説明

立体就寝フェイスマスク

【課題】基礎化粧料の有効成分を、皮膚に充分に浸透させることができ、その有効成分によって、優れた美容効果を得ることのできる美容施術方法を提供する。
【解決手段】顔肌に塗布した基礎化粧料が就寝中に蒸発乾燥、あるいは寝具への付着など、これらを防ぐためにも、立体就寝フェイスマスクの使用は、有効と考える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、就寝中の顔面の乾燥を防ぎ、顔肌の潤いを保持するために装着する、立体就寝フェイスマスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、市販の美容フェイスマスクは、使い捨てのものが主であった。そこで、繰り返し洗浄でき、使用できる布製に着目し、発明に至ったものが、立体就寝フェイスマスクである。
【0003】
上述の立体就寝フェイスマスクは、図1及び図3に記載の通り、顔面全体を被う形状になっている。
【0004】
上述の通り、顔面全体を被う構造になっているので、従来のアイマスクとしての機能も得られる。
【0005】
この、立体就寝フェイスマスクは、図3に記載の通り、顔面との間に空間ができる形状になっている。
【0006】
上述の形状により、立体就寝フェイスマスク装着時の、外気による乾燥防止は固より、使用者の呼気の湿気により、更に顔面の潤いを保持できることを特徴としている。
【0007】
図1の1,2,3と、図2の8,9には、通気性の良い綿布を使用する。
【0008】
図1の4及び図2の5には、呼吸の安定確保を考え、ガーゼを使用する。
【0009】
図2の6,7には、布が顔肌に触れることを考慮し、肌触りの良い綿スムースを使用する。
【0010】
図1及び図2の10,11には、脱着がしやすいよう、マジックテープを使用する。
【0011】
図1の12及び図1、図2の15は、ミシンによるステッチが施されている。
【0012】
図1の13には、立体性を保たせるため、柔軟性があるナイロン製の芯を使用する。
【0013】
図2の14には、立体性を保たせるため、柔軟性があるナイロン製の芯を使用する。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従来、フェイスマスクとは、就寝時以外の時間に、顔肌への美容効果の手段として用いられることが主であった。
【0015】
しかし、その手段を毎日継続するには、使用に要する時間及びコストがかかる。
【課題を解決するための手段】
【0016】
そこで、就寝中の顔肌の乾燥防止、潤い保持、更には従来のフェイスマスク使用時にかかる時間及び、フェイスマスク購入にかかるコストの削減を兼ね備えたのが、この立体就寝フェイスマスクである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の立体就寝フェイスマスクは、就寝前に、手持ちの化粧水、乳液等で顔面の手入れをした後、就寝時に装着する。
【0018】
この、立体就寝フェイスマスクは、顔面全体を被う構造になっているので、顔肌の乾燥防止、保湿は固より、従来の、アイマスクの機能も兼ね備えているとも言える。
【0019】
この、立体就寝フェイスマスクは、就寝時の外気による乾燥を防ぎ、就寝前に使用した基礎化粧品にも有効な効果をもたらせ、潤いを保持するものである。
【0020】
さらに、この立体の形状により、使用者本人の呼気の湿気によって、一段と顔肌の潤いを保持することができる。
【0021】
この、立体就寝フェイスマスクを使用することにより、顔肌に十分な保湿ができるため、乾燥による肌荒れ、皺防止になる。
【0022】
そして、この立体就寝フェイスマスクの使用で、顔面が潤うため、顔肌の肌理が整い、くすみも軽減する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明に係わる立体就寝フェイスマスクについて、図1及び図2を用いて説明する。
【0024】
本実施形態における立体就寝フェイスマスクは、顔面中央部用表布図1の3と、ガーゼ4、さらに、右顔面用表布1と左顔面用布2によって構成されている。これらを、ミシンで縫合する。
【0025】
上記の縫合の後、ミシンによるステッチ図1の12を施し、そのステッチの間にナイロン製の形状補強芯13を入れる。
【0026】
図2のガーゼ5と、右顔面用裏布6、左顔面用裏布7をミシンにて縫合する。
【0027】
上記の縫合後の裏布に、ナイロン製の形状補強芯図2の14を裏面に縫合する。
【0028】
上記の縫合後、右顔面用裏布図2の6と右側ベルト用布8、左顔面用裏布7と左側ベルト用布9をそれぞれ縫合する。
【0029】
上記、[0025]と[0028]を中表にして合わせ、その全体の周囲を返し口15センチメートルほどを除いて縫合する。
【0030】
上記[0029]で縫い残した返し口から中表の部分を引き抜き返し、表側にして、ミシンによるステッチ図2の15を施す。
【0031】
右側ベルト、左側ベルトのそれぞれに、マジックテープ図2の10,11をミシンで縫いつける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体就寝フェイスマスクを示す正面斜視図である。
【図2】図1の裏面正面図である。
【図3】立体就寝フェイスマスク装着時の側面図である。
【符号の説明】
1・・・右顔面用表布
2・・・左顔面用表布
3・・・顔面中央部用表布
4・・・表用ガーゼ
5・・・裏用ガーゼ
6・・・右顔面用裏布
7・・・左顔面用裏布
8・・・右側ベルト用布
9・・・左側ベルト用布
10・・・マジックテープ
11・・・マジックテープ
12・・・ミシンによるステッチ
13・・・ナイロン製の補強芯
14・・・ナイロン製の補強芯
15・・・ミシンによるステッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主に、綿素材を用い、人の顔面部分の正面視において、額から顎先に至る形状、更に、フェイスラインまで被うように形成したことを特徴とする立体就寝フェイスマスク。
【請求項2】
請求項1に記載した、立体就寝フェイスマスクに用いる綿素材は、表布と裏布の二重構造とする。
【請求項3】
請求項2に記載した、立体就寝フェイスマスクに用いる綿素材の、表布と裏布の間に、縦横に補強のための芯を入れ、安定した形状を保つことを、特徴とする。
【請求項4】
人の、顔面部分の正面視において、立体就寝フェイスマスク中央部の、鼻先から顎先にかけての部分に使用する綿素材として、安定した呼吸を確保するために、通気性の良いガーゼを用いることとする。
【請求項5】
請求項1ないし4に記載の、立体就寝フェイスマスクは、顔面装着部分から延長した、装着ベルトを設けることを特徴とする、立体就寝フェイスマスクである。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2010−137036(P2010−137036A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−336247(P2008−336247)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(509030847)
【Fターム(参考)】