説明

空気調和機

【課題】 プレミックスダンパ装置のダンパを開閉する駆動装置への結露を防止するとともに、駆動装置のサービス性を高めるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】 吸込口1と吹出口2とを結ぶ空気通路にフィルタ5と、離間部6を有して配置された第一の熱交換器7および第二の熱交換器8からなる熱交換器9と、送風ファン10とを設け、前記離間部6に、開口を有するダンパガイド12を備え、同ダンパガイド12の開口を開閉するダンパ13を備えたプレミックスダンパ装置14を設けてなる空気調和機において、前記第一の熱交換器7および前記第二の熱交換器8の間に前記ダンパ13を駆動する駆動装置15を設けるとともに、同駆動装置15を覆う保護カバー16を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレミックスダンパ装置を備えた空気調和機に係わり、より詳細には、ダンパを開閉する駆動装置への結露を防止するとともに、駆動装置のサービス性を高めるようにした構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機には、冷房運転時の冷房能力を低下させずに吹出温度を上げ、冷え過ぎを防止し快適性を向上したものとして、例えば図10乃至図12に示すように、本体の前面部の上方、下方に、各々形成された第一の吸込口1aと吹出口2と、上面部に形成された第二の吸込口1bと、前記第一、第二の吸込口1aおよび1bと前記吹出口2を結ぶ空気通路に配設された略ハ字状に配置した第一の熱交換器7と第二の熱交換器8からなる熱交換器9および送風ファン10とを配設し、前記第一の熱交換器7および前記第二の熱交換器8の上端間6に配置され開口11を有するダンパガイド12と、開口11を開閉すべく前記ダンパガイド12に回動自在に取り付けられたダンパ13から構成されてなるものが開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、例えば前記第二の吸込口1bから吸い込まれた空気は、その一部が前記第一の熱交換器7および前記第二の熱交換器8の上端間6を流通し、それ以外は前記熱交換器9を流通することになることから、この上端間6における空気に温度差が生じることになって、前記ダンパ13を駆動するための駆動モータ15aなどからなる駆動装置に結露が生じるおそれがあった。
【0004】
そこで、前記駆動装置への結露が生じないようにするための配慮や、この駆動装置のサービス性を良好にするための配慮が不充分であることから、これらの対策を講じることが求められていた。
【特許文献1】特開2000−39168号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、プレミックスダンパ装置のダンパを開閉する駆動装置への結露を防止するとともに、駆動装置のサービス性を高めるようにした空気調和機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示す特徴を備えている。
【0007】
吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタガイドにより支持されるフィルタと、離間部を有して配置された第一の熱交換器および第二の熱交換器からなる熱交換器と、送風ファンとを設け、前記離間部に、開口を有するダンパガイドを備え、同ダンパガイドの開口を開閉するダンパを備えたプレミックスダンパ装置を設けてなる空気調和機において、
前記第一の熱交換器および前記第二の熱交換器の間に前記ダンパを駆動する駆動装置を設けるとともに、同駆動装置を覆う保護カバーを設けてなることを特徴としている。
【0008】
また、前記駆動装置および前記保護カバーが、前記ダンパガイドに取り付けられて前記ダンパを保持するダンパホルダに設けられてなることを特徴としている。
【0009】
また、前記駆動装置が、駆動モータ、動力伝達部および前記ダンパの位置を検出するリミットスイッチからなり、前記ダンパホルダに排水部を設けてなることを特徴としている。
【0010】
また、前記ダンパホルダに、前記リミットスイッチを取り付ける取付部が設けられるとともに、同取付部が、前記ダンパガイドの上部に設けられてなることを特徴としている。
【0011】
また、前記ダンパホルダに、前記リミットスイッチの端子下面に対向する支持リブが形成されてなることを特徴としている。
【0012】
また、前記フィルタの上流に、同フィルタに沿って上下に延びるガイドレールにより可動式の除塵装置が支持されるとともに、前記ガイドレールに対応して前記保護カバーにガイド部を設けてなることを特徴としている。
【0013】
また、前記保護カバーに隣接し前記ダンパを保持するダンパホルダの上部が、前記フィルタに沿って延びるガイドレールの一部でカバーされてなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、第一の熱交換器および第二の熱交換器の間にダンパを駆動する駆動装置を設けるとともに、同駆動装置を覆う保護カバーを設けてなる構成にすることで、プレミックスダンパ装置のダンパを開閉する駆動装置への結露を防止するとともに、駆動装置のサービス性を高めるようにした空気調和機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外観斜視図、(B)は前面パネルを取り外した状態を示す斜視図であり、図2は本発明による空気調和機の要部斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の説明図で、(A)はプレミックスダンパ装置の保護カバーを含んだ断面図、(B)は保護カバーを除いた断面図であり、図4は本発明による空気調和機の要部斜視図であり、図5はプレミックスダンパ装置の説明図で、(A)は開口を閉じた状態を示す斜視図、(B)は開口を開放した状態を示す斜視図であり、図6はプレミックスダンパ装置の分解斜視図であり、図7はプレミックスダンパ装置の要部分解斜視図であり、図8はダンパの説明図で、(A)は斜視図、(B)は(A)で示すA部のA矢視図であり、図9はダンパの説明図で、(A)は斜視図、(B)は(A)で示すA部のA矢視図である。
【0017】
本発明に係る空気調和機は、図1(A)および図1(B)と、図2と、図3(A)および図3(B)とに示すように、本体上部に設けられた吸込口1と下部に設けられた吹出口2とを結ぶ空気通路3に、フィルタガイド4により着脱自在に支持されたフィルタ5と、前後に分割配置された第一の熱交換器7および第二の熱交換器8からなる熱交換器9と、送風ファン10とが設けられた構成になっている。
【0018】
前記フィルタ5の前面側には、同フィルタ5を清掃する可動式の除塵装置23が設けられており、また、前記第一の熱交換器7の上端部および前記第二の熱交換器8の上端部は互いに前後に離間した離間部6が設けられている。
【0019】
前記離間部6には、同離間部6を通風路として開放したり、または閉止するためのプレミックスダンパ装置14が設けられており、同プレミックスダンパ装置14によって、該箇所に向かう前記吸込口1からの吸込空気の一部が前記熱交換器9を通過することなく流通するようにしたり、または、吸込空気の一部が該箇所で遮蔽されることによって前記熱交換器9を通過するように導かれる構成になっている。
【0020】
前記除塵装置23は、前記フィルタ5に沿って上下に延びるガイドレール22によって上下方向に移動できるように支持されることにより、前記フィルタ5の表面に堆積した塵埃を自動的に清掃するようになっており、内部には、回動自在に軸支される一対の清掃ブラシと、これら清掃ブラシで捕捉された塵埃を回収する一対の回収ブラシと、前記清掃ブラシの回動を規制するロック部材とが収納されている。
【0021】
前記プレミックスダンパ装置14は、図4乃至図6に示すように、複数の開口11を有するダンパガイド12と、同ダンパガイド12の開口11を開閉するように、一側ホルダ17aと、他側ホルダ17bと、中央ホルダ17cとからなるダンパホルダ17によってスライド可能に保持されたダンパ13とを備えており、同ダンパ13が駆動装置15により駆動されることによって前記開口11が開放されると、前記吸込口1から吸い込まれた空気の一部が熱交換されることなく前記吹出口2に向かうようになり、前記空気通路3において、前記熱交換器9を通過し熱交換された空気と混合して前記吹出口2から被空調室に吹き出されるようになっている。
【0022】
これにより、冷房運転時の送風能力を低下させずに吹出温度を上げ、被空調室内のユーザに対する冷え過ぎを防止して快適性を向上させることができるようになり、また、吹き出される空気の湿度を相対的に低下させることで、更に快適性を向上させることができるようになる。
【0023】
前記プレミックスダンパ装置14は、図5(A)に示す状態が前記ダンパ13によって前記開口11を閉じた状態であり、前記吸込口1から吸い込まれた空気が前記離間部6を通過しないようになっている。
【0024】
前記駆動装置15によって、図5(B)に示すように、前記ダンパ13が前方に移動すると、前記ダンパガイド12に形成された開口11が開放され、前記吸込口1から吸い込まれた空気の一部は、図5(B)に示す矢印aおよび矢印bのように前記複数の開口11を通過して、空気調和機本体内の前記空気通路3に流入するようになっている。
【0025】
前記空気通路3に流入した空気は、前記熱交換器9を通過して熱交換された空気と混合したのち、上述したとおり、前記送風ファン10により前記吹出口2から被空調室に吹き出されるようになっている。
【0026】
次に、前記プレミックスダンパ装置14の詳細な構成および動作について説明する。
【0027】
図5(A)および図5(B)と、図6とに示すように、前記ダンパガイド12は複数の開口11を備えており、一側に一側ガイド部12aを、他側に他側ガイド部12bを夫々立設している。また、中央部には、前方に延出されて先端部を上方に折曲したストッパ12eが形成されている。
【0028】
前記一側ガイド部12aには、前後に延びるレール12gが形成され、その前部にはねじ孔を有する前部固定部12cが設けられ、後部にはねじ孔を有する後部固定部12dが設けられており、同一側ガイド部12aには前記駆動装置15が取り付けられるようになっている。
【0029】
前記他側ガイド部12bには、同様に前後に延びるレール12fが形成され、その前部にはねじ孔を有する前部固定部12cが設けられ、後部にはねじ孔を有する後部固定部12dが設けられている。
【0030】
前記ダンパ13は矩形状に形成され、一側に前記一側ガイド部12aに形成されたレール12gに載置されガイドされる一側載置部13aが設けられ、同様に、他側に前記他側ガイド部12bに形成されたレール12hに載置されガイドされる他側載置部13bが設けられており、前記一側載置部13aには、前後に延びるラックギヤが形成されている。また、図8(A)および図8(B)に示すように、前記ダンパ13の中央部には段差状に凹部13cが、その両側には段差状に凹部13dが夫々形成されている。
【0031】
前記凹部13cおよび前記凹部13dは、その底面両側が、図5(B)および図6(B)に示すように、隣り合うように形成された前記開口11周縁のフランジによって位置決めされ、前記ダンパ13のスライドに合わせてガイドされるようになっている。
【0032】
前記ダンパホルダ17を構成する一側ホルダ17aは、その前後に設けられた前部取付孔17eおよび後部取付孔17fを通したねじを前記一側ガイド部12aの前部固定部12cおよび後部固定部12dに螺着することによって、前記ダンパ13の一側部をスライド可能に保持しながら、前記ダンパガイド12に固定されるようになっている。
【0033】
同様に、前記ダンパホルダ17を構成する他側ホルダ17bは、その前後に設けられた取付孔を通したねじを前記一側ガイド部12bの前部固定部12cおよび後部固定部12dに螺着することによって、前記ダンパ13の他側部をスライド可能に保持しながら、前記ダンパガイド12に固定されるようになっている。
【0034】
前記ダンパホルダ17を構成する中央ホルダ17cは、その先端部に前記ストッパ12eに対応した折曲部17gを形成し、前記ダンパ13の凹部13cに対応して後縁部の係合部によりダンパガイド12に固定されるようになっており、これによって、前記ダンパ13の中央部が上方に浮かないようにしてスライド可能に保持される。
【0035】
前記駆動装置15は、前記ラックギヤに対応して、図7に示すようなピニオンギヤからなる動力伝達部15bを回転軸に装着した駆動モータ15aを備え、前記一側ホルダ17aに設けられたモータ取付部17dにねじ締めによって取り付けられるようになっている。
【0036】
なお、図7に示すようになピニオンギヤからなる前記動力伝達部15bは、出力部に設ける図示しないギアにより動かす動力出力部15b’に連係し、同動力出力部15b’に伝達された動力は図示しない動力伝達軸を介して、前記他側ガイド部12bの側に形成されたレール12f近傍の動力出力部15b’に出力されて、同他側ガイド部12bの側からも前記ダンパ13をスライドさせるようにしている。
【0037】
また、前記動力伝達部15bが前記熱交換器9の上部に設けられるとともに、前記駆動モータ駆動モータ15aおよび前記動力伝達部15bの下部を構成する前記ダンパホルダ17に、図6に示すように排水部18が設けられており、これによって、前記ピニオンギヤへの結露を前記排水部18から排出できるようにすることで、該箇所にカビが発生してしまう原因にならないようにした構成になる。
【0038】
そして、前記駆動装置15には、キートップ19aと、リミットスイッチ19とが内蔵されるとともに、これらキートップ19aおよびリミットスイッチ19と、前記駆動モータ15aおよび前記動力伝達部15bを保護するように保護カバー16が上部に設けられている。
【0039】
前記リミットスイッチ19は、図7に示すように、前記一側ダンパホルダ17aに突設された取付部20に取り付けられ、同取付部20が前記ダンパガイド12の上部に所定の間隔を有して設けられた構成になっており、これによって、前記リミットスイッチ19が、前記ダンパガイド12の更に下部に配置された前記熱交換器9との間に、低温化した同熱交換器9によって冷却されないだけの間隔を有することで結露が生じない構成になる。
【0040】
また、前記一側ダンパホルダ17aに、前記リミットスイッチ19の端子下面に対向する支持リブ21が突設されており、これによって、図7に示す前記リミットスイッチ19の端子19bの下面が対向する面22に結露があったとしても、電気的ショートをさせない構成になる。
【0041】
前記保護カバー16が前記駆動装置15の上部に設けられたことにより、前記吸込口1から吸い込まれた空気の一部が、前記駆動装置15に直接当たることなく前記熱交換器9を通過するように導かれることになる。
【0042】
また、図5(A)および図5(B)に示す前記保護カバー16に隣接する前記ダンパホルダ17の上部が、図5に示す前記ガイドレール22の一部でカバーされるようにした構成になっており、これによって、前記駆動モータ15aなどによる前記駆動装置15の上部および同駆動装置15の後方上部Aを、前記保護カバー16および前記ガイドレール22の一部によって略密閉状態にカバーできるようになる。
【0043】
そのため、前記吸込口1から吸い込まれた空気の一部が、前記離間部6に設けられた前記駆動装置15に直接当たらなくなって、該箇所の空気に温度差が生じるおそれがなくなる。
【0044】
また、前記ダンパ13を駆動するための駆動モータ15aなどからなる前記駆動装置15が発熱しても、前記吸込口1から吸い込まれた空気の一部が前記駆動装置15で暖められない構成になるので、該箇所の空気に温度差が生じるということがなくなり、したがって、前記駆動装置15への結露が生じてしまうおそれがなくなる。
【0045】
前記保護カバー16には、図7に示すように、前記ガイドレール22によって移動可能に支持された前記除塵装置23に対応してこれをガイドするガイド部16aが設けられており、これによって、前記ガイドレール22および前記ガイド部16aによって前記除塵装置23が円滑にガイドされるようになる。
【0046】
また、前記駆動装置15は前記一側ホルダ17aに取り付けられ、同一側ホルダ17aが、前記前部取付孔17eおよび前記後部取付孔17dを通したねじを前記前部固定部12cおよび前記後部固定部12dに夫々螺着して前記ダンパガイド12に固定されるようになっていることから、同ダンパガイド12に対して前記駆動装置15を含む前記一側ホルダ17aを着脱可能に固定できるので、前記駆動装置15のサービス性が良好になる。
【0047】
前記ダンパ13の中央部に段差状に形成された凹部13cは、図9(B)の上面図に示すように、前縁部にD寸法の切欠き13eを形成している。前記凹部13cの前縁部は前記ダンパガイド12の中央部前方に延出され、先端部を上方に折曲したストッパ12eに突き当たり、前方へのスライドが規制されるようになっているが、前記ダンパ13は、前記切欠き13eの分だけ前方に移動できるようになっており、より大きい移動量を確保して、前記開口11を充分に開放できるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外観斜視図であり、(B)は前面パネルを取り外した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明による空気調和機の要部斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の説明図で、(A)はプレミックスダンパ装置の保護カバーを含んだ断面図であり、(B)は保護カバーを除いた断面図である。
【図4】本発明による空気調和機の要部斜視図である。
【図5】プレミックスダンパ装置の説明図で、(A)は開口を閉じた状態を示す斜視図であり、(B)は開口を開放した状態を示す斜視図である。
【図6】プレミックスダンパ装置の分解斜視図である。
【図7】プレミックスダンパ装置の要部分解斜視図である。
【図8】ダンパの説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は(A)で示すA部のA矢視図である。
【図9】ダンパの説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は(A)で示すA部のA矢視図である。
【図10】従来例による空気調和機の断面図である。
【図11】従来例による空気調和機の要部分解斜視図である。
【図12】従来例による空気調和機の要部説明図で、(A)は分解斜視図であり、(B)は拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
【0049】
1 吸込口
2 吹出口
3 空気通路
4 フィルタガイド
5 フィルタ
6 離間部
7 第一の熱交換器
8 第二の熱交換器
9 熱交換器
10 送風ファン
11 開口
12 ダンパガイド
12a 一側ガイド部
12b 他側ガイド部
12c 前部固定部
12d 後部固定部
12e ストッパ
12f,12g レール
13 ダンパ
13a 一側載置部
13b 他側載置部
13c,13d 凹部
13e 切欠き
14 プレミックスダンパ装置
15 駆動装置
15a 駆動モータ
15b 動力伝達部
15b’ 動力出力部
16 保護カバー
16a ガイド部
17 ダンパホルダ
17a 一側ホルダ
17b 他側ホルダ
17c 中央ホルダ
17d モータ取付部
17e 前部取付孔
17f 後部取付孔
17g 折曲部
18 排水部
19 リミットスイッチ
19a キートップ
19b 端子
20 取付部
21 支持リブ
22 ガイドレール
23 除塵装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタガイドにより支持されるフィルタと、離間部を有して配置された第一の熱交換器および第二の熱交換器からなる熱交換器と、送風ファンとを設け、前記離間部に、開口を有するダンパガイドを備え、同ダンパガイドの開口を開閉するダンパを備えたプレミックスダンパ装置を設けてなる空気調和機において、
前記第一の熱交換器および前記第二の熱交換器の間に前記ダンパを駆動する駆動装置を設けるとともに、同駆動装置を覆う保護カバーを設けてなることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
前記駆動装置および前記保護カバーが、前記ダンパガイドに取り付けられて前記ダンパを保持するダンパホルダに設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記駆動装置が、駆動モータ、動力伝達部および前記ダンパの位置を検出するリミットスイッチからなり、前記ダンパホルダに排水部を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記ダンパホルダに、前記リミットスイッチを取り付ける取付部が設けられるとともに、同取付部が、前記ダンパガイドの上部に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の空気調和機。
【請求項5】
前記ダンパホルダに、前記リミットスイッチの端子下面に対向する支持リブが形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記フィルタの上流に、同フィルタに沿って上下に延びるガイドレールにより可動式の除塵装置が支持されるとともに、前記ガイドレールに対応して前記保護カバーにガイド部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記保護カバーに隣接し前記ダンパを保持するダンパホルダの上部が、前記フィルタに沿って延びるガイドレールの一部でカバーされてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の空気調和機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−111617(P2008−111617A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−295685(P2006−295685)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【出願人】(000006611)株式会社富士通ゼネラル (1,266)
【Fターム(参考)】