説明

真空ポンプ用の高速回転ロータ

【課題】改善された真空技術的性能を有する真空ポンプ用高速回転ロータを提供することである。
【解決手段】第1のスリーブ16および支持構造(14;60)を含む、真空ポンプ2用高速回転ロータ10に関するものである。真空技術的性能を上昇させるために、第1のスリーブ16の内側に第2のスリーブ18が配置され且つ第1および第2のスリーブが複合材を形成することが提案される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の高速回転式のロータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ホルベック(Holweck)の構造原理に基づく分子ポンプ段は、かなり以前から真空技術の分野において成果をあげている。一般に、分子ポンプ段は、ターボ分子ポンプがより高い背圧に向けて排出可能なように、ターボ分子ポンプ段内において背圧側ポンプ段として使用される。ホルベックにより、滑らかなスリーブが、螺旋状溝が設けられたステータ内で回転する。複数のスリーブが存在していてもよく、即ち、ドイツ特許公開第19632375A1号は、ガス流れ内において異なる軸方向長さのスリーブを並列に作用させることを提案する。
【0003】
炭素繊維強化材料からなるスリーブは、これが熱および遠心力の作用のもとで小さい伸びを有するので、特に成功している。
しかしながら、スリーブはロータに支持されなければならず、この場合、支持構造部分内に、より大きな伸びを発生し、このように高い応力をスリーブ内に発生させる材料が使用されることに欠点が存在する。この欠点は、特に回転数限界および温度限界により、ロータの形態を困難にし且つ真空技術的性能を制限する。真空技術的性能には、例えば達成される圧縮および排気速度が付属する。
【0004】
欧州特許公開第1408237A1号に、繊維強化ホルベック・スリーブを支持構造部分内に移行させ、この場合、繊維の特殊な形態を利用することが提案されている。しかしながら、この提案は、今日まで市場において成果をもたらさず、この原因は、繊維形態およびロータ形状の複雑性にあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】ドイツ特許公開第19632375A1号
【特許文献2】欧州特許公開第1408237A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の課題は、改善された真空技術的性能を有する真空ポンプ用高速回転ロータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、請求項1の特徴を有するロータにより解決される。
請求項1の特徴を有する形態により、支持構造とスリーブとの間の応力差の低減が達成される。より少ない応力差に基づいて真空技術的性能が改善され、その理由は、回転数および作業温度がより高く選択可能であるからである。
【0008】
この場合、第1のスリーブは直接支持構造により支持可能であり、一方、第2のスリーブは第1のスリーブにより支持され且つこれにより第1のスリーブを介して支持構造と間接的に結合されているにすぎない。代替態様として、第2のスリーブが支持構造と結合され且つ第1のスリーブが第2のスリーブにより支持されていてもよい。さらに、両方のスリーブが直接支持構造と結合されていることもまた可能である。
【0009】
従属請求項2ないし15は本発明の有利な変更態様を与え、これらの変更態様は上記の利点をさらに上昇させる。
特に、第1のスリーブおよび第2のスリーブが、それから製造されている材料に関して、相互に異なるように設計されていてもよい。特に、材料は、熱および/または遠心力の作用による伸びに関して、異なっている。
【0010】
他の一実施例において、第1のスリーブおよび第2のスリーブが、面で、特に全面で、相互に結合されていてもよい。
本発明の他の一実施形態により、両方のスリーブが形成する複合材は、遠心力の作用により第2のスリーブによって第1のスリーブに与えられる力が、支持構造特に支持構造のハブの伸びによって第1のスリーブに作用する力とほぼ同じになるように設計されていてもよい。
【0011】
特に、請求項5および6に記載の材料選択は、特に相互の特徴の組み合わせにおいて、特に小さい応力差を形成させる。請求項7により、ロータ側において、螺旋状溝の形のポンプ作用構造が設けられたとき、真空技術的性能がさらに改善され、このようにして、例えば排気速度が改善される。
【0012】
複合材は、両方のスリーブが接着結合または焼ばめ結合を形成することにより形成されてもよい。焼ばめ結合は、特に、第1のスリーブおよび第2のスリーブが異なる温度にもたらされ、次に相互にはめ込まれ、特に相互に引き込まれるかないしは相互に差し込まれるようにして形成される。それに続いて、即ち「常温」に戻されたとき、予め相対的に「冷却された」スリーブは再び膨張し、一方、予め相対的に「加熱された」スリーブは収縮する。これにより、両方のスリーブ間に固定結合が形成され、これに対しては、特に追加の固定手段は必要とされない。この場合、特に、「冷却される」のは内側スリーブ、この場合即ち第2のスリーブであり、一方、より高い温度に上昇されるスリーブは、第1のスリーブ即ち外側スリーブである。
【0013】
代替態様として、複合材は、両方のスリーブが相互に圧着されるかないしは相互に締まりばめされること、両方のスリーブが相互に溶接されること、または両方のスリーブが相互にねじ込まれること、により形成されてもよく、この場合、ねじ込み結合は、特に、外側スリーブはその内側におよび内側スリーブはその外側にそれぞれねじ山が設けられ、且つ内側スリーブが外側スリーブ内にねじ込まれることにより両方のスリーブがねじ込み結合されることによって行われる。
【0014】
一般的に、複合材を形成するために、両方のスリーブ間に接着結合が行われてもよい。代替態様として、両方のスリーブ間に、形状はめあい結合または摩擦はめあい結合が形成されることが可能である。
【0015】
さらに、一方のスリーブが他方のスリーブの外装または積層を形成するように設計されていてもよく、この場合、外装ないしは積層は、第1のスリーブにより形成されていても、または第2のスリーブにより形成されていてもよい。
【0016】
請求項10および場合によりそれを引用した請求項に記載のようにターボ分子ポンプ・セクションと組み合わされたとき、上昇された真空技術的性能がポンプ全体のポンプ作用を改善させる。請求項15に記載のように、少なくとも1つの追加の入口を有する真空ポンプに対して、例えば多室システムの室間における従来達成できなかった圧力比または従来達成できなかった排気速度が要求されたとき、改善された性能に基づいて新たな利用分野が開かれる。
【0017】
一実施例およびその変更態様により、本発明を詳細に説明し且つそれらの利点を解明することとする。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、高速回転ロータを備えた真空ポンプの部分断面図を示す。
【図2】図2は、一変更態様によるロータおよびステータの部分断面図を示す。
【図3】図3は、ロータの支持構造およびスリーブを断面図で示す。
【図4】図4は、少なくとも1つのターボ分子ポンプ・セクションを有するロータの略図を示す。
【図5】図5は、スリーブがハブの吸込側に固定されている真空ポンプの部分断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は真空ポンプ2を示し、真空ポンプ2は、フランジ4により、図示されていない排気されるべき容器と着脱可能に結合可能である。ガスは吸込開口6を介して流入し、真空ポンプ内において圧縮され且つガス出口8を介して排出される。一般に、粗引きポンプがガス出口と結合されている。
【0020】
真空ポンプの内部にロータ10が設けられ、ロータ10は軸12を含む。軸12は第1の軸受34および第2の軸受36により回転可能に支持されている。軸上に駆動磁石32が設けられていてもよく、駆動磁石32は、ロータを高速回転させるために駆動コイル30と協働する。回転数は、ロータおよびステータ40の協働により分子ポンプ効果が形成されるように決定されている。ステータ40は、半径方向内側表面に螺旋状溝42を有している。
【0021】
ロータの軸12に支持構造14が固定され、支持構造はディスク状に形成されたハブ14として設計されていてもよい。第1のスリーブ16は、このハブ14と、共に回転するように結合されている。この第1のスリーブ16の内側に第2のスリーブ18が配置され且つ両方のスリーブ16、18は複合材を形成する。この複合材は、耐薬品性、耐熱性および耐高速回転性を有することが好ましい。このようにして、第1および第2のスリーブ16、18は、運転条件に適合するように相互に結合されている。ロータ10が回転したとき直ちに、遠心力が回転部分特にハブ14およびスリーブ16、18に作用しはじめる。特に、第1のスリーブ16が繊維強化材料特に炭素繊維強化プラスチックから形成されているとき、第2のスリーブ18の伸びは第1のスリーブ16により阻止される。第2のスリーブ18は、ここで、材料および形状に関して、遠心力の作用により第2のスリーブ18によって第1のスリーブ16に与えられる力が、ハブ14の伸びによって第1のスリーブ16に作用する力とほぼ同じになるように形成されている。目的は、特に、ハブ14および第2のスリーブ18の形態において、第1のスリーブ16内の応力を、その物質定数に適合する大きさにすることである。これにより、第1のスリーブ16の過負荷が回避される。第2のスリーブ18による追加の形態自由度により、運転状態の量が本質的により大きいときにおいて第1のスリーブ16の過負荷が達成可能であることが有利であり、この場合、運転状態は、特に温度、回転数およびガス負荷により決定されている。
【0022】
他の形態可能性が、図2ないし5による変更態様により示されている。
図2に示すように、ハブ14は軸12と結合され、ハブ14に第1のスリーブ16が固定されている。第1のスリーブ16の内側に、第1のスリーブ16と複合材を形成して、第2のスリーブ18が設けられている。図1に示す例と同様にステータ40が設けられ、ステータ40は第1のスリーブ16の外側表面と協働し、これにより第1のステータ40および第1のスリーブ16は第1のポンプ段を形成する。このステータ40に追加して、第2のスリーブ18の内側表面と協働する第2のステータ44が存在し、これにより第2のスリーブ18および第2のステータ44は第2のポンプ段を形成する。
【0023】
ポンプ段は相互に直列に流動されてもよく、ガスはこのとき矢印100に沿って流動する。ポンプ段を並列に運転することが望ましい場合がある。このために、ハブ14内に少なくとも1つの通路52が設けられていてもよく、通路52を介して、ガスはハブ14を通過して点線矢印102に沿って第2のポンプ段内に流入可能である。
【0024】
有利な一変更態様は、結合部50に関するものである。結合部50を介して、第2のスリーブ18およびハブ14が相互に結合されている。ハブ14および第2のスリーブ18はこの位置において一体に形成されていてもよい。
【0025】
他の有利な一変更態様により、第2のスリーブ18の内側表面上にポンプ作用構造を形成することが提案される。ポンプ作用構造は例えば少なくとも1つの螺旋状溝20であってもよい。このポンプ作用構造により排気速度および圧縮が上昇可能である。
【0026】
図3に示す変更態様は支持構造に関するものである。変更態様により、支持構造は支持ディスク60として形成されている。支持ディスクは軸装着部68を設けた内輪66を有し、軸装着部68により、支持ディスクは軸に固定可能である。内輪66には半径方向外側に羽根62の円周リムが続き、これにより本質的にターボ分子構造タイプのディスクが形成される。支持リング64が羽根の少なくとも一部と結合されているかまたはそれと一体に形成され、支持リング64に、第2のスリーブ18と複合材を形成する第1のスリーブ16が固定されている。
【0027】
図4に、ターボ分子ポンプ・セクションを形成するために、軸12上にさらにターボ分子構造タイプのロータ・ディスク82が設けられていてもよいことが示されている。複数のロータ・ディスクが軸上に配置され且つ第1のディスク・セクション84および第2のディスク・セクション86を形成可能である。他のディスク・セクションが存在していてもよい。これにより、多室システムの差動排気のために性能のよい真空ポンプが提供される。
【0028】
図4に示すロータは、ハブ14と結合された第1のスリーブ16のほかに第3のスリーブ78を有し、第3のスリーブ78は、同様に、ハブ14にまたは固有の支持構造に固定されていてもよい。
【0029】
第1のステータ40は第1のスリーブ16の外側表面と協働してポンプ段を形成する。第2のステータ44は第2のスリーブの内側表面および第3のスリーブ78の外側表面とポンプ作用を形成し、これにより第2および第3のポンプ段が形成される。
【0030】
ガスを、第1および第2のステータ40、44間の第2のポンプ段内に流入させるために、ガス入口88が設けられていてもよい。
図4に示すロータは、永久磁気軸受80と、転がり軸受または能動的磁気軸受として形成されていてもよい第2の軸受36とにより、回転可能に支持されていてもよい。
【0031】
図5に、真空ポンプのロータおよびステータが略断面図で示され、ガス流れが矢印により示されている。ロータの軸12は、その吸込側端部において永久磁気軸受80により支持されている。背圧側において、軸12を支持するために転がり軸受92が使用されている。軸受間において、ディスク形状のハブ14が軸と結合されている。このハブ14に、第1のスリーブ16が、共に回転可能に、耐薬品性および耐熱性を有して装着されている。第1のスリーブ16は、ハブ14から吸込側104の方向に伸長する。第1のスリーブ16の半径方向内側に配置された第2のスリーブ18は、第1のスリーブ16と複合材を形成する。複合材はその半径方向内側表面上にポンプ構造例えば少なくとも1つの螺旋状溝を有していてもよい。スリーブの半径方向内側表面は第2のステータ44と協働し且つ第2のステータ44と分子ポンプ段を形成する。一方、第1のスリーブ16の半径方向外側表面は、ステータ40と協働して分子ポンプ段を形成する。ステータの一方または両方はポンプ構造を有していてもよい。このようにして、コンパクトな分子真空ポンプが提供される。第2のスリーブ18の内側表面上の追加のポンプ構造により、このポンプ段内において高い排気速度が達成可能であり、これによりポンプ段相互の有利な排気速度段階が可能となる。第2のスリーブ18はハブと一体に形成されていてもよい。
【0032】
図5に示す真空ポンプの排気速度は、吸込側104においてロータ・ディスク82がロータ上に装着されていることにより、さらに上昇可能である。さらなる上昇は、ガス流れ内においてロータ・ディスク82に続くステータ・ディスク90により得られる。
【0033】
図2ないし5に示す変更態様により示された特徴は、それが技術的に矛盾しないかぎり、組み合わせられても、または交換されてもよい。
【符号の説明】
【0034】
2 真空ポンプ
4 フランジ
6 吸込開口
8 ガス出口
10 ロータ
12 軸
14 ハブ
16 第1のスリーブ
18 第2のスリーブ
20 第2のスリーブ内の溝
30 駆動コイル
32 駆動磁石
34 第1の軸受
36 第2の軸受
40 ステータ
42 溝
44 第2のステータ
50 結合部
52 通路
60 支持ディスク
62 羽根
64 支持リング
66 内輪
68 軸装着部
78 第3のスリーブ
80 永久磁気軸受
82 ロータ・ディスク
84 第1のディスク・セクション
86 第2のディスク・セクション
88 ガス入口
90 ステータ・ディスク
92 転がり軸受
100 矢印:直列ガス流れ
102 点線矢印:並列ガス流れ
104 吸込側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のスリーブ(16)および支持構造(14;60)を含む、真空ポンプ(2)用の高速回転ロータ(10)において、
第1のスリーブ(16)の内側に第2のスリーブ(18)が配置され、第1のスリーブ(16)および第2のスリーブ(18)が複合材を形成することを特徴とする真空ポンプ(2)用の高速回転ロータ(10)。
【請求項2】
請求項1に記載のロータにおいて、
第1のスリーブ(16)および第2のスリーブ(18)が、それらを製造する材料に関して、特に熱および/または遠心力の作用による伸びに関して、相互に異なっていることを特徴とするロータ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のロータにおいて、
第1のスリーブ(16)および第2のスリーブ(18)が、面で、特に全面で、相互に結合されていることを特徴とするロータ。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロータにおいて、
複合材が、特に少なくとも第2のスリーブの材料および/または形状に関して、遠心力の作用により第2のスリーブ(18)によって第1のスリーブ(16)に与えられる力が、支持構造(14;60)特にハブ(14)の伸びによって第1のスリーブ(16)に作用する力とほぼ同じになるように設計されていることを特徴とするロータ。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロータにおいて、
第1のスリーブ(16)が、炭素繊維強化材料を含むことを特徴とするロータ。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロータにおいて、
第2のスリーブ(18)がメタル合金を含むことを特徴とするロータ。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロータにおいて、
第2のスリーブ(18)が、内側表面上に螺旋状溝(20)を有することを特徴とするロータ。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロータにおいて、
第1のスリーブ(16)および第2のスリーブ(18)が、接着結合または焼ばめ結合を形成することを特徴とするロータ。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロータにおいて、
第2のスリーブ(18)と、支持構造(14;60)の少なくとも一部とが一体に形成されており、または、
第1のスリーブ(16)と、支持構造(14;60)の少なくとも一部とが接着部位を介して相互に結合されていること、を特徴とするロータ。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項に記載のロータにおいて、
少なくとも1つのターボ分子ポンプ・セクションを形成するために、ロータがターボ分子構造タイプによるロータ・ディスク(82)を含むことを特徴とするロータ。
【請求項11】
請求項1ないし10のいずれか1項に記載のロータにおいて、
支持構造がハブ(14)を含むことを特徴とするロータ。
【請求項12】
真空ポンプ(2)であって、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の高速回転ロータ(10)を含むことを特徴とする真空ポンプ(2)。
【請求項13】
請求項12に記載の真空ポンプ(2)において、
真空ポンプ(2)が、螺旋状通路を有する第1のステータ(40)を含み、第1のステータ(40)が第1のスリーブ(16)の外側表面と協働し、これにより第1のステータ(40)および第1のスリーブ(16)がポンプ段特に第1のポンプ段を形成することを特徴とする真空ポンプ(2)。
【請求項14】
請求項12または13に記載の真空ポンプ(2)において、
真空ポンプ(2)が、第2のスリーブ(18)の内側表面と協働する第2のステータ(44)を有し、これにより第2のスリーブ(18)および第2のステータ(44)がポンプ段特に第2のポンプ段を形成することを特徴とする真空ポンプ(2)。
【請求項15】
請求項12ないし14のいずれか1項に記載の真空ポンプ(2)において、
真空ポンプ(2)がガス入口(88)を有し、ガス入口(88)を介して、ガスが、第1のステータ(40)および第2のステータ(44)の間で、第2のステータ(44)を含む第2のポンプ段内に到達することを特徴とする真空ポンプ(2)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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