説明

画像通信システムにおける画像通信装置およびその画像表示方法

【課題】送信側で生成された合成画像およびその元画像を受信側で表示することができる画像通信システムにおける画像通信装置およびその画像表示方法を提供する。
【解決手段】通信装置(10)から通信装置(20)へ画像を送信する画像通信システムであって、通信装置(10)は元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報(Cn)、元画像データ(A)および挿入画像データ(Bn)を通信装置(20)へ送信し、第2通信装置(20)は受信したレイアウト情報(Cn)、元画像データ(A)および挿入画像データ(Bn)を用いて合成画像(D)を合成し合成画像(D)と元画像(A)とを選択可能に表示部(204)に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は合成画像を伝送し表示する画像通信システムに係り、特にその画像通信装置および画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ほとんどの携帯電話機にはカメラ機能やメール機能が搭載されており、簡単な操作で写真などの画像をeメールで送信することができる。たとえば特許文献1に開示された携帯電話機では、複数の画像や文字などをレイアウトし更に装飾してメール本文として送信することができる。
【0003】
また、画像通信システムの一例が特許文献2に開示されている。特許文献2によれば、複数の画像送信装置がそれぞれレイアウトにより指定された画像を送信し、受信側でそれらの画像を当該レイアウトに従って合成して表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−026089号公報
【特許文献2】特開2000−083193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、特許文献1および2に開示されたシステムでは、受信側で合成画像を表示することが前提となっており、送信側で複数の画像を簡単に合成する方法や複数の画像を伝送路に負荷をかけず送信する方法などが教示されているのみである。
【0006】
しかしながら、画像通信の利用形態として、合成される前の元画像を受信側で表示あるいは利用したい場合がある。上述した特許文献に記載されたようなシステムでは、合成前の元画像を受信側で表示することができないので、このような要求に応えることができない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、送信側で生成された合成画像およびその元画像を受信側で表示することができる画像通信システムにおける画像通信装置およびその画像表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による画像通信システムは、第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信システムであって、前記第1通信装置は、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記第2通信装置へ送信し、前記第2通信装置は、前記第1通信装置から受信した前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、ことを特徴とする。
【0009】
本発明による画像通信装置は、画像処理機能を有する画像通信装置であって、元画像と1以上の挿入画像とをユーザ指定に従って合成したときに当該合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを生成する画像合成情報生成手段と、前記合成画像を生成するための前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを他の通信装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明による画像通信装置は、画像処理機能を有する画像通信装置であって、他の通信装置から元画像データおよび挿入画像データと元画像に挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報とを受信する受信手段と、前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示するための画像表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
本発明による画像通信システムは、第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信システムであって、前記第1通信装置および前記第2通信装置がアクセス可能であり、少なくとも画像表示エンジンを搭載したサーバを有し、前記第1通信装置は、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記サーバへアップロードし、前記第2通信装置は、前記サーバの前記画像表示エンジンを起動することで、前記サーバにアップロードされた前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データから前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択的にダウンロードする、ことを特徴とする。
【0012】
本発明による画像通信方法は、第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信方法であって、前記第1通信装置が、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記第2通信装置へ送信し、前記第2通信装置が、前記第1通信装置から受信した前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像を選択可能に表示する、ことを特徴とする。
【0013】
本発明による画像通信方法は、画像処理機能を有する画像通信装置における画像通信方法であって、画像合成情報生成手段が元画像と1以上の挿入画像とをユーザ指定に従って合成したときに当該合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを生成し、送信手段が前記合成画像を生成するための前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを他の通信装置へ送信する、ことを特徴とする。
【0014】
本発明による画像通信方法は、画像処理機能を有する画像通信装置における画像通信方法であって、受信手段が他の通信装置から元画像データおよび挿入画像データと前記元画像に前記挿入画像を配置するためのレイアウト情報とを受信し、画像表示制御手段が前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、送信側で生成された合成画像およびその元画像を受信側で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態による画像通信システムにおける送信側および受信側の通信装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による画像通信装置を適用した携帯端末の機能的構成および動作を説明するための模式的ブロック図である。
【図3】本実施例による画像通信装置に搭載された合成画像作成エンジンおよび画像表示エンジンの動作を説明するための模式図である。
【図4】(A)は本発明の第1実施形態による画像通信装置による送信データの構成を示す模式図であり、(B)は本発明の第2実施形態による画像通信装置による送信データの構成を示す模式図である。
【図5】本発明の第3実施形態による画像通信システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に述べる実施形態により限定されるものではない。
【0018】
1.第1実施形態
1.1)画像通信システム
図1に示すように、本発明の第1実施形態による画像通信システムは、画像合成情報を作成して送信する送信側通信装置10と、受信した画像合成情報に基づき合成画像または元画像を選択表示することができる受信側通信装置20とを有する。
【0019】
送信側の通信装置10は、画像合成情報生成部101、画像データを格納するメモリ102、送信部103、その他図示しない機能部(操作部、表示部等)を有する。
【0020】
画像合成情報生成部101は、元画像データAと1以上の挿入データ(画像、文字あるいは図形など)とを入力し、挿入データの画像背景を透過色にして挿入画像を作成しメモリ102に格納する。さらに、画像合成情報生成部101は、ユーザが操作部を操作することで作成する元画像と挿入画像との合成画像のレイアウト情報Cn、元画像データAおよび挿入画像データBnを送信部103へ出力する。以下、レイアウト情報Cn、元画像データAおよび挿入画像データBnをまとめて画像合成情報と呼び、適宜、(A+Bn+Cn)と記す。
【0021】
なお、レイアウト情報Cnは、挿入画像のサイズ、挿入位置の座標および回転角度に関する情報を含み、例えばマークアップ言語で記述されたファイルあるいはExif (Exchangeable image file format)ファイルを用いて書き込むことができる。生成されたレイアウト情報Cnはメモリ102に格納しておけば後で再利用することが可能である。
【0022】
送信部103はメール機能などの通信機能を有し、画像合成情報(A+Bn+Cn)を受信側の通信装置20へ送信する。たとえば、この画像合成情報をメール添付ファイルとして送信することができる。
【0023】
受信側の通信装置20は、受信部201と、画像表示制御部202と、画像データを格納するメモリ203と、表示部204と、その他図示しない機能部(操作部等)を有する。
【0024】
受信部201は通信装置10から画像合成情報を受信する。画像表示制御部202は、画像合成情報のレイアウト情報Cnに従って、元画像データAと挿入画像データBnとを合成して合成画像Dを生成し、合成画像Dおよび元画像Aをメモリ203に格納する。さらに、画像表示制御部202は、ユーザの指示に従って、合成画像Dあるいは元画像Aを選択的に表示部203に表示する。
【0025】
なお、図1では、送信側と受信側の通信装置を別々に記載しているが、1つの通信装置に送信側の送信部103および画像合成情報生成部101と、受信側の受信部201および画像表制御部202と、共通のメモリ(102,203)とを設けてもよい。
【0026】
また、上述の画像合成情報生成部101および画像表示制御部202と同等の機能は、通信装置10および20のそれぞれのプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現することも可能である。また、画像合成情報生成部101および画像表示制御部202を実現するプログラムをサーバからダウンロードしてもよいし、マイクロSDのような記録媒体から取得してもよい。
【0027】
2.実施例
次に、図2を用いて、本発明に係る画像通信装置を携帯端末に適用した場合の構成および動作について説明する。
【0028】
図2において、携帯端末10は、図1で述べた送信側通信装置10を適用したものであり、携帯端末の動作を制御するための制御部110と、画像合成情報生成部101に対応する合成画像作成エンジン111とを搭載している。ユーザが操作部を用いて合成画像の作成要求を行うと、合成画像作成エンジン111が起動し、上述した画像合成情報(A+Bn+Cn)が生成される。ユーザが携帯端末10の例えばメール機能を用いて合成画像を送信する操作を行うと、送信部103は、合成画像そのものではなく、画像合成情報(A+Bn+Cn)をメール添付して携帯端末20へ送信する。
【0029】
合成画像作成エンジン111は、元画像Aに文字や画像を挿入する際、挿入する文字や画像の背景を透過色とし、挿入画像Bnとして保持する。また、挿入画像のサイズや挿入位置の座標、回転角度などのレイアウト情報Cnをマークアップ言語で記述されたファイルやExifデータに保持する。ただし、レイアウト情報Cnは、携帯端末の画像描画サイズに合わせて変更してもよい。この変更は、自動で行ってもよいし、利用者が指定してもよい。
【0030】
携帯端末20は、図1で述べた受信側通信装置20を適用したものであり、携帯端末の動作を制御するための制御部210と、画像表示制御部202に対応する画像表示エンジン211を搭載している。ユーザが操作部を用いて閲覧要求を行うと、画像表示エンジン211は、上述したように画像合成情報に基づいて合成画像Dを生成し、ユーザの要求に応じて合成画像Dまたは元画像Aを携帯端末20の表示部に選択的に表示する。
【0031】
図3には画像を合成する際の合成画像作成エンジン111および画像表示エンジン211の動作が模式的に示されている。まず、合成画像作成エンジン111は、ユーザから合成画像の作成要求を受けると、挿入する画像の背景を透過色にする透過処理をして挿入画像Bを作成し、続いて、ユーザが指示した挿入画像Bの挿入位置の座標および回転角度に関する情報をレイアウト情報Cとして作成する。言い換えれば、レイアウト情報Cに従って元画像Aと挿入画像Bとを合成することにより、ユーザが意図した合成画像Dが生成される。合成画像作成エンジン111は元画像Aと挿入画像Bとレイアウト情報Cとを含む画像合成情報を保持すると、ユーザに合成完了を通知する。
【0032】
続いて、ユーザは、合成画像情報を携帯端末2へ送信するための送信要求(ここではメール添付)を行う。ユーザからの送信要求を受けた送信部103は、画像合成情報をメール添付ファイルとして携帯端末20へ送信する。
【0033】
携帯端末20の画像表示エンジン211は携帯端末10から画像合成情報を受信すると、ユーザに着信を通知する。ユーザから合成画像の表示要求を受けると、画像表示エンジン211は、画像統制情報(元画像A、挿入画像Bn、レイアウト情報Cn)を入力情報として、元画像Aと挿入画像Bとを合成した合成画像Dを生成し、その合成画像Dを表示部に表示する。また、ユーザから当該合成画像Dの元画像Aの表示要求を受けると、画像表示エンジン211は画像合成情報から元画像Aを読み出して表示部に表示する。
【0034】
3.適用例
一例として、送信側のユーザαが携帯端末10でカメラ撮影した画像「photo.jpg」に文字や記号を書き込み、その書き込んだ画像をメールに添付するなどして受信側のユーザβの携帯端末20へ送付する場合について説明する。
【0035】
携帯端末10でカメラ撮影した元画像「photo.jpg」にタッチパネル等を使用して文字やイラストを書き込む際、合成画像作成エンジン111は書き込んだ文字やイラストを背景を透過色にした挿入画像「insert.jpg」として保持する。また、合成画像作成エンジン111は、挿入位置の座標と回転角度をレイアウト情報Cnとしてマークアップ言語を使用したファイルやExifデータに書き込む。
【0036】
ユーザαはメールに画像を添付して送付するとき、元画像「photo.jpg」と挿入画像「insert.jpg」とレイアウト情報Cnとをまとめてユーザβへ送付する。
【0037】
ユーザβが携帯端末10から送付された画像の閲覧要求を行うと、画像表示エンジン211はレイアウト情報Cnに従って元画像「photo.jpg」に挿入画像「insert.jpg」を合成し合成画像Dを生成し、表示部に表示する。また、ユーザβが合成前の元画像Aの表示要求を行うと、画像表示エンジン211は画像合成情報から合成前の元画像「photo.jog」を読み出して表示部に表示する。
【0038】
4.効果
上述したように、本実施形態によれば、送信側の通信装置10は、合成画像Dそのものではなく、合成画像Dを生成するための画像合成情報、すなわちレイアウト情報Cn、元画像データAおよび挿入画像データBnを受信側の通信装置20へ送信する。そして、受信側通信装置20において、画像合成情報から合成画像Dを生成して表示すると共に、ユーザの要求に応じて、画像合成情報から元画像Aを読み出して表示することができる。
【0039】
また、本実施形態による画像通信システムを利用すれば、例えば顔写真(元画像)に眼鏡や帽子等の複数の画像を選択して挿入することにより、試着した様子を比較閲覧することが可能になる。その際、合成画像そのものを保持する必要はなく、挿入画像とレイアウト情報とを保持しておけばよいので、ファイル容量を少なくすることができる。
【0040】
5.第2実施形態
図4(A)に示すように、上述した第1実施形態では、送信側通信装置10に合成画像作成エンジン111が、受信側通信装置20に画像表示エンジン211がそれぞれ搭載されていたが、本発明のこれに限定されるものではない。
【0041】
図4(B)に示すように、受信側通信装置20に画像表示エンジン211が搭載されていない場合であっても、送信側通信装置10の合成画像作成エンジン111が画像表示エンジンをメール添付ファイルに含めて画像合成情報と共に送信することで受信側通信装置20で合成画像あるいは元画像を表示することができる。すなわち、通信装置20のプログラム制御プロセッサ上で受信した画像表示エンジンのプログラムを実行することにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0042】
6.その他の実施形態
図5に示すように、ネットワーク40上のサーバ50が上述した合成画像作成エンジンおよび画像表示エンジンを提供する構成にすることもできる。すなわち、通信装置10および20がネットワーク40を通してサーバ50にアクセスすることにより、合成画像作成エンジンあるいは画像表示エンジンをダウンロードして利用する。通信装置10および20のプログラム制御プロセッサ上でダウンロードした合成画像作成エンジンあるいは画像表示エンジンのプログラムを実行することにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0043】
あるいは、図5に示すように、サーバ50に画像表示エンジンが搭載され、受信側の通信装置20がサーバ50にアクセスして画像表示エンジンから合成画像あるいは元画像をダウンロードする構成であってもよい。すなわち、通信装置10が第1実施形態のように合成画像作成エンジン111を搭載し、合成画像作成エンジン111で画像合成情報(元画像A、挿入画像Bn、レイアウト情報Cn)が作成されると、画像合成情報をサーバ50へアップロードする。
【0044】
画像合成情報がサーバ50へアップロードされると、その旨が通信装置20へサーバ50あるいは送信側通信装置10から通知される。この通知を受けると、通信装置20のユーザはサーバ50にアクセスして閲覧要求を行い、サーバ50の画像表示エンジンから合成画像Dまたは元画像Aをダウンロードし表示部に表示する。
【0045】
このようにサーバ50に画像表示エンジンを利用可能に設けることで、受信側の通信装置20に画像表示エンジンを搭載する必要がなくなる。このためにサーバ50にアクセスできる通信装置であれば合成画像Dまたは元画像Aを容易に表示することが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は画像処理機能および画像表示機能を有する携帯電話機等の通信装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0047】
10 送信側通信装置
20 受信側通信装置
101 画像合成情報生成部
102 メモリ
103 送信部
110 制御部
111 合成画像作成エンジン
201 受信部
202 画像表示制御部
203 メモリ
204 表示部
210 制御部
211 画像表示エンジン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信システムであって、
前記第1通信装置は、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記第2通信装置へ送信し、
前記第2通信装置は、前記第1通信装置から受信した前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、
ことを特徴とする画像通信システム。
【請求項2】
画像処理機能を有する画像通信装置であって、
元画像と1以上の挿入画像とをユーザ指定に従って合成したときに当該合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを生成する画像合成情報生成手段と、
前記合成画像を生成するための前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを他の通信装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする画像通信装置。
【請求項3】
前記送信手段は、前記他の通信装置が前記合成画像を生成し前記合成画像および前記元画像を選択可能に表示するための画像表示プログラムを、前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データと共に、前記他の通信装置へ送信することを特徴とする請求項2に記載の画像通信装置。
【請求項4】
プログラム制御プロセッサが外部から受信した合成画像作成プログラムを実行することにより前記画像合成情報生成手段を実現することを特徴とする請求項2または3に記載の画像通信装置。
【請求項5】
画像処理機能を有する画像通信装置であって、
他の通信装置から元画像データおよび挿入画像データと元画像に挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報とを受信する受信手段と、
前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示するための画像表示制御手段と、
を有することを特徴とする画像通信装置。
【請求項6】
プログラム制御プロセッサが外部から受信した画像表示プログラムを実行することにより前記画像表示制御手段を実現することを特徴とする請求項5に記載の画像通信装置。
【請求項7】
前記画像表示プログラムを、前記他の通信装置から前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データと共に受信するか、あるいはネットワーク上のサーバから受信する、ことを特徴とする請求項6に記載の画像通信装置。
【請求項8】
第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信システムであって、
前記第1通信装置および前記第2通信装置がアクセス可能であり、少なくとも画像表示エンジンを搭載したサーバを有し、
前記第1通信装置は、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記サーバへアップロードし、
前記第2通信装置は、前記サーバの前記画像表示エンジンを起動することで、前記サーバにアップロードされた前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データから前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択的にダウンロードする、
ことを特徴とする画像通信システム。
【請求項9】
第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信方法であって、
前記第1通信装置が、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを前記第2通信装置へ送信し、
前記第2通信装置が、前記第1通信装置から受信した前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、
ことを特徴とする画像通信方法。
【請求項10】
画像処理機能を有する画像通信装置における画像通信方法であって、
画像合成情報生成手段が元画像と1以上の挿入画像とをユーザ指定に従って合成したときに当該合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを生成し、
送信手段が前記合成画像を生成するための前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを他の通信装置へ送信する、
ことを特徴とする画像通信方法。
【請求項11】
前記送信手段は、前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データに加えて、前記他の通信装置が前記合成画像を生成し前記合成画像および前記元画像を選択的に表示するための画像表示プログラムを前記他の通信装置へ送信することを特徴とする請求項10に記載の画像通信方法。
【請求項12】
プログラム制御プロセッサが外部から受信した合成画像作成プログラムを実行することにより前記画像合成情報生成手段を実現することを特徴とする請求項10または11に記載の画像通信方法。
【請求項13】
画像処理機能を有する画像通信装置における画像通信方法であって、
受信手段が他の通信装置から元画像データおよび挿入画像データと前記元画像に前記挿入画像を配置するためのレイアウト情報とを受信し、
画像表示制御手段が前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、
ことを特徴とする画像通信方法。
【請求項14】
プログラム制御プロセッサが外部から受信した画像表示プログラムを実行することにより前記画像表示制御手段を実現することを特徴とする請求項13に記載の画像通信方法。
【請求項15】
前記画像表示プログラムを前記他の通信装置から前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データと共に受信するか、あるいはネットワーク上のサーバから受信することを特徴とする請求項14に記載の画像通信方法。
【請求項16】
第1通信装置から第2通信装置へ画像を送信する画像通信方法であって、
前記第1通信装置が、元画像に1以上の挿入画像を合成して生成される合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを少なくとも画像表示エンジンを搭載したサーバへアップロードし、
前記第2通信装置が、前記サーバの前記画像表示エンジンを起動することで、前記サーバにアップロードされた前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データから前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択的にダウンロードする、
ことを特徴とする画像通信方法。
【請求項17】
画像処理機能を有する画像通信装置のプログラム制御プロセッサを機能させるプログラムであって、
画像合成情報生成手段が元画像と1以上の挿入画像とをユーザ指定に従って合成したときに当該合成画像のレイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを生成し、
送信手段が前記合成画像を生成するための前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを他の通信装置へ送信する、
ように前記プログラム制御プロセッサを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項18】
画像処理機能を有する画像通信装置のプログラム制御プロセッサを機能させるプログラムであって、
受信手段が他の通信装置から元画像データおよび挿入画像データと前記元画像に前記挿入画像を配置するためのレイアウト情報とを受信し、
画像表示制御手段が前記レイアウト情報、前記元画像データおよび前記挿入画像データを用いて前記合成画像を合成し、前記合成画像と前記元画像とを選択可能に表示する、
ように前記プログラム制御プロセッサを機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−109424(P2011−109424A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−262460(P2009−262460)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】