説明

監視システム

【課題】複数の監視カメラが撮影した映像データを表示モニタに表示する作業を簡略化することができ、効率的に監視業務を行うことができる監視システムを提供することを課題とする。
【解決手段】監視用端末2において、配置パターン保持部25は、監視映像表示領域を分割して得られた分割領域の配置パターンを保持し、監視カメラ管理部27は、監視カメラに固有のカメラIDなどの監視カメラの属性情報を管理する。画面作成部211は、各分割領域とカメラIDとを対応付けることによって、分割領域に表示させる監視カメラが撮影した映像データを決定し、表示部22に複数の監視カメラが撮影した映像データを表示させる。また、入力部23は、オペレータの操作に基づいて、分割領域に割り当てられたカメラIDの値を一つずつか、分割領域の数だけ増減させることによって、表示部22に表示される監視カメラが撮影した映像データを切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の監視カメラが設置され、それぞれの監視カメラが撮影した映像データを表示モニタに同時に表示する監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、機器の動作確認や、防犯などを目的として、監視カメラが撮影した映像データを、監視センターでモニタしながら遠隔監視を行う監視システムが用いられている。このような監視システムでは、一般的に、複数の監視エリアごとに設置された監視カメラが撮影した映像データを、ネットワークを介して監視センターに送信する。そして、監視センターに常駐するオペレータが、監視用端末の表示モニタに監視カメラが撮影した映像データを表示させて、監視エリアの遠隔監視を行う。
【0003】
これらの監視システムには、表示モニタの表示領域を複数の領域に分割して、それぞれの領域に監視カメラが撮影した映像データを表示させる機能を有するものがある。この機能を用いることで、一台の表示モニタで複数の監視エリアの監視を行うことが可能となっている。しかし、設置された監視カメラの台数が一台の表示モニタに表示可能な映像データの数を上回っている場合、複数台の表示モニタを用いるか、監視カメラが撮影した映像データを順次切り替えて一台の表示モニタに表示させるなどの対策をとる必要がある。
【0004】
たとえば、特許文献1が開示する監視システムでは、表示モニタの画面が複数の領域に分割されて、分割された領域が、特定の監視カメラが撮影した映像データを継続して表示させる領域か、他の監視カメラが撮影した映像データを一定の時間ごとに切り替えて表示させる領域のいずれかに設定される。これにより、分割された領域の数以上の監視カメラが撮影した映像データを、一台の表示モニタに表示させることを可能としている。
【0005】
【特許文献1】特開平10−108168号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の従来の監視システムにおいて、複数の監視カメラが撮影した映像データを一台の表示モニタに表示させる場合、オペレータは、監視カメラが撮影した映像データを表示させる領域を選択し、監視カメラが撮影した映像データを選択した領域に割り当てる、という作業を行う。さらに、これらの作業を、映像データを表示させる領域の数だけ繰り返す必要がある。このように、従来の監視システムでは、各領域に監視カメラが撮影した映像データを表示させるために、オペレータの作業数が非常に多くなるという問題があった。
【0007】
また、各領域に表示される監視カメラが撮影した映像データを変更する場合や、分割領域の数を増減させる場合などに、上記と同様の作業が発生するため、監視業務の効率が低下するという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、複数の監視カメラが撮影した映像データを一つの表示モニタに表示する作業を簡略化することができ、効率的に監視業務を行うことができる監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数の監視カメラと、前記複数の監視カメラとネットワークで接続された監視用端末と、を備え、前記監視用端末は、前記複数の監視カメラが撮影した映像データを表示領域に表示する表示部と、前記表示部に関する操作を行う操作部と、各監視カメラに付与された固有のカメラ識別番号を保持するカメラ情報保持部と、前記表示領域を複数の分割領域に分割し、前記カメラ情報保持部のデータを用いて決定した各監視カメラの順位に基づいて、各分割領域に前記カメラ識別番号を割り当て、割り当てられた前記カメラ識別番号に対応する各監視カメラが撮影した映像データを各分割領域に表示させる画面作成部と、を含み、前記画面作成部は、前記操作部からの指示に応じて、各分割領域に割り当てられた前記カメラ識別番号を前記順位に基づいて変更し、各分割領域に表示させる各監視カメラが撮影した映像データを切り替えることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、さらに、前記表示領域の分割数に応じて、前記複数の分割領域の配置パターンを保持する配置パターン保持部、を備え、前記画面作成部は、選択された前記配置パターンに従って各分割領域を前記表示領域に配置することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に対応する前記順位を、前記表示領域の分割数だけ増加または減少させることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に対応する前記順位を、所定数だけ増加または減少させることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に割り当てられているカメラ識別番号のうち、最大の前記順位に対応するカメラ識別番号を、最小の前記順位に対応するカメラ識別番号が割り当てられていた分割領域に割り当てることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、前記カメラ識別番号に基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、予め設定された重要度に基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、さらに、前記複数の監視カメラのうち、少なくとも一つの監視カメラに対応して設けられたセンサ部、を備え、前記画面作成部は、前記センサ部に関する情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0017】
請求項9記載の発明は、請求項8に記載の監視システムにおいて、前記センサ部に関する情報は、各監視カメラに対応して前記センサ部が設けられているか否かを示す前記センサ部の有無情報であり、前記画面作成部は、前記有無情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項8に記載の監視システムにおいて、前記センサ部に関する情報は、前記センサ部の検知情報であり、前記画面作成部は、前記検知情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする。
【0019】
請求項11記載の発明は、請求項10に記載の監視システムにおいて、前記画面作成部は、所定の時間ごとに、前記順位を更新することを特徴とする。
【0020】
請求項12記載の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の監視システムにおいて、各分割領域には、領域の大きさに応じた領域番号が付与されており、前記画面作成部は、前記領域番号と前記順位とに基づいて、各分割領域に割り当てる前記カメラ識別番号を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の監視システムでは、監視カメラごとに固有のカメラ識別番号を付与し、カメラ識別番号に基づいて決定した順位に基づいて、予め決められた配置パターンに配置された分割領域にカメラ識別番号を割り当てることによって、監視カメラが撮影した映像データを分割領域に表示させる。したがって、監視カメラが撮影した映像データを各分割領域に表示させるためのオペレータの作業を、簡略化することができる。
【0022】
また、操作部からの指示に応じて、分割領域に割り当てられたカメラ識別番号を切り替えることができるため、分割領域に表示されている、監視カメラが撮影した映像データを容易に切り替えることができるため、監視業務を効率化することができる。
【0023】
また、本発明の監視システムでは、監視カメラの順位が、監視エリアの重要性を考慮した重要度によって設定される。重要度は、ユーザが予め設定したり、監視カメラに対応して配置されたセンサ部の検出結果に基づいて決定したりすることができる。これにより、重要性の高い監視エリアに配置されている、監視カメラが撮影した映像データを優先的に表示部に表示することが可能となるため、監視業務を効率化することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
{第1の実施の形態}
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムのシステム構成図である。図1に示す監視システムにおいて、監視カメラ111、112、113がビデオサーバ11に接続され、監視カメラ121、122、123がビデオサーバ12に接続されている。ビデオサーバ11、12は、LAN3を介して監視用端末2に接続されている。図1に示す監視システムは、たとえば、一つの建物の中に設けられる。
【0025】
なお、図1では、ビデオサーバの数を2台とし、各ビデオサーバに接続される監視カメラを3台として示しているが、本実施の形態の監視システムを構成するビデオサーバ、およびビデオサーバに接続される監視カメラの数は、図1に示すものに限られない。また、図1では、監視カメラ111〜113、121〜123と、監視用端末2とは、LAN3を介して接続されているが、インターネットを介して接続されていてもよい。
【0026】
監視カメラ111〜113、121〜123は、監視エリアの周辺を撮影する。監視カメラ111〜113、121〜123が撮影した映像データは、NTSC方式やPAL方式などのアナログ形式の映像データである。
【0027】
ビデオサーバ11、12は、動画配信サーバであり、監視カメラ111〜113、121〜123から入力されたアナログ形式の映像データを、MPEG4などのデジタル形式の映像データに変換する。また、ビデオサーバ11、12は、変換したデジタルデータを、LAN3を介して監視用端末2に送信する。
【0028】
監視用端末2は、監視センターなどに設置されており、ビデオサーバ11、12から送信されたデジタル形式の映像データを表示する。監視センターのオペレータは、監視用端末2の表示モニタを監視することによって、監視業務を行う。
【0029】
次に、監視用端末2について説明する。監視用端末2は、制御部21と、表示部22と、入力部23と、監視カメラ管理部24と、配置パターン保持部25と、通信部26とを備えている。
【0030】
制御部21は、監視用端末2の全体制御を行う。また、制御部21は、監視画面に表示する監視映像データを作成する画面作成部211を含んでいる。
【0031】
表示部22は、画面作成部211が作成した監視映像データを表示する。図2は、表示部22に表示される監視画面の概略図である。監視画面は、監視映像表示領域221と、操作ボタン表示領域222とによって構成される。監視映像表示領域221において、分割領域a〜fには、監視カメラが撮影した映像データが表示される。また、操作ボタン表示領域222には、監視用端末2の各種操作を行うためのボタン等が表示される。
【0032】
ここで、分割領域とは、監視映像表示領域221を分割してできた複数の領域のことであり、各分割領域には、監視カメラが撮影した映像データがそれぞれ表示される。図2に示す分割領域の数は六つであり、各分割領域には、固有の領域番号a〜fが付されている。なお、監視映像表示領域221に表示される分割領域の数は変更することができる。
【0033】
入力部23は、監視用端末2に各種の操作指示を行うためのキーボードやマウス等で構成される。
【0034】
監視カメラ管理部24は、監視カメラ111〜113、121〜123の監視カメラの属性情報を管理する。図3は、監視カメラ管理部24が保持する属性情報の一例を示す図である。図3に示すように、監視カメラ管理部24は、監視カメラごとに付与された固有のカメラIDを用いて、監視カメラの属性情報を管理している。たとえば、図1に示すように、ビデオサーバ11のIPアドレス192.168.0.1とし、ビデオサーバ12のIPアドレスを192.168.0.2とする。この場合、監視カメラ111は、ビデオサーバ11のチャネル1に接続されており、2Fのエレベータホールに設置されていることがわかる。同様に、監視カメラ121は、ビデオサーバ12のチャネル1に接続されており、1Fエントランスに設置されていることがわかる。
【0035】
配置パターン保持部25は、分割領域の配置パターンを保持する。図4は、配置パターン保持部25が保持する分割領域の配置パターンの一例を示す図である。図4に示すように、分割領域の数に応じて、分割領域の配置パターンが決められている。なお、図4(a)〜(g)に示す配置パターンは、分割領域の数が1,4,6,8,9,10,16の場合の配置パターンにそれぞれ対応する。また、各分割領域には固有の領域番号が付与されており、たとえば、図4(e)に示す配置パターンの場合、分割領域の数は9であり、分割領域にはa〜iの領域番号が付与されている。
【0036】
通信部26は、LAN3に接続された各コンピュータとの間で、TCP/IPなどのプロトコルを利用してデータの送受信を行う。
【0037】
次に、本実施の形態の監視システムの動作について、図4、図5、および図6を用いて説明する。図5は、監視用端末2の動作の概略を説明するためのフローチャートである。図6は、図2に示す操作ボタン表示領域222の一例を示す概略図である。
【0038】
まず、監視用端末2のオペレータは、監視カメラの属性情報を設定する(ステップS1)。オペレータは、図6に示す操作ボタン表示領域222のカメラ設定ボタン228を押して、監視カメラの属性情報の設定画面(図示省略)を呼び出す。そして、オペレータは、監視カメラに固有のカメラIDを付与するとともに、属性情報を設定する。
【0039】
その後、オペレータは、監視映像表示領域221に表示させる分割領域の数を決定する(ステップS2)。具体的には、オペレータが図6に示す分割領域設定ボタン223を押すことで、監視映像表示領域221に表示する分割領域の数が決定される。なお、分割領域設定ボタン223において、「FullScreen」、「4CH」、「6CH」、「8CH」、「9CH」、「10CH」、「16CH」のボタンは、図4(a)〜(g)に示す分割領域の配置パターンにそれぞれ対応する。また、分割領域設定ボタン223に示された「Patrol」ボタンを押すと、画像作成部211は、監視カメラが撮影した映像データをフルスクリーンで表示するとともに、カメラIDの順番に従って、表示する監視カメラが撮影した映像データを一定の時間ごとに切り替える。
【0040】
次に、画面作成部211は、決定した分割領域の数に基づいて、監視映像表示領域221に分割領域を表示させる(ステップS3)。つまり、画面作成部211は、オペレータが押した分割領域設定ボタン223に対応する配置パターンを、配置パターン保持部25から取得して、監視映像表示領域221に分割領域を表示させる。
【0041】
その後、画面作成部211は、監視映像表示領域221に表示された分割領域に映像データを表示させる(ステップS4)。具体的には、画面作成部211は、図4に示す配置パターンの各分割領域と、カメラIDとを対応付けることによって、分割領域に監視カメラが撮影した映像データを表示させる。たとえば、図4(c)に示す監視映像表示領域221の場合、領域番号がa,b,c,d,e,fの分割領域に、カメラIDを1,2,3,4,5,6の順に割り当てる。このように、領域番号にカメラIDを昇順に対応させてもよいし、カメラIDを降順に対応させてもよい。
【0042】
そして、分割領域に映像データが表示された後、オペレータは、入力部23を操作して、各分割領域に表示された映像データを切り替えて(ステップS5)、監視を行う。
【0043】
以下では、各分割領域に表示された映像データを切り替えるステップS5における監視用端末2の動作について、詳しく説明する。
【0044】
分割領域に表示された映像データの切り替えには、分割領域シフトモードと、一画面シフトモードの二つの切り替え方法がある。分割領域シフトモードとは、分割領域に割り当てられた監視カメラのカメラIDの値を一つずつ繰り上げまたは繰り下げることで、分割領域に表示される映像データを切り替えることをいう。分割領域シフトモードは、図6に示す分割領域左シフトボタン224または分割領域右シフトボタン225を押すことで実行される。
【0045】
一方、一画面シフトモードとは、分割領域に割り当てられている監視カメラのカメラIDの値を、分割領域の数だけ繰り上げまたは繰り下げることによって、分割領域に表示される映像データを切り替えることをいう。一画面シフトモードは、図6に示す一画面左シフトボタン226または一画面右シフトボタン227を押すことで実行される。
【0046】
最初に、分割領域シフトモードについて、図7および図8を用いて説明する。図7は、図6に示す分割領域左シフトボタン224を押した場合の、分割領域に割り当てられるカメラIDの変化を説明する図である。図8は、図6に示す分割領域右シフトボタン225を押した場合の、分割領域に割り当てられるカメラIDの変化を説明する図である。図7および図8において、カメラIDは1から30までとし、監視映像表示領域221には6つの分割領域が配置されているものとする。また、分割領域に付されている数字は、それぞれの分割領域に割り当てられたカメラIDを示しており、分割領域の領域番号は、図4(c)に示したものと同じとする。
【0047】
まず、分割領域左シフトボタン224を押したときのカメラIDの変化について、図7を用いて説明する。オペレータが分割領域左シフトボタン224を1回押すたびに、図7(a)に示す各分割領域に割り当てられるカメラIDは、図7(b)、図7(c)・・・図7(d)、図7(e)の順に変化する。すなわち、分割領域左シフトボタン224を1回押すことで、分割領域に割り当てられるカメラIDの値は、一つ繰り上がる。たとえば、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図7(a)に示す「1」から、図7(b)に示す「2」、図7(c)に示す「3」、・・・と変化する。そして、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図7(e)に示す「30」から、図7(a)に示す「1」に戻る。分割領域b〜fに割り当てられるカメラIDも、分割領域aと同様に変化する。
【0048】
続いて、分割領域右シフトボタン225を押したときのカメラIDの変化について、図8を用いて説明する。オペレータが分割領域右シフトボタン225を1回押すたびに、図8(a)に示す各分割領域に割り当てられるカメラIDは、図8(b)、図8(c)・・・図8(d)、図8(e)の順に変化する。すなわち、分割領域右シフトボタン225を1回押すことで、分割領域に割り当てられるカメラIDの値は、一つ繰り下がる。たとえば、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図8(a)に示す「1」から、図8(b)に示す「30」、図8(c)に示す「29」、・・・と変化する。そして、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図8(e)に示す「2」から、図8(a)に示す「1」に戻る。分割領域b〜fに割り当てられるカメラIDも、分割領域aと同様に変化する。
【0049】
このように、オペレータは、分割領域シフトモードを利用することによって、表示部22に表示させる監視カメラが撮影した映像データを切り替えることができる。
【0050】
次に、一画面シフトモードについて図9および図10を用いて説明する。図9は、図6に示す一画面左シフトボタン226を押した場合の、分割領域に割り当てられるカメラIDの変化を説明する図である。図10は、図6に示す一画面右シフトボタン227を押した場合の、分割領域に割り当てられるカメラIDの変化を説明する図である。図9および図10に示す分割領域の配置などは、図7と同様である。
【0051】
まず、一画面左シフトボタン226を押したときのカメラIDの変化について、図9を用いて説明する。オペレータが一画面左シフトボタン226を1回押すたびに、図9(a)に示す各分割領域に割り当てられるカメラIDは、図9(b)、図9(c)、図9(d)、図9(e)の順に変化する。すなわち、図9(a)に示す分割領域に割り当てられるカメラIDは、分割領域の数だけ繰り上がる。たとえば、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図9(a)に示す「1」から、図9(b)に示す「7」、図9(b)に示す「13」・・・と変化する。そして、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図9(e)に示す「25」から、図9(a)に示す「1」に戻る。分割領域b〜fに割り当てられるカメラIDも、分割領域aと同様に変化する。
【0052】
続いて、一画面右シフトボタン227を押したときのカメラIDの変化について、図10を用いて説明する。オペレータが一画面右シフトボタン227を1回押すたびに、図10(a)に示す各分割領域に割り当てられるカメラIDは、図10(b)、図10(c)・・・図10(d)、図10(e)の順に変化する。すなわち、図10(a)に示す分割領域に割り当てられるカメラIDは、分割領域の数だけ繰り下がる。たとえば、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図10(a)に示す「1」から、図10(b)に示す「25」、図10(c)に示す「19」・・・と変化する。そして、分割領域aに割り当てられるカメラIDは、図10(e)に示す「7」から、図10(a)に示す「1」に戻る。分割領域b〜fに割り当てられるカメラIDも、分割領域aと同様に変化する。
【0053】
このように、オペレータは、一画面シフトモードを利用することによって、表示部22に表示させる監視カメラが撮影した映像データを、分割領域シフトモードを利用する場合より迅速に切り替えることができる。
【0054】
以上説明したように、本実施の形態の監視システムは、監視カメラに固有のカメラIDを付与して、カメラIDの昇順または降順で分割領域に監視カメラが撮影した映像データを割り当てる。また、本実施の形態の監視システムは、分割領域に表示された監視カメラが撮影した映像データを、カメラIDに基づいて切り替える。したがって、本実施の形態の監視システムのオペレータは、煩雑な作業を伴うことなく、表示部22に複数の監視カメラが撮影した映像データを表示させることができるとともに、分割領域に表示された監視カメラが撮影した映像データを切り替えることができるため、効率的に監視業務を行うことが可能となる。
【0055】
なお、本実施の形態では、分割領域シフトモードにおいて、分割領域に割り当てられるカメラIDを一つずつ繰り上げまたは繰り下げるものとして説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、図11に示すように、分割領域に割り当てられるカメラIDを変化させてもよい。
【0056】
図11は、分割領域シフトモードにおける分割領域に割り当てられるカメラIDの変化の他の例を示す図である。図11に示す分割領域シフトモードは、監視画面表示領域221に表示されている監視カメラが撮影した映像データに対応するカメラIDを図11に示すものに固定させた状態で、分割領域に割り当てられるカメラIDをローテーションさせるものである。このような操作を行う場合、操作ボタン表示領域222に、「ローテーションモード」ボタンを配置すればよい。そして、このボタンが押された状態において、画面作成部211は、図11に示すように分割領域とカメラIDとを対応関係を変化させて、監視映像データを作成すればよい。
【0057】
{第2の実施の形態}
第1の実施の形態に係る監視システムにおいて、監視映像表示領域221に表示される監視カメラが撮影した映像データは、カメラIDに基づいて決定される。つまり、分割領域に割り当てられるカメラIDは、監視カメラの属性情報を設定した順番に依存するか、あるいは、オペレータが付与したIDに依存する。
【0058】
しかし、監視カメラに付与されたカメラIDと、監視カメラの重要性とが一致しない場合がある。たとえば、人の出入りの多い場所のような、重要性の高いエリアに監視カメラを新たに設置した場合、新たに設置した監視カメラの属性情報は、最後に入力される。すなわち、重要性の高い監視カメラが撮影した映像データは、最初に表示されない。そこで、本発明の第2の実施の形態に係る監視システムは、分割領域に表示される映像データを頻繁に切り替える必要のある第1の実施の形態に係る監視システムよりも、重要性の高い監視カメラを優先的に表示領域に表示させることで、さらなる監視効率の向上を実現するものである。
【0059】
なお、以下の本実施の形態の説明では、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施の形態の構成要素と同じものには同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0060】
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る監視システムの構成図である。図12に示す監視システムが、図1に示す監視システムと異なる点は、ビデオサーバ11に、センサ部114、115、116が接続されている点と、ビデオサーバ12に、センサ部124、125、126が接続されている点と、監視用端末2が監視カメラ管理部27と、ログデータ部28と、重要度決定部212とを新たに備える点である。
【0061】
センサ部114〜116、124〜126は、赤外線センサや、ドア開閉検知センサなどである。センサ部114〜116は、監視カメラ111〜113にそれぞれ対応して設けられ、センサ部124〜126は、監視カメラ121〜123にそれぞれ対応して設けられる。
【0062】
監視カメラ管理部27は、図1に示す監視カメラ管理部24に対応するが、センサ部に関する情報などが新たに追加された監視カメラの属性情報を保持する。図13は、監視カメラ管理部27が保持する監視カメラの属性情報の一例を示す図である。図13に示すように、監視カメラの属性情報には、各監視カメラに対応して設けられたセンサ部の情報が記録されている。センサ部の情報として、各センサに固有に付与されるセンサ番号が記録される。なお、カメラIDが「7」の監視カメラには、センサ番号が記録されていない。これは、カメラIDが「7」の監視カメラに対応するセンサ部が配置されていないことを示している。
【0063】
ログデータ部28は、LAN3を介して送信されるセンサ部114〜116、124〜126の検知情報を収集し、ログデータとして保存する。図14は、ログデータ部28が保存するログデータの一例を示す図である。図14に示すように、ログデータ部28は、特定の時間区分ごとに、各センサ部の検知回数をカウントした結果を保存する。たとえば、センサ番号「4」が付与されたセンサ部124の場合、4月6日の午前中の検知回数が98回で、午後の検知回数が89回であることがわかる。また、過去一週間の総検知回数は1288回であり、過去24時間の総検知回数は183回であることがわかる。
【0064】
重要度決定部212は、ログデータ部28が保存するログデータを解析し、解析結果に基づいて監視カメラの重要度を決定する。重要度とは、分割領域にカメラIDを割り当てる優先順位のことをいう。
【0065】
次に、本実施の形態の監視システムの動作について、図15を用いて説明する。図15は、第2の実施の形態の監視システムの動作を示すフローチャートである。
【0066】
まず、監視用端末2において、ログデータ部28が、センサ部114〜116、124〜126の検知情報を収集して、図14に示すログデータを作成する(ステップS11)。たとえば、ログデータ部28は、1日分のログデータの収集を行う。このとき、ログデータの作成と並行して、監視用端末2は、図4に示すステップS1〜S5の動作を行ってもよい。この場合、監視映像表示領域221には、各監視カメラに対応するカメラIDの順に、監視カメラが撮影した映像データが表示される。
【0067】
次に、重要度決定部212が、ログデータに基づいて各監視カメラの重要度を決定する(ステップS12)。たとえば、重要度決定部212は、図14に示すログデータのうち、過去1日分の総検知回数が多い順に、監視カメラの重要度を判定する。そして、重要度決定部212は、図13に示す監視カメラの属性情報に、判定した重要度を書き込む。この結果、図13に示すように、カメラID「1」の監視カメラ111の重要度が4となり、カメラID「4」の監視カメラ121の重要度が1となっていることがわかる。
【0068】
次に、画面作成部211は、決定した重要度に基づいて、分割領域に監視カメラのカメラIDを割り当てて、分割領域に監視カメラが撮影した映像データを表示させる(ステップS13)。図16は、図13に示す重要度に基づいて、分割領域にカメラIDを割り当てた状態を示す図である。図16に示すように、分割領域aには、重要度が1番目のカメラIDが「4」の監視カメラ211の映像データが表示され、分割領域fには、重要度が6番目のカメラIDが「2」の監視カメラ112の映像データが表示される。
【0069】
分割領域に監視カメラが撮影した映像データが表示された後、オペレータが、表示された監視カメラが撮影した映像データを切り替えて(ステップS14)、ログデータの作成及び監視業務を行う。なお、監視カメラが撮影した映像データの切り替えは、第1の実施の形態とほぼ同じであるが、以下の点が異なる。
【0070】
分割領域シフトモードおよび一画面シフトモードにおいて、分割領域に割り当てられるカメラIDが繰り上げまたは繰り下げられるのではなく、分割領域に割り当てられた重要度が繰り上げまたは繰り下げられる。その結果、分割領域に割り当てられた重要度の変化に応じて、その分割領域に割り当てられたカメラIDが変化するために、分割領域に表示される映像データが切り替わる。つまり、本実施の形態において図7〜図10を参照する場合、各分割領域に表示されている数値は、カメラIDではなく、重要度を示していることになる。それ以外の関しては、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0071】
そして、重要度を更新する必要が生じた場合(ステップS15においてYes)、監視用端末2は、ステップS12の動作を再び行う。重要度の更新は、オペレータが入力部23を介して、重要度の更新を重要度決定部212に指示してもよいし、重要度決定部212が一定の時間ごとに重要度を更新するようにしてもよい。これにより、センサ部の検知情報の最新のログデータに基づいて、監視カメラの重要度を決定できるため、監視業務を効率的に行うことができる。
【0072】
なお、これまでの説明では、分割領域の領域番号と、分割領域のサイズとの対応について特に言及していなかったが、分割領域のサイズの大きい順に領域番号を付与することによって、重要度の高い監視カメラが撮影した映像データを、拡大して表示させることが可能となる。したがって、監視業務の効率をさらに向上させることが可能となる。
【0073】
このように、本実施の形態の監視システムは、監視カメラに対応して設けられたセンサ部の検知情報をログデータとして蓄積して、ログデータに基づいて監視カメラの重要度を決定する。そして、本実施の形態の監視システムは、重要度に基づいて、分割領域にカメラIDを割り当てる。これにより、人通りの多い場所などに設置された、重要性の高い監視カメラを、優先的に監視映像表示領域に表示させることが可能となるため、さらに効率よく監視業務を行うことができる。
【0074】
なお、本実施の形態において、監視カメラの重要度は、重要度決定部212が決定するものとして説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、オペレータが直接重要度を決定してもよい。これにより、センサ部の検知情報だけでは重要度が判断できない場所に配置された監視カメラが撮影した映像データも、優先的に分割領域に表示させることができる。なお、重要度決定部212が決定した重要度を、オペレータが変更してもよい。
【0075】
また、本実施の形態において、監視カメラの重要度は、ログデータに基づいて重要度決定部212が決定するものとして説明したが、これに限られるものではなく、重要度決定部は、センサを重要な場所にのみ配置するなどして、センサの有無とカメラIDに基づいてオペレータが重要度を決定してもよい。これにより、ログデータを作成する必要がないので、簡易な構成で重要な場所に配置された監視カメラが撮影した映像データを表示させることができる。
【0076】
また、本実施の形態において、センサ部を設けるものとして説明したが、これに限られるものではなく、ビデオサーバが動き検出機能を有することによって、監視カメラが撮影した映像データを基に動き検出動作を行い、動き検出の結果をログデータとして用いてもよい。これにより、センサ部を用いるよりも簡易な構成で、ログデータを作成することができる。
【0077】
また、第1および第2の実施の形態において、分割領域シフトモードは、分割領域に割り当てられたカメラ識別番号または重要度を、一つずつ繰り上げまたは繰り下げるものとして説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、二つまたは三つずつ繰り上げまたは繰り下げてもよい。このように、分割領域シフトモードでは、予め設定した数に応じて、分割領域に割り当てられたカメラ識別番号または重要度を繰り上げまたは繰り下げてもよい。
【0078】
また、第1および第2の実施の形態において、監視カメラおよびセンサ部は、ビデオサーバに接続されるものとして説明したが、これに限られるものではなく、監視カメラおよびセンサ部が、直接LAN3に接続する構成であってもよい。
【0079】
また、第1および第2の実施の形態において、表示領域シフトモードおよび一画面シフトモードにおいて、全ての分割領域に割り当てられるカメラIDを変化させるものとして説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、ユーザが指定した分割領域に割り当てられたカメラIDを固定し、その他の分割領域に割り当てられるカメラIDのみを変化させてもよい。これにより、特定のカメラIDが付与された監視カメラが撮影した映像データを常時表示させることができるために、オペレータは監視業務を柔軟に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】第1の実施の形態に係る監視システムのシステム構成図である。
【図2】表示部22に表示される監視画面の概略図である。
【図3】監視カメラの属性情報の一例を示す図である。
【図4】分割領域の配置パターンの一例を示す図である。
【図5】監視用端末2の動作の概略を説明するフローチャートである。
【図6】監視画面の操作ボタン表示領域222の一例を示す概略図である。
【図7】分割領域シフトモードにおける、分割領域に割り当てられたカメラIDの変化を説明する図である。
【図8】分割領域シフトモードにおける、分割領域に割り当てられたカメラIDの変化を説明する図である。
【図9】一画面シフトモードにおける、分割領域に割り当てられたカメラIDの変化を説明する図である。
【図10】一画面シフトモードにおける、分割領域に割り当てられたカメラIDの変化を説明する図である。
【図11】分割領域シフトモードにおける、分割領域に割り当てられるカメラIDの変化の他の例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態に係る監視システムのシステム構成図である。
【図13】監視カメラ属性情報の一例を示す図である。
【図14】ログデータの一例を示す図である。
【図15】第2の実施の形態に係る監視システムの動作を示すフローチャートである。
【図16】重要度に基づいて分割領域にカメラIDを割り当てた図である。
【符号の説明】
【0081】
2 監視用端末
3 LAN
21 制御部
22 表示部
23 入力部
24、27 監視カメラ管理部
25 配置パターン保持部
28 ログデータ部
11、12 ビデオサーバ
111、112、113、121、122、123 監視カメラ
114、115、116、124、125、126 センサ部
211 画面作成部
212 重要度決定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の監視カメラと、
前記複数の監視カメラとネットワークで接続された監視用端末と、
を備え、
前記監視用端末は、
前記複数の監視カメラが撮影した映像データを表示領域に表示する表示部と、
前記表示部に関する操作を行う操作部と、
各監視カメラに付与された固有のカメラ識別番号を保持するカメラ情報保持部と、
前記表示領域を複数の分割領域に分割し、前記カメラ情報保持部のデータを用いて決定した各監視カメラの順位に基づいて、各分割領域に前記カメラ識別番号を割り当て、割り当てられた前記カメラ識別番号に対応する各監視カメラが撮影した映像データを各分割領域に表示させる画面作成部と、
を含み、
前記画面作成部は、前記操作部からの指示に応じて、各分割領域に割り当てられた前記カメラ識別番号を前記順位に基づいて変更し、各分割領域に表示させる各監視カメラが撮影した映像データを切り替えることを特徴とする監視システム。
【請求項2】
請求項1に記載の監視システムにおいて、さらに、
前記表示領域の分割数に応じて、前記複数の分割領域の配置パターンを保持する配置パターン保持部、
を備え、
前記画面作成部は、選択された前記配置パターンに従って各分割領域を前記表示領域に配置することを特徴とする監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に対応する前記順位を、前記表示領域の分割数だけ増加または減少させることを特徴とする監視システム。
【請求項4】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に対応する前記順位を、所定数だけ増加または減少させることを特徴とする監視システム。
【請求項5】
請求項4に記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、前記指示に応じて、各分割領域に割り当てられているカメラ識別番号のうち、最大の前記順位に対応するカメラ識別番号を、最小の前記順位に対応するカメラ識別番号が割り当てられていた分割領域に割り当てることを特徴とする監視システム。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、前記カメラ識別番号に基づいて前記順位を決定することを特徴とする監視システム。
【請求項7】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、予め設定された重要度に基づいて前記順位を決定することを特徴とする監視システム。
【請求項8】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の監視システムにおいて、さらに、
前記複数の監視カメラのうち、少なくとも一つの監視カメラに対応して設けられたセンサ部、
を備え、
前記画面作成部は、前記センサ部に関する情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする監視システム。
【請求項9】
請求項8に記載の監視システムにおいて、
前記センサ部に関する情報は、各監視カメラに対応して前記センサ部が設けられているか否かを示す前記センサ部の有無情報であり、
前記画面作成部は、前記有無情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする監視システム。
【請求項10】
請求項8に記載の監視システムにおいて、
前記センサ部に関する情報は、前記センサ部の検知情報であり、
前記画面作成部は、前記検知情報と、前記カメラ識別番号とに基づいて前記順位を決定することを特徴とする監視システム。
【請求項11】
請求項10に記載の監視システムにおいて、
前記画面作成部は、所定の時間ごとに、前記順位を更新することを特徴とする監視システム。
【請求項12】
請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の監視システムにおいて、
各分割領域には、領域の大きさに応じた領域番号が付与されており、
前記画面作成部は、前記領域番号と前記順位とに基づいて、各分割領域に割り当てる前記カメラ識別番号を決定することを特徴とする監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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