説明

発変電所設備及び雷サージ吸収装置

【課題】雷サージ電流を吸収して発変電所設備の構内機器への雷サージ電流の侵入を防止し、構内機器の損傷を回避できること。
【解決手段】送電線1が鉄構11に架設されると共に、送電線の一端がジャンパ線2及び引込線3を介して構内機器(配電/連係用変圧器12、遮断器13、計器用変圧器15等)に接続され、送電線の2回線に、雷撃による過大電流を大地へ流す送電線用避雷器19が設置された発変電所設備であって、雷撃による雷サージ電流を吸収し大地へ流す雷サージ吸収装置21が、送電線の2回線にそれぞれ接続されたジャンパ線2の2回線にそれぞれ設けられ、各雷サージ吸収装置21は、一端がジャンパ線2に接続され、他端が大地に接続され、更に、定格電圧が66kV〜500kVで、且つ屋外で使用可能に構成されたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力の安定供給が要請される発電所設備または変電所設備(以下、発変電所設備と総称する)における構内機器を雷サージ電流から保護する雷サージ吸収装置を備えた発変電所設備、及び雷サージ吸収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図6及び図7に示すように、従来の変電所設備100においては、送電線101が、鉄構102に架設され、この送電線101の一端がジャンパ線103及び引込線104を介して変電所設備100の構内機器に接続されている。この構内機器は、配電/連係用変圧器105、遮断器106、断路器107、計器用変圧器108、配電盤計器109及び保護継電器110などである。
【0003】
また、変電所設備100には、配電/連係用変圧器105を雷撃から保護するための変圧器用避雷器111が構内機器として設置されている。更に、特許文献1〜3にも示すように、送電線101に対しても雷撃から保護するために、送電線用避雷器112が設けられている。
【0004】
送電線101の2回線のうちの1回線のみに送電線用避雷器112が接続された場合には、この送電線用避雷器112が接続されていない送電線101の1回線に雷撃が生じたときに、遮断器106が作動して雷撃による過大電流と共に、この過大電流よりも微小なノイズ的な雷サージ電流が大地へ流されて、変電所設備100の構内機器が保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−45608号公報
【特許文献2】特開平8−162252号公報
【特許文献3】特開昭60−245426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、近年の変電所設備100では、電力の安定供給の要請から、送電線の2回線に送電線用避雷器112が共に設置されて、遮断器106の作動を極力回避する傾向にある。
【0007】
しかしながら、このような場合には、送電線101の2回線に共に設置された送電線用避雷器112によって、雷撃時の過大電流は大地へ流すことができるものの、雷サージ電流を大地へ流すことができない。このため、この雷サージ電流が変電所設備100の構内へ侵入して構内機器、例えば断路器107の接触子を溶解したり、計器用変圧器108を通過して配電盤計器109や保護継電器110を焼損させるなどの事象が発生する恐れがある。
【0008】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、雷サージ電流を吸収して発変電所設備の構内機器への雷サージ電流の侵入を防止し、構内機器の損傷を回避できる発変電所設備及び雷サージ吸収装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る発変電所設備は、送電線が鉄構に架設されると共に、前記送電線の一端が電力線を介して構内機器に接続され、前記送電線の2回線に、雷撃による過大電流を大地へ流す避雷器が設置された発変電所設備であって、雷撃による雷サージ電流を吸収し大地へ流す雷サージ吸収装置が、前記送電線の2回線にそれぞれ接続された前記電力線の2回線にそれぞれ設けられ、前記各雷サージ吸収装置は、一端が前記電力線に接続され、他端が大地に接続され、更に、定格電圧が66kV〜500kVで、且つ屋外で使用可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係る雷サージ吸収装置は、雷撃による雷サージ電流を吸収し大地へ流す雷サージ吸収装置であって、2枚の電極間に絶縁材が介在されてなるコンデンサを備え、前記絶縁材がSFガスまたは真空にて構成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る発変電所設備及び雷サージ吸収装置によれば、送電線の2回線に避雷器が設置されて、雷撃時に発変電所設備の構内機器の1つである遮断器が作動せず、これにより雷撃による雷サージ電流を大地へ流すことができない場合にも、雷サージ吸収装置が、送電線の2回線にそれぞれ接続された電力線の2回線にそれぞれ設けられることで、前記雷サージ電流を吸収し大地へ流すことができる。この結果、発変電所設備の構内機器への雷サージ電流の侵入を防止でき、構内機器の損傷を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る発変電所設備の一実施形態が適用された変電所設備を示す系統回路図。
【図2】図1の変電所設備の構内機器などを概略して示す側面図。
【図3】図1及び図2における雷サージ吸収装置を示す構成図。
【図4】図3の雷サージ吸収装置における取付状況の一例を示す概略側面図。
【図5】図3の雷サージ吸収装置における取付状況の他の例を示す概略側面図。
【図6】従来の変電所設備を示す系統回路図。
【図7】図6の変電所設備の構成機器などを概略して示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1及び図2に示す発変電所設備としての変電所設備10では、この変電所設備10の構内と構外を区画する、鉄製の枠組みである鉄構11に送電線1が架設されている。この送電線1の一端は、ジャンパ線2や引込線3等の電力線を介して、上記構内に設置された構内機器(後述)に接続される。
【0014】
変電所設備10の構内機器は、配電/連係用変圧器12、遮断器13、断路器14、計器用変圧器15、配電盤計器16及び保護継電器17などである。
【0015】
配電/連係用変圧器12は、需要者に向けて電圧を昇降圧する機器である。この配電/連係用変圧器12にて電圧が昇降圧された電力は、引込線3及びジャンパ線2を経て送電線1により需要者へ送電される。また、遮断器13は、電力を供給またはその供給を遮断するための機器であり、雷撃(落雷)により増大した電流を遮断する機能も有する。
【0016】
断路器14は、電気的な回路を開閉により区分するものである。但し、この断路器14は、雷撃時に自動的に開閉する機能はない。また、計器用変圧器15は、送電線1からジャンパ線2を経て引込線3へ連なる系路の電圧を計測する。更に、この計器用変圧器15は、雷撃等で引込線3等の系路に電圧等の変動が生じたときに、配電盤計器16及び保護継電器17を動作させるために、これらの配電盤計器16及び保護継電器17へ電圧を入力させる機能も果たす。
【0017】
変電所設備10の構内には、変圧器用避雷器18が構内機器として、配電/連係用変圧器12に並列に引込線3に接続されている。この変圧器用避雷器18は、雷撃時の過大電流や遮断器13の開閉サージを大地4へ流して、これらの過大電流などが配電/連係用変圧器12へ侵入することを防止し、この配電/連係用変圧器12を保護するものである。
【0018】
また、送電線1は2回線あり、本実施の形態では送電線1の2回線のそれぞれに送電線用避雷器19が接続されている。送電線1への雷撃は、鉄構11の最上部に設置された架空地線20によって極力防止されるが、万全ではない。そこで、送電線1に送電線用避雷器19が接続されることで、送電線1に雷撃が生じた際に、この雷撃による過大電流が大地4へ流されて送電線1が保護される。但し、送電線1の1回線のみに送電線用避雷器19が接続される場合には、送電線用避雷器19が接続されていない他の1回線の送電線1に雷撃が生じたときに遮断器13が作動して、変電所設備10からの電力の安定供給が損なわれてしまう。そこで、この電力の安定供給を確保するために、上述の如く、送電線の2回線のそれぞれに送電線用避雷器19が設置される。
【0019】
更に、本実施の形態では、送電線の2回線にそれぞれ接続された電力線(例えばジャンパ線2)の2回線に雷サージ吸収装置21がそれぞれ設けられる。図2及び図4では、ジャンパ線2の2回線のうちの1回線に設けられた雷サージ吸収装置21を示し、他の1回線に設けられた雷サージ吸収装置21は省略されている。これらの雷サージ吸収装置21は鉄構11に設置され、それぞれの一端が電力線としてのジャンパ線2に、他端が大地4に接続される。送電線1への雷撃時に生じた過大電流は送電線用避雷器19により大地4へ流されるが、この送電線用避雷器19が処理できない微小なノイズ的な雷サージ電流が雷サージ吸収装置21により吸収され、大地4へ流されて処理される。
【0020】
この雷サージ吸収装置21は、図3に示すように、2枚の電極24、25間に絶縁材26が誘電体として介在されてなるコンデンサ22と、このコンデンサ22を収容する容器23とを備えてなり、定格電圧が66kV〜500kVで、且つ屋外で使用可能に構成される。
【0021】
絶縁材26は、防火性に優れ、絶縁能力の高い材料、例えばSF(六フッ化硫黄)ガスや真空などが用いられる。これらの絶縁材26は、実際には電極24、25間のみならず、容器23の内部全体に至る。また、これらのSFガスや真空は屋外での使用によっても酸化されることがない。
【0022】
容器23は、屋外で使用可能な耐候性を有し、且つ再生可能な樹脂を用いて、2重または3重の多重構造に構成される。容器23が多重構造に構成されることで気密性が高められる。
【0023】
また、1方の電極24に接続端子27が接続され、他方の電極25に切替手段としての切替スイッチ28が接続される。この切替スイッチ28は電極25を、大地4に接地される接地端子30と接続端子29とに切り替えて接続させるものである。複数個の雷サージ吸収装置21のそれぞれの接続端子27と接続端子29とが結合されることで、複数の雷サージ吸収装置21は直列接続可能に構成される(図5参照)。
【0024】
雷サージ吸収装置21は、絶縁能力の高いSFガスや真空からなる絶縁材26がコンデンサ22の誘電体として用いられることから、定格電圧が66kV以上の変電所設備10で使用可能となる。これにより、変電所設備10から送電線1へ供給される電力は、雷サージ吸収装置21の絶縁材26へ放電した場合であっても、分流などにより電力損失することが防止される。雷サージ吸収装置21が複数個直列接続されることで、複数個の雷サージ吸収装置21の絶縁能力は全体として高まり、定格電圧が500kVまでの変電所設備10で使用可能になる。
【0025】
このように、コンデンサ22の誘電体を構成する絶縁材26の絶縁能力が高いことから、雷サージ電流の蓄電容量が増大し、雷サージ吸収装置21の雷サージ吸収能力を向上させることが可能になる。
【0026】
また、雷サージ吸収装置21におけるコンデンサ22を構成する絶縁材26が、油等と異なり酸化されにくいことと、雷サージ吸収装置21を構成する容器23が耐候性に優れた樹脂にて構成されていることから、雷サージ吸収装置21は屋外で使用可能に構成される。
【0027】
雷サージ吸収装置21の接続端子27は、図4に示すように、ジャンパ線2に計器用変圧器15(図1)と並列に接続され、接地端子30は、大地4にC種設置工事により接地される。送電線1に雷撃Aが生じたとき、送電線用避雷器19により処理されない雷サージ電流Pは、雷サージ吸収装置21のコンデンサ22に蓄電され、その遅相電流が大地4へ流されて除去される。これにより、変電所設備10の構内機器、特に断路器14、計器用変圧器15、配電盤計器16及び保護継電器17が雷サージ電流Pの侵入による損傷から回避され保護される。
【0028】
図5に示すように、雷サージ吸収装置21が複数個直列接続された場合、各雷サージ吸収装置21は単独で交換可能である。例えば、劣化または故障した雷サージ吸収装置21のみを新たな雷サージ吸収装置21と交換することが可能になる。
【0029】
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(11)を奏する。
【0030】
(1)電力の安定供給を図るために送電線1の2回線に送電線用避雷器19がそれぞれ設置されたときには、送電線1への雷撃時に、変電所設備10の構内機器の1つである遮断器13が作動せず、雷撃による過大電流は送電線用避雷器19にて大地4へ流すことができるものの、雷撃による雷サージ電流を大地4へ流すことができない場合がある。この場合、定格電圧が66kV〜500kVで、且つ屋外で使用可能な雷サージ吸収装置21が、送電線1の2回線にそれぞれ接続されたジャンパ線2の2回線にそれぞれ設けられることで、定格電圧の大きな変電所設備10の送電線1に生じた雷撃時の雷サージ電流を吸収し大地4へ流すことができる。この結果、変電所設備10の構内機器(特に断路器14、計器用変圧器15、配電盤計器16及び保護継電器17)への雷サージ電流の侵入を防止でき、これらの構内機器の損傷を回避できる。
【0031】
(2)雷サージ吸収装置21におけるコンデンサ22の誘電体としての絶縁材26がSFガスまたは真空にて構成されたので、絶縁材26が油等である場合に比べ、軽量で且つ絶縁能力の高い誘電体とすることができる。絶縁材26が軽量であるため、雷サージ吸収装置21の取替作業の安全性を高めることができる。
【0032】
(3)雷サージ吸収装置21における絶縁材26の絶縁能力が高いことから、雷サージ電流の蓄電容量が増大して雷サージ吸収装置21の雷サージ吸収能力を向上させることができる。
【0033】
(4)雷サージ吸収装置21における絶縁材26の絶縁能力が高いことから、変電所設備10から送電線1へ供給される電力が雷サージ吸収装置21の絶縁材26へ放電した場合にも、分流等による電力損失を防止することができ、この結果、高い定格電圧(例えば66kV)の変電所設備10に使用可能な雷サージ吸収装置21を実現できる。
【0034】
(5)雷サージ吸収装置21における絶縁体26が油等である場合に比べ、この絶縁体26を構成するSFガスや真空は酸化されないので、この絶縁材26を備えたコンデンサ22を内蔵する雷サージ吸収装置21を屋外で使用することができる。
【0035】
(6)雷サージ吸収装置21は、複数個が直列接続可能に構成されたので、この複数個の雷サージ吸収装置21によって、定格電圧が高い(例えば定格電圧60kV〜500kV)の変電所設備10に本実施の形態の雷サージ吸収装置21を適用することができる。
【0036】
(7)雷サージ吸収装置21が直列接続可能に構成されたので、雷サージ吸収装置21の同一機種のみを生産すれば足り、複数機種の雷サージ吸収装置21を生産する必要がない。このため、雷サージ吸収装置21の製造コストを低減できる。
【0037】
(8)雷サージ吸収装置21が直列接続可能に構成されたので、直列接続された一部の雷サージ吸収装置21に不具合が生じた場合には、その雷サージ吸収装置21のみを取り替えれば足りる。このため、雷サージ吸収装置21の保守面におけるコストも低減できる。
【0038】
(9)雷サージ吸収装置21には、コンデンサ22の電極25を、大地4に接地される接地端子30と接続端子29とに切り替えて接続する切替スイッチ28が設置されたので、複数の雷サージ吸収装置21を接続させる際に、一の雷サージ吸収装置21の切替スイッチ28を接続端子29側に切り替え、この接続端子29を他の雷サージ吸収装置21の接続端子27に接続すればよいので、雷サージ吸収装置21の接続作業を容易化できる。
【0039】
(10)雷サージ吸収装置21が変電所設備10の鉄構11に設置されたので、雷サージ吸収装置21の設置スペースを新たに確保する必要がない。このため、変電所設備10の構内に構内機器を配置するレイアウトの自由度を拡大できる。
【0040】
(11)雷サージ吸収装置21の容器23が再生可能な樹脂にて構成されたので、金属製の容器に比べ軽量であり、且つ雷サージ吸収装置21の取替における産業廃棄物の発生を低減できる。
【0041】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、雷サージ吸収装置21が変電所設備10に適用される場合を述べたが、発電所設備であってもよく、その他のプラントの発電・変電設備に適用されてもよい。
【符号の説明】
【0042】
1 送電線
2 ジャンパ線(電力線)
4 大地
10 変電所設備(発変電所設備)
11 鉄構
12 配電/連係用変圧器(構内機器)
13 遮断器(構内機器)
14 断路器(構内機器)
15 計器用変圧器(構内機器)
16 配電盤計器(構内機器)
17 保護継電器(構内機器)
19 送電線用避雷器
21 雷サージ吸収装置
22 コンデンサ
23 容器
24、25 電極
26 絶縁体
27、29 接続端子
28 切替スイッチ(切替手段)
A 雷撃
P 雷サージ電流

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送電線が鉄構に架設されると共に、前記送電線の一端が電力線を介して構内機器に接続され、前記送電線の2回線に、雷撃による過大電流を大地へ流す避雷器が設置された発変電所設備であって、
雷撃による雷サージ電流を吸収し大地へ流す雷サージ吸収装置が、前記送電線の2回線にそれぞれ接続された前記電力線の2回線にそれぞれ設けられ、
前記各雷サージ吸収装置は、一端が前記電力線に接続され、他端が大地に接続され、更に、定格電圧が66kV〜500kVで、且つ屋外で使用可能に構成されたことを特徴とする発変電所設備。
【請求項2】
前記雷サージ吸収装置は、2枚の電極間に絶縁材が介在されてなるコンデンサを備え、前記絶縁材がSFガスまたは真空にて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の発変電所設備。
【請求項3】
前記雷サージ吸収装置は、複数個が直列接続可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の発変電所設備。
【請求項4】
前記雷サージ吸収装置の他端側には、この雷サージ吸収装置の他端を、大地または接続端子に切り替えて接続させる切替手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の発変電所設備。
【請求項5】
前記雷サージ吸収装置は、2枚の電極間に絶縁材が介在されてなるコンデンサと、このコンデンサを収容する容器とを備えてなり、この容器は、耐候性を有し且つ再生可能な樹脂にて多重構造に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の発変電所設備。
【請求項6】
雷撃による雷サージ電流を吸収し大地へ流す雷サージ吸収装置であって、
2枚の電極間に絶縁材が介在されてなるコンデンサを備え、前記絶縁材がSFガスまたは真空にて構成されたことを特徴とする雷サージ吸収装置。
【請求項7】
前記電極の一方と他方にそれぞれ接続される一方側接続端子と他方側接続端子を備え、複数の雷サージ吸収装置の前記一方側接続端子と前記他方側接続端子が接続されることで、複数個が直列接続可能に構成されたことを特徴とする請求項6に記載の雷サージ吸収装置。
【請求項8】
前記コンデンサを収容する容器を備え、この容器は、耐候性を有し且つ再生可能な樹脂にて多重構造に構成されたことを特徴とする請求項6に記載の雷サージ吸収装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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