説明

空気清浄機

【課題】季節や窓の開閉により変化する空気に対応するために、季節や窓の開閉を検知し、その状況に合わせた運転を行う空気清浄機を提供することを目的としている。
【解決手段】季節判定手段として温度センサ13を設け、窓の開閉を判定する手段として温度センサ13と気圧センサ14を設け、電源がONになったときの車内の初期温度から季節を判定し、温度や気圧の変化により窓の開閉を検知する。この2つの検知手段を用いることで窓の開閉や季節に応じて運転を制御できる空気清浄機が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内空間に浮遊する埃や煙草などの汚染物質を含んだ汚染空気を吸い込んで洗浄し、洗浄後の空気を室内に吹きだす機能を備えた空気洗浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
図8に示すように車載電源から電力供給を受けて駆動されるモータ103により回転される送風ファン103′と、該送風ファンの風路に配設された空気浄化フィルタ102とを有する自動車用空気清浄器において、前記送風ファン103′を駆動させる太陽電池109と、車載電源からの電力供給が遮断されたことを検知して脱臭剤噴霧機構106を作動させ、脱臭剤噴霧機構106の運転終了後、香料噴霧機構107を噴射するものである (例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−353014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような従来の車内用空気清浄機では、窓の開閉の際による風の流入や、季節毎の空気の変化に対応できておらず、無駄な運転や必要な時に十分な能力を引き出されないことがある。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、車の室内の環境に応じて空気清浄の制御を行う空気清浄機の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために、空気清浄機本体に、空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を洗浄する空気洗浄手段と、この洗浄手段に通風する送風手段と、吸い込んだ空気を消臭及び除菌する手段と空気を吹き出す排気口を備えた空気清浄機において、車内に入ってきた花粉などのアレルギーを引き起こす物質を検知するアレルギーを引き起こす物質検知手段と車内のニオイを検知するニオイ検知手段と車の窓の開閉を検知する手段と季節を判断する手段を備え、車内に入ってくる空気の流れや窓の開閉や季節に応じて空気清浄機の運転を制御する機能を有していることを特徴としたものである。
【0007】
この手段により窓の開閉を自動的に検知し、季節の変化を自動的に把握し、常に変化する車内の空気に対応した運転を行うことのできる空気清浄機が得られる。
【0008】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、温度を測定する手段と内部気圧を測定する手段を有していることを特徴としたものである。
【0009】
この手段により室内の温度と気圧を測定することで窓の開閉を検知できる空気清浄機が得られる。
【0010】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、電源起動時の温度を初期値として記憶しておく記憶手段を備え、その初期温度より季節を判定する季節判定手段を備えていることを特徴としたものである。
【0011】
この手段により車内の温度をもとに季節を判定できる空気清浄機が得られる。
【0012】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、温度と気圧が同時に減少したときは窓が開いたと判断することを特徴としたものである。
【0013】
この手段により、室内の温度と気圧の変化により窓が開いたことを検知できる空気清浄機が得られる。
【0014】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、夏場に関しては初期温度に対し、温度が減少し、気圧の変化低い時にはエアコンを使用していると判断し、その後温度が上昇した時に窓が開いたと判断することを特徴としたものである。
【0015】
この手段により、窓が開いたことによる気温の変化とエアコンによる気温の変化であることを分別できる空気清浄機が得られる。
【0016】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、窓が開いていることを確認後、温度と気圧の上昇を確認したときは窓が閉められたと判断することを特徴としたものである。
【0017】
この手段により、窓が閉じたことを判別できる空気清浄機が得られる。
【0018】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段は、夏場に関しては窓が開いたと確認後、再び温度が減少したときは窓が閉められたと判断することを特徴としたものである。
【0019】
この手段により、夏場の窓の開閉の変化に対応することができる空気清浄機が得られる。
【0020】
さらに、季節判定手段として日付を把握するための日付把握手段を設け、季節を判断することを特徴としたものである。
【0021】
この手段により、温度だけでは判定できない春と秋の区別をすることができる空気清浄機が得られる。
【0022】
さらに、窓が閉まっているとき、春ならば風量を最大にすることを特徴としたものである。
【0023】
この手段により、春の花粉が飛び交う時期に早急に花粉の除去を行うことができる空気清浄機が得られる。
【0024】
さらに、窓が閉まっているとき、夏ならば消臭手段と除菌手段を定期的に動作させることを特徴としたものである。
【0025】
この手段により、夏場の気温が上昇する時期に目立つニオイや菌の増殖を防ぐことができる空気清浄機が得られる。
【0026】
さらに、窓が閉まっているとき、夏以外ならばニオイ検知手段が反応したときのみ消臭手段及び除菌手段を実行することを特徴としたものである。
【0027】
この手段により、ニオイの目立たない秋と冬ではニオイに応じて消臭手段や除菌手段を実行できるため省エネ運転可能な空気清浄機が得られる。
【0028】
さらに、窓が開いているとき、すべての季節においてニオイ検知手段、消臭手段及び除菌手段の運転を止めることを特徴としたものである。
【0029】
この手段により、窓が開いている状態での、絶えず外部からの空気の入れ替えが激しい中では、車内のニオイ検知や消臭手段及び除菌手段の効率が著しく低下するためそれに対応できる空気清浄機が得られる。
【0030】
さらに、窓が開いているとき、アレルギーを引き起こす物質検知手段が検知した場合は、運転している地域がアレルギーを引き起こす物質が多い地域であることを使用者に伝える手段を備えていることを特徴としたものである。
【0031】
この手段により、使用者が走っている地域がアレルギーを引き起こす物質が多い地域であり、使用者にそのことを伝えることができる空気清浄機が得られる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば窓の開閉を検知することにより、空気の入れ替えが激しいときと閉空間での運転を切り替えることができる。
【0033】
また、季節判定手段により、季節に応じた運転を行うことができる。
【0034】
また、窓の開閉を検知する手段とアレルギーを引き起こす物質検知手段の併用により走行している地域のアレルギーを引き起こす物質を把握でき、それを使用者に伝えることができる空気清浄機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態1の空気清浄機の外部構成を示す図
【図2】本発明の実施形態1の空気清浄機の内部構成を示す図
【図3】同空気清浄機の実施形態1の季節判定手段の動作を示すフローチャート
【図4】同空気清浄機の実施形態1の窓の開閉検知手段の動作を示すフローチャート
【図5】同空気清浄機の実施形態1の運転制御を示すフローチャート
【図6】同空気清浄機の実施形態2の季節判定手段の動作を示すフローチャート
【図7】同空気清浄機の実施形態2の運転制御を示すフローチャート
【図8】従来の車内用空気清浄機の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明の請求項1記載の発明は、空気清浄機本体に、空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を洗浄する空気洗浄手段と、この洗浄手段に通風する送風手段と、吸い込んだ空気を消臭及び除菌する手段と空気を吹き出す排気口を備えた空気清浄機において、車内に入ってきた花粉などのアレルギーを引き起こす物質を検知するアレルギーを引き起こす物質検知手段と車内のニオイを検知するニオイ検知手段と車の窓の開閉を検知する手段と季節を判断する手段を備え、車内に入ってくる空気の流れや窓の開閉や季節に応じて空気清浄機の運転を制御する機能を有していることを特徴としたものである。
【0037】
この構成により窓の開閉を自動的に検知し、季節の変化を自動的に把握し、常に変化する車内の空気に対応した運転を行うことのできるという作用を有する。
【0038】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、温度を測定する手段と内部気圧を測定する手段を有していることを特徴としたものである。
【0039】
この構成により室内の温度と気圧を測定することで窓の開閉を検知できるという作用を有する。
【0040】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、電源起動時の温度を初期値として記憶しておく記憶手段を備え、その初期温度より季節を判定する季節判定手段を備えていることを特徴としたものである。
【0041】
この構成により車内の温度をもとに季節を判定できるという作用を有する。
【0042】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、温度と気圧が同時に減少したときは窓が開いたと判断することを特徴としたものである。
【0043】
この構成により室内の温度と気圧の変化により窓が開いたことを検知できるという作用を有する。
【0044】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、夏場に関しては初期温度に対し、温度が減少し、気圧の変化が低い時にはエアコンを使用していると判断し、その後温度が上昇した時に窓が開いたと判断することを特徴としたものである。
【0045】
この構成により窓が開いたことによる気温の変化とエアコンによる気温の変化であることを分別できるという作用を有する。
【0046】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段として、窓が開いていることを確認後、温度と気圧の上昇を確認したときは窓が閉められたと判断することを特徴としたものである。
【0047】
この構成により窓が閉じたことを判別できるという作用を有する。
【0048】
さらに、車の窓の開閉を検知する手段は、夏場に関しては窓が開いたと確認後、再び温度が減少したときは窓が閉められたと判断することを特徴としたものである。
【0049】
この構成により夏場の窓の開閉の変化に対応することができるという作用を有する。
【0050】
さらに、季節判定手段として日付を把握するための日付把握手段を設け、季節を判断することを特徴としたものである。
【0051】
この構成により温度だけでは判定できない春と秋の区別をすることができるという作用を有する。
【0052】
さらに、窓が閉まっているとき、春ならば風量を最大にすることを特徴としたものである。
【0053】
この構成により春の花粉が飛び交う時期に早急に花粉の除去を行うことができるという作用を有する。
【0054】
さらに、窓が閉まっているとき、夏ならば消臭手段と除菌手段を定期的に動作させることを特徴としたものである。
【0055】
この構成により夏場の気温が上昇する時期に目立つニオイの発生や菌の増殖を随時防ぐことができるという作用を有する。
【0056】
さらに、窓が閉まっているとき、夏以外ならばニオイ検知手段が反応したときのみ消臭手段及び除菌手段を実行することを特徴としたものである。
【0057】
この構成によりニオイの目立たない秋と冬ではニオイに応じて消臭手段や除菌手段を実行できるため省エネ運転が可能になるという作用を有する。
【0058】
さらに、窓が開いているとき、すべての季節においてニオイ検知手段、消臭手段及び除菌手段の運転を止めることを特徴としたものである。
【0059】
この構成により窓が開いている状態での、絶えず外部からの空気の入れ替えが激しい中では、車内のニオイ検知や消臭手段及び除菌手段の効率が著しく低下するため無駄な運転を省くという作用を有する。
【0060】
さらに、窓が開いているとき、アレルギーを引き起こす物質検知手段が検知した場合は、運転している地域がアレルギーを引き起こす物質が多い地域であることを使用者に伝える手段を備えていることを特徴としたものである。
【0061】
この構成により使用者が走っている地域がアレルギーを引き起こす物質が多い地域であり、使用者にそのことを伝えることができるという作用を有する。
【0062】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0063】
(実施の形態1)
図1、図2、は本発明の実施の形態における空気清浄機の構成の例を示す図である。図1において空気清浄機本体は室内の空気を吸い込む吸気口3と空気を吹き出す吐出口2を設け、空気清浄機のON/OFF及び風量調整や運転状態を表示する表示部及び操作部1とニオイ検知手段であるニオイセンサに空気を通すニオイセンサ通気路4とアレルギーを引き起こす物質検知手段であるホコリセンサに空気を通すホコリセンサ通気路5とを設け構成されている。また、本体内部には図2に示すように前記吸気口3と吐出口2を連通させるファン6と、前記吸気口3から吸気された空気の清浄を行う空気清浄手段として集塵フィルタ8と脱臭フィルタ12とを設け、吐出口2付近に脱臭手段及び除菌手段であり、帯電させた微細水滴を空気中に放出して脱臭・除菌を行う脱臭除菌装置9を設ける。そして、外部からの空気の状態を把握するために表示部及び操作部1の下部にニオイ検知手段であるニオイセンサ10とアレルギーを引き起こす物質検知手段であるホコリセンサ11を設け、窓の開閉及び季節を判断するための温度センサ13及び気圧センサ14を設け、これらの検知手段を用いて運転を制御する構成である。
【0064】
また、本発明の季節判定手段は、空気清浄機本体に温度検知手段である温度センサ13を設け、その温度の初期値により季節を判定するよう構成されている。
【0065】
また、本発明の窓の開閉の検知手段は、空気清浄機本体に温度センサ13と気圧センサ14と、これらの初期値を記憶する記憶手段を設け、さらに先述の季節判定手段により構成されている。
【0066】
上記構成において、季節判定手段における判定手段についてフローチャートを参照しながら説明する。使用者がエンジンキーを入れるなどして電源が空気清浄機に供給されたの初期温度をサーミスタで構成される温度センサ13で検知する。このときの温度が人が熱いと感じはじめる温度である28℃以上ならば夏と判断する。また、28℃以下であった場合、10℃以下であったならば冬と判定し、それ以外ならば、春もしくは秋と判断する仕様である。この手段により季節に応じた運転が可能になる。
【0067】
次に、窓の開閉の検知手段について図4のフローチャートを参照しながら説明する。初期温度及び初期気圧を測定した後、随時温度を測定し、室内温度が4℃以上減少したら、季節が夏以外ならば窓を開けたと判断する。この動作は夏以外の季節では車の車内温度が室外温度より低いため、窓を開けたときに減少するために行う。季節が夏ならば気圧を測定し、気圧変化がなければエアコンを付けたことによる室温の変化とし、気圧が減少したならば窓を開けたと判断する。この動作は、気温が下がったことが窓の開閉のためかエアコンを付けたためかを判断するために行うもので、エアコンを使用したときに比べ、窓を開けたときは車内の温められ膨張した空気が外ににげるため気圧が下がるのを利用している。さらに窓を開けたあとに夏以外において温度が上がった場合は窓が閉められたと判断し、夏であった場合は再び気温が減少した場合エアコンをつけるために窓が締められたと判断し、窓の開閉を検知することができる。
【0068】
また、本発明の空気清浄機の動作を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。電源ON後上記季節判定手段により季節を判定する。その後、窓の開閉の検知により窓が閉じていると判断したときは、季節の判定で夏ならば、脱臭手段であり除菌手段である脱臭・除菌を行う脱臭除菌装置9を定期的に例えば1分に1回の割合で動作させる。この動作を行うことにより夏の高温で発生する菌やニオイを常に除去することができる。また、夏以外の季節では、ニオイセンサ10が反応した時のみ実行する。この動作により、省エネ運転が可能になる。特に冬の乾燥する時期の電気消費を抑えることができる。また、窓が開いている時にはニオイ検知手段であるニオイセンサ10や脱臭・除菌を行う脱臭除菌装置9の運転を止める。この動作は絶えず空気が入れ替わる車内の空気清浄を省エネで効率よく行うためのもので、窓を開けている時にニオイを検知しても車内からのニオイとは限らないということと、脱臭・除菌を行うイオンが外部に漏れて車内の脱臭や除菌の効率が下がるのを防ぐことができる。さらに、窓を開けている時に、アレルギーを引き起こす物質手段であるホコリセンサ11がアレルギーを引き起こす物質を検知した場合は走行している場所にアレルギーを引き起こす物質が多い地域であることを使用者に表示部及び操作部1にて伝える。この動作により、アレルギーを引き起こす物質が多い場所を走行していることを使用者に伝えるため、使用者は即座に窓を閉めることができる。
【0069】
(実施の形態2)
本実施の形態は実施の形態1に加えて、季節判定手段として内部のメモリに日付と時計機能を内蔵することで季節の判定において春と秋の区別をつけ易くしたものである。尚、実施の形態1と同じ構成部分については、同一の符号を付し、その詳細の説明は省略する。
【0070】
本実施の形態における季節判定手段は、実施の形態1と同様の温度センサと内部メモリにより日付と時計機能を搭載し、その時計機能を維持するための蓄電池とで構成されている。
【0071】
上記構成において、季節判定手段の判定については、図6のフローチャートに示すように使用者がエンジンキーを入れるなどして電源が空気清浄機に供給されたの初期温度をサーミスタで構成される温度センサ13で検知する。このときの温度が28℃以上ならば夏と判断する。また、28℃以下であった時、10℃以下であったならば冬と判定し、それ以外ならば、内部メモリの日付と照らしあわし、2月〜5月の間ならば春と判定する。本発明の空気清浄機における動作を説明する。図7のフローチャートのように、電源ON後上記季節判定手段により季節を判定する。その後、窓の開閉の検知により窓が閉じていると判断した時、季節が春であった場合は、ファンの風量を最大にする。この動作により、花粉などのアレルギーを引き起こす物質が多い春において、車内に入ってきた花粉を即除去することができる。この実施の形態では実施の形態1に加え、花粉などのアレルギーを引き起こす物質が多い春に対応した運転が可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明にかかる空気清浄機は、室内用空気清浄機や加湿空気清浄機でも同様の手段を用いることで、季節に応じた運転を行うことができる。
【符号の説明】
【0073】
1 表示部及び操作部
2 吐出口
3 吸気口
4 ニオイセンサ通気路
5 ホコリセンサ通気路
6 ファン
7 ファン用モータ
8 集塵フィルタ
9 脱臭除菌装置
10 ニオイセンサ
11 ホコリセンサ
12 脱臭フィルタ
13 温度センサ
14 気圧センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気清浄機本体に、空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を洗浄する空気洗浄手段と、この洗浄手段に通風する送風手段と、吸い込んだ空気を消臭及び除菌する手段と空気を吹き出す排気口を備えた空気清浄機において、車内に入ってきた花粉などのアレルギーを引き起こす物質を検知するアレルギーを引き起こす物質検知手段と車内のニオイを検知するニオイ検知手段と車の窓の開閉を検知する手段と季節を判断する手段を備え、車内に入ってくる空気の流れや窓の開閉や季節に応じて空気清浄機の運転を制御する機能を搭載した空気清浄機。
【請求項2】
車の窓の開閉を検知する手段として、温度を測定する手段と内部気圧を測定する手段を有する請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
車の窓の開閉を検知する手段は、電源起動時の温度を初期値として記憶しておく記憶手段を備え、その初期温度より季節を判定する季節判定手段を備えた請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項4】
車の窓の開閉を検知する手段は、温度と気圧が同時に減少したときは窓が開いたと判断する請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項5】
車の窓の開閉を検知する手段は、夏場に関しては初期温度に対し、温度が減少し、気圧の変化低い時にはエアコンを使用していると判断し、その後温度が上昇した時に窓が開いたと判断する請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項6】
車の窓の開閉を検知する手段は、窓が開いていることを確認後、温度と気圧の上昇を確認したときは窓が閉められたと判断する請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項7】
車の窓の開閉を検知する手段は、夏場に関しては窓が開いたと確認後、再び温度が減少したときは窓が閉められたと判断する請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項8】
季節判定手段として日付を把握するための日付把握手段を設け、季節を判断する請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項9】
窓が閉まっているとき、春ならば風量を最大にする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項10】
窓が閉まっているとき、夏ならば消臭手段と除菌手段を定期的に動作させる請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項11】
窓が閉まっているとき、夏以外ならばニオイ検知手段が反応したときのみ消臭手段及び除菌手段を実行する請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項12】
窓が開いているとき、すべての季節において上記請求項1のニオイ検知手段、消臭手段及び除菌手段の運転を止める請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項13】
窓が開いているとき、アレルギーを引き起こす物質検知手段が検知した場合は、運転している地域がアレルギーを引き起こす物質が多い地域であることを使用者に伝える手段を備えた請求項1に記載の空気清浄機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−254001(P2010−254001A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103580(P2009−103580)
【出願日】平成21年4月22日(2009.4.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】