説明

硝酸性窒素の測定方法

【課題】検査水の硝酸性窒素の測定において、測定感度を高め、また、機器による自動化を容易にする。
【解決手段】検査水の硝酸性窒素の測定方法は、検査水に対して2,3−ジヒドロキシナフタレンおよび6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩のうちの一つの発色試薬を添加する工程と、発色試薬を添加した検査水に硫酸を添加して酸性に調整する工程と、酸性に調整された検査水について、350から450nmの範囲における任意の波長の吸光度を測定する工程とを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、硝酸性窒素の測定方法、特に、検査水の硝酸性窒素を測定するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
窒素は海洋水、湖沼水、河川水および地下水等の富栄養化に関わる原因物質の一つであることから工場排水等での排出規制が設けられている。このため、工場排水等は、環境への排出前に窒素の測定が求められる。工場排水等に含まれる窒素は、硝酸性窒素などの種々の形態の窒素化合物として存在するが、硝酸性窒素以外の形態の窒素化合物は、酸化分解により硝酸性窒素に変換され得る。このため、工場排水等は、所要の前処理により窒素化合物を酸化分解することで硝酸性窒素へ変換した後、硝酸性窒素を測定すると、実質的に全窒素の測定が可能である。
【0003】
水中に含まれる微量の硝酸性窒素の公的な測定方法として、非特許文献1に記載のジメチルフェノール法およびクロモトロープ酸法が知られている。ジメチルフェノール法では、先ず、工場排水等から採取した検査水にアルカリ性ペルオキソ二硫酸カリウム溶液を加えて所定温度で所定時間加熱することにより検査水中の窒素化合物を酸化分解する前処理をし、検査水に含まれる全窒素化合物を硝酸イオン化する。そして、前処理が施された検査水に亜硫酸ナトリウム粉末を加えた後、硫酸およびりん酸による強酸性下で2,6−ジメチルフェノール溶液を添加する。これにより、添加された2,6−ジメチルフェノールは、硝酸イオンに由来のニトロニウムイオン(NO)によりニトロ化されて4−ニトロ−2,6−ジメチルフェノールへ誘導され、その濃度に応じて検査水を呈色するため、検査水は、330nmにおける吸光度を測定すると、当該吸光度の高低に基づいて硝酸イオン濃度を判定することができる。
【0004】
一方、クロモトロープ酸法では、ジメチルフェノール法の場合と同様に前処理した検査水に対し、強酸性下でクロモトロープ酸粉末を添加する。これにより、検査水に含まれる硝酸イオンはクロモトロープ酸との反応により黄色を呈するため、検査水は、410nmにおける吸光度を測定すると、当該吸光度の高低に基づいて硝酸イオン濃度を判定することができる。
【0005】
しかし、これらの測定方法は、測定感度の点から硝酸イオンの検出下限濃度がジメチルフェノール法においては1mgN/リットルに、また、クロモトロープ酸法においては0.5mgN/リットルにそれぞれ設定されており、検査水における極微量の硝酸イオンの測定を目的とする場合に限界がある。また、ジメチルフェノール法は、330nmという低波長の吸光度を測定することから高精度の分光光度計を用いる必要があるため、機器による自動化を図るのが困難である。一方、クロモトロープ酸法は、クロモトロープ酸の冷蔵保存を求められることがあり、また、クロモトロープ酸は水溶液として用いると安定性が損なわれる可能性が高いため、同じく機器による自動化を図るのが困難である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】平成14年度環境省請負業務結果報告書、水質分析方法検討調査(窒素・りん簡易計測器及び半自動計測器の水質汚濁負荷量測定方法マニュアル)、平成15年3月、環境省環境管理局水環境部、5頁および8頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、検査水の硝酸性窒素の測定において、測定感度を高め、また、機器による自動化を容易にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、検査水の硝酸性窒素を測定するための方法に関するものであり、この測定方法は、検査水に対して2,3−ジヒドロキシナフタレンおよび6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩のうちの一つの発色試薬を添加する工程と、発色試薬を添加した検査水を酸性に調整する工程と、酸性に調整された検査水について、350から450nmの範囲における任意の波長の吸光度を測定する工程とを含んでいる。
【0009】
この測定方法の一形態では、2,3−ジヒドロキシナフタレンのジメチルスルホキシド溶液を発色試薬として用いる。また、この測定方法の他の一形態では、6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩の水溶液を発色試薬として用いる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る硝酸性窒素の測定方法は、特定の発色試薬を用いているため、検査水に含まれる極微量の硝酸性窒素を高感度で安定に測定することができ、また、機器による自動化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実験例1において1,2−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図2】実験例1において1,3−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図3】実験例1において1,5−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図4】実験例1において2,6−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図5】実験例1において2,7−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図6】実験例1において2,3−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図7】実験例1において6,7−ジヒドロキシナフタレンー2−スルホン酸ナトリウムを発色試薬として用いた場合の吸光スペクトルを示す図。
【図8】実験例2における検査水の硝酸イオン濃度と395nmでの吸光度との関係を示すグラフ。
【図9】実験例3における検査水の硝酸イオン濃度と吸光度との関係を示すグラフ。
【図10】実験例4における検査水の硝酸イオン濃度と380nmでの吸光度との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の方法により硝酸性窒素を定量可能な検査水は、特に限定されるものではないが、通常は工場排水や生活排水等の窒素の排出規制が設けられている排水の他、海洋水、湖沼水、河川水および地下水等の水である。
【0013】
検査水の硝酸性窒素を定量する際には、所定量の検査水を採取し、この検査水に対して発色試薬を添加する。ここで、検査水の硝酸性窒素を測定することで検査水の全窒素を測定する場合は、検査水に含まれる硝酸性窒素以外の窒素化合物を酸化分解して硝酸性窒素に変換する。窒素化合物の酸化分解方法としては、非特許文献1に記載の方法と同様の方法、すなわち、検査水にアルカリ性ペルオキソ二硫酸カリウムの粉末または溶液を加えて100〜160℃で10〜60分間加熱する方法を採用することができる。
【0014】
検査水に対して添加する発色試薬は、下記の構造式(1)および(2)でそれぞれ示される2,3−ジヒドロキシナフタレンおよび6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩のうちの一つである。構造式(2)において、Mはアルカリ金属を示す。このアルカリ金属は、通常、カリウムやナトリウム等であるが、ナトリウム塩が広く市販されており、入手が容易であるためナトリウムが好ましい。
【0015】
【化1】

【0016】
【化2】

【0017】
ここで、2,3−ジヒドロキシナフタレンは、水に溶解しにくい化合物であるため、通常、検査水へ均一に溶解させるためにジメチルスルホキシド等の水溶性有機溶媒に溶解した溶液として用いるのが好ましい。一方、6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩は、水に溶解し易い化合物であるため、通常、検査水へ均一に溶解させやすい水溶液として用いるのが好ましい。これらの発色試薬のジメチルスルホキシド溶液または水溶液は、安定であり、長期間保存することができる。
【0018】
検査水に対する発色試薬の添加量は、通常、検査水1ミリリットル当り、2,3−ジヒドロキシナフタレンまたは6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩換算で0.1〜10mgに設定するのが好ましく、0.5〜5mgに設定するのがより好ましい。この添加量が0.1mg未満の場合は、硝酸性窒素の測定感度が低下する可能性がある。
【0019】
次に、検査水に含まれる硝酸性窒素(硝酸イオン)をニトロニウムイオン(NO)へ変化させるために、検査水を酸性に調整し、通常はその後に放置する。この工程において検査水に生成したニトロニウムイオンは、発色試薬に対して置換反応し、発色試薬をニトロ化する。これにより、発色試薬が発色し、検査水を呈色させる。
【0020】
この工程においては、通常、硫酸を検査水に添加し、検査水を酸性に調整するのが好ましく、特に、検査水の酸性度を硫酸濃度で50重量%以上の強酸性に調整するのが好ましい。また、硫酸を添加する際には、硝酸イオンのニトロニウムイオン化および発色試薬のニトロ化を促進するために、検査水を激しく攪拌するのが好ましい。
【0021】
次に、発色試薬のニトロ化により呈色した検査水について、350から450nmの範囲における任意の波長での吸光度を測定する。そして、当該吸光度と硝酸性窒素濃度との関係を予め調べて作成しておいた検量線に基づいて、吸光度の測定値から検査水の硝酸性窒素濃度を判定する。
【0022】
上記範囲の波長の吸光度は、分光光度計を用いて測定することができる。但し、上記範囲の波長の吸光度は、現在市販されている汎用の発光ダイオード(発光波長が350〜450nm程度)を用いて測定可能であるため、複雑で高価な分光光度計を用いずに測定することもできる。
【0023】
本発明の測定方法は、硝酸性窒素を含まない検査水に対して適用した場合、検査水を実質的に呈色することがなく、当該検査水の上記350〜450nmの波長範囲での吸光度が実質的にゼロになる。一方、微量の硝酸性窒素を含む検査水に対して本発明の測定方法を適用した場合、当該検査水は、350〜450nmの波長範囲において吸光度のピークが明瞭に観測され易い。このため、本発明の測定方法は、これまでの測定方法では困難であった0.5mgN/L未満の濃度で硝酸性窒素を含む検査水についても、硝酸性窒素を高精度で測定することができる。特に、発光試薬として6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩を用いた場合は、0.2mgN/L程度の低濃度で硝酸性窒素を含む検査水についても、硝酸性窒素を高精度で測定することができる。
【0024】
また、本発明の測定方法は、発光試薬として保存安定性が高いものを用いており、しかも、吸光度の測定において市販の汎用の発光ダイオードを用いることができるため、機器による自動化への対応が容易である。
【0025】
実験例1
硝酸イオン溶液(和光純薬工業株式会社の硝酸性窒素標準溶液(コード144−06351))を蒸留水で希釈し、硝酸イオン濃度が3mg/リットルの検査水を調製した。また、発色試薬をジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社の試薬特級:コード043−0726)に溶解し、発色試薬濃度が20g/リットルの発色試薬溶液を調製した。ここでは、発色試薬として1,2−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD2299)、1,3−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0588)、1,5−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0590)、2,6−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0956)、2,7−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0594)、2,3−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0593)および6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸ナトリウム(東京化成株式会社製:コードD0597)のうちの一つを用いた七種類の発色試薬溶液を調整した。
【0026】
検査水2ミリリットルに対して発色試薬溶液の一つを0.1ミリリットル添加し、この検査水を激しく攪拌しながら硫酸(和光純薬工業株式会社の試薬特級)2ミリリットルをさらに添加した。検査水を15分間放置した後に10mmセルに入れ、分光光度計(株式会社島津製作所製のUV−1600PC)を用いて吸光スペクトルを測定した。結果を図1から図7に示す。なお、図1から図7には、ブランクとして、検査水の替わりに蒸留水を用いた場合の結果を併せて示している。
【0027】
図1から図7によると、発色試薬として2,3−ジヒドロキシナフタレンまたは6,7−ジヒドロキシナフタレンー2−スルホン酸ナトリウムを用いた場合、約360nm以上の波長範囲において、ブランクの場合は吸光度が実質的にゼロであってピークが観測されないのに対し、検査水については370〜380nm付近に明瞭なピークが観測されている。これによると、2,3−ジヒドロキシナフタレンまたは6,7−ジヒドロキシナフタレンー2−スルホン酸ナトリウムを発色試薬として用いた場合、検査水の硝酸イオン濃度が低濃度の場合であっても高感度で硝酸イオンの定量が可能である。
【0028】
実験例2
硝酸イオン溶液(和光純薬工業株式会社の硝酸性窒素標準溶液(コード144−06351))を蒸留水で希釈し、硝酸イオン濃度が0.01mg/リットル、0.02mg/リットル、0.05mg/リットル、0.1mg/リットルおよび0.2mg/リットルにそれぞれ調整された五種類の検査水と、蒸留水のみからなる検査水との六種類の検査水を作成した。
【0029】
各検査水2ミリリットルに対し、クロモトロープ酸0.1gと硫酸25ミリリットルとを混合した溶液0.1ミリリットルを添加し、さらにジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社の試薬特級:コード043−0726)0.1ミリリットルを添加した。各検査水を15分間放置した後に10mmセルに入れ、分光光度計(株式会社島津製作所製のUV−1600PC)を用いて395nmの透過光の吸光度を測定した。
【0030】
検査水の硝酸イオン濃度と395nmでの吸光度との関係を図8に示す。図8によると、クロモトロープ酸を用いた場合の硝酸イオン濃度の検出下限濃度である0.5mg/リットル時の吸光度は、概ね0.05A.U.になる。
【0031】
実験例3
2,3−ジヒドロキシナフタレン(東京化成株式会社製:コードD0593)をジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社の試薬特級:コード043−0726)に溶解し、2,3−ジヒドロキシナフタレン濃度が20g/リットルの発色試薬溶液を調製した。また、硝酸イオン溶液(和光純薬工業株式会社の硝酸性窒素標準溶液(コード144−06351))を蒸留水で希釈し、硝酸イオン濃度が0.01mg/リットル、0.02mg/リットル、0.05mg/リットル、0.1mg/リットルおよび0.2mg/リットルにそれぞれ調整された五種類の検査水と、蒸留水のみからなる検査水との六種類の検査水を作成した。
【0032】
各検査水2ミリリットルについて、発色試薬溶液0.1ミリリットルを添加した後、検査水を激しく攪拌しながら硫酸(和光純薬工業株式会社の試薬特級)2ミリリットルをさらに添加した。各検査水を15分間放置した後に10mmセルに入れ、分光光度計(株式会社島津製作所製のUV−1600PC)を用いて375nmの吸光度を測定した。
【0033】
検査水の硝酸イオン濃度と吸光度との関係を図9に示す。図9によると、硝酸イオン濃度が0.5mg/リットル未満の低濃度の検査水においても、吸光度は0.05A.U.を超えている部分が認められる。これによると、2,3−ジヒドロキシナフタレンを発色試薬として用いた場合は、クロモトロープ酸法での測定下限未満においても検査水の硝酸イオン濃度を測定可能である。
【0034】
実験例4
6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸ナトリウム(東京化成株式会社製:コードD0597)をジメチルスルホキシド(和光純薬工業株式会社の試薬特級:コード043−0726)に溶解し、6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸ナトリウム濃度が25g/リットルの発色試薬溶液を調製した。また、硝酸イオン溶液(和光純薬工業株式会社の硝酸性窒素標準溶液(コード144−06351))を蒸留水で希釈し、硝酸イオン濃度が0.01mg/リットル、0.02mg/リットル、0.05mg/リットル、0.1mg/リットルおよび0.2mg/リットルにそれぞれ調整された五種類の検査水と、蒸留水のみからなる検査水との六種類の検査水を作成した。
【0035】
各検査水2ミリリットルについて、発色試薬溶液0.1ミリリットルを添加した後、検査水を激しく攪拌しながら硫酸(和光純薬工業株式会社の試薬特級)2ミリリットルをさらに添加した。各検査水を15分間放置した後に10mmセルに入れ、分光光度計(株式会社島津製作所製のUV−1600PC)を用いて380nmおよび660nmの吸光度を測定した。660nmの吸光度は、濁度補正のために測定したものであり、380nmの吸光度から660nmの吸光度を差し引いた値を380nmでの吸光度とした。
【0036】
検査水の硝酸イオン濃度と380nmでの吸光度との関係を図10に示す。図10によると、硝酸イオン濃度が0.5mg/リットル未満の低濃度の検査水においても、吸光度は0.05A.U.を超えている部分が認められる。特に、硝酸イオン濃度が0.2mg/リットル程度の検査水においても、その吸光度は0.05A.U.を超えている。これによると、6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸ナトリウムを発色試薬として用いた場合は、クロモトロープ酸法での測定下限未満においても検査水の硝酸イオン濃度を測定可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査水の硝酸性窒素を測定するための方法であって、
前記検査水に対して2,3−ジヒドロキシナフタレンおよび6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩のうちの一つの発色試薬を添加する工程と、
前記発色試薬を添加した前記検査水を酸性に調整する工程と、
酸性に調整された前記検査水について、350から450nmの範囲における任意の波長の吸光度を測定する工程と、
を含む硝酸性窒素の測定方法。
【請求項2】
前記2,3−ジヒドロキシナフタレンのジメチルスルホキシド溶液を前記発色試薬として用いる、請求項1に記載の硝酸性窒素の測定方法。
【請求項3】
前記6,7−ジヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸アルカリ金属塩の水溶液を前記発色試薬として用いる、請求項1に記載の硝酸性窒素の測定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−13053(P2011−13053A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−156352(P2009−156352)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【出願人】(000175272)三浦工業株式会社 (1,055)
【Fターム(参考)】