説明

積層フィルム及び芳香放出具

【課題】 適度な透湿度と酸素透過度のフィルム機能を有し、且つ揮発性香料成分を含んだ内容物を当該積層フィルムで包装した際に、携帯性及び形状の安定性に優れ、液体揮発性香料成分が外に漏れることのない、安全性に優れた芳香放出具を得ることができ、更にこの内容物の揮発成分が放出される速度を制御することのできる積層フィルムを提供することにある。
【解決手段】 硬度が80〜98A、透湿度が50〜5000g/m2 ・24hである熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と、不織布層とを含有してなることを特徴とする積層フィルム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層フィルムに関し、特に、揮発性香料成分を含んだ内容物を包装し、この内容物の揮発性香料成分が当該積層フィルムを透過することを利用して、アロマテラピー用具や医療用具等の包装材料として好適に用いられる積層フィルムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、担体等に液体香気成分を含有させて、シートで包装した芳香剤が知られている。例えば、フェロモン物質を含有させた多孔質担体をポリエチレンなどの制御膜で被覆し、フェロモン物質の放出を制御したフェロモン製剤(特許文献1参照)、ガスバリヤー性の外面フィルムをはがすことにより、有孔フィルムや不織布からなる内面フィルムを通して有効成分が蒸散される、マット状の防虫忌避剤、昇華性薬剤、芳香剤用の包装袋(特許文献2参照)、芳香剤を含浸定着させた多孔質材シートと、多孔質材シートを保持した接着面を有する車用芳香放出具(特許文献3参照)、熱可塑性ポリウレタンフィルムと多種フィルムとの接合フィルム、このフィルムを用いた除湿剤、芳香剤、防虫剤及び手袋(特許文献4参照)、少なくとも片面が可撓性のガス透過性フィルムの内部に蒸散液を収容、密閉した蒸散液収容袋(特許文献5参照)等が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開昭59−13701号公報
【特許文献2】特開平9−86568号公報
【特許文献3】特開2001−199859号公報
【特許文献4】特開2002−137351号公報
【特許文献5】特開2004−81179号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの特許文献に記載された芳香剤は、液体香気成分を含浸あるいは塗布した担体を被覆した多孔質膜や不織布を通して香気成分を揮散するものが多く、有効成分を定常的に揮散できないとか、香気成分が直接肌や衣類などに触れるとか、携帯性に優れない等の課題がある。
【0005】
例えば、特許文献1の場合では、フェロモン物質が担持層に吸着されたまま放出されずに残留し、有効成分を効率的に利用できない。特許文献2の場合では、防虫忌避剤、昇華性薬剤、芳香剤の有効成分を含浸させたマットを用いるために、有効成分を定常的且つ持続的に揮散させることは難しい。また、開口部より有効成分に直接肌が触れる恐れがある。
【0006】
特許文献3の場合では、多孔質材シートの微細孔に多量の芳香剤を含浸定着させることは難しく、多孔質材シートの孔径で揮散性をコントロールしているため有効成分の初期の揮散量が大きくなる。
【0007】
特許文献4の場合では、ポリウレタン層の厚さが限定され、また、揮散性成分を充填した場合に、ポリウレタンフィルムと多種フィルムとの剥離が問題となる。
特許文献5の場合では、蒸散液をガス透過性フィルムで密閉したものであるが、その使用時には加熱蒸散装置が必要であり、また、携帯性についても考慮されていない。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、適度な透湿度と酸素透過度のフィルム機能を有し、且つ揮発性香料成分を含んだ内容物を包装した際に、携帯性及び形状の安定性に優れ、液体香料成分が外に漏れることのない、安全性に優れた芳香放出具を得ることができ、更にこの内容物の揮発成分が放出される速度を制御することのできる積層フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明による積層フィルムは、硬度が80〜98A、透湿度が50〜5000g/m2 ・24hである熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と、不織布層とを含有してな ることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明による積層フィルムは、熱可塑性ポリウレタン系樹脂のポリオール成分が、エステル系ポリオール又はエステルカーボネート系ポリオールであることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明による積層フィルムは、不織布が、ポリエステル系樹脂繊維又はポリアミド系樹脂繊維からなる不織布であることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明による芳香放出具は、硬度が80〜98A、透湿度が50〜5000g/m2 ・24hである熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と、不織布層とを含有してなる積層フィルムによって、揮発性香料成分を含んだ内容物を包装し、揮発性香料成分を徐々に揮発させるように構成していることを特徴とする該積層フィルムで揮発性香料成分を含んだ内容物を包装し、徐々に揮発させることを特徴とする。
【0013】
上記熱可塑性ポリウレタン系樹脂層を構成する熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、重量平均分子量が500〜4000の二官能性ポリオール(以下、単に「二官能性ポリオール」という)と、ジイソシアネートと、重量平均分子量が500未満の低分子量ジオール(以下「鎖伸長剤」という)とを主原料としてなり、分子構造中にウレタン基を含有する高分子のうち熱可塑性を有するものである。
【0014】
そして、熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、鎖伸長剤とジイソシアネートとの反応によってできたハードセグメントと、二官能性ポリオールとジイソシアネートとの反応によってできたソフトセグメントからなるブロック共重合体である。
【0015】
更に、熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、使用される上記二官能性ポリオール等の主原料の種類によって区別され、例えば、ポリエーテル系ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。これらの熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。また、本発明の範囲であれば、成形性を改善する目的で、ポリウレタン系樹脂以外の材料を含有しても良い。
【0016】
上記二官能性ポリオールとしては、特に限定されず、例えば、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール等が挙げられ、揮発性香料成分に対する耐薬品性の観点から、ポリエステル系ポリオール又はポリカーボネート系ポリオールが好ましい。なお、ポリオール成分は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
【0017】
上記ポリエーテル系ポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール等が挙げられ、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール等を縮合重合させたり、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等の環状エーテルの開環重合により得ることができる。
【0018】
又、上記ポリエステル系ポリオールとしては、例えば、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸などの二塩基酸と、低分子量ポリオールとの縮合重合により得られるポリエステルポリオール、ポリカプロラクトングリコール等が挙げられる。
【0019】
更に、上記ポリカーボネート系ポリオールとしては、例えば、ジメチルカーボネートやジエチルカーボネート等のジアルキルカーボネート、ホスゲン、クロロギ酸エステル、ジアリルカーボネート、アルキレンカーボネート等と、低分子量ポリオールとを縮合重合させて得られるポリカーボネートポリオールなどが挙げられる。
【0020】
又、上記ジイソシアネートとしては、例えば、トルエンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリックMDI、トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加MDI等が挙げられる。
【0021】
そして、上記鎖伸長剤としては、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ビスヒドロキシエトキシベンゼン等が挙げられる。
【0022】
又、上記熱可塑性ポリウレタン系樹脂層は、その硬度が80〜98Aに限定される。硬度が80A未満であれば、得られる積層フィルムが柔らかすぎるために、袋状に包装した際に形状を保ちにくくなり、逆に、98Aを超えれば、上記積層フィルムが硬すぎるため、使用時に違和感を生じる恐れがある。本発明において、熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の硬度は、JIS K 6301に準拠して測定された値をいう。
【0023】
ここで、熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の硬度は、熱可塑性ポリウレタン系樹脂中のハードセグメント成分の量を調整することによって行うことができ、具体的には、熱可塑性ポリウレタン系樹脂の原料中における鎖伸長剤の含有量を増加させることによって熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の硬度を高くすることができる一方、鎖伸長剤の含有量を減少させることによって熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の硬度を下げることができる。
【0024】
又、上記熱可塑性ポリウレタン系樹脂層は、その透湿度が50〜5000g/m2 ・24hに限定される。透湿度が50g/m2 ・24h未満であれば、香料成分が十分に揮発せず、所定の効能が発揮できなくなり、逆に、透湿度が5000g/m2 ・24hを超えれば、過剰に香料成分が揮発してしまい、一定時間性能を発揮することができなくなる。本発明において、熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の透湿度は、JIS Z 0208「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」の条件Bに準拠して測定された値をいう。
【0025】
ここで、熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の透湿度は、熱可塑性ポリウレタン系樹脂の原料中における鎖伸長剤の含有量を増加させることによって熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の透湿度を上げることができる一方、鎖伸長剤の含有量を減少させることによって熱可塑性ポリウレタン系樹脂層の透湿度を下げることができる。
【0026】
本発明において、不織布としては特に限定はされず、例えば、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリプロピレン系樹脂、レーヨン、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂、広葉樹パルプ、針葉樹パルプ、絹、羊毛、綿、麻等又はこれらの混合物よりなる繊維からなる不織布が挙げられる。これらの中でも、香料の吸着性及び熱可塑性ポリウレタン系樹脂との接着強度等の観点より、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂又はナイロン等のポリアミド系樹脂よりなる繊維からなる不織布が好ましい。
【0027】
本発明の積層フィルムは、上記熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と不織布層とが積層されてなるので、製造上の取り扱い時に、熱可塑性ポリウレタン系樹脂を単層で使用するのと比較して、ブロッキング等や機械にかける際にフィルム同士が密着することが起こりにくくなるため有効である。また、この積層フィルムを用いて袋を作製し、揮発性香料成分を含有した内容物をこの袋に封入して芳香放出具とした場合、消費者が取り扱い時に、熱可塑性ポリウレタン系樹脂を単層で使用するのと比較して、表面がべとついたりせず、また形状が歪み、しわ等の変形が生じたりせず、使用感が良くなるという効果がある。なお、揮発性香料成分は、常温、常圧下にて液体状であって揮発性を有する香料成分であれば、汎用のものが用いられる。また、不織布単層で使用した場合は、揮発性香料成分を含有した内容物が、不織布より滲み出す虞れがある。
【0028】
本発明の積層フィルムの製造方法としては特に限定されないが、例えば、熱可塑性ポリウレタン系樹脂をTダイ法もしくはインフレーション法で製膜した後、得られた熱可塑性ポリウレタン系樹脂フィルムと不織布とを接着剤もしくは熱を用いて貼りあわせる方法、または、不織布上に、溶融状態の熱可塑性ポリウレタン系樹脂フィルムを直接押出ラミネートする方法等が挙げられる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の積層フィルムは上述の通りの構成であり、適度な透湿度と酸素透過度のフィルム機能を有し、且つ揮発性香料成分等を含んだ内容物を当該積層フィルムで包装した際に、携帯性及び形状の安定性を有し、液体香気成分が外に漏れることのない、安全性に優れた芳香放出具が得られ、更に、この内容物の揮発成分が放出される速度を制御することができるため、揮発性香料成分等を都合良く揮発させる香料含有小袋等のアロマテラピー用具や医療用具等の包装材料として好適に用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【実施例】
【0031】
(香気成分含有ゲルの調製)
油溶性液体状の揮発性香料成分(東京化成工業社製 商品名「リモネン」)100重量部に、ゲル化剤としてスチレン−ブタジエンブロックポリマーの粉体を30重量部添加し、室温で撹拌後、2〜3時間放置して油溶性の揮発性香料成分含有ゲルを得た。
【0032】
(実施例1)
目付けが30g/m2 のポリエチレンテレフタレート系不織布の一面に、ポリカーボネート系ウレタンフィルム(日本ポリウレタン工業社製 商品名「ミラクトラン」、硬度:95A)を厚さが200μmとなるように押出ラミネートすることによって、ポリエチレンテレフタレート系不織布の一面にポリカーボネート系ウレタンフィルムが積層一体化されてなる積層フィルムを得た。なお、積層フィルムのポリカーボネート系ウレタンフィルムの透湿度は、200g/m2 であった。
【0033】
そして、上記積層フィルムを用いて、この積層フィルムのポリエチレンテレフタレート系不織布を外側にして袋体(寸法25×40mm)を作製し、この袋体内に上記油溶性の揮発性香料成分含有ゲル0.5ミリリットルを封入して芳香放出具を得た。得られた芳香放出具を25℃雰囲気下に放置し、下記評価方法に従って性能評価した。
【0034】
(実施例2)
ポリカーボネート系ウレタンフィルムの厚さを50μmとしたこと以外は実施例1と同様にして芳香放出具を作成し、性能評価を行った。なお、積層フィルムのポリカーボネート系ウレタンフィルムの透湿度は、700g/m2 であった。
【0035】
(比較例1)
積層フィルムの代わりに、厚さ200μmのポリカーボネート系ウレタンフィルム(硬度95A、透湿度200g/m2 ・24h)を用いたこと以外は実施例1と同様にして芳香放出具を得て、性能評価を行った。
【0036】
(比較例2)
積層フィルムの代わりに、厚さ50μmのポリカーボネート系ウレタンフィルム(硬度95A、透湿度700g/m2 ・24h)を用いたこと以外は実施例1と同様にして芳香放出具を得て、性能評価を行った。
【0037】
(性能評価)
上記で得られた芳香放出具の性能を以下の方法で評価した。その結果は表1に示す通りであった。
【0038】
1.外観
揮発性香料成分含有ゲルを積層フィルムで包装して得られた芳香放出具を、25℃雰囲気下にて室内に放置し、7日間経過後におけるゲル封入後の膨潤によるしわ等を目視で観察して下記基準に基づいて評価した。
○・・・芳香放出具の表面にしわは発生していなかった。
×・・・芳香放出具の表面にしわが発生していた。
【0039】
2.香り持続性評価
香り持続性評価は、官能試験である香り強度試験と、揮発性香料成分含有ゲルの重量減少率の変化を求める揮散性試験により総合的に評価した。
【0040】
(1)香り強度試験
揮発性香料成分含有ゲルを積層フィルムで包装して得られた芳香放出具を、25℃雰囲気下にて室内に放置し、1日、3日、7日後の香りの程度を匂いで評価した。手に取らずに香りを感じる場合を「強い:A」、手に取って香りを感じる場合を「普通:B」、鼻に近づけないと香りを感じない場合を「弱い:C」とした。
【0041】
(2)揮散性試験
揮発性香料成分含有ゲルを積層フィルムで包装して得られた芳香放出具を、25℃雰囲気下にて室内に放置し、1日、3日、7日経過後の重量を測定し、重量変化率を下記の計算式により算出した。
重量減少率(重量%)=[ (作製直後の芳香放出具重量−所定日数経過後の芳香放出具 重量)/(調製直後のゲル重量−所定日数経過後のゲル重量)] ×100
【0042】
3.揮発性香料成分含有ゲルの触感試験
揮発性香料成分含有ゲルを積層フィルムで包装して得られた芳香放出具を、25℃雰囲気下にて室内に放置し、1日、3日、7日経過後の計3回について、指での触診によって柔軟性の判定をした。芳香放出具内でゲルが適度に移動し良好な柔軟性のあるものを○、やや硬化しているものを△、硬化してゲルが移動しないものを×として評価した。
【0043】
表1から明らかなように、本発明の実施例の積層フィルムの場合には、積層フィルムにしわ等の変形が発生することがなく、香り持続性も良好な結果を示した。これに対し、不織布層を用いない比較例の場合には、ポリカーボネート系ウレタンフィルムにしわ等の変形が発生するという結果が得られた。
【0044】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
硬度が80〜98A、透湿度が50〜5000g/m2 ・24hである熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と、不織布層とを含有してなることを特徴とする積層フィルム。
【請求項2】
熱可塑性ポリウレタン系樹脂のポリオール成分が、ポリエステル系ポリオール又はポリカーボネート系ポリオールであることを特徴とする請求項1記載の積層フィルム。
【請求項3】
不織布が、ポリエステル系樹脂繊維又はポリアミド系樹脂繊維からなる不織布であることを特徴とする請求項1又は2記載の積層フィルム。
【請求項4】
硬度が80〜98A、透湿度が50〜5000g/m2 ・24hである熱可塑性ポリウレタン系樹脂層と、不織布層とを含有してなる積層フィルムによって、揮発性香料成分を含んだ内容物を包装し、揮発性香料成分を徐々に揮発させるように構成していることを特徴とする芳香放出具。

【公開番号】特開2006−240216(P2006−240216A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−62099(P2005−62099)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【出願人】(596111276)積水フイルム株式会社 (133)
【出願人】(000131245)株式会社シード (30)
【Fターム(参考)】