説明

画像読取装置及びそれを用いた画像形成装置

【課題】画像読取装置において、フレームに設けられている電気ケーブル用開口を介してそのフレーム内と画像形成装置本体内とを電気的に接続するための電気ケーブルを、その開口を閉塞しながら安全に固定することを目的とする。
【解決手段】電気ケーブル用開口1cを閉塞する弾性部材140と、その弾性部材140をフレームに対して固定するホルダ150とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及びその画像読取装置を用いた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらのうちの複数の機能を備えた複合機等における画像形成装置は画像読取装置を備えている。この画像読取装置は、画像形成装置本体の上部部分に設けられていて、原稿の画像に光を照射し、その反射光を受光することによって原稿の画像を画像データとして読み取るように構成されている。また画像読取装置は、原稿に光を照射する光源装置や原稿からの戻り光を受光して画像データに変換するイメージセンサ等を備えて構成されている。
すなわち、この画像読取装置は、原稿ガラス面上に載置された原稿の表面に光を照射するためのLEDやキセノンランプ等の各種ランプからなる光源と、その原稿からの反射光を順次反射して集光レンズに導くミラー群と、集光レンズによって集められた光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサとを含んで構成されている。
【0003】
上記画像読取装置本体のケーシングは、板金を折曲加工等して形成された金属製のものが一般的である。そして、このケーシング内には、上部が開口した所定容積を有するボトムシャーシが設けられていて、このケーシング内に、上述の光源、ミラー群、イメージセンサ等の読取用機器類が配設されている(特許文献1参照)。
ボトムシャーシ内に配設された読取用機器類は、駆動電力を必要とし、また、その読取用機器類に対して制御用信号を送出する必要もあり、さらに、その読取用機器類からの読取信号を取り出す必要もあるので、ボトムシャーシ内と画像読取装置本体内とは、電気的に接続するためのケーブルで接続されている。このケーブルは、ボトムシャーシに設けられている開口を介してボトムシャーシ内と画像読取装置本体内とが接続されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−57534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の画像読取装置において、光源、ミラー群、イメージセンサ等の読取用機器類が配設されているフレーム(特許文献1ではボトムシャーシ)内と画像読取装置本体内とを電気的に接続するためのケーブルは、フレームに設けられている開口を介して接続されているので、その開口からフレーム内に粉塵が入り、読取画像に悪影響を与えるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、画像読取装置において、フレームに設けられている開口を介してそのフレーム内と画像形成装置本体内とを電気的に接続するためのケーブルを、その開口を閉塞しながら固定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0008】
第1の発明は、電気ケーブル用開口を有する金属製のフレームと、上記電気ケーブル用開口を通過して引き廻される電気ケーブルとを備える画像読取装置であって、上記電気ケーブルが通過した状態にて上記電気ケーブル用開口を閉塞する弾性部材と、上記弾性部材を上記フレームに対して固定するホルダとを備えるという構成を採用する。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記電気ケーブルは、CCDセンサからの出力信号を伝送するCCDセンサ用ケーブルであるという構成を採用する。
【0010】
第3の発明は、上記第1または2記載の発明において、上記電気ケーブルは、フラットケーブルであるという構成を採用する。
【0011】
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記ホルダは、上記フレームに対して脱着可能であるという構成を採用する。
【0012】
第5の発明は、電気ケーブル用開口を有する金属製のフレームと、上記電気ケーブル用開口を通過して引き廻される電気ケーブルとを備える画像形成装置であって、上記電気ケーブルが通過した状態にて上記電気ケーブル用開口を閉塞する弾性部材と、上記弾性部材を上記フレームに対して固定するホルダとを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電気ケーブルが通過した状態で電気ケーブル用開口を閉塞する弾性部材と、その弾性部材をフレームに対して固定するホルダとを備えているので、電気ケーブル用開口を閉塞することができ、電気ケーブル用開口からフレーム内に粉塵が入り込むのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態の画像読取装置を適用した複写機の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態のフレームを含む斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態のフレームの外側の一部分の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態のホルダ及び弾性部材の斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態のホルダの斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の一実施形態のホルダ及び弾性部材の組立順序を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明に係る画像読取装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、本発明の画像形成装置の一例として複写機を挙げて説明する。
【0016】
図1は、本実施形態の画像読取装置を適用した複写機Pの概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の複写機Pは、原稿の画像を読み取る画像読取装置1と、読み取った画像データに基づいて記録紙(記録媒体)に印刷を行う印刷部2とを備えている。
【0017】
印刷部2は、ベルトユニット6と、画像形成ユニット7と、給紙カセット8と、給紙トレイ9と、二次転写部10と、定着部11と、排紙トレイ12と、搬送路13とを備えている。
【0018】
ベルトユニット6は、画像形成ユニット7において形成されるトナー画像が転写され、この転写されたトナー画像を搬送するものであり、画像形成ユニット7からトナー画像が転写される中間転写ベルト61と、中間転写ベルト61を架設すると共に無端回送させる駆動ローラ62と、従動ローラ63と及びテンションローラ64を備えている。
【0019】
中間転写ベルト61は、駆動ローラ62、従動ローラ63及びテンションローラ64に張架される構成となっている。
駆動ローラ62は、モータ等の駆動源を有する駆動部に接続され、中間転写ベルト61に対しグリップ力を付与しつつ回走させるものである。
従動ローラ63は、駆動ローラ62の回転駆動に従動して回転駆動するものである。
テンションローラ64は、駆動ローラ62の回転駆動に従動して回転駆動する従動ローラの一種であり、バネ機構を有して中間転写ベルト61にテンションを与えるものである。
また、ベルトユニット6には、不図示のクリーニング部が併設されており、中間転写ベルト61に残留したトナー等を除去する構成となっている。
【0020】
画像形成ユニット7は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色にそれぞれ対応して設けられており、各色のトナー画像を形成するものである。そして、これらの画像形成ユニット7は、中間転写ベルト61に沿って配列されている。
【0021】
各画像形成ユニット7は、感光体71と、帯電器72と、レーザスキャニングユニット(光走査装置)73と、現像装置74と、一次転写ローラ75と、クリーニング装置76及び不図示の除電装置等とを有する。
【0022】
感光体71は、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー像が形成されるものである。帯電器72は、感光体71に対して対向配置され、感光体71の周面を帯電状態とするものである。レーザスキャニングユニット73は、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を帯電状態の感光体71の周面において走査するものである。
【0023】
現像装置74は、感光体71の周面に対してトナーを供給することによって感光体71の周面上に静電潜像に基づくトナー像を現像するものである。一次転写ローラ75は、中間転写ベルト61を挟んで感光体71と対向配置され、感光体71に現像されたトナー像を中間転写ベルト61に一次転写するものである。クリーニング装置76は、一次転写の後に感光体71上に残留したトナーを除去するものである。
【0024】
給紙カセット8は、装置本体に対して引き出し自在であり、記録紙を収容するものである。給紙トレイ9は、装置本体に対して開閉自在であり、記録紙を収容するものである。
二次転写部10は、中間転写ベルト61上に形成された画像を記憶媒体に二次転写するものであって、中間転写ベルト61を駆動させる駆動ローラ62と、中間転写ベルト61を挟んで該駆動ローラ62と対向配置される二次転写ローラ10aとから構成されている。
【0025】
定着部11は、記憶媒体上に二次転写されたトナー像を記録紙に定着させるものであり、加圧及び加熱することによりトナー像を記録紙に定着させる加熱ローラを備える。
搬送路13は、給紙カセット8から記憶紙を搬出するピックアップローラ13a、記憶媒体を搬送する給紙ローラ13b、排紙トレイ12に記憶媒体を排紙する排紙ローラ13c等を備える。
【0026】
このような構成を有する本実施形態の複写機Pは、上述のように、画像読取装置1において画像データを取得し、さらに印刷部2が当該画像データに基づいて記録紙に印刷を行う。
【0027】
そして、本実施形態の複写機Pにおいて画像読取装置1は、図2に示されるようなフレーム1aと、原稿ガラス1bとを有している。フレーム1aは、金属板を板金加工して製造された上部開口の箱状体からなり、ボトムシャーシと称されることもある。このフレーム1aの一つの側壁の一部(図2において右側壁の上部)で、その底面近くには、開口形状が長方形状の電気ケーブル用開口1cが開けられている(図3参照)。
なお、図3においては、後述する弾性部材及びホルダが取り付けられていない状態を示している。
【0028】
この電気ケーブル用開口1cの大きさは、後述するフラットケーブルからなる電気ケーブルの幅及びその電気ケーブルの先端に設けられるソケットが通過できるように決められている。このフレーム1a内には、後述する読取用機器類が配設される。
電気ケーブル用開口1cの部分に電気ケーブルを保持する弾性部材及びホルダについては、後に、図4〜図6(a),(b),(c)を用いて詳述する。
【0029】
原稿ガラス1bは、透明ガラスからなり、フレーム1aの上部開口を密閉するように設けられている。したがって、フレーム1aの上部開口は、原稿ガラス1bで密閉されているので、上部開口からのフレーム1a内への粉塵等の異物混入は阻止されている。なお、この原稿ガラス1bは、載置される原稿の重量に十分に耐えられる強度に保たれている。
【0030】
図1及び図2を用いてフレーム1a内に配設される読取用機器類について説明する。このフレーム1a内には、第1キャリッジ100、第2キャリッジ101、レンズ部110、センサ部120及び電気ケーブル130が設けられている。
【0031】
第1キャリッジ100は、不図示のガイドレールに沿って水平方向(図1において左右方向)に往復動するように設けられていて、原稿ガラス1a面上に載置された原稿の画像に光を照射するためのLEDやキセノンランプ等の各種ランプからなる光源100a及びその原稿からの反射光を第2キャリッジ101側に反射するミラー100bが設けられている。
【0032】
第2キャリッジ101は、不図示のガイドレールに沿って水平方向(図1において左右方向)に往復動するように設けられていて、第1キャリッジ100からの光線を入射し、その入射した光線をレンズ部110側に反射する第1ミラー101a及び第2ミラー101bが設けられている。
【0033】
レンズ部110は、第2キャリッジ101からの光線を入射して集光する結像レンズ(集光レンズ)からなり、その結像レンズで集光された光線は、センサ部120に照射できるように構成されている。このレンズ部110は、フレーム1aの底面上に固定された、平面形状が略正方形状の板材からなる第1保持部材111上に固定して設けられている。
【0034】
センサ部120は、CCDセンサ(あるいはCMOSセンサ等)からなるイメージセンサ素子を含んで構成されていて、レンズ部110の結像レンズによって集められた光線を電気信号に変換するように構成されている。このセンサ部120は、第1保持部材111上に設けられている第2保持部材121上に設けられている。すなわち、この第2保持部材121は、平面形状が略正方形状の板材からなり、第1保持部材111より小さく形成されていて、レンズ部110に入射される光軸を中心にした左右両側で、その光軸方向側に沿って所定の間隔を保って設けられた4個の位置設定部材S1〜S4を介して第1保持部材111上に固定されている。
【0035】
電気ケーブル130は、複数の導線を帯状の電気絶縁材中に互いに所定の間隔を保って配設されたフラットケーブルからなり、フレーム1a内では、センサ部120と電気ケーブル用開口1cとの間に接着等して固定されている樹脂製のトラフ131内に載置されて配線され、電気ケーブル用開口1cを介してフレーム1aの外側に出て、複写機Pの本体内に設けられている複写機Pを統括的に制御する制御器(コントローラ(CR))に接続されるように構成されている。なお、図3においては、視認性を向上させるために、電気ケーブル130に対してハッチングを入れて図示している。
【0036】
そして、本実施形態において電気ケーブル130は、センサ部120(すなわちCCDセンサ)からの出力信号を伝送するCCDセンサ用ケーブルを含んでいる。
なお、この電気ケーブル130は、フレーム1a内に設けられるセンサ部120が、CCD駆動タイミング生成部、CCDドライバ、A/D変換部、画像処理部、CPU及びメモリを実装したスキャナ制御回路基板を有し、そのスキャナ制御回路基板と制御器とを接続するときは、そのスキャナ制御回路基板に対する駆動電力も電気ケーブル130を介して供給されるので、電気ケーブル130は、画像信号のみを送信するものではない。また、この電気ケーブル130を介してフレーム1a内で使用される光源100a等の機器の駆動電力も電気ケーブル130を介して供給されるときがある。したがって、本発明で「電気ケーブル」というときは、フレームに設けられている電気ケーブル用開口1cを介してそのフレーム内と画像読取装置本体内とを電機的に接続するケーブルを意味する。
【0037】
次に、図4〜図6(a),(b),(c)を用いて電気ケーブル用130を電気ケーブル用開口1cの部分に保持するための弾性部材140とホルダ150とについて説明する。
弾性部材140は、角柱体のスポンジ等の弾性材からなり、その大きさは、長手方向の一面が電気ケーブル用開口1cを完全に覆うように構成されている(図4の二点鎖線で示される電気ケーブル用開口1c参照)。
【0038】
ホルダ150は、弾性部材140の長手方向の一面の大きさよりも少し大きい面積を有する長方形の板材からなる当て部151と、その当て部151の長手方向の一端側(図4では右端側)に設けられた角孔152と、その当て部151の長手方向の他端で下方に伸びるように設けられた係止片153とで構成されている。
上記角孔152の形状は、トラフ131の電気ケーブル用開口1cの長手方向の一方側(図6(a)において左方側)に対向して設けられている上端部がL字状に屈曲している係止部131aに挿入でき、その挿入された当て部151を係止片153側に移動したときに係合できるように構成されている。また、係止片153は、トラフ131の電気ケーブル用開口1cの長手方向の他方側に対向して設けられている突起部131bに弾性的に嵌合できるように構成されている。
【0039】
上記構成からなる弾性部材140とホルダ150を用いて電気ケーブル用開口1cの部分に電気ケーブル130を保持する手順について説明する。
先ず、電気ケーブル130の一端側はセンサ部120に接続され、他端側は電気ケーブル用開口1cを介してフレーム1a外に出される。フレーム1a内の電気ケーブル130は、トラフ131内に載置される(図6(a)参照)。電気ケーブル130の他端側は、複写機Pを統括的に制御する制御器に接続される。なお、図6(a)〜(c)中、電気ケーブル130の上面を横切る部材は、キャリッジ用ガイドレールである。
【0040】
次いで、電気ケーブル130が電気ケーブル用開口1cを通過したフレーム1a内側において、電気ケーブル130上で、かつ、電気ケーブル用開口1cをフレーム1aの内側から覆うように弾性部材140が配置される(図6(b)参照)。そして、その弾性部材140の上に、ホルダ150がセットされる。このホルダ150のセットは、ホルダ150の当て部151の角孔152をトラフ131に設けられている係止部131aに挿入して係止し、ホルダ150の突起部131bをトラフ131設けられている係止片153に嵌合して行なわれる(図6(c)参照)。
【0041】
このように本実施形態においては、ホルダ150がフレーム1aに対して脱着可能とされている。このため、弾性部材140及び電気ケーブル130を容易に取外しすることが可能となっている。
【0042】
上記構成からなる複写機Pは、電気ケーブル130が通過した状態で電気ケーブル用開口1cを閉塞する弾性部材140と、その弾性部材140をフレーム1aに対して固定するホルダ150とを備えているので、開口を閉塞することができ、開口からフレーム1a内に粉塵が入り込むのを効果的に防止することができる。また、電気ケーブル130が弾性部材140で押圧されながら固定されるので、電気ケーブル130に損傷を与えることなく安全に固定することができる。
【0043】
また、本実施形態においては電気ケーブル130がCCDセンサ用ケーブルを含んでいるが、電気ケーブル130が弾性部材140で押圧されながら固定されるため、電気ケーブル130とフレーム1aとの位置関係が安定して固定され、センサ部120からの出力信号に電気ケーブル130とフレーム1aの位置が変動することにより発生するノイズが乗ることを抑止することができる。
【0044】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態において、画像読取装置は、複写機に適用した例を示したが、他の機器の画像形成装置に適用したものでもよい。
また、上記実施形態において、電気ケーブル130はトラフ131と弾性部材140とで挟持して保持したが、これを弾性部材140とホルダ150の当て部151とで挟持して保持することもできる。さらには複数の弾性部材140によって狭持して保持しても良い。また、電気ケーブル130は、必ずしもフラットケーブルである必要はない。
【符号の説明】
【0045】
P……複写機(画像形成装置)、1……画像読取装置、1a……フレーム、1b……原稿ガラス1a、1c……電気ケーブル用開口、100……第1キャリッジ、100a……光源、100b……ミラー、101……第2キャリッジ、101a……第1ミラー、101b……第2ミラー、110……レンズ部、111……第1保持部材、120……センサ部、121……第2保持部材、130……電気ケーブル、131……トラフ、131a……係止部、131b……突起部、S1〜S4……位置設定部材、140……弾性部材、150……ホルダ、151……当て部、152……角孔、153……係止片設定部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気ケーブル用開口を有する金属製のフレームと、前記電気ケーブル用開口を通過して引き廻される電気ケーブルとを備える画像読取装置であって、
前記電気ケーブルが通過した状態にて前記電気ケーブル用開口を閉塞する弾性部材と、
前記弾性部材を前記フレームに対して固定するホルダと
を備えることを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
前記電気ケーブルは、CCDセンサからの出力信号を伝送するCCDセンサ用ケーブルであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記電気ケーブルは、フラットケーブルであることを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記ホルダは、前記フレームに対して脱着可能であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の画像読取装置。
【請求項5】
電気ケーブル用開口を有する金属製のフレームと、前記電気ケーブル用開口を通過して引き廻される電気ケーブルとを備える画像形成装置であって、
前記電気ケーブルが通過した状態にて前記電気ケーブル用開口を閉塞する弾性部材と、
前記弾性部材を前記フレームに対して固定するホルダと
を備えることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−216981(P2011−216981A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−80724(P2010−80724)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】