説明

空気清浄機

【課題】放電の安定を図り、集塵効率を確実に向上する。
【解決手段】横方向Yに並行に配設し、高さ方向Zに延びる板状の放電電極27と、放電電極27と縦方向Xに所定間隔をもって位置するように横方向Yに並行に配設し、縦方向Xに延びる板状の集塵電極43A,43Bと、集塵電極43A,43B間に少なくとも一部が位置するように横方向Yに並行に配設し、縦方向Xに延びる接地電極49とを備え、集塵電極43A,43Bおよび接地電極49に、高さ方向Zに延び横方向Yに突出する湾曲部48,54を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気清浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の空気清浄機としては、埃や塵をイオン化させる電気集塵(プラズマ)方式と、ファンによる機械集塵方式とが提供されている。そのうち、電気集塵方式の空気清浄機は、機械集塵方式と比較すると集塵効率は低いが、ファンによる風切り音がなく、消費電力が低いうえ、フィルタ交換の必要もない点で好まれている。
【0003】
具体的には、この電気集塵方式の空気清浄機は、対向配置された放電電極と集塵電極とを備え、放電電極に高電圧を印加することにより、空気中に含まれる塵埃や菌を帯電させ、逆極性となる集塵電極に吸着させる。そして、この塵埃や菌の流動により、室内の空気の対流を図り、空気の清浄を行うものである。
【0004】
本発明の空気清浄機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0005】
【特許文献1】特開平9−75777号公報
【0006】
この電気集塵方式の空気清浄機は、風量を増加して集塵効率を向上するには、集塵部の電極板面積を大きくとる必要がある。しかし、集塵電極の面積を大きくすると、電極自体に反りや変形が生じるため、放電電極との距離を一定に保てない部分が生じる。
【0007】
そこで、特許文献1では、板状をなす放電電極および集塵電極を、等間隔で連続的に屈曲または湾曲させることにより、鋸歯形状または波形形状をなすように形成し、反りや変形を防止できるように構成している。
【0008】
しかしながら、この空気清浄機では、板状をなす電極の互いの面が平行に位置するように配置されているため、プラズマイオンの放電が安定せず、集塵効率に悪影響を及ぼすという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、放電の安定を図り、集塵効率を確実に向上できる空気清浄機を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明の空気清浄機は、横方向に並行に配設し、高さ方向に延びる板状の放電電極と、前記放電電極と縦方向に所定間隔をもって位置するように横方向に並行に配設し、縦方向に延びる板状の集塵電極と、前記集塵電極間に少なくとも一部が位置するように横方向に並行に配設し、縦方向に延びる接地電極とを備え、前記集塵電極および接地電極に、高さ方向に延び横方向に突出する湾曲部を設けた構成としている。
【0011】
この空気清浄機では、前記集塵電極および接地電極の湾曲部は、縦方向の同一位置から同一方向に突出することが好ましい。
【0012】
また、前記集塵電極および接地電極の湾曲部は、縦方向の寸法の半分より前記放電電極から離れる側に位置することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の空気清浄機では、複数の放電電極と集塵電極とを縦方向に所定間隔をもって位置するように配設した大型のものであるため、プラズマイオンの放電を安定させ、空気の清浄効率を向上できる。しかも、縦方向に広い平板状をなす集塵電極および接地電極には、高さ方向に延び横方向に突出する湾曲部を設けているため、各電極に反りや変形が生じることを防止できる。
【0014】
また、集塵電極および接地電極の湾曲部は、縦方向の同一位置から同一方向に突出するため、電極間の隙間が不均一になることにより集塵効率に影響が及ぶことを防止できる。さらに、縦方向の寸法の半分より放電電極から離れる側から突設しているため、縦方向の寸法を小さくした場合に、集塵効率に影響が及ぶことを抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0016】
図1から図3は、本発明の実施形態に係る空気清浄機を示す。この空気清浄機は、大略、放電電極27を有する清浄機本体10と、該清浄機本体10内に着脱可能に配設する集塵ユニット41およびオゾンフィルタユニット55と、前記清浄機本体10の上方の取付口24を閉塞するカバー59とからなる。なお、以下では、図1に示す左右方向および図3に示す左右方向を縦方向X、図3に示す上下方向を横方向Y、図1に示す上下方向を高さ方向Zとして説明する。
【0017】
前記清浄機本体10は、図1および図3に示すように、縦方向Xの両(前後)端および高さ方向Zの上端を開口した矩形状の枠体11を備えている。この枠体11において、図1中左側に位置する開口には吸気用カバー12が配設されるとともに、図1中右側に位置する開口には排気用カバー13が配設されている。これらカバー12,13は、縦長の四角形状をなす外枠の内部に、縦横に延びる複数の格子枠を設け、それらの間に複数の通気孔を形成したものである。また、枠体11において、図3に示すように、幅方向Yの左右両側にはそれぞれ側面カバー14A,14Bが配設されている。
【0018】
そして、前記清浄機本体10には、縦方向Xの前側から後側に向けて放電電極配設部15、集塵ユニット配設部16およびフィルタ配設部17が順次設けられている。これら配設部15〜17には、枠体11の底から平面視略L字形状に突出する位置決め凸部18が設けられ、各位置決め凸部18により、放電ユニット25、集塵ユニット41およびオゾンフィルタユニット55の四隅を位置決めする構成としている。また、集塵ユニット配設部16には、後述する接地電極49の1つの下端縁に当接して短絡する接地端子19が配設されている。
【0019】
また、放電電極配設部15の上部には基板配設部20が設けられている。この基板配設部20は、図1および図6に示すように、上端を開口した箱体からなり、その上端開口が蓋体21により開閉可能に閉塞されている。この基板配設部20には、図示しない回路基板は配設されるとともに、後述する集塵ユニット41の集塵電極43Aを電気的に接続するための接続端子22が配設されている。そして、この接続端子22が対向する基板配設部20の後側壁20aには、後述するカバー59に配設した導電部材62を着脱可能に挿通するための接続口23が設けられている。なお、枠体11において、この基板配設部20が設けられていない後側の開口部分は、集塵ユニット41およびオゾンフィルタユニット55を着脱可能に配設するための取付口24を構成する。
【0020】
前記放電電極配設部15に固定される放電ユニット25は、図1、図3および図4に示すように、上下左右を囲繞する枠体26を備え、その内部に高さ方向Zに延びる板状の放電電極27を横方向Yに並行に配設したものである。そして、本実施形態では、図4に詳細に示すように、放電電極27は、上下の桟部材30A,30B、フック部材32A,32Bによって枠体26内に配設されるとともに、スペーサ38によって中間部分の間隔を維持する構成としている。
【0021】
具体的には、放電電極27は、その肉厚が例えば0.03〜0.06mm程度の薄肉の金属板からなり、後述する集塵ユニット41と対向する後側縁には、高さ方向Zに所定間隔をもって鋸歯状に突出する凸部28が設けられている。また、放電電極27の上下端部には、枠体26内に張設するための貫通孔を有する取付部29が設けられている。
【0022】
前記桟部材30A,30Bは、枠体26内において上下端近傍に横方向Yに延びるように架設されるもので、その上下に位置する端面には、縦方向X両端にかけて凹状に窪む位置決め溝31が横方向Yに所定間隔をもって位置するようにそれぞれ設けられている。これら桟部材30A,30Bは金属製であり、上側の桟部材30Aが回路基板に接続されることにより、放電電極27への導電路を構成する。
【0023】
前記フック部材32A,32Bは、桟部材30A,30Bに対して放電電極27を張設するためのもので、取付部29にネジ33およびナット34によって固定される第1フック部35と、前記桟部材30A,30Bの位置決め溝31に引っ掛けられる第2フック部36とを有する。そして、上側のフック部材32Aには、放電電極27を所定の緊張力でもって高さ方向Zに延びるように張設するために、螺旋状に巻回したバネ部37が設けられている。なお、バネ部37を有するフック部材32Aを下側に配設し、バネ部37がないフック部材32Bを上側に配設してもよい。また、これらフック部材32A,32Bは、桟部材30A,30Bと同様に金属製であり、放電電極27への導電路を構成する。
【0024】
前記スペーサ38は、長尺な放電電極27において、撓みが生じ易い中間部分を位置決めすることにより、隣接する放電電極27の間隔を一定に維持するためのもので、枠体26内において、高さ方向Zの中間の2カ所において横方向Yに延びるように架設されている。このスペーサ38は樹脂製であり、集塵ユニット41と対向する後側縁には、縦方向Xに延びる複数の位置決め溝39が横方向Yに所定間隔をもって位置するようにそれぞれ設けられている。本実施形態では、位置決め溝39の幅を放電電極27の肉厚より大きく形成し、その隙間に振動防止部材40を配設する構成としている。この振動防止部材40はゴム製の板材からなり、放電電極27に対して高電圧を印加した際に発生する自励振動現象を低減し、騒音を低減するものである。
【0025】
前記集塵ユニット41は、図2に示すように、清浄機本体10の取付口24から垂直下向きに着脱可能に装着するもので、放電ユニット25と同様に、上下左右を囲繞する枠体42を備え、その内部に集塵電極43A,43Bと接地電極49とを横方向Yに所定間隔をもって交互に並行配置したものである。なお、この枠体42には、図示しない把持用ハンドルが設けられている。
【0026】
前記集塵電極43A,43Bは、図5に示すように、装着状態で放電電極27と同一方向に延びるように、縦方向Xおよび高さ方向Zに延び、肉厚が例えば0.5mm程度の長方形状の板状をなす金属製のものである。この集塵電極43A,43Bの上下端近傍には第1接続孔44が設けられ、この第1接続孔44に、枠体42において横方向Yに延びるように架設した第1導電軸45が挿通される。この第1導電軸45は、各集塵電極43A,43Bへの導電路を構成するもので、隣接する集塵電極43A,43Bの間には、第1接続孔44より大径の円筒体からなる第1非導電部材46が配設される。これにより、清浄機本体10への装着状態では、放電電極27に対して縦方向Xおよび横方向Yに所定間隔をもって位置し、かつ、それぞれが横方向Yに所定間隔をもって並行に位置するように構成している。また、本実施形態では、中央の集塵電極43Aの上端には、枠体42を貫通し、清浄機本体10への装着状態で取付口24より上方に突出して、後述する導電部材62に着脱可能に接続される接続部47が設けられている。さらに、集塵電極43A,43Bには、上下端縁にかけて高さ方向Zに延び、横方向Yに突出する第1湾曲部48が設けられている。
【0027】
前記接地電極49は、集塵電極43A,43Bと同様に、装着状態で集塵電極43A,43Bおよび放電電極27と同一方向に延びるように、縦方向Xおよび高さ方向Zに延び、肉厚が例えば0.5mm程度の長方形状の板状をなす金属製のものである。この接地電極49の上下端近傍の前後両端には第2接続孔50が設けられ、この第2接続孔50に、集塵電極43A,43Bと同様に、枠体42において横方向Yに延びるように架設した第2導電軸51が挿通される。この第2導電軸51は、各接地電極49への導電路を構成するもので、隣接する接地電極49の間には、第2接続孔50より大径の円筒体からなる第2非導電部材52が配設される。これにより、清浄機本体10への装着状態では、放電電極27に対して縦方向Xに所定間隔をもって位置し、かつ、それぞれが横方向Yに所定間隔をもって並行に位置するように構成している。また、本実施形態では、第1導電軸45が貫通される位置に、前記第1非導電部材46を挿通可能な直径の挿通孔53が設けられている。さらに、接地電極49には、上下端縁にかけて高さ方向Zに延び、横方向Yに突出する第2湾曲部54が設けられている。
【0028】
本実施形態では、清浄機本体10に対する装着状態で、接地電極49が放電電極27に対して縦方向Xにおいて対向するように位置される。また、接地電極49の縦方向Xの寸法は、集塵電極43A,43Bの縦方向の寸法より短く、枠体42への取付状態では、縦方向Xの両端縁が、集塵電極43A,43Bの縦方向Xの両端縁間に位置するように配置されている。さらに、接地電極49の高さ方向Zの寸法は、集塵電極43A,43Bの高さ方向の寸法より長く、枠体42への取付状態では、高さ方向Zの両端縁が、集塵電極43A,43Bの高さ方向Zの両端より突出するように配置されている。但し、接地電極49の上端縁は、集塵電極43Aの接続部47より下側に位置する。また、上下両端の第2接続孔50は、集塵電極43A,43Bの上下端縁より外側に位置する。さらに、集塵電極43A,43Bの第1湾曲部48および接地電極49の第2湾曲部54は、短手側である縦方向Xの寸法の半分の位置より、前記放電電極27から離れる後側に位置し、かつ、縦方向Xにおいて同一位置から、横方向Yにおいても同一方向に突出するように設けられている。
【0029】
前記オゾンフィルタユニット55は、集塵ユニット41と同様に、清浄機本体10の取付口24から垂直下向きに着脱可能に装着するもので、上下左右を囲繞する枠体56を備えている。この枠体56には、図1および図3に示すように、縦方向Xに延びる隔壁57が横方向Yに所定間隔をもって設けられ、これらの間にオゾンフィルタ58が配設されている。このオゾンフィルタ58は、例えば、薄いアルミ箔によるコルゲート状のハニカム構造体を機材とし、この機材に金属系の触媒を担持させたものである。なお、この枠体56には、図示しない把持用ハンドルが設けられている。
【0030】
前記カバー59は、図2および図6に示すように、清浄機本体10において、集塵ユニット41およびオゾンフィルタユニット55を着脱可能に装着する上端の取付口24を閉塞するものである。このカバー59は、下端開口の箱体からなり、その前端面には、接続口23に対応する突出部60が設けられている。また、カバー59の内部には、上端面から下向きに突出するブラケット部61が設けられている。
【0031】
そして、このカバー59には、前記突出部60とブラケット部61にかけて延び、回路基板と集塵電極43とを電気的に接続するための導電部材62が配設されている。この導電部材62は、突出部60の周囲に被覆するように配置され、基板配設部20内の接続端子22に接続される第1接続部63と、下端開口を迂回してブラケット部61にかけて延び、集塵電極43Aの接続部47に接続される一対の弾性片からなる第2接続部64とを有する。
【0032】
前記構成の空気清浄機では、清浄機本体10に集塵ユニット41およびオゾンフィルタユニット55を上端の取付口24から装着し、その取付口24をカバー59によって正常に閉塞すると、回路基板と集塵電極43Aとが導電部材62によって電気的に接続される。
【0033】
そして、図示しない操作パネルにより空気清浄動作を開始させると、桟部材30A,30Bおよびフック部材32A,32Bを介して各放電電極27に対して正電圧が印加される。また、接続端子22、導電部材62を介して集塵電極43Aに負電圧が印加され、第1導電軸45を介して他の集塵電極43Bに負電圧が印加される。
【0034】
そうすると、放電電極27の凸部28から集中して集塵電極43A,43Bに向けてプラズマイオンが放電される。その結果、放電電極27の周囲の空気に浮遊する塵埃や菌が正極に帯電され、集塵電極43A,43Bに付着される。なお、集塵電極43A,43Bに付着した塵埃や菌は、次第に負極に帯電すると、近傍の接地電極49に付着する。そして、これら塵埃や菌の移動が空気の流動となり、強制対流用のファンを用いることなく、室内全体の空気清浄を行うための対流を生じさせる。
【0035】
このように、本実施形態の空気清浄機は、高さ方向Zに延びる放電電極27と、縦方向Xおよび高さ方向Zに延びる面積が大きい集塵電極43とを複数設けた大型のものであるため、プラズマイオンの放電を安定させ、強制対流用のファンを使用することなく、空気の清浄効率を向上できる。
【0036】
また、縦方向Xに広い平板状をなす集塵電極43A,43Bおよび接地電極49には、高さ方向Zに延び横方向Yに突出する湾曲部48,54を設けているため、各電極43A,43B,49に反りや変形が生じることを防止できる。しかも、集塵電極43A,43Bおよび接地電極49の湾曲部48,54は、縦方向Xの同一位置から同一方向Yに突出するため、電極43A,43B,49間の隙間が不均一になることにより集塵効率に影響が及ぶことを防止できる。さらに、縦方向の寸法の半分より放電電極27から離れる側から突設しているため、縦方向Xの寸法を小さくした場合に、集塵効率に影響が及ぶことを抑制できる。そして、これらの構成、および、スペーサ38による位置決め作用が相俟ってプラズマイオン放電を更に安定させ、空気の清浄効率を確実に向上できる。
【0037】
一方、経時的に集塵ユニット41に付着した塵埃が多くなると、カバー59を取り外し、開放した取付口24から垂直上向きに集塵ユニット41を取り外し、清掃後、再び装着する。ここで、複数の金属製の集塵電極43A,43Bおよび接地電極49を搭載した集塵ユニット41は、重量が重い。しかし、本実施形態では、上方を開口とした取付口24に対して着脱可能に取り付けるものであるため、重量物であっても取り付けおよび取り外しに係る作業性は良好である。そのため、本実施形態では大型化の原因になる専用の清掃装置を搭載していない。その結果、大型化の防止は勿論、コストダウンを図ることができ、一般家庭用として最適である。
【0038】
しかも、取付口24の開口を閉塞するカバー59に、集塵電極43A,43Bを電気的に接続する導電部材62を配設しているため、カバー59を正常に取り付けなければ、電圧が印加されることはない。そのため、製品の安全性を向上できる。
【0039】
なお、本発明の空気清浄機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の空気清浄機を示す断面図である。
【図2】集塵ユニットおよびオゾンフィルタユニットの取り外し状態を示す断面図である。
【図3】図1の水平断面図である。
【図4】放電電極の装着状態を示す斜視図である。
【図5】集塵電極および接地電極の装着状態を示す斜視図である。
【図6】清浄機本体からカバーを外した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
10…清浄機本体
15…放電電極配設部
16…集塵ユニット配設部
17…フィルタ配設部
20…基板配設部
22…接続端子
24…取付口
25…放電ユニット
27…放電電極
41…集塵ユニット
43A,43B…集塵電極
47…接続部
48…第1湾曲部
49…接地電極
54…第2湾曲部
55…オゾンフィルタユニット
58…オゾンフィルタ
59…カバー
62…導電部材
63…第1接続部
64…第2接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
横方向に並行に配設し、高さ方向に延びる板状の放電電極と、
前記放電電極と縦方向に所定間隔をもって位置するように横方向に並行に配設し、縦方向に延びる板状の集塵電極と、
前記集塵電極間に少なくとも一部が位置するように横方向に並行に配設し、縦方向に延びる接地電極とを備え、
前記集塵電極および接地電極に、高さ方向に延び横方向に突出する湾曲部を設けたことを特徴とする空気清浄機。
【請求項2】
前記集塵電極および接地電極の湾曲部は、縦方向の同一位置から同一方向に突出することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記集塵電極および接地電極の湾曲部は、縦方向の寸法の半分より前記放電電極から離れる側に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate