説明

磁気コンデンサー

【課題】
磁気コンデンサーに関し、特に磁気コンデンサーの誘電体層に垂直な磁気ダイポールがある電極を有する磁気コンデンサーを提供する。
【解決手段】
磁気コンデンサーは第1の表面と第1の表面に反対する第2の表面を有する誘電体層と、誘電体層の前記第1の表面に配置された第1の電極と、誘電体層の前記第2の表面に配置された第2の電極とを具備する。第1の電極には同じ第1の方向がある複数の第1の磁気ダイポールを有し、そして第1の磁気ダイポールの第1の方向が誘電体層に垂直である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気コンデンサーに関し、特に磁気コンデンサーの誘電体層に垂直な磁気ダイポールがある電極を有する磁気コンデンサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンデンサーは、交流が通るのを許容している間、直流の流れを妨げるのに電子回路で広く使用して、エネルギー貯蔵装置として電子装置で使用できる。従来のコンデンサーの断面図を例示する図面である図1を参照する。図1に示されているように、従来のコンデンサー10は、2つの電極12、14と誘電体層16を含め、そして、誘電体層16は電極12、14の間に配置される。 誘電体層16は真空、水又は酸化アルミニウムなどの絶縁体によって構成される。電極12、14は金属などの導電性材料によって構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、バッテリーと対照して、従来のコンデンサーのエネルギー貯蔵はかなりわずかである。そして、従来のコンデンサーのエネルギー蓄積能力が増加するべきであるとき、従来のコンデンサーのサイズと重さは、それに従って増加する必要がある。したがって、従来のコンデンサーを含む電子装置のボリュームと重さが増加する。この理由で、従来のコンデンサーのアプリケーションが限られている。固定サイズの下で従来のコンデンサーの静電容量を増大させるのは、産業で重要な目標である。
【0004】
したがって、本発明の目的は、磁気コンデンサーの静電容量を増加させるように、誘電体層に垂直な磁気ダイポールがある電極を有する磁気コンデンサーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、磁気コンデンサーを開示している。磁気コンデンサーは、第1の表面と第1の表面に反対する第2の表面を有する誘電体層と、誘電体層の第1の表面に配置された第1の電極と、誘電体層の第2の表面に配置された第2の電極によって構成される。第1の電極には同じ第1の方向の複数の第1の磁気ダイポールがあり、そして、第1の磁気ダイポールの第1の方向は誘電体層に垂直である。
【0006】
本発明の磁気コンデンサーの誘電体層には、同じ方向の複数の磁気ダイポールを有する1つの電極が配置されて、磁場を発生させるのに磁気ダイポールを利用します。したがって、誘電体層に磁場が印加されて、磁場のために、誘電体層の誘電率を増加させることができる。それによって、磁気コンデンサーの静電容量が増加できる。
本発明のこれらおよび他の目的は、間違いなくこれらの一般的な当業者には、さまざまな図面に示されている好ましい実施態様は、以下の詳細な説明により明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来のコンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図2】本発明の第1の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図3】平坦な磁石を例示する略図である。
【図4】本発明の第2の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図5】本発明の第3の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図6】本発明の第4の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図7】本発明の第5の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図8】本発明の第6の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。
【図9】図4に示されていた第2の好ましい実施態様の等価回路を例示する略図である。
【図10】第2の好ましい実施態様の誘電率の実数部対磁場のない誘電率の実数部の比率と周波数との関係を例示する略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図2を参照する。図2は、本発明の第1の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。この実施態様の磁気コンデンサー100は、図2に示されているように、第1の表面104と第1の表面104に反対する第2の表面106を有する誘電体層102と、誘電体層102の第1の表面104に配置された第1の電極108と、誘電体層102の第2の表面106に配置された第2の電極110とを具備する。第2の電極110が第1の電極108に平行である。この実施態様では、第1の電極108は複数の磁気セクション112を含め、FeとPtの合金、CoとPtの合金、又はそれらの組み合わせの合金などの導電性を持つ磁性材料によって構成される。従って、第1の電極108には、複数の磁気ダイポール114があり、しかも、各磁気セクション112にはそれぞれ各第1の磁気ダイポール114がある。
【0009】
第1の磁気ダイポール114は、図2の矢印で示されているような第1の方向をもち、第1の磁気ダイポール114の第1の方向が誘電体層102に垂直である。第1の磁気ダイポールが発生する磁場は、第1の電極108に近い誘電体層102に印加され、しかも、第1の磁気ダイポール108の磁場が第1の電極108と誘電体102の間のインタフェースに垂直である。誘電体層に垂直な第1の磁気ダイポールを有する第1の電極は、第1の電極がFeとPtの合金又はCoとPtの合金によって構成されるとき、スパッタリング・プロセスによって形成される。
【0010】
その上、この実施態様の第2の電極110は、Pt又は他の導電性の金属などの磁気のない導電性材料によって構成された導電層である。誘電体層102は、二酸化ケイ素、二酸化チタン、絶縁材、セラミック材料、磁性誘電体材料、およびそれらの組み合わせから選択された誘電体材料によって構成できて、ただ一つの層状構造又は多層構造ができる。
【0011】
さらに、第1の電極108は、スパッタリング・プロセス又はIBD(Ion Beam Deposition) プロセスを介して誘電体層102上に磁性材料をコーティング又は堆積させながら形成され、次に、第1の電極108には、第1の電極108の第1の磁気ダイポール114を整然とアレンジするために、外部磁場が印加されてアニールされる。したがって、第1の電極108の磁気ダイポール114は、第1の電極108と誘電体102の間のインタフェースに垂直な同じ第1の方向を持つことができる。その後、第2の電極110は、誘電体層102の第2の表面106上に、化学デポジション・プロセス又は物理デポジション・プロセスのようなデポジション・プロセスによって、形成することができる。第1の電極108はより厚い厚さができるように、スパッタリング・プロセス又はIBDプロセスはアニール・プロセスと組み合わせて、順番に複数回実行することができる。第1の電極108は、ことため、多層構造を持つことができる。これは、第1の電極108は複数の磁気層を含めることができ、しかも、磁気層が順次に誘電体層102上に形成していることを意味する。本発明はこれに限定されていないし、第1の電極108が単層構造であることもできる。注目されるのは、誘電体層102の第1の表面104が平坦だので、その誘電体層102の第1の表面104に接触しているの第1の電極108の表面も平坦である。そのうえ、第1の電極108によって生成された磁場は、第1の電極108と誘電体102の間のインタフェースに垂直である。したがって、第1の電極108と第2の電極110の間に、磁気コンデンサーが不均一な誘電体層を有するための電気漏れを避けることができる。
【0012】
そのうえ、図3を参照する。図3は、平坦な磁石を例示する略図である。図3と図2に示されているように、平坦な磁石120は、北極122と南極124を持って、磁気線126を北極122から南極124まで発生させます。平坦な磁石120の中央表面には、平坦な磁石120の縁よりまばらな磁気線126があり、平坦な磁石120の北極122と南極124の間の境界に近くの磁場が平坦な磁石120の面積拡大と同時に減少する。この実施態様では、第1の磁気ダイポール114の第1の方向が誘電体層102に垂直に配置されているため、第1の電極108の中央表面に近くの磁場が減少しない。それで、磁気コンデンサー100の面積拡大と同時に、第1の電極108の中央表面に近くの磁場の強度は、第1の電極108の縁の磁場の強度に対して減少することがない。したがって、磁気コンデンサー100は上記の問題を解決できる。そのうえ、磁場のない従来のコンデンサーと対照して、この実施態様では、磁気コンデンサー100の誘電体層102に磁場が印加されるのは、第1の電極108に近い誘電体層102の一部の誘電率を増加させることができる。したがって、誘電体層102の誘電率が増加し、その結果、この実施態様の磁気コンデンサー100の静電容量が式に応じて増加する。
C=εA/d
ここで、Cは磁気コンデンサー100の静電容量である。εは誘電体層102の誘電率である。Aは磁気コンデンサー100の面積である。そして、dは、誘電体層102の厚さである。
【0013】
さらに、本発明の第2電極は磁場のない導電性材料によって構成されることが制限されなく、第2の電極は導電性を持つ磁性材料によって構成されることもできる。
【0014】
図4を参照する。図4は、本発明の第2の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。実施態様の違いを比較するために、第1の好ましい実施の形態と同じ構造は、同じ符号が割り当てられているので、同じ構造は再び説明されない。図4に示されているように、第2の実施態様における磁気コンデンサー200の第2の電極202は、複数の第2の磁気ダイポール204を有し、そして第2の電極202は、複数の第2の磁気セクション206を含める。それぞれの第2の磁気セクション206は、FeとPtの合金、CoとPtの合金、又はそれらの組み合わせなどの磁性材料によって構成され、各第2の磁気セクション206がそれぞれ各第2の磁気ダイポール204を有する。第2の磁気ダイポール204は、同じ第2の方向性をもって、しかも第2の磁気ダイポール204の第2の方向は、第1の磁気ダイポール114の第1の方向と同じである。また、磁気ダイポール204が第1の磁気ダイポール114と相互に作用する。したがって、この実施態様では、第1の磁気ダイポール114の1つおよび第2の磁気ダイポール204の1つによって生成された磁気線208は、第2の磁気ダイポール204の北極から第1の磁気ダイポール114の南極までのように、誘電体層102を通すことができる。第1の電極108と第2の電極202の両方が磁場を生成することができるため、誘電体層102に印加される磁場の強度が第1の実施態様における磁場の強度よりも大きいである。それに従って、この実施態様の誘電体層の誘電率は、第1の好ましい実施態様の誘電体層102の誘電率よりも大きいで、そのため、この実施態様の磁気コンデンサー200の静電容量は、第1の好ましい実施態様の磁気コンデンサーの静電容量よりも大きい。
【0015】
図5を参照する。図5は、本発明の第3の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。図5に示されているように、第2の好ましい実施態様と比べて、この実施態様の磁気コンデンサー250において、第2の磁気ダイポール252の第2の方向は、第1の磁気ダイポール114の第1の方向の逆方向にすることができる。
【0016】
図6を参照する。図6は、本発明の第4の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。 図6に示されているように、第2の好ましい実施態様と比べて、この実施態様の磁性コンデンサー300においては、第1の電極302はさらに第1の常磁性層304を含まれ、第2の電極306はさらに第2の常磁性層308が含まれる。第1の磁気セクション112は第1の常磁性層304と誘電体層102の間に配置され、第2の磁気セクション206 は第2の常磁性層306と誘電体層102の間に配置される。第1の常磁性層304と第2の常磁性層308は、Pt、Cr、Mnなどのような常磁性の材料によって構成されることができる。さらに、本発明は、第1の電極と第2の電極の両方が磁性層を含むことに限定されなく、本発明における第1の電極と第2の電極のうちの1つだけ常磁性層を含むこともできる。
【0017】
図7を参照する。図7は、本発明の第5の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。図7に示されているように、第4の好ましい実施態様と比べて、この実施態様の磁気コンデンサー350では、第1の電極352がさらに第1の導電層354を含め、第2の電極356がさらに第2の導電層358を含む。第1の常磁性層304は第1の導電層354と誘電体層102の間に配置され、第2の常磁性層308は第2の導電層358と誘電体層102の間に配置される。第1の導電層354と第2の導電層358は、金属などの磁性のない導電性材料によって構成される。さらに、本発明は、第1の電極と第2の電極の両方が導電層を含むことに限定されなく、本発明における第1の電極と第2の電極のうちの1つだけ導電層を含むこともできる。
【0018】
図8を参照する。図8は、本発明の第6の好ましい実施態様による磁気コンデンサーの断面図を例示する略図である。図8に示されているように、第1の好ましい実施態様と比べて、この実施態様では、磁気コンデンサー400の誘電体層402は多層構造で、第1の誘電性層404と2個の第2の誘電体層406、408を含め、また第1の誘電体層404が第2の誘電体層406、408の間に配置される。誘電体層402を介してリーク電流の通過を避けることができるように、第1の絶縁層404は酸化ケイ素又は高い誘電率がある材料によって構成されることができる。第2の誘電体層406、408の第1の磁気セクションとの相互作用となるように、第2の誘電体層406、408は酸化マグネシウム(MgO)、又はLa0.7Sr0.3MnOのようなLSMO(La(y)Sr(1−y)MnO)、Pb(La0.52Ti0.48)OのようなPZT (Pb(Zr(y)Ti(1−y))Oによって構成されることができる。その結果、磁気コンデンサー400の静電容量がさらに増加することができる。本発明の誘電体層402は、3つの層しか有しないように制限されないで、多くの層を有することもできる。
【0019】
磁場の誘電率に影響を与えることを証明するには、以下、第2の好ましい実施態様を例として、磁場のある磁気コンデンサーの誘電率が磁場のない磁気コンデンサーの誘電率よりも大きいことを示すように記述する。図9と図10を参照し、そして、もう一度図1と図4を参照する。図9は、図4に示されていた第2の好ましい実施の形態の等価回路を例示する略図である。図10は、第2の好ましい実施態様の誘電率の実数部対磁場のない誘電率の実数部の比率と周波数との関係を例示する略図である。図9、図1、および図4に示されているように、磁場を発生する第1の電極108と第2の電極202の影響のため、誘電体層102は、それぞれのバルク部分と界面部分である2つの部分に分割することができる。この界面部分は、誘電体層102の第1の電極108と第2の電極202の影響をうけた部分である。したがって、第2の好ましい実施態様の磁気コンデンサー200は、バルク部分452と界面部分454のシリアル回路である等価回路450で表されることができる。バルク部分452のバルク抵抗器452aとバルク・コンデンサー452bは電気的に並列に接続され、そして、界面部分454の界面抵抗器454aと界面コンデンサー454bは電気的に並列に接続される。マクスウェル−ワグナー模型(Maxwell−Wagner Model)によると、以下の等式になるように磁気コンデンサーのインピーダンスZを引き出すことができる。
【0020】
【数1】

ここで、Zは磁気コンデンサー200のインピーダンス、ωは角周波数、Rbはバルク抵抗器452aの抵抗値、Riは界面抵抗器454aの抵抗値、Cbはバルク・コンデンサー452bの静電容量、そして、CIは界面コンデンサー454bの静電容量である。第2の好ましい実施態様は、第1の電極108と第2の電極202がFeとPtの合金によって構成され、誘電体層102が酸化マグネシウムによって構成されるのを例として、第2の好ましい実施態様における誘電体層102の厚さが実質的に200Åである。磁気のない従来のコンデンサー10は参照としてみなされ、そして、第1の電極12と第2の電極14がPtによって構成され、誘電体層16が酸化マグネシウムによって構成されるのは例として扱われる。参照の誘電体層16の厚さは実質的に100Åである。第2の好ましい実施態様の誘電率の実数部はε’(ω)として表され、参照の誘電率の実数部はε’0(ω)として表される。図10に示されているように、第2の実施態様の誘電率のε’(ω)の実数部対参照の誘電率ε’0(ω)の実数部の比率はε’(ω)/ε’0(ω) として表され、そして1を超えて、それで、磁場のある誘電率が磁場のない誘電率より大きいである。したがって、第2の好ましい実施態様の磁気コンデンサーの静電容量は参照のコンデンサーの静電容量より実質的に20%大きいである。さらに、0Hzの周波数では、第2の好ましい実施態様の誘電率ε’(ω)対参照の誘電率ε’0(ω)の比率’は、1.2を超えている。これは、第2の好ましい実施態様では、DC運転モードによる磁気コンデンサーの誘電率がAC運転モードによる誘電率より大きいことを意味する。
【0021】
上記の説明として、本発明の磁気コンデンサーでは、少なくとも1つの電極が誘電体層における同じ方向がありかつ誘電体層に垂直な磁気ダイポールを有するように配置されて、磁場を発生させるのに磁気ダイポールを利用する。 したがって、誘電体層には磁場を印することができて、磁場のために、誘電体層の誘電率を増加させることができる。それによって、磁気コンデンサーの静電容量は増加することができる。
【0022】
当業者は、本発明に関する教えを保有している間、装置と方法の様々な改良及び変更は容易に観測される。 それに従って、上記の公開は追加された特許請求の範囲によってのみ限定されると理解されるべきである。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の表面と前記第1の表面に反対する第2の表面を有する誘電体層と、
前記誘電体層の前記第1の表面に配置された第1の電極と、
前記第1の電極が複数の第1の磁気ダイポールを有し、前記第1の磁気ダイポールが同じ
第1の方向を有し、そして前記第1の磁気ダイポールの前記第1の方向が誘電体層に垂直で、
前記誘電体層の前記第2の表面に配置された第2の電極と、を具備する磁気コンデンサー。
【請求項2】
前記第1の電極は、導電性を持つ磁性材料によって構成される、請求項1に記載の磁気コンデンサー。
【請求項3】
前記磁性材料は、FeとPtの合金又はCoとPtの合金である、請求項2に記載の磁気コンデンサー。
【請求項4】
前記第1の電極は、複数の第1の磁気セクションを具備し、各前記第1の磁気セクションはそれぞれ各第1の磁気ダイポールを有する、請求項1に記載の磁気コンデンサー。
【請求項5】
前記第1の電極は、さらに前記第1の常磁性層を具備し、そして前記第1の磁気セクションは前記第1の常磁性層と前記誘電体層の間に配置される、請求項4に記載の磁気コンデンサー。
【請求項6】
前記第1の電極は、さらに第1の導電層を具備し、そして前記第1の磁気セクションは前記第1の導電層と前記誘電体層の間に配置される、請求項5に記載の磁気コンデンサー。
【請求項7】
前記第1の電極が多層構造である、請求項1に記載の磁気コンデンサー。
【請求項8】
前記第2の電極は同じ第2の方向がある複数の第2の磁気ダイポールを有し、そして前記第2の電極が磁性材料によって構成される、請求項1に記載の磁気コンデンサー。
【請求項9】
前記第2の磁気ダイポールの前記第2の方向は、前記第1の磁気ダイポールの前記第1の方向と同じである、請求項8に記載の磁気コンデンサー。
【請求項10】
前記第2の磁気ダイポールの前記第2の方向は、前記第1の磁気ダイポールの前記第1の方向の逆方向である、請求項8に記載の磁気コンデンサー。
【請求項11】
前記磁性材料は、Fe とPtの合金又はCoとPtの合金である、請求項8に記載の磁気コンデンサー。
【請求項12】
前記第2の電極は複数の第2の磁気セクションを具備し、そして各第2の磁気セクションはそれぞれ各第2の磁気ダイポールを有する、請求項8に記載の磁気コンデンサー。
【請求項13】
前記第2電極はさらに第2の常磁性層を具備し、そして前記第2の磁気セクションは、前記第2の常磁性層と前記誘電体層の間に配置される、請求項12に記載の磁気コンデンサー。
【請求項14】
前記第2の電極は、さらに第2の導電層を具備し、そして前記第2の磁気セクションは、前記第2の導電層と前記誘電体層の間に配置される、請求項13に記載の磁気コンデンサー。
【請求項15】
前記第2の電極が多層構造である、請求項8に記載の磁気コンデンサー。
【請求項16】
前記誘電体層が多層構造である、請求項1に記載の磁気コンデンサー。
【請求項17】
前記誘電体層は、第1の誘電体層と2個の第2の誘電体層を具備し、そして前記第1の誘電体層は、前記第2の誘電体層の間に配置される、請求項16に記載の磁気コンデンサー。
【請求項18】
前記第1の誘電体層が酸化ケイ素によって構成される、請求項17に記載の磁気コンデンサー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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