説明

移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の受信

基地局は、移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を送信する。基地局は、要求に応じて移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを受信し、メッセージに含まれる情報は、移動局が基地局と移動局との間の無線リンクで通信するために移動局により使用可能な少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定する。基地局は、移動局が少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するかを制御することができる。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
移動局が他の移動局又は有線ネットワークに結合された有線端末との通信を実行可能にするために、様々な無線アクセス技術が提案又は実施されている。無線アクセス技術の例は、3GPP(Third Generation Partnership Project)により規定されたGSM(Global System for Mobile communications)及びUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術と、3GPP2により規定されたCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)技術とを含む。CDMA2000は、HRPD(High Rate Packet Data)無線アクセスネットワークと呼ばれる一種のパケット交換無線アクセスネットワークを規定している。
【0002】
パケット交換無線アクセスネットワークを提供する他の最近の標準は、3GPPからのLTE(Long Term Evolution)である。LTEは、UMTS技術を拡張することを試みる。LTE標準はまた、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)標準とも呼ばれる。EUTRA技術は、第4世代(4G)技術になると考えられ、無線ネットワークオペレータは、拡張サービスを提供するために第4世代技術に移行している。他の代替の4G無線技術は、IEEE802.16により規定されたWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)である。他の無線技術も存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
概して、或る実施例によれば、基地局は、移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を送信する。基地局は、要求に応じて移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを受信し、メッセージに含まれる情報は、移動局が基地局と移動局との間の無線リンクで通信するために移動局により使用可能な少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定する。基地局は、移動局が少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するか、及び/又は特定の無線アクセス技術についての接続の種類(例えば、VoIP(voice-over-Internet Protocol)、データのみ、音声のみ等)を制御することができる。
【0004】
他の特徴及び別の特徴は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】或る実施例を組み込んだ移動通信ネットワークの例示的な構成
【図2】或る実施例に従って実行される処理のメッセージフロー図
【図3】或る実施例による無線局のブロック図
【発明を実施するための形態】
【0006】
いくつかの実施例について、図面を参照して説明する。
【0007】
無線ネットワークオペレータは、第4世代(4G)無線ネットワークに移行している。1つのこのような種類の4G無線ネットワークは、3GPP(Third Generation Partnership Project)により規定されたLTE(Long Term Evolution)無線ネットワークである。LTE標準はまた、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)標準とも呼ばれる。他の代替の4G無線技術は、IEEE802.16により規定されたWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)である。
【0008】
移行の一部として、マルチモード移動局が異なる技術のアクセスネットワークの一方又は双方とシームレスに動作することができるように、無線ネットワークオペレータは、異なる技術のアクセスネットワークを展開する可能性がある。例えば、マルチモード移動局は、第1の種類の無線アクセス技術のアクセスネットワークから第2の異なる種類の無線アクセス技術のアクセスネットワークにハンドオフしてもよい。或いは、移動局は、異なる無線アクセス技術のアクセスネットワークの間から最初に起動するときに、セル選択を実行してもよい。或る例では、無線ネットワークオペレータは、HRPD(High Rate Packet Data)アクセスネットワークとEUTRAアクセスネットワークとの双方を動作させてもよい。HRPDは、3GPP2により定められたCDMA(Code Division Multiple Access)2000標準により規定されている。
【0009】
HRPDは、第三世代(3G)無線技術の例である。3G無線技術の他の例は、3GPPにより規定されたUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)技術である。3G無線技術の更に他の例は、3GPPにより規定されたEDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)技術である。
【0010】
他の無線技術の例は、3GPPにより規定されたGSM(Global System for Mobile)、IEEE802.16により規定されたWiMAX(Worldwide Inoperability for Microwave Access)、及びIEEE802.11により規定されたWLAN(Wireless Local Area Network)を含む。
【0011】
他の例では、他の無線プロトコルが使用されてもよい。以下の説明では、HRPD及びEUTRA技術を使用する実装に言及が行われる。他の実装では、技術の他の組み合わせが使用されてもよい。
【0012】
或る実施例によれば、無線ネットワーク(無線ネットワークの基地局等)が、マルチモード移動局の無線アクセス技術機能に関してマルチモード移動局に問い合わせることを可能にする技術又は機構が提供される。マルチモード移動局によりサポート可能な無線アクセス技術は、EUTRA、HRPD、UMTS、WiMAX、WLAN、GSM等のような前述の無線アクセス技術のいずれかを含んでもよい。問い合わせに応じて、マルチモード移動局は、マルチモード移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを基地局に送信する。メッセージに含まれる情報は、無線ネットワークと移動局との間の無線リンクで通信するために移動局により使用可能な異なる種類の無線アクセス技術を指定してもよい。マルチモード移動局によりサポートされる異なる種類の無線アクセス技術に関する情報を受信した後に、基地局は、少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうち1つ以上のどれを移動局が使用するかを制御することができる。例えば、基地局は、移動局が複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち第1のものを使用することを可能にし、複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち第2のものを使用不可能にしてもよい。或いは、基地局は、移動局による複数の異なる種類の無線アクセス技術の全ての使用を可能にしてもよい。更に、基地局は、異なるハンドセット機能を異なる無線アクセス技術に割り当ててもよい(例えば、1つの種類では音声のみ、他の種類ではVoIP(voice-over-Internet Protocol)、更なる種類ではデータのみ)。
【0013】
或る実装による技術又は機構を使用することにより、基地局は、プロビジョニング機構等を通じて、移動局のマルチモードサポート情報を取得することができる。プロビジョニング機構の例は、CDMA標準により規定されたOTASP(Over the Air Provisioning Specification)に従うものである。他の実装では、基地局は、他の問い合わせ機構を使用してマルチモード移動局のマルチモードサポート情報を取得してもよい。基地局が移動局のマルチモード機能に関する情報を取得すると、基地局は、プロビジョニング機構又は他の機構等を通じて、移動局のアクセス機能を制御することができる。
【0014】
図1は、EUTRAネットワーク100とHRPDネットワーク101とを含み、異なる移動通信ネットワークを含む例示的な構成を示している。EUTRA移動通信ネットワーク100は、EUTRAアクセスネットワーク102を含み、HRPDネットワーク101は、HRPDアクセスネットワーク104と、eHRPDアクセスネットワーク106とを含む。1つのEUTRAアクセスネットワーク102、1つのHRPDアクセスネットワーク104及び1つのeHRPDアクセスネットワーク106のみが図1に示されているが、典型的には、複数のEUTRAアクセスネットワーク、複数のHRPDアクセスネットワーク及び複数のeHRPD(evolved HRPD)アクセスネットワークが存在する点に留意すべきである。eHRPD無線アクセスネットワークは、EUTRA無線アクセスネットワークと相互接続可能である。ここで用いられる“アクセスネットワーク”又は“無線アクセスネットワーク”という用語は、移動局がパケットデータネットワーク116のような目的のネットワークで提供されるサービスにアクセスするために、アクセスネットワークを通じて無線接続することを可能にするために使用される装置を示す。また、EUTRA及びHRPDネットワークのみが示されているが、他の実装は、他の種類又は更なる種類の無線ネットワーク(WiMAX、WLAN等)を含んでもよい。
【0015】
EUTRA技術によれば、EUTRAアクセスネットワーク102は、一種の基地局であるeNodeB(enhanced node B)を含む。HRPDアクセスネットワーク104は、HRPD基地局を含み、eHRPDアクセスネットワーク106は、eHRPD基地局を含む。基地局は、無線リソース管理、移動局のモビリティを管理するモビリティ管理、トラヒックのルーティング等のタスクのうち1つ以上を実行してもよい。一般的に、“基地局”という用語は、いずれかの種類の無線ネットワークで使用されるセルラネットワーク基地局若しくはアクセスポイント、又は移動局と通信するいずれかの種類の無線送信機/受信機を示してもよい。“基地局”という用語はまた、基地局コントローラ又は無線ネットワークコントローラのような関連するコントローラを含んでもよい。“基地局”という用語は、フェムト基地局若しくはアクセスポイント、マクロ基地局若しくはアクセスポイント、又はピコ基地局若しくはアクセスポイントを示すことも考えられる。“移動局”は、電話ハンドセット、携帯可能コンピュータ、PDA(personal digital assistant)、又はヘルスモニタ、アラーム(attack alarm)等のような埋め込み式装置を示してもよい。
【0016】
図1に示すように、EUTRA移動通信ネットワーク100では、移動局108は、現在、EUTRAアクセスネットワーク102に無線接続している。次に、EUTRAアクセスネットワーク102は、サービングゲートウェイ110及びMME(mobility management entity)112を含む様々な構成要素に接続される。MME112は、EUTRAアクセスネットワーク102の制御ノードである。例えば、MME112は、アイドルモードの移動局のトラッキング及びページング手順の役目を果たす。MME112はまた、初期接続及びハンドオーバ時に移動局のサービングゲートウェイを選択する役目を果たす。MME112はまた、移動局のユーザを認証する役目を果たす。
【0017】
サービングゲートウェイ110は、ベアラデータパケットをルーティングする。サービングゲートウェイ110はまた、異なるアクセスネットワーク間のハンドオーバ中にユーザプレーンのモビリティアンカー(mobility anchor)として動作する。サービングゲートウェイ110はまた、移動局108とパケットデータネットワーク116(例えば、インターネット、様々なサービスを提供するネットワーク等)との間の接続を提供するパケットデータネットワーク(PDN:packet data network)ゲートウェイ114に接続される。
【0018】
HRPD移動通信ネットワーク101では、移動局118は、現在、HRPDアクセスネットワーク104に無線接続している。次に、HRPDアクセスネットワーク104は、パケットデータサービングノード(PDSN:packet data serving node)120に接続され、次に、PDSN120は、パケットデータネットワーク116に接続される。
【0019】
また、HRPDネットワーク101とEUTRAネットワーク100との間の相互接続を可能にするために、移動局122に無線接続するeHRPDアクセスネットワーク106が提供される。移動局108、118及び112のそれぞれは、マルチモード移動局でもよい点に留意すべきである。次に、eHRPDアクセスネットワーク106は、HRPDサービングゲートウェイ(HSGW:HRPD serving gateway)124に接続される。HSGW124は、eHRPDアクセスネットワーク106からのeHRPDアクセスネットワークインタフェースを終端するエンティティである。HSGW124は、移動局から生じたパケットデータトラヒック又は移動局で終端するパケットデータトラヒックをルーティングする。HSGW124は、EUTRAネットワーク100と移動局との相互接続を提供する。相互接続機能は、モビリティのサポート、ポリシー制御及び課金、アクセス認証、ローミング等を含む。HSGW124は、EUTRAネットワーク100とeHRPDアクセスネットワーク106との間のシームレスな技術間のモビリティの転送をサポートする。
【0020】
EUTRA、HRPD及びeHRPD標準(並びに他の標準)への言及は、現在の標準と時間と共に発展する標準とを示すことを意図する。EUTRA、HRPD又はeHRPD(又は他の標準)から発展した将来の標準は、異なる名前で呼ばれる可能性があることが想定される。“EUTRA”、“HRPD”又は“eHRPD”(又は他の標準)への言及は、このような後に発展した標準も同様にカバーすることが考えられる。また、前述のように、技術又は機構は、他の種類の無線プロトコルを使用するシステムにも適用可能である。
【0021】
図2は、或る実施例による処理のメッセージフロー図である。基地局は、マルチモード移動局の無線アクセス技術機能を求める要求を送信することができる(202)。202での要求の送信は、移動局に関して実行されるプロビジョニング手順の一部でもよい。プロビジョニング手順は、移動局の様々なパラメータをプロビジョニング(提供)し、他のタスクを実行する。他の実装では、202で送信される要求は、基地局の他の動作中でもよい。
【0022】
要求に応じて、移動局は、移動局の無線アクセス技術機能を含むメッセージを送信する(204)。メッセージは、例えば、EUTRA、HRPD、GSM、WiMAX、WLAN、UMTS、EDGE等から選択された、移動局によりサポートされる全ての無線アクセス技術を識別してもよい。移動局の無線アクセス技術機能を伝達するメッセージは、既存のメッセージでもよく、新たなメッセージでもよい。移動局の無線アクセス技術機能に関する情報は、メッセージ内に含まれるレコードに存在してもよい。
【0023】
移動局の無線アクセス技術機能を含むメッセージを受信すると、基地局は、制御メッセージを移動局に送信してもよい(206)。制御メッセージは、移動局によりサポートされる異なる種類の無線アクセス技術のうち選択されたものを選択的に有効化又は無効化することができる。例えば、制御メッセージは、基地局と移動局との間で典型的に交換される他のメッセージの一部でもよい。或いは、206で送信される制御メッセージは、新たなメッセージでもよい。或る実装では、制御メッセージは、複数のビットを有するビットマップを含んでもよい。ビットマップのビットは、(204で通信されたメッセージで報告された通り)移動局によりサポートされる無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを選択的に有効化又は無効化するために、有効状態又は無効状態に選択的に設定可能である。或いは、制御メッセージは、様々な無線アクセス技術及び関連するフィールドをリストにしたレコードを含んでもよい。フィールドは、無線リンクで通信するために移動局により使用可能な異なる無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを有効化又は無効化するために、有効状態又は無効状態に選択的に設定可能である。
【0024】
このように、無線オペレータは、206で送信された制御メッセージを使用して、移動局のアクセス機能を制御することができる。
【0025】
図2は、或る実装において、基地局から移動局に送信(208)されてもよい他のメッセージ(システム優先度リスト)を更に示している。システム優先度リストは、システムにアクセスするために使用する複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち1つを選択する際にマルチモード移動局を支援するための、異なる種類の無線アクセス技術のリストである。通常では、このようなシステム優先度リスト(CDMA標準により規定されたシステム優先度リスト等)で指定された全ての無線アクセス技術は、音声及びデータの双方をサポートするものとしてリストに記載されなければならない。しかし、或る実施例によれば、システム優先度リストは、異なる機能がシステム優先度リストに記載された異なる無線アクセス技術のそれぞれに関連付けられることを可能にする。例えば、1つの機能は、音声のみであり、対応する無線アクセス技術は、音声のみを通信するために使用される。他の機能は、VoIP(voice-over-Internet Protocol)が許可されていないデータであり、これは、対応する無線アクセス技術がVoIPを有するデータに使用されないことを意味する。更に他の機能は、VoIPが許可されたデータであり、これは、対応する無線アクセス技術がVoIPを有するデータをサポートするために使用可能であることを意味する。
【0026】
異なる種類の無線アクセス技術について異なる機能を指定可能にすることにより、無線ネットワークが移動局による異なる無線アクセス技術の使用を制御することを可能にする更なる柔軟性が提供される。
【0027】
図3は、移動局(例えば、図1の移動局108、118又は122)又は基地局(例えば、図1のeNodeB、HRPD基地局又はeHRPD基地局)でもよい無線局300のブロック図である。無線局300は、記憶媒体304に接続されたプロセッサ(又は複数のプロセッサ)302を含む。機械可読命令306は、図2又は3に記載のタスクのような無線局300に関連する各タスクを実行するためにプロセッサ302で実行可能である。無線局300はまた、無線周波数(RF:radio frequency)リンクのような無線リンクで通信するインタフェース308を含む。
【0028】
機械可読命令306は、プロセッサ302での実行のためにロードされる。プロセッサは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プロセッサモジュール若しくはサブシステム、プログラム可能集積回路、プログラム可能ゲートアレイ、又は他の制御若しくは計算装置を含んでもよい。
【0029】
データ及び命令は、各記憶装置に格納される。記憶装置は、1つ又は複数のコンピュータ可読又は機械可読記憶媒体として実装される。記憶媒体は、半導体メモリ装置(ダイナミック又はスタティックランダムアクセスメモリ(DRAM又はSRAM)、消去可能及びプログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能及びプログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)及びフラッシュメモリ等)、磁気ディスク(固定ディスク、フロッピーディスク及び取り外し可能ディスク)、他の磁気媒体(テープを含む)、光媒体(コンパクトディスク(CD)又はデジタルビデオディスク(DVD)等)、又は他の種類の記憶装置を含み、異なる形式のメモリを含む。前述の命令は、1つのコンピュータ可読又は機械可読記憶媒体に提供されてもよく、或いは、場合によっては複数のノードを有する大規模なシステムに分散された複数のコンピュータ可読又は機械可読記憶媒体に提供されてもよい点に留意すべきである。このようなコンピュータ可読又は機械可読記憶媒体は、物(又は製造物)の一部であると考えられる。物又は製造物は、如何なる製造された単一の構成要素又は複数の構成要素を示してもよい。
【0030】
前述の説明では、ここに開示された対象の理解を提供するために、複数の詳細が示されている。しかし、これらの詳細の一部又は全部がない実装が行われてもよい。他の実装は、前述の詳細からの変更及び変形を含んでもよい。特許請求の範囲は、このような変更及び変形をカバーすることを意図する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局により、移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を送信するステップと、
前記基地局により、前記要求に応じて前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを受信するステップであり、前記メッセージに含まれる前記情報は、前記移動局が前記基地局と前記移動局との間の無線リンクで通信するために前記移動局により使用可能な少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定するステップと、
前記基地局により、前記移動局が前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するかを制御するステップと
を有する方法。
【請求項2】
前記制御するステップは、前記基地局が、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうち選択されたものを有効化又は無効化する要素を含むメッセージを前記移動局に送信することを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージは、前記要素を有するビットマップを含み、前記ビットマップのビットは、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを有効化又は無効化するために、有効状態又は無効状態に選択的に設定可能である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージは、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術と、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを有効化又は無効化するための有効状態又は無効状態に設定可能な関連するフィールドとをリストにしたレコードを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術は、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)技術、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術、CDMA(Code Division Multiple Access)技術、GSM(Global System for Mobile)技術、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術、WLAN(Wireless Local Area Network)技術、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)技術、及びHRPD(High Rate Packet Data)技術を有するグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記基地局が、複数の種類の無線アクセス技術と、対応する複数の種類の無線アクセス技術の割り当てられた機能とを識別するリストを前記移動局に送信するステップを更に有し、
前記割り当てられた機能は、音声のみ、VoIP(voice-over-Internet Protocol)が許可されないこと、VoIPが許可されることの中から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記要求の送信は、前記移動局に関して実行されるプロビジョニング手順の一部である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
マルチモード移動局により、前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を受信するステップと、
前記要求に応じて、前記移動局から基地局に、前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを送信するステップであり、前記メッセージに含まれる前記情報は、前記移動局が前記移動局と前記基地局との間の無線リンクで通信するために前記移動局により使用可能な少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定するステップと、
前記移動局により、前記移動局が前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するかを制御する制御メッセージを前記基地局から受信するステップと
を有する方法。
【請求項9】
前記受信した制御メッセージは、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうち全てが前記移動局による使用のために有効化されることを指定する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記受信した制御メッセージは、前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術のうち少なくとも1つが前記移動局による使用から無効化されることを指定する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術は、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)技術、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術、CDMA(Code Division Multiple Access)技術、GSM(Global System for Mobile)技術、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術、WLAN(Wireless Local Area Network)技術、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)技術、及びHRPD(High Rate Packet Data)技術を有するグループから選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記移動局が、複数の種類の無線アクセス技術と、対応する複数の種類の無線アクセス技術の割り当てられた機能とを識別するリストを前記基地局から受信するステップを更に有し、
前記割り当てられた機能は、音声のみ、VoIP(voice-over-Internet Protocol)が許可されないこと、VoIPが許可されることの中から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
移動局と無線通信するインタフェースと、少なくとも1つのプロセッサとを有する基地局であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を移動局に送信し、
前記要求に応じて前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを前記移動局から受信し、ただし、前記メッセージに含まれる前記情報は、前記移動局が前記基地局と前記移動局との間の無線リンクで通信するために前記移動局により使用可能な複数の異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定し、
前記移動局が前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するかを制御するように構成される基地局。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち選択されたものを有効化又は無効化する要素を含むメッセージを前記移動局に送信することにより、前記制御を実行する、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
前記メッセージは、前記要素を有するビットマップを含み、前記ビットマップのビットは、前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを有効化又は無効化するために、有効状態又は無効状態に選択的に設定可能である、請求項14に記載の基地局。
【請求項16】
前記メッセージは、少なくとも2つの異なる種類の無線アクセス技術と、前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうちそれぞれ対応するものを有効化又は無効化するための有効状態又は無効状態に設定可能な関連するフィールドとをリストにしたレコードを含む、請求項14に記載の基地局。
【請求項17】
前記複数の異なる種類の無線アクセス技術は、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)技術、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術、CDMA(Code Division Multiple Access)技術、GSM(Global System for Mobile)技術、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術、WLAN(Wireless Local Area Network)技術、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)技術、及びHRPD(High Rate Packet Data)技術を有するグループから選択される、請求項13に記載の基地局。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の種類の無線アクセス技術と、対応する複数の種類の無線アクセス技術の割り当てられた機能とを識別するリストを前記移動局に更に送信するように構成され、
前記割り当てられた機能は、音声のみ、VoIP(voice-over-Internet Protocol)が許可されないこと、VoIPが許可されることの中から選択される、請求項13に記載の基地局。
【請求項19】
基地局と無線通信するインタフェースと、少なくとも1つのプロセッサとを有する移動局であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報の要求を受信し、
前記要求に応じて、基地局に、前記移動局の無線アクセス技術機能に関する情報を含むメッセージを送信し、ただし、前記メッセージに含まれる前記情報は、前記移動局が前記移動局と前記基地局との間の無線リンクで通信するために前記移動局により使用可能な複数の異なる種類の無線アクセス技術をサポートすることを指定し、
前記移動局が前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうちどれを使用するかを制御する制御メッセージを前記基地局から受信するように構成される移動局。
【請求項20】
前記複数の異なる種類の無線アクセス技術は、EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)技術、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術、CDMA(Code Division Multiple Access)技術、GSM(Global System for Mobile)技術、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術、WLAN(Wireless Local Area Network)技術、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)技術、及びHRPD(High Rate Packet Data)技術を有するグループから選択される、請求項19に記載の移動局。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の種類の無線アクセス技術と、対応する複数の種類の無線アクセス技術の割り当てられた機能とを識別するリストを前記基地局から更に受信するように構成され、
前記割り当てられた機能は、音声のみ、VoIP(voice-over-Internet Protocol)が許可されないこと、VoIPが許可されることの中から選択される、請求項20に記載の移動局。
【請求項22】
前記受信した制御メッセージは、前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち選択された1つ以上が前記移動局による使用のために有効化され、前記複数の異なる種類の無線アクセス技術のうち他の1つ以上が前記移動局による使用から無効化されることを指定する、請求項20に記載の移動局。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−504946(P2013−504946A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528960(P2012−528960)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/048710
【国際公開番号】WO2011/032122
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.フロッピー
【出願人】(390023157)ノーテル・ネットワークス・リミテッド (153)
【Fターム(参考)】