説明

眼鏡用レンズ

【課題】眼鏡装着時にレンズ後方や周辺の隙間から侵入し、レンズの内表面に反射して眼に入る紫外線を減ずる眼鏡用レンズを提供する。
【解決手段】レンズ基材1の内表面1aに、λ=250nm〜410nmを中心の波長とした反射防止膜2を成膜してなるものとしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線の反射による目への紫外線曝露を最小限にするための機能を有する眼鏡用レンズに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、眼鏡用レンズにおける紫外線の防御には、例えば紫外線の遮光に適した素材をレンズ自体に含有させたものが提案されている。
【0003】
このような眼鏡用レンズとしては、ポリカーボネート樹脂からなる基材に、特定のベンゾオキサジン系紫外線吸収剤を添加してなるものや(特許文献1)、ポリカーボネート樹脂からなる基材に、特定のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を添加してなるものが存在する(特許文献2)。
【0004】
さらに、眼鏡用レンズにおける紫外線の防御には、例えばレンズの外表面に紫外線の反射膜を装備したものが提案されている。
【0005】
このような眼鏡用レンズとしては、ガラス又はプラスチックからなる基材に、高屈曲率物質と低屈曲物質と交互に繰り返し蒸着させた紫外・赤外線を遮光するための遮光膜と、この遮光膜上に、可視光の反射防止のための反射防止膜とを形成してなるものが存在する(特許文献3)。
【特許文献1】特開2005−241815号公報(第3頁)
【特許文献2】特開2004−325511号公報(第3頁)
【特許文献3】実公平5−32828号公報(第2頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の眼鏡用レンズでは、使用者の後方からの紫外線曝露の場合、レンズの内表面で反射した紫外線に曝露し、予想以上に紫外線のダメージを受けるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、眼鏡装着時にレンズ後方や周辺の隙間から侵入し、レンズの内表面に反射して眼に入る紫外線を減ずる眼鏡用レンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのため、本発明の眼鏡用レンズは、レンズ基材1の内表面1aに、λ=250nm〜410nmを中心の波長とした反射防止膜2を成膜してなるものとしている。
【0009】
そして、本発明の眼鏡用レンズは、レンズ基材1が曲率半径25mm〜150mmのレンズもしくは非球面レンズからなるものとしている。
【0010】
さらに、本発明の眼鏡用レンズは、前記反射防止膜2が多層膜からなるものとしている。
【0011】
また、本発明の眼鏡用レンズは、前記多層膜の膜層数が2層〜20層までであるものとしている。
【0012】
さらに、本発明の眼鏡用レンズは、前記多層膜の膜層数が3層〜10層までであるものとしている。
【0013】
また、本発明の眼鏡用レンズは、前記反射防止膜2が低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ10nm〜205nmであるものとしている。なお、光学膜厚とは、実際の膜厚に屈折率の大きさを乗じた値である。
【0014】
さらに、本発明の眼鏡用レンズは、前記反射防止膜2が低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚が10nm〜105nm、高屈折率層2bの各層の光学膜厚が125nm〜205nmであるものとしている。
【0015】
また、本発明の眼鏡用レンズは、前記反射防止膜2が低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしている。
【0016】
さらに、本発明の眼鏡用レンズは、前記反射防止膜2が低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4、複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしている。
【0017】
また、本発明の眼鏡用レンズは、レンズ基材1にプラスチックを使用し、表面にハードコート3を施してなるものとしている。
【発明の効果】
【0018】
本発明の眼鏡用レンズは、以上のように構成されているので、眼鏡装着時にレンズ後方や周辺の隙間から侵入し、レンズ内表面に反射して眼に入る紫外線を減ずることができるものとなるので、使用者の眼への紫外線の曝露を最小限にすることができるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の眼鏡用レンズを実施するための最良の形態について、詳細に説明する。
【0020】
本発明の眼鏡用レンズは、レンズ基材の内表面に紫外線領域の反射防止膜が設けられたものとしている。すなわち、本発明の眼鏡用レンズは、図1に示したようにレンズ基材1の内表面1aに、λ=250nm〜410nmを中心の波長とした反射防止膜2を成膜してなるものとしている。反射防止膜2が、このような範囲の波長を反射防止するようにしたのは、紫外線領域でも使用者の眼に特に悪影響を与えるのが、この領域であるとされているからである。
【0021】
前記レンズ基材1は、曲率半径が25mm〜150mmのレンズもしくは非球面レンズからなるものとしている。すなわち、眼鏡用のレンズ基材として市販されている球面レンズ及びと非球面レンズをすべて含むものとする。
【0022】
さらに、前記反射防止膜2は、多層膜からなるものとしている。この多層膜の膜層数は、反射防止する波長の領域が調節し易くなるという面とコスト面との兼ね合いからすれば、2層〜20層までであるものとするのが好ましく、3層〜10層までであるものとするのがより好ましい。
【0023】
また、前記反射防止膜2は、低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ10nm〜205nmであるものとしている。
【0024】
さらに、前記反射防止膜2は、低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚が10nm〜105nm、高屈折率層2bの各層の光学膜厚が125nm〜205nmであるものとしている。
【0025】
また、前記反射防止膜2は、低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしている。
【0026】
さらに、前記反射防止膜2は、低屈折率層2aと高屈折率層2bの交互の組み合わせであり、低屈折率層2aは屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層2bは屈折率が1.8〜2.4、複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層2aの各層の光学膜厚及び高屈折率層2bの各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしている。
【0027】
なお、前記反射防止膜2を構成する低屈折率層2aと高屈折率層2bの屈折率及び各層の光学膜厚に関しては、特定の光に対する平滑な光学平面において低屈折率素材と高屈折率素材が積み重なった際に、その界面において入射した光が直進せず屈折し、また一部が反射するような現象がおきるのを利用する。このときの反射光は入射光と逆の位相を持つことが一般的にも知られている。このことからその光学膜厚及び層数を無反射の対象とする波長領域に対して適当におのおの制御すれば1次の反射光を2次、3次の別の反射光にて打ち消すことが可能になるのである。したがって、本発明では目標とする紫外線領域の波長に限定するので、波長250nmの場合で1/4の約60nmの光学膜厚となり、波長420nmに対してはおよそ105nmの光学膜厚が必要になるのである。特に眼の疾患に関連のあるといわれている280nm〜320nmを目標とする場合、各層の光学膜厚は約70nm〜80nmとするものである。当然、1/2の場合はその2倍の厚みに制御すればよい。なお、各層の実際の膜厚は、上記各光学膜厚を各層の屈折率の大きさで除した値になる。また、実際には複数の層が設けてあるので多重反射が発生し、上記理論光学膜厚から大きく乖離した膜厚になる場合もある。
【0028】
なお、低屈折率層、高屈折率層の各屈折率は上記のごとく、レンズ基板と空気との間に挟まれた部分に光の連続的な反射現象を起こす必要があり、多層膜の構成の場合はプラスチック基板の屈折率(1.45〜1.75)に対応した低屈折率層として1.35〜1.65の膜を与え、高屈折率層として1.80〜2.4、複素屈折率層の場合6.0前後までの比較的高い屈折率の膜を与えるが、光線の透過率も高める必要があるため、1nm程度に調整した膜が必要となる。これらを「低」「高」「低」と交互に重ねて各界面を形成するのである。
【0029】
一般に、反射防止膜は、対応する波長λの(1/4の光学膜厚の低屈折率層)+(1/2 の光学膜厚の高屈折率層)+(1/4の光学膜厚の低屈折率層)の積層で成り立つ。この場合、多層膜基板側の第1の膜は低屈折率層であり、2層目に高屈折率層を、3層目は低屈折率層を構成することが先行技術で明らかにされているので、本発明においてもこのような積層構造とした。
【0030】
さらに、前記反射防止膜2の各層を構成する素材は単体でも複合体でもかまわないし、上記の構造を満足する各層の等価膜(複数)としてもかまわない。このとき、低屈折率層2aに使用する素材は、MgF2 、SiO2 などが用いられ、高屈折率層2bに使用する素材は、Al2 O3 、TiO2 、Ti2 O3 、Ti2 O5 、Ta2 O5 、Y2 O3 、Pr6 O11、La2 O3 、CeO2 、MgO、SnO2 、ZrO2 、CrON、SiON、SiN、TiN、Ni、Cr、NiCr、NiCrFe、NiWなどから適宜選択されるものが用いられる。
【0031】
また、本発明の眼鏡用レンズは、レンズ基材1にプラスチックを使用し、例えば図2に示したようにレンズ基材1の内表面1a及び外表面1b、または図3に示したようにレンズ基材1の外表面1bにハードコート3を施してなるものとすることができる。レンズ基材1となるプラスチック素材は、ポリカーボネート、CR39、アクリル樹脂、繊維素系樹脂、ポリエステル樹脂などの透明材料が好ましく、なかでもポリカーボネートがより好ましい。ハードコート3は、メラミン系、アクリル系、シリコン系などの透明で、表面硬度が鉛筆硬度で2H以上のものが好ましいが、4H以上のものがより好ましい。
【0032】
さらに、本発明の眼鏡用レンズは、反射防止膜2の成膜方法として、真空蒸着法、スパッタ法、CVD(化学的気相堆積)法、ALE(原子層)エピタキシ法、イオンプレーティング法、ないしイオンアシスト法を使用した真空蒸着法などとすることができる。スパッタ法は、乾式の薄膜形成装置(スパッタリング装置)により成膜を行う。
【0033】
次に、本発明の眼鏡用レンズを実施例によって、より詳細に説明する。
【0034】
(実施例1)
先ず、ポリカーボネート樹脂としたレンズ基板の内表面(凹面)及び外表面(凸面)に、シリコン系ハードコートが約5μm、トータルの厚みが1.8mmに仕上げられているものを用意した。
【0035】
レンズ基板の曲率半径は、内表面及び外表面とも約87mmであり、その内表面に屈折率1.48のSiO2 の層を厚さ50nmで真空蒸着により塗工した。その上に、屈折率2.25のTiO2 の層を厚さ67nmで真空蒸着により塗工した。さらにその上に、屈折率1.48のSiO2 の層を厚さ50nmで真空蒸着により塗工した。膜の表面は目視では、ほぼ透明な均一なものであった。
【0036】
このようにして得た眼鏡用レンズを外形加工し、眼鏡フレームに装着した。
【0037】
そして、この眼鏡を所定のテスト治具に装着し、全方向から紫外線(殺菌ランプ)を直射したところ、眼球に相当する部分に入射する波長250nm〜410nmのUV総量は、対照例として用いた反射防止膜を有さない眼鏡レンズに比べて70%以上少ないことが確認できた。また、ランプの強度条件を、一般の太陽放射に順ずる照射絶対量250μJ/cm2 として、動物を使った照射実験をおこなったところ、対照例として用いた反射防止膜を有さない眼鏡レンズとは障害を受けるレベルは大きく違い、本発明の眼鏡用レンズは、明らかに角膜の損傷の程度が軽減されていた。
【0038】
(実施例2〜4)
次に、ポリカーボネート樹脂としたレンズ基板の内表面(凹面)及び外表面(凸面)に、シリコン系ハードコートが約5μm、トータルの厚みが1.8mmに仕上げられているものを用意した。
【0039】
レンズ基板の曲率半径は、内表面及び外表面とも約87mmであり、その内表面に表1に示す屈曲率(n)、消衰係数(k)、複素屈曲率を有する表2に示す第1〜6層の膜層をこの順で、真空蒸着により塗工した。なお、複素屈曲率の大きさは、次の式で求めた。
【0040】
複素屈折率の大きさ = √( n×n + k×k )
【0041】
【表1】

【0042】
【表2】

【0043】
このようにして得た各眼鏡用レンズを外形加工し、眼鏡フレームに装着した。
【0044】
そして、この眼鏡を所定のテスト治具に装着し、全方向から紫外線(殺菌ランプ)を直射したところ、眼球に相当する部分に入射する波長250nm〜410nmのUV総量は、対照例として用いた反射防止膜を有さない眼鏡レンズに比べて70%以上少ないことが確認できた。さらに、眼球への影響が大きいとされる280nm〜320nmの範囲のUV総量は、対照例として用いた反射防止膜を有さない眼鏡レンズに比べて85%以上少ないことが確認できた。そして、ランプの強度条件を、一般の太陽放射に順ずる照射絶対量250μJ/cm2 として、動物を使った照射実験をおこなったところ、対照例として用いた反射防止膜を有さない眼鏡レンズとは障害を受けるレベルは大きく違い、本発明の眼鏡用レンズは、明らかに角膜の損傷の程度が軽減されていた。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の眼鏡用レンズの一実施例の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の眼鏡用レンズの他の実施例の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の眼鏡用レンズのさらに他の実施例の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 レンズ基材
1a 内表面
2 反射防止膜
2a 低屈折率層
2b 高屈折率層
3 ハードコート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズ基材(1)の内表面(1a)に、λ=250nm〜410nmを中心の波長とした反射防止膜(2)を成膜してなることを特徴とする眼鏡用レンズ。
【請求項2】
前記レンズ基材(1)が曲率半径25mm〜150mmのレンズもしくは非球面レンズからなることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用レンズ。
【請求項3】
前記反射防止膜(2)が多層膜からなることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用レンズ。
【請求項4】
前記多層膜の膜層数が2層〜20層までであることを特徴とする請求項3記載の眼鏡用レンズ。
【請求項5】
前記多層膜の膜層数が3層〜10層までであることを特徴とする請求項3記載の眼鏡用レンズ。
【請求項6】
前記反射防止膜(2)が低屈折率層(2a)と高屈折率層(2b)の交互の組み合わせであり、低屈折率層(2a)は屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層(2b)は屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層(2a)の各層の光学膜厚及び高屈折率層(2b)の各層の光学膜厚がそれぞれ10〜205nmであるものとしていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の眼鏡用レンズ。
【請求項7】
前記反射防止膜(2)が低屈折率層(2a)と高屈折率層(2b)の交互の組み合わせであり、低屈折率層(2a)は屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層(2b)は屈折率が1.8〜2.4の素材で構成し、低屈折率層(2a)の各層の光学膜厚が10nm〜105nm、高屈折率層(2b)の各層の光学膜厚が125nm〜205nmであるものとしていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の眼鏡用レンズ。
【請求項8】
前記反射防止膜(2)が低屈折率層(2a)と高屈折率層(2b)の交互の組み合わせであり、低屈折率層(2a)は屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層(2b)は複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層(2a)の各層の光学膜厚及び高屈折率層(2b)の各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の眼鏡用レンズ。
【請求項9】
前記反射防止膜(2)が低屈折率層(2a)と高屈折率層(2b)の交互の組み合わせであり、低屈折率層(2a)は屈折率が1.35〜1.65の素材で構成し、高屈折率層(2b)は屈折率が1.8〜2.4、複素屈折率の大きさが1.8〜6.0の素材で構成し、低屈折率層(2a)の各層の光学膜厚及び高屈折率層(2b)の各層の光学膜厚がそれぞれ2nm〜205nmであるものとしていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の眼鏡用レンズ。
【請求項10】
前記レンズ基材(1)にプラスチックを使用し、表面にハードコート(3)を施してなるものとしていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の眼鏡用レンズ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−237509(P2009−237509A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−87018(P2008−87018)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【出願人】(507189460)学校法人金沢医科大学 (8)
【出願人】(592180166)株式会社倉元製作所 (11)
【出願人】(000179926)山本光学株式会社 (49)
【Fターム(参考)】