説明

白身の色を出した殺菌液卵の製造方法。

【課題】 割卵に、だしと卵白などを混入し、白身の色を出した殺菌液卵の製造方法を提供する。
【解決手段】 割卵をストナーで漉し、ビニール袋の中に入れ、更に、だしと卵白などを混入、シーラーで封をし、60℃前後で90分位殺菌するが、途中30分おきに軽く混ぜた後、最後に殺菌終了後の暖かい商品を強く混ぜ、次にチラー水に入れて冷やし、ダンボールに入れて冷凍保存するのを特徴とする白身の色を出した殺菌液卵製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
殺菌液卵の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
液卵白の加工法や(例えば特許文献1)卵白模様を形成させる方法(例えば特許文献2)などが提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特公2009−273430
【特許文献2】特公2001−178418
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、固まり易い割卵の性質上、温度と加熱時間などの条件によって、卵白色が旨く出せないという問題点があった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
割卵をストナーで漉し、ビニール袋の中に入れる。更に、だしと卵白などを混入し、シーラーで封をする。60℃前後で約90分殺菌するが、途中30分位置きに軽く混ぜた後、最後に殺菌終了後の暖かい商品を強く混合する。次にチラー水に入れて冷やし、ダンボールに入れて冷凍保存するのを特徴とする白身の色を出した殺菌液卵の製造方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によって、澱粉を使用しないで焼成できるほか.商品の離水が少なく、殺菌効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の工程を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
割卵し殻が入らないようストナーで漉し、ビニール袋の中に入れ、特製のだしと卵白などを混入した後、シーラーで封をする。次に60℃前後で90分位かけて殺菌するが、途中約30分置きに軽く混ぜる。最後に、殺菌終了後の暖かい商品を、強く混ぜ合わせる。この後、チラー水に入れて冷却するのを特徴とする白身の色を出した殺菌液卵の製造方法である。
この製法によって、
※澱粉を使わないで、焼成出来る。
※焼成の時に離水が少なく、誰でも焼成出来る。
※殺菌効果が高い。
※白身の色を強調した商品に仕上がる。
※通常の液卵と変わらず冷凍にできる。
【0009】
本発明は、設備も極力抑えられ、シーラー機、ボイル用加熱殺菌機、チラー機に冷凍庫など既存の機械を利用しながら、消費者に喜ばれる商品を提供できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
割卵をストナーで漉し、ビニール袋の中に入れ、更に、だしと卵白などを混入、シーラーで封をし、60℃前後で90分位殺菌するが、途中30分おきに軽く混ぜた後、最後に殺菌終了後の暖かい商品を強く混合し、次にチラー水に入れて冷やし、ダンボールに入れて冷凍保存するのを特徴とする白身の色を出した殺菌液卵の製造方法。

【図1】
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