説明

画像読取装置及び画像形成装置

【課題】本発明の目的は、排出部に照射されている光が、ユーザーに照射されてしまうのを防止することである。
【解決手段】回動可能に設けられ、原稿が載置される給送トレイ201と、給送トレイ201に載置された原稿を搬送する搬送手段203と、搬送手段203により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段103と、画像読取手段103によって画像が読み取られた原稿が排出される、給送トレイ201の下方に配置された排出トレイ204と、排出トレイ204に光を照射する照明206と、給送トレイ201の回動に応じて、照明206による光の照射を停止させる停止部と、を有する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿の排出部に光を照射する照明手段を有する画像読取装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に設けられる画像読取装置には、自動原稿搬送装置(以下、ADF:Auto Document Feederと呼ぶ)を備えたものがある。このADFは、原稿載置部から原稿を給送し、原稿の画像を読み取る原稿読取部を経由して、前記原稿載置部の下方に設けられた原稿排出部に排出搬送する。
【0003】
前記画像読取装置では、前記ADFによって原稿が前記原稿載置部から前記原稿排出部に搬送されるため、ユーザーは前記原稿排出部から原稿を取り除く必要があるが、排出された原稿に気付かず、ユーザーが原稿を取り忘れてしまう問題が生じている。
【0004】
そこで、この原稿の取り忘れを防止するために、特許文献1のような構成が提案されている。特許文献1では、前記原稿載置部に、前記原稿排出部が見通し可能な透視部を設けている。さらに、前記原稿排出部に原稿が排出されたことを検知する原稿検知手段と、前記原稿排出部を照射する照明を設けている。
【0005】
そして、前記照明によって前記原稿排出部へ光を照射することにより、ユーザーが前記原稿排出部を目視することを促し、前記原稿排出部へ排出された原稿の取り忘れを防止している。具体的には、前記原稿排出部に一定時間原稿が載置されていると、前記照明が光を照射している。さらに、省電力化のために、光を照射し始めてから所定時間経過後に照射を終了させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−10902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記照明によって光を照射することでユーザーが原稿排出部に載置された原稿に気付くと、ユーザーは原稿載置部を回動させて原稿排出部の上方を開放することで原稿排出部から原稿を取り除く。しかしながら、原稿排出部から原稿を取り除く際に、照明によって光が照射されている間に原稿載置部を回動させたとき、照明は光を発している。
【0008】
また、ADFを備えた画像読取装置は、複数枚の原稿の画像をADFにより読み取る(以下、流し読みと呼ぶ)作業の他に、書籍等の厚物原稿の画像をADFの下方に設けられた原稿台にセットして読み取る(以下、固定読みと呼ぶ)作業も可能である。そのため、前記流し読みの作業の後に、原稿排出部に載置された原稿の存在をユーザーが認識していても、その原稿を取り除く前に続けて前記固定読みの作業を行う場合がある。この場合、厚物原稿を原稿台にセットする際に、照明によって光が照射されている間にADFを回動させると、照明は光を発している。
【0009】
以上のように、照明による無駄な光の照射が行われている。
【0010】
そこで、本発明の目的は、無駄な光の照射を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、回動可能に設けられ、原稿が載置される給送原稿載置部と、前記給送原稿載置部に載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって画像が読み取られた原稿が排出される、前記給送原稿載置部の下方に配置された排出部と、前記排出部に光を照射する照明手段と、前記給送原稿載置部の回動に応じて、前記照明手段による光の照射を停止させる停止手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、原稿の画像を読み取る画像読取手段を有する装置本体と、原稿が載置される給送原稿載置部と、前記給送原稿載置部に載置された原稿を、前記画像読取手段によって画像を読み取らせながら搬送する搬送手段と、前記画像読取手段によって画像が読み取られた原稿が載置される排出部と、前記排出部に光を照射する照明手段と、を有し、前記装置本体に回動可能に設けられた原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置の回動に応じて、前記照明手段による光の照射を停止させる停止手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、排出部に光が照射されている間に、ユーザーが給送原稿載置部又は原稿搬送装置を回動させる動作を行うと、停止手段が照明手段による光の照射を停止させる。そのため、無駄な光の照射を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機Aの概略構成を示した図
【図2】(a)は本発明の実施の形態に係る原稿搬送装置と画像読取装置の概要を示した図、(b)は図2(a)の給送原稿載置部の回動動作を示した図
【図3】図2(a)の原稿搬送装置の回動動作を示した図
【図4】本発明の実施の形態に係る照明手段の動作を示したフローチャート
【図5】(a)は本発明の実施の形態に係る原稿搬送装置と画像読取装置の他の概要を示した図、(b)は図5(a)の遮蔽部が作動した場合を示した図
【図6】シャッターを用いて遮光する形態での制御ブロック図。
【図7】シャッターを用いて遮光する形態において構成を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0016】
図1〜図4を参照しながら、本発明の実施の形態に係る画像読取装置及び画像形成装置ついて説明する。ここでは、画像読取装置を備えた画像形成装置としての複写機Aを例示して説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態に係る複写機Aの概略構成を示す概略図である。図2は前記複写機Aに設けられた画像読取装置の構成図であり、図2(a)は画像読み装置の斜視図、図2(b)は画像読み装置の給送トレイを回動させた状態の斜視図である。図3は前記画像読取装置のADFを回動させた状態の斜視図である。図4は前記画像読取装置に設けられた照明手段の動作を示したフローチャートである。
【0018】
まず図1を用いて、本発明の実施の形態に係る複写機Aの概略構成について説明する。図1示すように、複写機Aは、操作表示部102、画像読取手段103、画像処理部104、画像形成部105、制御部101などを備えて構成されている。
【0019】
操作表示部102は、ユーザーにより読取画像の倍率変更や濃度変更などの様々な操作が行われ、各種の情報を表示するタッチパネルを有する液晶ディスプレイである。画像読取手段103は、原稿の画像を読み取るための画像読取装置である。画像処理部104は、前記画像読取手段103によって読み取られた画像に濃度補正処理などの画像処理を施す。画像形成部105は、前記画像処理部104により画像処理が施された画像データに基づいて記録紙などの記録媒体にトナーによる画像を転写及び定着させる。制御部(制御手段)101は、CPU及びRAM、ROMなどの制御機器を有しており、前記複写機Aを制御する。
【0020】
次に、図2(a)、図2(b)及び図3を用いて、画像読取装置である前記画像読取手段103の構成について説明する。前記画像読取手段103は複数枚の原稿の流し読みを行うために原稿の搬送を行う原稿搬送装置であるADF2と、前記ADF2により搬送された原稿及び原稿台ガラス303上にセットされた原稿の画像を読み取るための画像読取装置3により構成される。
【0021】
ADF2は、給送トレイ201、給送原稿検知センサ202、原稿搬送手段203、排出トレイ204、排出原稿検知センサ205、排出照明206、給送トレイ回動検知センサ207などを備えて構成されている。
【0022】
給送トレイ201は、給送原稿を載置するための給送原稿載置部である。給送トレイ201は、ADF2の本体フレーム209に回動自在に保持されている。給送原稿検知センサ202は、前記給送トレイ201に原稿が載置されたことを検知するための給送原稿検知手段である。原稿搬送手段203は、前記給送トレイ201に載置された原稿をローラやベルトなどにより搬送する。排出トレイ204は、前記原稿搬送手段203から排出された原稿を載置するための排出部であり、給送トレイ201の下方に配置されている。排出原稿検知センサ205は、前記排出トレイ204に原稿が載置されたことを検知するための排出原稿検知手段である。排出照明206は、前記排出トレイ204に載置された原稿に光を照射するための照明手段である。なお、前記排出照明206は、例えば電球や蛍光灯、発光ダイオードなどである。ここでは、排出照明206は、給送トレイ201に設けられている。給送トレイ回動検知センサ207は、前記給送トレイ201の回動動作を検知するための給送原稿載置部回動検知手段である。
【0023】
図3に示すように、画像読取装置3の上には前記ADF2が回動可能(開閉可能)に備えられている。シート状の原稿は、前記原稿搬送手段203により搬送されて流し読みガラス302の位置(読取位置)で、この流し読みガラス302の位置で停止している画像読取手段により画像が読み取られる。一方、書籍等の厚物原稿は、原稿台ガラス303の上にセットされて、この原稿台ガラス303の上の原稿に沿って移動(走査)する画像読取手段により画像が読み取られる。
【0024】
さらに、画像読取装置3には、前記ADF2の回動動作を検知する原稿搬送装置回動検知手段としてのADF回動検知センサ301が設けられている。前記画像読取装置3に備えられたADF回動検知センサ301により、前記ADF2を開くように回動させる動作が検知される。すなわち、ADF回動検知センサ301により、前記ADF2を画像読取装置3の装置本体における読取位置から遠ざかる方向に回動させる動作が検知される。
【0025】
ADF2は給送トレイ201上にセットされた原稿を、1枚ずつADF2の内部へと給送する。ADF2は、原稿を画像読取装置3の読取位置(流し読みガラス302)を介して搬送し、排出トレイ204に排出する。なお、ADF2によって搬送されているとき、原稿の画像は画像読取装置3に内包された読取センサ(画像読取手段)によって読み取られる。
【0026】
ここで、図2(b)に示すように、給送トレイ201は排出トレイ204の原稿載置面の上方に回動可能に設けられている。即ち、排出トレイ204に排出された原稿は、給送トレイ201を開くように(排出トレイ204の原稿載置面から遠ざかる方向に)回動させることで、容易に取り除くことができるようになっている。
【0027】
前記排出照明206は、例えば図4のフローチャートに示すように、ADF2に設けられた排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に排出された原稿を検知した場合に、排出トレイに向けて光を照射し、排出トレイ204へユーザーの目視を促し、排出トレイ204上に載置された原稿の取り忘れを防止する役割を果たす。排出照明206の点灯、消灯は、排出原稿検知センサ205、ADF回動検知センサ301、給送トレイ回動検知センサ207などの各センサからの信号に基づいて制御部101によって制御される。制御部101は、排出照明206による光の照射を停止させる停止部(停止手段)を構成する。以下では、制御部101によって行われる排出照明206の制御について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0028】
排出トレイ204上に原稿が排出され、排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に原稿が存在すると判断した場合には、ステップS401及びS402に示すように、排出照明206が光を照射する。一方で、ステップS405及びS407に示すように、排出トレイ204上の原稿がユーザーによって取り除かれ、排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に原稿が存在しないと判断した場合には、排出照明206を消灯し、光の照射をやめる。
【0029】
次に、ステップS403に示すように、ADF回動検知センサ301は、排出照明206が点灯している間に、ADF2が回動されたかどうかを検知している。ADF回動検知センサ301がADF2の回動動作が行われたと判断した場合には、排出照明206を消灯し、光の照射をやめる(S408)。これにより、ユーザーが複数枚の原稿の画像をADF2によって読み取った後、排出トレイ204上へ排出された原稿を取り除く前に、書籍等の厚物原稿を原稿台ガラス303上にセットして画像読取を行うために、ADF2を回動させても排出照明206の照射光がユーザーに直接照射されるのを防ぐことができる。その後、ADF2が閉じられたら(S409のYes)、排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に原稿が存在するかどうかを検知する(S401)。ADF2が閉じられ且つ排出検知センサ205が排出トレイ204上の原稿を検知したら、S402に示すように、排出照明206が光を照射する。ここで、ADF2の回動動作が行われなかった場合には、排出照明206は継続して光を照射し続ける。
【0030】
次に、ステップS404に示すように、給送トレイ回動検知センサ207は、給送トレイ201が回動されたかどうかを検知している。給送トレイ回動検知センサ207が給送トレイ201の回動動作が行われたと判断した場合には(S404のYes)、排出照明206を消灯し、光の照射をやめる(S410)。これにより、ユーザーがADF2によって原稿の画像を読み取った後、排出トレイ204上へ排出された原稿を取り除くために給送トレイ201を回動させた際に、排出照明206の照射光がユーザーに直接照射されるのを防ぐことができる。その後、給送トレイ201が閉じられたら(S411のYes)、排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に原稿が存在するかどうかを検知する(S401)。給送トレイ201が閉じられ且つ排出検知センサ205が排出トレイ204上の原稿を検知したら、402に示すように、排出照明206が光を照射する。ここで、給送トレイ201の回動動作が行われなかった場合には、排出照明206は継続して光を照射し続ける。
【0031】
さらに、排出トレイ204上の原稿が取り除かれず、かつ、給送トレイ201及びADF2の両方の回動動作が行われなかった場合には、省エネルギー化の観点から以下のようにする。すなわち、ステップS406に示すように、排出原稿検知センサ205が排出トレイ204上に原稿が存在すると判断してから所定の時間(例えば10秒)経過後に、排出照明206を消灯し、光の照射をやめる。これにより、消費電力の削減を図ることができる。
【0032】
なお、前述した実施の形態では、前記排出照明206を給送トレイ201又はADF2の回動動作に応じて消灯させている。しかしながら、排出照明206(光源)から照射される照射光を遮る遮蔽部であるシャッター501を設け、給送トレイ201又はADF2の回動動作と連動させて、前記シャッター501により排出照明206の光を遮断することで排出照明206が光の照射を止めるように構成してもよい。
【0033】
具体的には図5(a)、図5(b)に示すように、給送トレイ201及びADF2の回動動作に連動して作動するシャッター501が排出照明206の近傍に設けられている。本実施形態では、排出照明206の照明を停止させる停止部(停止手段)をシャッター501が構成する。ユーザーが給送トレイ201(又はADF2)を図5(a)に示す閉じた位置から図5(b)に示す開いた位置へと回動させると、これに連動して前記シャッター501が排出照明206の光を遮断する位置に移動し、排出照明206の照射光を遮断する。これにより、ユーザーに排出照明206の照射光が直接照射されるのを防ぐことができる。シャッター501を動かすためには、図6の制御ブロック図に示したソレノイド503を用いる。
【0034】
制御部502が、ADF回動検知センサ301によってADF2が開かれたことを検知すると、排出照明206の照射光を遮断する位置にシャッター501が位置するようにソレノイド503への通電を制御する。制御部502が、ADF回動検知センサ301によってADF2が閉じられたことを検知すると、排出照明206の照射光を遮断しない位置にシャッター501が位置するようにソレノイド503への通電を制御する。制御部502が、給送トレイ回動検知センサ207によって給送トレイ201が開いたことを検知すると、排出照明206の照射光を遮断する位置にシャッター501が位置するようにソレノイド503の通電を制御する。制御部502が、給送トレイ回動検知センサ207によって給送トレイ201が閉じたことを検知すると、排出照明206の照射光を遮断しない位置にシャッター501が位置するようにソレノイド503の通電を制御する。
【0035】
なお、シャッターを用いて排出照明206の照射光を遮断する形態としては、図7に例示したように給送トレイ201の回動にメカ的にシャッターを連動させる連動機構を備えた構成であってもよい。図7において、602はADF2に設けられ、シャッターである遮光板601を移動させるためのカムである。遮光板601はスライド移動可能に給送トレイ201に設けられている。遮光板601は引っ張りバネ603によって図中の左方へ、即ち遮光板601の端部601aがカム602に突き当たるように付勢されている。図7Aは、給送トレイ201を閉じた状態である。図7Bは給送トレイ201を開いた状態である。図7Aから図7Bで示した位置へと給送トレイ201を開くと、カム601の作用で引っ張りバネ603の付勢力によって排出照明206の照射光を遮断する位置に遮光板601が移動する。
【0036】
また、前述した実施形態では、画像読取装置として、原稿搬送装置(ADF2)が画像読取装置の装置本体に対して回動可能な構成を例示したが、これに限定されるものではない。原稿を流し読みする構成のみの画像読取装置であっても本発明は有効である。
【0037】
また、前述した実施形態では、画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0038】
A …複写機
2 …ADF
3 …画像読取装置
101 …制御部
201 …給送トレイ
202 …給送原稿検知センサ
203 …原稿搬送手段
204 …排出トレイ
205 …排出原稿検知センサ
206 …排出照明
207 …給送トレイ回動検知センサ
301 …ADF回動検知センサ
302 …流し読みガラス
303 …原稿台ガラス
501 …シャッター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動可能に設けられ、原稿が載置される給送原稿載置部と、
前記給送原稿載置部に載置された原稿を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段によって画像が読み取られた原稿が排出される、前記給送原稿載置部の下方に配置された排出部と、
前記排出部に光を照射する照明手段と、
前記給送原稿載置部の回動に応じて、前記照明手段による光の照射を停止させる停止手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
前記停止手段は、前記給送原稿載置部の回動を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記照明手段を制御する制御手段と、を有し、
前記照明手段が光を照射している間に、前記検知手段が前記給送原稿載置部の回動を検知した場合に、前記照明手段を消灯するように前記制御手段が制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記排出部の原稿が置かれていることを検知するセンサを備え、
前記検知手段によって前記給送原稿載置部が閉じられたことが検知され、且つ、前記センサによって前記排出部の原稿が検知されたら、前記照明手段が光を照射するように前記制御手段が制御することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記停止手段は、前記照明手段からの光を遮断する位置に移動する遮蔽部を有し、
前記給送原稿載置部の回動に応じて前記遮蔽部が前記照明手段による光を遮断する位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記照明手段は、前記給送原稿載置部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
原稿の画像を読み取る画像読取手段を有する装置本体と、
原稿が載置される給送原稿載置部と、前記給送原稿載置部に載置された原稿を、前記画像読取手段によって画像を読み取らせながら搬送する搬送手段と、前記画像読取手段によって画像が読み取られた原稿が載置される排出部と、前記排出部に光を照射する照明手段と、を有し、前記装置本体に回動可能に設けられた原稿搬送装置と、
前記原稿搬送装置の回動に応じて、前記照明手段による光の照射を停止させる停止手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
前記停止手段は、前記原稿搬送装置の回動動作を検知する回動検知手段と、前記回動検知手段からの信号に基づいて前記照明手段を制御する制御手段と、を有し、
前記照明手段が光を照射している間に、前記回動検知手段が前記原稿搬送装置を回動させる動作を検知した場合に、前記照明手段を消灯するように前記制御手段が制御することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記排出部に原稿が置かれていることを検知するセンサを備え、
前記回動検知手段によって前記給送原稿載置部が閉じられたことが検知され、且つ、前記センサによって前記排出部の原稿が検知されたら、前記照明手段が光を照射するように、前記制御手段が制御することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記停止手段は、前記照明手段からの光を遮断する位置に移動する遮蔽部を有し、
前記原稿搬送装置の回動に応じて、前記遮蔽部が前記照明手段による光を遮断する位置に移動することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−62793(P2013−62793A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−175606(P2012−175606)
【出願日】平成24年8月8日(2012.8.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】