説明

破砕装置及び破砕方法

【課題】被破砕物の形状や仕様に関係なく、少ない手間で選別しやすい状態に容易に粗破砕することができる破砕装置及び破砕方法を提供する。
【解決手段】被破砕物10を収容し得る回転ドラム2と、この回転ドラムを回転させる駆動装置4と、上記回転ドラムの内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起5を備え、上記回転ドラムが回転したときに上記突起によって上記被破砕物を上記回転ドラム内の上部に移動させ、上部に移動された上記被破砕物が重力方向に落下するときに該被破砕物を上記突起に衝突させる動作を繰返すことでこれを細分化させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば形状、大きさ、方式等、仕様の異なる洗濯機の粗破砕を行う場合などに好ましく用いることができる破砕装置及び破砕方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の家電品である洗濯機の解体ないしは破砕手法として、手解体で筐体、脱水かご、基板、モータ、バランサ等の部品をそれぞれ取外し、部品選別後に破砕機を通しプラスチックと金属等に分けて解体するものがある。また、例えば洗濯機の寸法を測定して洗濯機が1槽式か2槽式かを識別した後、洗濯機を切断、解体する手法がある(例えば特許文献1参照)。また、冷蔵庫などに用いるコンプレッサのケーシングの所定部分を切断除去した後、チャックで掴み落下させた衝撃で分離解体する方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−304458号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】特開2000−176430号公報(第1頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のような従来の破砕方法では、最初に洗濯機の寸法を測定して洗濯機が1槽式か2槽式かの選別を行う必要があるため、手間や時間がかかるという課題があった。また、市場に出回っている洗濯機には1槽式、2槽式の他に、ドラム型、洗乾一体型などの形状や仕様が異なるものがあり、モータの取り付け位置も変わり破砕時には切断場所が変化するため、それぞれの仕様に合わせた破砕方式が必要である。また、特許文献2のような技術では、衝撃を利用して解体できるという利点があるものの、衝撃で解体し得るようにケーシングの所定部分を予め切断除去しなければならず、時間と手間がかかるものであった。
【0005】
この発明は上記のような従来技術の実状に鑑みてなされたものであり、被破砕物の形状や仕様に関係なく、少ない手間で選別しやすい状態に容易に粗破砕することができる破砕装置及び破砕方法を提供することを目的としている。
なお、本書では粗破砕とは、部品や部材などの判別が容易で、掌に収まる大きさないしはそれ以上の大きさまで被破砕物を物理的ないしは機械的に細分化することをいうものとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る破砕装置は、被破砕物を収容し得る回転ドラムと、この回転ドラムを回転させる駆動装置と、上記回転ドラムの内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起を備え、上記回転ドラムが回転したときに上記突起によって上記被破砕物を上記回転ドラム内の上部に移動させ、上部に移動された上記被破砕物が重力方向に落下するときに該被破砕物を上記突起に衝突させる動作を繰返すことでこれを細分化させるようにしたものである。
また、この発明に係る破砕方法は、回転ドラムの内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起に被破砕物を係合させ、該回転ドラムが回転したときに上記回転ドラム内の高所へ運ぶ過程と、上記回転ドラム内の高所に運ばれた該被破砕物を重力方向に落下せしめて上記突起と衝突させる過程を繰り返すことにより被破砕物を細分化することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の破砕装置によれば、刃部を有する複数の突起が設けられた回転ドラム内で被破砕物が重力方向に落下して刃部を有する複数の突起に衝突する動作を繰り返することにより、被破砕物の形状や仕様が異なる場合であっても、人力によらず機械的に一定のサイズにまで細分化することができ、資源別の選別も容易となる。
またこの発明の破砕方法によれば、人力によらず機械的に一定のサイズにまで細分化することができ、資源別の選別も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1による破砕装置の要部を概念的に示す側面図。
【図2】図1に示された破砕装置の正面図。
【図3】被破砕物としての1槽式洗濯機の解体前の状態を概念的に示す斜視図。
【図4】図1に示された破砕装置による洗濯機の破砕初期における状態例を概念的に示す斜視図。
【図5】図1に示された破砕装置による洗濯機の破砕後における状態例を概念的に示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1による破砕装置及び破砕方法について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1による破砕装置の要部を模式的ないしは概念的に示す側面図、図2は図1に示された破砕装置の正面図である。図において、破砕装置は、台座1上に図示省略している回転体支持装置によって回転自在に横向きに支持された回転ドラム2と、回転ドラム2を駆動ギヤからなる減速装置3を介して回転させる駆動モータ4と、回転ドラム2の内周囲に該回転ドラム2の中心軸方向に突設された刃部を有する複数の突起5と、回転ドラム2や駆動モータ4などを包囲するケーシング6と、図1の右端部側に設けられた回転ドラム2の投入口2aをカバーするようにケーシング6に設けられた扉61を備えている。
【0010】
扉61の中央部分は、正面側(図1の右側)から見たときに、回転ドラム2の内部の様子が視認できるように透明な保護カバー61aを用いて構成されている。また、扉61の枠部分には開閉用の把手61bと、運転中の開放を防止するための扉施錠部61cが設けられている。回転ドラム2は回転軸21と接合されている。この回転軸21を駆動モータ4と減速装置3からなる駆動機構によって正面から見て反時計周りに回転させる。回転軸21が回転する事によって接合されている回転ドラム2が回転する機構となっている。また回転ドラム2は解体する洗濯機などの被破砕物を投入しやすいように投入口2aが横向きに設置され被破砕物をスライドするだけで投入できるように構成されている。
【0011】
また、回転ドラム2は、投入した被破砕物が破砕動作中に投入口2a付近に集まり、保護カバー61aを破壊しないように回転ドラム2の中心軸の角度を投入口2aが上になるように水平面方向の台座1に対して30度以内程度に傾けて設置されている。また、上記突起5は、回転ドラム2の内周面に、例えば網目の交点の位置となるように軸方向及び周方向に規則的な間隔で設置されている。図1に示すように千鳥状に配置し、あるいは正方格子のように配置しても良い(図示省略)。隣り合う突起5の間隔は、例えば被破砕物の大きさと得られる細分化された破砕物の大きさなどに応じて狭くし、あるいは広くすればよい。
【0012】
突起5は、先端部に例えば鉞や鉈の刃のような刃幅の広い刃部を有するように形成され、さらに、この実施の形態1では図2に示すように、突出端部側が矢印Aで示す回転ドラム2の回転方向に傾斜または湾曲されている。これにより、回転ドラム2が矢印Aで示す反時計方向に回転したときに、回転ドラム2内に投入された被破砕物を引っ掛ける如く係合して回転ドラム2内のより高い位置まで持ち上げることができる。また、被破砕物がより高い位置まで持ち上げられることで、被破砕物が重力によって下方に落下して突起5に衝突するときの衝撃を大きくし、被破砕物の破砕や解体を容易にし得るように構成されている。
【0013】
なお、突起5の形状や大きさは特に限定されるものではないが、回転時に洗濯機などの被破砕物を支えることが可能で、回転ドラム2内の高所から落下してきた被破砕物と衝突したときに衝突箇所を切断し、あるいは切れ目を入れることができる先端が例えば鉞や鉈などの刃に相当する鋭角に形成されその刃幅が広い突起体は好ましい。なお、刃部の角度は鋭角でなくても良い。また、複数の突起5を規則的に設置する場合について例示したが、ランダムであっても良い。
【0014】
また、回転ドラム2の内径及び軸方向の有効寸法は、例えば対象とする被破砕物の大きさや一度に処理する台数などにより適宜決められる。例えば、回転ドラム2の内径は被破砕物が洗濯機の場合、最大寸法(例えば高さ、あるいは平面視対角線の寸法)の約2から4倍程度とすることは有効であるが、この範囲に必ずしも限定されないことは言うまでもない。被破砕物の大きさに対して上記内径を小さくすると、破断、切断、解体などの破砕による細分化の効果が不十分となる。また、上記内径を大きくすると細分化の効果は高まるが、コストアップにつながり、設置面積も必要以上に増えるので好ましくなくなる。また、駆動モータ4は定速でも差し支えないが、可変速、可逆転の少なくとも一方の回転制御機能を付与することで、最適な破砕効果を得るようにできる。
【0015】
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について、図3から図5を参照して説明する。なお、図3は被破砕物としての1槽式洗濯機の解体前の状態を概念的に示す斜視図、図4は図1に示された破砕装置による洗濯機の解体中における状態例を概念的に示す斜視図、図5は図1に示された破砕装置による洗濯機の解体後における状態例を概念的に示す斜視図である。被破砕物としての1槽式の洗濯機10は、図3に示すように、外箱11、開閉蓋12、操作部13、水受かご14、脱水かご15、バランサ16、回転翼17、駆動部18などから構成されている。上記図3に示す被破砕物は、回転ドラム2の投入口2aから縦、横、斜めの姿勢を問わずそのまま投入される。
【0016】
扉61を閉めて、扉施錠部61cにてロックした後、駆動モータ4によって回転ドラム2を図2の矢印Aのように回転させる。回転ドラム2が回転軸21を中心に半時計方向に回転を始めると同時に回転ドラム2内の鉞の刃状の突起5によって洗濯機10の端部ないしは角部を掬い上げるように持ち上げる。台座1側を底面としたとき、回転ドラム2が回転することによって底面から対角線上の上面付近まで到達すると、洗濯機10を支えた突起5の先端付近に洗濯機10自身の重量が集中し、突起物が洗濯機を支えられなくなることによって回転ドラム2の下部へ落下する。
【0017】
このときの落下の衝撃及び回転ドラム2の内周面に突設された多数の突起5によって洗濯機10の外箱11部分に穴を開ける又は亀裂をつくることによって破砕していく。破砕処理の初期の段階では図4に示すように被破砕物の主に外側の外箱11や開閉蓋12が解体される。これをさらに繰り返し行うことによって回転する回転ドラム2内には、突起5への衝撃によって粗破砕された洗濯機10を構成する外箱11、脱水かご15、操作部(基板)13、駆動モータ18、バランサ16等の部品に判別できる程度に分離される。図5は、解体が進んだ状態を模式的に示している。なお、解体ないしは破砕の進捗状況は透明な保護カバー61aから例えば目視によって確認することができる。
【0018】
さらに、回転ドラム2が回転を開始してから洗濯機10の外箱11には回転ドラム2内部の突起5の衝撃により亀裂又は破損部分が発生することで、外箱11の強度が弱くなり、突起5が外箱11を貫く。突起5が洗濯機10の外箱11を貫いたまま回転ドラム2内を回転し、回転初期よりも高い位置で洗濯機10を高所から落下させることが可能となる。回転ドラム2内のより高所から解体する洗濯機10を落下させることによって、粗破砕を容易にし、破砕時間の短縮も可能となる。なお、回転ドラム2の回転速度が速すぎる場合には被破砕物に作用する遠心力が大きくなり、高所まで移動した洗濯機10が落下しない可能性があるため、回転ドラム2の回転速度は遠心力が発生しても、洗濯機が落下する程度の回転速度以下の回転速度に制御する必要がある。
【0019】
上記のようにして、洗濯機10の粗破砕が行われた後には、回転ドラム2内に洗濯機10の筐体である外箱11、脱水かご15、操作部(基板)13、駆動モータ4、バランサ16等が図5に例示するような形態で解体・分離され、細分化された状態となる。なお、プラスチックや薄い鉄板などで、粗破砕されて板状の片となったものが単独で突起5に衝突しても必ずしも切断されないので、大きい片で残るものもある。さらに破砕後でも各部品は選別が難しい細かい部品にまでは破砕されてはおらず、プラスチック材料や鉄材料、モータ部分や基板部分へと選別できる程度に、ある程度の大きさまで粗破砕されているため破砕後でもそれぞれの材料の選別が容易となり、リサイクル可能な上記のプラスチック材料や鉄材料の収集が可能となる。
【0020】
さらに、解体時には回転ドラム2の内壁と、突起5への衝撃で破砕を繰り返すため、モータや基板に接続されているリード線やコードも、従来の破砕装置であるミキサーやミルのような構造をもつ機械部に絡まり故障の原因になるということもなく、ミキサーやミルの機械装置に絡まることなくリード線が付属しているモータや基板の回収も簡単になる。なお、被破砕物が1槽式洗濯機の場合について説明したが、他の方式や大きさの異なる洗濯機は勿論、例えば他の家電品等であっても同様に細分化できる。
【0021】
上記のように、実施の形態1の破砕装置によれば、内周面に複数の突起5を設けた回転ドラム2内に洗濯機10を投入し、回転ドラム2を回転させる事によって、被破砕物である洗濯機は内壁と突起5に衝突する衝撃で外箱、脱水かご、基板、駆動モータ、バランサ等の部品へと目視で判別でき、手のひらに収まる程度もしくはそれ以上の大きさまで容易に粗破砕する事ができる。従来の解体手法のように解体前に洗濯機の幅、高さ、奥行き寸法を測定し、1槽式、2槽式、ドラム型といった洗濯機の仕様をそれぞれ判別し各機種の仕様に合わせた解体方式を適用する必要はなく、解体する洗濯機の仕様に関係なくドラム内へ投入するだけで洗濯機を外箱、脱水かご、駆動モータ等の部品へと洗濯機の解体が可能であるため洗濯機の判別工程を省略し、全ての洗濯機の解体方式を統一することができる。
【0022】
また、回転ドラム2内に均等もしくは隙間がないように配置(網目状のように頂点が交互に違う配列する等)された鉞型の突起5によって回転ドラム2に洗濯機を投入し回転させたとき、回転ドラム2内での衝撃時に発生する力が突起なしの内壁に衝突するよりも大きくなる。突起なしで回転ドラム回転時に内壁だけに衝突して破砕されるよりも先端が鋭い突起5に衝突したときの方が洗濯機全体を破砕しやすくなり、破砕時間の短縮を可能となる。また、扉61を設置し施錠するようにしたので、回転ドラム2の回転時に粗破砕した洗濯機の部品が回転ドラム2内から飛び出さないように防止することが可能である。
【0023】
また、この実施の形態1に係る破砕方法は、回転ドラム2の内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起5に被破砕物を係合させ、上記回転ドラム内の高所へ運ぶ過程と、上記回転ドラム内の高所に運ばれた該被破砕物が重力方向に落下するときに上記突起に衝突させる過程を繰り返すことにより部品が選別しやすくなるまで粗破砕を実施して被破砕物を細分化する。これを何度も繰り返し洗濯機の部品が選別しやすくなるまで粗破砕を実施する。
【0024】
従来のように、洗濯機の寸法を測定し1槽式、2槽式、ドラム型などの仕様を判別する必要はなく回転ドラム内へ被破砕物を投入するだけで洗濯機の仕様に関係なく粗破砕が可能になり、解体方式を統一することができる。また、突起によって、回転ドラム内で洗濯機を高所まで運び、高所からの落下の衝撃で洗濯機を粗破砕することが可能になり破砕時間の短縮できる。粗破砕後には各部品を分別しやすい大きさにまで分解・解体され必要な部品は再利用することができるという顕著な効果を奏するものである。
【0025】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、回転ドラム2の中心軸方向に突設された刃部を有する複数の突起5が回転ドラム2の回転方向に傾斜または湾曲されている場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、傾斜または湾曲されていない場合でも同様に実施することができる(図示省略)。さらに、例えば回転ドラム2の内周面からの突出高さが異なる刃幅の広い傾斜または湾曲されていない複数種類の突起をそれぞれ周方向と軸方向に交互に設置することで、実施の形態1と同様の作用効果を期待することもできる。
【0026】
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の発明を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【符号の説明】
【0027】
1 台座、 2 回転ドラム、 2a 投入口、 21 回転軸、 3 減速装置、 4 駆動モータ、 5 突起、 6 ケーシング、 61 扉、 61a 保護カバー、 61b 把手、 61c 扉施錠部、 10 洗濯機(被破砕物)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被破砕物を収容し得る回転ドラムと、この回転ドラムを回転させる駆動装置と、上記回転ドラムの内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起を備え、上記回転ドラムが回転したときに上記突起によって上記被破砕物を上記回転ドラム内の上部に移動させ、上部に移動された上記被破砕物が重力方向に落下するときに該被破砕物を上記突起に衝突させる動作を繰返すことでこれを細分化させるようにした破砕装置。
【請求項2】
上記突起は、突出端部側が上記回転ドラムの回転方向に傾斜または湾曲されていることを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
【請求項3】
上記突起は、上記回転ドラムの内周面に均等に分散して設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の破砕装置。
【請求項4】
上記突起は、上記回転ドラムの内周面にランダムに分散して設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の破砕装置。
【請求項5】
上記被破砕物として、仕様の異なる複数の洗濯機を処理し得るものであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の破砕装置。
【請求項6】
回転ドラムの内周囲に回転中心軸の方向に突設された刃部を有する複数の突起に被破砕物を係合させ、該回転ドラムが回転したときに上記回転ドラム内の高所へ運ぶ過程と、上記回転ドラム内の高所に運ばれた該被破砕物を重力方向に落下せしめて上記突起と衝突させる過程を繰り返すことにより被破砕物を細分化することを特徴とする破砕方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−99713(P2013−99713A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244340(P2011−244340)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】