説明

画像表示装置及び画像表示プログラム

【課題】統一性のある画像を表示できる画像表示装置及び画像表示プログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置100は、画像を表す画像情報と、画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報とを画像情報記憶部101aから複数取得する情報取得部102を備える。また画像表示装置100は、情報取得部102で取得された種類情報に基づいて、取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、第一画調を表す画像であるか第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像かを特定する特定部103を備える。さらに画像表示装置100は、特定部103で第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を第一画調に変換する変換部104を備える。また画像表示装置100は、第一画調に変換された画像と、特定部103で第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部105を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置及び画像表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、画像を撮影する電子カメラであって、撮影した画像と他の装置から受信した画像とを、異なる形態で表示する電子カメラが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−357327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1の電子カメラでは、撮影した画像と他の装置から受信した画像とを異なる形態で表示するので表示される画像に共通の特徴がなく、画像の表示に統一性がないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来より統一性のある画像を表示できる画像表示装置及び画像表示プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像表示装置は、
画像を表す画像情報と、前記画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報と、を対応付けて複数記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、互いに対応付けられた前記画像情報と、前記種類情報と、を複数取得する情報取得部と、
前記種類情報に基づいて、前記取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、前記第一画調を表す画像であるか前記第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像であるかを特定する特定部と、
前記特定部で前記第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を前記第一画調に変換する変換部と、
前記変換部で前記第一画調に変換された画像と、前記特定部で前記第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の画像表示装置及び画像表示プログラムによれば、従来より統一性のある画像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態1に係る画像表示装置の一例を示す斜視図である。
【図2】画像表示装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。
【図3】実施形態1の画像表示装置が実行する画像表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図4】実施形態1の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図5】実施形態1の画像表示装置が記憶する画像情報テーブルの一例を表す図である。
【図6】実施形態2の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図7】実施形態2の画像表示装置が記憶する画像情報テーブルの一例を表す図である。
【図8】実施形態2の画像表示装置が実行する画像表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図9】実施形態3の画像表示装置が実行する画像表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図10】実施形態3の画像表示装置が実行するスライドショー表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図11】実施形態3の変形例の画像表示装置が実行するスライドショー表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図12】実施形態4の画像表示装置が実行するスライドショー表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図13】(a)は、実施形態5の画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。(b)は、実施形態5の画像表示装置が有する機能の他例を表す機能ブロック図である。
【図14】実施形態5の画像表示装置が実行するスライドショー表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図15】実施形態5の変形例の画像表示装置が実行するスライドショー表示処理の一例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る画像表示装置100について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0010】
画像表示装置100は、図1に示すような、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)パネル100hと、LCDパネル100hの表示方向Psと略平行な方向Pcを撮像するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ100lと、スピーカ100kと、赤外線センサ100mとを正面に備えるデジタルフォトフレームである。
【0011】
画像表示装置100は、図1のLCDパネル100h、スピーカ100k、CMOSセンサ100l、及び赤外線センサ100mと、図2に示すようなバス100zで接続されたCPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、無線LANカード(Local Area Network)100f、ビデオカード100g、バックライト100i、及び操作ボタン100jで構成される。
【0012】
CPU100aは、ROM100b又はハードディスク100dに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、画像表示装置100の全体制御を行う。RAM100cは、CPU100aによるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。
【0013】
ハードディスク100dは、各種の情報(つまり、データ)を保存した表(つまり、テーブル)を記憶する。尚、画像表示装置100は、ハードディスク100dの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
【0014】
メディアコントローラ100eは、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク(Blu-ray Disc)(登録商標)を含む記録媒体から各種のデータ及びプログラムを読み出す。
【0015】
無線LANカード100fは、不図示の通信網を介して接続する各種装置との間で各種情報を無線通信する。操作ボタン100jは、ユーザの操作に応じた信号又は情報を入力する。
【0016】
ビデオカード100gは、CPU100aから出力されたデジタル信号に基づいて画像を描画(つまり、レンダリング)すると共に、描画された画像を表す画像信号を出力する。LCDパネル100hは、ビデオカード100gから出力された画像信号に従って画像を表示する。バックライト100iは、ビデオカード100gを介したCPU100aの制御に従って、ビデオカード100gを照らす。
【0017】
尚、画像表示装置100は、LCDパネル100h及びバックライト100iの代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。スピーカ100kは、CPU100aから出力された信号に基づいて音声を出力する。CMOSセンサ100lは、画像表示装置100の周囲を撮像し、撮像した画像(以下、撮像画像という)を表す情報をCPU100aへ入力する。赤外線センサ100mは、赤外線の受光量に応じた電気信号をCPU100aへ入力する。
【0018】
CPU100aは、図2のハードウェアを用いて、図3に示すような画像表示処理を実行することで、図4に示すような情報取得部102、特定部103、変換部104として機能する。またCPU100aは、図2のハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、画像情報記憶部101aとして機能する。さらにCPU100aは、図2のビデオカード100g、LCDパネル100h、及びバックライト100iと協働することで、図4の表示部105として機能する。
【0019】
画像情報記憶部101aは、図5に示すような画像情報テーブルを記憶している。この画像情報テーブルには、画像を識別する情報(以下、画像IDという)と、画像を表す情報(以下、画像情報という)と、画像の種類を表す情報(以下、種類情報という)とが対応付けられて保存されている。
【0020】
種類情報は、画像が絵画調(第一画調)を表す画像(以下、絵画画像という)であるか、絵画画像とは異なる種類の画調(第二画調)を表す画像であるかを表す。本実施形態において、絵画画像の画調とは異なる種類の画調を表す画像は、写真を表す画像(以下、写真画像という)であるとして説明を行うが、これに限定される訳ではない。また、本実施形態において、絵画は、油彩画、水彩画、及びパステル画だけでなく、イラスト、漫画(つまり、コミック)、及びCG(Computer Graphics)を含む。
【0021】
図3の画像表示処理を開始すると、情報取得部102は、図5の画像情報テーブルから画像IDと、画像情報と、種類情報とを複数取得する(ステップS01)。次に、特定部103は、種類情報に基づいて、取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が絵画画像であるか写真画像であるかを特定する(ステップS02)。
【0022】
その後、変換部104は、写真画像と特定された画像の画調を、絵画フィルタを用いて、絵画調に変換する(ステップS03)。具体例としては、先ず、変換部104は、写真画像を白黒グレイスケール化した二値化画像を生成する。次に、変換部104は、輪郭抽出(エッジ検出)フィルタ処理を実行することで輪郭線などを抽出する。その後、変換部104は、例えば、輪郭線のフラクタル次元などの当該画像の構図や輪郭の粗密や複雑さを表わす特徴量を算出する。次に、変換部104は、算出された値が絵画調の画像が一般的に有する特徴量の範囲に含まれるか否か判定する。このとき、変換部104は、算出された値が絵画調の画像が有する特徴量の範囲に含まれると判別すると、当該輪郭線などで表される絵画風の画像を生成する。これに対して、変換部104は、算出された値が絵画調の画像が有する特徴量の範囲に含まれないと判別すると、二値化処理や輪郭抽出のパラメータを加減調整してから上記処理を繰り返す。
【0023】
尚、絵画調の画像が一般的に有する特徴量の範囲を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに記憶されている。また絵画調の画像が一般的に有する特徴量の範囲は、当業者が実験により定めることができる。
【0024】
図3のステップS03の後に、表示部105は、ステップS02で写真画像と特定された画像であって、画調を絵画調に変換された画像と、ステップS02で絵画画像と特定された画像とを、順次又はランダムに表示した後に(以下、スライドショー表示するという)、画像表示処理の実行を終了する。
【0025】
これらの構成によれば、絵画画像とは異なる種類であると特定された画像の画調を絵画調に変換し、変換された画像と絵画画像であると特定された画像とを表示するため、統一性のある画像を表示できる。このため、絵画画像と、絵画画像は異なる種類の画調を表す画像とを表示しても、表示全体の印象が統一され、自然なスライドショーを行うことができる。
【0026】
尚、本実施形態において、変換部104は、絵画画像と異なる写真画像であると特定された画像を絵画調に変換し、表示部105は、絵画画像であると特定された画像と、絵画調に変換された画像とを表示するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、変換部104は、絵画画像であると特定された画像を写真画調に変換し、表示部105は、写真画像であると特定された画像と、写真画調に変換された画像とを表示するとしても良い。
【0027】
この構成によれば、絵画画像であると特定された画像の画調を写真画調に変換し、写真画調に変換された画像と写真画像であると特定された画像とを表示するため、統一性のある画像を表示できる。このため、絵画画像と、絵画画像は異なる種類の画調を表す画像とを表示しても、表示全体の印象が統一され、自然なスライドショーを行うことができる。
【0028】
本実施形態においては、特定部103は、複数の画像のそれぞれについて絵画画像であるか写真画像であるかを特定し、変換部104は、写真画像を絵画調に単に変換するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、特定部103は、絵画画像であると特定した画像の種類が油彩画、水彩画、パステル画、イラスト、コミック、及びCGのいずれであるかをさらに特定し、変換部104は、特定された複数の絵画の種類の内で、最も多く特定された種類の絵画の画調に、写真画像と特定された画像を変換するとしても良い。つまり、変換部104は、絵画画像であると特定された画像の種類の内で最も多い種類が油彩画であれば、写真画像を油彩画調に変換するとしても良い。
【0029】
さらに、特定部103は、絵画画像であると特定した画像を描いた画家又は当該画家の流派を特定し、変換部104は、特定された複数の画家又は流派の内で、最も多く特定された画家又は流派の画調に、写真画像を変換するとしても良い。
【0030】
これらの構成によれば、絵画画像と特定された画像の内で最も多い種類の絵画の画調に、絵画画像とは異なる種類(つまり、写真画像)と特定された画像の画調を変換し、変換された画像と絵画画像であると特定された画像とを表示する。このため、従来よりも共通した特徴を有する画像を表示できるので、従来よりも統一性のある画像を表示できる。
【0031】
本実施形態において、画像情報記憶部101aは、画像情報と種類情報とを対応付けて記憶し、特定部103は、画像情報に対応付けられた種類情報に基づいて、当該画像情報で表される画像の種類を判別するとして説明した。しかしこれに限定される訳ではなく、特定部103は、画像を解析することで当該画像が絵画画像か絵画画像でない写真画像かを特定しても良い。具体的には、特定部103は、グレイスケール化された画像に対してエッジ検出フィルタ処理を実行することで抽出された輪郭線のフラクタル次元などの特徴量が、絵画調の画像が有する特徴量の範囲に含まれる場合に当該画像が絵画画像であると特定し、絵画調の画像が有する特徴量の範囲に含まれない場合に当該画像が写真画像であると特定しても良い。
【0032】
これらの構成によれば、画像の特徴に基づいて当該画像が絵画画像であるか写真画像であるかを特定し、特定された写真画像の特徴を絵画画像の有する特徴に変換する。このため、従来よりも共通した特徴を有する画像を表示できるので、表示全体の印象が従来よりも統一される。
【0033】
本実施形態において、画像情報記憶部101aは、画像を表す画像情報と、当該画像が絵画画像であるか、写真画像であるかを表す種類情報とを対応付けて記憶するとして説明した。また、特定部103は、画像情報に対応付けられた種類情報に基づいて、当該画像情報で表される画像の種類を特定し、変換部104は写真画像と特定された画像を絵画調に変換し、表示部105は、絵画画像と特定された画像と、絵画調に変換された画像とを表示するとして説明した。
【0034】
しかしこれに限定される訳ではなく、画像情報記憶部101aは、画像を表す画像情報と、当該画像が絵画画像であるか、写真画像であるか、絵画画像でも写真画像でもない画像であるかを表す種類情報とを対応付けて記憶し、特定部103は、画像情報に対応付けられた種類情報に基づいて、当該画像情報で表される画像の種類を判別する構成を採用できる。また、変換部104は、写真画像と特定された画像を絵画調に変換せず、写真画像でも絵画でもない画像と特定された画像を絵画調又は写真画調に変換し、表示部105は、絵画画像と特定された画像と、変換されなかった写真画像と、絵画調又は写真画調に変換された画像とを表示するとしても良い。
【0035】
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、画像表示装置100のユーザによって作成された画像(以下、ユーザ画像という)と、当該ユーザと異なる者によって作成された画像とを、異なる色調で表示する。尚、画像の作成とは、例えば、デジタルカメラを用いた画像の撮像、並びにコンピュータを用いた画像の生成及び複製を含む。
【0036】
実施形態2の画像表示装置100は、実施形態1と同様に、図2に示すようなハードウェアを備える。画像表示装置100は、図2のハードウェアで実現される、図6に示すような情報取得部102、特定部103、変換部104、及び表示部105を備える。これらの機能部は、実施形態1で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0037】
図6の画像情報記憶部101aは、図7に示すような画像情報テーブルを記憶している。図7の画像情報テーブルには、画像を識別する画像IDと、当該画像を表す画像情報と、当該画像の種類を表す種類情報と、当該画像を作成した作成者を識別する情報(以下、作成者IDという)とが対応付けられて保存されている。
【0038】
画像表示装置100のCPU100aは、図2の無線LANカード100fと協働することで、図6の情報受信部106としてさらに機能する。情報受信部106は、不図示のコンピュータネットーワークを介して接続する不図示のサーバから、サービス事業者や他のユーザが作成した画像(以下、ダウンロード画像という)を表す画像情報、又は画像表示装置100を使用するユーザが作成した画像(以下、ユーザ画像という)を表す画像情報と、当該画像の種類を表す種類情報と、当該画像の作成者を表す作成者IDとを対応付けて受信する。情報受信部106は、受信した画像情報と、種類情報と、作成者IDとを対応付けて、図7の画像情報テーブルへ保存する。
【0039】
画像表示装置100のCPU100aは、図2のメディアコントローラ100eと協働して、図6の情報入力部106としてさらに機能する。情報入力部106は、記録媒体からメディアコントローラ100eを介して、ダウンロード画像を表す画像情報又はユーザ画像を表す画像情報と、当該ダウンロード画像の種類情報と、当該ダウンロード画像の作成者IDとを入力し、入力した情報を互いに対応付けて、図の画像情報テーブルへ保存する。
【0040】
また、画像表示装置100のCPU100aは、図2のハードディスク100d又はメディアコントローラ100eによって情報の読み書きが行われる記録媒体と協働することで、ユーザ情報記憶部101bとして機能する。ユーザ情報記憶部101bは、画像表示装置100を使用するユーザを識別する情報(以下、ユーザIDという)を記憶している。また、CPU100aは、図2のCMOSセンサ100lと協働することで、図6の撮像部108としてさらに機能する。
【0041】
図8の画像表示処理を開始すると、図6の情報取得部102は、図7の画像情報テーブルから画像IDと、画像情報と、種類情報と、作成者IDとを複数取得する(ステップS11)。次に、図3のステップS02及びステップS03と同様の処理が実行されることで、絵画画像と写真画像とが特定され(ステップS12)、写真画像と特定された画像の画調が絵画調へ変換される(ステップS13)。
【0042】
情報取得部102は、ユーザ情報記憶部101bから、ユーザIDを取得する(ステップS14)。次に、特定部103は、ステップS11で取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像の内で、ユーザIDと同じ作成者IDに対応付けられた画像情報で表される画像をユーザ画像とする(ステップS15)。また、特定部103は、同様に、ステップS11で取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像の内で、ユーザIDと異なる作成者IDに対応付けられた画像情報で表される画像をダウンロード画像と特定する(ステップS16)。
【0043】
次に、図6の撮像部108が撮像を行う(ステップS17)。その後、特定部103は、撮像部108から出力される情報で表される撮像画像を解析することで、当該画像の色調を特定する(ステップS18)。これにより、例えば、部屋の家具、壁、及びカーテンなどで主に使用されている色を特定する。
【0044】
その後、変換部104は、ステップS15で特定されたユーザ画像の色調を、ステップS18で特定された色調と略同一の色調に変換する(ステップS19)。具体的には、部屋の家具、壁、及びカーテンで主に使用されている色が赤であった場合、変換部104は、ユーザ画像のR(Red)値を増加させる。
【0045】
その後、表示部105は、色調を変換されたユーザ画像の絵画画像と、絵画調に変換された後に色調を変換されたユーザ画像の写真画像と、色調を変換されていないダウンロード画像の絵画画像と、絵画調に変換されたが色調を変換されていないダウンロード画像の写真画像とを、スライドショー表示した後に(ステップS20)、画像表示処理を終了する。
【0046】
これらの構成によれば、統一性のある表示を行いながら、画像表示装置100のユーザが作成した画像と、そうでない画像とを異なる表示態様で表示できる。このため、作成者がそれぞれ異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易に区別できるにも関わらず、表示全体に統一性を与えることができる。また、ユーザによって作成された画像とそうでない画像とをユーザが容易に区別できるため、例えば、ユーザによって作成された画像と間違えて友人や孫から送られた画像又はサービス事業者から有償又は無償でダウンロード等した画像を削除してしまうことを防止できる。
【0047】
またこれらの構成によれば、ユーザによって作成された画像の色調を、撮像画像の色調で表示するため、画像表示装置100の設置された周囲の色に調和する画像を表示できる。
【0048】
本実施形態において、変換部104は、ユーザ画像の色調を、特定部103で特定された色調に変換するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、変換部104は、ユーザ画像の色調を、モノクロ調、単色調、又はセピア調に変換しても良い。
【0049】
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、ユーザ画像とダウンロード画像とを異なる時間に亘って表示する。
【0050】
実施形態3の画像表示装置100は、実施形態2と同様に、図2に示すようなハードウェアを備える。画像表示装置100は、図2のハードウェアで実現される図6に示す画像情報記憶部101a、ユーザ情報記憶部101b、情報取得部102、特定部103、変換部104、及び表示部105、情報受信部106、及び情報入力部107を備える。これらの機能部は、実施形態2で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0051】
実施形態3の画像表示装置100を構成するCPU100aは、図9の画像表示処理を実行する。この画像表示処理が開始されると、図8のステップS11からステップS16と同様の処理が実行される(ステップS21からステップS26)。その後、表示部105は、ユーザ画像とダウンロード画像とを順次又はランダムに表示する、図10のスライドショー表示処理を実行した後に(ステップS27)、画像表示処理の実行を終了する。
【0052】
図10のスライドショー表示処理を開始すると、表示部105は、ユーザに操作された操作ボタン100jから、スライドショー表示の終了を指示する信号(以下、表示終了指示信号という)が入力されたか否かを判別する(ステップS31)。このとき、表示終了指示信号が入力されていないと判別した場合には(ステップS31;No)、表示部105は、例えば、ソフトウェア乱数値を取得し、取得した乱数値に基づいて、次に表示する画像を決定する。その後、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であるかダウンロード画像であるかを判別する(ステップS32)。
【0053】
このとき、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であると判別すると(ステップS32;Yes)、第1時間に亘って、当該決定された画像を表示した後に(ステップS33)、ステップS32に戻り上記処理を繰り返す。
【0054】
これに対して、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像でない(つまり、ダウンロード画像である)と判別すると(ステップS32;No)、第1時間よりも長い第2時間に亘って、当該決定された画像を表示した後に(ステップS34)、ステップS32に戻り上記処理を繰り返す。
【0055】
ステップS31において、表示終了指示信号が入力されたと判別した場合には(ステップS31;Yes)、表示部105は、スライドショー表示処理の実行を終了する。
【0056】
尚、第1時間を表す情報及び第2時間を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに記憶されている。また、第1時間及び第2時間の好適な値は、当業者が実験により定めることができる。さらに、本実施形態において、第2時間は、第1時間よりも長いとして説明したが、これに限定される訳ではなく、第2時間は、第1時間よりも短くても良い。
【0057】
これらの構成によれば、画像表示装置100のユーザが作成した画像と、そうでない画像とを異なる時間に亘って表示する。このため、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易に区別できるにも関わらず、表示される画像自体の統一性を失うことを防止できる。
【0058】
本実施形態において、表示部105は、ダウンロード画像を、ユーザ画像の表示時間と異なる時間に亘って表示するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、表示部105は、ダウンロード画像を、ユーザ画像の表示サイズと異なるサイズで表示しても良い。
【0059】
この構成によれば、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを迅速に区別できる。
【0060】
(変形例)
本実施形態において、画像表示装置100は、ユーザ画像とダウンロード画像とを異なる時間に亘って表示するとして説明したが、これに限定される訳ではない。画像表示装置100は、ダウンロード画像を1枚ずつ表示する一方で、複数のユーザ画像を、1枚の画像に配置して表示する変形例を採用できる。以下、本実施形態の変形例において、表示部105が実行する、図11のスライドショー表示処理について説明する。
【0061】
図11のスライドショー表示処理を開始すると、表示部105は、図9のステップS25で特定された複数のユーザ画像を1枚の画像に配置したレイアウト画像を生成する(ステップS40)。次に、表示部105は、図2の操作ボタン100jから表示終了指示信号が入力されたか否かを判別する(ステップS41)。このとき、表示部105は、表示終了指示信号が入力されなかったと判別すると(ステップS41;No)、図10のステップS31と同様に、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であるか否かを判別する(ステップS42)。
【0062】
このとき、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であると判別すると(ステップS42;Yes)、ステップS40で生成されたレイアウト画像を表示した後に(ステップS43)、ステップS42に戻り上記処理を繰り返す。
【0063】
これに対して、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像でない(つまり、ダウンロード画像である)と判別すると(ステップS42;No)、次に表示すると決定されたダウンロード画像を表示した後に(ステップS44)、ステップS42に戻り上記処理を繰り返す。
【0064】
ステップS41において、表示終了指示信号が入力されたと判別した場合には(ステップS41;Yes)、表示部105は、スライドショー表示処理の実行を終了する。
【0065】
これらの構成によれば、画像表示装置100のユーザが作成した画像は、複数の画像を1枚の画像に配置したレイアウト画像として表示され、そうでない画像(つまり、ダウンロード画像)は1枚ずつ表示される。このため、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易かつ迅速に区別できる。
【0066】
本実施形態の変形例において、画像表示装置100は、ダウンロード画像を1枚ずつ表示する一方で、複数のユーザ画像を1枚の画像に配置して表示するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、画像表示装置100は、第1の枚数のユーザ画像を1枚の画像に配置して表示する一方で、第1の枚数よりも少ない第2の枚数のダウンロード画像を1枚の画像に配置して表示する構成を採用できる。
【0067】
尚、第1の枚数を表す情報及び第2の枚数を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに記憶されている。また、第1の枚数及び第2の枚数の好適な値は、当業者が実験により定めることができる。さらに、本実施形態において、第2の枚数は、第1の枚数よりも少ないとして説明したが、これに限定される訳ではなく、第2の枚数は、第1の枚数よりも多くても良い。
【0068】
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、ダウンロード画像を高輝度で表示し、ユーザ画像をダウンロード画像の表示時よりも低い低輝度で表示する。
【0069】
実施形態4の画像表示装置100は、実施形態3と同様に、図2に示すようなハードウェアを備える。画像表示装置100は、図2のハードウェアで実現される図6に示す画像情報記憶部101a、ユーザ情報記憶部101b、情報取得部102、特定部103、変換部104、及び表示部105、情報受信部106、及び情報入力部107を備える。これらの機能部は、実施形態2で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。
【0070】
実施形態4の画像表示装置100は、図9の画像表示処理におけるステップS21からステップS26の処理と同様の処理を実行した後に、表示部105で、図12のスライドショー表示処理を実行する。
【0071】
図12のスライドショー表示処理を開始すると、表示部105は、操作ボタン100jから表示終了指示信号が入力されたか否かを判別する(ステップS51)。このとき、表示終了指示信号が入力されていないと判別した場合には(ステップS51;No)、表示部105は、図10のステップS32と同様に、次に表示する画像を決定し、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であるかダウンロード画像であるかを判別する(ステップS52)。
【0072】
このとき、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像であると判別すると(ステップS52;Yes)、図2のバックライト100iを消灯(つまり、OFFに)してから(ステップS53a)、次に表示すると決定されたユーザ画像をLCDパネル100hに表示する(ステップS53b)。このとき、表示部105は、不図示の反射板をLCDパネル100hの背面に移動させることで、外光の反射光を利用する反射表示モードでダウンロード画像を表示しても良い。その後、表示部105は、ステップS52に戻り上記処理を繰り返す。
【0073】
これに対して、表示部105は、次に表示すると決定された画像がユーザ画像でない(つまり、ダウンロード画像である)と判別すると(ステップS52;No)、バックライト100iを点灯(つまり、ONに)してから(ステップS54a)、次に表示すると決定されたダウンロード画像をLCDパネル100hに表示する(ステップS54b)。その後、表示部105は、ステップS52に戻り上記処理を繰り返す。
【0074】
ステップS51において、表示終了指示信号が入力されたと判別した場合には(ステップS51;Yes)、表示部105は、スライドショー表示処理の実行を終了する。
【0075】
これらの構成によれば、画像表示装置100のユーザが作成した画像を高輝度で表示し、そうでない画像をユーザが作成した画像よりも輝度が低い低輝度で表示する。このため、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易かつ迅速に区別できる。
【0076】
本実施形態において、画像表示装置100は、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを点灯させ、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを消灯させるとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、画像表示装置100は、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを点灯させ、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを消灯させる構成を採用できる。
【0077】
本実施形態において、画像表示装置100は、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを点灯させ、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間においてバックライト100iを消灯させるとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、画像表示装置100は、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間と、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間との双方においてバックライト100iを点灯させるが、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間の方が、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間よりも高い照度でバックライト100iを点灯させる構成を採用できる。また逆に、画像表示装置100は、ダウンロード画像をLCDパネル100hが表示する間の方が、ユーザ画像をLCDパネル100hが表示する間よりも低い照度でバックライト100iを点灯させる構成を採用しても良い。
【0078】
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5について説明する。本実施形態において、画像表示装置100は、主電源がOFFの状態であり、主電源がONの状態に遷移した後に最初に表示する画像がダウンロード画像である場合には、ユーザを検出してから所定時間内に電源がONの状態となりダウンロード画像を表示する。これに対して、画像表示装置100は、主電源がOFFの状態であり、主電源がONの状態に遷移した後に最初に表示する画像がユーザ画像である場合には、ユーザを検出してから所定時間後に電源がONの状態となりユーザ画像を表示する。実施形態5の画像表示装置100は、実施形態4と同様に、図2に示すようなハードウェアを備える。
【0079】
尚、主電源がOFFの状態であるとは、主電源がONの状態よりも画像表示装置100の消費電力が少ない状態をいい、具体的には、不図示の電源回路から、図2のCPU100a、ROM100b、RAM100c、及び赤外線センサ100mへ電力が供給されるが、図2に示す他のハードウェアに電力が供給されない、又は主電源がONの状態よりも少ない電力しか供給されない状態をいう。
【0080】
画像表示装置100は、図2のハードウェアで実現される図13(a)に示す画像情報記憶部101a、ユーザ情報記憶部101b、情報取得部102、特定部103、変換部104、及び表示部105、情報受信部106、及び情報入力部107を備える。これらの機能部は、実施形態4で説明した機能部と同様であるので重複した説明を省略する。また、画像表示装置100のCPU101aは、図2の赤外線センサ100mと協働して、図13(a)の検出部109として機能する。
【0081】
実施形態5の画像表示装置100は、図9の画像表示処理におけるステップS21からステップS26の処理と同様の処理を実行した後に、表示部105を実現するCPU100aで、図14のスライドショー表示処理を実行する。
【0082】
図14のスライドショー表示処理を開始すると、CPU100aは、主電源がONの状態においてユーザが検出されなかった時間を計時するカウンタCTの値を値「0」で初期化する(ステップS61)。次に、CPU100aは、操作ボタン100jから表示終了指示信号が入力されたか否かを判別する(ステップS62)。このとき、表示終了指示信号が入力されていないと判別した場合には(ステップS62;No)、CPU100aは、主電源がOFFの状態であるか否かを判別する(ステップS63)。このとき、CPU100aは、主電源がOFFの状態でない(つまり、ON状態である)と判別すると(ステップS63;No)、図13(a)の検出部109がユーザを検出したか否かを判別する(ステップS64)。
【0083】
具体的には、検出部109は、図2の赤外線センサ100mから出力された信号の信号値が、所定の光量を赤外線センサ100mが受光した場合に出力される所定の信号値よりも大きいか否か判別し、出力された信号の信号値が所定の信号値よりも大きい場合に、画像表示装置100に対して所定の範囲よりも近づいたユーザを検出する。これに対して、検出部109は、出力された信号の信号値が所定の信号値以下の場合に、ユーザを検出しない。
【0084】
図14のステップS64において、ユーザが検出されたと判別すると(ステップS64;Yes)、CPU100aは、ユーザが検出されなかった時間を計時するカウンタCTの値を値「0」に戻す(ステップS65)。次に、CPU100aがLCDパネル100hなどと協働して実現される表示部105は、例えば、ソフトウェア乱数に基づいて次に表示する画像(ユーザ画像であってもダウンロード画像であっても良い)を決定し、決定された画像を表示する(ステップS66)。その後、CPU100aは、ステップS62から上記処理を繰り返す。
【0085】
図14のステップS64において、CPU100aは、ユーザが検出されなかったと判別すると(ステップS64;No)、カウンタCTの値を「1」だけインクリメントする(ステップS67)。その後、CPU100aは、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えたか否かを判別する(ステップS68)。尚、閾値Thを表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに記憶されている。また、閾値Thの好適な値は、当業者が実験により定めることができる。
【0086】
ステップS68において、CPU100aは、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えなかったと判別すると(ステップS68;No)、ステップS62から上記処理を繰り返す。これに対して、CPU100aは、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えたと判別すると(ステップS68;Yes)、例えば、ソフトウェア乱数に基づいて、主電源がON状態となった後に最初に表示する画像(以下、開始画像という)を決定し(ステップS69)、決定された画像の画像ID(以下、開始画像IDという)を所定の変数に格納する(ステップS70)。次に、CPU100aは、主電源をOFFの状態にするように指示する信号を、不図示の電源供給回路へ出力することで、画像表示装置100を主電源がOFFの状態へ遷移させる(ステップS71)。その後、CPU100aは、ステップS62から上記処理を繰り返す。
【0087】
ステップS63において、CPU100aは、主電源がOFFの状態であると判別すると(ステップS63;Yes)、ステップS64と同様に、検出部109がユーザを検出したか否かを判別する(ステップS72)。このとき、CPU100aは、検出部109がユーザを検出しなかったと判別すると(ステップS72;No)、ステップS62から上記処理を繰り返す。これに対して、CPU100aは、検出部109がユーザを検出したと判別すると(ステップS72;Yes)、ステップS70で変数に格納された開始画像IDで識別される開始画像が、図9のステップS26で特定されたダウンロード画像であるか否かを判別する(ステップS73)。
【0088】
このとき、CPU100aは、開始画像がダウンロード画像であると判別すると(ステップS73;Yes)、所定時間以内に主電源をONとするように指示する信号を、不図示の電源供給回路へ出力することで、画像表示装置100を主電源がONの状態へ遷移させる(ステップS74)。その後、CPU100aがLCDパネル100hなどと協働して実現される表示部105は、開始画像であるダウンロード画像を表示した後に(ステップS75)、ステップS62から上記処理を繰り返す。
【0089】
尚、所定時間を表す情報は、例えば、図2のハードディスク100dに記憶されている。また、所定時間の好適な値は、当業者が実験により定めることができる。
【0090】
これに対して、CPU100aは、開始画像がダウンロード画像でない(つまり、ユーザ画像である)と判別すると(ステップS73;No)、所定時間後に主電源をONとするように指示する信号を不図示の電源供給回路へ出力し、画像表示装置100を主電源がONの状態へ遷移させる(ステップS76)。その後、CPU100aがLCDパネル100hなどと協働して実現される表示部105は、開始画像であるユーザ画像を表示した後に(ステップS77)、ステップS62から上記処理を繰り返す。
【0091】
ステップS62において、表示終了指示信号が入力されたと判別した場合には(ステップS62;Yes)、CPU100aは、スライドショー表示処理の実行を終了する。
【0092】
これらの構成によれば、画像表示装置100のユーザが作成した画像をユーザが検出されてから所定時間後に表示し、画像表示装置100のユーザとは異なる者が作成した画像をユーザが検出されてから所定時間以内に表示する。このため、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易に区別できるにも関わらず、表示される画像自体の統一性が失われることを防止できる。
【0093】
尚、画像表示装置100は、主電源がOFFの状態であり、開始画像がダウンロード画像である場合には、ユーザを検出してから(所定時間内ではなく)所定時間後に電源がONの状態となりダウンロード画像を表示し、主電源がOFFの状態であり、開始画像がユーザ画像である場合には、ユーザを検出してから(所定時間後ではなく)所定時間以内に電源がONの状態となりユーザ画像を表示する構成を採用しても良い。
【0094】
(変形例)
次に、実施形態5の変形例について説明する。本実施形態の変形例において、画像表示装置100は、図2のバックライト100iが消灯しており、次に表示する画像がダウンロード画像である場合には、ユーザを検出してから所定時間内にバックライト100iを点灯させてからダウンロード画像を表示する。これに対して、画像表示装置100は、バックライト100iが消灯しており、次に表示する画像がユーザ画像である場合には、ユーザを検出してから所定時間後にバックライト100iを点灯させてからユーザ画像を表示する。
【0095】
実施形態5の変形例において、画像表示装置100は、図9の画像表示処理におけるステップS21からステップS26の処理と同様の処理を実行した後に、表示部105で、図15のスライドショー表示処理を実行する。
【0096】
図15のスライドショー表示処理を開始すると、表示部105は、カウンタCTの値を値「0」で初期化した後に(ステップS81)、操作ボタン100jから表示終了指示信号が入力されたか否かを判別する(ステップS82)。このとき、表示終了指示信号が入力されていないと判別した場合には(ステップS82;No)、表示部105は、バックライト100iが消灯しているか(つまり、OFFであるか)否かを判別する(ステップS83)。このとき、表示部105は、バックライト100iがOFFでない(つまり、ONである)と判別すると(ステップS83;No)、図14のステップS64と同様に、検出部109がユーザを検出したか否かを判別する(ステップS84)。
【0097】
このとき、ユーザが検出されたと判別すると(ステップS84;Yes)、表示部105は、カウンタCTの値を値「0」に戻す(ステップS85)。これに対して、ユーザが検出されなかったと判別すると(ステップS84;No)、表示部105は、カウンタCTの値を「1」だけインクリメントした後に(ステップS86)、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えたか否かを判別する(ステップS87)。
【0098】
ステップS87において、表示部105は、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えたと判別すると(ステップS87;Yes)、バックライト100iをOFFにする(ステップS88)。
【0099】
ステップS85若しくはステップS88の後、又はステップS87において、カウンタCTの値が所定の閾値Thを超えなかったと判別された場合に(ステップS87;No)、表示部105は、例えば、ソフトウェア乱数に基づいて表示する画像(ダウンロード画像であってもユーザ画像であっても良い)を決定し、決定した画像を表示する(ステップS89)。その後、表示部105は、ステップS82から上記処理を繰り返す。
【0100】
ステップS83において、表示部105は、バックライト100iがOFFであると判別すると(ステップS83;Yes)、図14のステップS64と同様に、検出部109がユーザを検出したか否かを判別する(ステップS90)。
【0101】
このとき、表示部105は、ユーザが検出されなかったと判別すると(ステップS90;No)、表示部105は、ステップS89と同様に、画像を表示した後に(ステップS91)、ステップS82から上記処理を繰り返す。
【0102】
ステップS90において、表示部105は、検出部109がユーザを検出したと判別すると(ステップS90;Yes)、図10のステップS32と同様に、表示部105は、次に表示する画像を決定し、決定された画像がユーザ画像であるかダウンロード画像であるかを判別する(ステップS92)。このとき、表示部105は、次に表示する画像がダウンロード画像であると判別すると(ステップS92;Yes)、所定時間以内にバックライト100iをONにする(ステップS93)。その後、表示部105は、次に表示する画像として決定されたダウンロード画像を表示した後に(ステップS94)、ステップS82から上記処理を繰り返す。
【0103】
これに対して、表示部105は、次に表示する画像がダウンロード画像でない(つまり、ユーザ画像である)と判別すると(ステップS92;No)、所定時間後にバックライト100iをONにする(ステップS95)。その後、表示部105は、次に表示する画像として決定されたユーザ画像を表示した後に(ステップS96)、ステップS82から上記処理を繰り返す。
【0104】
ステップS82において、表示終了指示信号が入力されたと判別した場合には(ステップS82;Yes)、表示部105は、スライドショー表示処理の実行を終了する。
【0105】
これらの構成によれば、画像表示装置100のユーザが作成した画像をLCDパネル100hが表示する場合には、ユーザが検出されてから所定時間後に照明であるバックライト100iが点灯することでLCDパネル100hを照らし、画像表示装置100のユーザとは異なる者が作成した画像をLCDパネル100iが表示する場合には、ユーザが検出されてから所定時間以内に照明であるバックライト100iが点灯することでLCDパネル100hを照らす。このため、作成者が異なる画像を表示しても、画像を視認したユーザが、当該画像がユーザによって作成された画像か否かを容易に区別できるにも関わらず、表示される画像自体の統一性が失われることを防止できる。
【0106】
本実施形態の変形例において、画像表示装置100は、図2のバックライト100iが消灯しており、次に表示する画像がダウンロード画像に決まっている場合には、ユーザを検出してから(所定時間内ではなく)所定時間後にバックライト100iを点灯させてからダウンロード画像を表示する構成を採用できる。またこの構成において、画像表示装置100は、バックライト100iが消灯しており、次に表示する画像がユーザ画像に決まっている場合には、ユーザを検出してから(所定時間後ではなく)所定時間以内にバックライト100iを点灯させてからユーザ画像を表示する構成を採用できる。
【0107】
本実施形態において、情報表示装置100が備える図13(a)の検出部109は、図2のCPU101aと赤外線センサ100mとが協働することで実現されるとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、画像表示装置100は、図2のCPU101aとCMOSセンサ100lとが協働することで実現される撮像部108をさらに備え、検出部109は、撮像部108から出力された情報で表される撮像画像からユーザの顔を表す画像領域を検出するユーザ検出処理を、図2のCPU101aが実行することで実現される構成を採用できる。
【0108】
本発明の実施形態1から5、実施形態3の変形例、及び実施形態5の変形例は、それぞれ互いに組み合わせることができる。尚、実施形態1から5、実施形態3の変形例、又は実施形態5の変形例に係る機能を実現するための構成を予め備えた画像表示装置100として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の画像表示装置を実施形態1から5、実施形態3の変形例、又は実施形態5の変形例に係る画像表示装置100として機能させることもできる。すなわち、実施形態1から5、実施形態3の変形例、又は実施形態5の変形例で例示した画像表示装置100による各機能構成を実現させるための画像表示プログラムを、既存の画像表示装置を制御するコンピュータ(CPUなど)が実行できるように適用することで、実施形態1から5、実施形態3の変形例、又は実施形態5の変形例に係る画像表示装置100として機能させることができる。
【0109】
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インタネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
【0110】
また、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。つまり、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。
以下に本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0111】
(付記1)
画像を表す画像情報と、前記画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報と、を対応付けて複数記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、互いに対応付けられた前記画像情報と、前記種類情報と、を複数取得する情報取得部と、
前記種類情報に基づいて、前記取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、前記第一画調を表す画像であるか前記第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像であるかを特定する特定部と、
前記特定部で前記第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を前記第一画調に変換する変換部と、
前記変換部で前記第一画調に変換された画像と、前記特定部で前記第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像表示装置。
【0112】
(付記2)
前記画像情報記憶部は、前記画像情報に対して、前記画像情報で表される画像を作成した作成者を識別する作成者識別情報を対応付けてさらに記憶し、
前記情報取得部は、前記画像情報記憶部から、前記画像情報と対応付けられた前記作成者識別情報をさらに取得し、
前記表示部によって画像を表示されるユーザを識別するユーザ識別情報を記憶するユーザ情報記憶部をさらに備え、
前記表示部は、前記情報取得部で取得された画像情報であって、前記ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記取得された画像情報であって前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像の表示態様と異なる表示態様で表示する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像表示装置。
【0113】
(付記3)
画像を撮像する撮像部をさらに備え、
前記特定部は、前記撮像部で撮像された画像の色調をさらに特定し、
前記表示部は、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記特定部で特定された色調であって、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像の色調と異なる色調で表示する、
ことを特徴とする付記2に記載の画像表示装置。
【0114】
(付記4)
前記表示部は、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像の表示時間と異なる時間に亘って表示する、
ことを特徴とする付記2に記載の画像表示装置。
【0115】
(付記5)
前記表示部は、
画像を表示するパネルと、
当該パネルを照らす照明と、
を有し、
前記パネルが前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示する場合と、前記パネルが前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示する場合と、で、前記照明が前記パネルを照らすか否かが異なる、
ことを特徴とする付記2に記載の画像表示装置。
【0116】
(付記6)
ユーザを検出する検出部をさらに備え、
前記表示部は、画像を表示していない状態において前記検出部でユーザが検出されると、所定時間内に前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示するか、前記所定時間後に前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示するかのいずれかを行う、
ことを特徴とする付記2に記載の画像表示装置。
【0117】
(付記7)
ユーザを検出する検出部をさらに備え、
前記照明は、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を前記パネルが表示する場合には、前記検出部がユーザを検出してから所定時間以内に前記パネルを照らし、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を前記パネルが表示する場合には、前記検出部がユーザを検出してから前記所定時間以内に前記パネルを照らさない、
ことを特徴とする付記5に記載の画像表示装置。
【0118】
(付記8)
コンピュータを、
画像を表す画像情報と、前記画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報と、を対応付けて複数記憶する画像情報記憶部から、互いに対応付けられた前記画像情報と、前記種類情報と、を複数取得する情報取得部、
前記種類情報に基づいて、前記取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、前記第一画調を表す画像であるか前記第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像であるかを特定する特定部、
前記特定部で前記第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を前記第一画調に変換する変換部、
前記変換部で前記第一画調に変換された画像と、前記特定部で前記第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部、として機能させる、
ことを特徴とする画像表示プログラム。
【符号の説明】
【0119】
100・・・画像表示装置、100a・・・CPU、100b・・・ROM、100c・・・RAM、100d・・・ハードディスク、100e・・・メディアコントローラ、100f・・・無線LANカード、100g・・・ビデオカード、100h・・・LCDパネル、100i・・・バックライト、100j・・・操作ボタン、100k・・・スピーカ、100l・・・CMOSセンサ、100m・・・赤外線センサ、100z・・・バス、101a・・・画像情報記憶部、101b・・・ユーザ情報記憶部、102・・・情報取得部、103・・・特定部、104・・・変換部、105・・・表示部、106・・・情報受信部、107・・・情報入力部、108・・・撮像部、109・・・検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表す画像情報と、前記画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報と、を対応付けて複数記憶する画像情報記憶部と、
前記画像情報記憶部から、互いに対応付けられた前記画像情報と、前記種類情報と、を複数取得する情報取得部と、
前記種類情報に基づいて、前記取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、前記第一画調を表す画像であるか前記第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像であるかを特定する特定部と、
前記特定部で前記第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を前記第一画調に変換する変換部と、
前記変換部で前記第一画調に変換された画像と、前記特定部で前記第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部と、を備える、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記画像情報記憶部は、前記画像情報に対して、前記画像情報で表される画像を作成した作成者を識別する作成者識別情報を対応付けてさらに記憶し、
前記情報取得部は、前記画像情報記憶部から、前記画像情報と対応付けられた前記作成者識別情報をさらに取得し、
前記表示部によって画像を表示されるユーザを識別するユーザ識別情報を記憶するユーザ情報記憶部をさらに備え、
前記表示部は、前記情報取得部で取得された画像情報であって、前記ユーザ情報記憶部に記憶されたユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記取得された画像情報であって前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像の表示態様と異なる表示態様で表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
画像を撮像する撮像部をさらに備え、
前記特定部は、前記撮像部で撮像された画像の色調をさらに特定し、
前記表示部は、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記特定部で特定された色調であって、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像の色調と異なる色調で表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像の表示時間と異なる時間に亘って表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記表示部は、
画像を表示するパネルと、
当該パネルを照らす照明と、
を有し、
前記パネルが前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示する場合と、前記パネルが前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示する場合と、で、前記照明が前記パネルを照らすか否かが異なる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項6】
ユーザを検出する検出部をさらに備え、
前記表示部は、画像を表示していない状態において前記検出部でユーザが検出されると、所定時間内に前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示するか、前記所定時間後に前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を表示するかのいずれかを行う、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項7】
ユーザを検出する検出部をさらに備え、
前記照明は、前記ユーザ識別情報と異なる作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を前記パネルが表示する場合には、前記検出部がユーザを検出してから所定時間以内に前記パネルを照らし、前記ユーザ識別情報と同一の作成者識別情報と対応付けられた画像情報で表される画像を前記パネルが表示する場合には、前記検出部がユーザを検出してから前記所定時間以内に前記パネルを照らさない、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
【請求項8】
コンピュータを、
画像を表す画像情報と、前記画像の種類が第一画調を表す画像であるかを表す種類情報と、を対応付けて複数記憶する画像情報記憶部から、互いに対応付けられた前記画像情報と、前記種類情報と、を複数取得する情報取得部、
前記種類情報に基づいて、前記取得された複数の画像情報でそれぞれ表される画像が、前記第一画調を表す画像であるか前記第一画調とは異なる種類の第二画調を表す画像であるかを特定する特定部、
前記特定部で前記第二画調を表す画像であると特定された画像の画調を前記第一画調に変換する変換部、
前記変換部で前記第一画調に変換された画像と、前記特定部で前記第一画調を表す画像であると特定された画像とを表示する表示部、として機能させる、
ことを特徴とする画像表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−73123(P2013−73123A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213568(P2011−213568)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】