説明

病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の結晶、その製造方法及びその部分ポリペプチド

【課題】病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質がヘムの移送を助ける手段が発見される最初のステップとして、腹腔内腹膜炎を予防及び治療するための新規な処理方法を開発し、また、他のSPATE及びATの異なる機能を理解するための知恵を授ける、全長の成熟タンパク質の結晶構造を解明すること。
【解決手段】空間群P6122を有する、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の結晶。病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の特定の部分からなる単離精製されたポリペプチドなど。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間群P6122を有する、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の結晶。
【請求項2】
結晶の単位格子が、a=b=114.86±50.0オングストローム、c=437.05±50.0オングストロームの大きさを持つ請求項1記載の結晶。
【請求項3】
病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質を沈殿剤の存在下に結晶化させることを含む、請求項1記載の病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の結晶の製造方法。
【請求項4】
以下の(a)〜(h)のいずれかのポリペプチド又はその塩。
(a)配列番号2に示された病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質のアミノ酸1で始まり、アミノ酸256で終わる、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の部分からなる単離精製されたポリペプチド。
(b)(a)のポリペプチドのアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ(a)のポリペプチドと同等の生物学的活性を有するポリペプチド。
(c)配列番号2に示された病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質のアミノ酸481で始まり、アミノ酸556で終わる、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の部分からなる単離精製されたポリペプチド。
(d)(c)のポリペプチドのアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ(c)のポリペプチドと同等の生物学的活性を有するポリペプチド。
(e)配列番号2に示された病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質のアミノ酸257で始まり、アミノ酸480で終わる、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の部分からなる単離精製されたポリペプチド。
(f)(e)のポリペプチドのアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ(e)のポリペプチドと同等の生物学的活性を有するポリペプチド。
(g)配列番号2に示された病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質のアミノ酸557で始まり、アミノ酸1048で終わる、病原性大腸菌由来ヘム結合タンパク質の部分からなる単離精製されたポリペプチド。
(h)(g)のポリペプチドのアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ(g)のポリペプチドと同等の生物学的活性を有するポリペプチド。
【請求項5】
請求項4記載のポリペプチドをコードするDNA
【請求項6】
請求項5記載のDNAを含有する組換えベクター。
【請求項7】
請求項6記載の組換えベクターを含む形質転換体。
【請求項8】
請求項5記載のDNAで形質転換した宿主を培養し、培養物から請求項4記載のポリペプチドを採取することを含むポリペプチドの製造方法。
【請求項9】
請求項4記載のポリペプチド又はその塩に対する抗体。

【図4】
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【図6】
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【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図5】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−223208(P2006−223208A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−42041(P2005−42041)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(590002208)横浜市 (13)
【Fターム(参考)】