説明

画像認識装置および画像認識方法

【課題】専門的な知識が無くても、画像による被比較画像の同定を容易に行なえるようにした画像認識装置および画像認識方法を提供する。
【解決手段】種別判別サーバー4は、画像被比較画像11に類似する類似画像を検索する画像比較部4bと、この被比較画像11に特徴点が含まれているかを判定する特徴点判定部4dと、画像の特徴部を表す特徴点テンプレート13を記憶するテンプレートデータベース4eと、特徴点判定部4dにおいて特徴点を検出できない場合に、類似画像に関連付けられた特徴点テンプレート13を出力するテンプレート出力部4fを有する。カメラ1は特徴点テンプレート13に対応した画像を表示する表示部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像認識装置および画像認識方法に関し、詳しくは、昆虫など生物等の画像の同定を容易に行うことのできる画像認識装置および画像認識方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及により、Web検索で、誰でも所望する情報を容易に取得できるようになっている。しかしながら、例えば採集した昆虫や植物等や、また撮影した昆虫や植物の写真の種類を特定しようとする場合等、専門的な知識が無いと、適切なキーワードを設定することは困難であり、種類の同定までに多大な時間と、労力が強いられている。
【0003】
そこで、画像認識技術を用いて検索を行なうことにより、情報を入手する装置や方法が、種々提案されている。例えば、特許文献1には、通常モードと認識モードを有するデジタルカメラにおいて、認識モードが選択されると、撮影した正面画像データと側面画像データに基づいて対象物の特徴情報を抽出し、この特徴情報をデータベース上の参照情報と照合して対象物の名称を読み出すことが開示されている。
【特許文献1】特開2002−247436号公報
【0004】
また、特許文献2には、植物の画像から対象物の特徴量を求め、予めデータベースに登録された植物の特徴量から、種類を判別するシステムが開示されている。ここで、例えば、対象物が花の画像である場合には、特徴量としては、重心から花弁の輪郭までの距離や、重心との角度の関係から決まるような数値分析できるような量である。さらに、特許文献3には、画像の特徴とキーワードを関連付けたデータベースで、画像検索からキーワード取得し、そのキーワードによる情報検索から、関連する情報を取得する情報検索装置が開示されている。
【特許文献2】特開2002−203242号公報
【特許文献3】特開2002−297648号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示のデジタルカメラにおいては、特徴情報が正面画像データと側面画像データに限られるので、これらの画像に特徴部分が含まれているとは限らないので、同定できない場合がある。また、特許文献2に開示のシステムでは、画像から特徴量を抽出するが、読み込まれた画像から同定に必要な特徴量を抽出できない場合がある。さらに、特許文献3に開示の情報検索装置では、対象物の同定に有効な特徴部が含まれない画像には検索できないという問題点があった。すなわち、これらの先行技術では、画像解析するにあたって、同定するに必要な特徴部分が含まれているとは限らず、このため専門的知識がないと、画像の同定を容易に行なうことができなかった。
【0006】
本願発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、専門的な知識が無くても、画像による被比較画像の同定を容易に行なえるようにした画像認識装置および画像認識方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため第1の発明に係わる画像認識装置は、所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識部と、上記画像を認識する画像認識部と、上記画像の特徴部を表すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部と、上記画像認識部において上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた上記テンプレートを出力するテンプレート出力部と、上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力部を備える。
【0008】
第2の発明に係わる画像認識装置は、上記第1の発明において、上記類似画像認識部は、上記画像の輪郭情報に基づいて類似画像を認識する。
また、第3の発明に係わる画像認識装置は、上記第1の発明において、上記画像認識部は、対象画像の特徴を表す特徴部と予め登録された画像の特徴部とを比較することにより上記対象画像を認識する。
さらに、第4の発明に係わる画像認識装置は、上記第1の発明において、上記画像認識装置はさらに、上記画像認識部において画像を認識できた場合に上記画像に関連するキーワードを出力するキーワード出力部を備え。
さらに、第5の発明に係わる撮像装置は、上記第1の発明において、上記画像認識装置は、さらに、画像を撮影する撮影部を備えた撮像装置であって、上記撮像部は上記テンプレート出力部により出力されたテンプレートを基に撮像した画像を撮影する。
【0009】
上記目的を達成するため第6の発明に係わる画像認識方法は、所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識ステップと、上記画像を認識する画像認識ステップと、この画像認識部ステップにおいて上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた、上記画像の特徴部を表すテンプレートを出力するテンプレート出力ステップを備える。
【0010】
上記目的を達成するため第7の発明に係わる画像認識システムは、所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識部と、上記画像を認識するテンプレートを記憶するテンプレート記憶部と、上記画像認識部において上記画像を認識できない場合、上記類似画像に関連付けられた上記テンプレートを出力するテンプレート出力部と、上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力部と、上記画像を撮影する撮像部を備える。
上記目的を達成するため第8の発明に係わるプログラムは、所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識ステップと、上記画像を認識する画像認識ステップと、上記画像認識部において上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた、上記画像の特徴部を表すテンプレートを出力するテンプレート出力ステップと、上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力ステップをコンピュータに実行させる。
【0011】
上記目的を達成するため第9の発明に係わる画像認識装置は、被比較画像の種別判定にあたって、種別の特徴点を記憶する画像データベースと、上記特徴点を画像表示する特徴点テンプレートを記憶するテンプレートデータベースと、上記特徴点に基づいて上記被比較画像の種別を表すキーワードを記憶するキーワードデータベースと、上記被比較画像中に、上記画像データベースに記憶された上記特徴点の有無を判定し、判定の結果、上記特徴点が無いと判定された場合に、上記テンプレートデータベースから対応する特徴点テンプレートを選択し、一方、上記特徴点が有ると判定された場合に、上記キーワードデータベースから対応するキーワードを選択する特徴点判定部を具備する。
【0012】
第10の発明に係わる画像認識装置は、上記第9の発明において、上記画像データベースは大まかな種別を表す参照画像群を記憶し、上記特徴点判定部における判定に先立って、上記被比較画像は上記画像データベースに記憶された上記参照画像群と比較し、類似する画像を選択する画像比較部を有する。
また、第11の発明に係わる画像認識装置は、上記第9の発明において、上記特徴点判定部によって選択された特徴点テンプレートを表示する表示部を有する。
【0013】
上記目的を達成するため第12の発明に係わる画像認識方法は、被比較画像と、画像データベースに記憶された種別の特徴点を比較するステップと、この比較において、上記特徴点を認識できない場合に、上記被比較画像に類似する画像の特徴部を表すテンプレートを表示するステップを具備する。
第13の発明に係わる画像認識方法は、上記第12の発明において、上記特徴点の比較のステップに先立って、上記被比較画像と参照画像群とを比較し、類似画像を選択する。
【0014】
上記目的を達成するため第14の発明に係わる撮像装置は、画像を取得し被比較画像を出力する撮像手段と、画像の種別ごとに特徴点を記憶する画像データベースと、上記特徴点を画像表示する特徴点テンプレートを記憶するテンプレートデータベースと、上記被比較画像中に、上記画像データベースに記憶された上記特徴点の有無を判定し、判定の結果、上記特徴点が無いと判定された場合に、上記テンプレートデータベースから対応する特徴点テンプレートを選択する特徴点判定部と、この特徴点判定部によって選択された上記特徴点テンプレートを表示する表示部を具備する。
第15の発明に係わる撮像装置は、上記第14の発明において、上記特徴点に基づいて上記画像の種別を表すキーワードを記憶するキーワードデータベースを具備し、上記特徴点判定部は、上記特徴点が有ると判定された場合に、上記キーワードデータベースから対応するキーワードを選択し、上記表示部は、上記キーワードを表示する。
第16の発明に係わる撮像装置は、上記第14の発明において、上記表示部は、上記撮像手段によって撮像した画像と、上記特徴点テンプレートを重畳して表示する。
第17の発明に係わる撮像装置は、上記第14の発明において、上記画像データベースは大まかな種別を表す参照画像群を記憶し、上記特徴点判定部における判定に先立って、上記被比較画像は上記画像データベースに記憶された上記参照画像群と比較し、類似する画像を選択する画像比較部を有する。
【0015】
上記目的を達成するため第18の発明に係わる撮像アシスト方法は、外部よりテンプレートを入力するステップと、上記テンプレートを表示するテンプレート撮影モードに設定するステップと、上記テンプレート撮影モードで撮影を行うステップと、上記撮影において取得した撮影画像を外部に出力するステップとからなる。
上記目的を達成するため第19の発明に係わるプログラムは、カメラにテンプレートを出力するステップと、上記カメラから、上記テンプレートを用いて撮影した画像データを受信するステップと、上記画像データを画像認識用のサーバーに画像データを送出するステップとからなる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、画像の特徴部を表すテンプレートを記憶し、画像認識部において画像を認識できない場合に、テンプレートを出力するようにしたので、専門的な知識が無くても、画像による被比較画像の同定を容易に行なえるようにした画像認識装置および画像認識方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に従って本発明を適用した画像認識システムを用いて好ましい実施形態について説明する。本実施形態においては、デジタルカメラ等の画像入力装置から直接またはパーソナルコンピュータを介して入力された被比較画像の種別を、種別判定サーバーによって同定する。種別が判別できた場合には、種別判定サーバーは、同定された種別に基づいて名称をデジタルカメラまたはパーソナルコンピュータにフィードバックを行なう。
【0018】
また、種別を判定できない場合には、ユーザーが種別判定に必要な特徴部を含んだ画像を取得できるように、特徴部を表示するテンプレートをユーザーにフィードバックする。ユーザーはテンプレートを参考にして、被比較画像の取得を行ない、これによって容易に被比較画像の種別を同定することができる。なお、カメラやパーソナルコンピュータと種別判定サーバーとは、インターネットを介して接続している。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラ、パーソナルコンピュータとインターネット上のサーバーから構成される画像認識システムのブロック図である。カメラ1は撮像素子によって被写体2をデジタル画像データとして取得し、カメラ1内の記録メディアに記録することができる。パーソナルコンピュータ(PC)3は、カメラ1と無線または有線で接続され、データの送受信が可能である。種別判定サーバー4は、インターネット上に配置されたサーバーであり、カメラ1と直接またはPC3を介して、接続可能である。
【0020】
種別判定サーバー4内には、PC3等から同定対象となる被比較画像を入力するための画像入力部4a、参照用の画像、特徴点画像および同定判定用画像を記憶しているデータベースである画像DB4c、被比較画像と参照用画像とを比較する画像比較部4bが設けられている。また画像比較部4bと画像DB4cの出力を受け、被比較画像の同定に必要な特徴点の有無を判定する特徴点判定部4dが設けられている。この特徴点判定部4dの判定結果を受けるテンプレートDB4eとキーワードDB4gが設けられている。
【0021】
テンプレートDB4eは、詳しくは後述するが、同定対象の特徴部を分かり易く表示するための特徴点テンプレート13(画像データ)を記憶している。このテンプレートDB4eの出力は、テンプレート出力部4fに接続されており、このテンプレート出力部4fの出力は、インターネットを介して、PC3若しくは直接カメラ1に接続されている。
【0022】
キーワードDB4gは、特徴点判定部4dによって判定された種別を表す名称(キーワード)を記憶している。このキーワードDB4gの出力は、キーワード出力部4hに接続されており、このキーワード出力部4hの出力は、インターネットを介して、PC3もしくは直接カメラ1に接続されている。
【0023】
このように構成されている本発明の一実施形態の動作について説明する。まず、ユーザーがカメラ1を用いて、被写体2を撮影する。撮影された被比較画像11(図2参照)は、PC3等の情報入出力端末を介して、種別判定サーバー4の画像入力部4aに転送される。なお、カメラ1自体が通信機能を有する場合には、PC3を介さずカメラから直接画像を転送してもよい。また、撮影した画像を一旦PC3以外のストレージ機器に保存して、ストレージ機器から直接転送してもよいし、画像をスキャニングして、転送してもよい。
【0024】
画像入力部4aに転送された被比較画像11は、画像比較部4bにおいて、データベースである画像DB4cに格納されている参照画像群12(図2参照)と、順次比較され、略一致する画像を選択する。すなわち、被比較画像11と、参照画像群12中の各参照画像12a、12b、12cと、順次比較を行ない、類似する画像を選択する。この例では、被比較画像11は、トンボであり、画像比較部4bは、この被比較画像11と最も類似する画像として、トンボを表す参照画像12cを選択する。なお、図2において参照画像群12は12a〜12cの3種の参照画像群を描いてあるが、画像DB4c内には、多数の参照画像群が記憶されている。
【0025】
参照画像群12が選択されると、次に、特徴判定部4dにおいて、被比較画像11の同定に必要な特徴点の有無を判定するために、略一致した画像の特徴点13a〜13d(図2参照)の比較により、被比較画像の同定有効性を判定する。ここで、画像の特徴点について説明する。画像による同定では、形状情報と色情報が比較対象となるが、問題は、どの部分を比較すれば、同定が可能になるかである。そこで、本実施形態では、特徴点を定義して、同定を行うものとしている。
【0026】
先ず被比較画像11から抽出された輪郭と、参照画像群12の輪郭を画像比較部4bは比較し、輪郭が略一致した分類に従い、それぞれの特徴点を定義する。例えば、昆虫であれば、眼(略円形状部分)と、輪郭重心との位置関係から、頭部、胸部、腹部などの位置を特定する。眼と輪郭重心と各部位との位置関係は、それぞれの分類により個別に定義される。また、花の場合であれば、輪郭重心を花の中心と捉え、輪郭重心から輪郭までの放射方向距離から花弁を特定するなどの方法が挙げられる。
【0027】
被比較画像11が、例えば、トンボである場合には、同定にあたって、(1)頭部の形態、(2)胸部の形態、(3)腹部の形態、(4)翅の形態が必要となる。そこで、特徴点として、上記(1)から(4)に対応して、前述の特徴点13a〜13dを用意しておく。特徴判定部4dは、画像入力部4aによって入力された被比較画像11について、同定に必要な特徴点13a〜13dが含まれているか否かの判定を行なう。
【0028】
判定の結果、これらの特徴点が含まれている場合には、さらに、被比較画像11と同定判定画像31(図6参照)と比較し、同定判定を行う。同定判定にあたっては、特徴部の形状と特徴部色の比較を行なう。なお、図6においては、特徴部色の相違は、網掛けのパターンの相違で表示している。図6に示す同定判定画像31には、種別の名称としてキーワード32が関連付けられている。
【0029】
特徴点テンプレート13が記憶されているデータベースであるテンプレートDB4eは、テンプレート出力部4fを介して、選択されたテンプレートをPC3に送出する。また、同定判定画像31中のキーワード32と同様のキーワードが記憶されているデータベースであるキーワードDB4gは、キーワード出力部4hを介して、選択されたキーワードをPC3に送出する。
【0030】
ここで、特徴点テンプレート13が送出されるか、キーワード32が送出されるかは、特徴点判定部4dの判定結果に従う。すなわち、被比較画像11の同定を有効に行なうことができた場合には、キーワード32を出力する。一方、被比較画像11の同定が有効に行なうことができなかった場合には、特徴点テンプレート13を送出する。
【0031】
被比較画像11の同定が有効に行なうことができなかった場合には、PC3は、種別判定サーバー4から特徴点テンプレート13を受け取り、このテンプレート画像をPC3画面に表示し、また、このテンプレートをカメラ3に転送する。
【0032】
ユーザーは、PC3に表示された特徴点テンプレート13を参考にして、特徴点が含まれた画像となるように、被写体2を撮影することによって、種別を判別可能な画像を得ることができる。また、カメラ1によって撮影する際に、液晶等の画像表示装置に撮像素子からのライブ画像に特徴点テンプレート13を合成表示させる機能を持たせることによって、ユーザーは、被写体をテンプレートに重ねて撮影でき、容易に特徴点を含んだ被写体像で撮影することができる。この合成表示については、図7および図8を用いて後述する。
【0033】
テンプレート付加情報として、背景色の指定、コントラスト設定の指定、フラッシュ設定の指定、ホワイトバランス設定の指定等をすることで、輪郭、色の情報を取り易い画像を取得し易くすることも可能である。また、PC3は、種別判定サーバー4から受け取ったキーワードをテキストとして画面に表示する。また、後述するように、キーワードを、ネットワークを介してキーワード検索エンジン21(図3参照)に送出する。
【0034】
次に、図4を用いて、種別判定サーバー4における動作について説明する。まず、種別の同定を行なう被比較対象画像11を、PC3、あるいはカメラ1から、画像入力部4aに入力する(S101)。この入力された被比較対象画像11は、画像比較部4bに転送される。
【0035】
続いて、転送された被比較対象画像11の輪郭部を抽出する(S102)。なお、PC3、或いはカメラ1で、輪郭抽出画像処理を実行後、画像を送出してもよい。輪郭抽出処理が終わると、次に、画像比較部4bにおいて、抽出した被比較画像の輪郭と、画像DB4cに予め記憶されている参照画像12(図2参照)と、形状比較を行う(S103)。なお、図2では、昆虫を例に挙げている、勿論、花でも、魚でも、建物、美術品等、いずれでも構わない。
【0036】
ステップS103における輪郭の類似判定結果に基づいて、類似画像の有無の判定を行う(S104)。判定の結果、類似画像が得られていなかった場合、同定が不可能である旨の情報を、PC3若しくは直接カメラ1にフィードバックする(S114)。PC3またはカメラ1は、この情報を受け、被比較画像11の種別の同定が不能である旨を画面に表示する。このとき、例えば『対象画像の輪郭が不明瞭であるため、同定ができませんでした。背景を変えて再撮影をしてください。』等、ユーザーに再撮影を促すコメントを同時に表示してもよい。
【0037】
一方、ステップS104で、類似画像が見出され類似画像が存在すると判定された場合、すなわち、被比較画像11と参照画像群12cの類似性が確認された場合には、特徴点判定部4dは、類似画像に関連付けられた特徴部の有無を判定するために、画像DB4cから、類似画像に対応する特徴点画像(図2の特徴点テンプレート13と同等の画像)を取得する(S105)。
【0038】
次に、被比較画像11と選択された特徴点画像(図2の特徴点テンプレート13と同等)を比較し、被比較画像11に特徴部13a〜13dが含まれているか否かの比較を行う(S106)。特徴画像抽出の結果、被比較画像11に同定に必要な特徴部が含まれていたか否かの判定を行う(S107)。判定の結果、含まれていないと判定された場合には、ステップS103における輪郭類似判定で選択された類似画像に関連付けられた特徴点テンプレート13をテンプレートDB4eより取得する(S110)。この後、テンプレート出力部4fを介して、選択された特徴点テンプレート13をPC3に送出する。
【0039】
一方、ステップS107において、被比較画像11に特徴部が含まれていると判定された場合には、被比較画像11と同定判定画像31の詳細な比較を行う(S108)。ここでは、被比較画像11の特徴部と同定判定画像31(図6参照)を輪郭/模様、色の順で比較し、被比較画像11と一致する画像を検索する。
【0040】
次に、ステップS108の画像比較の結果、同定に必要な特徴を検索できたか否かの判定を行う(S109)。判定の結果、一致する特徴部が有った場合には、その特徴画像に関連付けられたキーワード32(図6参照)をキーワードDB4gから取得し(S112)、キーワード出力部4hを介して、PC3に送出する(S113)。一方、ステップS109において、同定に必要な特徴を検索できなかったと判断された場合には、前述したステップS110以降の処理で、ユーザーに再撮影を促す。
【0041】
次に、図3を用いて、本実施形態におけるネットワーク構成を説明する。インターネット20を介して、情報入出力端末であるPC3と、図1において説明した種別判定サーバー4が接続されている。また、このインターネット20には、キーワード検索エンジン21、画像検索エンジン22が接続されている。
【0042】
インターネット20に接続されるPC3は、カメラ1との画像データ授受、画像処理、データの表示を始めとする各種情報処理機能を有する情報入出力端末である。このカメラ1は、前述したように、PC3を介して、若しくは直接、種別判定サーバー4とやり取りを行い、被比較画像11に関連したキーワードデータ24や、画像テンプレート13に関するデータを取得する。なお、詳細な説明は省略したが、キーワード24の他に、キー画像23を取得することも可能である。
【0043】
PC3は、種別判定サーバー4から取得したデータを始め、インターネットを介して取得した情報や、カメラから取得した情報等を、インターネット20を介して、接続されているキーワード検索エンジン21や、画像検索エンジン22に送出することができる。
【0044】
キーワード検索エンジン21は、キーワードから、関連するURL(Uniform Resource Locator)を検索するデータベースで、PC3からのキーワード24に関連したURLをPC3に戻す。また、種別判定サーバー4が、検索したキーワード24をPC3経由でキーワード検索エンジン21に送出せず、種別判定サーバー4から直接キーワード検索エンジン21に送出し、関連URLを種別判定サーバー経由でPC3に返してもよい。ユーザーは、PC3より、取得したURLにアクセスし、必要な情報を得ることが可能となる。
【0045】
画像検索エンジン22は、入力された画像と、入力されたURL上の画像を比較し、一致した画像を含むURLのみを返すデータベースである。ユーザーは、キーワード検索で得られた情報を、更に画像検索で絞込み、被比較画像11と、同定された情報のみを得ることができる。
【0046】
このインターネットを介して行なう検索について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。まず、PC3は、種別判定サーバー4から、インターネット20を介して、キーワード検索エンジン21に、キーワードを送出する(S201)。続いて、キーワード検索エンジン21が、キーワードに基づいて検索を実行し、検索された関連URLをPC3に返信する(S202)。
【0047】
次に、同定しようとする特徴部を含んだ画像(被比較画像11)と、ステップS202で得たURLを、インターネット20を介して、画像検索エンジン22に送出する(S203)。画像検索エンジン22は、画像比較によるURLの絞込みを実行し、絞り込んだURLをPC3に返信する(S204)。ユーザーは、絞り込まれたURLにアクセスすることで、被比較画像(元画像)11と同定された情報を効率的に取得することができる。
【0048】
次に、カメラ1が特徴点テンプレート13を受け取り、被比較画像11を種別判定サーバー4に送出する動作について、図7、図8を用いて説明する。前述したように、ステップS109において、被比較画像11に特徴部が無いために、同定できない場合には、PC3やカメラ1に対してテンプレートを出力している(S111)。ここでは、カメラ1が、テンプレートを取得し、ユーザーが特徴部を写しこんだ画像を得る方法について説明する。
【0049】
カメラ1は、図7に示すように、画像表示用の液晶モニタ1a、操作部材1b、1c、1d、被写体照明用の内蔵フラッシュ1e、撮影動作を指示するためのレリーズボタン1fを有している。また、カメラ1はPC3との通信機能を有している。通信は、有線、無線を問わないが、これにより、カメラ1とPC3は、予め決められたプロトコルに従い、画像や画像以外の種々の諸データについて、双方向で授受が可能となっている。被写体2は、ユーザーが同定しようとする対象である。
【0050】
ユーザーは、カメラ1の操作部材1b、1c、1dに対して、所定の操作を行うことにより、カメラ1の諸設定を任意に変更することができる。この設定としては、内蔵フラッシュ1eによるフラッシュ発光の有無の他、ホワイトバランスの設定、コントラスト強度の設定、色バランスの設定、マクロモードの設定等が含まれる。また、後述するテンプレート撮影モードの設定も含まれる。
【0051】
液晶モニタ1aは、撮影した画像を確認するための再生機能を有し、更に、ファインダーの代用としての機能を有し、被写体のライブ映像(スルー画、電子ビューとも言う)をモニタ表示することができる。また、輪郭図形41(この実施形態においては、例として、トンボの輪郭図形)、テキスト42、ガイドライン43等の撮影アシスト情報(テンプレート)を、画像に重ねて表示することが可能である。
【0052】
次に、図8に示すフローチャートを用いて、カメラ1とPC3の動作の流れを説明する。まず、PC3は、テンプレート出力部4fから受信した特徴点テンプレート13に関するデータを、カメラ3に送信すると(S301)、カメラ3は、このデータを受信する(S302)。
【0053】
続いて、カメラ3は受信したテンプレートデータを基に、テンプレート撮影モードに移行する(S303)。カメラ1がテンプレート撮影モードに移行すると、液晶モニタ1a上に、狙う被写体の輪郭図形41、撮影上の留意点を指示するテキスト42、被写体を配置すべき構図を指示するガイドライン43等が表示される。輪郭図形41は、同定を行うために必要な特徴点を確実に撮影するためのアシストで、ガイドライン43は、例えば、画面の中央を指示することで、後の画像比較の際に、比較重点領域を中央に設定し、同定の確度を上げるのに有用となる。また、テキスト42は、以上の撮影留意点を文章であらわすことにより、間違いを無くす効果を期待できる。
【0054】
また、テンプレート情報には、輪郭抽出の確度をあげるためのコントラスト強調設定、色再現を標準化するためのフラッシュ撮影、対象が昆虫であればマクロモード設定等も含まれ、カメラ1は同定に有効なあらゆる設定を実行する。以上は、カメラ1が、受信したテンプレート情報に従って、自動的に設定してもよいし、ユーザーが指示に従って、操作部材1b、1c、1dを操作することで設定してもよい。
【0055】
また、これらのテンプレート情報をPC3の液晶モニタ1a上に表示し、ユーザーが表示に従った撮影をすることで、テンプレート撮影モードを持たないカメラや、PC3からのデータ受信機能を持たないカメラでも、同定に有効な画像を取得するようにしても良い。
【0056】
ステップS303での設定が終わると、この設定に従って、カメラ1は被写体2を撮影する(S304)。撮影は、ユーザーがレリーズボタン1fを押下することで実行されるが、輪郭図形41に被写体の輪郭が略一致したことを検出して撮影のトリガーとしてもよい。
【0057】
撮影が終わると、カメラ1は、撮影された画像データをPC3に送出する(S305)。これによって、PC3はカメラ1から画像データを受信する(S306)。画像データを受信すると、PC3は画像処理を施す(S307)。画像処理は、例えば、被写体の輪郭を抽出し、残りの背景のデータを単色に変換する等、後の画像比較の確度を向上させるための処理である。尚、この処理は、処理能力に余裕のある部分で実行すればよく、例えば、カメラ1で実行してもよいし、後段の種別判定サーバー4で実行してもよい。画像処理が終わると、PC3は画像データを種別判定サーバー4に送出する(S308)。
【0058】
種別判定サーバー4は、画像データを受信すると、図4に示した画像比較のフローを実行して、被比較画像11の同定を行なう。図7および図8に示したように、テンプレートを用いて、ユーザーは特徴点が写し込まれた画像を取得しているので、種別判定サーバー4は、容易に種別を判定することができ、ユーザーのPC3やカメラ1等にフィードバックすることができる。
【0059】
このように本実施形態においては、種別判定サーバー4によって、被比較画像11に特徴部が有るかを判定し、判定の結果、特徴部が画像の中に無い場合には、特徴点テンプレート13を、ユーザーにフィードバックしている。このため、ユーザーは、テンプレートを基に同定に有効な画像を撮影できるので、特に専門的な知識が無くても、容易に画像による対象物の同定と、情報取得が可能になる。また、画像データベース4cに、多種多様な対象に関する情報を記憶しておけば、多種多様な被写体に対しても、特に専門的な知識がなくとも被写体の名称などを簡単に認識することができる。
【0060】
また、本実施形態においては、特徴点の判定に先立って、画像比較部4bにおいて、参照画像群12の中から類似する画像を検索し、この検索された類似画像における特徴点が存在するか否かについて、被比較画像11を判定している。このため、特徴点を絞ることができ、同定を容易することができる。
【0061】
さらに、特徴点が存在する場合には、同定判定用画像31を用いて、被比較画像11の種別を判定し、キーワードDB4gからキーワードを検出することができる。このため、ユーザーは、被比較画像11として撮影したものの名称を簡単に知ることができる。
【0062】
なお、本実施形態においては、特徴テンプレート13として、画像を記憶し、これを出力していたが、これに限らず、「頭」「胸」「羽根」などの特徴部位を表す文字データでもよい。また、本実施形態においては、特徴点判定部4dで特徴点を検出できなかった場合には(S107)、同定不能としていた(S114)。しかし、同定不能とせずに、例えば、ユーザーがテキストデータとして、「トンボ」「チョウ」といったワードを入力することにより、特徴部画像を検索し、同定動作を続行するようにしても良い。
【0063】
さらに、本実施形態においては、種別判定サーバー4をインターネット上に構成したが、これに限らず、種別判定サーバー4内の構成を、カメラ1内に、若しくはPC3内に内蔵するようにしても良い。特に、カメラ1内に一体に設けた場合には、図7に示したような、特徴点テンプレートを表示する際に、PC3と接続する必要がなくなり、野外等における使用が便利になる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施形態に係わる画像認識システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わる画像認識システムおいて、被比較画像、参照画像群、および特徴点テンプレートの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるネットワーク構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態における画像比較の動作を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の一実施形態における検索を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における同定判定画像の例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるカメラにおいて特徴点テンプレートを用いて撮影する状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態において特徴点テンプレートを用いて撮影する際のカメラとPCの動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0065】
1・・・カメラ、1a・・・液晶モニタ、1b・・・操作部材、1c・・・操作部材、1d・・・操作部材、1e・・・内蔵フラッシュ、1f・・・レリーズボタン、2・・・被写体、3・・・パーソナルコンピュータ(PC)、4・・・種別判定サーバー、4a・・・画像入力部、4b・・・画像比較部、4c・・・画像DB、4d・・・特徴点判定部、4e・・・テンプレートDB、4f・・・テンプレート出力部、4g・・・キーワードDB、4h・・・キーワード出力部、11・・・被比較画像、12・・・参照画像群、12a・・・参照画像、12b・・・参照画像、12c・・・参照画像、13・・・特徴点テンプレート、13a・・・特徴点、13b・・・特徴点、13c・・・特徴点、13d・・・特徴点、20・・・インターネット、21・・・キーワード検索エンジン、22・・・画像検索エンジン、23・・・キー画像、24・・・キーワードデータ、31・・・同定判定画像、32・・・キーワード、41・・・輪郭図形、42・・・テキスト、43・・・ガイドライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識部と、
上記画像を認識する画像認識部と、
上記画像の特徴部を表すテンプレートを記憶するテンプレート記憶部と、
上記画像認識部において上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた上記テンプレートを出力するテンプレート出力部と、
上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力部と、
を備えたことを特徴とする画像認識装置。
【請求項2】
上記類似画像認識部は、上記画像の輪郭情報に基づいて類似画像を認識することを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
【請求項3】
上記画像認識部は、対象画像の特徴を表す特徴部と予め登録された画像の特徴部とを比較することにより上記対象画像を認識することを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
【請求項4】
上記画像認識装置はさらに、上記画像認識部において画像を認識できた場合に上記画像に関連するキーワードを出力するキーワード出力部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像認識装置。
【請求項5】
上記画像認識装置は、さらに、画像を撮影する撮影部を備えた撮像装置であって、上記撮像部は上記テンプレート出力部により出力されたテンプレートを基に撮像した画像を撮影することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識ステップと、
上記画像を認識する画像認識ステップと、
この画像認識部ステップにおいて上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた、上記画像の特徴部を表すテンプレートを出力するテンプレート出力ステップと、
を備えたことを特徴とする画像認識方法。
【請求項7】
所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識部と、
上記画像を認識するテンプレートを記憶するテンプレート記憶部と、
上記画像認識部において上記画像を認識できない場合、上記類似画像に関連付けられた上記テンプレートを出力するテンプレート出力部と、
上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力部と、
上記画像を撮影する撮像部と、
を備えたことを特徴とする画像認識システム。
【請求項8】
所定の画像に類似する類似画像を認識する類似画像認識ステップと、
上記画像を認識する画像認識ステップと、
上記画像認識部において上記画像を認識できない場合に、上記類似画像に関連付けられた、上記画像の特徴部を表すテンプレートを出力するテンプレート出力ステップと、
上記テンプレートに対応した画像を入力する画像入力ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項9】
被比較画像の種別判定にあたって、種別の特徴点を記憶する画像データベースと、
上記特徴点を画像表示する特徴点テンプレートを記憶するテンプレートデータベースと、
上記特徴点に基づいて上記被比較画像の種別を表すキーワードを記憶するキーワードデータベースと、
上記被比較画像中に、上記画像データベースに記憶された上記特徴点の有無を判定し、判定の結果、上記特徴点が無いと判定された場合に、上記テンプレートデータベースから対応する特徴点テンプレートを選択し、一方、上記特徴点が有ると判定された場合に、上記キーワードデータベースから対応するキーワードを選択する特徴点判定部と、
を具備することを特徴とする画像認識装置。
【請求項10】
上記画像データベースは大まかな種別を表す参照画像群を記憶し、
上記特徴点判定部における判定に先立って、上記被比較画像は上記画像データベースに記憶された上記参照画像群と比較し、類似する画像を選択する画像比較部
を有することを特徴とする請求項9に記載の画像認識装置。
【請求項11】
上記特徴点判定部によって選択された特徴点テンプレートを表示する表示部を有することを特徴とする請求項9に記載の画像認識装置。
【請求項12】
被比較画像と、画像データベースに記憶された種別の特徴点を比較するステップと、
この比較において、上記特徴点を認識できない場合に、上記被比較画像に類似する画像の特徴部を表すテンプレートを表示するステップと、
を具備することを特徴とする画像認識方法。
【請求項13】
上記特徴点の比較のステップに先立って、上記被比較画像と参照画像群とを比較し、類似画像を選択することを特徴とする請求項12に記載の画像認識方法。
【請求項14】
画像を取得し被比較画像を出力する撮像手段と、
画像の種別ごとに特徴点を記憶する画像データベースと、
上記特徴点を画像表示する特徴点テンプレートを記憶するテンプレートデータベースと、
上記被比較画像中に、上記画像データベースに記憶された上記特徴点の有無を判定し、判定の結果、上記特徴点が無いと判定された場合に、上記テンプレートデータベースから対応する特徴点テンプレートを選択する特徴点判定部と、
この特徴点判定部によって選択された上記特徴点テンプレートを表示する表示部と、
を具備することを特徴とする撮像装置。
【請求項15】
上記特徴点に基づいて上記画像の種別を表すキーワードを記憶するキーワードデータベースを具備し、
上記特徴点判定部は、上記特徴点が有ると判定された場合に、上記キーワードデータベースから対応するキーワードを選択し、
上記表示部は、上記キーワードを表示する
ことを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
【請求項16】
上記表示部は、上記撮像手段によって撮像した画像と、上記特徴点テンプレートを重畳して表示することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
【請求項17】
上記画像データベースは大まかな種別を表す参照画像群を記憶し、
上記特徴点判定部における判定に先立って、上記被比較画像は上記画像データベースに記憶された上記参照画像群と比較し、類似する画像を選択する画像比較部
を有することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
【請求項18】
外部よりテンプレートを入力するステップと、
上記テンプレートを表示するテンプレート撮影モードに設定するステップと、
上記テンプレート撮影モードで撮影を行うステップと、
上記撮影において取得した撮影画像を外部に出力するステップと、
からなるカメラにおける撮影アシスト方法。
【請求項19】
カメラにテンプレートを出力するステップと、
上記カメラから、上記テンプレートを用いて撮影した画像データを受信するステップと、
上記画像データを画像認識用のサーバーに画像データを送出するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−242712(P2008−242712A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−81047(P2007−81047)
【出願日】平成19年3月27日(2007.3.27)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】