説明

画像記憶装置、画像管理システム、画像管理方法、及びプログラム

【課題】 ネットワークに接続した撮像装置において、操作性の向上と誤操作を防止する。
【解決手段】 撮像装置と画像ゲートウェイとクライアントコンピュータとをネットワークで接続し、該撮像装置は格納画像データのサブデータを、該画像ゲートウェイにアップロードしてネットワーク上に公開する。その際、ユーザの熟知度に合った撮像装置の動作モードを設定する。例えば、ビギナーユーザの場合には公開画像の更新やアップロード操作などに操作制限を設けることによって、快適かつ誤操作無く扱うことができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記憶装置の構成と、画像記憶装置を管理する画像管理システム及びその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録、再生、及び通信するデジタルカメラ等の撮像装置が存在する。
【0003】また、パーソナルコンピュータ(PC)などを用いて、前記撮像装置によって撮影した画像をインターネット等の広域ネットワークに接続されたWWWサーバに送信して格納(アップロード)し、ネットワーク上に公開する画像閲覧システムも構築されている。
【0004】さらに前記画像閲覧システムを使うことによって、クライアントはPC等の端末からインターネットを介してWWWサーバに接続し、同WWWサーバに格納されている画像を閲覧し、ダウンロードして利用することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像閲覧システムを用いる場合は、撮像装置で画像を撮影した後、撮影画像が格納されたメモリカードをPCに接続し、PCにおけるアプリケーションの操作によって公開する画像を逐一選択してWWWサーバにアップロードしていたが、これは一般家庭ユーザにとっては大変面倒かつ複雑な作業といえる。
【0006】また、アップロードされた画像データを格納するWWWサーバの記録容量には限りがあるため、これを複数人でシェアして利用する場合、すべてのユーザの要望を満たす記録容量を提供することは実質的に不可能であり、その為ある制限された記録容量の範囲内で各ユーザがWWWサーバを利用しなければならないという問題がある。
【0007】一方、PCを介さないで画像をアップロードする構成として、撮像装置から直接的にWWWサーバに画像を送信して公開するシステムが考えられるが、携帯用に設計されている小型の撮像装置などでは、特に操作性の点でPCに劣るという問題がある。
【0008】そこで、撮像画像を直接的にサーバに送信可能な撮像装置においては、送信時の操作を簡略化する為、画像を自動でサーバに送信して公開するといった、自動公開機能を具備することが考えられる。
【0009】ところが、扱いに慣れていないビギナーユーザにとって前記自動公開機能は大いに役立つが、設定に関わる操作が複雑であると、本来公開するはずではない画像を誤って送信し公開してしまう状況が発生しかねるので、プライバシーやセキュリティの点で大きな問題となりうる。逆に、自動公開機能における設定をデフォルトとして非公開に設定しておけば、誤って画像を公開してしまう問題は防げるが、扱いに慣れているベテランユーザーにとっては、毎回画像ごとに送信や公開するために設定変更を行わねばならず、大変煩わしい。
【0010】このように、従来から考えられている撮像装置を用いた場合、画像をサーバに送信して公開する際に扱うユーザーインターフェースに関して、一様に必要な構成や機能を備えているものの、その構成や機能は固定的であり、各ユーザの特徴に合うように設計されたものは少ない。例えば前述のような、カメラの取り扱いに慣れていないビギナーユーザと、扱い慣れたベテランユーザとでは、夫々が望むべきユーザーインターフェースの形態は異なるものになるのだが、撮像装置の製品仕様でこのようなユーザ層別のニーズに充分に答えているものはない。従って、ユーザ層によって異なるニーズを考慮して、各ユーザ層が夫々に満足できるユーザーインターフェースの提供が必要とされる。
【0011】そこで、本発明は、前記の問題点を除去するために成されたもので、直接的にサーバにアクセス可能な通信方式を用いた撮像装置等の画像記憶装置であって、各ユーザの熟知度に応じたユーザーインターフェースの設定が可能な画像記憶装置を提供することを目的とする。
【0012】さらに、前記画像記憶装置を用いたシステムにおける、サーバ上のデータ量及び通信コストの削減を可能にする画像管理システム及び画像管理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する為の手段として、本発明は以下の構成からなる手段を有する。
【0014】本発明にかかる画像記憶装置は、画像を記憶する記憶手段と、外部の画像管理装置に前記画像に関するデータを送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像に関するデータを前記画像管理装置から第三者に公開する為の設定を操作可能な操作手段と、前記操作手段による前記設定を可能とする第1の動作モードと、前記操作手段による前記設定を禁止する第2の動作モードとを選択し得るよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、本発明にかかる画像管理システムは、画像を記憶する画像記憶装置と、ネットワークに接続された前記画像記憶装置を管理する画像管理装置とからなる画像管理システムであって、前記画像記憶装置は、前記画像管理装置に前記画像に関するサブデータを送信して、前記画像管理装置から該サブデータをネットワーク上に公開可能であり、前記公開の為の設定に関わる操作について、前記画像記憶装置が第1の動作モードのときは前記画像管理装置の前記設定を操作可能となるよう制御し、前記画像記憶装置が第2の動作モードのときは前記画像管理装置の前記設定を操作禁止となるよう制御することを特徴とする。
【0016】また、本発明にかかる画像管理方法は、ネットワークに接続された画像記憶装置が保持する画像を管理する画像管理方法であって、前記画像記憶装置が保持する画像のサブデータを受信する受信ステップと、前記サブデータをネットワーク上に公開する公開ステップと、前記画像記憶装置が第1の動作モードのときは前記公開ステップが実行可能となるよう制御し、前記画像記憶装置が第2の動作モードのときは前記公開ステップが実行されないよう制御する制御ステップとからなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発明の実施の形態における全体システム構成を示す図である。
【0018】100は通信手段及びアンテナ112を有する電子カメラ等の撮像装置である。400は画像に関する情報を管理・格納する画像管理サーバからなる画像管理装置であって、本実施の形態では画像ゲートウェイと称す。500は一般ユーザが使用する情報処理装置であって、本実施の形態ではクライアントコンピュータと称す。クライアントコンピュータ500の形態としてはパーソナルコンピュータ(PC)或いは、携帯情報機器、携帯電話等である。
【0019】600はインターネット、602はインターネットと画像ゲートウェイ400を接続するネットワーク、604はインターネットとクライアントコンピュータ500を接続するネットワーク、610、620及び630は、インターネットに接続され、各種コンテンツ情報を格納、公開、配布するWWWサーバである。画像ゲートウェイ400はWWWサーバとして同等の機能、役割を兼ね備えた構成であってもよい。
【0020】700は電話基地局等の携帯電話網を含むパケット網、702はパケット網700と画像ゲートウェイ400を接続するネットワークである。
【0021】撮像装置100は、パケット網700、ネットワーク702、画像ゲートウェイ400、ネットワーク602、インターネット600を介して、WWWサーバ610或いはWWWサーバ620或いはWWWサーバ630或いはクライアントコンピュータ500等の各種ネットワーク機器と、画像を始めとする各種コンテンツやコマンドの送受を行うことが可能な接続構成となっている。
【0022】<撮像装置100の構成説明>次に、図2を用いて、前述した撮像装置100について説明する。
【0023】10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0024】20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0025】22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0026】24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0027】30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を複数カット格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0028】32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0029】40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0030】露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0031】54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0032】表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日づけ・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
【0033】また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。
【0034】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0035】60、62、64、66、68、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0036】ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0037】60は電源スイッチで、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、画像処理装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
【0038】62はシャッタースイッチSW1で、シャッタースイッチを構成するシャッターボタンの操作途中(1段階操作)でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0039】64はシャッタースイッチSW2で、シャッタースイッチを構成するシャッターボタンの操作完了(2段階操作)でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0040】66は圧縮モードスイッチで、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号を、圧縮等の処理を行わず、そのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。
【0041】JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。JPEG圧縮のモードに於いては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32により設定した圧縮率に圧縮を行った後、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0042】CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0043】70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示ON/OFFボタン等がある。
【0044】72はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
【0045】80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0046】82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0047】90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0048】なお、本発明の実施の形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0049】さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0050】102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。
【0051】104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0052】110は通信手段で、PDC方式やCDMA方式、W−CDMA方式、PHS方式等の携帯電話通信機能を有する。また、通信手段110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、Bluetoothなどの無線通信、等の各種通信機能を有する構成としても良い。112は通信手段110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0053】200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0054】210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0055】<画像ゲートウェイ(画像管理装置)400の構成説明>次に、図10を用いて、前述した画像ゲートウェイ400について説明する。画像ゲートウェイ400は、たとえばサーバーコンピュータによって実現される。
【0056】402は画像ゲートウェイ全体の制御をつかさどる中枢的なCPU等による制御手段である。404はCPUバスで、制御手段402、キャッシュメモリ406、バスブリッジ408とを接続し、制御手段402が処理するデータを高速に転送するためのものである。
【0057】406は制御手段402が動作する上でのキャッシュメモリで、制御手段402から高速にアクセスできるものであり、制御手段402が演算に用いるデータを一時的に格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。
【0058】408は、CPUバス404と後述する高速バス412とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ408を介することで、より高速に動作する制御手段402は、高速バス412に接続された各ユニットとデータ送受をすることができる。また、バスブリッジ408は、メモリコントローラ機能も併せて備えており、制御手段402が一時的にキャッシュメモリ406に高速に書き込んだデータを所定の時期に読みだしてDRAM410に書き込み、また、制御手段402の要求に応じてDRAM410から読み出したデータをキャッシュメモリ406に書き込む、一連のメモリ管理動作を執り行う。
【0059】410はDRAMで、制御手段402が各種アプリケーション等を実行する主記憶メモリである。一般的には、SDRAM等が用いられる。
【0060】412は、バスブリッジ408、ネットワーク手段414、通信手段416、表示手段420、バスブリッジ422を接続する高速バスで、制御手段402が処理したデータを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA転送)したりするためのものである。一般的にはPCIバス等があげられる。
【0061】414は画像ゲートウェイ400をネットワーク702に接続するためのネットワーク手段で、外部ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット(登録商標)等があげられる。画像ゲートウェイ400は、ネットワーク手段414、ネットワーク702を介して、電話基地局等の携帯電話網を含むパケット網700に接続することが可能である。
【0062】416は画像ゲートウェイ400をネットワーク602に接続するためのネットワーク手段で、外部ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット等があげられる。画像ゲートウェイ400は、ネットワーク手段416、ネットワーク602を介して、インターネット600に接続することが可能である。
【0063】420は、液晶表示装置、スピーカー等により構成される表示手段で、制御手段402でのプログラム実行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。422は高速バス412と後述する低速バス424とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ422を介することで高速に動作する各ユニットは低速バス424に接続された低速に動作するユニットとデータ送受をすることができる。
【0064】424は、バスブリッジ422、ハードディスク426、操作手段428、コンピュータインタフェース430を接続する低速バスで、前記高速バス412よりは転送速度の遅いバス構成である低速バスで、処理能力の比較的遅いユニットがつながるためのバスである。一般的にはISAバス等があげられる。
【0065】426は、前記制御手段402が動作を行う上での複数のアプリケーションや、各種情報を蓄積しておくハードディスクを含むハードディスクドライブで、前述の制御手段402の管理下にあるものである。撮像装置100等、他の情報記憶装置やそこで記憶された情報に関する情報も前記ハードディスクにて記憶している。
【0066】428は、キーボード、マイク等により構成される操作手段で、画像ゲートウェイ400の動作に必要な各種の設定の入力、及び或いは、制御手段402に対する各種動作指示の入力を行う。
【0067】430は、画像ゲートウェイ400と周辺機器とを接続するための低速コンピュータインタフェースである。一般的にはシリアル通信を行うRS632Cや、パラレル通信を行うセントロニクスインタフェース、P1284等があげられる。
【0068】<クライアントコンピュータ(情報処理装置)500の構成説明>次に、図13を用いて、前述したクライアントコンピュータ500について説明する。
【0069】502はクライアントコンピュータ全体の制御をつかさどるCPU等による制御手段である。504はCPUバスで、制御手段502、キャッシュメモリ506、バスブリッジ508とを接続し、制御手段502が処理するデータを高速に転送するためのものである。506は制御手段502が動作する上でのキャッシュメモリで、制御手段502から高速にアクセスできるものであり、制御手段502が演算に用いるデータを一時的に格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。508は、CPUバス504と後述する高速バス512とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ508を介することで、より高速に動作する制御手段502は、高速バス512に接続された各ユニットとデータ送受をすることができる。また、バスブリッジ508は、メモリコントローラ機能も併せて備えており、制御手段502が一時的にキャッシュメモリ506に高速に書き込んだデータを所定の時期に読みだしてDRAM510に書き込み、また、制御手段502の要求に応じてDRAM510から読み出したデータをキャッシュメモリ506に書き込む、一連のメモリ管理動作を執り行う。510はDRAMで、制御手段502が各種アプリケーション等を実行する主記憶メモリである。一般的には、SDRAM等が用いられる。
【0070】512は、バスブリッジ508、ネットワーク手段514、表示手段520、バスブリッジ522を接続する高速バスで、制御手段502が処理したデータを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA転送)したりするためのものである。一般的にはPCIバス等があげられる。
【0071】514はクライアントコンピュータ500をネットワークに接続するためのネットワーク手段で、外部のネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット等があげられる。クライアントコンピュータ500は、ネットワーク手段514、ネットワーク604を介して、インターネット600に接続することが可能である。
【0072】520は、液晶表示装置、スピーカー等により構成される表示手段で、制御手段502でのプログラム実行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。522は高速バス512と後述する低速バス524とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ522を介することで高速に動作する各ユニットは低速バス524に接続された低速に動作するユニットとデータ送受をすることができる。
【0073】524は、バスブリッジ522、ハードディスク526、操作手段528、コンピュータインタフェース530を接続する低速バスで、前記高速バス512よりは転送速度の遅いバス構成である低速バスで、処理能力の比較的遅いユニットがつながるためのバスである。一般的にはISAバス等があげられる。526は、前記制御手段502が動作を行う上での複数のアプリケーションや、各種情報を蓄積しておくハードディスクを備えたハードディスクドライブで、前述の制御手段502の管理下にあるものである。ネットワークからダウンロードした画像等のコンテンツもまた、前記ハードディスクで記憶される。
【0074】528は、キーボード、マイク等により構成される操作手段で、クライアントコンピュータ500の動作に必要な各種の設定の入力、及び或は、制御手段502に対する各種動作指示の入力を行う。
【0075】530は、クライアントコンピュータ500と周辺機器とを接続するための低速コンピュータインタフェースである。一般的にはシリアル通信を行うRS632Cや、パラレル通信を行うセントロニクスインタフェース、P1284等があげられる。
【0076】<撮像装置100の動作説明>続いて、図3R>3乃至図9を参照して、本発明の撮像装置100の動作について説明する。図3は撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。
【0077】新規購入や電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、撮像装置100各部の初期化処理を行う(S101)。システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S102)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S103)、S102に戻る。
【0078】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S102)、S104に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S104)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S105)、S102に戻る。電源86に問題が無いならば(S104)、S106に進む。
【0079】システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S106)。
【0080】続いて、システム制御回路50は、表示形態の変更を伴うユーザーインターフェースの設定を、詳細な形態にするか、簡易な形態にするかユーザによって判断してもらう(S107)。ここで、ユーザーインターフェースの設定は、各動作モードに従って関連する範囲内での設定が可能であり、デフォルトとして詳細/簡易のどちらか一方を設定しておく構成であってもよい。なお、ユーザーインターフェース形態については後ほど詳しく説明する。
【0081】続いて、S107によってグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を含むユーザーインターフェースの選択状態が、簡易的なユーザーインターフェース表示が選択されていたならば、簡単表示用のフラグを設定して(S108)、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を簡単表示ユーザーインターフェースに切り替える(S109)。この場合、高度な操作等は基本的に受け付けず、必要以上の表示も行わない。簡単表示用のGUIとは特にビギナーユーザに扱い易いように、高度な設定等を省いた必要最小限の表示、設定や操作のみが行えるグラフィックユーザインタフェースである。
【0082】一方、詳細なユーザーインターフェース表示が選択されていたならば(S108)、詳細表示用のフラグを設定して(S110)、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を詳細表示ユーザーインターフェースに切り替える(S111)。この場合は、可能な範囲ですべての操作を受け付け、操作手順を追って階層的に表示を行う。詳細表示用のGUIとは特にベテランユーザがより高度に撮像装置を使いこなせるように、状況毎に詳細に機能を選択可能であったり、表示を詳細にしたり、または操作をより段階的に行えるようになっているグラフィックユーザインタフェースである。
【0083】なお、簡単表示フラグ及び詳細表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0084】システム制御回路50は、モードダイアル72の設定位置を判断し、撮影モードに設定されていたならば(S112)、撮影モード処理を実行し(S113)、処理を終えたならばS102に戻る。この撮影モード処理S113の詳細は図4を用いて後述する。
【0085】モードダイアル72が再生モードに設定されていたならば(S114)、システム制御回路50は所定の再生モード処理を実行し(S115)、処理を終えたならばS102に戻る。この再生モード処理S115の詳細は図5を用いて後述する。
【0086】モードダイアル72が撮影モード及び再生モードともに設定されていなかったならば(S112、S114)、S116‘へと進み、ネットワーク接続モードが設定されていた場合には、S116に進む。そしてシステム制御回路50は、ネットオープン設定を行うならば(S116)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された簡単/詳細表示用フラグの設定状態を判断し(S117)、簡単表示フラグが設定されていたならば、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示(“ネットオープン処理ができません”、等)を行った後に(S118)、S102に戻る。なおこの簡単表示フラグが設定されているときには、ネットオープン処理に関する操作を受けつけず、操作説明等の表示も行わない。
【0087】一方、詳細表示フラグが設定されていたならば(S117)、ネットオープン設定処理を実行し(S119)、処理を終えたならばS102に戻る。なおこの詳細表示フラグが設定されているときには、詳細表示ユーザインタフェースによって操作を行う。
【0088】このように、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0089】なお、ネットオープン設定処理ルーチンS119によれば、撮像装置100のユーザーインターフェースや操作部70から操作、指示入力することにより、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報(公開画像リストを含む)に対して設定変更を行える。前記管理情報は、撮像装置100に記憶された画像について、インターネット上に公開するか否かを個別に登録して管理する為の情報であって、当該画像の縮小画像やサムネイル、ファイル名などからなるインデックスを含む。そして、撮像装置100からの遠隔操作で前記管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像の公開/非公開を随時設定することが可能となる。また、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、または公開登録画像を全て非公開にするクローズ設定への変更、及び公開登録画像の追加/削除を適宜行うことが可能となる。このネットオープン設定処理S119の詳細は図6を用いて後述する。
【0090】ネットオープン設定を行わないならば(S116)、画像リクエスト応答処理を実行し(S120)、処理を終えたならばS102に戻る。
【0091】この画像リクエスト応答処理ルーチンS120によれば、クライアントコンピュータ500からの画像送信要求に応じて、撮像装置100は要求された画像(オリジナル画像データのコピー)をクライアントコンピュータ500に送信することが可能となる。この際、クライアントコンピュータ500は、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100を含む各種情報格納装置の公開情報を閲覧することが可能であり、前記管理情報を参照して送信要求を発信する構成となっている。この画像リクエスト応答処理S120の詳細は図7を用いて後述する。
【0092】ここで、ユーザーインターフェースの形態について詳細な説明を行う。図3の説明においてはユーザの指示に従ってユーザーインターフェースの形態を選択できること説明したが、本発明はこれに限らず様々な条件でユーザーインターフェースを設定可能である。まず、撮影モードにおいて、オート撮影モードといった撮像装置が自動で適正な条件下で撮影するモードのときは簡易なユーザーインターフェース(簡単表示モード)、絞り優先モードやシャッター速度優先モード等といった撮影者の知識や技術を必要とするモードのときは詳細なユーザーインターフェース(詳細表示モード)を設定することも可能である。
【0093】または、使用者の識別情報(名前、ID、年齢、性別など)を入力することによって、識別情報を元に使用者に適したモードを選択し、ユーザーインターフェースを設定することも可能である。
【0094】図4は、図3のS113における撮影モード処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S201)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S202)、撮影モード処理ルーチンS113を終了する。記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S201)、S203に進む。
【0095】システム制御回路50は、操作部70が備える各種スイッチの操作により、ユーザによって撮影に関する各種設定の変更が行われたならば(S203)、変更された内容に応じて、撮影に関する動作設定を変更する(S204)。
【0096】システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されていないならば(S205)、撮影モード処理ルーチンS113を終了するよう制御し、シャッタースイッチSW1が押されたならば(S205)、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、かつ測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(S206)。前記測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処理S206の詳細は図8を用いて後述する。
【0097】シャッタースイッチSW2が押されずに(S207)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S208)、撮影モード処理ルーチンS113を終了する。
【0098】シャッタースイッチSW2が押されたならば(S207)、システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S209)。この撮影処理S209の詳細は図9を用いて後述する。
【0099】撮影処理S209を終えたならば、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて所定の画素補間処理や色変換処理等の現像処理を行い、現像処理を行った画像データをメモリ30の所定領域に格納して(S210)、S211に進む。
【0100】システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に格納された画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32を用いて、設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行い(S211)、更にメモリ30に書き込まれた圧縮画像データを読み出して、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは210に記録を行う(S212)。
【0101】システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が放されるまで(S213)、現在の処理を繰り返すよう制御し、シャッタースイッチSW1が放されたならば(S213)、システム制御回路50は一連の撮影動作を終えて、撮影モード処理ルーチンS113を終了する。
【0102】図5は、図3のS115における再生モード処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S301)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S302)、再生モード処理ルーチンS115を終了する。
【0103】記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S301)、S303に進む。
【0104】システム制御回路50は、記録媒体200或いは210に記録された単数或いは複数の撮影画像のうち、最後に撮影記録した最終画像をコネクタ92或いは96、インタフェース90或いは94を介して読み出し、メモリ30の所定領域に書き込む。そして、メモリ30に書き込んだ画像を、圧縮伸長回路32を用いて所定の画像伸長処理を行った後、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示手段28により再生表示を行う(S303)。
【0105】操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、再生する画像が選択されたならば(S304)、選択された画像を記録媒体200或いは210から読み出して画像表示手段28により再生表示する(S305)。なお、再生表示の具体的な手順はステップS303で説明したため省略する。一連の処理を終えたならば、再生モード処理ルーチンS115を終了する。
【0106】図6は、図3のS119におけるネットオープン設定処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介して、携帯電話基地局を含むパケット網700への接続検知を、通信手段110の不図示の検知機能を用いて所定時間継続する(S401、S402)。前記所定時間内にパケット網700との接続状態を検知出来なかったならばタイムアウトとなり(S402)、ネットオープン設定処理ルーチンS119を終了する。
【0107】システム制御回路50は、パケット網700に接続されたと判断したならば(S401)、通信手段110を含む通信機能の初期化を行う(S403)。
【0108】続いて、通信手段110とパケット網700との通信接続状態が切断されたかどうかを判断し(S404)、パケット網700との通信接続状態が切断されていないならば(S404)、S406に進む。ここで、パケット網700との通信接続状態が切断されていたならば(S404)、システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S405)、ネットオープン設定処理ルーチンS119を終了する。
【0109】システム制御回路50は、撮像装置100及び或いは記録媒体200及び或いは記録媒体210に、パケット網700、ネットワーク702、画像ゲートウェイ400、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604等を介して、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するオープン登録済み画像が有るかどうかを判断し(S406)、オープン登録済み画像が無いならば(S406)、S416に進む。なお、オープン登録済み画像の有無は、撮像装置100内部の所定領域に記憶した格納データの管理情報及び或いは記録媒体200(記録媒体210)に格納した管理情報及び或いは画像ゲートウェイ400に格納した管理情報の何れかを用いて判断することが可能である。画像ゲートウェイ400に格納した管理情報を用いる場合は、システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に必要な管理情報を要求し、認証の上、必要な管理情報を受け取ることが出来る。
【0110】S406で判断の結果、オープン登録済み画像が有るならば、システム制御回路50は、オープン登録済み画像の一覧を画像表示手段28及び或いは表示手段54によりリスト表示して(S407)、S408に進む。
【0111】操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、既にインターネット上に公開しているオープン登録画像を、全て非公開にするクローズ設定に変更する操作が行われたならば(S408)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してクローズ設定の通知を行い(S409)、S404に戻る。オープン登録画像を全て非公開にするクローズ設定に変更する操作が行われないならば(S408)、S410に進む。
【0112】また、操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するオープン登録画像として全て公開するオープン設定に変更する操作が行われたならば(S410)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してオープン設定の通知を行い(S411)、S404に戻る。オープン登録画像を全て公開するオープン設定に変更する操作が行われないならば(S410)、S412に進む。
【0113】また、操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開しているオープン登録画像に対して、公開を取り止める画像を追加する操作が行われたならば(S412)、公開を取り止める画像を操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により選択された結果に応じて(S413)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してクローズ画像追加の通知を行い(S414)、更新したオープン登録済み画像の一覧を画像表示手段28及び或いは表示手段54によりリスト表示して(S415)、S404に戻る。公開を取り止める画像を追加する操作が行われないならば(S412)、S416に進む。
【0114】なお、ステップS413において、撮像装置100内部の所定領域に格納した管理情報、及び或いは記録媒体200(記録媒体210)に格納した管理情報、及び或いは画像ゲートウェイ400に格納した管理情報の何れかを用いて、記録媒体200或いは210に記録された単数或いは複数の撮影画像のうち、クローズにする単数或いは複数の画像をコネクタ92或いは96、インタフェース90或いは94を介して読み出し、メモリ30の所定領域に書き込み、そしてメモリ30に書き込んだ画像を圧縮伸長回路32を用いて所定の画像伸長処理を行った後、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示手段28により、公開を取り止める画像の再生表示を行っている。
【0115】また、操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開しているオープン登録画像に加えて、オープン画像を追加する操作が行われたならば(S416)、追加公開する画像を操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により選択された結果に応じて(S417)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してオープン画像追加の通知を行い(S418)、更新したオープン登録済み画像の一覧を画像表示手段28及び或いは表示手段54によりリスト表示して(S419)、S404に戻る。公開を行う画像を追加する操作が行われないならば(S416)、S404に戻る。
【0116】なお、ステップS417において、撮像装置100内部の所定領域に格納した管理情報、及び或いは記録媒体200(記録媒体210)に格納した管理情報、及び或いは画像ゲートウェイ400に格納した管理情報の何れかを用いて、記録媒体200或いは210に記録された単数或いは複数の撮影画像のうち、オープンにする単数或いは複数の画像をコネクタ92或いは96、インタフェース90或いは94を介して読み出し、メモリ30の所定領域に書き込み、そしてメモリ30に書き込んだ画像を圧縮伸長回路32を用いて所定の画像伸長処理を行った後、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示手段28により、公開を追加する画像の再生表示を行っている。
【0117】さらに、新規に撮像した画像、または未登録の画像を新たに画像ゲートウェイ400で公開登録する場合は、操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、記録媒体200或いは210から単数或いは複数の撮像画像を順次再生し、登録したい画像を選択して、その画像のサムネイルや縮小画像、ファイル名などからなるインデックス等の関連情報を画像ゲートウェイに通知し、公開情報として追加する。
【0118】また、画像の撮像に連動して、画像ゲートウェイ400に新規登録を通知するモードを備えても良い。このモードでは、シャッタースイッチが画像選択と同様の機能を成し、撮像した画像のサムネイル、ファイル名などのインデックス等からなる関連情報を、撮影毎に画像ゲートウェイ400に通知する。なお、公開登録後については、オープン設定、クローズ設定は前述したものと同様である。
【0119】以上のように、ネットオープン設定処理ルーチンS119によれば、撮像装置100のユーザーインターフェースを操作することにより、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像の公開/非公開を随時設定することが可能となる。また、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更、公開登録画像の追加/削除を行うことが可能となる。
【0120】図7は、図3のS120における画像リクエスト応答処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介して、携帯電話基地局を含むパケット網700に接続されたかどうかを通信手段110の検知機能を用いて検出する接続検知動作を、所定時間継続する(S501、S502)。所定時間内にパケット網700との接続状態を検知出来なかったならばタイムアウトとなり(S502)、画像リクエスト応答処理ルーチンS120を終了する。
【0121】パケット網700に接続されたと判断したならば(S501)、通信手段110を含む通信機能の初期化を行う(S503)。
【0122】続いて、システム制御回路50は、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等から、ネットワーク604等、インターネット600、ネットワーク602、画像ゲートウェイ400、ネットワーク702、パケット網700を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S504)。
【0123】コマンド等の通知が無いならば(S504)、S512に進む。コマンド等の通知があったならば(S504)、システム制御回路50は、コマンド等を送信したクライアントコンピュータ500等の認証識別を行い(S505)、識別の結果、通知されたコマンド等を受信するには問題があると判断したならば(S506)、S512に進む。識別の結果、コマンド等を受信しても問題無いと判断したならば(S506)、S507に進む。
【0124】なお、コマンド等を送信したクライアントコンピュータ500等の認証識別は、撮像装置100内部の所定領域に格納した識別管理情報、及び或いは記録媒体200(記録媒体210)に格納した識別管理情報、及び或いは画像ゲートウェイ400に格納した識別管理情報の何れかを用いて判断することが可能である。画像ゲートウェイ400に格納した識別管理情報を用いる場合は、システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に必要な識別管理情報を要求し、認証の上、必要な識別管理情報を受け取ることが出来る。
【0125】システム制御回路50は、クライアントコンピュータ500等から通知されたコマンド等を受信し(S507)、受信したコマンド等の内容を判断した結果、単数或いは複数の画像転送を要求するコマンドであったならば(S508)、リクエストに対応する画像が撮像装置100内部の所定領域、及び或いは記録媒体200及び或いは記録媒体210に格納されているかどうかを判断する(S509)。S508が画像のリクエストでなかった場合はS512に進む。
【0126】ここで、クライアントコンピュータ500等は、ステップS119におけるネットオープン設定に基づき、画像ゲートウェイ400を閲覧して得たサムネイルやインデックス等からなる公開画像リストから、送信リクエストする画像を決定している。
【0127】リクエストに対応する画像が格納されていないならば(S509)、S512に進む。
【0128】リクエストに対応する画像が格納されているならば(S509)、S510に進む。
【0129】続いて、システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の画像送信動作に問題があるか否かを判断し(S510)、問題があるならば、S512に進む。撮像装置100の画像送信動作に問題が無いならば(S510)、要求に応じてクライアントコンピュータ500等にリクエストされた単数或いは複数の画像データを転送して(S511)、S512に進む。
【0130】システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介してパケット網700との通信接続状態が切断されたかどうかを判断する(S512)。
【0131】パケット網700との通信接続状態が切断されていないならば(S512)、S504に戻る。パケット網700との通信接続状態が切断されていたならば(S512)、システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S513)、画像リクエスト応答処理ルーチンS120を終了する。
【0132】以上のように、画像リクエスト応答処理ルーチンS120によれば、クライアントコンピュータ500からの画像送信要求に応じて、撮像装置100は要求された画像をクライアントコンピュータ500に送信することが出来る。この際、クライアントコンピュータ500は、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネット上に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を参照して、撮像装置に直接リクエストを発することによって、効率的な情報の送受が可能になる。
【0133】図8は、図4のS206における測距・測光処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S601)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、 TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0134】画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断されるまで(S602)、露光制御手段40を用いてAE制御を行う(S603)。
【0135】AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(S604)、フラッシュが必要ならばフラッシュ・フラグをセットし、フラッシュ48を充電する(S605)。露出(AE)が適正と判断したならば(S602)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0136】画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(S606)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S607)。ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(S606)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0137】AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(S608)、測距制御手段42を用いてAF制御を行う(S609)。測距(AF)が合焦と判断したならば(S608)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS206を終了する。
【0138】図9は、図4のS209における撮影処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御手段40によって、絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放して撮像素子10を露光する(S701、S702)。
【0139】フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(S703)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S704)。
【0140】続いて、測光データに従って撮像素子12の露光終了を待ち(S705)、シャッター12を閉じて(S706)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(S707)。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS209を終了する。
【0141】<画像ゲートウェイ(画像管理装置)400の動作説明>図11は本実施例の画像ゲートウェイ400の主ルーチンのフローチャートを示す。図11を用いて、画像ゲートウェイ400の動作を説明する。
【0142】画像ゲートウェイ400の電源投入により、制御手段402はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク426の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス424、バスブリッジ422、高速バス412、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介してDRAM410に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介して、一旦キャッシュメモリ406に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段402は、画像ゲートウェイ400の各部を初期化する(S1001)。
【0143】さらに、制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、ネットワーク手段414を介して、或いは、クライアントコンピュータ500等からネットワーク604等、インターネット600、ネットワーク602、ネットワーク手段416を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S1002)。
【0144】S1002でコマンド等の通知があったならば、制御手段402は、コマンド等を送信した撮像装置100或いはクライアントコンピュータ500等の認証識別を行い(S1003)、識別の結果、通知されたコマンド等を受信するには問題があると判断したならば(S1004)、S1002に戻る。
【0145】識別の結果、コマンド等を受信しても問題無いと判断したならば(S1004)、S1005に進む。なお、コマンド等を送信した撮像装置100或いはクライアントコンピュータ500等の認証識別は、画像ゲートウェイ400のハードディスク426に格納した識別管理情報を用いて判断することが可能である。
【0146】制御手段402は、撮像装置100或いはクライアントコンピュータ500等から通知されたコマンド等を受信し(S1005)、受信したコマンド等の内容を判断する(S1006)。
【0147】受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100からのネットオープン設定を通知するコマンドであったならば(S1006)、通知コマンドに対して管理情報を書き換え、通知されたサムネイル等はHDD426でハードディスクに記憶するといったオープン/クローズ設定処理を実行し(S1007)、処理を終えたならばS1002に戻る。
【0148】このオープン/クローズ設定処理ルーチンS1007によれば、撮像装置100からの通知に基づき、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行うことが可能となる。
【0149】また、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更、公開登録画像の追加/削除を行うことが可能となる。
【0150】このオープン/クローズ設定処理S1007の詳細は図12を用いて後述する。
【0151】S1005で受信したコマンド等の内容を判断した結果、クライアントコンピュータ500等からのリスト要求通知コマンドであったならば(S1006)、ハードディスク426の所定領域に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100の公開画像リストを、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604等を介して、リストを要求したクライアントコンピュータ500等に通知した後(S1008)、S1002に戻る。
【0152】このように、クライアントコンピュータ500からの要求に応じて、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を配布することが可能となる。
【0153】図12は、図11のS1007におけるオープン/クローズ設定処理の詳細なフローチャートを示す。制御手段402は、図11のステップS1005で、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、ネットワーク手段414を介して受信したコマンドが、オープン設定通知であったならば(S1101)、ハードディスク426の所定領域に格納した撮像装置100に関する公開画像リストの管理情報を、公開画像リスト全体を公開する設定に変更し(S1102)、処理を終えたならばオープン/クローズ設定処理ルーチンS1007を終了する。
【0154】また、制御手段402は、ステップS1005で、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、 ネットワーク手段414を介して受信したコマンドが、クローズ設定通知であったならば(S1103)、ハードディスク426の所定領域に格納した撮像装置100に関する公開画像リストの管理情報を、公開画像リスト全体を非公開にする設定に変更し(S1104)、処理を終えたならばオープン/クローズ設定処理ルーチンS1007を終了する。
【0155】また、制御手段402は、ステップS1005で、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、 ネットワーク手段414を介して受信したコマンドが、オープン画像追加通知であったならば(S1105)、ハードディスク426の所定領域に格納した撮像装置100に関する公開画像リストに通知された画像情報を追加し(S1106)、処理を終えたならばオープン/クローズ設定処理ルーチンS1007を終了する。追加する画像が新規に登録する画像であったならば、通知されたコマンドとともに受信した当該画像のサムネイル等を含むインデックスをハードディスク426に保存し、同様に通知された画像の管理情報をもとに公開画像リストに追加登録して完了する。
【0156】また、制御手段402は、図11のステップS1005で、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、 ネットワーク手段414を介して受信したコマンドが、クローズ画像追加通知であったならば(S1107)、ハードディスク426の所定領域に格納した撮像装置100に関する公開画像リストから、通知されたコマンドにあるクローズ対象の画像に関する情報を削除し(S1108)、処理を終えたならばオープン/クローズ設定処理ルーチンS1007を終了する。なお、クローズ画像を削除する際、関連するサムネイル等も同時にハードディスク426から削除することも可能である。
【0157】以上のように、オープン/クローズ設定処理ルーチンS1007によれば、撮像装置100からの通知に基づき、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行うことが可能となる。また、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更、公開登録画像の追加/削除を行うことが可能となる。
【0158】<クライアントコンピュータ(情報処理装置)500の動作説明>図14は本実施の形態のクライアントコンピュータ500の主ルーチンのフローチャートを示す。図14を用いて、クライアントコンピュータ500の動作を説明する。
【0159】クライアントコンピュータ500の電源投入により、制御手段502はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク526の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス524、バスブリッジ522、高速バス512、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ508を介してDRAM510に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ508を介して、一旦キャッシュメモリ506に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段502は、クライアントコンピュータ500の各部を初期化する(S1001)。
【0160】制御手段502は、操作手段528が備えるキーやタッチパネル、デジタイザ等による入力に応じて(S2002)、選択したモードに応じた各種処理を実行し(S2003)、各種処理実行後にS2002に戻る。必要なモードに応じた処理が実行された後、制御手段502はネットワーク手段514及びネットワーク処理プログラムを含む通信機能の初期化を行う(S805)。
【0161】続いて、制御手段502は、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600、ネットワーク602、画像ゲートウェイ400、ネットワーク702、パケット網700を介した撮像装置100との通信接続状態、及び或いは、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600、ネットワーク602を介した画像ゲートウェイ400との通信接続状態が切断されたかどうかを判断する(S2005)。
【0162】撮像装置100及び或いは画像ゲートウェイ400との通信接続状態が切断されていないならば(S2005)、S2007に進む。撮像装置100及び或いは画像ゲートウェイ400との通信接続状態が切断されていたならば(S2005)、制御手段502は、ネットワーク手段514及びネットワーク処理プログラムを含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S2006)、S2002に戻る。
【0163】制御手段502は、インターネット600に接続された画像ゲートウェイ400等を、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600を介して検索する(S2007)。インターネット600に接続された画像ゲートウェイ400等が見つかったならば(S2008)、S2011に進み、インターネット600に接続された画像ゲートウェイ400等が、所定時間検索しても見つからないならば(S2008、S2009)、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2010)、S2005に戻る。
【0164】制御手段502は、画像ゲートウェイ400に対して、撮像装置100に関する公開画像リストの送付を依頼し(S2011)、画像ゲートウェイ400からの公開画像リストの受信を待つ(S2012)。所定時間を経過しても、公開画像リストが受信されなかったならば(S2012、S2013)、制御手段502は、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2014)、S2005に戻る。
【0165】画像ゲートウェイ400からの公開画像リストを、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604を介して受信したならば(S2012)、制御手段502は、受信したリスト並びに各画像のインデックスやサムネイルといった表示可能な情報を表示手段520を用いて表示する(S2015)。
【0166】このように、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を画像ゲートウェイ400から取得することが可能となる。
【0167】表示手段520で表示したリスト内容に基づき、操作部528が備えるキー及び或いはスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、撮像装置100に画像転送を要求する単数或いは複数の画像が選択されたならば(S2016)、制御手段502は、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600を介して画像ゲートウェイ400に対象となる画像(群)を格納している撮像装置の所在に関する情報(IPアドレスなど)を問い合わせて、認証のうえ受信し、さらに画像ゲートウェイ400を経由して、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮像装置100に画像要求コマンドを通知する(S2017)。そして、制御手段502は、画像要求コマンドに応じて撮像装置100から単数或いは複数の画像が送信されるのを待つ(S2018)。
【0168】所定時間を経過しても、撮像装置100から要求した単数或いは複数の画像を受信出来なかったならばタイムアウトとなり(S2018、S2019)、制御手段502は、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2020)、S2005に戻る。
【0169】画像要求コマンドに応じて撮像装置100から要求した単数或いは複数の画像が送信され、それを受信できるならば(S2018)、パケット網700、ネットワーク702、画像ゲートウェイ400、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604、ネットワーク手段514を介して、送信された単数或いは複数の画像を受信して(S2021)ハードディスク526に保存する。
【0170】そして、すべての受信が完了するまで、一連の受信動作を繰り返す(S2022)。
【0171】このように、クライアントコンピュータを扱うユーザは、画像ゲートウェイに格納されたインターネット上に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の公開画像リストを参照して、選択及び送信要求することによって所望の画像を撮像装置100から取得することが可能となる。
【0172】以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、表示部54及び或いは画像表示部28のユーザーインターフェースをビギナーユーザ向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテランユーザ向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0173】一方、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、撮像装置100のユーザーインターフェースを操作することにより、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像の公開/非公開を随時設定することが可能となる。
【0174】また、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更、公開登録画像の追加/削除を行うことが可能となる。
【0175】そして、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報をクライアントコンピュータ500に配布することが可能となる。
【0176】また、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を参照した、クライアントコンピュータ500からの画像送信要求に応じて、撮像装置100は要求された画像をクライアントコンピュータ500に送信することが可能となる。
【0177】(第2の実施形態)続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0178】<撮像装置100及び画像ゲートウェイ400及びクライアントコンピュータ500の構成説明>撮像装置100及び画像ゲートウェイ400及びクライアントコンピュータ500の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0179】<画像ゲートウェイ400及びクライアントコンピュータ500の動作説明>画像ゲートウェイ400及びクライアントコンピュータ500の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0180】<撮像装置100の動作説明>図4乃至図9R>9及び図15を参照して、第2実施形態の動作を説明する。図15は第2の実施形態における撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図15を用いて、撮像装置100の動作を説明する。
【0181】新規購入時や電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100各部の初期化処理を行う(S3001)
システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S3002)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S3003)、S3002に戻る。
【0182】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S3002)、S3004に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S3004)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S3005)、S3002に戻る。電源86に問題が無いならば(S3004)、S3006に進む。
【0183】システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S3006)。
【0184】システム制御回路50は、操作部70の設定によるユーザーインターフェースの表示方法選択状態を判断し(S3007)、簡易的なユーザーインターフェース表示が選択されていたならば、簡単表示フラグを設定して(S3008)、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を簡単表示ユーザーインターフェースに切り替える(S3009)。
【0185】一方、S3007で詳細なユーザーインターフェース表示が選択されていたならば、詳細表示フラグを設定して(S3010)、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を詳細表示ユーザーインターフェースに切り替える(S3011)。
【0186】なお、簡単表示フラグ及び詳細表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0187】後述するステップS3014において既にクローズ通知を行った後、或いはステップS3015において既にオープン通知を行った後に、新たにステップS3007においてユーザーインターフェースの表示モードを切り替えていないならば(S3012)、S3016に進む。
【0188】新たにステップS3007においてユーザーインターフェースの表示モードを切り替えているために、表示モードに応じて通知をする必要があるならば(S3012)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された簡単表示フラグ及び詳細表示フラグの状態の状態を判断し(S3013)、簡単表示フラグが設定されていたならば、クローズ通知処理を実行し(S3014)、処理を終えたならば、S3016に進む。このクローズ通知処理S3014の詳細は図17を用いて後述する。
【0189】一方、詳細表示フラグが設定されていたならば(S3013)、オープン通知処理を実行し(S3015)、処理を終えたならば、S3016に進む。このオープン通知処理S3015の詳細は図16を用いて後述する。
【0190】このように、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0191】続いて、システム制御回路50は、モードダイアル72の設定位置を判断し、撮影モードに設定されていなかったならば(S3016)、S3021に進む。
【0192】撮影モードに設定されていたならば(S3016)、撮影モード処理を実行し(S3017)、処理を終えたならばS3018に進む。この撮影モード処理S3017の詳細は図4を用いて前述した通りである。
【0193】撮影モード処理S3017において追加撮影画像が無かったならば(S3018)、S3002に戻る。
【0194】撮影モード処理S3017において追加撮影画像が有ったならば(S3018)、システム制御回路50はシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された簡単表示フラグ及び詳細表示フラグの状態の状態を判断し(S3019)、簡単表示フラグが設定されていたならば、S3002に戻る。
【0195】一方、詳細表示フラグが設定されていたならば(S3019)、オープン画像追加処理を実行し(S3020)、処理を終えたならば、S3002に戻る。このオープン画像追加処理S3020の詳細は図18R>8を用いて後述する。
【0196】このように、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、追加撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0197】続いて、システム制御回路50は、モードダイアル72の設定位置を判断し、再生モードに設定されていなかったならば(S3021)、S3023に進む。
【0198】モードダイアル72が再生モードに設定されていたならば(S3021)、システム制御回路50は所定の再生モード処理を実行し(S3022)、処理を終えたならばS3002に戻る。
【0199】この再生モード処理S3022の詳細は図5R>5を用いて前述した通りである。
【0200】システム制御回路50は、画像リクエスト応答処理を実行し(S3023)、処理を終えたならばS3002に戻る。この画像リクエスト応答処理ルーチンS3023によれば、クライアントコンピュータ500からの画像送信要求に応じて、撮像装置100は要求された画像をクライアントコンピュータ500に送信することが可能となる。
【0201】この際、クライアントコンピュータ500は、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を参照することが可能となる。この画像リクエスト応答処理S3023の詳細は図7を用いて前述した通りである。
【0202】図16は、図15のS3015におけるオープン通知処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介して、携帯電話基地局を含むパケット網700に接続されたかどうかを通信手段110の検知機能を用いて検出する接続検知を、所定時間まで行う(S3101、S3102)。所定時間内にパケット網700との接続状態を検知出来なかったならばタイムアウトとなり(S3102)、オープン通知処理ルーチンS3015を終了する。
【0203】システム制御回路50は、パケット網700に接続されたと判断したならば(S3101)、通信手段110を含む通信機能の初期化を行う(S3103)。
【0204】システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してオープン設定の通知を行う(S3104)。オープン設定の通知を行ったならば、システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S3105)、オープン通知処理ルーチンS3015を終了する。
【0205】以上のように、オープン通知処理ルーチンS3015によれば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更を行うことが可能となる。
【0206】図17は、図15のS3014におけるクローズ通知処理の詳細なフローチャートを示す。
【0207】システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介して、携帯電話基地局を含むパケット網700に接続されたかどうかを通信手段110の検知機能を用いて検出する接続検知を、所定時間まで行う(S3201、S3202)。
【0208】所定時間内にパケット網700との接続状態を検知出来なかったならばタイムアウトとなり(S3202)、クローズ通知処理ルーチンS3014を終了する。
【0209】システム制御回路50は、パケット網700に接続されたと判断したならば(S3201)、通信手段110を含む通信機能の初期化を行う(S3203)。
【0210】システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してクローズ設定の通知を行う(S3204)。
【0211】クローズ設定の通知を行ったならば、システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S3205)、クローズ通知処理ルーチンS3014を終了する。
【0212】以上のように、クローズ通知処理ルーチンS3014によれば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更を行うことが可能となる。
【0213】図18は、図15のS3020におけるオープン画像追加処理の詳細なフローチャートを示す。
【0214】システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を介して、携帯電話基地局を含むパケット網700に接続されたかどうかを通信手段110の検知機能を用いて検出する接続検知を、所定時間まで行う(S3301、S3302)。
【0215】所定時間内にパケット網700との接続状態を検知出来なかったならばタイムアウトとなり(S3302)、オープン画像追加処理ルーチンS3020を終了する。
【0216】システム制御回路50は、パケット網700に接続されたと判断したならば(S3301)、通信手段110を含む通信機能の初期化を行う(S3303)。
【0217】システム制御回路50は、オープン登録済み画像の一覧を画像表示手段28及び或いは表示手段54によりリスト表示して(S3304)、S3305に進む。
【0218】システム制御回路50は、操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開しているオープン登録画像に加えて、公開する画像を追加する操作が行われたならば(S3305)、公開を追加する画像を操作部70が備えるスイッチ及び或いはダイアル等の入力により選択された結果に応じて(S3306)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像ゲートウェイ400に対してオープン画像追加の通知を行い(S3307)、更新したオープン登録済み画像の一覧を画像表示手段28及び或いは表示手段54によりリスト表示して(S3308)、S3309に進む。
【0219】システム制御回路50は、携帯電話等の無線通信I/Fである通信手段110を含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S3309)、オープン画像追加処理ルーチンS3020を終了する。
【0220】なお、ステップS3307において、画像ゲートウェイ400に対してオープン画像追加の通知を行う際には、画像の名称やファイル番号といったインデックスや、識別番号などの追加オープンする画像を認識するための情報に加え、追加オープンする画像のサムネイル画像を一緒に送信するようにしても良い。
【0221】また、追加オープンする画像を加えた、複数のオープンする画像のインデックス画像を、画像ゲートウェイ400に対して通知するようにしても良い。
【0222】以上のように、オープン画像追加処理ルーチンS3020によれば、撮像装置100のユーザーインターフェースを操作することにより、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像の追加を行うことが可能となる。
【0223】以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0224】これにより、ビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているならば、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更を自動的に設定することが出来るため、初心者が誤って画像を公開してしまうという問題を防止することが可能となる。
【0225】一方、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更を自動的に設定することが出来ると共に、新たに撮影した画像を公開登録画像として追加することが可能となる。そして、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報をクライアントコンピュータ500に配布することが可能となる。
【0226】また、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているならば、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を参照した、クライアントコンピュータ500からの画像送信要求に応じて、撮像装置100は要求された画像をクライアントコンピュータ500に送信することが可能となる。
【0227】以上、図1乃至図18を用いて本発明の実施の形態について説明を行った。
【0228】なお、実施形態の説明に於いては、表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定するとして説明したが、撮像装置100の撮影に関する動作モード設定をオート撮影モード及び或いはプログラム撮影モード及び或いはイメージセレクト撮影モードに設定しているか、或いは、撮像装置100の撮影に関する動作モード設定をマニュアル撮影モード及び或いは絞り優先撮影モード及び或いはシャッター速度撮影モードに設定しているかに応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定するように構成しても良い。
【0229】この場合、オート撮影モード及び或いはプログラム撮影モード及び或いはイメージセレクト撮影モードに設定されたならば撮影した画像を非公開にする設定を通知し、マニュアル撮影モード及び或いは絞り優先撮影モード及び或いはシャッター速度撮影モードに設定されたならば撮影した画像を公開する設定を通知するようにすれば良い。
【0230】また、前記撮像装置の使用者の年齢及び或いは性別等のプロフィール設定情報を行えるように構成し、このプロフィール設定情報を用いて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定するように構成しても良い。
【0231】この場合、このプロフィール設定情報を、子供に相当する低年齢及び或いはカメラ操作の初心者が比較的多い女性に設定されたならば撮影した画像を非公開にする設定を通知し、大人に相当する高年齢及び或いはカメラ操作の熟練者が比較的多い男性に設定されたならば撮影した画像を公開にする設定を通知するようにすれば良い。
【0232】或いは、このプロフィール設定情報に、カメラの操作に関して初心者か熟練者かを判別可能な情報を入力するようにすれば、その入力情報に応じて、撮影した画像をインターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開するか否かを自動的に設定するようにすることが出来る。
【0233】なお、本発明の実施形態の説明に於いては、撮像装置100が撮影した画像は撮像装置100内部に格納して、公開する画像の情報のみ画像ゲートウェイ400に通知するとして説明したが、撮像装置100が撮影して公開する画像を画像ゲートウェイ400に直接送信して、画像ゲートウェイ400に撮像装置100から送信された画像を格納する一般的な構成としても、もちろん問題ない。
【0234】この場合は、クライアントコンピュータ500は画像ゲートウェイ400に対して、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報を参照して画像の送信を依頼し、画像ゲートウェイ400から送られた画像をクライアントコンピュータ500が受信する構成となる。
【0235】この場合においても、撮像装置100の表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を初心者向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、画像ゲートウェイ400に格納された、インターネットに接続された単数或いは複数のクライアントコンピュータ500等に公開している撮像装置100に関する公開登録画像の管理情報に対して設定変更を行い、公開登録画像の公開/非公開を随時設定することが可能となるのは言うまでもない。
【0236】また、撮像装置100の表示部54及び或いは画像表示部28のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)をビギナー向けの簡易的なユーザーインターフェースに設定しているか、或いは、ベテラン向けの詳細なユーザーインターフェースに設定しているかに応じて、公開登録画像を全て公開するオープン設定への変更、公開登録画像を全て公開しないクローズ設定への変更、公開登録画像の追加/削除を行うことが可能となるのは言うまでもない。
【0237】なお、本発明の実施形態の説明に於いては、撮像装置100、画像ゲートウェイ400、クライアントコンピュータ500をそれぞれ1台の構成として説明したが、撮像装置100が単数或いは複数の構成、画像ゲートウェイ400が単数或いは複数の構成、クライアントコンピュータ500が単数或いは複数の構成の何れの組み合わせであっても構わない。そして、携帯電話基地局を含むパケット網700に関しても、単数或いは複数の何れの構成であっても構わない。
【0238】また、撮像装置100は撮像機能部分と携帯電話機能を備えた通信手段110を含む通信機能部分が一体となった構成として説明したが、撮像機能部分と通信機能部分が別体となった構成としても問題無い。この場合、撮像機能部分と通信機能部分はUSB等の有線通信或いはBlurtooth等の無線通信により相互に通信可能な構成とすれば良い。
【0239】なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0240】そして、実施形態の説明に於いては、記録媒体200及び210は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
【0241】また、撮像装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。そして、撮像装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0242】(他の実施形態)また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0243】この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0244】プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0245】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティング・システム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0246】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0247】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各ユーザの熟知度に応じたモードを選択することで、操作性の向上と、誤操作の防止に効果を奏すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施形態の全体構成ブロック図である。
【図2】本発明の撮像装置の構成ブロック図である。
【図3】第1の実施形態における撮像装置の主ルーチンのフローチャートである。
【図4】第1の実施形態における撮像装置の撮影モード処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における撮像装置の再生モード処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】第1の実施形態における撮像装置のネットオープン設定処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】第1の実施形態における撮像装置の画像リクエスト応答処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】第1の実施形態における撮像装置の測距・測光処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】第1の実施形態における撮像装置の撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】本発明の画像ゲートウェイの構成ブロック図である。
【図11】本発明における画像ゲートウェイの主ルーチンのフローチャートである。
【図12】本発明における画像ゲートウェイのオープン/クローズ設定処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】本発明のクライアントコンピュータの構成ブロック図である。
【図14】本発明におけるクライアントコンピュータの主ルーチンのフローチャートである。
【図15】第2の実施形態における撮像装置の主ルーチンのフローチャートである。
【図16】第2の実施形態における撮像装置のオープン通知処理ルーチンのフローチャートである。
【図17】第2の実施形態における撮像装置のクローズ通知処理ルーチンのフローチャートである。
【図18】第2の実施形態における撮像装置のオープン画像追加処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 露光制御手段
42 測距制御手段
44 ズーム制御手段
46 バリア制御手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 電源スイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 圧縮モードスイッチ
70 操作部
72 モードダイアルスイッチ
80 電源制御手段
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源手段
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知手段
100 撮像装置
102 保護手段
104 光学ファインダ
110 通信手段
112 コネクタ(またはアンテナ)
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ
400 画像ゲートウェイ
500 クライアントコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像を記憶する記憶手段と、外部の画像管理装置に前記画像に関するデータを送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像に関するデータを前記画像管理装置から第三者に公開する為の設定を操作可能な操作手段と、前記操作手段による前記設定を可能とする第1の動作モードと、前記操作手段による前記設定を禁止する第2の動作モードとを選択し得るよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像記憶装置。
【請求項2】 請求項1において、前記画像記憶装置は画像を撮像する撮像手段を備え、前記制御手段は該撮像手段の設定状態に応じて前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り換えるように構成されていることを特徴とする画像記憶装置。
【請求項3】 請求項2において、前記第1の動作モードは、前記撮像手段の設定状態がマニュアル撮影モード、絞り優先撮影モード、シャッター速度優先撮影モードである場合のいずれか1つ以上を含み、前記第2の動作モードはオート撮影モードである場合を含むことを特徴とする画像記憶装置。
【請求項4】 請求項1において、前記画像記憶装置は使用者の識別情報を入力する入力手段を備え、前記制御手段は入力された前記識別情報を用いて、前記第1の動作モード或いは前記第2の動作モードを選択することを特徴とする画像記憶装置。
【請求項5】 請求項4において、前記識別情報は使用者の年齢及び或いは性別に関する情報等の固有情報を含むことを特徴とする画像記憶装置。
【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において、前記画像に関するデータとは前記画像のサブデータであることを特徴とする画像記憶装置。
【請求項7】 請求項6において、前記サブデータは前記画像のインデックス、サムネイルのいずれか一方または両方を含むことを特徴とする画像記憶装置。
【請求項8】 請求項1〜5のいずれか一項において、前記画像記憶装置は表示手段を備え、該表示手段は前記第1の動作モードにおいては前記操作手段の操作に関する説明の表示を行い、前記第2の動作モードにおいては前記操作手段の操作に関する説明の表示を行わないことを特徴とする画像記憶装置。
【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項において、前記操作手段の操作に応じて、前記データ送信手段から前記画像に関するデータを送信することを特徴とする画像記憶装置。
【請求項10】 請求項1〜8のいずれか一項において、前記操作手段は前記画像に関するデータを前記画像管理装置から第三者に非公開とする為の設定を操作可能であることを特徴とする画像記憶装置。
【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項において、前記データ送信手段は無線通信網を介して通信することを特徴とする画像記憶装置。
【請求項12】 画像を記憶する画像記憶装置と、ネットワークに接続された前記画像記憶装置を管理する画像管理装置とからなる画像管理システムであって、前記画像記憶装置は、前記画像管理装置に前記画像に関するサブデータを送信して、前記画像管理装置から該サブデータをネットワーク上に公開可能であり、前記公開の為の設定に関わる操作について、前記画像記憶装置が第1の動作モードのときは前記画像管理装置の前記設定を操作可能となるよう制御し、前記画像記憶装置が第2の動作モードのときは前記画像管理装置の前記設定を操作禁止となるよう制御することを特徴とする画像管理システム。
【請求項13】 請求項12において、前記画像記憶装置は撮像装置であって、前記前記第1の動作モードは前記撮像装置の設定状態がマニュアル撮影モード、絞り優先撮影モード、シャッター速度優先撮影モードである場合のいずれか1つ以上を含み、前記第2の動作モードはオート撮影モードである場合を含むことを特徴とする画像管理システム。
【請求項14】 請求項12において、前記画像記憶装置は使用者の識別情報を入力する入力手段を備え、入力された前記識別情報を用いて、前記第1の動作モード或いは前記第2の動作モードを選択することを特徴とする画像管理システム。
【請求項15】 請求項14において、前記識別情報は使用者の年齢及び或いは性別に関する情報を含むことを特徴とする画像管理システム。
【請求項16】 ネットワークに接続された画像記憶装置が保持する画像を管理する画像管理方法であって、前記画像記憶装置が保持する画像のサブデータを受信する受信ステップと、前記サブデータをネットワーク上に公開する公開ステップと、前記画像記憶装置が第1の動作モードのときは前記公開ステップが実行可能となるよう制御し、前記画像記憶装置が第2の動作モードのときは前記公開ステップが実行されないよう制御する制御ステップとからなることを特徴とする画像管理方法。
【請求項17】 請求項16において、前記画像記憶装置は画像を撮像可能な撮像記憶装置であって、該撮像記憶装置の設定状態に応じて前記第1の動作モード並びに前記第2の動作モードを切り換えることを特徴とする画像管理方法。
【請求項18】 請求項17において、前記第1の動作モードは、前記撮像記憶装置の設定状態がマニュアル撮影モード、絞り優先撮影モード、シャッター速度優先撮影モードの場合のいずれか1つ以上を含み、前記第2の動作モードはオート撮影モードを含むことを特徴とする画像管理方法。
【請求項19】 請求項16において、前記画像記憶装置に使用者の識別情報を入力する入力ステップを有し、前記制御ステップは入力された前記識別情報を用いて、前記第1の動作モード或いは前記第2の動作モードを選択することを特徴とする画像管理方法。
【請求項20】 請求項19において、前記識別情報は使用者の年齢及び或いは性別に関する情報を含むことを特徴とする画像管理方法。
【請求項21】 請求項16〜20のいずれか一項において、前記サブデータは前記画像のインデックス、サムネイルのいずれか一方または両方を含むことを特徴とする画像管理方法。
【請求項22】 請求項16〜21のいずれか一項において、前記公開ステップは前記サブデータをネットワーク上に非公開にする処理も選択して実行できることを特徴とする画像管理方法。
【請求項23】 請求項16〜22のいずれか一項において、前記画像管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図9】
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【図11】
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【図6】
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【図7】
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【図10】
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【図12】
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【図8】
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【図13】
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【図14】
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【図16】
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【図15】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2003−101920(P2003−101920A)
【公開日】平成15年4月4日(2003.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−289055(P2001−289055)
【出願日】平成13年9月21日(2001.9.21)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】