説明

省エネ流体加速装置

【課題】 電場と磁場の雰囲気内に配管内の充填物を通過させることによって、配管内の充填物の粒子を細かくし、コンプレッサーの負荷を軽減させ電気の使用量を軽減させることを目的とする。
【解決手段】本発明の省エネ流体加速装置は、冷暖房用の配管パイプに電場発生シートを巻きつけ、電場発生シートの中心に電極を取り付け、この電極に高電圧発生装置の電線一極を設置して、電場と磁場を発生させては配管内の充填物の粒子を細かくし、コンプレッサーの負荷を軽減させ電気の使用量を軽減させるのである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電場と磁場の雰囲気内に配管内の充填物を通過させることによって、配管内の充填物の粒子を細かくし、コンプレッサーの負荷を軽減させ電気の使用量を軽減させる装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
冷暖房装置及び冷凍庫、冷蔵庫、自動販売機は、主にフロンガス、代替フロンガス又はその他の冷媒を用いる方法が用いられている。
近年、フロンガスはオゾン層を破壊するという問題を抱えている。これを回避するために、代替フロン等の開発が進められている。しかし、フロンガス、代替フロンガス又は冷媒等々を使用した機器は、機器の構造や電気系統の開発の進歩によって省エネは進んでいるが、フロンガス、代替フロンガス又はその他の冷媒を物理的、化学的に省エネの方向への開発は行われてなかった。
【0003】
高電圧を発生させて、フロンガス、代替フロンガス又はその他の冷媒等の流体の流れをスムーズにし、コンプレッサーへの負担を下げるようなものもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンプレッサーより出ている配管の入力側、出力側双方に電場と磁場をかける。
配管は、殆ど金属管が使用されているので絶縁処理をしなければならない。
高電圧を使用するので、スパークを起こす危険性があるからである。
金属管でなければ絶縁処理の必要はない。
電場と磁場を発生させる箇所は、均等にかける必要がある。
不均等の場合は、効果が半減する可能性があるからだ。
【0005】
装置を簡易的に図るため、電場発生板を布のような柔軟性にとんだシート状でなければならない。すなわち簡便に巻きやすく装着しなければならないのである。
電場発生シートを固定するために両極にテーピングをもって固定する。
永久磁石は省エネ化をさらに進めるために装着する。
【0006】
ここで本発明は部品の点数の増加や構成の複雑化を招来することなく、流体を電場と磁場でスムーズに流すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、本発明の省エネ流体加速装置は、配管の入力側と出力側に流れる流体をスムーズに流すため、高電圧による電場と磁場を配管内に発生させる機能を特徴とする。
【0008】
この流体のスムーズ化を図るため、電場発生板を布のような柔軟性にとんだシート状を使った。
このシートは、銅糸と綿で織りこんだものである。
【0009】
図2は、電場発生シートと永久磁石の位置を示す。
永久磁石は、電場と磁場の効果をさらに上げるために使用した。
コンプレッサーより出ている配管の入力側、出力側により近い場所にそれぞれの管をN極とS極で挟みこみ固定させる。この永久磁石の最大の特徴は、N極とS極の接地面積が広いことを特徴としている。
【0010】
高電圧発生装置による電場と磁場の発生は、電場発生シート以外に発生させることはなく、外部に電場と磁場をもらさないようシールドする。発生した電場と磁場をシールドさせることにより強力な電場と磁場を発生させることができ、より効果を高められるようになっている。
【発明の効果】
【0011】
本発明は入力・出力管双方を高電圧発生装置によって、電場と磁場を発生させ、管内の流体ガスに電場を与えることによって、流体がスムーズに流れることができる。よって、コンプレッサーへの負担が少なくなり、電気料金の軽減させることが出来るようになる。この電場と磁場の効率をより高めるために、永久磁石を使用ことによりコンプレッサーの負担を減らすことができ、より電気料金を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】入力管、出力管に電場発生シートを巻いた基本構成図面である。
【図2】コンプレッサー側の近い所に磁石と電場発生シートを設置した図である。
【図3】入力管、出力管に永久磁石を取り付けた図である。
【図4】電場発生装置を設置した基本構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下に説明する実施形態に限定されることなく、本趣旨を離脱しない範囲で、任意の構造を採用することができる。
図1は配管に電場発生シートを巻いた状態を示している。
【0014】
図2は室外機側に永久磁石と電場発生シートを設置した状態を示す。
配管には直接、電場発生シートを巻くのではなく、配管の上に保温材を設置し、その保温材の上に電場発生シートを巻きつける。電場発生シートは(例えば)幅100ミリメートル、長さ1200ミリメートル程度であり、両端はビニールテープ等で留める。
【0015】
図3は永久磁石を設置した状態を示す。
永久磁石は、電場発生シートの上に設置するのではなく、導管に直接、入力管、出力管双方に垂直にS極とN極が引き合うように設置する。
【0016】
図4は電場発生シートの中心に銅線を巻き、電場発生装置のプラス側の電極を接続することを示す。
【0017】
電場発生シートを巻き電極をつけたら、そのシートの上に保温材を被せる。
【0018】
永久磁石を固定させた後、電場発生シートを巻いたとの同じように保温材を巻いて固定する。
【符号の説明】
【0019】
1 テーピング
2 テーピング
3 電場シート
4 配管入力側 永久磁石設置部
5 配管出力側 永久磁石設置部
6 室内機
7 室外機
8 電場シート部
9 配管入力側磁石上
10 配管入力側磁石下
11 配管出力側磁石上
12 配管出力側磁石下
13 電極
14 高電圧用線
15 高電圧発生装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高電圧発生装置によって電場と磁場を発生させ、冷暖房装置及び冷凍庫、冷蔵庫、自動販売機に関わる配管内の充填物の粒子を細かくする機能を備えたことを特徴とする省エネ流体加速装置。
【請求項2】
コンプレッサーの配管パイプに前記装置を装着させた、省エネ流体加速装置。
【請求項3】
前記装置に永久磁石を装着させた、省エネ流体加速装置。
【請求項4】
コンプレッサーの配管パイプに電場と磁場を均等に発生させる電場発生シートを巻きけることを特徴とする省エネ流体加速装置。
【請求項5】
電場発生シートの電極は、巻きつけた中央に設置することを特徴とする省エネ流体加速装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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