説明

積層型カメラモジュール

【課題】レンズを具備したレンズ本体を積層、結合するように改善された積層型カメラモジュールを提供する。
【解決手段】上記積層型カメラモジュールは、第1レンズが具備される第1レンズ本体、上記第1レンズ本体と積層されて結合され、上記第1レンズを通して入射される被写体の映像が通過するように固定された第2レンズを具備する第2レンズ本体、並びに上記レンズを通して入射される被写体の映像を感知するように上記第2レンズ本体の下部に配置されるイメージセンサー、を含んで上記第1、2レンズ本体を積層させることを特徴とする。本発明によれば、第1レンズがねじ結合された第1レンズ本体と第2レンズがそれぞれ固定された多数個の第2レンズ本体が積層されて固定されることで対称及び/又は非対称、球面及び/又は非球面、円形及び/又は多角形等の様々な形のレンズを容易に組み合わせることができ、レンズの数を容易に変化させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカメラモジュールに関するもので、より詳しくはレンズを具備したレンズ本体を積層、結合することにより、レンズの組み合わせを容易にし、その互換性を向上させ、結合の際発生され得る異物などによるイメージセンサーやレンズの汚染を防止するように改善された積層型カメラモジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にカメラモジュールは、レンズを含むレンズ部、上記レンズ部と結合されるハウジング、及びIRフィルターとイメージセンサーなどを含むセンサー部を含む。すなわち、図1aに示すように、上記レンズ部110はレンズ112とそのレンズ112が内蔵された鏡筒114から構成されている。この際、上記レンズは実現しようとするカメラの機能及び性能によって鏡筒内に一つまたは多数個が設置され得る。
【0003】
一方、上記ハウジング122は、上記鏡筒114を収容するための開口122aが形成されているので、上記鏡筒114が上記開口122aに結合されることにより、上記レンズ部110とハウジング122は結合される。
【0004】
この際、上記鏡筒114の外周面上には、雄ねじ部114aが形成されており、上記開口122aの内周面には雌ねじ部が形成されて上記雄ねじ部と雌ねじ部がねじ結合されることにより、上記鏡筒114とハウジング122はねじ結合される。
【0005】
一方、上記ハウジング122の下部には、センサー部130が固定される。上記センサー部130は上記レンズ112を通して入射される被写体の映像を電気的な信号に変えて画像を形成する役割をする。
【0006】
そのために、上記センサー部130はイメージセンサー132とIRフィルター134などを具備している。すなわち、レンズ112を通して入射される被写体の映像中の赤外線相当量は上記IRフィルター134によって一部フィルターリングされた後、可視光線部分はイメージセンサー132によって感知される。
【0007】
この際、上記イメージセンサー132は信号を転送するための手段、例えばFPC136などと電気的に繋がっている。そのため、イメージセンサー132によって感知された被写体の映像はイメージセンサー132によって電気的な信号に変換された後FPC136などを介して転送されてLCDなどのディスプレイ手段(図示せず)で画像を形成するようになる。
【0008】
しかし、上記レンズ部110はレンズ112が上記鏡筒144に内蔵されるように構成されているので、カメラの機能及び性能を変更させるためにその数やレンズ等の組み合わせを変更させなければならない場合、それに合う鏡筒を新たに製作しなければならないので、レンズの数変更や組み合わせの変更が困難である問題点があった。
【0009】
また、図1bに示すように、上記鏡筒114とハウジング122はネジ結合されるが、この際、それぞれの雄ねじ部と雌ねじ部が互いに接触して摩耗されるので、微粒子(particle)が発生される。上記のように、発生された微粒子は上記雄ねじ部と雌ねじ部の間を通してIRフィルター134上に落下されることによりイメージセンサー132に入射される映像に影響を及ぼすようになるという問題点もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記のような従来の問題点を解消するためのものとして、レンズを具備したレンズ本体を積層、結合することにより、レンズの組み合わせを容易にしその互換性を向上させ、結合の際に発生され得る異物などによるイメージセンサーやレンズの汚染を防止するよう改善された積層型カメラモジュールを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を果たすために本発明は、カメラモジュールにおいて、第1レンズが少なくとも一つ具備される第1レンズ本体、上記第1レンズ本体と積層されて結合され、上記第1レンズを通して入射される被写体の映像が通過するように固定された第2レンズを具備する少なくとも一つ以上の第2レンズ本体、及び上記レンズを通して入射される被写体の映像を感知するよう上記第2レンズ本体の下部に配置されるIRフィルターとイメージセンサー、を含んで上記第1、2レンズ本体を積層させることにより、レンズの組み合わせが可能となることを特徴とする積層型カメラモジュールを提供する。
【0012】
好ましくは、上記第1レンズ本体はその下部に結合突起を具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合突起を収容するよう形成された結合開口と下部に上記結合開口に収容される結合突起を具備するように構成され得る。
【0013】
好ましくは、上記第1レンズ本体はその下部に結合開口を具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合開口に収容されるよう形成された結合突起と下部に上記結合突起を収容する結合開口を具備するように構成され得る。
【0014】
また、上記結合開口と結合突起は上記第1、2レンズの映像入射領域の外側に配置されることができ、上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合されるように構成され得る。
【0015】
その他には、上記第1レンズ本体はその下部に結合ホールを具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成され得る。
【0016】
より好ましくは、上記第1レンズは上記第1レンズ本体に対してレンズを回転させることができる回転手段をさらに具備してレンズ焦点調節ができ、上記回転手段はハンドルとホール及び/又はレバーとジグのいずれかの一つであることができる。
【0017】
また、本発明はカメラモジュールにおいて、第1液体レンズが少なくとも一つ具備される第1レンズ本体、上記第1レンズ本体と積層されて結合され、上記第1液体レンズを通して入射される被写体の映像が通過するように固定された第2固体レンズを少なくとも一つ以上具備する第2レンズ本体、及び上記レンズ等を通して入射される被写体の映像を感知するように上記第2レンズ本体の下部に配置されるIRフィルターとイメージセンサー、を含んで上記第1、2レンズ本体を積層させることにより、レンズの組み合わせが可能になることを特徴とする積層型カメラモジュールを提供する。
【0018】
好ましくは、上記第1レンズ本体を構成する少なくとも一つ以上具備される第1液体レンズは液体レンズ上部と、上記液体レンズ上部との結合の際レンズキャビティを形成する液体レンズ下部を積層して具備することができる。
【0019】
好ましくは、上記液体レンズ上部はその下部に結合開口を具備し、上記液体レンズ下部はその上部に上記結合開口に収容されるよう形成された結合突起を具備し、下部に結合開口を具備することができる。
【0020】
好ましくは、上記液体レンズ上部はその下部に結合突起を具備し、上記液体レンズ下部はその上部に上記結合突起を収容するように形成された結合開口と下部に上記結合開口に収容される結合突起を具備することができる。
【0021】
また、上記結合開口と結合突起は上記第1液体レンズに具備された液体レンズ、液体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ連結部の中央レンズ、固体レンズ下部の中央レンズなどの映像入射領域の外側に配置されることができ、上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合され得る。
【0022】
その他には、上記液体レンズ上部はその下部に結合ホールを具備し、上記液体レンズ下部の上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成され得る。
【0023】
好ましくは、上記第2レンズ本体は固体レンズ上部の上板レンズが具備される固体レンズ上部と、固体レンズ連結部の中央レンズが具備される固体レンズ連結部と固体レンズ下部の中央レンズが具備される固体レンズ下部を積層して具備することができる。
【0024】
好ましくは、上記固体レンズ上部はその下部に結合開口を具備し、固体レンズ連結部はその上部に上記結合開口に収容されるようにする結合突起とその下部に固体レンズ下部のその上部に具備されている結合開口に収容されるようにする結合突起を具備し、上記固体レンズ下部はその上部に上記結合突起に収容されるように結合開口を具備することができる。
【0025】
その他には、上記固体レンズ上部はその下部に結合突起を具備し、固体レンズ連結部はその上部に上記結合突起に収容されるようにする結合開口とその下部に固体レンズ下部のその上部に具備されている結合突起に収容されるようにする結合開口を具備し、上記固体レンズ下部はその上部に上記結合開口に収容されるように結合突起を具備することができる。
【0026】
また、上記結合開口と結合突起は、上記固体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ連結部の中央レンズ、固体レンズ下部の中央レンズの映像入射領域の外側に配置され得、上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合され得る。
【0027】
その他には、上記固体レンズ上部はその下部に結合ホールを具備し、上記固体レンズ連結部の上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールを具備し、上記固体レンズ下部の上部には上記固体レンズ連結部の下部の結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に結合ホールが形成され得る。
【0028】
好ましくは、上記固体レンズ上部と上記固体レンズ下部の間には固体レンズ連結部の中央レンズを有する固体レンズ連結部を積層して具備することができる。
【0029】
また、上記第1液体レンズは上記液体レンズ下部の中央に満たされる非伝導性油性液体と、上記液体レンズ上部と液体レンズ下部との結合の際形成されるレンズキャビティ内に注入される伝導性水性液体から構成され得る。
【0030】
好ましくは、上記液体レンズ上部及び/又は、液体レンズ下部側面には少なくとも2つの微細管を備え、その中一つの微細管と連結されるポンプを備え、残り微細管と連結されて上記伝導性水性液体が満たされる液体貯蔵槽を備えて上記ポンプと連結された微細管を通して上記レンズキャビティ内の内部空気が抜け出すことで生じる気圧差によって上記液体貯蔵槽と連結された微細管を通して真空された量程上記レンズキャビティ内に伝導性水性液体を気泡発生なしに満たして液体レンズを構成することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、第1レンズがねじ結合された第1レンズ本体と第2レンズがそれぞれ固定された多数個の第2レンズ本体が積層されて固定されることにより様々な形態のレンズを容易に組み合わせできるばかりではなく、第2レンズ本体をさらに積層、結合させることにより、レンズの数を容易に変化させ得る効果を得ることができる。
【0032】
さらに、上記レンズやイメージセンサーの映像入射領域の外側に結合手段である結合突起と結合開口が配置されるよう上記第1、2レンズ本体を形成し、上記第1、2レンズ本体の結合の際、摩耗によって発生され得る微粒子がレンズやイメージセンサーの映像入射領域に落下しないようにすることにより、微粒子によって不良画像が発生されることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、添付された図面に基づいて本発明の好ましい実施例をより詳しく説明すれば、次の通りである。
【0034】
図2は本発明による積層型カメラモジュールの一実施例を示すもので、aは分解斜視図であり、bは結合断面図であり、図3は本発明による積層型カメラモジュールの他の実施例を示すもので、aは分解斜視図であり、bは結合断面図である。さらに、図4は発明による積層型カメラモジュールのさらに他の実施例を示す分解斜視図であり、図5は本発明による積層型カメラモジュールの第1レンズにさらに具備される回転手段を示すもので、aは回転手段がハンドルであることを示すものであり、bは回転手段がホールであることを示すものであり、図6は本発明による積層型カメラモジュールで液体レンズと固体レンズが組み合わせられた断面図であり、図7は本発明による積層型カメラモジュールで液体レンズと固体レンズが多層で組み合わせられる他の実施例を示す分解図である。
【0035】
本発明はレンズを具備したレンズ本体を積層して結合することができる構造に改善してレンズの組み合せを容易にするように構成することにより、互換性を向上させ、レンズ本体の結合の際に発生され得る異物などによってイメージセンサーやレンズが汚染しないように改善された積層型カメラモジュールに関するものである。
【0036】
本発明による積層型カメラモジュールは図2aと図2bに示すように第1レンズ本体10、少なくとも一つ以上の第2レンズ本体30、及び四角形、円形、多角形等の形状を有するIRフィルター54とイメージセンサー50を含んでいるが、その構造について以下で説明する。
【0037】
上記第1レンズ本体10は中央部が貫通された中空形状で形成され、上記のように貫通された第1レンズ本体10の中央部には対物レンズである第1レンズ22がねじ結合される。すなわち、上記第1レンズ22はその外周上に雄ねじ部22aが形成されており、上記第1レンズ本体10の中央内側面には雌ねじ部12が形成されて上記第1レンズ22の雄ねじ部22aが上記第1レンズ本体10の雌ねじ部12にねじ結合されるように構成される。
【0038】
従って、上記第1レンズ22が上記第1レンズ本体10にねじ結合されて回転して上記第1レンズ本体10の軸方向に移動されることにより、焦点調節が可能になるように構成される。
【0039】
一方、上記のように構成された第1レンズ本体10はその下面上に突出されて後述する第2レンズ本体30との結合を可能になるようにする結合突起14を具備している。
【0040】
次に、第2レンズ本体30について説明する。
【0041】
図2aと図2bに示すように、上記第2レンズ本体30は上記第1レンズ本体10と積層されて結合されるようにその上部に上記第1レンズ本体10の結合突起14を収容する結合開口32が形成されている。上記結合開口32の中央部には第2レンズ42が固定されており、その下部には上記結合開口32に収容されることができる結合突起34が突出されている。
【0042】
従って、上記第2レンズ本体30はその下部にもう一つの第2レンズ本体30が結合され得るように構成される。すなわち、上記第2レンズ本体30の下部に形成された結合突起34がもう一つの第2レンズ本体30の上部に形成された結合開口32に挿入されることにより、上記第2レンズ本体30は連続的に積層される形態で結合可能である。
【0043】
上記のように、積層可能なレンズ本体の構造は図2bに示すようにそれぞれの第2レンズ本体30にそれぞれ凸及び/又は凹、対称及び/又は非対称、球面及び/又は非球面、円形及び/又は多角形などの様々な種類のレンズを固定させ上記第2レンズ本体30を積層、結合することにより、様々なレンズの組み合わせを容易に実現できるようにするためである。
【0044】
一方、上記のように第1レンズ本体10の下部に多数の第2レンズ本体30が積層されて結合されることにより、被写体から反射される光が上記第1レンズ22と多数個の第2レンズ42を通して入射される。
【0045】
この際、最下部に結合される第2レンズ本体30の下部にはイメージセンサー50が配置されるが、上記イメージセンサー50は上記第1、2レンズ22、42を通過した被写体の映像を感知して電気的な信号に変換した後、LCDなどのディスプレイ手段(図示せず)を介して画像を形成するようになる。
【0046】
そのために、上記イメージセンサー50は電気的な信号を転送するための信号転送手段52、例えばFPCや回路基板などと電気的に繋がるように構成される。上記信号転送手段52は上述したディスプレイ(図示せず)と電気的に繋がって上記イメージセンサー50において、電気信号に変換された映像信号をディスプレイ手段(図示せず)で転送するように構成させる。
【0047】
一方、上記イメージセンサー50には上記第1、2レンズ22、42を通してイメージセンサー50に入射される被写体の映像中の一部をフィルターリングするためのIRフィルター54が付着されるように構成されることもできる。
【0048】
上記では、上記第1、2レンズ本体10、30がそれぞれ結合突起34と結合開口32を具備し、上記第2レンズ本体30の下部に形成された結合突起34がもう一つの第2レンズ本体30の上部に形成された結合開口32に結合されることにより、積層構造を形成することと説明され図示されたが、図3aと図3bに示すような変形構造も可能である。
【0049】
すなわち、図3aと図3bに示すように上記第1、2レンズ本体10'、30'がそれぞれ結合開口14'と結合突起32'を具備することにより、積層結合される構造に変形されることもできる。
【0050】
この際、上記第1レンズ本体10'はその下部に結合開口14'が形成され、上記第2レンズ本体30'の上部には上記第1レンズ本体10'の結合開口14'に挿入されて固定される結合突起32'が突出されるように形成され、その下部には上記結合突起32'が挿入されて固定され得る結合開口34'が形成されるように構成されることも可能である。このような変形構造は上述した実施例と第1、2レンズ本体10'、30'のみを積層して結合させるための結合突起と結合開口のみが相違であり、その他の構成要素は等しいので、他の部分に関する説明は省略する事にする。
【0051】
一方、上述した二つの実施例において、結合口32、14'の内側面には雌ねじ部が形成され結合突起14、32、'、34の外側面には雄ねじ部が形成されて上記第1レンズ本体10、10'と複数個の第2レンズ本体30、30'らが結合開口と結合突起に形成された雌ねじ部と雄ねじ部のねじ結合で結合されることもできる。
【0052】
また、上述した実施例においては、第1、2レンズ本体を円形で示しているが、図4に示すように四角形であることができ、多角形であることができ、またその他の様々な形態でも構成が可能である。そして、上述した結合突起と結合開口を利用した結合構造以外に上記第1、2レンズ本体中の一つは結合ピン32"が突出されるように固定され、残り一つには上記結合ピン32"が挿入されて固定される結合ホール14"を形成することにより、結合ピン32"が結合ホール14"に挿入されて固定されることにより、上記第1、2レンズ本体10"、30"が固定されるように構成されることもできる。
【0053】
一方、上記第1レンズ本体にねじ結合される第1レンズ22は第1レンズ本体に対してレンズを回転させるための回転手段をさらに具備することもできる。上記回転手段は図5aに示すように上記第1レンズ22の上部に突出されるように固定されたハンドル24であることができ、図5bに示すように上記第1レンズ22に形成されたホール24'であることもできる。
【0054】
従って、上記第1レンズ22を回転させようとする場合、上記ハンドル24を利用して第1レンズ22を回転させたり、上記ホール24'に別のジグ(jig)を挿入して第1レンズ22を回転させることが可能である。
【0055】
一方、上述した第1、2レンズ22、44は凹レンズ、凸レンズ及びその他の非対称形状のレンズなどを含む固体相の固体レンズであることができ、その他に液体の表面張力などを利用して焦点距離を調節することができる液体状の液体レンズであることができる。従って、上述した一つ以上の第1、2レンズ22、42は凹及び/又は凸レンズ、対称及び/又は非対称、球面及び/又は非球面、円形及び/又は多角形などのレンズの形態と材料などに拘らず、上記で記述した本発明の効果を得ることができる。
【0056】
図6には上述した液体レンズと固体レンズを本発明による積層型カメラモジュールを利用して組み合わせた一例を示すものである。
【0057】
すなわち、図6に示すように第1レンズ本体70内には液体レンズが注入、形成され、その下部には一つ以上の第2レンズ本体90が積層、結合されることにより単数個及び/又は複数個の液体レンズと単数個及び/又は複数個の固体レンズが組み合わせられるように構成されることも可能である。
【0058】
上記のように、液体レンズを適用するためには図6に示すように上記第1レンズ本体70にねじ結合される補助本体72を結合させ、これらの間をオイルリング74などのシーリング部材などで密封させるように構成されるが、上記第1レンズ本体70と補助本体72の間に液体レンズを形成する液体が注入される。
【0059】
一方、液体レンズとは、伝導性水性液体と非伝導性油性液体を密閉空間に満たして、二つの液体間に形成された球面形の境界面がレンズ役割をするようにしたものであるが、特に伝導性液体に印加させる電圧を調節することにより、二つの液体間の境界面を制御して焦点距離が調節できるようにしたものである。すなわち、伝導性液体に印加させる電圧を調節してレンズの厚さを減らしたり、電圧を低くし厚さを増やす方式で焦点距離を調節するように構成される。
【0060】
上記のように構成された本発明による積層型カメラモジュールは対物レンズである第1レンズがねじ結合された第1レンズ本体70と第2レンズがそれぞれ固定された多数個の第2レンズ本体90が積層されて固定されることにより、様々な形態のレンズを容易に組み合わせることばかりではなく第2レンズ本体90をさらに積層、結合させることにより、レンズの個数を容易に変化させることができる。
【0061】
そして、上記レンズやイメージセンサーの映像入射領域の外側に結合突起と結合開口が配置されるように上記第1、2レンズ本体を形成することにより、上記第1、2レンズ本体の結合時摩耗によって発生され得る微粒子がレンズやイメージセンサーの映像入射領域に落下しないようにすることで微粒子によって不良画像が発生されることを防止することができる。
【0062】
図7には上述した液体レンズと固体レンズを本発明による積層型カメラモジュールを利用して組み合わせた他の実施例を示すものである。
【0063】
すなわち、図7に示すように、第1液体レンズ70は液体レンズ上部70aと液体レンズ下部70bから構成されており、必要あるいは、目的に応じて液体レンズ上部70aの中央上端に液体レンズ上部の上板レンズ71aを凸レンズ及び/又は凹レンズ形状を構成して光量及び/又は光学特性などを調節することができる。図7では液体レンズ上部上板レンズ71aを凸レンズ形状で示したが、凹及び/又は平面、対称及び/又は非対称、球面及び/又は非球面、円形及び/又は多角形などレンズの形態と材料などに拘らず、上記で記述した本発明の効果を得ることができる。
【0064】
また、必要あるいは、目的に応じて積層、結合の位置に構わず一つ以上の第1液体レンズ70と一つ以上の第2固体レンズを有する一つ以上の第2レンズ本体90を積層、結合されることにより、複数個の液体レンズと複数個の固体レンズが組み合わせられるように構成することができる。
【0065】
上記第2固体レンズ90は液体レンズ(図示せず)が注入されて具備される液体レンズ上部70aと、上記液体レンズ上部70aとの結合の際に液体レンズ形状を具備するようにレンズキャビティ(Lens Cavity)を形成する液体レンズ下部70bを積層して具備する。
【0066】
そこで、上記液体レンズ上部70aはその下部に結合開口72aを具備し、上記とは反して、液体レンズ下部70bはその上部に上記結合開口72aに収容されるように形成された結合突起72bを具備し、その下部には後述する第2固体レンズ90aと結合される結合開口73bを具備する。
【0067】
また、上記液体レンズ上部70aにはさらに他の液体レンズ下部の結合開口を収容するように形成された結合突起をさらに具備することもできる。
【0068】
さらに、上記液体レンズ上、下部70a、70bに具備される結合開口72aと結合突起72bは上記液体レンズ上部の上板レンズ71aの映像入射領域の外側に配置されることが望ましく、上記結合開口72aと結合突起72bはそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合後接合(ボンディング)される構造が望ましい。
【0069】
さらに、上記液体レンズ上、下部70a、70bは上記液体レンズ上部70aの下部に結合ホールを具備し、上記液体レンズ下部70bの上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと液体レンズ下部70bの下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成されるように構成して積層される結合構造を具備することもできる。
【0070】
一方、上記第1液体レンズ70に積層されて結合される第2固体レンズ90は上記液体レンズ上部上板レンズ71aを通して入射される被写体の映像が通過するように固定された固体レンズ上部の上板レンズ91a、固体レンズ内部の中央レンズ91b、固体レンズ下部中央レンズ91cを少なくとも一つ以上具備する。
【0071】
このような第2固体レンズ90は固体レンズ上部の上板レンズ91aが具備される固体レンズ上部90aと、固体レンズ連結部中央レンズ91bが具備される固体レンズ連結部90bと固体レンズ下部中央レンズ91cとを具備する固体レンズ下部90cを積層して具備する。
【0072】
上記固体レンズ上部90aは、上部に上記液体レンズ下部70bの結合開口73bと結合される結合突起93aを備え、下部には結合開口92aを具備する。
【0073】
また、上記固体レンズ連結部90bは、上部に上記固体レンズ上部90aの結合開口92aと結合される結合突起92bを、下部には上記固体レンズ下部90cの上部に具備されている92cと結合される結合突起93bを具備する。
【0074】
さらに、上記固体レンズ下部90cは上部に上記固体レンズ連結部90bの下部の結合突起93bと結合される結合開口92cを備え、下部にはIRフィルター、イメージセンサーあるいは、さらに他の液体レンズ及び/又はさらに他の固体レンズと結合される結合開口93cを具備する。
【0075】
この際、上記液体レンズ下部70bの結合開口を結合突起に、上記固体レンズ上部90aにも上記と反対に上部の結合突起を結合開口に形状を変えても本発明の効果である積層、結合の効果は等しい。
【0076】
さらに、上記の固体レンズ下部90cの上部に上記結合突起を収容するように形成された結合開口と下部に上記結合開口に収容される結合突起を具備することもできる。
【0077】
また、必要あるいは、目的に応じて上部と下部が、それぞれ結合突起、結合開口(又は結合開口、結合突起)に具備された一つ以上の固体レンズ連結部90bを互いに積層、結合できるように構成することもできる。
【0078】
さらに、上記固体レンズ上部90a、固体レンズ連結部90b、固体レンズ下部90cに具備される結合開口92a、92c、93cと結合突起93a、92b、93bは上記固体レンズ上部の上板レンズ91a、固体レンズ連結部の中央レンズ91b、固体レンズ下部の中央レンズ91cの映像入射領域の外側に配置され、上記結合開口92a、92c、93cと結合突起93a、92b、93bはそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合される。
【0079】
また、上記固体レンズ上部90aと固体レンズ連結部90bとの下部に結合ホールを具備し、上記固体レンズ連結部90bと固体レンズ下部90cの上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成されるように構成して積層される結合構造を具備することもできる。
【0080】
一方、上記固体レンズ上部90aと上記固体レンズ下部90cとの間には、固体レンズ連結部の中央レンズ91bを有する固体レンズ連結部90bを積層して具備し、上記固体レンズ連結部90bの本体中央には上記固体レンズ下部90cの結合開口92cと結合される結合突起93bを貫通形成し、上部には上記固体レンズ上部90aの結合開口92aと結合される結合突起92bを具備する。
【0081】
図7に示すような積層型カメラモジュールにおいて、液体レンズ上、下部70a、70bに液体レンズを適用するために、上記液体レンズ下部70bの中央部上に一定量の非伝導性油性液体を注入し、上記液体レンズ上部70aと液体レンズ下部70bをねじ結合方式及び/又は結合突起方式などで結合させ、これらの間の結合部位を樹脂、ボンドなどのような接合材料などで密封させた後、伝導性水性液体を注入するようになる。
【0082】
本発明では前述した本発明のねじ結合方式及び/又は結合突起方式などの効果を十分に得、液体レンズ内部に気泡などが発生してイメージセンサー132に入射される映像に影響を及ぼされる問題点と液体レンズ焦点調節などに影響を及ぼす問題点、不良画像発生などを予め防止するために既存の水性液体を注入及び組み立てる方法と違って、上記液体レンズ上部の上端(及び/又は液体レンズ下部の下端、及び/又は側面)などに構成されている2つ以上の微細管(図示せず)を使用するようになる。例えば、2つ以上の微細管がある場合、一側の微細管はポンプと連結されており、他側の微細管は伝導性水性液体筒と連結されており、一側の微細管を通して内部空気を抜き出すと、気圧差によって他側の微細管を通して真空された量程伝導性水性液体で満たされるようになり、内部に気泡が発生せず、液体レンズを構成するレンズキャビティ(Lens Cavity)内部を伝導性水性液体で全体を満たすようになる。
【0083】
または2つ以上の微細管がある場合、一側の微細管はポンプと連結されており、伝導性水性液体筒の中で上記微細管を通して内部空気を抜き出すようになると、気圧差によって他側の微細管を通して真空された量程伝導性水性液体で満たされるようになり、内部に気泡が発生せず、液体レンズを構成するレンズキャビティ(Lens Cavity)内部を伝導性水性液体で全体を満たすようになる。
【0084】
上記液体レンズ上部と液体レンズ下部の上下結合で構成されたレンズキャビティ(Lens Cavity)の内部が伝導性水性液体で全体が満たされるようになると、上記微細管をレーザーで切断すると同時に微細管の穴はレーザーによって密封になるようにし、また、刀、鋏、ニッパーなどのような物質的切断手段などによって微細管を切り出した後、ボンドなどのような密封制で穴を埋めることもできる。この際、小さな穴は内部流圧と外部大気圧が平衡状態を成すようになって外部空気が内部に染み込まなくなる。
【0085】
そして、伝導性液体に印加させる電圧を調節して液体レンズの厚さを減らしたり、電圧を低くして厚さを増やす方式などでレンズの焦点距離を調節するなどの動作原理は上記に記述したとおりである。
【0086】
一方、上記第2固体レンズ90の固体レンズ上部90aと固体レンズ下部90cの間に具備される固体レンズ連結部90bの主要役割は、様々な形状で積層型カメラモジュールに具備されてレンズの基本的な役割以外に、カメラモジュールを互いに繋げる継足し管などの役割をし、また一つ以上の固体レンズを有する固体レンズ連結部がさらに積層、結合されることにより、単数個及び/又は複数個の液体レンズと単数個及び/又は複数個の固体レンズが組み合わせされるように構成されることもできるのである。
【0087】
また、上記固体レンズ連結部90bの内部には目的に応じて一つ以上の凹及び/又は凸、対称及び/又は非対称、球面及び/又は非球面、円形及び/又は多角形などの様々な形態のレンズを具備することができ、使用用途に応じて柔軟な材質でレンズ本体を作り?、?、?などの形で曲げることができ、また内部には反射鏡、プリズムなどを具備して光学的性質を維持及び向上させることができる。
【0088】
本発明は特定の実施例に従って図示され、説明されたが、以下の特許請求範囲によって備えられる本発明の精神や分野に外れない限度内で本発明が多様に改造及び変化され得ることを当業界で通常の知識を有する者は容易に想到できることを明らかにしておく。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1a】従来のカメラモジュールの分解斜視図である。
【図1b】従来のカメラモジュールの結合断面図である。
【図2a】本発明の一の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。
【図2b】本発明の一の実施例によるカメラモジュールの結合断面図である。
【図3a】本発明の他の実施例によるカメラモジュールの分解斜視図である。
【図3b】本発明の他の実施例によるカメラモジュールの結合断面図である。
【図4】本発明による積層型カメラモジュールのさらに他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5a】本発明による積層型カメラモジュールの第1レンズにさらに具備される回転手段がハンドルであることを示す図である。
【図5b】本発明による積層型カメラモジュールの第1レンズにさらに具備される回転手段がホールであることを示す図である。
【図6】本発明による積層型カメラモジュールで液体レンズと固体レンズが組み合わせされた断面図である。
【図7】本発明による積層型カメラモジュールで液体レンズと固体レンズが多層で組み合わせされる他の実施例を示す分解図である。
【符号の説明】
【0090】
10、10'、70 第1レンズ本体
12 雌ねじ
14、32'、34 結合突起
14" 結合ホール
22 第1レンズ
24 ハンドル
24' ホール
30、30'、90 第2レンズ本体
32、14' 結合開口
32" 結合ピン
50 イメージセンサー
52 信号転送手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラモジュールにおいて、
第1レンズが少なくとも一つ具備される第1レンズ本体、
上記第1レンズ本体と積層されて結合され、上記第1レンズを通して入射される被写体の映像が通過するよう固定された第2レンズを具備する少なくとも一つ以上の第2レンズ本体、及び
上記レンズを通して入射される被写体の映像を感知するよう上記第2レンズ本体の下部に配置されるイメージセンサー、
を含んで上記第1、2レンズ本体を積層させることにより、レンズの組み合わせが可能となることを特徴とする積層型カメラモジュール。
【請求項2】
上記第1レンズ本体はその下部に結合突起を具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合突起を収容するよう形成された結合開口と下部に上記結合開口に収容される結合突起を具備することを特徴とする請求項1に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項3】
上記第1レンズ本体はその下部に結合開口を具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合開口に収容されるよう形成された結合突起と下部に上記結合突起を収容する結合開口を具備することを特徴とする請求項1に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項4】
上記結合開口と結合突起は上記第1、2レンズの映像入射領域の外側に配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項5】
上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合されることを特徴とする請求項2又は3に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項6】
上記第1レンズ本体はその下部に結合ホールを具備し、上記第2レンズ本体は上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項7】
上記第1レンズは上記第1レンズ本体に対してレンズを回転させ得る回転手段をさらに具備してレンズ焦点調節ができることを特徴とする請求項1に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項8】
上記回転手段はハンドルとホール及び/又はレバーとジグのいずれか一つであることを特徴とする請求項7に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項9】
カメラモジュールにおいて、
第1液体レンズが少なくとも一つ具備される第1レンズ本体、
上記第1レンズ本体と積層されて結合され、上記第1液体レンズを通して入射される被写体の映像が通過するように固定された第2固体レンズを少なくとも一つ以上具備する第2レンズ本体、及び
上記レンズ等を通して入射される被写体の映像を感知するよう上記第2レンズ本体の下部に配置されるイメージセンサー、
を含んで上記第1、2レンズ本体を積層させることにより、レンズの組み合わせが可能になることを特徴とする積層型カメラモジュール。
【請求項10】
上記第1レンズ本体を構成する少なくとも一つ以上具備される第1液体レンズは液体レンズ上部と、上記液体レンズ上部との結合の際、レンズキャビティを形成する液体レンズ下部を積層して具備することを特徴とする請求項9に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項11】
上記液体レンズ上部はその下部に結合開口を具備し、上記液体レンズ下部はその上部に上記結合開口に収容されるよう形成された結合突起を具備し、下部に結合開口を具備することを特徴とする請求項10に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項12】
上記液体レンズ上部はその下部に結合突起を具備し、上記液体レンズ下部はその上部に上記結合突起を収容するように形成された結合開口と下部に上記結合開口に収容される結合突起を具備することを特徴とする請求項10に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項13】
上記結合開口と結合突起は上記第1液体レンズに具備された液体レンズ、液体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ連結部の中央レンズ、固体レンズ下部の中央レンズなどの映像入射領域の外側に配置されることを特徴とする請求項11又は12に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項14】
上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合されることを特徴とする請求項11又は12に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項15】
上記液体レンズ上部はその下部に結合ホールを具備し、上記液体レンズ下部の上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールが形成されていることを特徴とする請求項10に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項16】
上記第2レンズ本体は、固体レンズ上部の上板レンズが具備される固体レンズ上部と、固体レンズ連結部の中央レンズが具備される固体レンズ連結部と固体レンズ下部の中央レンズが具備される固体レンズ下部を積層して具備することを特徴とする請求項9に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項17】
上記固体レンズ上部は、その下部に結合開口を具備し、固体レンズ連結部はその上部に上記結合開口に収容されるようにする結合突起とその下部に固体レンズ下部のその上部に具備されている結合開口に収容されるようにする結合突起を具備し、上記固体レンズ下部はその上部に上記結合突起に収容されるよう結合開口を具備することを特徴とする請求項16に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項18】
上記固体レンズ上部はその下部に結合突起を具備し、固体レンズ連結部はその上部に上記結合突起に収容されるようにする結合開口とその下部に固体レンズ下部のその上部に具備されている結合突起に収容されるようにする結合開口を具備し、上記固体レンズ下部はその上部に上記結合開口に収容されるように結合突起を具備することを特徴とする請求項16に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項19】
上記結合開口と結合突起は上記固体レンズ上部の上板レンズ、固体レンズ連結部の中央レンズ、固体レンズ下部の中央レンズの映像入射領域の外側に配置されることを特徴とする請求項17又は18に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項20】
上記結合開口と結合突起はそれぞれ雌ねじ部と雄ねじ部を具備してねじ結合されることを特徴とする請求項17又は18に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項21】
上記固体レンズ上部はその下部に結合ホールを具備し、上記固体レンズ連結部の上部に上記結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に上記結合ピンが挿入されて固定される結合ホールを具備し、上記固体レンズ下部の上部には上記固体レンズ連結部下部の結合ホールに挿入されて固定される結合ピンと下部に結合ホールが形成されていることを特徴とする請求項16に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項22】
上記固体レンズ上部と上記固体レンズ下部の間には固体レンズ連結部の中央レンズを有する固体レンズ連結部を積層して具備することを特徴とする請求項16に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項23】
上記第1液体レンズは上記液体レンズ下部中央に満たされる非伝導性油性液体と、上記液体レンズ上部と液体レンズ下部との結合の際形成されるレンズキャビティ内に注入される伝導性水性液体から構成されることを特徴とする請求項10に記載の積層型カメラモジュール。
【請求項24】
上記液体レンズ上部及び/又は液体レンズ下部側面には少なくとも2つの微細管を備え、その中の一つの微細管と連結されるポンプを備え、残り微細管と連結されて上記伝導性水性液体が満たされる液体貯蔵槽を備えて上記ポンプと連結された微細管を通して上記レンズキャビティの内部空気が抜けながら発生される気圧差によって上記液体貯蔵槽と連結された微細管を通して真空された量程上記レンズキャビティ内に伝導性水性液体を気泡発生なしに満たして第1液体レンズを構成することを特徴とする請求項23に記載のカメラモジュール。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−243711(P2006−243711A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−378376(P2005−378376)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】