説明

空調用フィルタ

【課題】枠体の有無に係わらずバイパス弁を設けることができると共に、濾過面積を十分に確保することができる空調用フィルタを提供する。
【解決手段】空調用フィルタは、空気中のダストを濾過する濾材14を有するフィルタ本体11を備え、濾材14には、該濾材14が目詰まりして生じた濾材14の両面における圧力差に基づいて開口するバイパス弁16が設けられている。また、濾材14は襞状に折曲げ形成された襞折り部13と、その両端部に設けられた平坦部15とにより構成され、バイパス弁16は平坦部15に設けられている。バイパス弁16は濾材14自体により構成されている。すなわち、濾材14に複数のミシン目孔17が透設されて構成され、濾材14両面の圧力差によりミシン目孔17間の連結部18が破断されて開口されるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車の車室内の冷暖房を行うエアコン(エアコンディショナー)のフィルタなどとして使用される空調用フィルタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の空調用フィルタにおいては、エアコンを長期間使用したとき空気中のダスト(塵埃)によって目詰まりが生じ、風量の低下、冷暖房効率の悪化及び窓ガラスの曇りなどの不具合が発生する。このような不具合を解消するために、例えば枠体内を、濾過体を取付けた濾過部と、濾過体のないバイパス部とに区画したエアフィルタが知られている(特許文献1を参照)。このエアフィルタでは、バイパス部を可撓性の板状弁で閉塞すると共に、該板状弁は所定以上の風圧で撓んで開弁するように構成されている。
【0003】
さらに、合成樹脂製の枠体に波付け濾材を張設すると共に、枠体内の一部に濾材の存在しない窓孔からなるバイパス部を設け、該バイパス部の入り口側を可撓性の板状弁体で閉じるように構成したエアフィルタが知られている(特許文献2を参照)。このエアフィルタにおいては、板状弁体の一側縁部を枠体の端壁又は区画壁に取付ける一方、自由な他側縁部を枠体中に設けた受け片で保持するようになっている。
【特許文献1】特開平7−265633号公報(第2頁及び第3頁)
【特許文献2】特開平8−332334号公報(第2頁及び第3頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、枠体に該枠体とは別体のバイパス弁を設けた場合、バイパス弁が設けられる枠体部分を幅広に形成する必要があってその分だけ濾材部分が減り、濾過面積が減少するという問題があった。具体的には、特許文献1及び2に記載されているエアフィルタでは、バイパス部が枠体の両短辺部に設けられ、それらバイパス部の幅は長辺部の枠体の幅よりも5倍程度幅広く設定されていることから、濾過面積が約20%も減少するという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、枠体の有無に係わらずバイパス弁を設けることができると共に、濾過面積を十分に確保することができる空調用フィルタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る空調用フィルタは、濾材よりなるフィルタ本体を備えたものである。そして、前記濾材には、該濾材が目詰まりして生じた濾材の両面における圧力差に基づいて開口するバイパス弁を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る空調用フィルタは、請求項1に係る発明において、前記濾材は襞状に折曲げ形成された襞折り部と、その一部に設けられた平坦部とにより構成され、バイパス弁は前記平坦部に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る空調用フィルタは、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記バイパス弁は複数箇所に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る空調用フィルタは、請求項1から請求項3のいずれか一項に係る発明において、前記バイパス弁は濾材自体により構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る空調用フィルタは、請求項4に係る発明において、前記バイパス弁は濾材に複数のミシン目孔が透設されて構成され、前記圧力差によりミシン目孔間の連結部が破断されて開口されるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項6に係る空調用フィルタは、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る発明において、前記バイパス弁は前記圧力差の増大により複数段階に開口するように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
本発明の空調用フィルタにおいては、濾材には、該濾材が目詰まりして生じた濾材の両面における圧力差に基づいて開口するバイパス弁が設けられている。このため、該バイパス弁を濾材の一部に設けておくことにより、濾材の目詰まりで生じた濾材両面の圧力差に基づいてバイパス弁を開口させ、通気を図ることができる。従って、枠体の有無に係わらずバイパス弁を設けることができると共に、濾過面積を十分に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の最良と思われる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、空調用フィルタを構成するフィルタ本体11は、対向する一対の枠体12間に襞状に折曲げ形成された襞折り部13を有する濾材14が挟持されて構成されている。前記枠体12は合成樹脂により板状に形成されている。濾材14はポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂製の不織布よりなる濾布で形成され、空気中のダストを濾過するようになっている。濾材14の襞配列方向の両端部には襞折りされていない平坦部15が設けられている。該平坦部15には、濾材14が目詰まりして生じた濾材14の両面における圧力差に基づいて開口するバイパス弁16が設けられている。
【0013】
図2(a)及び(b)に示すように、前記バイパス弁16は濾材14に平面円弧状及び平面直線状に透設された複数(本実施形態では4つ)のミシン目孔17と、それらミシン目孔17間の連結部18とで形成されている。斯るミシン目孔17と連結部18で囲まれた部分によりバイパス弁16は舌片状(U字状)に構成されている。前記連結部18はバイパス弁16の円弧の頂部に位置する第1連結部18aと両側部に位置する一対の第2連結部18bとにより構成され、2段階に開口するように構成されている。すなわち、図2(c)に示すように、濾材14の両面に圧力差が生じると、まず頂部の第1連結部18aが破断されてバイパス弁16が開口して第1開口部19aが形成されるようになっている。さらに、図2(d)に示すように、前記圧力差が増大すると両側部の第2連結部18bが破断されてバイパス弁16がさらに広い面積で開口して第2開口部19bが形成されるようになっている。
【0014】
さて、空調用フィルタが例えば車両のエアコンに取付けられた状態において、空調用フィルタの濾材14を所定の温度及び風量の空気が通過し、車室内の冷暖房が行われる。このとき、濾材14の襞折り部13、平坦部15及びバイパス弁16はいずれも不織布よりなる濾布で形成されているため、空気は常時通過することができる。ところが、空調用フィルタの濾材14をそのままの状態で長期間使用していると、濾材14はダストにより目詰まりを起こし、通気抵抗が高くなる。この場合、濾材14の両面における圧力差すなわち吸入側の圧力と吹き出し側の圧力との圧力差が次第に大きくなる。
【0015】
このとき、濾材14両端の平坦部15にはバイパス弁16が設けられていることから、前記圧力差が大きくなるに従ってまず図2(c)に示すようにバイパス弁16を形成する第1連結部18aが破断され、バイパス弁16が開口して第1開口部19aが形成される。従って、濾材14が目詰まりを起こして濾材14を通しての通気量が減少しても、その通気量の減少を補うように2つのバイパス弁16から必要な通気量が得られる。前記圧力差がさらに増大すると、図2(d)に示すように一対の第2連結部18bが破断し、バイパス弁16がさらに広い開口面積で開口して第2開口部19bが形成される。その結果、濾材14を通しての通気が遮断されても、両バイパス弁16から十分な風量を得ることができる。この場合、バイパス弁16の開口面積は狭いため、ダスト等はほとんど入ってこない。
【0016】
次に、上記第1実施形態により発揮される効果について、まとめて記載する。
・ 本実施形態の空調用フィルタにおいては、濾材14に、該濾材14が目詰まりして生じた濾材14両面における圧力差に基づいて開口する一対のバイパス弁16を設けた。このようにバイパス弁16を濾材14の平坦部15に設けておくことにより、濾材14の目詰まりで生じた濾材14両面の圧力差に基づいてバイパス弁16を開口させることができる。従って、枠体12の有無に係わらずバイパス弁16を設けることができると共に、濾過面積を十分に確保することができる。よって、エアコンの風量の低下、冷暖房効率の悪化及び窓ガラスの曇りなどを効果的に抑制することができる。
【0017】
・ 濾材14は襞状に折曲げ形成された襞折り部13と、その両端部に設けられた平坦部15とにより構成され、バイパス弁16は濾材14の平坦部15に設けられている。このため、バイパス弁16の機能を良好に発揮することができると共に、その作製を容易に行うことができる。
【0018】
・ バイパス弁16が濾材14の複数箇所に設けられていることにより、濾材14が目詰まりしたときに複数箇所のバイパス弁16が開口し、十分な風量が得られ、冷暖房効率の悪化や窓ガラスの曇りを抑制することができる。
【0019】
・ バイパス弁16は濾材14自体により構成されていることにより、濾材14の目詰まりが生じていない場合にバイパス弁16は濾材14としての機能を果たすことができると共に、バイパス弁16が濾材14と別部材ではないためリサイクルを容易に行うことができる。
【0020】
・ バイパス弁16は濾材14に複数のミシン目孔17が透設されて構成され、前記圧力差によりミシン目孔17間の第1連結部18a又は第2連結部18bが破断されて開口されるように構成されている。このため、バイパス弁16の構成を簡単にすることができ、その作製を容易に行うことができる。
【0021】
・ バイパス弁16は前記圧力差の増大により2段階に開口するように構成されていることから、濾材14の目詰まりによる前記圧力差の増大に対応してバイパス弁16の開口面積を拡大することができる。言い換えれば、必要な大きさの開口を形成することができて、常に高い能力の濾過機能及び送風機能を維持することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明を具体化した第2実施形態について説明するが、本第2実施形態では主に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0022】
図3(c)に示すように、濾材14の両端に位置する平坦部15には図3(a)に示す通気孔20が透設されると共に、図3(b)に示すバイパス弁16として濾材14と同材質の濾布が通気孔20を塞ぐように、濾材14の裏面側(上流側)に熱融着されている。このバイパス弁16としての濾布は、通気孔20よりも若干大きく形成され、常には通気孔20から空気が漏れないようになっている。バイパス弁16としての濾布の底部は通気孔20よりも長く形成された重合部21になると共に、頂部には第1突片22が突設され、両側部には一対の第2突片23が突設され、これら重合部21、第1突片22及び第2突片23が濾材14に熱融着されている。
【0023】
そして、バイパス弁16は図4(a)に示す状態から、濾材14の両面における圧力差が大きくなるとまず図4(b)に示すように第1突片22が撓んで通気孔20から平坦部15の下流側へ外れ、第1開口部24aが形成されるように構成されている。次に、濾材14の両面における圧力差がさらに大きくなると、図4(c)に示すように一対の第2突片23が撓んで通気孔20から平坦部15の下流側へ外れ、開口面積が広げられるように開口して第2開口部24bが形成されるようになっている。
【0024】
従って、前記第1実施形態と同様な作用、効果を得ることができる。加えて、バイパス弁16は平坦部15の上流側の面に設けられていることから、離脱を防止することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態について説明するが、本第3実施形態では主に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0025】
図5(a)及び(b)に示すように、濾材14の両端に位置する平坦部15には円孔状の取付孔25が透設され、該取付孔25には取付孔25より細いバイパス弁16の軸部26が挿通され、取付孔25とバイパス弁16の軸部26との間の空隙部が通気孔20となっている。バイパス弁16は弾力性を有するゴムにより形成されている。バイパス弁16の基端側の支持部27は平面十字状に形成されて濾材14の裏面に密接され、先端側のリップ部28は円形笠状に形成されてその周縁部が濾材14の表面に密接されている。
【0026】
そして、バイパス弁16は図5(a)に示す状態から、濾材14の両面における圧力差が大きくなると図5(c)に示すようにリップ部28の外周部が風圧によって通気通路29を形成するように変形し、空気が通気孔20及び通気通路29を介して流通するようになっている。そして、濾材14の両面における圧力差がさらに大きくなるにつれて、バイパス弁16のリップ部28の外周部が大きく開口して通気通路29が拡大されるようになっている。なお、本実施形態のバイパス弁16はゴムの弾性力を利用しているため、濾材14の両面における圧力差が小さくなった場合にはそのリップ部28の周縁部が濾材14表面に接触するように復元し、バイパス弁16が遮断される。
【0027】
さて、濾材14の目詰まりで濾材14両面に圧力差が生じたときには、濾材14両端の平坦部15に設けられたバイパス弁16が作動する。すなわち、図5(c)に示すように、前記圧力差が大きくなるに従って風圧によりバイパス弁16を形成するリップ部28の外周が弾性変形し、リップ部28の周縁部と濾材14の表面とが離間して通気通路29が形成され、バイパス弁16が開口する。このため、図5(c)の矢印で示すように空気が通気孔20及び通気通路29を介して流通する。従って、濾材14の目詰まりにより濾材14からの通気量が減少しても、その通気量の減少を補うように2つのバイパス弁16の通気通路29から所要の通気量が得られる。前記圧力差がさらに増大すると、風圧によりバイパス弁16のリップ部28の外周部がさらに弾性変形して通気通路29が一層拡げられる。その結果、濾材14を通しての通気が遮断されても、両バイパス弁16の通気通路29から十分な風量を得ることができる。
(変更例)
なお、前記各実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
【0028】
・ 図6に示すように、前記第1実施形態の濾材14の両端に設けた平坦部15を省略し、濾材14の襞折り部13の中央に平坦部15を設け、該平坦部15に第1実施形態のバイパス弁16を設けることもできる。或いは、この平坦部15に第2実施形態のバイパス弁16を設けることもできる。
【0029】
・ 前記バイパス弁16を濾材14の襞折り部13の斜面に設けることも可能である。
・ バイパス弁16を、濾材14の両端部に位置する各平坦部15にそれぞれ2箇所以上設けることができる。
【0030】
・ 第1〜第3実施形態において、濾材14の平坦部15を濾材14の一端部のみに設け、その平坦部15に1つのバイパス弁16を設けることもできる。この場合、バイパス弁16を各実施形態のバイパス弁16より大きく形成することが望ましい。
【0031】
・ 第1実施形態及び第2実施形態ではバイパス弁16を2段階に開口するように構成したが、3段階以上に開口するように構成することも可能である。
・ 第1実施形態において、第1連結部18aの幅を、第2連結部18bの幅よりも幅狭に形成し、最初に第1連結部18aを確実に破断させるように構成することができる。
【0032】
・ 空調用フィルタとして、空気清浄機用の空調用フィルタ、換気扇用の空調用フィルタ等として利用することもできる。
・ 第2実施形態において、第1突片22や第2突片23の平坦部15に対する熱融着を省略することができる。
(他の技術的思想)
次に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0033】
・ 前記連結部の数又は幅を変更することによりバイパス弁を複数段階に開口するように構成したことを特徴とする請求項6に記載の空調用フィルタ。このように構成した場合、簡単な構成で請求項6に係る発明の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1実施形態における空調用フィルタを構成するフィルタ本体を示す斜視図。
【図2】(a)は濾材の平坦部に設けられたバイパス弁を示す部分斜視図、(b)は(a)の2b−2b線における断面図、(c)は第1連結部が破断されてバイパス弁が開口した状態を示す断面図及び(d)はバイパス弁が(c)の状態からさらに開口した状態を示す断面図。
【図3】(a)は第2実施形態における濾材の平坦部に通気孔を透設した状態を示す部分斜視図、(b)はバイパス弁を示す斜視図及び(c)はバイパス弁を濾材の平坦部に熱融着した状態を示す斜視図。
【図4】(a)は濾材の平坦部にバイパス弁を熱融着した状態を示す断面図、(b)はバイパス弁を構成する第1突片が撓んで通気孔から平坦部の下流側へ外れた状態を示す断面図及び(c)はさらに第2突片が撓んで通気孔から平坦部の下流側へ外れた状態を示す断面図。
【図5】(a)は第3実施形態における濾材の平坦部にバイパス弁を設けた状態を示す断面図、(b)は(a)の平面図及び(c)はバイパス弁が作動して開口した状態を示す断面図。
【図6】本発明の変形例を示し、濾材の襞折り部の中央に平坦部を設け、該平坦部にバイパス弁を設けたフィルタ本体を示す斜視図。
【符号の説明】
【0035】
11…フィルタ本体、13…襞折り部、14…濾材、15…平坦部、16…バイパス弁、17…ミシン目孔、18…連結部、18a…第1連結部、18b…第2連結部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
濾材よりなるフィルタ本体を備えた空調用フィルタであって、
前記濾材には、該濾材が目詰まりして生じた濾材の両面における圧力差に基づいて開口するバイパス弁を設けたことを特徴とする空調用フィルタ。
【請求項2】
前記濾材は襞状に折曲げ形成された襞折り部と、その一部に設けられた平坦部とにより構成され、バイパス弁は前記平坦部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調用フィルタ。
【請求項3】
前記バイパス弁は複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空調用フィルタ。
【請求項4】
前記バイパス弁は濾材自体により構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空調用フィルタ。
【請求項5】
前記バイパス弁は濾材に複数のミシン目孔が透設されて構成され、前記圧力差によりミシン目孔間の連結部が破断されて開口されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の空調用フィルタ。
【請求項6】
前記バイパス弁は前記圧力差の増大により複数段階に開口するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空調用フィルタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−131568(P2010−131568A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−312398(P2008−312398)
【出願日】平成20年12月8日(2008.12.8)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】