説明

目地材

【課題】 目地台座部のコンクリート膨張圧に対する抵抗を小さくし、コンクリートの膨張を確実に吸収できるようにした目地材を得る。
【解決手段】 弾性材よりなる広幅の目地台座部1の上に弾性材よりなる狭幅の板状目地主部2が立設した構造の目地材において、前記目地台座部1の一部に、目地台座部1の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7を設けることにより、目地材の長手方向両側面にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、コンクリートの膨張圧の最初の抵抗部位となる目地台座部1が、その材質特性により収縮して前記コンクリートの膨張を吸収するとともに、前記目地台座部1の一部に設けられている圧縮抵抗減少部7でコンクリートの膨張を吸収するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートの打設面を区切って縁切りし、コンクリートの伸縮による亀裂等の発生を防止する目地材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンクリートを打設する際に、コンクリートの伸縮による亀裂等の発生を防止するため、コンクリート打設前に目地材を予め所定間隔で設置している。
【0003】
従来、かかる目地材として、ポリエチレン、ポリスチレン等の如き合成樹脂の発泡体等の弾性材よりなる広幅の目地台座部の上に、同じく弾性材よりなる狭幅の板状目地主部が立設された構造の目地材が知られている。この目地材としては、目地台座部と板状目地主部が一体に形成された構造のもの(例えば、特許文献1参照。)や、図7に示すように、目地台座部1と板状目地主部2が別体に形成され、前記目地台座部1の上面に嵌合溝3が形成され、この嵌合溝3に前記板状目地主部2が嵌合されて立設された構造のもの(例えば、特許文献2参照。)がある。このような構造の目地材4は、いずれも板状目地主部2の頂部高さがコンクリート打設厚みに応じた高さに形成されており、そして、コンクリート打設前に、コンクリート打設基礎面5上に目地台座部1の底面が接着剤等により接着固定されて配置されるようになっている。そして、コンクリート打設基礎面5上に配置された前記目地材4は、その長さ方向の両側面に受けるコンクリート6の膨張を吸収し得るようになっている。
【特許文献1】実開昭59−12347号公報
【特許文献2】実公昭62−23950号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような構造の目地材では、図7に示すように、打設したコンクリート6が膨脹すると、該目地材4の長手方向両側面にコンクリート6の膨脹圧が加わり、目地材4がその材質特性により収縮して前記コンクリート6の膨脹を吸収する。このとき目地台座部1は、板状目地主部2に比べて幅が広く、そのため、目地台座部1がコンクリート6の膨張圧の最初の抵抗部位となる。コンクリート6の膨張は、先ず目地台座部1で吸収されるが、目地台座部1の抵抗により、該抵抗を受けたコンクリート6の一部に、目地台座部1より遅れて抵抗部位となる前記狭幅の板状目地主部2側に上昇移動する現象が生じ、この結果、目地材4の両側近傍のコンクリート6に亀裂が生じたり、コンクリート6がせり上がる等の懸念があるといった問題がある。
【0005】
本発明の目的とするところは、目地台座部のコンクリート膨張圧に対する抵抗を小さくし、コンクリートの膨張を確実に吸収できるようにした目地材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明の構成を説明すると、次の通りである。
【0007】
請求項1に記載の発明は、弾性材よりなる広幅の目地台座部の上に弾性材よりなる狭幅の板状目地主部が立設した構造の目地材において、前記目地台座部の一部に、目地台座部の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
かかる構成から、目地材の長手方向両側面にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、コンクリートの膨張圧の最初の抵抗部位となる目地台座部は、その材質特性により収縮して前記コンクリートの膨張を吸収するが、前記目地台座部の一部に設けられている圧縮抵抗減少部がコンクリートの膨張圧に対する目地台座部の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記目地台座部と板状目地主部は一体に形成されており、前記目地台座部の一部に設けられた圧縮抵抗減少部は、目地台座部の底部に開口する溝により形成されていることを特徴とする。
【0010】
かかる構成から、圧縮抵抗減少部が、目地台座部の底部に開口する溝により形成されているので、目地材の目地台座部にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部は、その材質特性により収縮するだけでなく、圧縮抵抗減少部を構成する溝の空間が変形し、この溝の空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0011】
また、前記圧縮抵抗減少部を構成する溝は、目地台座部の底部に開口しているので、打設したコンクリートが溝内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部は目地台座部の底部に溝を形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものではない。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の、前記目地台座部と板状目地主部は別体に形成され、前記目地台座部の上面に嵌合溝が形成され、この嵌合溝に前記板状目地主部が嵌合されて立設しており、前記目地台座部に設けられた圧縮抵抗減少部は、目地台座部の底部に開口する溝により形成されていることを特徴とする。
【0013】
かかる構成から、圧縮抵抗減少部が、目地台座部の底部に開口する溝により形成されているので、目地材の目地台座部にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部は、その材質特性により収縮するだけでなく、圧縮抵抗減少部を構成する溝の空間が変形し、この溝の空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0014】
また、前記圧縮抵抗減少部を構成する溝は、目地台座部の底部に開口しているので、打設したコンクリートが溝内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部は目地台座部の底部に溝を形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものとはならない。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の、前記目地台座部と板状目地主部は別体に形成され、前記目地台座部の上面に嵌合溝が形成され、この嵌合溝に前記板状目地主部が嵌合されて立設しており、前記目地台座部に設けられた圧縮抵抗減少部は、前記目地台座部の嵌合溝に貫通する孔またはスリットによりにより形成されていることを特徴とする。
【0016】
かかる構成から、圧縮抵抗減少部が、目地台座部の嵌合溝に貫通する孔またはスリットによりにより形成されているので、目地材の目地台座部にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部は、その材質特性により収縮するだけでなく、圧縮抵抗減少部を構成する孔またはスリットの空間が変形し、この孔またはスリットの空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0017】
また、前記圧縮抵抗減少部を構成する孔またはスリットは、目地台座部の嵌合溝に貫通して形成されているが、嵌合溝には板状目地主部が嵌合しているので、打設したコンクリートが孔やスリット内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部は嵌合溝に孔またはスリットを形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものとはならない。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、弾性材よりなる広幅の目地台座部の上に弾性材よりなる狭幅の板状目地主部が立設された構造の目地材において、前記目地台座部の一部に、目地台座部の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部が設けられているので、目地材の長手方向両側面にコンクリートの膨脹圧が加わったとき、コンクリートの膨張圧の最初の抵抗部位となる目地台座部は、その材質特性により収縮して前記コンクリートの膨張を吸収するが、前記目地台座部の一部に設けられている圧縮抵抗減少部がコンクリートの膨張圧に対する目地台座部の抵抗を、その材質特性だけによる抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じないので、目地材の両側近傍のコンクリートに亀裂が生じたり、コンクリートがせり上がる等の懸念を確実に解消することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る目地材を実施するための最良の形態の各例を、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1及び図2は本発明に係る目地材の第1例を示したもので、図1は本例の目地材の斜視図、図2は図1に示す目地材を底面側から見た斜視図である。
【0021】
本例の目地材4は、発泡ポリエチレン、発泡スチロールの如き合成樹脂の発泡体等の弾性材よりなる広幅の目地台座部1の上に、同じく弾性材よりなる狭幅の板状目地主部2が一体に立設した構造となっている。前記目地台座部1及び板状目地主部2にあっては、従来のこの種の目地材を構成する目地台座部及び板状目地主部と変わるところはない。
【0022】
前記目地台座部1には、その一部に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7が設けられている。本例では、圧縮抵抗減少部7は目地台座部1の底部に開口する溝8により形成されている。この溝8は目地台座部1の底部に目地材4の長手方向に沿って形成されている。この溝8の形状、溝幅、溝深さにあっては特に限定されるものでないが、溝幅が狭く、また溝深さが浅い場合は、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を十分に小さくさせられなくなる場合があり、また、溝幅が広く、また溝深さが深い場合は、目地台座部1としての強度が保てなくなる場合があるので、この溝8の溝幅や溝深さを、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくでき且つ目地台座部1としての強度が保てる範囲で設定することが求められる。
【0023】
このように、目地台座部1の底部に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7となる溝8が形成されているので、目地材4の目地台座部1に、その幅方向両側からコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部1は、その材質特性により収縮するだけでなく、溝8の空間が変形するので、この溝8の空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部1の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0024】
また、前記圧縮抵抗減少部7を構成する溝8は、目地台座部1の底部に開口しているので、打設したコンクリートが溝内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部7としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部7は目地台座部1の底部に溝8を形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものではない。
【0025】
図3及び図4は本発明に係る目地材の第2例を示したもので、図3は本例の目地材の斜視図、図4は図3に示す目地材の板状目地主部を外した目地台座部の平面図である。
【0026】
本例の目地材4は、発泡ポリエチレン、発泡スチロールの如き合成樹脂の発泡体等の弾性材よりなる広幅の目地台座部1と、同じく弾性材よりなる狭幅の板状目地主部2が別体に形成され、前記目地台座部1の上面に嵌合溝3が形成され、この嵌合溝3に前記板状目地主部2が嵌合されて立設した構造となっている。前記目地台座部1及び板状目地主部2にあっては、従来のこの種の目地材を構成する目地台座部及び板状目地主部と変わるところはない。
【0027】
前記目地台座部1には、その一部に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7が設けられている。本例では、圧縮抵抗減少部7は前記目地台座部1の嵌合溝3に貫通するスリット9により形成されているが、これに限られるものではなく、図5に示すように、前記目地台座部1の嵌合溝3に貫通する孔10により形成されていてもよい。
【0028】
前記スリット9または孔10は、目地台座部1の底部に目地材4の長手方向に沿って形成されている。このスリット9の形状、幅、また孔10の大きさにあっては特に限定されるものでないが、スリット9の幅が狭い場合また孔10が小さい場合は、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を十分に小さくさせられなくなる場合があり、また、スリット9の幅が広い場合また孔10が大きい場合は、目地台座部1としての強度が保てなくなる場合があるので、このスリット9の幅、また孔10の大きさを、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくでき且つ目地台座部1としての強度が保てる範囲で設定することが求められる。
【0029】
このように、目地台座部1に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7となるスリット9または孔10が目地台座部1の嵌合溝3に貫通して形成されているので、目地材4の目地台座部1に、その幅方向両側からコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部1は、その材質特性により収縮するだけでなく、スリット9または孔10の空間が変形するので、このスリット9または孔10の空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部1の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0030】
また、前記圧縮抵抗減少部7を構成するスリット9または孔10は、目地台座部1の嵌合溝3に貫通して形成されているが、嵌合溝3には板状目地主部2が嵌合しているので、打設したコンクリートがスリット9または孔10内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部7としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部7は嵌合溝3にスリット9または孔10を形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものとはならない。
【0031】
図6は本発明に係る目地材の第3例を示したもので、図6は本例の目地材の斜視図である。
【0032】
本例の目地材4は、前記第2例と同様に、発泡ポリエチレン、発泡スチロールの如き合成樹脂の発泡体等の弾性材よりなる広幅の目地台座部1と、同じく弾性材よりなる狭幅の板状目地主部2が別体に形成され、前記目地台座部1の上面に嵌合溝3が形成され、この嵌合溝3に前記板状目地主部2が嵌合されて立設した構造となっている。
【0033】
前記目地台座部1には、その一部に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7が設けられている。本例では、圧縮抵抗減少部7は、目地台座部1の底部に開口する溝11により形成されている。
【0034】
この溝11は、前記第1例と同様に、目地台座部1の底部に目地材4の長手方向に沿って形成されている。この溝11の形状、溝幅、溝深さにあっては特に限定されるものでないが、溝幅が狭く、また溝深さが浅い場合は、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を十分に小さくさせられなくなる場合があり、また、溝幅が広く、また溝深さが深い場合は、目地台座部1としての強度が保てなくなる場合があるので、この溝11の溝幅や溝深さを、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくでき且つ目地台座部1としての強度が保てる範囲で設定することが求められる。
【0035】
このように、目地台座部1の底部に、目地台座部1の幅方向の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部7となる溝11が形成されているので、目地材4の目地台座部1に、その幅方向両側からコンクリートの膨脹圧が加わったとき、目地台座部1は、その材質特性により収縮するだけでなく、溝11の空間が変形するので、この溝11の空間の変形がコンクリートの膨脹圧に対する目地台座部1の圧縮抵抗を、その材質特性だけによる圧縮抵抗より小さくさせることになり、コンクリートの膨張を確実に吸収し、膨張するコンクリートの一部が板状目地主部側に上昇移動する現象が生じない。
【0036】
また、前記圧縮抵抗減少部7を構成する溝11は、目地台座部1の底部に開口しているので、打設したコンクリートが溝内に入るおそれが無く、圧縮抵抗減少部7としての機能を損なうおそれは無い。更に、製造に際し、圧縮抵抗減少部7は目地台座部1の底部に溝11を形成することにより設けるので、製造が容易であり、また、従来の目地材に比べてコストアップを伴うものではない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る目地材の実施の形態の第1例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す目地材を底面側から見た斜視図である。
【図3】本発明に係る目地材の実施の形態の第2例を示す斜視図である。
【図4】図3に示す目地材の板状目地主部を外した目地台座部の平面図である。
【図5】圧縮抵抗減少部の他例を示した目地台座部の平面図である。
【図6】本発明に係る目地材の実施の形態の第3例を示す斜視図である。
【図7】従来の目地材を使用した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0038】
1 目地台座部
2 板状目地主部
3 嵌合溝
4 目地材
5 コンクリート打設基礎面
6 コンクリート
7 圧縮抵抗減少部
8 溝
9 スリット
10 孔
11 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性材よりなる広幅の目地台座部の上に弾性材よりなる狭幅の板状目地主部が立設した構造の目地材において、前記目地台座部の一部に、目地台座部の圧縮抵抗を小さくさせる圧縮抵抗減少部が設けられていることを特徴とする目地材。
【請求項2】
前記目地台座部と板状目地主部は一体に形成されており、前記目地台座部の一部に設けられた圧縮抵抗減少部は、目地台座部の底部に開口する溝により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の目地材。
【請求項3】
前記目地台座部と板状目地主部は別体に形成され、前記目地台座部の上面に嵌合溝が形成され、この嵌合溝に前記板状目地主部が嵌合されて立設しており、前記目地台座部に設けられた圧縮抵抗減少部は、目地台座部の底部に開口する溝により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の目地材。
【請求項4】
前記目地台座部と板状目地主部は別体に形成され、前記目地台座部の上面に嵌合溝が形成され、この嵌合溝に前記板状目地主部が嵌合されて立設しており、前記目地台座部に設けられた圧縮抵抗減少部は、前記目地台座部の嵌合溝に貫通する孔またはスリットにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の目地材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−9460(P2006−9460A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−189731(P2004−189731)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【出願人】(000110376)ドラーフタイト工業株式会社 (7)
【Fターム(参考)】