説明

画像読取装置

【課題】 画像読取装置のフィルム搬送路におけるフィルムの蛇行とカールを改善すること及び、フィルム表面のゴミを除去することを目的とする。
【解決手段】 フィルム搬送路に複数個の駆動源をもたない太鼓状ローラーを、フィルムに一定の圧力をかける位置に設置し、フィルムの蛇行とカールを矯正するとともに、太鼓状ローラー全周に粘着性を持つ部材を配し、フィルム表面に付着したゴミを除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム等の画像読取装置におけるフィルム搬送手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、フィルム画像読取装置は、図8の様にフィルムを前記フィルム幅の両端部に位置するように取り付けてあるフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットする。フィルム搬送従動ローラー7〜10は圧板26を介して、図示しない駆動源にギアーなどを介して連動するフィルム搬送ローラー主動11〜14を抑え、一定のニップ圧がかかっている。
【0003】
以下にフィルム画像読取装置のフローを説明する。
【0004】
1回目のフィルム搬送では、フィルムをフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットすると、センサー20が前記フィルムを検知し、図示しない本装置に内蔵された制御部により、図示しない駆動源にギアー等を介して連動するフィルム搬送主動ローラー11がフィルム搬送正方向に回転し、一定のニップ圧のかかったフィルム搬送従動ローラー7との摩擦により、フィルムを搬送する仕組みになっている。センサー21がフィルムを検知すると、フィルム搬送ローラー8〜10、12〜14がフィルム搬送従動ローラー7、フィルム搬送主動ローラー11と同様にフィルムを搬送し、3コマ分のフィルムの情報を記録する。この時点では3コマ分のフィルムの情報のみを記録するので、記録を終了すると、フィルムはセンサー21より手前かつ、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送ローラー11に巻き込まれている状態まで戻るように制御されている。
【0005】
2回目のフィルム搬送では、図示しない外部接続しているPCからソフト的に開始操作を行い、フィルムの粗い画像情報を読み取る。開始操作が行われると、上記1回目のフィルム搬送方法と同様に、センサー21を通過するとフィルム搬送ローラー8〜10、12〜14が前記制御部の指令により自動的に軸回転を始め、フィルムを搬送する。フィルム搬送従動ローラー10とフィルム搬送主動ローラー14を通過したフィルムはフィルム収納室22にとぐろを巻いて保存される。フィルムの画像情報は、ランプ15で可視光、赤外線LED16で赤外線を発し、ミラー23に反射する。可視光は赤外線透過ミラー24に反射してCCD17により画像情報を認識され、赤外線は前記赤外線透過ミラー24を通過してCCD18により画像情報を認識される。
【0006】
全てのコマの画像情報を認識した後、前記フィルム収納室22でとぐろを巻いて保存されているフィルムは、フィルム搬送ローラーの反転動作により戻っていく。フィルムがフィルム搬送ローラーの反転動作により戻っていく過程では、上記と同じ画像情報の認識方法で全てのコマのきめ細かな画像情報を認識するようになっている。
【0007】
又、別の従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2と特許文献3をあげることが出来る。
【特許文献1】特開平10−023195号公報
【特許文献2】特開平10−133295号公報
【特許文献3】特開2002−296690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の技術例では、フィルムの幅の両端部に位置するように取り付けてあるフィルム搬送ローラー7〜14だけでは、図9の様にフィルムがカールしてしまい図示された状態や、図示しない他部品と接触してしまうことにより起こる給送エラーや、フィルム給送時に起こる前記フィルムの位置のわずかなずれ等によって、一定のニップ圧を与えていたフィルム搬送ローラー7〜14にニップ圧の差が生じ、蛇行が生じてしまうという課題があった。更に、本装置はフィルムを略垂直方向にして画像情報を読み取るのではなく、フィルムを略水平方向にして画像情報を読み取るため、空気中に浮遊しているごみがフィルムに付着しやすいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決する手段として、本発明の画像読取装置はフィルムの幅の略中心に一定の圧力をかけると、フィルム搬送方向に対するカールが矯正されて真直ぐ伸びる原理を応用し、フィルムが画像情報を読み取る位置を通過する前に、駆動源を持たないフィルム搬送正逆方向に回転自在な太鼓状ローラーをフィルムのカールを矯正できる高さの位置に有し、前記フィルムの中央部を中心にフィルム幅の略全域を下部に押圧することにより、フィルムのカールを矯正することを特徴とする。更に、太鼓状ローラーの円周が中心に近づくにつれて大きくなると、中心部の方が、周速度が大きくなる為に、周速度の速い方にフィルムは引き寄せられるという周知の法則を利用することにより、フィルムの左右の蛇行を防止することも出来る。更に、前記太鼓状ローラーの表面に粘着性のある材料を配することにより、フィルムに付着したごみを除去することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上説明した様に、本発明の請求項1に記載のフィルム等の画像読取装置は、前記画像読取装置のフィルム搬送路に1個あるいは複数個の駆動源を持たない回転自在な太鼓状ローラーをフィルム等の搬送路幅の略中心かつ、搬送路に垂直方向にフィルム等に一定の力を与えることの出来る位置に設けることにより、フィルムがカールして他部品と接触してしまうことにより起こる給送エラーや、フィルム給送時に起こる前記フィルムの位置のわずかなずれ等によって一定のニップ圧を与えていたフィルム搬送ローラーにニップ圧の差が生じることによって発生する蛇行を防止することが出来る。
【0011】
本発明の、請求項2記載のフィルム等の画像読取装置は、太鼓状ローラーの幅がフィルムの幅と略同等、かつ前記太鼓状ローラーの全表面に粘着性を持つ部材を配することにより、前記給送エラーや、前記蛇行を防止するばかりでなく、フィルムに付着しているゴミを除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
1.
図1は本発明の駆動源を持たない回転自在な、且つ外周面全域に粘着性を有する材料を塗布した太鼓状ローラーが適用されるフィルムスキャナー等の画像読取装置を示す外観図であり、搬送路の搬送正逆方向に平行な断面図を図2に示す。外装蓋1は下ユニット2の略後端をフィルム搬送正逆方向と垂直な軸を中心に回動可能なものである。フィルム3を読み取る際は、図1のようにレバー4のロックによって、前記外装蓋1は閉じた状態に保たれる。図2のように外装蓋1が閉じた状態にある時、それぞれフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11、フィルム搬送従動ローラー8とフィルム搬送主動ローラー12、フィルム搬送従動ローラー9とフィルム搬送主動ローラー13、フィルム搬送従動ローラー10とフィルム搬送主動ローラー14には一定のニップ圧がかかっている。この構造は、外装蓋5、レバー6側も同じである。
【0013】
本発明の駆動源を持たない回転自在な、且つ外周面全域に粘着性を有する材料を塗布した太鼓状ローラー19が適用されるフィルムスキャナー等の画像読取装置において、フィルムの画像情報は、ランプ15で可視光、赤外線LED16で赤外線を発し、CCD17とCCD18で読み取るので、ランプ15、赤外線LED16の下を通過する際のフィルムのカールや蛇行がないことが大切である為、前記太鼓状ローラー19は、ランプ15、赤外線LED16よりも前、ここではフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11よりも前の位置に設置する。
【0014】
次に、図3にフィルムが本発明の駆動源を持たない回転自在な太鼓状ローラーによってごみを除去、カールや蛇行を矯正されて、フィルム搬送ローラーによってフィルムが搬送されていく構造の斜視図を示す。前記太鼓状ローラー19はフィルム搬送ローラーの始点よりも前の位置、かつ、フィルム幅の中心とローラー幅の中心が略合致し、フィルムのカールを矯正できる高さの位置に設置する。そうすることにより、フィルムを前記フィルム幅の位置に取り付けてあるフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットする際に、フィルムが搬送正方向に動くことにより、太鼓状ローラー19がフィルム搬送正方向にフィルムとの摩擦によって回転すると共にフィルムのカールが矯正される。更に、太鼓状ローラーの円周の違いによる周速度の違いによって、フィルムが周速度の大きい方、つまり太鼓状ローラーの中心方向に収束する原理を用いることによりフィルムの蛇行が防止される。更に太鼓状ローラーの表面に粘着性のある材料を配すれば、フィルム表面のごみを除去した状態でフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置に取り付けることも可能である。
【0015】
搬送路の搬送正逆方向に垂直、かつ、太鼓状ローラー19の設置位置より手前の断面を示した図4、同じく搬送路の搬送正逆方向に垂直、かつ、太鼓状ローラー19の設置位置の断面を示した図5、同じく搬送路の搬送正逆方向に垂直、かつ、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の設置位置の断面を示した図6に、太鼓状ローラーをフィルムのカールを矯正する高さの詳細を示す。
【0016】
図4のように、前記太鼓状ローラー19を通過する前のフィルム3は上向きにカールしている。前記フィルム3のカールを矯正して点線のライン3-1に近づけさせ、フィルム表面に付着しているごみを除去する為に、前記太鼓状ローラー19の最大軽部はフィルム3と接する面を点線のライン3-1より下の位置に設置することが必要である。この様な位置に太鼓状ローラー19を設置すれば、図5のように、フィルム3が太鼓状ローラー19を通過する際、前記フィルム3に前記太鼓状ローラー19によって上から押し付けられる力が加わる。そうすることにより、図6のようにフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11によってフィルム3が搬送される時には、前記フィルム3の表面は、カールが矯正され点線のライン3-1に近い状態になる。
【0017】
図2のように、上記の位置に設置されている、本発明の駆動源を持たない回転自在な太鼓状ローラー19を有するフィルムスキャナー等、画像読取装置の1回目のフィルム搬送において、太鼓状ローラー19によってカールが矯正され且つ蛇行を防止しつつ、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットされているフィルムは、センサー20により検知され、図示しない本装置に内蔵された制御部により、フィルム搬送主動ローラー11がフィルム搬送正方向に回転し、一定のニップ圧のかかったフィルム搬送従動ローラー7との摩擦により、搬送される。センサー21が前記フィルムを検知すると、フィルム搬送ローラー8〜10、12〜14がフィルム搬送ローラー7、フィルム搬送主動ローラー11と同様にフィルムを搬送し、3コマ分のバーコードなどのフィルム情報を記録する。この時点では3コマ分のフィルムの情報のみを記録するので、記録を終了すると、前記フィルムはセンサー21より手前かつ、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11に巻き込まれている状態まで戻るように制御されている。
【0018】
上記の位置に設置されている、本発明の駆動源を持たない回転自在な太鼓状ローラー19を有するフィルムスキャナー等、画像読取装置の2回目のフィルム搬送では、図示しない外部接続しているPCからソフト的に開始操作を行い、フィルムの粗い画像情報を読み取る。開始操作が行われると、上記1回目のフィルム搬送方法と同様に、センサー21を通過するとフィルム搬送ローラー8〜10、12〜14が自動的に軸回転を始め、フィルムを搬送する。フィルム搬送従動ローラー10とフィルム搬送主動ローラー14を通過したフィルムはフィルム収納室22とぐろを巻いて保存される。フィルムの画像情報は、ランプ15で可視光、赤外線LED16で赤外線を発し、ミラー23に反射する。可視光は赤外線透過ミラー24に反射してCCD17により画像情報を認識され、赤外線は赤外線透過ミラー24を通過してCCD18により画像情報を認識される。
【0019】
2.
上述した実施例では、フィルム搬送正方向時にのみ画像情報を読み取る場合の実施例であり、フィルム搬送ローラーの反転動作によりフィルムが戻っていく過程においても画像情報を読み取るような構造の場合には、本発明の駆動源を持たない太鼓状ローラーの役割があまりなされない。そこで、太鼓状ローラー19の他に、太鼓状ローラー25をフィルム搬送ローラーの終点よりも後の位置に設置する構造について説明する。
【0020】
図7に太鼓状ローラー19の他に、太鼓状ローラー25をフィルム搬送ローラーの終点よりも後の位置に設置した、フィルムスキャナー等の画像読取装置の搬送正逆方向に平行な断面図を示す。
【0021】
図7の様に前記太鼓状ローラー19を実施形態1で前述したように、フィルム搬送ローラーの始点よりも前の位置、かつ、フィルム幅の中心とローラー幅の中心が略合致し、フィルムのカールを矯正できる高さの位置に設置する。そうすることにより、フィルムを前記フィルム幅の位置に取り付けてあるフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットする際に、フィルムが搬送正方向に動くことにより、太鼓状ローラー19がフィルム搬送正方向にフィルムとの摩擦によって回転しフィルムのカールが矯正され、太鼓状ローラーの円周の違いによる周速度の違いによって、フィルムが周速度の大きい方、つまり太鼓状ローラーの中心方向に収束することによりフィルムの蛇行が防止され、更に太鼓状ローラーの表面に配した粘着性のある材料によりごみを除去した状態でフィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置に取り付けることが出来る。
【0022】
前記太鼓状ローラー19と同様に太鼓状ローラー25をフィルム搬送ローラーの終点よりも後ろの位置、かつ、フィルム幅の中心とローラー幅の中心が略合致し、フィルムのカールを矯正できる高さの位置に設置する。そうすることにより、フィルム搬送ローラーの反転動作によりフィルム収納室22にとぐろを巻いていたフィルム3が戻る際に画像情報を読み取る構造過程において、前記太鼓状ローラー25は太鼓状ローラー19と同じ役割を果たす。
【0023】
更に前記太鼓状ローラー25は、フィルム搬送正方向においても前記太鼓状ローラー19の役割を助成するはたらきも担うものである。
【0024】
1回目のフィルム搬送において、太鼓状ローラー19によってカールが矯正され、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11の位置までセットされているフィルムは、センサー20により検知され、図示しない本装置に内蔵された制御部により、フィルム搬送主動ローラー11がフィルム搬送正方向に回転し、一定のニップ圧のかかったフィルム搬送従動ローラー7との摩擦により、搬送される。センサー21がフィルムを検知すると、フィルム搬送ローラー8〜10、12〜14がフィルム搬送ローラー7、フィルム搬送主動ローラー11と同様にフィルムを搬送し、3コマ分のバーコードなどのフィルム情報を記録する。この時点では3コマ分のフィルムの情報のみを記録するので、記録を終了すると、フィルムはセンサー21より手前かつ、フィルム搬送従動ローラー7とフィルム搬送主動ローラー11に巻き込まれている状態まで戻るように制御されている。
【0025】
2回目のフィルム搬送では、図示しない外部接続しているPCからソフト的に開始操作を行い、フィルムの粗い画像情報を読み取る。開始操作が行われると、上記1回目のフィルム搬送方法と同様に、センサー21を通過するとフィルム搬送ローラー8〜10、12〜14が自動的に軸回転を始め、フィルムを搬送する。フィルム搬送従動ローラー10とフィルム搬送主動ローラー14を通過したフィルムはフィルム収納室22にとぐろを巻いて保存される。フィルムの画像情報は、ランプ15で可視光、赤外線LED16で赤外線を発し、ミラー23に反射する。可視光は赤外線透過ミラー24に反射してCCD17により画像情報を認識され、赤外線は赤外線透過ミラー24を通過してCCD18により画像情報を認識される。
【0026】
全てのコマの画像情報を認識した後、フィルム収納室22でとぐろを巻いて保存されているフィルムは、フィルム搬送ローラーの反転動作により戻っていく。前記フィルムがフィルム搬送ローラーの反転動作により戻っていく過程では、太鼓状ローラー19と同様に、フィルム搬送ローラーの終点よりも後の位置、かつ、フィルム幅の中心とローラー幅の中心が合致し、フィルムのカールを矯正できる高さの位置に設置されている太鼓状ローラー25が太鼓状ローラー19と同様の働きをする。そして、上記と同じ画像情報の認識方法で全てのコマのきめ細かな画像情報を認識する。
【0027】
なお、実施形態2では図7に示したようにフィルム搬送ローラーの始点よりも前の位置に設置した太鼓状ローラー19の他に、フィルム搬送ローラーの終点よりも後の位置に太鼓状ローラー25を設置した、フィルムスキャナー等の画像読取装置の構造を挙げているが、フィルム搬送距離の長さに応じて太鼓状ローラーを複数個設けても良いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の画像読取装置外観図である。
【図2】本発明の画像読取装置における画像読取機構の断面斜視図である。
【図3】本発明の画像読取装置におけるフィルム搬送構造の斜視図である。
【図4】本発明の画像読取装置における太鼓状ローラー設置位置説明状態図である。
【図5】本発明の画像読取装置における図4の正面から見た断面図である。
【図6】本発明の画像読取装置におけるフィルムの正常搬送状態を示す、フィルム搬送ローラー部を正面から見た断面図である。
【図7】本発明における太鼓状ローラーを2個設置したフィルム搬送構造の断面の斜視図である。
【図8】従来例における画像読取機構の断面の斜視図である。
【図9】図8における搬送障害状態図。
【符号の説明】
【0029】
1 外装蓋
2 下ユニット
3 フィルム
4 レバー
5 外装蓋
6 レバー
7 フィルム搬送従動ローラー
8 フィルム搬送従動ローラー
9 フィルム搬送従動ローラー
10 フィルム搬送従動ローラー
11 フィルム搬送主動ローラー
12 フィルム搬送主動ローラー
13 フィルム搬送主動ローラー
14 フィルム搬送主動ローラー
15 ランプ
16 赤外線LED
17 CCD
18 CCD
19 太鼓状ローラー
20 センサー
21 センサー
22 フィルム収納室
23 ミラー
24 赤外線透過ミラー
25 太鼓状ローラー
26 圧板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム等の搬送駆動部を持つ本体部に対して、外装蓋が開閉可能に構成されている、フィルム等の画像読取装置において、1個あるいは複数個の駆動源を持たない回転自在な太鼓状ローラーを、フィルム等の搬送路幅の略中心、かつ搬送路に垂直方向にフィルム等に一定の力を与えることの出来る前記垂直方向の位置に設置することを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
請求項1記載の像読取装置において、太鼓状ローラーの幅とフィルム等の幅が略同等、かつ太鼓状ローラーの全表面に粘着性を持つ部材を配することを特徴とする画像読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−189698(P2006−189698A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−2513(P2005−2513)
【出願日】平成17年1月7日(2005.1.7)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】