説明

留守番電話装置

【課題】 相手先に応じて着信から用件メッセージ録音開始までの時間を設定可能な留守番電話装置を提供する。
【解決手段】 着信があり、登録された電話番号からの着信であると判定すると(S2ステップ)、留守モードオンであるか否かを判定し(S7ステップ)、留守モードオンの相手先であると判定すると、留守モードへ移行し所定回数呼出音を鳴動後留守録音に入る(S11〜S16ステップ)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は留守番電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着信時に受信した電話番号とメモリに格納されている電話番号とが一致すれば留守録音の動作を行わず、一致すれば留守録音の動作を行う留守番電話装置が記載されている。
【特許文献1】特開平11−234395公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記文献の記載の技術では、メモリに格納されている電話番号からの着信があると、着呼側では着信報知を行うだけで留守録音の状態に移行しない。
【0004】
これでは、発呼側が重要な相手先であり尚且つ緊急の要件を着呼側に伝える必要がある場合でも、着呼側が着信に応答しない限り、発呼側は着呼側にメッセージを伝えることができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこのような課題を解決する為のものであり、
請求項1記載の留守番電話装置は、着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、発呼側の電話番号に応じて用件メッセージの録音動作に入るまでの着信音鳴動回数を設定可能であることを特徴とする。
請求項2記載の留守番電話装置は、着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する鳴動手段と、発呼側の電話番号と着信音の鳴動回数とを対応付けて複数格納可能な格納手段と、着信時に前記電話番号検出手段が発呼側の電話番号を検出すると、前記格納手段に一致する電話番号があるか否かを判定し、一致する電話番号がある場合に電話番号に対応付けて格納されている着信音の鳴動回数分前記鳴動手段を鳴動させ、当該回数分の着信音の鳴動後前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項3記載の留守番電話装置は、着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、相手側の電話番号と、着信時に留守番機能を作動させるか否かを示す留守モード情報と、当該留守モード情報がオンに設定されている際に着信から用件メッセージ録音開始までの着信音の鳴動回数を示す鳴動回数と、を対応付けて格納する格納手段と、着信検出手段と、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する着信音鳴動手段と、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオフに設定されていると、留守番電話装置の留守番機能を動作させないことを特徴とする。
請求項4記載の留守番電話装置は、請求項3記載の留守番電話装置であり、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオンに設定されていると、前記電話番号と対応付けて前記格納手段に格納されている鳴動回数分前記着信音鳴動手段により着信音を鳴動させた後に、前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させることを特徴とする。
請求項5記載の留守番電話装置は、着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する鳴動手段と、発呼側の電話番号と着信から用件メッセージの録音開始までの時間とを対応付けて複数格納可能な格納手段と、着信時に前記電話番号検出手段が発呼側の電話番号を検出すると、前記格納手段に一致する電話番号があるか否かを判定し、一致する電話番号がある場合に電話番号に対応付けて格納されている時間の間前記鳴動手段を鳴動させ、着信音鳴動後前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項6記載の留守番電話装置は、着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、相手側の電話番号と、着信時に留守番機能を作動させるか否かを示す留守モード情報と、当該留守モード情報がオンに設定されている際に着信から用件メッセージの録音開始までの時間と、を対応付けて格納する格納手段と、着信検出手段と、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する着信音鳴動手段と、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオフに設定されていると、留守番電話装置の留守番機能を動作させないことを特徴とする。
請求項7記載の留守番電話装置は、請求項6記載の留守番電話装置であり、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオンに設定されていると、前記電話番号と対応付けて前記格納手段に格納されている時間の間前記着信音鳴動手段により着信音を鳴動させた後に、前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1及び2に記載の留守番電話装置は、相手先に応じて用件メッセージの録音動作に入るまでの着信音鳴動回数を設定できる為、ユーザが話をしたい相手先に対しては、できるだけ長い間着信音を鳴動させ、ユーザが話をしたくない相手先に対しては直ちに用件メッセージの録音動作を開始させることができる。
【0007】
請求項3に記載の留守番電話装置は、着信時に、電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が格納手段に格納されていると共に留守モード情報がオフに設定されていると、留守番電話装置の留守番機能を動作させない為、ユーザが話をしたい相手先に対しては着信音を鳴動させ、ユーザが話をしたくない相手先に対しては直ちに用件メッセージの録音動作を開始させることができる。
請求項4に記載の留守番電話装置は、着信時に、電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が格納手段に格納されていると共に留守モード情報がオンに設定されていると、電話番号と対応付けて格納手段に格納されている鳴動回数分前記着信音鳴動手段により着信音を鳴動させた後に、用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させる為、ユーザが話をしたい相手先に対しては着信音を鳴動させ、ユーザが話をしたくない相手先に対しては直ちに用件メッセージの録音動作を開始させることができる。
【0008】
請求項5〜7に記載の留守番電話装置は、相手先に応じて用件メッセージの録音動作に入るまでの時間を設定できる為、ユーザが話をしたい相手先に対しては、できるだけ長い間着信音を鳴動させ、ユーザが話をしたくない相手先に対しては直ちに用件メッセージの録音動作を開始させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は本発明を適用してなる実施例装置(留守番電話装置)のブロック図である。
【0010】
図1において、制御部100は留守番電話装置内部の各回路の制御を司る。又、制御部100は、着信時に発呼側の電話番号を一時的に格納するバッファメモリ(図示せず)と所定時間の計時を行うタイマ(図示せず)とを有している。
ダイオードブリッジ110は回線Lと接続されており、回線Lの極性が反転しても装置内部の回路の電位を一定に保つ。リンガー検出部120は、回線Lに接続され、回線Lから一定周期で送られてくる周波数16ヘルツの着信信号を検出すると上記着信を示す信号を制御部100に送出する。
【0011】
網制御部130は、上記制御部100の制御の下で回線の閉結動作を行い、回線の極性反転を検出する機能も有している。又、DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号や、ダイヤルパルス信号を回線へ送出する機能を有している。
ビープ音発生部140は、制御部100の制御の下で例えば2キロヘルツのビープ音を網制御部130を介して回線Lへ送出する。
【0012】
スピーカ150は、アンプ160とミュート回路170を介して制御部100と接続されており、上記リンガー検出部120により回線Lからの着信信号が検出された際に着信音を送出し、又、拡声受話を行う際には、回線Lからの音声やRBT(Ring Back Tone)をスピーカ150から出力する。
【0013】
ミュート回路170は、制御部100の制御の下で、スピーチネットワーク部180から入力した音声信号や着信音等をスピーカから送出させないようにする。スピーチネットワーク部180は、音声信号の通過するラインの接続切換を行う。
【0014】
又、スピーチネットワーク部180は、スピーカ191から入力した音声信号を回線Lへ送出しないようにするためのミュート回路を内蔵している(図示せず)。
【0015】
送受話部190のスピーカ191は、アンプ192を介して上記スピーチネットワーク部180と接続されており、回線Lから入力した発呼側の音声信号を送出する。送受話部190のマイク193は、アンプ194を介して上記スピーチネットワーク部180と接続されており、ユーザの発した音声信号をスピーチネットワーク部180へ送出する。
フック検出部200は、制御部100と接続されており、上記送受話部190のオンフック、オフフックを検出する。
発呼側番号検出部210は、スピーチネットワーク部180と制御部100とに接続されており、着信時に回線Lからの発呼側電話番号を検出する。
入力部220は、テンキーや、DTMFとダイヤルパルスとを切り換えるスイッチ等を有しており、入力部220で入力された信号は制御部100に送出される。
【0016】
電話帳メモリ230は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の書き換え自由な不揮発性メモリからなる。
電話帳メモリ230は、例えば図2に示すような情報が格納されている。図2において、電話番号と発呼側の名称とを対応付けて複数件格納可能である。又、これらの電話番号は、着信があった際に留守録音機能を動作させない相手先の電話番号である。但し、本実施例では、着信があった際に留守録音機能を動作させない相手先の電話番号であっても、ユーザの設定操作により、留守録音機能を動作させる相手先として設定することが可能であるだけでなく、用件メッセージの録音開始までの着信音の鳴動回数も設定可能である。
具体的に説明すると、図2において、相手側の電話番号と氏名の情報、留守録音を動作させるか否かの情報(留守モード情報)と、留守録音を動作させるまでの着信音の鳴動回数の情報とが格納されている。尚、この鳴動回数の情報は留守モード情報がオンである相手先にのみ対応付けて格納される。
【0017】
用件メッセージ格納部240は、例えばEEPROMからなり、留守番電話装置が留守録音を開始した際に回線Lから入力した発呼側の用件メッセージを格納する領域と、上記用件メッセージに対応する発呼側の電話番号を格納する領域とを有しており、上記発呼側番号検出部210が着信時に発呼側の電話番号を検出した場合には、上記用件メッセージと発呼側の電話番号とを対にして格納可能であり、これらの情報を複数件格納可能である。又、着信時に前記発呼側番号検出部210が電話番号を検出しなかった場合には、用件メッセージのみ用件メッセージ格納部240に格納される。尚、用件メッセージに対応して着信した日付、日時等を格納しても良い。
【0018】
表示部250は、上記入力部220から入力された電話番号や、上記電話帳メモリ230に格納されている電話番号及び名称等を表示することが可能である。又、上記用件メッセージ格納部240に格納されている発呼側からの用件メッセージを再生(スピーカ150から送出)している際に、上記用件メッセージ格納部240に上記発呼側のメッセージと対となって格納されている発呼側の電話番号を表示する。
【0019】
拒否番号格納部260は、例えばEEPROM等からなり、着信を拒否する相手先の電話番号が格納される。
【0020】
応答メッセージ格納部270は、例えばEEPROM等からなり、用件メッセージを格納する前に発呼側へ送出する応答メッセージ(例えば、"ただ今でかけております、発信音の後にメッセージを入れてください")を格納している。
【0021】
次に、本発明を適用してなる実施例装置の動作について以下に説明する。
【0022】
図3は本実施例装置の動作を示すフロー図である。尚、初めに留守番電話装置がユーザの設定により留守録音がオンの状態であるとする。
図3のS1ステップにおいて、制御部100は、リンガー検出部120から着信があることを示す信号を検出すると、S2ステップへ処理を進める。尚、この時、発呼側番号検出部210が発呼側の電話番号を検出する。
【0023】
S2ステップでは、制御部100は、発呼側番号検出部210が検出した発呼側の電話番号と同一の電話番号が電話帳メモリ230に格納されていると判定すると、S6ステップへ処理を進め、そうでなければS3ステップへ処理を進める。具体的には、図2に示す坂本さん、四ノ宮さん、粟津さん、小野さんからの着信であると、登録番号であると判定し、S6ステップへ処理を進める、それ以外の、即ち電話帳メモリ230に格納されていない発呼側からの着信であると判定するとS3ステップへ処理を進める。
【0024】
S3ステップでは、制御部100は、スピーカ150から着信音を鳴動させS4ステップへ処理を進める。
【0025】
S4ステップでは、制御部100は、制御部100内に搭載されたカウンタ(図示せず)のカウント値を1インクリメントし、S5ステップへ処理を進める。
【0026】
S5ステップでは、制御部100は、前記カウンタが予め設定したカウント値をカウントしたと判定すると、S15ステップへ処理を進め、そうでなければS3ステップへ処理を戻す。尚、このカウント値は、図2に示す鳴動回数とは全く関連のない値であり、ユーザが設定できるものである。
【0027】
S6ステップでは、制御部100は、装置を呼出音鳴動モードにする。即ち、留守モードではなく発呼側が呼出を続けるか或いは着呼側が応答するまで呼出音の鳴動を継続するモードにする。
【0028】
続くS7ステップでは、制御部100は、前記S2ステップで登録されていると判定した電話番号に留守モード情報がオンとなっているか否かを判定し、オンであればS11ステップへ処理を進め、オフであればS8ステップへ処理を進める。
【0029】
より具体的に説明すると、図2に示す、四ノ宮さんと粟津さんは留守モード情報がオンである為にS11ステップへ処理を進め、坂本さんと小野さんは留守モード情報がオフである為にS8ステップへ処理を進める。
【0030】
S8ステップでは、制御部100は、S3ステップと同様に呼出音を鳴動させS9ステップへ処理を進める。
【0031】
S9ステップでは、制御部100は、フック検出部200からハンドセットがオフフックされたことを示す信号を検出するとS10ステップへ処理を進め、そうでなければS8ステップへ処理を戻す。
【0032】
S10ステップでは、制御部100は、網制御部130を制御することにより回線を接続し、通話処理が行われる。
【0033】
S11ステップでは、制御部100は、装置を留守録モードに移行させ、S12ステップへ処理を進める。
【0034】
S12ステップでは、制御部100は、着信音の鳴動回数を電話帳メモリ230に格納されている回数に設定する。具体的には、例えば図2に示す四ノ宮さんからの着信であれば3回に、粟津さんからの着信であれば5回に設定する。即ち、S12〜S15ステップにおいて、例えば四ノ宮さんからの着信の場合には3回着信音が鳴動すると、用件メッセージの録音動作(この録音動作の前に応答メッセージの送出が行われても良いことは言うまでもない)が行われる。
【0035】
S13ステップでは、制御部100は、S3ステップ、S8ステップと同様に着信音を鳴動させ、S14ステップへ処理を進める。
【0036】
S14ステップでは、制御部100は、S4ステップと同様に呼出音のカウントを1インクリメントしS15ステップへ処理を進める。
【0037】
S15ステップでは、制御部100は、前記S14ステップでカウントしたカウント値に基づいてS12ステップで設定した回数の呼出音が鳴動されたと判定すると、S16ステップへ処理を進め、そうでなければ、S13ステップへ処理を戻す。
【0038】
S16ステップでは、制御部100は、自動的に回線を接続させ、応答メッセージを回線に送出させた後に用件メッセージの録音動作を行い、処理を終了する。
【0039】
尚、本実施例では、着信から用件メッセージの録音までの間隔を、着信音の鳴動回数に基づいて変えているが、着信音の鳴動回数ではなく、時間(例えば5秒等)をカウントして変えるようにしても良く、又、回線からの着信信号の回数をカウントして変えるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】は、本発明を適用してなる実施例装置のブロック図である。
【図2】は、電話帳メモリ230のデータの格納形態図である。
【図3】は、本発明を適用してなる実施例装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0041】
100 制御部
130 網制御部
180 スピーチネットワーク部
220 電話帳メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、
発呼側の電話番号に応じて用件メッセージの録音動作に入るまでの着信音鳴動回数を設定可能であることを特徴とする留守番電話装置。
【請求項2】
着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、
着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する鳴動手段と、発呼側の電話番号と着信音の鳴動回数とを対応付けて複数格納可能な格納手段と、
着信時に前記電話番号検出手段が発呼側の電話番号を検出すると、前記格納手段に一致する電話番号があるか否かを判定し、一致する電話番号がある場合に電話番号に対応付けて格納されている着信音の鳴動回数分前記鳴動手段を鳴動させ、当該回数分の着信音の鳴動後前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする留守番電話装置。
【請求項3】
着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、
相手側の電話番号と、着信時に留守番機能を作動させるか否かを示す留守モード情報と、当該留守モード情報がオンに設定されている際に着信から用件メッセージ録音開始までの着信音の鳴動回数を示す鳴動回数と、を対応付けて格納する格納手段と、
着信検出手段と、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する着信音鳴動手段と、
着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオフに設定されていると、留守番電話装置の留守番機能を動作させないことを特徴とする留守番電話装置。
【請求項4】
請求項3記載の留守番電話装置であり、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオンに設定されていると、前記電話番号と対応付けて前記格納手段に格納されている鳴動回数分前記着信音鳴動手段により着信音を鳴動させた後に、前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させることを特徴とする留守番電話装置。
【請求項5】
着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、
着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する鳴動手段と、発呼側の電話番号と着信から用件メッセージの録音開始までの時間とを対応付けて複数格納可能な格納手段と、
着信時に前記電話番号検出手段が発呼側の電話番号を検出すると、前記格納手段に一致する電話番号があるか否かを判定し、一致する電話番号がある場合に電話番号に対応付けて格納されている時間の間前記鳴動手段を鳴動させ、着信音鳴動後前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させるよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする留守番電話装置。
【請求項6】
着信があり所定回数の着信音鳴動後に用件メッセージの録音動作に入る留守番電話装置であり、
相手側の電話番号と、着信時に留守番機能を作動させるか否かを示す留守モード情報と、当該留守モード情報がオンに設定されている際に着信から用件メッセージの録音開始までの時間と、を対応付けて格納する格納手段と、
着信検出手段と、着信時に発呼側の電話番号を検出する電話番号検出手段と、用件メッセージの録音を行う用件メッセージ録音手段と、着信音を鳴動する着信音鳴動手段と、
着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオフに設定されていると、留守番電話装置の留守番機能を動作させないことを特徴とする留守番電話装置。
【請求項7】
請求項6記載の留守番電話装置であり、着信時に、前記電話番号検出手段が検出した電話番号と一致する電話番号が前記格納手段に格納されていると共に前記留守モード情報がオンに設定されていると、前記電話番号と対応付けて前記格納手段に格納されている時間の間前記着信音鳴動手段により着信音を鳴動させた後に、前記用件メッセージ録音手段により用件メッセージの録音を開始させることを特徴とする留守番電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−131447(P2008−131447A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−315457(P2006−315457)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)鳥取三洋電機株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】