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントの材質を含むことを特徴とする請求項27乃至29のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項31】 前記検出手段は、前記プリント作成装置に装着されたプリント作成用媒体の表面処理を検出するようになっており、更に前記プリントを作成するために必要な情報がプリントの表面処理を含むことを特徴とする請求項27乃至30のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項32】 前記警告手段は、前記表示画面における表示形態を変更することによって警告を行うことを特徴とする請求項27乃至31のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項33】 前記警告手段は、音又は音声によって警告を行うことを特徴とする請求項27乃至32のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項34】 画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶した読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段でプリントを作成することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項35】 画像データと、該画像データに対応したプリント作成情報を記憶した読み取り可能な記憶媒体から、前記画像データと前記画像データに対応したプリント作成情報とを読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で少なくとも前記画像データに対応したプリント作成情報を読み取り、かつ、該情報を基にして前記プリント作成手段で前記画像データに対応したプリント作成情報のプリントを作成することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項36】 前記読取手段で読取ったプリント作成情報が特定のファイル構造を有しない場合、前記前記プリント作成手段でのプリントを行わないことを特徴とする請求項34又は35に記載のプリント作成装置。
【請求項37】 情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に前記記憶媒体が装填されると自動的に、前記読取手段で前記情報を読み取り、かつ、該情報を記憶手段に記憶することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項38】 情報を基にして表示を行う表示手段を有し、該表示手段は、プリントの作成情報を提示することを特徴とする請求項37に記載のプリント作成装置。
【請求項39】 情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から、情報を読み取る専用読取手段と、情報を読み取り及び書き込み可能な記憶媒体から情報を読み取ると共に、前記記憶媒体に情報を書き込む読取・書き込み手段と、該読取手段が読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有することを特徴とするプリント作成装置。
【請求項40】 ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段は2つあり、該2つの読取手段が配置された前記ボディの面が異なっていることを特徴とするプリント作成装置。
【請求項41】 ボディと、情報を読み取り可能な記憶媒体から情報を読み取る読取手段と、該読取手段で読みとった情報に基づいて、プリントを作成するプリント作成手段とを有するプリント作成装置であって、前記読取手段に装填された記憶媒体が排出される前記ボディの面と、前記プリント作成手段で作成されたプリントが排出されるボディの面とが異なることを特徴とするプリント作成装置。
【請求項42】 前記プリント作成装置自体が、小型軽量であることを特徴とする請求項39乃至41のいずれかに記載のプリント作成装置。
【請求項43】 重量が200グラム以下であることを特徴とする請求項42に記載のプリント作成装置。
【請求項44】 記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した第1の記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して第2の記憶媒体または装置に書きこむことを特徴とするプリント作成装置。
【請求項45】 書きこまれるデータは、書きこまれる記憶媒体において、読み出し専用の媒体ごとに仕分けされることを特徴とする請求項39又は44に記載のプリント作成装置。
【請求項46】 第1の記憶媒体から読み取られたデータを、第2の記憶媒体に書き込む場合、データを書き込もうとする前記第2の記憶媒体のデータを読み出して、前記第1の記憶媒体における書き込むべきデータと比較し、同一の場合は、書き込みを禁止することを特徴とする請求項39又は44に記載のプリント作成装置。
【請求項47】 データの読み取り又は書き込み中は、前記記憶媒体の脱着を機械的に阻止する機構を備えたことを特徴とする請求項39,44,45又は46に記載のプリント作成装置。
【請求項48】 コンピュータ読み取り及び/又は書き込み可能な記録媒体から情報を読み取り及び/又はそれへ情報を書き込む読取及び/又は書込手段と、 該読取及び/又は書込手段で読み取った情報に基づいて、画像の表示を行う表示手段と、を有する画像表示装置であって、前記読取及び/又は書込手段は少なくとも2つ有り、このうち一つは読み取り専用であることを特徴とする画像表示装置。
【請求項49】 記憶可能な状態の記憶媒体あるいは通信可能なインターフェイスを有し、記憶媒体と互換性ある装置が装着可能となっており、専用読み取り手段に、プリントのための画像データおよび/または関連したデータを記憶した第1の記憶媒体が装着された場合、自動的にそれらデータを読み出して第2の記憶媒体または装置に書きこむことを特徴とする画像表示装置。
【請求項50】 書きこまれるデータは、書きこまれる記憶媒体において、読み出し専用の媒体ごとに仕分けされることを特徴とする請求項49に記載の画像表示装置。
【請求項51】 第1の記憶媒体から読み取られたデータを、第2の記憶媒体に書き込む場合、データを書き込もうとする前記第2の記憶媒体のデータを読み出して、前記第1の記憶媒体における書き込むべきデータと比較し、同一の場合は、書き込みを禁止することを特徴とする請求項49に記載の画像表示装置。
【請求項52】 データの読み取り又は書き込み中は、前記記憶媒体の脱着を機械的に阻止する機構を備えたことを特徴とする請求項49乃至51のいずれかに記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2000−318275(P2000−318275A)
【公開日】平成12年11月21日(2000.11.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−134123
【出願日】平成11年5月14日(1999.5.14)
【出願人】(000001270)コニカ株式会社 (4,463)
【Fターム(参考)】