説明

画像鑑賞システム、画像鑑賞方法、画像鑑賞用サーバー、および端末機器

【課題】多数の画像が展示されうる仮想空間の中で、目的とする画像を楽しみながら容易に見出すことのできる画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法を提供する。
【解決手段】複数の画像収納室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞システムであって、カメラ10、サーバー20、携帯電話30とから構成される。仮想空間内に画像を合成して表示するためのデータを生成する仮想空間データ部25と、基準画像を保持する画像保存部22と、仮想空間内の基準位置から上記基準画像と同一もしくは類似する画像が展示されている仮想空間に案内するためのデータを生成する案内部23と、案内部23で生成された案内用のデータを受信し、表示部31に案内画像を表示するための制御を行う表示制御部34を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法に関し、詳しくは、仮想空間内に展示されている画像をユーザーフレンドリーに探すことのできる画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コンピューターグラフィックで作られた仮想空間に、ネットワークを通じてアクセス可能としたサービスが普及してきている。この仮想空間へのアクセスは、いままでのネットを通じたデータアクセスとは異なったフレンドリーなユーザーインターフェースを用い、ユーザーをネットの向こうに広がっている世界に誘うのに効果を発揮している。
【0003】
仮想空間では、現実の世界と同様の疑似体験が可能であり、これまでのネット・サービスのうち、単純なデータストア一つを置き換えるとしても、その空間特性を活かしたテーマ分類なども可能としている。このようなネットワークを介して接続されたサーバー内のデータなどにアクセスし、またサーバー内に構築された仮想空間を利用する技術は種々提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、仮想空間ではないが、2次元コードを用いてシステムにアクセスすると、そこからコンテンツが配信されるコンテンツ配信システムが開示されている。このコンテンツ配信システムでは、写真プリントにプリントされているQRコード(登録商標)を用い、携帯電話からコンテンツ配信システムにアクセスし、ユーザー認証されると占いコンテンツが配信される。また、特許文献2には、仮想空間に展示スペースをレンタルできる展示会システムが開示されている。この展示会システムでは、出展者は仮想空間上のレンタルスペースに出展でき、また、閲覧者はネットワークを介して仮想空間提供端末にアクセスし、仮想空間内をアバターになって出展物を閲覧することが可能である。
【特許文献1】特開2006−107116号公報
【特許文献2】特開2002−342673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示のコンテンツ配信システムは、仮想空間の特性を活かした展示とはなっていない。特許文献2に開示の展示会システムは、アバターで出展物を閲覧するなど仮想空間の特性を利用しているが、目的とするものを容易に見つけるということまでは考慮されていない。すなわち、多数の画像が展示されうるような仮想空間の中で、目的とする画像を楽しみながら容易に見出すことは困難である。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、多数の画像が展示されうる仮想空間の中で、目的とする画像を楽しみながら容易に見出すことのできる画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため第1の発明に係わる画像鑑賞システムは、特定の画像をテーマごとに分類して展示室ごとに展示する複数の展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞システムであって、仮想空間内に上記画像を合成して表示するためのデータを生成する仮想空間合成部と、上記仮想空間合成部によって生成された上記データを表す画像を表示する仮想空間表示部と、上記特定の画像に従って、上記仮想空間内の基準位置から上記画像が分類して展示されている展示室に案内するためのデータを生成する案内部と、上記案内部によって生成された上記データを表す画像を表示する案内画像生成部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
第2の発明に係わる画像鑑賞システムは、上記第1の発明において、上記画像鑑賞システムは通信回線で結ばれた端末機器とサーバーを有して成り、上記サーバーは、上記仮想空間合成部を有し、上記端末機器は、上記特定画像と上記テーマの指示を送信する送信部を有することを特徴とする。
【0009】
第3の発明に係わる画像鑑賞システムは、上記第1の発明において、上記案内部は案内用のアバターのデータを生成し、この案内用のアバターが上記基準位置から上記展示されている場所まで案内することを特徴とする。
【0010】
第4の発明に係わる画像鑑賞システムは、上記第1の発明において、上記展示室は、上記テーマごとに分類された展示画像の数の増加に従って増設されることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため第5の発明に係わる画像鑑賞方法は、特定の画像を展示室ごとに分類して展示する複数の展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞方法であって、仮想空間内に画像を合成して表示するためのデータを生成するステップと、上記特定の画像に従って、上記仮想空間内の基準位置から上記画像が展示されている展示室に案内するためのデータを生成するステップと、を備えたことを特徴とする。
【0012】
第6の発明に係わる画像鑑賞用サーバーは、複数の画像展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞用サーバーであって、仮想空間内に画像を合成して表示するためのデータを生成する仮想空間合成部と、外部の機器から入力し、所定の基準画像を記憶する基準画像記憶部と、上記仮想空間内の基準位置から上記基準画像に同一もしくは類似するテーマの画像が分類されて展示されている仮想空間内の展示室に案内するためのデータを生成し、外部に送信する案内部と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
第7の発明に係わる端末機器は、撮像装置から代表画像を受信するための第1の通信部と、上記代表画像を、仮想空間を有するサーバーに送信し、上記サーバーから送信されてきた上記代表画像と同一もしくは類似するテーマの画像が展示室ごとに分類されて展示されている上記仮想空間内の展示室への案内画像を受信する第2の通信部と、上記案内画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、仮想空間に案内するためのデータを生成する案内部を有しており、多数の画像が展示されうる仮想空間の中で、目的とする画像を楽しみながら容易に見出すことのできる画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に従って本発明を適用した画像鑑賞システムを用いて好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係わるカメラ10、サーバー20、携帯電話30とからなる画像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。カメラ10はデジタルカメラであり、撮影部1、画像記録部2、代表画像リサイズ部3、赤外通信部4、表示部5、通信部6を有し、インターネット等を介して外部にあるサーバー20と接続可能である。
【0016】
撮影部1は、被写体像を結像するための光学系、被写体像を光電変換する撮像素子、撮像素子から出力される信号を処理する画像処理部等を含み、画像データを出力する。画像記録部2は、撮影部1から出力される画像データを記録する。表示部5は、画像記録部2に記録されている画像の再生表示等の表示を行う。通信部6は、インターネット等を介してサーバー20と通信を行う。通信部6を介してサーバー20に、画像記録部2に記録されている多数の画像の中からユーザーによって選択された画像データの送信が可能である。
【0017】
代表画像リサイズ部3は、画像記録部2に記録されている画像の中からユーザーが選択した代表的な画像(代表画像、サンプル画像、または基準画像とも称す)を縮小サイズの画像にリサイズする。赤外通信部4は、送信部と受信部からなり、赤外線を用いて近距離にある機器とデータの送受信を行う。代表画像リサイズ部3によってリサイズされた代表画像を、赤外通信によって携帯電話30に送信可能である。
【0018】
携帯電話30は、表示部31、赤外通信部32、画像送信部33、表示制御部34、操作部35を有する。表示部31は、携帯電話30として通常の表示以外に、カメラ10から送信されてきた撮影画像や、またサーバー20から送信されてくる仮想空間内のバーチャルな画像の表示を行う。仮想空間内に撮影画像51が展示されているときには、この撮影画像51も表示される。
【0019】
赤外通信部32は、カメラ10の赤外通信部4と通信を行う。カメラ10の代表画像リサイズ3によってリサイズされた画像を赤外通信によって受信することができる。画像通信部33は、携帯電話の通信網を利用してサーバー20と通信を行う。また、画像通信部33は、カメラ10から受信した代表画像をサーバー20に送信し、また、サーバー20から送信されてくる仮想空間像を受信する。
【0020】
表示制御部34は、サーバー20から送信されてきた仮想空間像や各種データに基づいて表示部31への表示制御を行う。操作部35は、通常の携帯電話としての操作部を兼用しており、仮想空間内でのアバターの移動の操作や、コミュニケーションをとるための文字による会話等、種々の操作を行うことができる。
【0021】
サーバー20は、画像加工部21、画像保存部22、仮想空間合成表示部23、案内部24、仮想空間データ部25、操作判定部26から構成され、このほかに、携帯電話30と通信する通信部を有している。画像加工部21は、カメラ10から送信されてきた1もしくは複数の画像を受信し、この画像の加工を行う。仮想空間上では、撮影した写真もいろいろな効果を出して現実と違って表示しても不自然ではないし、そのままの画像を出すと気恥ずかしい人も、加工された画像なら自然に見ることができるので、画像加工部21では、ユーザーの指示に従って、または撮影画像を展示する仮想空間上での場所やイベントなどに従って、画像加工を行う。なお、画像加工としては、単に、画像に額縁をつけるだけでもよい。
【0022】
画像加工部21によって、受信され、また加工された画像は画像保存部22に保存される。保存の際には、ユーザーから指定された仮想空間の領域(部屋、展示室とも称す)、またはサーバー20が選択した領域と関連付けて保存を行う。仮想空間データ部25は、仮想空間内の風景を生成するための画像データを記憶する。
【0023】
仮想空間合成表示部23は、画像保存部22に保存された画像と、仮想空間データ部25に記憶されている仮想空間の画像とを表示用に合成する。案内部24は、携帯電話30の画像通信部33から送信されてくる代表画像と同一または類似する画像が展示してある仮想空間内の展示場所に、案内する。
【0024】
仮想空間は、実際の空間と異なり、地図があるわけでもなく、日々、構成が変わっている可能性がある。そこで、案内部24は、携帯電話30からアクセスしてきたユーザーが、仮想空間内を迷うことなく、見たい画像に行き着けるようにしている。すなわち、案内部24は、代表画像と同一または類似の画像を検索し、この検索された画像が仮想空間のどこに置かれているかを、カーナビのナビゲーションのように、ユーザーがその場所に効率よく行けるように、案内アバター43(図2参照)で案内する。
【0025】
操作判定部26は、携帯電話30の操作部35におけるユーザーの操作状態を判定する。すなわち、ユーザーが携帯電話30の操作部35を操作すると、その操作状態が画像通信部33を通じて送信される。サーバー20の操作判定部26がユーザーの操作部35の操作状態を判定すると、仮想空間データ部25に記憶されているデータを用いて、あたかも仮想空間内をユーザーが移動しているような画像を生成し、携帯電話30に画像を送信する。
【0026】
本実施形態は、以上のような構成なので、仮想空間内で画像を鑑賞するにあたって、仮想空間内を楽しみながら目的とする画像にたどり着くことできる。すなわち、従来のネット検索とは異なり、画像の展示場所に瞬時にジャンプするのではなく、仮想空間内で空間の移動感を出すために、案内されたとおりに移動していくようにしている。このため、途中の風景を楽しんだり、途中で出会った他のユーザーとのコミュニケーションが可能となり、画像の展示場所までの道のりを楽しむことができる。
【0027】
旅行の写真集などを仮想空間に展示しているユーザーが、この写真集を友人等に見せたい時には、カメラ10からリサイズされた代表画像を、友人等の携帯電話30に赤外送信すればよい。友人等がその代表画像を気に入れば、その代表画像をサーバー20に送信することにより、仮想空間に入っていくことができる。その旅行の旅先を全く知らない人に対して興味をそそることができる。
【0028】
図3は、カメラ10から赤外通信を用いて携帯電話30に代表画像を送信する例を示す。カメラ10の表示部5の後ろ側には、液晶表示の照明用のバックライト部5aが設けられており、このバックライト部5aの近傍には、バックライトの照明制御用のバックライト制御部5bが配置されている。また、赤外通信部4は、表示部5の表示面とほぼ同一面であって、表示部5の近傍に配置されている。また、携帯電話30の表示部31と反対側の面に赤外通信部32が配置されている。
【0029】
このような構成であれば、携帯電話30を動かすと、カメラ10のバックライト5aの照明光が携帯電話30の背面で反射し、カメラ10の赤外通信部4で受信される。このとき受信信号が規則的に変化するので、その受信信号の変化を判定し、カメラ10は携帯電話30との赤外通信が可能となったか否かの判定を行うことができる。赤外通信が可能となれば、カメラ10はリサイズされた代表画像を携帯電話30に向けて赤外送信する。
【0030】
近年、携帯電話30には、モーションセンサ等を内蔵しており、このモーションセンサによって携帯電話30におけるこの動きを検出し、赤外通信部32を起動させれば、カメラ10からの赤外信号を受信することができる。
【0031】
このように、携帯電話30を、カメラ10の表示部5上で動かすだけで、カメラ10の表示部5に表示されたリサイズされた代表画像(サンプル画像)を携帯電話30に送信することができる。このため、通信を簡単に行うことができ、気軽に他の人にも、この仮想空間を見に来てもらうことができる。
【0032】
カメラ10から受信した代表画像(サンプル画像)が仮想空間内で展示されている場合、その代表画像まで案内してもらうサービスを受ける時に、携帯電話30の表示部31に表示される画像の例を、図2に示す。
【0033】
本実施形態においては、代表画像の展示場所にいきなり飛んでいくのではなく、まず、図2(a)に示すように、仮想空間の入り口のような場所(基準位置)で、あたかも中央広場の雰囲気のある場所が表示される。そこには、ユーザーを表わすユーザーアバター41が後姿で表示され、このユーザーアバター41を案内する案内アバター43も表示される。
【0034】
案内アバター43が行き先を案内するので、ユーザーアバター41は案内アバター43についていく感じで、ユーザーは携帯電話30の操作部35を操作し、ユーザーアバター41を移動させる。案内アバター43は、図2(b)に示すように、目的とする代表画像に応じた撮影画像51が展示されている場所にまで案内する。
【0035】
展示場所にいきなり飛んでいくのではなく、途中の移動を体験できることによって、仮想空間でのその他の催しを見ることができ、また、途中で出合ったほかの人のアバター44と、図2(c)のようにチャットで会話したりして、コミュニケーションが可能になる。図2(c)では、同じようなテーマの画像が集められた部屋で、他のアバターとであった様子を示している。同じテーマの画像を集める空間を設けることによって、画像を仲立ちとした交流が生まれる。
【0036】
また、展示場所に移動するにあたっても、図5に示すように、ユーザーの嗜好によってルートを変更するようにしてもよい。すなわち、仮想空間内の画像の展示室は、それぞれテーマに沿った画像が集められているので、このテーマを考慮してルートを決めればよい。例えば、鳥が好きなユーザーであれば、鳥鑑賞ルート53を通って目的とする展示室55に案内し、一方、花も鳥も好きなユーザーであれば、花鳥鑑賞ルート54を通って目的とする展示室55に案内すればよい。なお、ユーザーの嗜好は、その撮影画像によって推測できる。つまり、ユーザーの撮影画像と類似する画像が展示されたルートを通るようにしてもよい。
【0037】
図4は、このような仮想空間上に展示される画像の例を示したものである。本実施形態においては、画像を展示する展示室のデザインに合わせて、画像加工部21において画像を加工することが可能である。例えば、ユーザーが、仮想空間内において、好みの展示室の選択操作を行い、その展示室の多くの調度がロココ調のデザインで装飾されている場合、図4(a)に示されるような写真を、図4(b)のようにロココ調の服装や髪型に写真を加工して展示する。
【0038】
これは、顔認識の技術と類似画像検索の技術によって、送られてきた画像の顔と、類似の顔の絵画を検索し、その顔の部分を写真の顔に変えればよい。このような画像を加工することにより、多くの人が、どんな風に写真が変わったかを知りたくなり、この仮想空間に画像を鑑賞しにやってくる。また、空間内で、画像の加工について会話した場合には、その画像を修正するようにしてもよい。
【0039】
次に、以上説明した画像鑑賞システムにおけるカメラ10の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。カメラ制御のフローに入ると、まず、再生モードに設定されているか否かの判定を行う(S1)。このカメラ10は、再生モードと撮影モードの2つのモードが設定可能である。判定の結果、撮影モードが設定されていた場合には、次に、レリーズ釦の操作状態を検出し、撮影を行うか否かの判定を行う(S2)。
【0040】
判定の結果、撮影ではなかった場合には、ステップS1に戻り、撮影であった場合には、撮影動作を実行する(S3)。撮影動作は、撮影部1において、被写体像の画像データを取得し、この画像データを画像記録部2に記録する。撮影動作が終わると、リターンし、ステップS1に戻る。
【0041】
ステップS1における判定の結果、再生モードであった場合には、再生釦等の操作状態を検出し、再生を行うか否かの判定を行う(S11)。判定の結果、再生を行わない場合には、ステップS1に戻る。一方、再生を行う場合には、ステップS12以下に進み、再生モードを実行する。本実施形態における再生モードでは、通常の再生表示に加えて、表示部5における表示画像や選択画像を、ネットを介して仮想空間サービスを行うサーバー20に送信したり、携帯電話30に代表画像(サンプル画像)を送信する。
【0042】
再生モードに入ると、まず、画像記録部2に記録されている画像を表示部5に再生表示する(S12)。続いて、選択された画像を携帯電話30に送信するか否かの判定を行う(S13)。判定の結果、携帯電話30への送信でなかった場合には、画像を仮想空間内の美術館に展示するか否かの判定を行う(S21)。
【0043】
判定の結果、美術館に展示しない場合には、ステップS1に戻り、前述のステップを実行する。一方、美術館に展示する場合には、画像を指定し(S22)、また画像に装飾する場合にはその指示を行う(S23)。続いて、指定された画像を通信部6からサーバー20に送信し(S24)、リターンする。なお、図4において説明したように、展示室に合わせて髪形や服飾を変えていたが、カメラ10から送信する際に、展示室を指定するようにしてもよい。
【0044】
ステップS13における判定の結果、携帯電話30に画像を送信する場合には、続いて、赤外通信部4の受信回路を作動させる(S14)。携帯電話30に送信する際には、図3を用いて説明したように、受信回路をイネーブルにし、携帯電話30をカメラ10に近づける動作を行い、このときのバックライトの携帯電話30からの反射光を判定し、この反射光に基づいて、要求信号を受信したか否かの判定を行う(S15)。この要求信号がない場合には、所定時間が経過したかを判定し(S19)、所定時間の間、ステップS15およびS19を繰り返し判定する。所定時間が経過しても要求信号が無い場合には、リターンする。
【0045】
ステップS15における判定の結果、要求信号を検出した場合には、選択されている再生画像、すなわち、代表画像を代表画像リサイズ部3によってリサイズし、この画像信号を携帯電話30に赤外通信で送信する。続いて、画像送信が終了か否かを判定し、終了していない場合には、所定時間が経過するのを待つ(S20)。所定時間以内に送信が終了すると、OK表示を行い(S18)、リターンする。
【0046】
次に、仮想空間で写真美術館を運営するサーバー20の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。サーバー制御のフローに入ると、まず、展示画像が送信されてきたか否かの判定を行う(S51)。展示画像が送信されてくると、指定装飾があるか否かの判定を行う(S52)。判定の結果、指定装飾がなければ、ステップS54にジャンプし、一方、指定装飾があれば、画像加工部21によって取得画像に指定された装飾を施す(S53)。
【0047】
続いて、送信されてきた展示画像について画像からテーマが有るか否かの判定を行う(S55)。画像のテーマ判定は、画像認識技術によって行うが、画像にテーマに関するデータが付与されていれば、それを用いてもよい。判定の結果、テーマが有れば、その指定テーマと同一または類似のテーマの部屋(展示室)に入れる(S56)。テーマが不明確な場合には、テーマなしの部屋に入れる(S55)。
【0048】
次に、送信されてきた画像が多数か否かの判定を行う(S57)。判定の結果、多数の場合には、それだけで一部屋(展示室)を用意する(S56)。例えば、旅行から帰った時などは、大量の画像になるので、その場合には、旅の思い出の部屋を設ける(S58)。
なお、テーマなしの部屋や、テーマのある部屋で画像が多数に増加した場合にも、部屋の増設を行う。次に、送信されてきた画像と仮想空間内の展示室(部屋)の情報を関連付け、その展示室に行けば、画像が見られるようにする(S59)。
【0049】
ステップS51における判定の結果、展示画像の取得ではなかった場合には、仮想空間散策か否かの判定を行う(S61)。仮想空間を散策したいユーザーは、携帯電話30等の端末から、アクセスしてくるので、このアクセスか否かこのステップで判定する。判定の結果、仮想空間散策ではなかった場合には、ステップS51に戻る。一方、仮想空間散策の場合には、図2(a)に示したような基準場所にユーザーアバター41を表示するため、仮想空間の画像をアクセスしてきた端末に送信する(S62)。
【0050】
次に、ユーザーが、サンプル画像(代表画像)と同一または類似の画像を、美術館の中から検索して鑑賞したいか否か判定する(S63)。判定の結果、美術館検索の場合には、リサイズされたサンプル画像の取得を行い(S64)、その画像を用いて、仮想空間内の美術館の所蔵画像の中から画像検索を行う(S65)。なお、ステップS51における画像取得の際に、サンプル画像の送信であった場合には、このステップにジャンプするようにしてもよい。
【0051】
画像を検索し、その画像の展示場所が見つかると、次に、その展示場所までのルートを検索する(S66)。展示場所へのルートの決定にあたっては、図5で説明したように、ユーザーの嗜好に応じて、適宜、ルートを選択するようにしてもよい。ルートが決まると、案内アバター43を出し、その展示場所まで案内表示を行う(S67)。
【0052】
次に、ユーザーが移動操作を行ったか否かの判定を行う(S68)。ユーザーは、案内アバター43の後を追いかけるように、操作部35を操作してユーザーアバター41を移動させるので、このステップでは、操作判定部26によってユーザーの操作を判定する。
判定の結果、ユーザー操作がなかった場合には、仮想空間内で、チャットや、買い物等のコミュニケーション等を行う場合には、そのための画像を送信する(S70)。判定の結果、ユーザーによって移動操作がなされた場合には、ユーザーの操作に従って風景が変わるように画像を生成し、送信する(S69)。
【0053】
ステップS65で検索した画像の展示場所まで到着したか否かの判定を行う(S71)。判定の結果、展示場所に到着していなかった場合には、ステップS66に戻り、前述の動作を繰り返す。一方、展示場所に到着した場合には、案内アバター43は役目を終了したので、戻るが、ユーザーは、さらに仮想空間内を散策したい場合もあることから、ステップS81にジャンプし、散策を続行できるようにしている。
【0054】
なお、案内アバター43の後をついていくことにより、目的とする画像の展示場所まで行けるが、別についていかなくともよい。仮想空間内の風景に興味をそそられて、寄り道をすることも可能であり、その都度、適宜、操作部35の操作を行うことにより、仮想空間内で、すきな場所に行くことができる。
【0055】
また、案内アバター43を必要としないときには、リサイズ画像を送らなければよい。この場合には、ステップS63において美術館検索ではないと判定され、ユーザーの操作に従って、案内なしに、ユーザーアバター41が仮想空間をさすらって、いろいろな事を体験することができる。ステップS63において美術館検索でないと判定されると、まず、操作判定部26によって、ユーザーが移動操作を行ったか否かの判定を行う(S81)。
【0056】
ステップS81における判定の結果、ユーザーの移動操作がなされた場合には、ステップS69と同様に、ユーザー操作に従って風景の切り換えを行う(S82)。一方、ユーザーの移動操作がなされていない場合には、ステップS70と同様に、チャット等のコミュニケーションを行う(S83)。続いて、ユーザーが仮想空間内での散策を終了するか否かの判定を行い、続行する場合には、ステップS81に戻り、一方、終了する場合には、リターンする。
【0057】
以上、説明したように、本発明の第1実施形態においては、仮想空間内にユーザーの撮影した画像を展示することができ、この展示場所に多くの人を招くことができる。そして、この展示場所まで案内する案内部24を設けているので、目的とする画像を容易に見つけ出すことができる。
【0058】
また、本実施形態においては、画像が多数増えると、部屋(展示室)を増設することが可能であり、このような場合でも、サンプル画像(代表画像)を利用した案内しているので、効率よく部屋(展示室)に鑑賞者を導くことができる。
【0059】
なお、本実施形態においては、携帯電話30からサーバー20にアクセスするようにしていたが、カメラ10からサンプル画像(代表画像)を受領したパーソナルコンピュータ等からアクセスするようにしてもよい。また、サーバー20にアクセスするに必要な情報は、サンプル画像(代表画像)の送信の際に、画像と一緒に送るようにすればよい。また、さらに多くの画像が送られてきた場合は、美術館を増設してもよい。
【0060】
次に、本発明の第2実施形態について、図9乃至図11を用いて説明する。第1実施形態では、携帯電話30等からサーバー20にアクセスし、仮想空間内に展示されている撮影画像を楽しむようにしていた。第2実施形態では、仮想空間内に展示されている撮影画像51の中で、気にいった画像等をカメラ10に取り込み、例えば、スライドショーの形式で表示可能としている。
【0061】
図9は、第2実施形態に係わるカメラ10、サーバー20、携帯電話30とからなる画像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。カメラ10は、スライドショー部7を有している。このスライドショー部7は、画像記録部2に記録されている画像を、スライドショーの形式で、表示部5に再生表示する。これ以外の構成は、図1に示す第1実施形態におけるカメラ10と同様であるので、同一の部材には、同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
【0062】
サーバー20は、スライドショー候補化部27を有している。スライドショー候補化部27は、仮想空間内で撮影画像51を鑑賞していて、図10(a)に示すように、「いいですね」といった肯定的な発言があった撮影画像51をスライドショー候補として記憶する。一方、図10(b)に示すように、案内アバター43からユーザーアバター41に勧める発言があっても肯定的な返事がない場合には、スライドショーの候補としては記憶しない。
【0063】
サーバー20のこれ以外の構成は、図1に示す第1実施形態におけるサーバー20と同様の構成であるので、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。携帯電話30は、図1における携帯電話30と同様の構成であるので、同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
【0064】
本実施形態は、このように構成されているので、仮想空間の美術館で気に入った写真があると、美術館で気に入った絵の絵葉書を購入する感覚で、選択した画像を携帯電話30にサーバー20が送信する。カメラ10は、カメラ10は赤外通信により携帯電話30よりその画像を取得し、画像記録部2に記録する。
【0065】
この画像記録部2に記録された取得画像をスライドショー部7はスライドショー形式で表示する。スライドショーにあたっては、単にカメラ10の表示部5に表示するだけではなく、図11に示すように、外部モニタ60に表示するようにしてもよい。なお、スライドショー候補化部27に記憶するスライドショー候補のデータは仮想空間との間での契約等で選定される。
【0066】
サーバー20のサーバー制御のフローは、図7に示したフローチャートをそのまま用いることができるが、スライドショーの候補化はステップS70およびステップS83におけるコミュニケーション等のサブルーチンの中で行うので、このフローについて、図8に示すフローチャートを用いて説明する。なお、このコミュニケーション等のサブルーチンでは、会話することができ、また進行状況によっては、その他のサービスを楽しむことができる。また、会話の結果、スライドショー候補を得ることができれば、仮想空間内に設けたスイッチ操作や音声応答などにより、画像を携帯電話30に送信する。
【0067】
コミュニケーション等のサブルーチンに入ると、まず、会話がなされているか否かの判定を行う(S101)。ここでのコミュニケーションは、テキストデータ等による言葉での会話およびアバターによる身振り・仕草による会話等を含む。判定の結果、会話であれば、会話がテキストデータで入力されているか否かの判定を行う(S111)。判定の結果、入力があれば、テキストによって、例えばアバターから吹き出し形式で、表示を行う(S112)。
【0068】
一方、会話のテキストデータの入力がなければ、アバターによる身振りでのコミュニケーションか否かの判定を行う(S113)。ユーザーは携帯電話30の操作部35を操作することによりユーザーアバター41に所定の身振りを行わせることができる。ステップS113では、ユーザーアバター41がこの身振りでコミュニケーションを行っているか否かの判定を行う。判定の結果、身振りによるコミュニケーションがなされていれば、ユーザーアバター41の身振りによるコミュニケーションに応じて、案内アバター43やその他のアバターが、それに応える身振りを行う(仕草の表示)(S114)。このように、それぞれのユーザーがアバターに所定の動きをさせ、また会話を行うことによって、仮想空間内でのコミュニケーションが可能となる。ステップS113において身振りでのコミュニケーションがなかったか、ステップS112における言葉の表示、ステップS114の仕草の表示を行うと、ステップS101に戻る。
【0069】
ステップS101における判定の結果、会話ではなかった場合には、仮想空間内での買い物か否かの判定を行う(S102)。判定の結果、買い物であった場合には、店主等と商品の価格等の交渉や、支払い等を行う(S121)。一方、買い物でなかった場合には、ゲームを行うか否かの判定を行う(S103)。判定の結果、ゲームを行う場合には、ゲーム・アプリケーションの起動を行う(S122)。
【0070】
ステップS113における判定の結果、ゲームではなかった場合には、スライドショーの送信か否かの判定を行う(S104)。判定の結果、スライドショー送信であれば、前述したように、仮想空間内に設けたスイッチ操作や音声応答などにより、その画像を携帯電話30に送信する(S123)。なお、この画像は、図10を用いて説明したように、肯定的発言がなされた画像である。
【0071】
ステップS121、S122、S123での処理を行うと、またはステップS104においてスライドショー送信でなかった場合には、次に、コミュニケーション等を終了するか否かの判定を行い(S105)、続行する場合には、ステップS101に戻り、一方、終了の場合には、元のルーチンにリターンする。
【0072】
以上説明したように、本発明の第2実施形態においては、仮想空間内に展示されている撮影画像51で気に入ったものがあれば、それをスライドショー候補化し、ユーザーの携帯電話30に送信し、カメラ10で鑑賞できるようにしている。このため、気に入った画像を、仮想空間内で楽しむだけではなく、ユーザーの手元で鑑賞することができる。
【0073】
なお、本実施形態においては、スライドショー候補の画像をサーバー20から携帯電話30に送信していたが、ユーザーのパーソナルコンピュータやカメラ10に直接送信するようにしても勿論かまわない。また、画像をスライドショー形式で鑑賞していたが、これに限らず、他の形式で、例えば、通常の画像再生で鑑賞するようにしてもよい。
【0074】
以上、説明したように、本発明の第1および第2実施形態においては、仮想空間内の基準位置から代表画像と同一または類似する画像が展示されている仮想空間に案内するためのデータを生成する案内部を設けているので、この案内部による案内に従って目的とする画像の展示場所を探すことができる。単に、画像の展示場所に瞬時にジャンプするのではなく、仮想空間内を移動してことができ、目的とする画像を楽しみながら容易に見出すことができる。
【0075】
また、本発明の各実施形態においては、仮想空間内に画像を展示する展示室(部屋)を設け、目的とする画像に案内する際に、撮影画像と類似する画像が展示されているルートを通るようにしている。このため、目的とする画像までのルートにおいてユーザーは興味のある画像を鑑賞することができる。
【0076】
なお、本発明の実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、また、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)等に内蔵されるカメラでも勿論構わない。携帯電話や携帯情報端末の撮像機能を利用する場合には、携帯電話30とカメラ10を1つの機器で兼用することができる。
【0077】
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるカメラ、サーバー、携帯電話からなる画像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態において、撮影画像の展示場所までの案内を示す図であって、(a)は仮想空間内の入り口を示す図であり、(b)は撮影画像の展示場所に到着したところを示す図であり、(c)は他のアバターとコミュニケーションしている様子を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態において、カメラから携帯電話に代表画像を赤外通信で送信する様子を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態において、送信した画像を展示場所の雰囲気に合わせて修正する様子を示す図であり、(a)は修正前の画像を示し、(b)は修正後の画像を示す。
【図5】本発明の第1実施形態において、撮影画像の展示場所までのルートを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係わるカメラにおけるカメラ制御の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係わるサーバーにおけるサーバー制御の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係わるカメラ、サーバー、携帯電話からなる画像鑑賞システムの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態において、スライドショー候補化を示す図であり、(a)はユーザーが肯定的な場合、(b)はユーザーが肯定的でない場合を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態において、スライドショーを行っている様子を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係わるサーバーにおけるコミュニケーション等の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0079】
1・・・撮影部、2・・・画像記録部、3・・・代表画像リサイズ部、4・・・赤外通信部、5・・・表示部、6・・・通信部、7・・・スライドショー部、10・・・カメラ、20・・・サーバー、21・・・画像加工部、22・・・画像保存部、23・・・仮想空間合成表示部、24・・・案内部、25・・・仮想空間データ部、26・・・操作判定部、27・・・スライドショー候補化部、30・・・携帯電話、31・・・表示部、32・・・赤外通信部、33・・・画像通信部、34・・・表示制御部、35・・・操作部、41・・・ユーザーアバター、43・・・案内アバター、44・・・他のアバター、51・・・撮影画像、53・・・鳥鑑賞ルート、54・・・花鳥鑑賞ルート、55・・・展示室
、60・・・外部モニタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の画像をテーマごとに分類して展示室ごとに展示する複数の展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞システムであって、
仮想空間内に上記画像を合成して表示するためのデータを生成する仮想空間合成部と、
上記仮想空間合成部によって生成された上記データを表す画像を表示する仮想空間表示部と、
上記特定の画像に従って、上記仮想空間内の基準位置から上記画像が分類して展示されている展示室に案内するためのデータを生成する案内部と、
上記案内部によって生成された上記データを表す画像を表示する案内画像生成部と、
を備えたことを特徴とする画像鑑賞システム。
【請求項2】
上記画像鑑賞システムは通信回線で結ばれた端末機器とサーバーを有して成り、上記サーバーは、上記仮想空間合成部を有し、上記端末機器は、上記特定画像と上記テーマの指示を送信する送信部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像鑑賞システム。
【請求項3】
上記案内部は案内用のアバターのデータを生成し、この案内用のアバターが上記基準位置から上記展示されている場所まで案内することを特徴とする請求項1に記載の画像鑑賞システム。
【請求項4】
上記展示室は、上記テーマごとに分類された上記展示画像の数の増加に従って増設されることを特徴とする請求項1に記載の画像鑑賞システム。
【請求項5】
特定の画像を展示室ごとに分類して展示する複数の展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞方法であって、
仮想空間内に画像を合成して表示するためのデータを生成するステップと、
上記特定の画像に従って、上記仮想空間内の基準位置から上記画像が展示されている展示室に案内するためのデータを生成するステップと、
を備えたことを特徴とする画像鑑賞方法。
【請求項6】
複数の画像展示室を有する仮想空間に鑑賞者を案内する画像鑑賞用サーバーであって、
仮想空間内に画像を合成して表示するためのデータを生成する仮想空間合成部と、
外部の機器から入力し、所定の基準画像を記憶する基準画像記憶部と、
上記仮想空間内の基準位置から上記基準画像に同一もしくは類似するテーマの画像が分類されて展示されている仮想空間内の展示室に案内するためのデータを生成し、外部に送信する案内部と、
を備えたことを特徴とする画像鑑賞用サーバー。
【請求項7】
撮像装置から代表画像を受信するための第1の通信部と、
上記代表画像を、仮想空間を有するサーバーに送信し、上記サーバーから送信されてきた上記代表画像と同一もしくは類似するテーマの画像が展示室ごとに分類されて展示されている上記仮想空間内の展示室への案内画像を受信する第2の通信部と、
上記案内画像を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする端末機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−50956(P2013−50956A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−199507(P2012−199507)
【出願日】平成24年9月11日(2012.9.11)
【分割の表示】特願2007−295370(P2007−295370)の分割
【原出願日】平成19年11月14日(2007.11.14)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】