説明

石綿廃棄物管理システム

【課題】 廃石綿の廃棄処理の管理を適正に行うための管理システムを提供する。
【解決手段】 このシステムは、石綿廃棄物処理に関する管理用データベースを登録してある本社管理端末17と、石綿廃棄物梱包体21及び場所等の識別情報を書き込んであるラベル型ICタグ23、25と、作業担当者の個人情報を記録してあるリストバンド型ICタグ27と、各タグのリーダー11と、このリーダーによる読み込みデータを記録可能なハンディターミナル13とを含んだものからなる。ICタグ23を梱包体21に取付け、排出時、保管時、積み出し時及び廃棄処理時にリーダー11で各ICタグの記録データを読み込み、これをハンディターミナル13に送信可能である。ハンディターミナル9で記録データを照合し、一致した場合にのみデータを本社管理端末1に転送してデータベースに入力可能である。これらの記録は外部保存機関に送信可能として信憑性が保障される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、石綿廃棄物処分を安全かつ適正に行うための石綿廃棄物管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、石綿の人体に及ぼす危険性については社会問題となって久しいが、現在も建物や諸施設から有害な石綿を除去するための工事が行われている。このような石綿除去工事の際には、石綿粉塵の飛散や付着などにより人体に危険を及ぼす恐れがあることから、石綿の処理については法令による厳重な規制が行われている。特に廃棄物として排出される石綿は、厳重な梱包と安全な処分場への廃棄が義務付けられ、その記録を40年間保存する義務が課されている(非特許文献1)。すなわち排出された石綿はいつどこから排出され、いつ誰がこれをどこに廃棄したかを確実に記録し、これを監督官庁に報告するとともにその記録を保存する義務がある。しかしこれらの管理や記録の保存も心ない一部の事業者等によって改ざんされ、不法に投棄されるような事態の発生も皆無とは言い切れない面がある。
【0003】
廃棄物の不法投棄問題は、石綿以外の有害産業廃棄物について問題となることが多いことから、これらの廃棄物に電子識別票を付してコンピュータ管理するようにした廃棄物管理システム(特許文献1)が提案されている。また、廃棄対象物のIDタグを用いてその廃棄物が何時どこに廃棄されたかを記録可能にした廃棄物処理支援システムが提案されている(特許文献2)
【0004】
【非特許文献1】石綿飛散防止対策マニュアル 埼玉県環境部青空再生課
【特許文献1】特開2004−145737号公報)
【特許文献2】特開2006−155492号公報)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、廃棄処分の各記録を取扱担当者等の記載に委ねると、記載漏れや誤記入が生じて後刻補充が困難となり、あるいは改ざんを誘発して正規な廃棄物管理を妨げる恐れを払拭できない。また、上掲の特許文献はいずれも一般の産業廃棄物に関するものであり、廃棄物管理の重要性については当然のことではあるが、石綿と比較して有害性の程度が違うため、規制の内容が異なるものとなっている。本発明は、このように有害性の高い石綿の廃棄物処理の管理を電子化することにより、記入漏れのない正確な情報を記録可能として不法投棄を予防するとともに、記録保管の確実性を得ることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明に係る石綿廃棄物管理システムは、以下の構成を採用することにより以下の作用効果を奏するようにしたものである。請求項1に記載した発明の構成は、第1に、梱包した石綿廃棄物(以下「廃棄物」という)の情報を書き込みしてあるラベル型廃棄物ICタグ(以下「廃棄物所ラベルタグ」という)と、廃棄物の貯留場所又は輸送手段等の各情報を書き込みしてあるラベル型場所等ICタグ(以下「場所等ラベルタグ」という)と、石綿廃棄物の取扱担当者の個人情報を内蔵するリストバンド型ICタグ(以下「リストタグ」という)とを含む3種のICタグがある。
【0007】
第2に、情報を読み込み可能な複数のICタグリーダーがある。これは、上記の各ICタグに書き込みしてある情報を、石綿廃棄物の各廃棄処分過程における各取扱担当者が携帯して読み込み可能とするものである。第3に、これらの各ICタグリーダーで読み込んだ情報を受信可能に設定してある1セット以上のハンディターミナルがある。これは、ICタグリーダーが読み込んだ情報を受けて、登録してあるデータベースの情報と照合して的確な情報のみを転送可能とするものである。第4に、本社管理端末がある。これは、これらのハンディターミナルから転送された情報を受けて石綿廃棄物の処理状態を監視可能であるとともに該情報を保存する役割を果たすものである。なお、取扱担当者とは、廃棄物処分に関わる作業員の各部署における担当者を指すものとする。
【0008】
上記の場所等としては、廃棄物処理現場、廃棄物の一時集積所、輸送手段であるコンテナ及び最終処分場などがある。上記のICタグリーダーは、各取扱担当者が携帯し、ラベルタグとリストタグとの両方の情報を読み込み可能であり、読み込み情報及び読み込み日時は直ちにハンディターミナルに送信可能である。ハンディターミナルは、本社管理端末と同様のデータベースが登録してあり、入力情報が予め登録してあるデータと一致しない場合にはエラー表示を出す。ハンディターミナルは、場合によっては複数を用いることがあるが、複数のデータは一旦データセンター端末を経て本社管理端末に入力可能としてある。本社管理端末では常時、モニターに表示される情報により廃棄物の取扱状態を監視可能である。すなわち、本社の管理部門では、どの廃棄物がどこで誰によってどのように取り扱われているかをリアルタイムに知ることが可能となるため、安全な廃棄物処理が保障される。
【0009】
請求項2に記載した発明は、上記のICタグリーダーによるラベルタグの読み込みを、リストタグの個人情報を読み込んだ後でなければ、読み込み不可能に設定してあることを特徴とする。廃棄物及び場所等のラベルタグだけを読み込んだだけでは、該廃棄物はだれが処理したのかについての記録が残らないので、取扱担当者の特定ができなくなることから、取扱担当者の個人情報の書き込みを必須化することにより、データの的確性を保障している。
【0010】
請求項3に記載した発明は、石綿廃棄物の排出現場近傍に設けてある廃棄物の一時集積所から廃棄物最終処分場までの輸送経路は、GPS(全地球測位システム)により監視可能としてあることを特徴とする。石綿廃棄物は有害危険物質であり、違法な廃棄場所に投棄されると重大な社会問題となることから、輸送車に積み込まれた廃棄物の搬送先を、モニターで監視可能とすることにより、違法廃棄を防止可能としたものである。GPS発振器は輸送車のコンテナ等に装着するなどして輸送車の現在位置や輸送経路をリアルタイムに受信し、もしも違法経路を辿るようなことがあれば直ちに警告を出して修正させることが可能となる。
【0011】
請求項4に記載した発明は、上記の本社管理端末に記録されたデータは、インターネットを通して外部記録保存機関に保存可能としてあることを特徴とする。この記録は、本社管理端末からインターネットを介して直ちに契約してある外部記録保存機関に送信されるため、後日における改ざんを不可能とし、保存してある記録の信憑性を向上させ、さらに本社管理端末やハンディターミナル等に何らかのトラブルがあっても記録は安全に保存されているため、40年間保存の義務を確実に遂行可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、廃棄物の存在位置が変化する度に取扱担当者の個人情報とともに、取扱場所及び個々の廃棄物の情報記録が本社管理端末に送信可能としてあるので、石綿廃棄物の処理状況を監視可能かつ、確実な記録保存が可能となる。すなわち、各廃棄物がどこでいつ誰により、どのように処分されたかの記録がリアルタイムに監視可能になるので、不正な処分を未然に防止であるとともに正確な記録を保障可能となる。廃棄物のラベルタグを読み込む際には、リストタグの読み込みによる個人情報を入力した後でなければ、ラベルタグの読み込みを不可能としてあれば、担当者の記録が確実に行われることから、的確な管理の向上が期待できる。また、廃棄物の処分の状態は、ラベルタグの読み込みが行われる度に、本社管理端末に記録されるので、法規に定める廃棄物処分の記録を正確に保存可能となる。さらに、上記の記録はインターネットを通して外部記録保存機関に送信可能としてあれば、後日の改ざん防止や本社管理端末等のトラブルによる記録の消滅や変質を防止し、長期保存の義務を確実に履行可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明に係る石綿廃棄物処理管理システムの構成をイラスト風に示したものである。このシステムは、場所等の変化、すなわち石綿廃棄処理現場(図1(a))、一時集積所(同図(b))、輸送手段(同図(c))及び最終処分場(同図(d))の主として4つの過程についてラベルタグを読み込み、本社管理端末17へ記録を送信するようにしたものである。このシステムで使用する設備としては、上記の廃棄物処理現場1、廃棄物の一時集積所3,輸送用コンテナ5及び最終処分場7がある。又使用機器としてはICタグリーダー11、ハンディターミナル13、データセンター端末15及び本社管理端末17がある。また、情報発信手段としては、廃棄物の梱包体21に貼付する廃棄物ラベルタグ23、処理現場等の位置情報を発信するための場所等ラベルタグ25(25a〜25d)、取扱担当者の個人情報を発信するためのリストタグ27及び輸送車の現在位置を発振するGPS発振器29がある。
【0014】
廃棄物21は、石綿廃棄処理現場1で厳重に梱包してなる梱包体としてあるが、以下の説明においては梱包体と廃棄物とを同一物として呼ぶこととする。梱包された各廃棄物21に貼付される廃棄物ラベルタグ23は、図2に示すように、一方の面には目視で判別可能にするための表示、たとえば、同図(a)に示すように、工事場所23aや廃棄物の番号23b等を印刷してある。他方の面には、同図(b)に示すように、IC回路による記憶素子23cが印刷してある。この記憶素子23cには、予め、廃棄物の内容、例えば、除去現場の名称や除去日時、重量などの他除去作業員、梱包作業員、ラベル貼付担当者等の取扱担当者を、ICタグライター(図示略)で書き込みしてある。
【0015】
廃棄物ラベルタグ23及び場所等ラベルタグ25の記憶素子23cは可視表示面側からICタグリーダーで読み取り可能としてある。記憶素子23c面は保護層で覆ってあり、その表示面には、粘着材が塗布してあり、さらにその上は透明フィルムからなる保護紙で覆われている。これらのラベルタグ貼付時には、上記の保護紙を剥がして粘着面を梱包体21や場所等の要所に押し付けることにより貼り付けてある。廃棄物ラベルタグ23は、場所等の変化すなわち、廃棄物処理現場1(図1(a))、廃棄物一時集積所3(同図(b))、収集運搬手段であるコンテナ5(同図(c))、最終処分場7(同図(d))等の移動処理毎に読み込みが必要なので、読み込み容易な位置に貼付することが望ましい。ラベルタグ23を荷札のように細針金や細紐等で梱包体に取り付けるようにすることも可能であるが、タグリーダーによる読み込みがやや面倒になる難点がある。
【0016】
また、図1に示すように、石綿廃棄処理現場1にも、同様に、一方の面に可視文字による現場名の表示が、他方の面には記憶素子に処理現場の情報を書き込みしてある場所等ラベルタグ25aを貼付してある。同様にして、一時集積所3には、同様の構成のラベルタグ25bが、輸送手段であるコンテナ5にも同様のラベルタグ25cが、そして最終処分場7にも同様のラベルタグ25dが貼付してある。例えば処理現場ラベルタグ25aには、現場コード、現場名、現場名略称、現場住所、電話番号等が書き込まれる。同様にして他の各場所等を示すラベルタグ25b,25c,25dにも必要な情報が書き込みしてある。
【0017】
図3に示すように、リストタグ27は、腕時計のように、作業員の手首に巻き付けて携帯可能にするために、バンド27aに一体に取り付けてある。リストタグ27には、取扱担当者の個人情報が書き込みしてあるが、その内容は、作業員コード、氏名(漢字)、氏名(カナ)、住所、電話番号、血液型、特異体質情報、特定化学物質等の作業者等の資格、健康診断の受診日、生年月日等である。
【0018】
ICタグリーダー11は、各取扱担当者が携帯し、ラベルタグ23,25及びリストタグ27に書き込まれている情報を読み込み可能な機能を有するものを採用してある。ICタグリーダー11による読み込みデータ及び読み込み日時は、無線でハンディターミナル13に送信可能としてある。ハンディターミナル13は、廃棄物の移動にしたがって各取扱担当者により引き継がれるようになっているが、処理現場や最終処分場のような大きくかつ離れた位置にある場所については常備して不慮の事故等に備えるようにしてもよい。各ハンディターミナル13に入力されたデータは、一旦データセンター端末15に入力され、ここで、1つのデータベースにまとめられる。データセンター端末15に入力されたデータは、逐次無線で本社に設置してある本社管理端末17に転送され、モニター17aにより本社の管理担当者の監視下におかれる。
【0019】
本社管理端末17は、通常の性能を備えたコンピュータであり、モニター17aにより転送されるデータをチェックするにより、各廃棄物21の動向を監視可能である。また、データセンター端末15は、複数のハンディターミナル13から転送されるデータを統合して本社管理端末17へ逐次転送可能とする機能を有する。本社管理端末17は、転送されたデータを必要な書類に印刷可能に整理して保存や官庁提出書類に供するほか、特約してある外部記録保存機関19にインターネットを介して送信して外部保存可能としてある。外部記録保存機関としてはインターネット・データ・センター(IDC)がある。
【0020】
次に、廃棄物21の梱包から最終処分までの場所等の変化に伴う流れについて、廃棄物ラベルタグ23の移動を中心に説明する。廃棄物は、廃棄物処理現場1内で厳重に梱包されて梱包体21となる。各梱包体21には、上記の廃棄物ラベルタグ23,…を、可視表示を目安にして過誤がないように貼付する。この時には、すべての梱包体21のラベルタグ23,…をICタグリーダー11で読み込み、これらをハンディターミナル13に送信する。ここで貼付担当者は、自己のリストタグ27をICタグリーダー11に読み込ませた後に、各梱包体21,…の情報を読み込ませなければ、ラベルタグの読み込み情報を送信することができないようにしてある。読み込まれた個人情報及び廃棄物情報は、無線でハンディターミナル13に送信され、ここで、データベースにより照合した後にデータセンター端末15に転送されて整理される。データセンター端末15で整理されたデータは、逐次本社管理端末17に転送される。本社管理端末17では、本社担当者がモニター17aにより廃棄物の処理状況を監視し、異常があれば随時担当者宛に是正指令を発することが可能としてある。
【0021】
こうしてラベルタグ23を貼付した各梱包体21は、廃棄物処理現場1の入出口に設けてあるエアブース(図示略)内でエアシャワーにより洗浄した後、ここから外へ搬出して一時集積所3で一時保管に供される。各梱包体21を一時集積所3へ一時保管する際にも一時集積所3、各梱包体21のラベルタグ23,25及び取扱担当者のリストタグ27の読み込みが行われ、これらの情報は同様にハンディターミナル13に送信される。次に、一時集積所3に保管中の梱包体23は、指定の収集運搬業者がまとめてコンテナ5に積み込む。ここでも同様にして、各梱包体21の読み込みとともに、コンテナ5のラベルタグ25c及び収集運搬業者の作業担当者IDの読み込みが行われる。また、コンテナ5にはGPS発振器を取り付けておき、本社管理端末17で廃棄物の移動経路を監視可能としてある。これにより運搬車両が正規の経路から外れて不法投棄現場に向かうようなことが仮にあっても、本社管理端末17でこれを感知して経路の修正指示を出し、不法投棄を未然に防止可能としてある。
【0022】
各梱包体21は、廃棄処理現場1から指定の収集運搬業者がまとめてコンテナ5に積み込み、最終処分場7に搬送して廃棄処分にする。廃棄時にはすべての梱包体のラベルタグ23を、ICタグリーダー11で読み出し、ハンディターミナル13に記録する。この時の記録事項は廃棄物ラベルタグ、収集運搬業者の作業担当者のラベルタグ、処分場コード、処分場名、住所、電話番号及び廃棄日時等である。
【0023】
こうして、各廃棄石綿の梱包体の排出から廃棄までの履歴がすべて本社管理端末17のデータベースに記録され、必要事項を印刷した記録例が図4に示すような表となる。これらの事項はIDC19に保存してあるデータと背馳しないので、後日の改ざんや抹消を不可能にするため、記録の信頼性が高く、かつ公正な廃棄処分の励行が期待できる。
【0024】
以上の説明において、データセンター端末15はハンディターミナルが1つである場合には設定を省略可能である。また、ハンディターミナル及びデータセンター端末から本社管理端末への情報送信は、インターネットを介して行ってもよく、あるいはフラシュメモリー等の媒体により入力することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】石綿廃棄物処理工程を示す説明図である。
【図2】ICタグの印刷例及び印刷回路を示す平面図である。
【図3】IDタグを搭載したリストバンドの例を示す正面図である。
【図4】石綿の廃棄物管理システムによる記録の印刷例を示す記録表である。
【符号の説明】
【0026】
1 廃棄物処理現場
3 一時集積所
5 コンテナ
7 最終処分場
11 ICタグリーダー
13 ハンディターミナル
17 本社管理端末
19 外部記録保存機関(IDC)
21 石綿廃棄物(梱包体)
23 廃棄物ラベル型タグ(廃棄物ラベルタグ)
25 場所等ラベル型タグ(場所等ラベルタグ)
27 リストバンド型ICタグ(リストタグ)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
梱包した石綿廃棄物の情報を書き込みしてあるラベル型廃棄物ICタグと、
上記石綿廃棄物の貯留場所又は輸送手段等の各情報を書き込みしてあるラベル型場所等ICタグと、
上記石綿廃棄物の取扱担当者の個人情報を内蔵するリストバンド型ICタグと、
上記石綿廃棄物の各廃棄処分過程における各取扱担当者が携帯して上記各ICタグに書き込みしてある情報を読み込み可能な複数のICタグリーダーと、
上記各ICタグリーダーで読み込んだ情報を受信可能に設定してある1セット以上のハンディターミナルと、
上記ハンディターミナルから転送された情報を受けて上記石綿廃棄物の処理状態を監視可能であるとともに該情報を保存する本社管理端末と
からなることを特徴とする石綿廃棄物管理システム。
【請求項2】
請求項1において、上記ICタグリーダーによる上記ラベル型ICタグの読み込みは、上記リストバンド型ICタグの個人情報を読み込みした後でなければ読み込み不可能に設定してあることを特徴とする石綿廃棄物管理システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、上記石綿廃棄物の排出現場近傍に設けてある石綿廃棄物の一時集積所から石綿廃棄物の最終処分場までの輸送経路はGPS(全地球測位システム)により監視可能としてあることを特徴とする石綿廃棄物管理システム。
【請求項4】
請求項1及び請求項3のいずれかにおいて、上記本社管理端末に保存された情報はインターネットを通して外部記録保存機関に保存可能としてあることを特徴とする石綿廃棄物管理システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−9276(P2010−9276A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−167140(P2008−167140)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(507206240)株式会社 さかた (3)
【Fターム(参考)】